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  • 日本の石仏178(2022-12)

    ■発行・日本石仏協会〒254-0031神奈川県平塚市天沼7-59-305(中森)TEL0463-24‐0203■発売・青娥書房〒101‐0051東京都千代田区神田神保町2-10-27TEL03‐3264‐2023■2200円【表紙】六地蔵石塔/川崎市麻生区片平の修廣寺(高橋俊昭)【写真】▼子を抱く観音/栃木県足利市猿田町(𠮷田信吉)▼カイコの女神たち/群馬県下仁田町、山梨県北杜市(下平武)▼佉羅陀山地蔵大菩薩/山梨県北杜市須玉町の海岸寺、素朴な二尊仏/山梨県須玉町の海岸寺(中野高通)▼石碑に刻された仏像・准胝観音菩薩坐像(窪世祥彫刻)/東京都杉並区の大円寺(嘉津山清)【特集】地蔵アラカルト▼お地蔵さん(中野高通)▼宮城・仰返り地蔵▼宮城・虫喰地蔵菩薩▼秋田・ケダニ地蔵▼群馬・水子地蔵▼群馬・水子地蔵▼群馬...日本の石仏178(2022-12)

  • 石仏覆屋 千葉県富津市白狐川流域

    里山の石神端書149富津市竹岡・上白狐の石仏覆屋建物を保存するために覆う屋根を覆屋(おおいや)、覆堂、鞘堂などとも書きます。路傍の石仏を集めて簡単な屋根をかけてあげるのも覆屋です。石仏は集落の外れなどの祀り場に立てられてきました。路傍に立つ単体の石仏も、道路整備などで一か所に集められることが多くなりました。上白狐の覆堂はブロックを積んで屋根を乗せた簡単な造り。内部には庚申と馬頭と9体の地蔵が集められていました。庚申塔は青面金剛を本尊とした六臂で、合掌するショケラをぶら下げています。「寛延二年(1749)」銘。地蔵は六地蔵と単体像が3体。馬頭は三面六臂の丸彫り坐像。中央で馬口印、法輪、数珠などを持っています。地蔵は六地蔵と3体の地蔵。六地蔵はお寺の参道に並ぶことが多く、路傍には珍しい。白狐川流域には各集落に...石仏覆屋千葉県富津市白狐川流域

  • 狐 千葉県富津市竹岡白狐川流域

    里山の石神端書148富津市竹岡・稲荷神社の狐道路脇の急な石段を登ると稲荷神社で、鳥居と狛犬代わりの狐が出迎えてくれます。狐がくわえているのは玉と巻物。玉は願いを叶えてくれる如意宝珠、巻物は荼吉尼天の経典などと説もありますが、よくわかりません。稲荷の狐がくわえるものに稲や鈎もあります。くわえている物の変化は、稲荷信仰が食物の神としてのミケツ儀礼から始まって仏教と習合、後に商売の神として町内や屋敷に祀られるようになって、願いが多様化した結果のようです。境内に立つ石燈籠の台座にも狐が彫られていました。こちらは自由に飛び跳ねる狐で、何をくわえているかはわかりません。社殿内にも狐が一対、こちらを向いて座っていました。両方とも何もくわえていません。稲荷神社の狐には、何もくわえていない狐と、稲・宝珠・経典・鈎をくわえる...狐千葉県富津市竹岡白狐川流域

  • 昭和の石仏写真館(114)大田区の寺社①

    密厳寺(東京都大田区大森)密厳寺地蔵菩薩地蔵案内庚申塔庚申塔案内昭和の石仏写真館(114)大田区の寺社①

  • 屋上菜園2022-12闘病日記7

    いつも手入れしている野菜や花や植木は育てている人に似てくるのでしょうか、食道がんが見つかって治療に入るにしたがって、野菜たちが枯れたり弱ったりしてきました。木や花に聞いてみたら、単に手入れがおろそかになったのが原因、と言っていました。*抗がん剤治療にはいろいろな副作用が伴うようです。特に吐気に悩まされた話は良く聞きます。しかし私は剤治療の後4・5日胃がもたれる程度ですんでいます。吐き気に対する薬はだいぶ進化しているようです。ただ抗がん剤は血液とともの体中めぐるわけですから、あちらことちらから異常が出るわけで、特に食べ物の入口と出口や弱っている場所に異変が出るようで、私は手先のしびれ、鼻血、口内のただれ、歯茎の痛み、硬い便に苦しんでいます。血圧も上がってきました。しゃっくりも出ました。それに頭がボーッとしま...屋上菜園2022-12闘病日記7

  • 遍照金剛 千葉県富津市白狐川流域

    里山の石神端書147富津市竹岡・観音堂の遍照金剛集落奥の山際に観音堂が建っています。お堂が山際にある光景はこの国の原風景です。遍照金剛は空海の灌頂名。空海が唐に渡って真言僧・恵果から受けた結縁灌頂、目隠しをして曼荼羅の上に花を投げ、落ちた場所の仏と縁を結ぶこの儀礼で、空海の花は胎蔵・金剛両曼荼羅とも大日如来の上に落ちました。これにより恵果は空海に遍照金剛(へんじょうこんごう)の灌頂号を授けました。遍照金剛は大日如来であり、空海をさす号にもなりました。観音堂の空海には「南無遍照金剛」銘。空海にすがります、の意味です。空海が座る椅子の下に水瓶と靴があります。空海の絵図には必ずこの二つが描かれています。特に水瓶は灌頂に使う閼伽という水が入っているもので、空海にとっては象徴的なものなのでしょう。江戸時代の『仏像図...遍照金剛千葉県富津市白狐川流域

  • 岩屋 千葉県富津市白狐川流域

    里山の石神端書146富津市竹岡・金山の大日寺の岩屋房総の山は砂岩や泥岩でできていますから穴が掘りやすく、岩屋に納められた石仏をよく見かけます。岩屋というと鎌倉時代に鎌倉で墓所とした〝やぐら〟を思い出しますが、この形式は房総の安房地方にも伝わり多く残っています。金山の大日寺の岩屋を案内します。岩屋は寺に入口に地蔵が祀られたものが一つ。さらに寺の右裏手の岩崖に深い窟が二つ。一つには合掌する馬頭観音で、頭に小さな馬頭がついています。一つには宝珠と錫杖を持つ地蔵菩薩で、錫杖が見事です。他に浅い窟に地蔵菩薩と六地蔵。いずれも顔の風化が進んでいるのは窟が浅いためでしょうか。そしてこの並びには廻国供養塔や庚申塔も立っていました。それから大日堂の境内には塚があります。塚上の石造物は二基。一つは頭に金剛界大日の種字ブァンと...岩屋千葉県富津市白狐川流域

  • 昭和の石仏写真館(113)調布Ⅶ深大寺

    伊藤介二・昭和の石仏写真館(113)調布Ⅶ深大寺深大寺(東京都調布市)山門本堂不動滝地蔵菩薩昭和の石仏写真館(113)調布Ⅶ深大寺

  • ショケラ 千葉県富津市白狐川流域

    里山の石神端書145富津市竹岡・仲村のお堂の庚申塔墓地には、墓地だけ、墓地とお堂、墓地とお堂と庫裏の三つパターンがあります。白狐川流域には墓地とお堂という所がいくつかありました。仲村の墓地もその一つで、山際の高台に立派な御堂が建っていました。境内で見つけたのはショケラを持つ青面金剛の庚申塔。雑な造りのうえ風化も進んではっきりしない青面金剛ですが、左手にぶら下げているのがショケラです。ショケラの名称については縣敏夫氏の『図説庚申塔』(注)によく纏められていますので、抜粋します。ショケラという言葉は庚申信仰者の一部の地方で使われていて、江戸時代には「しょうけら、しや虫、しゃきら」などの呼びかたもあった。これを庚申研究書に初めて記されたのが、庚申信仰研究に第一人者窪徳忠が昭和31年に出した『庚申信仰』で、これが...ショケラ千葉県富津市白狐川流域

  • 里山の石仏端書 千葉県いすみ市須賀谷

    いすみ市須賀谷・妙昌寺の鬼子母神いすみ市須賀谷・能満寺の一石六地蔵いすみ市須賀谷・実相寺の僧・義海墓石いすみ市須賀谷・松尾神社の大日如来里山の石仏端書千葉県いすみ市須賀谷

  • 大日如来 千葉県いすみ市須賀谷

    里山の石神端書144いすみ市須賀谷・松尾神社の大日如来石仏が無いといわれた上総七里法華、日蓮宗の寺院には庶民信仰の石造物は少ない傾向があります。七里法華は上総土気城主酒井定隆(1435~1522)の領地すべてが日蓮宗ですから、地域全体をみても庚申塔などの石造物は少なく、寺の入口に髭題目の題目塔があるぐらいです。七里法華に隣接する須賀谷の松尾神社を訪ねました。山門に入ると二童子・二鶏・三猿の「安永五年(17769)銘の庚申塔。少し登って山包講の「浅間神社」、そして出羽三山関係の石造物があります。その一つは智拳印を結んだ金剛界大日如来。これこそ出羽三山奥の院の湯殿山本地仏です。その後ろには、上部に金剛界大日の種字アーンクと「湯殿山」を中心に月山/湯殿山銘の「明治四未年」の出羽三山供養塔。奥の方には「月山大神」...大日如来千葉県いすみ市須賀谷

  • 昭和の石仏写真館(112)調布Ⅵ深大寺不動堂

    伊藤介二・昭和の石仏写真館(112)調布Ⅵ深大寺不動堂深大寺不動堂(東京都調布市)不動堂不動明王不動明王矜羯童子制吒迦童子昭和の石仏写真館(112)調布Ⅵ深大寺不動堂

  • 僧・義海 千葉県いすみ市須賀谷

    里山の石神端書143いすみ市須賀谷・実相寺の僧・義海墓石石仏が無いといわれた上総七里法華、七里法華の七里は距離ではなく、戦国期の上総土気城主酒井定隆(1435~1522)の庇護のもと勢力を広げた日蓮宗一色の地域です。酒井氏の日蓮宗帰依は、定隆が江戸湾を船で移動中日泰上人(1432~1506)に出会い、その法力に感服して、将来城主になったときには領内を日蓮宗に改宗させると約束したことに始まります。七里法華に隣接する須賀谷の天台宗実相寺を訪ねました。「出羽大神/月山大神/湯殿大神」銘の明治三十三年造立石塔が立つ小高神社。境内の石造物は狛犬と石燈籠。神社の右奥が実相寺です。本堂左手の土手にあるのが直径70センチの円形墓石。80センチの台座に乗った墓石には頭に大日如来種字アーンク。続いて「至誠院賢者義海墓」銘があ...僧・義海千葉県いすみ市須賀谷

  • 一石六地蔵 千葉県いすみ市須賀谷

    里山の石神端書142いすみ市須賀谷・能満寺の一石六地蔵石仏が無いといわれた上総七里法華、上総土気城主酒井定隆(1435~1522)の領地の寺院すべてが日蓮宗の法華七里ですが、中世には天台宗が多かった土地です。その七里法華に隣接する須賀谷に天台宗の能満寺があります。寺の入口に建つ細長いお堂をのぞくと観音や地蔵の石仏が並んでいました。その中の一つが一石六地蔵。上下に三尊ずつ並ぶ地蔵は風化して持物がわかるのは数珠・錫杖・幢幡だけ。側面に「安永五丙申(1776)/願主善心」「施主女中六人」銘。地域の六人の女性が能満寺の善心和尚の指導で建てた六地蔵なのでしょう。お堂内には「正徳二(1712)銘がある聖観音菩薩と地蔵菩薩2基も立っていました。能満寺の山門には単体の船形光背の六地蔵が半ば埋もれていました。(地図は国土地...一石六地蔵千葉県いすみ市須賀谷

  • 伊藤介二・昭和の石仏写真館(111)調布Ⅴ諏訪神社

    諏訪神社(東京都調布市)庚申塔社殿寛文6年(1666)延宝4年(1676)元禄8年(1695)享保10年(1725)伊藤介二・昭和の石仏写真館(111)調布Ⅴ諏訪神社

  • 屋上菜園2022-12闘病日記6

    11月中旬、歯抜け状態の玉ネギをまとめたので、空いたプランターにキヌサヤの種を蒔きました。来年の春には実ってくれるはずですが、プランター5つはちょっと多すぎかな。*ただいま食道がんステージ4の抗がん剤治療中。抗がん剤治療は何種類もの薬を、胸に埋め込んだポートから点滴で入れますから時間がかかります。担当医は患者の症状とこれまでの治療データから、患者に効果的な薬を組み合わせます。どんな薬を点滴したかは、「診療明細書」が出ますのでそれで確認できます。11月末の点滴では生理食塩液・生食・デキサート注射液など10種類でした。それぞれの薬の効能はネットで調べることができ、このなかには副作用を抑える薬も入っています。この組み合わせが上手く作用すればガンの増殖を抑え、副作用も抑えることができます。したがって、抗がん剤治療...屋上菜園2022-12闘病日記6

  • 鬼子母神 千葉県いすみ市須賀谷

    里山の石神端書141いすみ市須賀谷・妙昌寺の鬼子母神石仏が無いといわれた上総七里法華、日蓮が誕生した千葉県は日蓮宗の寺院が多いところ。中世から日蓮宗の布教による寺院があり、なかでも東上総は戦国初期の上総土気城主酒井定隆(1435~1522)の庇護もあって、この領地のほとんどが日蓮宗でその範囲を七里法華と呼んでいます。七里法華に隣接する須賀谷の日蓮宗寺院を訪ねました。人家の少ない上須賀谷の谷奥に日蓮宗の妙昌寺と本乗寺が100メートルも離れないで建っています。どちらも入口に「南無妙法蓮華経」に髭題目の題目塔が立っています。初めに妙昌寺を訪ねますと、参道をはじめ境内にも石造物はなく、あっても新しい石燈籠ぐらいです。寺の裏側もあり僧侶の墓石も質素です。そんななかで見つけたのが「鬼子母神」銘の石塔。側面に「昭和七年...鬼子母神千葉県いすみ市須賀谷

  • 里山の石神端書・栃木県那須塩原市板室、百村

    里山の石神端書134那須塩原市板室・大日堂の白湯山供養塔里山の石神端書135那須塩原市板室・羽黒神社近くの不動明王里山の石神端書136那須塩原市油井・農業生活センターの薬師堂里山の石神端書137那須塩原市百村・山神宮の日記念仏塔里山の石神端書138那須塩原市百村・光徳寺の石橋供養塔里山の石神端書139那須塩原市百村・愛宕神社の馬頭観音群里山の石神端書140那須塩原市百村・穴沢子安地蔵堂の性神里山の石神端書・栃木県那須塩原市板室、百村

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