僕「科学というのは、再現性が必要なんだよ」妻「……」僕「iPS細胞にしてもSTAP細胞にしても、別の研究者に同じことができないと成り立たない」妻「……」僕「STAP細胞があるかないかを問われた時点でもう事実は明白だ」妻「……」僕「100回やって100回成功しないと科学では認められないんだよ」妻「……」僕「そういう意味では、科学は世界を牛耳っているように思えるけど、案外、とても小さな領域でしかないんだよね」妻「それ、全裸で言っても説得力ないんじゃない?」靴下はいつもズボンの中にあるnosumooです、こんばんは。いやね、なぜ僕が全裸であったかというのは、別にそうした性癖があるというわけではない。この会話がお風呂場でなされていたという至極単純な背景があるのだ。もちろん、妻はというと、我が子をごしごしと洗っており、僕...第596話君が泡になるその前に【人魚姫】番外編
私たち人間は集団で生活する生き物である。それは、個の能力がそれ以前の生命に比べて極端に低いこと、あるいは、言語を持つことによって他者とのコミュニケーションをとらざるを得ない進化を遂げたこと、まあ、どちらせよ、僕らはひとりでは生きてはいけぬのだ。しかし、最近の僕らときたら、どうやらひとりで生きていけるという勝手な誤解を持っているようだ。「自立」という言葉がひとり歩きした結果なのか、情報社会が到来し、何でも手軽に行えるようになったのからか、思い違いもここまで来ると失笑すらどこかへ飛んでいく。いや、恐らくは、情報通信技術が発達し過ぎたせいで、他人とのコミュニケーションが極端にとれなくなったせいだろう。どうもこんばんは、社会派nosumooです。皆さんは、きちんと人とかかわり合って生きていますかね?それとも、僕のように...第595話君が泡になるその前に【人魚姫】3
さて、皆さん、いかがでしたでしょうか。かなり有名な話であるので、一度くらいは読んだことがあっただろうが、こうして改めて読んでみると、ああ、そういう設定だったのねと気づかされることも多い。そして、大人になった今だからこそ、そういう設定だったのかと逆に疑問に思えるような箇所も見つけることができるだろう。こんばんは、私用により、道内を飛び出し、本州へと旅立っていたnosumooです。いやあね、どうして旅立ったかというのはこのお話の後にきちんとご説明するつもりだが、旅というのは、なかなかにしておもしろい。僕はというと、仕事で本当に嫌と言うほどの出張を繰り返しているわけで、なれっこというか、そういう体制ができ上がっている。そのため、荷物は最小限にとどめるだとか、身から離したものはどこにあるかを把握しておく。だが、妻のほう...第594話君が泡になるその前に【人魚姫】2
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