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2014/10/06

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  • ドストエフス キー『罪と罰』(35~70P)

    罪と罰上巻(新潮文庫)フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフス新潮社2025/2/26最初の30Pで落ち着くかと思ったら、まだまだ人物名が出てくる。何となく読んでいたらすぐに迷子になる。○セミョーン・ザハールイチ:たぶんマルメのこと。○コーゼル:錠前屋。金持ち。○ナスターシャ:ラスコーリニコフの住む下宿の女中。○プラスコーヴィヤ・パーヴロヴナ:ナスターシャ曰く、ラスコーリニコフを警察に訴えようとしているらしい。○アファナーシイ・イワーノヴィチ・ワフルーシン:商人。ラスコーリニコフの母に金を貸した。○ドゥーニャ:ドゥーネチカ。ラスコーリニコフの妹。家庭教師もしていて浮気の冤罪をかけられた。○スヴィドリガイロフ:ドゥーニャを乱暴に扱った挙句、言い寄ってきた。のちに反省。○マルファ・ペトローヴナ:スヴィドリガイ...ドストエフスキー『罪と罰』(35~70P)

  • ドストエフス キー『罪と罰』(~35P)

    罪と罰上巻(新潮文庫)フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフス新潮社2025/2/25何度目か忘れたがまた『罪と罰』を読み始めた。忘れた序盤に戻って読み返すのがもう嫌になってきたので、30ページずつ感想を書いていくことにする。テキストは工藤精一郎訳の新潮文庫。本編は5ページから始まるので、5~35Pまで。登場人物が結構出てくる。覚えたつもりでも読み進めていくうちに忘れてしまい、無理やり進もうとすると話についていけなくなる。まずはその点を何とかするべく、ここまでの登場人物をメモしておく。○ラスコーリニコフ:本編の主人公。学生。○アリョーナ・イワーノヴナ:質屋の老婆○リザヴェーダ:(おそらく)アリョーナの妹○マルメラードフ:九等官。官吏崩れ。酒場の酔っ払い。「貧は罪ならず」というこの人が言ってさえいなければ名...ドストエフスキー『罪と罰』(~35P)

  • デビッド・リンチ監督『マルホランド・ドライブ』

    2025/2/23・女優になるべくハリウッドにやってきたベティが、マルホランド通りの追突事故で記憶を失ったカミーラと出会い、行動を共にする話。・デビット・リンチ作品は初めて。古典感はあるけど2002年の作品。わりと最近。・好きな人の感想ですら、難解とかよくわからないとか言われがちで、自分には合わないなと避けていた。・見てみると、話の筋のようなものもあるし、身構えていたほどは混沌としていない。・考えてみると、成功しているのか失敗しているのかもよくわからない小劇場系の観念的な作品と比べれば、巨匠の代表作という一定の評価があるぶん安心感はある。・オープニングの事件に事故を重ねて混沌を上塗りしていく感じも、うまく機能している。・とはいえ、ベティとダイアン(+ファミレスの店員)の関係性とか、わからないことも多かった...デビッド・リンチ監督『マルホランド・ドライブ』

  • THEATRE MOMENTS『フランケンシュタイン/怪物』

    2025/2/23・ビクター・フランケン博士が、自身の生み出した怪物によって大切な人々を次々と失っていく話。・前説でお客さんを交えてシアターゲームが始まる。・本作は本編への導入も担っていたけど、作品によっては、客席の空気作りのために取り入れてもよさそう。・ただ、インプロ以外ではあんまり見たことないから実際にやろうとすると難しいのかな。・舞台装置としての人体の使い方がおしゃれ。・実際に物を用意するよりフットワーク軽く色んな場所を表現することができる。深い森の表現も他の方法では難しい再現力とスピード感がある。・ただ人体の椅子は、拷問感と言うかなんというか、別の意味が生まれてしまってソワソワしてしまう。・椅子→怪物になるところもズルいと思ってしまう。・他には透明なボックスとロール状のフィルムを使用。・実際、よく...THEATREMOMENTS『フランケンシュタイン/怪物』

  • 岡本喜八監督『EAST MEETS WEST』(1995年)

    2025/2/21・1860年、使節団の一員としてサンフランシスコにわたってきた武士の上條健吉が、強盗に父親を殺されたサム少年の敵討ちを手伝う話。・チャンバラと西部劇、東洋文化と西洋文化の融合と言うとわかりやすいけど、そんな単純な構図ではない。・色々あって上條自身も追われる立場になるので、追っているのが少年の仇なのか、強盗に盗まれた三千両なのか、追っているのか、逃げているのか、案外複雑。・忍者の為次郎や、原住民の女、元士官の教師、街のゴロツキたちもそれぞれの思惑で行動を共にする。仲間とも言い難い属性の違う人たちが、真の悪党と戦うというのがおもしろい。・上條役が真田広之。立っているだけでもかっこいいし、喋っても動いてもかっこいい。白人の老婦人が「いい男だ」と言っても、違和感がない。・江戸時代末期の話なので、...岡本喜八監督『EASTMEETSWEST』(1995年)

  • 劇団なのぐらむ『SPARE ME』

    劇団なのぐらむ『SPAREME』2025/2/16店主が亡くなった小さなバーに、閉店を惜しむ人々が集まる話。こじんまりとした題材のわりに登場人物が多い。店員、元店員、建物のオーナー、遺族など、90分強で15人。話の進展よりも新しい登場人物が出てくるほうがはやい。役者さんの起用方法がとても贅沢。あらすじを見る限り、しみじみ方向の話なのかなと思ったら、それぞれが話したいことを話すし、人の話を遮りがちだし、デリカシーもないし、わりとギスギスしている。奥様連中が、関係性の近い人が集まっている場所で、亡くなったばかりの人のゴシップを想像してニヤニヤしている。残された彼女が、店を続けるのを固辞するのも当然だなと思ってしまう。たかが三十路で年齢マウントを取られるのも面倒すぎる。タイトルは「勘弁して」だけど、「予備として...劇団なのぐらむ『SPAREME』

  • 札幌座『民衆の敵』

    札幌座第62回公演「民衆の敵」2025/2/12・街の温泉施設の危険性を訴えた学者が、実の兄である町長らの反感を買い、集会で民衆の敵と認定される話。・作者は『人形の家』で有名なイプセン。・1882年に書かれた。140年以上前の作品なのに、扱う題材が完全に現役。イプセンがすごいのか、世間が進歩していないのかはよくわからない。・本作は主に学者だけど、大手マスコミの記者とか、違法建築を目の当たりにした技術者とか、パンデミックを予見する医者とか、いくらでも今の構図に置き換えられる。・一般的な民衆には、学者とインチキ学者の対立があった場合に、なかなか判別できない。・そういうときって、学者は油断しているし、インチキ学者は必死だから、逆転現象も起きやすい。・町長の主張も正直妥当性がわからない。・この傾向はSNSのある今...札幌座『民衆の敵』

  • 田中慎弥『共喰い』

    共喰い(集英社文庫)田中慎弥集英社2025/2/10表題作と『第三紀層の魚』の二作品。『共喰い』は、川辺の町で暮らす青年が、暴力と性欲で生きているような父親の影響下にいることに悩む話。田中慎弥作品は初めてだし、現代作家の純文学もほとんど読んでいない。年代的に作者の青年時代の実体験もそれなりに入っているんだろうなと思いつつ、描写の細かさと事象の非現実感とのギャップに戸惑う。陰鬱とした話だなと読んでいるうちに、後ろから表題が追いかけてくるような構成。文字だけでここまで描けるのはすごい。説明と描写はだいぶん違う。『第三紀層の魚』は、同じように少年と曾祖父との交流と別れの様子を描いた話。交流と言っても心温まるようなものではなく、他の家族との距離感の違い、人を亡くしたときの心の動きが細かく書かれている。作者=主人公...田中慎弥『共喰い』

  • アリ・アッバシ監督『アプレンティス ドナルド・トランプの創り方』

    2025/2/10・青年ドナルド・トランプが辣腕弁護士のロイ・コーンとの出会いをきっかけに不動産業界で成功していく話。・たくさんの人が行き交うなかで微動だにせず、トランプへ視線を向けてくるロイ・コーン。いかにも運命の出会いという感じ。・こういう強調の仕方、ヒッチコックの『見知らぬ乗客』にもあるらしい。観てないけど。・最初はオドオドしていたトランプ青年が、彼の三か条の教えにどんどん感化されていく。「攻撃攻撃攻撃」「絶対に非を認めない」「勝利したと主張し続ける」(大意)・トランプが賢そうに描かれているし、特に批判的な表現も多くないので、一昔前の伝記マンガのような印象。・「自分に都合の悪い科学は信じない」と言い切ったり、女性の扱いはほんと酷いけど、今さらそれでトランプのイメージダウンになるとは思えないし。・表舞...アリ・アッバシ監督『アプレンティスドナルド・トランプの創り方』

  • ジェシー・アイゼンバーグ監督『リアル・ペイン~心の旅~』

    2025/2/7・アメリカ在住でいとこ同士のデヴィットとベンジーが、かつて祖母が住んでいたポーランドの家を訪ねる話。・ざっくり言うと、堅物の人間が奔放な人間と一緒の時間を過ごすことで影響を受ける、よくある話ではある。・祖母がホロコーストのサバイバーで、二人はアウシュビッツの収容所をめぐるツアーにも参加する。・ベンジーが奔放担当。とにかく自分に正直。その奔放さで、他のツアー参加者との距離を軽々と縮めていく。・一見、細かいところは全然ダメだが、本質をとらえるタイプのように見える。・ただ、それにしても雑なところが多すぎるし、たくさん失敗して傷ついて、このバランスに落ち着いたんだろうなという感じがする。・実際、隣にいたら楽しいけど、面倒を見ろと言われたらとてもイヤ。・その面倒を見る役が同行するデヴィット。そして、...ジェシー・アイゼンバーグ監督『リアル・ペイン~心の旅~』

  • イチニノ『千年後の冒険』

    イチニノ『千年後の冒険』(無料)2025/2/5病気を他人に引き渡す技術と法律のある世界で、病気を渡した側の女性が、渡された側の人にあいさつする話。映像内に医者が一人、舞台上に病気を引き渡した女性一人がいて会話する。加えて、作中には登場しない、話すこともできない引き渡された一人もいる。VRとして近くに存在しているらしい。無観客配信という上演形式に合わせた設定。病気を引き渡す、引き渡されるという制度がどういう事情でどういう理屈をもって成立しているのかよくわからず。それによって、だいぶん渡し手と受け手にどう感じていいのかが変わってくると思う。渡した側の女性の話し方。切実さが声に乗る感じで引き込まれる。演者は梅木沙羽さん。ただの石でも長く継承していくことで意味が生じるという考え方はおもしろい。病気を引き渡すこと...イチニノ『千年後の冒険』

  • ソイ・チェン監督『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』

    2025/2/5・香港に亡命してきたチャンが、マフィアから逃れて九龍城砦で暮らすようになるが、すぐに新しいトラブルに巻き込まれる話。・1980年代の設定。九龍城砦が立体迷宮化している。・チャンは、九龍城砦のリーダー格であるロンの庇護を受け、そこの生活に馴染んでいく。・九龍城砦には様々な事情を抱えた人々が暮らしている。無法地帯のようで、その中には秩序がある。・アクションを楽しむ映画なのかと思っていたけど、九龍城砦内部の生活描写にかなり重きを置いている。・龍も理髪店を営んでいる。叉焼丼おいしそう。・九龍城砦は行き場を失った人を受け入れてくれる場所と言われている。現実もそういう場所だったのかな。・わりと最近の話なので、九龍城砦とそれを取り囲むような近代的な建物のギャップ。この場所がやがて淘汰されていくことが予感...ソイ・チェン監督『トワイライト・ウォリアーズ決戦!九龍城砦』

  • 畑博之監督『劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク』

    2025/2/5・ある初音ミクが自らの表現に限界を感じて若い人間の歌い手たちに教えを乞う話。・初音ミクのことはほとんど知らない。どちらかと言うとゆっくりボイス派(たぶんそんな派閥対立はない)。・SNSで結婚したと言い張る人を見て、みんなの共有財産に対してひどいことをするなあと思ったくらい。・本作では、さまざまな初音ミクとボーカロイドたちが人間たちと交流しながら、人に届く音楽を模索する。・初音ミクの協力者たちが各所で活動する群像劇のような見せ方。・人数が多いわりにアニメにしか登場しないようなステレオタイプが多く、発声や会話のテンポがなかなか肌に合わない。・ただ、そこに初音ミクのより人工的な会話が加わることでかなり緩和される。むしろ、おもしろくなる。・ただ、初音ミク以外のボーカロイドは聞いてられないくらい人工...畑博之監督『劇場版プロジェクトセカイ壊れたセカイと歌えないミク』

  • 「鳥羽水族館」

    2025/1/30・始発移動が続いたので、3日目はダラダラするぞと決めた結果、朝のラッコのお食事タイムを見逃す。・到着は10時半。ハイイロアザラシのお食事タイム。平日かつチューブトンネル調整中なのに人が多い。・続いてセイウチの解説とパフォーマンス。・伊勢シーパラとあわせてセイウチのイメージが変わる。・牙がごつくてヒゲだらけで1トン前後もある生物がとてもかわいい。鰭の拍手が極端に遅いのもいとおしい。・進行担当のお姉さんと実演解説担当のお兄さん。軽口をかわしながら進めていくスタイルが目新しい。・お兄さんはポイポイと餌を与えつつ、「20キロあげないと僕の仕事がおわりませんからね。わんこそばですね」などとベテラン芸人のような安定感。水族館とは別に何か人前で話す経験があるのかも。・女性スタッフさんも、進行の隙間に合...「鳥羽水族館」

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