前々から家にあり、読もう読もうと思っていた「エリザベート」をようやく読みました。こちらの本も、義父が持っていたものを戴いて来たもので、いかにも戦史を専門にしていた義父が好みそう ...
DQ(主にDQ5)の二次小説を取り扱っています。その他、ブログでは子育て日記を徒然と綴っています。
main contentsでは、DQ5の長編小説をゆっくりペースで書き進めています。
前々から家にあり、読もう読もうと思っていた「エリザベート」をようやく読みました。こちらの本も、義父が持っていたものを戴いて来たもので、いかにも戦史を専門にしていた義父が好みそう ...
もうすぐ最後だもうすぐ最後だ、と思いながらお話を書いています。ここまで書いてきて、果たして書き切れるのかしらと今から不安で仕方がありません。まだまだ書き足りないことがあるような ...
先に階段を上っていた双子を追い抜き、プックルが階段の上へと飛び出した。階段の上で待ち構えていたのは悪魔神官ではなく、異形の魔物らだった。ゴルバとガルバと呼ばれる、このエビルマウ ...
いつもなら春が来ると自然と心が軽くなるものなのですが、何だか世の中、色々と不安定ですね。落ち着きません。ですがこれもまた、そういう時代だということなんでしょう。今年、息子が小学 ...
恐らく母マーサが多くの時間を過ごした広い洞窟の出口から外に、リュカは一瞬、小さな輝く光を見た。消えたと思ったらまた幻のように光は小さく瞬き、まるでリュカに何かを知らせるようにそ ...
3月に入ったものの、天気が荒れています。春の嵐? とは呼べないですね。さきほどまで雪が降っていました。3月頃というのはこうして急に寒くなることがありますね、毎年のように。油断し ...
見たような景色が再び目の前で起こった。逃げていたはぐれメタルが滑る床の勢いそのままに階段の下へと落ちて行き、それを追うプックル、そしてリュカとビアンカもまた抗いようもなく下り階 ...
3月に入り、昨日は春を感じる陽気で暖かったのですが、今日は一変して冬に逆戻りの様相です。これからどんどん気温が低下し、夜には雪が降るとか。3月ってどうもそういう不安定な天気にな ...
滑る床の上で身体の安定を保つために、リュカたちは大きな矢印のような記号が描かれる床の上で四つん這いになって体勢を保っていた。前を行くプックルもどうにか体勢を立て直し、低い姿勢で ...
私の息子も小学校5年生となり、英語の授業が本格化してきました。英語、できるに越したことはないですね。だけど実際、日本の小学生が全員、英語を学ぶ必要ってありますかね? 私が学生の ...
2月も半ばを過ぎて、いよいよ春が見えてきたような……しかしまだまだ寒いですね。物価高騰でスーパーに行っても目ん玉が飛び出るような価格で野菜も魚も売っていて、心も寒くなってしまい ...
マーサが祈りを捧げ続けていたエビルマウンテンの祭壇の上に、今は巨像がその場所を守っている。弱まりはしたものの、祭壇の上から魔界の空に向かって今も聖なる光は伸びている。その光が絶 ...
いわゆる”積読(つんどく)”と言われる本が家にはたくさんあります。(私ではなく、主人が本を買っては置いておくという趣味を持っているため)その中で、気になった本があれば私がそれを ...
2月に入り、まだまだ寒い時期が続いています。今が一番寒い時期ですね。皆さんも風邪を引かないようにお気を付けください。 さて、本編を更新しました。 地上を覆う不穏 ここらはかなり ...
嘘のように静かな時だった。先ほどまで魔界の空には暗雲が不穏に動き回り、大魔王ミルドラースの魔力を抑えようとしていたマーサを狙い続けていた。しかし今、そのマーサはこの世から姿を消 ...
近頃は一応私なりに色々と情報を見聞きしているからか、目まぐるしい勢いで情勢が変わっているのを感じています。これも、なーんも知らないままだったら、なーんも分からないままの日々が続 ...
前回の更新からもうひと月が経ちましたか? 毎度毎度すみません、遅くて。なかなか私の足らない頭をまとめるのに時間がかかってしまって。特に今回は書いても書いても書き切れない部分があ ...
悪の権化とも思っていた仇敵の、その身体の内から夥しい光が溢れ、それが止むと今度は元よりも深い闇の景色が広がったように感じた。エビルマウンテンの山頂に位置する祭壇を広く囲むように ...
世の中、様々なことが起こりますが、それでも年が明ければそれだけで心が改まる気がしますね。無事に新年を迎えられたことをありがたく思います。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 ...
もう2024年も終わりですね。終わる前に、ここまでお話を終わらせられて良かったです。しかし、この内容で良かったのかは……ずっと悩みそうです。何を書いても違う気がして、結局このよ ...
巨大な水の玉の中に、ゲマが閉じ込められている。聖なる気を大いに含んだ水がゲマの動きを封じ、同時に周りの攻撃からも守っているように見える。その状況を、リュカの母マーサが作り出して ...
「世界少年少女文学全集 第2巻 中世編」(創元社)を読んで(3)
こちらの本に収められているお話で、三つ目に読んだのが、「ニーベルンゲン物語」というヨーロッパを舞台にしたお話です。このお話には、オーディンやジークフリート(私の読んだお話の中で ...
すっかり寒くなってきました。12月に入ってすぐはまだ「本当に12月?」みたいな暖かさだったように思いますが……あっという間ですねぇ、本当に。 本編を更新しました。ぶつかりあう炎 ...
「何だか曇って来たな」 城の屋上、見張り塔から望む地上の景色に、特別な変化は見当たらない。ただこれから夏本番となる時期、北西の方角からじわりじわりと覆ってくるような灰色の雲が押 ...
「世界少年少女文学全集 第2巻 中世編」(創元社)を読んで(2)
2つ目に収められていたお話は、「ローランの歌」というフランスを舞台にしたお話です。「ローランの歌」は、フランス文学の中でも一番古い詩で、文学の様式としては叙事詩であると言えると ...
年に何度か主人の実家にお邪魔していますが、その際に気になった本をいただいてくることがあります。義父自身幼い頃からお話を読むのが好きだったようで、その当時の本が残されていることも ...
本編を更新しました。 「騎士」 ここまで来ると、もう今回で最終回だというような気持ちで、お話を書いています。毎回毎回全力で、やたらと消耗している気がします……。しかし、まだまだ ...
聖なる力を留める青白い光の柱を背負うように、宿敵ゲマが祭壇の階段を静かに下りて来る。敵の後ろの祭壇の上には、未だ倒れたままのマーサがいるが、ゲマの邪悪を知るリュカたちは易々と彼 ...
この諺(ことわざ)がいつからあるのか分かりませんが、諺と言うものは本当にことごとく真実をあらわしているなぁと感じます。 噓つきは泥棒の始まり。誰でも聞いたことがありますよね、こ ...
とうとうここまで来ました。ようやく、ようやく……! 母の背中 本当にこんな感じのお話で良いのかと悩みつつのアップです。いつでも完璧なものなんてできないのがツライところです。次か ...
洞穴を出ると、魔界の空を覆う暗雲の景色が嫌に近いように感じられた。その暗い空へと大きく一筋伸びる青白い光の柱がもう、間近と言っても良いほどの場所に見えている。 ふと顔に感じた雨 ...
思うことは色々とあるんですが、とりあえず今の世界が恐ろしく大変なことになっていることには一応気づいているつもりです。近所を歩いているとそんなことは微塵も感じないほどに、平和~な ...
10月半ばを過ぎてもまだ部屋の中で半袖で過ごしているのは、おかしい気がするんですがどうでしょう。年も重ねてきたんで身体が冷えないようにと一応気を付けているんですが、元来暑がりな ...
吊り橋を渡った先に見えていた、洞窟と思しき明かりの見えた大きな穴の中には、想像していたよりもはるかに暗い空間が広がっていた。魔界の暗さの中にあっては明るく見えていた景色だったが ...
本編のDQ5から少し離れて、一つ短編を上げました。来月発売予定のDQ3リメイクにあやかって。 春風を感じて 実はものっすごい前に書いたお話です。私はずっとDQ5の長編を書き続け ...
「ポケタナス?」 素っ頓狂な声でそう言った勇者アレルの脳天に、無骨な戦士の拳が振り下ろされた。 「ポカパマズだろが。どんな耳してんだ、お前」 「……うう、なんでいつも口よりも手 ...
いきなり寒くなってきて、着るものに困っています。特に子供の着るものが……もうサイズアウトしている……(汗) さて、本編を更新しました。 吊り橋での交戦 もうちょっとであの場所に ...
巨大吊り橋の上を、三体のグレイトドラゴンが飛んで来る。逃げるリュカたちにやがて追いつく勢いだ。ゴレムスを主軸として、リュカたちは魔の山を上って行く。ギガンテスがうろつく平地を抜 ...
読むペースはとても遅いのですが、一応目についた本はなるべく読むような生活をしています。家に読んでいない本が多過ぎて、一体どこから手をつければいいのか分からないのですが、今回手に ...
しばらくぶりの更新となりました。毎度本当にすみません。まだ続いています。しぶとく。 魔の山の頂を目指して まだちょこっとしか進みませんでした。最近気がかりなことが多く、ちょっと ...
巨大階段を上る途中から、異様に寒々しい空気を感じていた。微かに魔物の咆哮も聞こえるが、それは決して近くではなく遥か遠くに響いている。そしてその声が、この大きな建物の内部に響いて ...
単行本四巻からなるこちらの小説は、19世紀後半から20世紀初頭にかけての中国における王(ワン)家のお話が書かれたものです。王家三代に渡る内容で、読後の印象としては、初代で苦渋に ...
どうしてこう、子供の夏休みというのはこれほど早いのか…。毎日をこなしていたら、あっという間に夏休みが終わってしまいました。これで良かったんだろうかと、いつも思うけど、まあ、子供 ...
これは学校によっても異なるのかなぁと思うのですが、毎年思うのは、夏休みの宿題が昔に比べて楽になったねぇ、ということ。 私の記憶だと、夏休みの宿題って漢字ドリルと計算ドリルをそれ ...
夏休みに入ってしまったー。でもどうにか一つ、更新できました。 死の呪文の消耗 夏休み中にもちまちま次のお話を進められればと思います。やらねばやらねば……。
巨大階段を上り切る前に、リュカたちは上階に待ち構えている魔物の気配に嫌でも気づいていた。上階にも明かりは灯されているのだろうが、見える景色は妙に明るい。そしてその明かりは目に見 ...
連日暑い日が続いていますね。救急車のサイレンの音が頻繁に聞こえてきて、ハラハラします。みなさんもどうぞお身体にはお気をつけて、水も塩分も適度に取るようにしましょうね。私も暑いの ...
大魔王の居城一階、腐り、毒の影響に覆われた階層を、リュカたちは敵らを遠ざけながら切り抜けた。敵とて、むざむざ死に急ぐようなことはしない。魔物でありながらも、正々堂々の戦いを挑ん ...
大魔王の居城一階、腐り、毒の影響に覆われた階層を、リュカたちは敵らを遠ざけながら切り抜けた。敵とて、むざむざ死に急ぐようなことはしない。魔物でありながらも、正々堂々の戦いを挑ん ...
大人になってからですが、というかここ数年でのことですが、ちょくちょく「自虐史観」という言葉を耳にします。読んで字のごとく、自分で自分を虐めるような歴史観、ということでしょうが、 ...
今や普通に学校教育に取り入れられているデジタル教育。それに必要だからと、息子は毎日ランドセルに学校から支給されたタブレットを入れて通学しています。 まあ、私の個人的な考えですが ...
とうとうこの題名のお話を書く時が来ました。 エビルマウンテン これからまた、怒涛の戦闘続きになりそうです。頑張ってお話を進めて行ければと思います。よろしければお付き合いください ...
「不思議なものね~、こんなところに花が咲いてるんだもの」 「これって初めからこんなに咲いていたのかな?」 踏み潰されてしまった白い花も極力起こし、踏んで固くなってしまった地面の ...
この前、ちょっと耳を疑うような話を聞いたもので……。 息子の同級生の話で、まあ、ゲームの話になったんです。私もかつてはゲームを好んでしていたので、今の小学生のゲーム事情ってどん ...
六月に入って梅雨の時期だなぁと思いつつも、今日も何となく晴れています。じきに梅雨入りするでしょうから、それまでになるべく大きな洗濯物を片づけなくては・・・。 さて、本編を更新し ...
「ま、俺はそもそもリュカが一人であんなところへ戻れるとも思ってなかったけどな」 アンクルの言う通りなのかも知れないと、リュカは部屋の椅子に腰かけながらやや自嘲気味に笑った。リュ ...
一昨日はドラクエの日でしたね。新作12は開発中止にはならないようで良かったです。この世のためにもぜひ、12は発売して欲しいものです。新しいドラクエってどうしてもワクワク感が抑え ...
エビルマウンテン近くでの危機から逃げ、このジャハンナへと飛んで戻って来た時より、町の様子がいくらか明るくなっていることに気付いた。空からの陽光のないこの魔界の町では、町の中に置 ...
まず謝っておきたいと思います。すみません、更新にかなりの時間がかかってしまいました。特別に忙しかったわけでもなかったのですが、ちょっと迷走しておりまして。今もまだ、迷走中です・ ...
目を開けていても閉じていても、どちらもさほど変わらぬほどに暗いのは、ある意味で目覚めが良い。朝日の眩しさに目をしかめることもなく、すんなりと開く目に映るのは、微かに部屋の中に揺 ...
桜もあっという間に散り、今日なんかは初夏の陽気です。気づけばもうゴールデンウイークになるんですね。まあ、特別どこへ行く予定もないですが、何かはしないとなぁ。 さて、本編を更新し ...
風の帽子の帯びる魔力が、リュカたち一行を危険から遠ざけようと、暗黒世界の空に突風のように運んで行く。移動呪文ルーラと同じように、リュカたちは外部からの影響を全く受けない状態で目 ...
めでたしめでたしではないからこそ、心に残る作品と言うのは昔っからたくさんあります。数年前に義父と、子供向けに読む本に童話なんかも良いねぇという話をしたことがありました。その話に ...
前回の更新から大分経ってしまいました。子供が休み中も何とか話を進めようかと思っていたんですが、なかなかそうは行かず……。話を書く時はどうしても話の世界に入り込んで集中したいとい ...
目指す森の中に見える敵の目線は、地に這うように低い。明らかに待ち構えているのが分かる。それが数体。想像するよりも数は少ないようだ。既に窮地に陥っている今の状況下で見る景色だった ...
少し暖かくなってきました。この時期はいつも上着に悩んでしまいますね。そして迷った時は、より身体を隠してくれる冬の上着を着て、外に出てみて間違いに気づく、と。今日も、そんな感じで ...
キラーマシンと煉獄鳥の群れに阻まれていた関所を抜けた先には、ただ広々とした暗い草原が広がる。そこに身を隠す場所はない。そのまま草原の地を進み始めれば、たちまち魔物に見つかり、疲 ...
鳥山明さんが亡くなったというニュースを見て、思わず目を疑いました。まだそんな年ではなかったと思うのが初めで、つい最近もSAND LANDという漫画の中での新たなキャラクターが発 ...
今回は少し早めの更新となったでしょうか? そして、休みなく読むような長い話になってしまいました。疲れると思いますが頑張ってお読みいただければと思います。 最後の関所で ひたすら ...
平地での歩みは慎重に進めつつも、一時たりとも休まなかった。平地に点在する魔物らは明らかにリュカたちの存在に気付いていた。ゴレムスの巨大な身体はこの平地ではどこにいても目立ち、身 ...
昨日は春みたいな暖かさでしたが今日は一転して寒さが戻りました。まだ三寒四温までも行かない季節でしょうが、それでも着実に春が近づいているのかなと思える今日この頃です。こういう時に ...
山を下り、平地に降りれば、身を隠す場所がほとんどなくなることがその景色に分かる。まだちらほらと林が形を成している場所もあるが、一体何色なのかも分からない草地のずっと先に広がるの ...
私が学生時代の時はもうかれこれ二十年以上も前のことですが(三十年以上?)、当時はただ学校の授業を受けて、その知識に勉強をして、それだけである意味満足していたように思います。目指 ...
私が学生時代の時はもうかれこれ二十年以上も前のことですが(三十年以上?)、当時はただ学校の授業を受けて、その知識に勉強をして、それだけである意味満足していたように思います。目指 ...
本編を更新しました。 必要な冷淡さ 前回からまた時間が経ってしまいましたね。しかしもう外の世界に出たので、この勢いで次も書いて行きたいと思います。久々に戦いの日々です。
ゴレムスがその大きな手に持つのは、ジャハンナの町の武器屋で購入したばかりのビッグボウガンだ。リュカやピエールが持つにはあまりにも大きな武器は、ゴレムスの手に渡れば寧ろ小さいほど ...
今回はイタリアの小説「クオーレ」を読んでみました。こちらは1886年、当時のイタリア王国のエドモンド・デ・アミーチスによって書かれた小説で、こちらの本の中にあるお話で「母を訪ね ...
ようやく更新できました。大変長らくお待たせいたしました。 人間も魔物も そろそろ町を出ようと思います。先に進まなくてはなりませんね、いい加減。 ……それとは全く関係ないのですが ...
「ねえ、お父さん、そう言えばこの町に教会ってあるのかな?」 ティミーが宿屋のベッドに寝転がりながらそう言うと、大きな欠伸をして見せた。今日一日町の中をぐるりと回り、宿に戻って食 ...
年末年始を凡そ使って見ました進撃の巨人の作品への熱が全く冷めず、困っています。できることならもう一度、初めから見たい。けど、主人のパソコンを使って家族で見ていたので、一人で楽し ...
元旦から地震に見舞われ、今も苦しい状況下におられる方々が多くいらっしゃることと思います。早く皆様のところに救助の手が伸びることを祈っています。道路が寸断されて救助の手が伸びない ...
あっという間に大晦日。何だか今年はいつも以上に何もできないまま大晦日を迎えてしまいました。と言うのも、家族三人で風邪に倒れ、年末ほとんど万年床状態で過ごしていたという……無駄な ...
年末が近づいて参りました・・・。色々とやることがある気がするので、これが今年最後の更新になりそうな気がします。 本編を更新しました。 戦力強化 ジャハンナの町で武器屋、防具屋、 ...
“ぶきや”の看板が下げられた建物は、遠くから見えていたよりもよほど大きく、建物自体は町を囲む聖なる水の流れる濠に接していた。建物を間近に見てみれば、他の建物同様に細かいことには ...
寒くなってきて、子供が風邪を引いたり、私がもらったりと、冬を満喫し始めています(苦笑) 皆さんも風邪には十分お気を付けください。身体の調子が悪くなるだけで時間がもったいない・・ ...
「あら、お目覚めのようね。お水を飲んだらいいわよ」 ちょうどリュカたちの座るテーブルに、空になった食器を片づけにきた女店主がそう声をかけた。両腕を枕にしてテーブルに突っ伏して眠 ...
明日から師走。本当に毎年毎年、一年があっという間に過ぎて行きます。そしてようやく寒くなってきました。寒くならないと何となく年末を迎える気にならないのは、四季と共に過ごしているか ...
大岩の中に作られた水車小屋の頼りない足場の上を歩き、外へと通じている扉もない大穴を抜けると、そこには広く平たい岩場があった。端に丸みを帯びた岩場は常に水に濡れているためか苔むし ...
そろそろ年末が見えてくるところで、何となく気持ちの焦る時期がやってきました。何かをやり残している気がする、いや、全てやり残している!と、どうしようもない気持ちになってきます。し ...
ジャハンナの町の根幹を為すとも言える巨大水車へと向かう途中、地上の建物ではなく、地下へと下りる階段をリュカたちは目にした。ただでさえ暗い景色の中に浮かび上がるようにも見えるその ...
最近、青山繫晴さんの著書を数冊読んできましたが、今回は新しく出版されたこちらの本を読んでみました。 こちらの本は過去作「ぼくらの哲学」に書き下ろしの新章を加えて新書化されたもの ...
先週に続いてアップできました。街歩きは楽しいですね。この町の住人はみんな元々魔物だったと考えると、少々面倒にも感じますが、設定を考えるのが楽しいです。登場する町の人たちにはみん ...
すっかり寝てしまい、目が覚めると、辺りは暗かった。それも当然で、この魔界に朝も昼もない。外は常に暗がりに満ちているため、寝ぼけ眼に映る夜の気配に、リュカはつい安心したように再び ...
いや~、すっかり子供から風邪を移されてしまいました。平気だと思っていたのですが、油断しましたね・・・。とっとと治したいと思います。 さて、本編を更新しました。 魔界への侵入者 ...
“やどや”と拙い字で書かれた看板が下がる、見上げるような大岩にはめられた、決して丁寧な造りではない木の扉を開けると、そこには意外にも明るい空間が広がっていた。窓は小さなものが四 ...
子供向けの絵本です。大豆が旅をして成長しながら、大豆のことを歌に乗せて教えてくれます。 人に伝えるのに、歌に乗せるのって、最も伝わりやすい方法だと思いませんか? 羅列した文をた ...
小学5、6年生にオススメの図書として挙げられるものに、「モモ」という本があります。以前からこちらの本の存在を知っていて、今回読む機会もあり、興味はあったので読んでみることにしま ...
秋らしい爽やかな日が続いて、気持ちも晴れやかになります。お天気というのは本当に、人の気持ちを左右してくれますね。こういうすっきりした日に、衣替えでもしようかなと思えます。あっと ...
「ゴレムスの腕はどうにかくっついたけど、ちょっと不安定かな?」 敵ゴーレムの攻撃により肘から先の腕を地面に落としていたゴレムスに回復呪文ベホマを施し、見た目には彼の腕は元通りに ...
大人になって大分時が経ちますが、ようやくにして世の中の事を色々と知りたいと本気で思えるようになり、最近大分「消費税」というものが理解できてきたところです。 消費税が導入されても ...
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前々から家にあり、読もう読もうと思っていた「エリザベート」をようやく読みました。こちらの本も、義父が持っていたものを戴いて来たもので、いかにも戦史を専門にしていた義父が好みそう ...
もうすぐ最後だもうすぐ最後だ、と思いながらお話を書いています。ここまで書いてきて、果たして書き切れるのかしらと今から不安で仕方がありません。まだまだ書き足りないことがあるような ...
先に階段を上っていた双子を追い抜き、プックルが階段の上へと飛び出した。階段の上で待ち構えていたのは悪魔神官ではなく、異形の魔物らだった。ゴルバとガルバと呼ばれる、このエビルマウ ...
いつもなら春が来ると自然と心が軽くなるものなのですが、何だか世の中、色々と不安定ですね。落ち着きません。ですがこれもまた、そういう時代だということなんでしょう。今年、息子が小学 ...
恐らく母マーサが多くの時間を過ごした広い洞窟の出口から外に、リュカは一瞬、小さな輝く光を見た。消えたと思ったらまた幻のように光は小さく瞬き、まるでリュカに何かを知らせるようにそ ...
3月に入ったものの、天気が荒れています。春の嵐? とは呼べないですね。さきほどまで雪が降っていました。3月頃というのはこうして急に寒くなることがありますね、毎年のように。油断し ...
見たような景色が再び目の前で起こった。逃げていたはぐれメタルが滑る床の勢いそのままに階段の下へと落ちて行き、それを追うプックル、そしてリュカとビアンカもまた抗いようもなく下り階 ...
3月に入り、昨日は春を感じる陽気で暖かったのですが、今日は一変して冬に逆戻りの様相です。これからどんどん気温が低下し、夜には雪が降るとか。3月ってどうもそういう不安定な天気にな ...
滑る床の上で身体の安定を保つために、リュカたちは大きな矢印のような記号が描かれる床の上で四つん這いになって体勢を保っていた。前を行くプックルもどうにか体勢を立て直し、低い姿勢で ...
私の息子も小学校5年生となり、英語の授業が本格化してきました。英語、できるに越したことはないですね。だけど実際、日本の小学生が全員、英語を学ぶ必要ってありますかね? 私が学生の ...
2月も半ばを過ぎて、いよいよ春が見えてきたような……しかしまだまだ寒いですね。物価高騰でスーパーに行っても目ん玉が飛び出るような価格で野菜も魚も売っていて、心も寒くなってしまい ...
マーサが祈りを捧げ続けていたエビルマウンテンの祭壇の上に、今は巨像がその場所を守っている。弱まりはしたものの、祭壇の上から魔界の空に向かって今も聖なる光は伸びている。その光が絶 ...
いわゆる”積読(つんどく)”と言われる本が家にはたくさんあります。(私ではなく、主人が本を買っては置いておくという趣味を持っているため)その中で、気になった本があれば私がそれを ...
2月に入り、まだまだ寒い時期が続いています。今が一番寒い時期ですね。皆さんも風邪を引かないようにお気を付けください。 さて、本編を更新しました。 地上を覆う不穏 ここらはかなり ...
嘘のように静かな時だった。先ほどまで魔界の空には暗雲が不穏に動き回り、大魔王ミルドラースの魔力を抑えようとしていたマーサを狙い続けていた。しかし今、そのマーサはこの世から姿を消 ...
近頃は一応私なりに色々と情報を見聞きしているからか、目まぐるしい勢いで情勢が変わっているのを感じています。これも、なーんも知らないままだったら、なーんも分からないままの日々が続 ...
前回の更新からもうひと月が経ちましたか? 毎度毎度すみません、遅くて。なかなか私の足らない頭をまとめるのに時間がかかってしまって。特に今回は書いても書いても書き切れない部分があ ...
悪の権化とも思っていた仇敵の、その身体の内から夥しい光が溢れ、それが止むと今度は元よりも深い闇の景色が広がったように感じた。エビルマウンテンの山頂に位置する祭壇を広く囲むように ...
世の中、様々なことが起こりますが、それでも年が明ければそれだけで心が改まる気がしますね。無事に新年を迎えられたことをありがたく思います。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 ...
もう2024年も終わりですね。終わる前に、ここまでお話を終わらせられて良かったです。しかし、この内容で良かったのかは……ずっと悩みそうです。何を書いても違う気がして、結局このよ ...
桜もあっという間に散り、今日なんかは初夏の陽気です。気づけばもうゴールデンウイークになるんですね。まあ、特別どこへ行く予定もないですが、何かはしないとなぁ。 さて、本編を更新し ...
風の帽子の帯びる魔力が、リュカたち一行を危険から遠ざけようと、暗黒世界の空に突風のように運んで行く。移動呪文ルーラと同じように、リュカたちは外部からの影響を全く受けない状態で目 ...
めでたしめでたしではないからこそ、心に残る作品と言うのは昔っからたくさんあります。数年前に義父と、子供向けに読む本に童話なんかも良いねぇという話をしたことがありました。その話に ...
前回の更新から大分経ってしまいました。子供が休み中も何とか話を進めようかと思っていたんですが、なかなかそうは行かず……。話を書く時はどうしても話の世界に入り込んで集中したいとい ...
目指す森の中に見える敵の目線は、地に這うように低い。明らかに待ち構えているのが分かる。それが数体。想像するよりも数は少ないようだ。既に窮地に陥っている今の状況下で見る景色だった ...
少し暖かくなってきました。この時期はいつも上着に悩んでしまいますね。そして迷った時は、より身体を隠してくれる冬の上着を着て、外に出てみて間違いに気づく、と。今日も、そんな感じで ...
キラーマシンと煉獄鳥の群れに阻まれていた関所を抜けた先には、ただ広々とした暗い草原が広がる。そこに身を隠す場所はない。そのまま草原の地を進み始めれば、たちまち魔物に見つかり、疲 ...
鳥山明さんが亡くなったというニュースを見て、思わず目を疑いました。まだそんな年ではなかったと思うのが初めで、つい最近もSAND LANDという漫画の中での新たなキャラクターが発 ...
今回は少し早めの更新となったでしょうか? そして、休みなく読むような長い話になってしまいました。疲れると思いますが頑張ってお読みいただければと思います。 最後の関所で ひたすら ...
平地での歩みは慎重に進めつつも、一時たりとも休まなかった。平地に点在する魔物らは明らかにリュカたちの存在に気付いていた。ゴレムスの巨大な身体はこの平地ではどこにいても目立ち、身 ...
昨日は春みたいな暖かさでしたが今日は一転して寒さが戻りました。まだ三寒四温までも行かない季節でしょうが、それでも着実に春が近づいているのかなと思える今日この頃です。こういう時に ...
山を下り、平地に降りれば、身を隠す場所がほとんどなくなることがその景色に分かる。まだちらほらと林が形を成している場所もあるが、一体何色なのかも分からない草地のずっと先に広がるの ...
私が学生時代の時はもうかれこれ二十年以上も前のことですが(三十年以上?)、当時はただ学校の授業を受けて、その知識に勉強をして、それだけである意味満足していたように思います。目指 ...
私が学生時代の時はもうかれこれ二十年以上も前のことですが(三十年以上?)、当時はただ学校の授業を受けて、その知識に勉強をして、それだけである意味満足していたように思います。目指 ...
本編を更新しました。 必要な冷淡さ 前回からまた時間が経ってしまいましたね。しかしもう外の世界に出たので、この勢いで次も書いて行きたいと思います。久々に戦いの日々です。
ゴレムスがその大きな手に持つのは、ジャハンナの町の武器屋で購入したばかりのビッグボウガンだ。リュカやピエールが持つにはあまりにも大きな武器は、ゴレムスの手に渡れば寧ろ小さいほど ...
今回はイタリアの小説「クオーレ」を読んでみました。こちらは1886年、当時のイタリア王国のエドモンド・デ・アミーチスによって書かれた小説で、こちらの本の中にあるお話で「母を訪ね ...
ようやく更新できました。大変長らくお待たせいたしました。 人間も魔物も そろそろ町を出ようと思います。先に進まなくてはなりませんね、いい加減。 ……それとは全く関係ないのですが ...
「ねえ、お父さん、そう言えばこの町に教会ってあるのかな?」 ティミーが宿屋のベッドに寝転がりながらそう言うと、大きな欠伸をして見せた。今日一日町の中をぐるりと回り、宿に戻って食 ...
年末年始を凡そ使って見ました進撃の巨人の作品への熱が全く冷めず、困っています。できることならもう一度、初めから見たい。けど、主人のパソコンを使って家族で見ていたので、一人で楽し ...