戦後80年沖縄全戦没者追悼式沖縄の祈り「平和の礎(いしじ)」1945年、昭和20年6月23日。太平洋戦争の終結を目前にしたこの日、本土上陸地上決戦を目指す米軍がその足掛かりとするために、45万人ともいえる大量の米軍が沖縄に上陸。未曽有の殺戮頂上作戦によって信じられない数の沖縄住民そして日本兵の死傷者を記録した。誰かひとり有能な指導者が現れて、敵国と我が国の兵力・国力の歴然たる大差を説き、もう少し早く降伏に導く勇気があったら、ここまでの沖縄の悲惨さと、その後のヒロシマ、ナガサキの悲劇は避けられたのでないか。と、「たら、れば」を今さらながら思わされる。そんな戦後80年の追悼式ではある。悲惨な戦争には勝者など決してあり得ない。あるのは、戦争当事者同士が互いに敗者の辛酸をなめることである。高度な技術開発によって、...「戦後80年」