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  • 賽の河原

    40年前に買った本に「死後の世界観光案内」という本が出てきたので、ちょっと遊んでみました。これはこの世のことならず死出の山路裾野なる賽の河原のものがたり聞くにつれても哀れなり二つや三つや六つ七つ十のならぬ幼児(おさなご)が賽の河原に集まりて苦しみうくるぞ悲しけれ娑婆とちがいて幼児が雨露しのぐ住家(すみか)さえなければ涙の絶え間なし西に向いて父こいし東を見ては母こいしこいしこいしと泣く声はこの世の声とはことかわり恋しさ骨身を透(す)かすなりここにあつまる幼児は小石小石を持ち運びこれにて廻向(えこう)の塔を積む手足石にて擦れただれ指より出づる死の滴身体(からだ)を朱(あけ)に染めなして一重積んでは幼児(おさな)が紅葉のような手を合わせ父上菩提と伏し拝む二重積んでは手を合し母上菩提(ぼだい)廻向(えこう)する三...賽の河原

  • 肝心かなめのテキストを忘れた。

    「今日は何をやるんだっけ」「鞍馬天狗」持ってきたと思っていた鞍馬天狗。どこを探してもありません。さあ、大変。会場に保管してある謡曲の本。この日に限ってありません。さあ、どうしよう。しょうがない。黙って聞いていようか。前の日、この日のために予習をしていた。どうやら、カバンに入れ忘れたようだ。長いこと謡をやっているがこんな事初めて。幸い先生が鞍馬天狗の予備を持っていたようで、借りることができた。合唱しているとき時々行間違いすることがある。すると途端にどこを謡っているのか分からなくなる。さあ大変どうしよう。耳が悪いので発音がよく分からず迷子になると今謡っている所を見つけるのが大変。おかしなもので、慌てていることもあるが、まだ謡っていない先へ先へと探してしまう。見つかるはずがない、まだ謡っていないのだから、でも慌...肝心かなめのテキストを忘れた。

  • ぽち

    孫が使っていたクレヨンがあったのでもったいないからそれでお習字をやってみようと思います。明治生まれの日本語と言う本から拾いました。ぽち明治34年に出版された『教科書適用幼年唱歌』初編下巻に掲載されてる「はなさかぢぢ」の一部です。歳のせいか、脳梗塞なのか中々真っ直ぐに書けないので罫線を引くが、その罫線もどうしても平行に見えません。ちゃんと定規をつかっているのですが・・・クレヨンも先を尖らせて使わないので、紙に落としてもどの部分が紙に当たっているのか分からないので、なかなか思うようには書けません。こんな話も載っていた。中むかしの事なるにあるいなかに正じきぢぢばばとけんどんぢぢばばとすみけり正じきばば川へせんたくに出けるが折ふし川上よりちんころ一疋ながれくる正じきばばふびんにおもひかのちんころをひろいつれかえり...ぽち

  • 謡曲 鞍馬天狗

    京の五条の橋の上で戦った牛若丸と弁慶とはどうやら童話の世界で真実ではないらしい。鞍馬天狗は3年ほど前に取り上げましたが、今、謡曲教室で習っているのでもう一度書いてみたい。源氏の御曹司が鞍馬山に預けられているのでいずれ平家討伐に動くだろうとよんだ大天狗たちが鞍馬山に集まって牛若を出しにして修業を重ねていた。牛若が平家打倒に立ち上がると牛若(義経)を統領にしてひと暴れしてやろうと企んでいます。どうやら弁慶の輩の話ではなさそうです。彼らは戦(いくさ)がしたくてうずうずしています。牛若はこれらの大天狗たちに乗せられて、大きくなったら坊主にならずに蔵馬寺を出奔しました。鞍馬山で修業してめっぽう強くなって源平合戦では大活躍しました。けれど、戦には強いけど政治向きのことは一切分からず。頼朝の命を待たずに勝手に戦って平家...謡曲鞍馬天狗

  • 集中豪雨

    謡曲教室が終わって施設の玄関に出たら、ものすごい豪雨だった。いつもは水が流れていない用水が荒れている。グレーチングの隙間から水が溢れている。家に帰ったらどこに雨が降ったかといった顔をしている。ほんの数㌔離れているだけなのに片方は大雨、もう一方はカラカラ。これは昨日の話。今日は病院へ行く日。医師の話が聞き取りにくいので補聴器を持って行った。看護士さんが「〇〇番の方」と呼んでも誰も出てこない。そこで「失礼ですが、お名前で呼ばせてもらいます。〇〇さん」と読んだらすぐ出てきた。どうやら自分の番号が分からないらしい。看護士と患者の会話が内容が聞き取れた。今日はどうやら耳が良くなったらしい。午後から施設で教養教室があった。補聴器を忘れていったのに話の内容がききとれた。今日も大雨の予報だった。家内がうるさいので傘を持っ...集中豪雨

  • おさらい会 「八島」

    昨日の謡曲教室はおさらい会でした。私は「八島」のツレをやることになりました。謡本に記されているとおり私は一番右側の椅子に座りました。私は右の耳が聞こえないので出演者が左にいると助かります。ツレとはシテ(漁師)の従者でシテと同吟で声を合わせて謡うところが多いのです。八島では6ヶ所もありました。シテの謡に合わせて謡う、結構大変です。でもそのシテが隣にいて声も大きかったので助かりました。いつもより大きな声を出して歌えました。謡は声が小さいと謡にならないのです。やっと謡曲らしい声が出ました。旅の僧が八島の浦にやってきました。あたりが暗くなってきたので近くの民家で一夜の宿を頼みました。が、その宿とは青空天上で草の寝床。とんでもない宿です。能ではそんな場面が多い。まともな家には泊めさせてくれません。夜になると決まって...おさらい会「八島」

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