アメリカ合衆国では:定年制はない:アメリカの文化というか習慣では「何人と雖も年齢、性別、国籍で差別されてはならない」のである。従って、企業社会においても「定年制」など無い。各自が引退したいときに「リタイア」すれば良いのである。但し、会社にはpension即ち年金制度があるので、長く在職した方が良いのだが、所属する部門の上司が長が逗留を認めてくれるかどうかは、また別の問題である。今までに経験したところでは、我が国には「アメリカの会社には定年制がないこと」は余り知られていなかったと思う。我が社の本社機構では「年齢と勤務年数の合計が85に達すると、年金の満額が貰える」という制度があった。だが、我が国とは趣を異にする中途入社または採用の社員が多いので、85に到達するのは容易ではなかった。因みに、東京はこの制度の適...6月30日その2続・22年間の経験から語る「アメリカの会社」という異文化