イグサ(藺草)の正式名はイ(藺)だそうで、イロハ順ならいの一番だ。ビオトープの縁に生えているのは確かにイグサなのかどうか。背が低すぎるような気がするので、色々と確かめてみた結果、やはりほぼイグサと思われる。それにしても、茎が真っ直ぐに生え、途中に脇芽のような形で花が付くというのが面白い。画像は工夫せずとも放射状の奇妙な図となったので、じっくりと構えて撮るならば、なかなかの素材ではないかと思った。野生の花その4
竹藪の縁で、ネズミかなと思わせる動きが見えて、本能的に追いかけた。ネズミではなく、、巣立ったばかりのうぶ毛の残るスズメ(たぶん)の雛と気づいた。ぐっと近寄ると危険を感じてかフリーズ状態になるので撮れた。まだ巣から離れてはいけない幼さだけれど、おそらく親の呼ぶ声だと思われる声の方へ、まさに倒けつ転びつという慌て方で、飛び上がれない羽ばたきをしながら走り去って行った。昨日のユンボで作業は、いくつかやったのだが、ずっと気になっていた石橋を直した。小池から大池への水路に架かっているのだが、雪の重みか何らかの作用で割れてしまったもの。今は小池に引き込んでいた水もないので、二つとも空池だけれど、再架橋したからには下を水が流れるようにしたい。昨日は小千谷市に用があり、友人に付き合ってもらってドライブをした。帰りには黄砂...小鳥の雛など
昨日は、今まで周りの人から何度か『下が硬いから・・・』と言われたことのある畑を深くほじくった。両親が二人暮らしで健在だった頃、ゲートボールが流行り、畑をゲートボール場に提供した。当然のことながら表面を固めて均したので、それが影響して水はけが悪い。その後、ゲートボールがすたれ、元気な老人たちは遊びより畑仕事に精を出してゲートボール場は廃止となった。その後、平成の大規模圃場整備や道路拡幅に伴って余った土をゲートボール場の上に被せ、それを前のお宅が畑として使ってくれていた。その前のお宅の主が私の農事の師で、彼も自分の土地での農業だけで手一杯になり、私がやるようになった。今回、ユンボを借りたので、菜葉(ナッパ)を植えていない部分のみ、ゲートボール場だった硬い層までほじくることができた。これで部分的にも水はけが良く...畑を深くほじくる事など
小さな田と畑という地目の、じめじめしていて、あまり陽の差さない場所を掘り、二つ目のビオトープが完成した。田の地下には水抜けしないための硬盤という層があるのだが、それを突き破らないようにしながらもそこそこ深く掘った。田に水を引き入れる水道施設の蛇口を少しだけ開けて徐々に水を入れる。一つ目の小さなビオトープにはメダカがいるので一気に入れるようなことはしない。染み出す水もあるので、蛇口からはちょろちょろ程度にひねり、一つ目から二つ目のビオトープへ、そして、稲作をせず里芋を作る大きな田(畑)へと水は最終的に流れていく。1枚目画像は土木専門家として、さすがのテクニックの手本を示してくれる友人。2枚目は、友人の指導を受けながら、試行錯誤している私。3枚目は、水が張れた今朝のビオトープは、縁が凸凹ながら一応の完成形。4...ビオトープが完成
緒についたばかりの状態だけれど、効率を重視せずに慎重にのんびりやるつもり。先ずは安全確認しつつ運転をゆっくり習得すること、重機の能力を確認すること、そんなことを目標にやる。2枚目画像は、一昨年少し掘り下げた泥田で冬越しをしたメダカ達で、ざっと20匹たぶん30匹以上。メダカの安定的棲処を作り、その他多くの水棲動植物を自然な状態で観察できるビオトープを作るのが第一目的の重機レンタル。3枚目画像は、我が家の唯一陽の差さない北東入り隅地に植えたクリスマスローズ。下向きにしか咲かないので、撮ろうとなれば必ずしゃがみこんで低いアングルからとなる。マウントを取ろうと常に考えているような人間には見えないだ景色。永く雪に踏みつけられていても健気に起き上がり慎ましくおしゃれな花を咲かせる。ビオトープを作る
重機と言っているけれど、正式名は『油圧ショベル』とのことで、別称や種類として、ユンボやパワーショベルやバックホウと言う。昨日の朝、やってきて、友人に少し教えてもらって運転してみると、覚えられないことはなさそうで一安心。ケアハウスに入所している姉を歯科に連れて行くことや他の用もあって、友人にユンボは任せた。やってくれた仕事を見ると、ユンボは道を作る機械なのだなと感心納得した。家の敷地から田んぼへと下りる通路は、私の耕運機がやっと通れる狭さだったのを、4WD軽自動車なら楽に行けるほどにしてくれた。本日は彼の指導のもと、基本から学ぶ予定。こんな大人のオモチャを借りてしまい、本来の農事が疎かにならないか、気がかりではある。道を作る
フキノトウ(蕗の薹)は盛りを過ぎて、もう綿毛を飛ばす寸前まできている。薹が立っても花がまだ咲いている状態なら、茎を食べることはできるのだが、ここまできたらかたいので誰も採ろうとしない耳かきに付いている梵天そっくりの綿毛はタンポポのような儚さがなくて、焦点すら合わない。アケビ(木通)の花はうちの敷地内で何ヶ所も今が花盛り。ミツバアケビ(三つ葉木通)の花は薄ぼんやりとして花らしい主張の無さが惹かれる。これだけ花が咲いたら今年は実を期待するけれど、ここ10年余りで2回しか生らなかったから、花の割に結実確率は驚くほど低い。いつの間にかシモクレン(紫木蓮)が咲きかけている。雪が解けて生家にやってきたら、最初に目にするのが、このシモクレンだったことも以前はあった。天候不順で、花の咲く順番もかなり不順というのか順不同と...盛りの昨日今日明日
いつもの友人がいつものように数日滞在予定でやってきて、以前から目論んでいたビオトープを完成させることにした。先ずは、土木工事会社に勤めていた彼の腕を頼りに、重機のレンタル屋を物色する。こちらの同級生からのアドバイスもあり、借りるなら1ヶ月単位が割安らしいので、その線でいく。友人が見ている黄色の2t相当のものが、運搬費込みの1ヶ月でおよそ15万円+税。その奥の3tクラスが多分、4万円ほどアップということだった。多少大きめが良かろうと一括前払いで奥の方に決め、1ヶ月17万円+税=18万7千円。ずっと友人とこちらの同級生がやってくれるわけではないので、私は1ヶ月後にはベテランオペレーターになっている予定。ウェルカムディナーは、半分ほど食べてしまってから撮ったのだが、メインは銀鱈の煮付け。入れ歯を忘れてしまったと...独りではできないこと
スミレの中では、日本全国で一般的らしくて、別名はヤブスミレ(薮菫)とか。こんなところに群生するのかと気づいたのは、ミョウガが一面にできる場所。茗荷が芽を出して伸び上がったら隠れてしまうはずで陽も差さなくなる。その前に大急ぎに咲いて種も播き散らし、また次の年まで休眠状態になるのかもしれない。昨日はジャガイモ種芋を3種類それぞれ3kgを直植えして、当面の急務を果たした達成感から夕飯を作る気にならず回転寿司を利用した。65歳以上対象の5%割引カードを全開利用時にもらったので、どうしたってその条件に自分を合わせる。平日だけ利用可の他クーポン併用不可で1000円以上の会計時でないといけない。上手に食べたら私は1000円以下でもけっこう満足できるのだけれど超えるようにする。1000円を超えるためイカ握りを注文しようか...タチツボスミレ(立壺菫、立坪菫)など
田んぼの畦が土でなくなるとともに減少して、絶滅危惧種に指定している県もあるそうだ。毎年、なんとなく生家の周りで見ることができて、私にとっては敷地内の自然が良い状態を保っているかどうかの目安の一つ。今回は田んぼの部分的耕運時に見つけたので、耕運機から遠ざかろうと、のろまなりに必死状態だった。前や横からは撮れず、何枚パシャパシャやっても、全部同じ格好の同じアングルになった。瞳の周りの虹彩が黄色(むしろ金泥色)だからシュレーゲルアオガエルと断定できる。出目なので背後からでも虹彩が見えて面白い。日本固有種だというのに、シュレーゲルなどと西洋人の名が冠されているのは、少し残念だ。シュレーゲルアオガエル(シュレーゲル青蛙)のこと
毎春取り上げるアケビの新芽(こちらでは木の芽という)が出て、花も咲き出した。薄紫の花がアケビで、濃い紫のものはミツバ(三葉)アケビ。バナナ形の蕊を付けているのが雌花で、小さいミカンのような蕊のものが雄花。アケビの新芽は黄緑色で少し太めなら、ミツバアケビの方は紫で細め。ミツバアケビは苦味が強く、そっちの方が美味しいと幼馴染同級生は言う。採る時は手当たり次第の目に付き次第に採るので混ざってしまうのだが、分けて摘む人も居るのかもしれない。野鳥の身体の中を通って運ばれるのか、林縁部やそれに準じた日当たりの良い場所なら、いたる所に新芽は生える。他の木に絡まって十分に蔓が太くならないと花は付けない。画像は両方とも我が家の庭の木に絡まり這い上がっているアケビ2種。そのアケビの蔓の絡まったモミジの老木が昨夏の異常な日照り...アケビ(木通)の花とモミジ(紅葉)の老木
居間にネズミが平気で入ってくるようになった。ネズミの糞のようなものが転がっていて、そうなのかそれとも私が作業ズボンに着けてきてしまう何かの種のようなものなのか疑問に思っていた。ネズミに食料などをかじられないよう、餌食となりそうなものは冷蔵庫や食料ボックスに収納しているので入られても被害はないはず。それでも、実際に建てつけの悪い障子の隙間からネズミが入って来るのを目撃してしまった。歩き回られるのも嫌なら、置き土産はもっと嫌なので、とりあえず手持ちのネバネバシートを通路と思しき場所に3枚仕掛けた。ところが難関のはずのシートをどうやって避けて入ったか、ふと気配を感じて横を見たら、1以内の至近距離にまで来ていた。そうなったら、なにがなんでも捕まえてやろうと闘争心がわく。昨年天井裏で大ネズミを捕まえ、再度の用心にと...鼠捕り
料理上手の持て成し好きから誘ってもらい、毎度のお呼ばれに行ってきた。家の外に出て待っていてくれて、紹介されたのが画像のツバキ。ツバキにしては控えめな風情ながら素晴らしい香りがする。昆虫や動植物の名を出すときには、生物学的な一般的表記のカタカナを使うようにしているけれど、初めて知ったこれは『匂い椿』と表したい。まだまだ初めての感動感激が味わえるのだから、身体は大事にすべし、などと思うほどに新鮮だった。蛇足ながら、ニオイツバキと聞いたときに、如意菫(ニョイスミレ)と混同して、如意椿と思ったけれど、調べてみると匂い椿なのであった。そうしてミニ同級会が始まり、小料理屋に来たかと思うほどの旬の料理などを出してくれた。しばらくまともな食事を摂っていなかった遭難者のようにがっついて、ひととおり食べ終わったら心底人心地が...匂い椿と御馳走
スイセン(水仙)はとにかく毒草なので、敷地内に分散自生していても、ほぼ触ることがない。ミツバチが止まっているように見えて、よく観るとミツバチではなくて安心した。水仙に蜜があったなら蜜も毒なのではないかと検索したら、球根で増えるので蜜で虫を呼ぶことはないらしい。それでも花の中を観れば、雄蕊雌蕊のようなものが在って花粉もありそうで、その辺りはどうなのか。止まっている蜂は検索すると、ムカシハナバチかニッポンヒゲナガハナバチのどちらかと思われる。その蜂が全く動かないので簡単に撮れたのだが、もしかしたら毒に当たって悶絶あるいは絶命しているのではないか。朝、水仙に蜂がまだ居るのかどうか確認してからブログに上げようと思う。ただいま確認したところ、昨日のままの状態で居る、ということは絶命している。情緒的に捉えるのはさてお...全草有毒の水仙に花蜂
ウチの椿が咲いて、なかなかだとは思うものの、他所様のブログ記事などに紹介されるものには全く及ばない。完璧な咲き方をした絶妙なタイミングの花を、見事なセンスと技術で切り撮った画像の数々なのだから、比較することはないのかも知れない。手をかけ目をかけたら少しはそれらしく応えてくれるような気もするが、雪国で、しかも積雪の間はほったらかしなのだから、これで上々というもの。ということで、そこそこだがイマイチな我が家の花々、という感じだ。最後の画像は、ウチの擁壁に垂れ下がる惚け惚けっとしたボケ(木瓜)の花。そこそこだがイマイチな我が家の花々
サナギを見つけた次の日の昨日、『羽化するまで、味噌の空容器を被せてテープで止めておこうと思う。』とブログに書いた通りにやっておいた。そうして、半日も経たないうちに、ふと見てみれば羽化したモンシロチョウが容器の中にいた。どんぴしゃのタイミングだったようで、こんなこともあるとは、『こいつぁー春から縁起がいい』とは何の台詞だったか。まだ飛べない状態だったので、そのまま容器に入れて最初の水分補給、給餌にと蜂蜜を2倍に薄めてペットボトルのキャップに入れてやった。蛻(もぬけ)の殻はちゃんと上方に口が開いていた。容器を被せただけで安心しないで、ちょくちょく見ていたら、羽化の逐一が観察できただろうに残念。横に赤茶色の垂れた液体跡があり、最下部はまだ乾かない雫になっていた。サナギの初期から羽化直前までの劇的変態中に発生した...モンシロチョウ(紋白蝶)の羽化
核兵器廃絶平和都市宣言平成19年12月1日宣言雪・自然・農が織りなす温もりと躍動のまち、十日町市に住むわたしたちは、人と文化と郷土を愛し、平和で心豊かな、明るいまちをつくっていきたいと念願しています。わたしたちのまちは、長年にわたり、被爆者の苦しみを思い、市民活動をとおして広島・長崎と手を携えてきました。このきずなを大きく育て、平和を愛する世界の人々と手をつなぎ、核兵器のない社会を次の世代に継承することがわたしたちの責務であります。わたしたら十日町市民は、日本国憲法の平和を来める素高な理念に基づきすべての国がすみやかに核兵器を廃絶し、平和な国際社会を築くことを強く求めます。我が家の玄関サッシに蝶の蛹が張り付いていた。垂直に保つよう、糸で支えてあるけれど、どうやってこの糸を仕掛けたのだろう。口ではなく、体側...十日町市役所前の碑など
クロサンショウウオ(黒山椒魚)の卵とヤマエンゴサク(山延胡索)
近所のため池にクロサンショウウオ(黒山椒魚)の卵がまた観られた。クロサンショウウオは森林の林床に生息していて幼生の間は水中で過ごす。このため池横の斜面と杉と灌木の藪はウチの土地なので、ウチのクロがいつもお世話になってます状態。陽の当たらない放置田んぼを私がビオトープにしようと目指しているのも、クロサンショウウオなどが産卵できる環境。竹藪下に昨日取り上げたエンレイソウ同様に、他の植物が繁茂する前に咲くヤマエンゴサクがぽろぽろと見られる。昨年かその前にエゾエンゴサク(蝦夷延胡索)かも知れないがよく分からないというような記事を書いたのだが、どうもヤマエンゴサクで決まりのような気がする。オトメエンゴサク(乙女延胡索)という線も捨てきれない。ケシ科は色々とあってけしからんとか何とかぼやきつつこれで〆。クロサンショウウオ(黒山椒魚)の卵とヤマエンゴサク(山延胡索)
あまり立ち入ることのない裏の木下闇にひっそりと咲いていたのがエンレイソウ。これも先に取り上げたキクザキイチゲ(菊咲一華)と同様、他の植物が繁茂する前に伸び上がっていち早く花を咲かせるタイプだ。木下闇としたけれど、まだ樹々のすかすかした状態は闇というほどでもなく乾燥もしていたからか、花がうなだれていて撮りにくい。しろやぎさんとくろやぎさんの手紙やり取りの童謡を連想して、検索してみると、『やぎさんゆうびん』。この延齢草という漢字は大層おめでたいので大事にしたいと思う・・ひっそりと長生きできそうだから。食べられる部分があり、毒の部分もあり、使い方によっては薬にもなるというなかなかの代物。スギ(杉)の根元に置いた木箱は、ニホンミツバチの分蜂群を確保するために仕掛け待ち箱。他に仕掛けた数箇所は全て入った実績があるの...エンレイソウ(延齢草)が木下闇にひっそりと
ソメイヨシノよりも花は小さくて、ヤマザクラでもない、うちの桜がほぼ満開になったので下に咲くスイセンも入れて撮ってみた。石垣下の道路から、こんなアングルで撮れることに気づき、雪国も春らしくなったと思う。左の遠景に写っている桜は50mほど先にある、隣の集落の崖の上にある家の大木。昨夕飯は、農事の師の奥さんから差し入れの汁物と、自分で作った舞茸の味噌汁がダブり気味だけれど、一応食事らしくなった。毎日食事を作っている主婦から見たらツッコミどころは有り過ぎだろうけれど、ようやく再びの自炊ペースができたような気がする。雪国も春らしくなった
組立式にしているテラスを物置から出しているときに、ひらりとこの蝶が落ちた。物置を選んだのは正解だったはずだけれど、越冬に失敗して死んだものと思われる。そのように思って検索してみると、やはり成虫越冬のタイプで『暖かい日には冬でも飛ぶことがある』などという記述があった。すると、時には飛び回って蜜はないにしても露なんぞを摂取する必要があるのに、閉鎖空間でそれがなし得なかったか。全く翅は傷んでないのだから、撮っただけではもったいない気がしてきた。落鳥という言葉はあっても落蝶はないと思うけれど、この落蝶はガラス瓶に保存しておきたい。昨日は町に出たついでに回転寿司で夕飯を摂った。精米した米が無く、カレーライスも玄米だったのだが、そうなると無性に白い米が食べたくなり、回転寿司だったら一番納得がいく。普通なら大体1000...アカタテハ(赤立羽、赤蛺蝶)など
昨夕カレーを作ったので、今朝もカレーライス。肉はカレー用豚肉で、ニンジンは当地の雪下ニンジン(同級生からのプレゼント)なら、タマネギは新玉なのにイマイチ。具の中で一番美味しいと思えるのはジャガイモで、これは私が作ったものだからの自画爺さん。味噌汁に入れようと買った小松菜をソテーにしようと検索して、レシピ通りにやってみた。オリーブオイルが無くて使わなかったのが敗因か、蒸し方が足りなかったか、小松菜が2日経っていたからか、とにかくあまり美味しくはない。フキノトウ味噌は敷地内で採ったのを自作したのだが、少し味噌が多すぎた。自分で料理をすると何一つ納得の美味しさとならない。センスの無さは経験を積めば補えるものかどうか、先は長い。本日の朝食
端正そのもののカナヘビが椎茸のほだ木にいた。スマホを近づけても逃げようとしなかったのは、日なたでもまだ体が温まっていなかったからか。目測すると、尾は体の2倍ほどもある。長い尾はカメレオンのように細い木の枝に絡ませて自身の安定を保つといった役割ではなく、何かに襲われた時に切って逃げるためのもの。ちぎれた尾がイヤイヤをするように曲がりくねる様子は子どもの頃に何度も見た。トカゲもカナヘビも見つけ次第、捕まえて何かをしようという目的もなく追いかけ回していたから。うちの敷地内にはネコ、タヌキ、イタチ、カラス、フクロウ、モズなど捕食者は無数に出没するカナヘビの正しい姿を保ったまま生き続ける可能性は限りなく低い。カナヘビ(金蛇)の正しい姿
急に春めいてきたので、歩き回ればかならず花に出会う。どの草より早く芽吹き伸び上がることで花を咲かせられる白いキクザキイチゲ(菊咲一華)は先日取り上げた。日陰にぽつぽつ咲くのがこの色で、薄紫か青紫かと迷うが、紫青という色ではないかと思われる。その近くに、なんでこんなところで咲くかなぁ状態のクロッカスが1箇所だけ在り、これは今年こそ掘り上げて花壇に移そう。そうして、ふと目を遠くにやれば、もしかしてヤマザクラ(山桜)も咲いたか状態のピンクが見えた。その中はあちこち各所で桜満開ということだけれど、雪国ではもう少しあと。それでも先駆けのヤマザクラが咲いたからには、こちらのソメイヨシノだってもうすぐ開花となるだろう。ほとんど雪は消えて
ふくらすずめ(ふくら雀、福良雀)と書いたら季語であり、鳥のスズメが寒さを凌ぐために羽毛の間に空気を溜めて福々しくじっとしている状態だ。昨日、廊下の窓ガラスで、ぱたぱたとパニックになっていたこいつを見た時に、地味な色合いなのにぱたぱたしていると青がちらちら見えて惹きつけられた。青の模様があるらしい後翅を撮りたいと追いかけたけれど、捕獲して展翅するには準備が必要なのでそこまではしたくない。前翅を閉じる前に少しだけ後翅の模様が見えた状態は、1枚しか撮れなかった。横から撮ったのを観ると、フクラスズメと命名したのもうなずける。検索しても鮮明なものはあまりなイノで同定に苦労した。生きて止まっている状態のフクラスズメの鮮明な画像がネットにないのはなぜだろう。こんなにも、素晴らしく面白い被写体なのに。ようやく私の好きな、...フクラスズメ(脹雀)
植木鉢のジンチョウゲを、雪に埋もれる3ヶ月余り、間引いた竹や不要な丸太などを立てかけた木の根方に隠すようにして冬越しさせてきた。雨や雪からの雫が隙間から垂れるので生き延びられる。しかし毎年の出し入れが、木の成長と共に辛くなってきたので、そろそろ地植えすべき頃合いだ。そうしたら今度は竹や丸太を三角や四角に組んで雪害から守らなくてならない。昨年初冬に花をつけたビワを大事に藁で囲っておいたら、花が蒸れたようになって駄目になり、実をつけそうもない。近所の同級生が、『雪折れしない程度に縛って雪が積もるままにしないとダメなんだ』と教えてくれた。そういうことは早目に教えてくれないと・・・、せっかく花が咲いたのに、実は一個なるかどうかの残念な結果だ。サトイモを腐らせず萎縮もさせずに保存するために、畑に穴を掘って埋めておく...ジンチョウゲ(沈丁花)とビワ(枇杷)とサトイモ(里芋)など
昨年は前のニイちゃんにアジを目当てに連れて行ってもらってメジナを釣って帰ってきた。同じ場所へ、今度は蜂仲間の同級生に連れられて行き、思惑通りの釣果を得られた。前回は夕まずめを狙い、今回は夜中の11時に出発して朝まずめを狙う。場所を確保したら、しばらく車の中で仮眠を取ろうという話だったのに、出発の1時間後には、もう竿を振って、ずっと朝まで。例によって私は接待されての、おんぶに抱っこの甘えん坊状態。そういう状態でも一発目の成果はこちらに来る、というのがいつものことなのだ。今回も現地で居合わせた彼の釣り友と三人で始めて、1匹目のアジは私が釣り上げ、最終的にも皆が同じくらいの数だった。朝は6時過ぎに、私がかなり離れた公衆トイレに行っている間に、片付けが済んでいて、帰りも同級生の車で彼だけが運転し、私はうつらうつら...アジ釣りに日本海へ
いつごろ誰が買ったか分からない掛け時計が壊れたので新調することにした。ネジ巻き式の骨董的柱時計なら捨てるに忍びないかも知れないけれど、安物の電池式で一冬越したら時間がかなり狂って(遅れて)いて、しかも調整ネジが錆びて取れたのでどうにもならない。それで安物が壊れたから代替安物を買おうという考え。アナログで大きくてにシンプルなのが気に入り、値段もナイスな1980円。しかもホームセンターが今だけ5%引きだったから1880円。電波時計だということを気にも留めなかったのだけれど、取説を読んでみるとなかなかの優れもの。RESETボタンを押すと12時に3本の針が勝手に進み、RECボタンを長押しすると標準電波を受信して正確な時刻を表示するというもの。受信するまで最大16分かかるとあって、見続ける根気はなく、ごそごそと別の...電波時計を購入
一つの契約が万事良好のうちに完了となり、別れ際に思いがけなく御礼あるいは儀礼の品を頂いた。私は、利害のあった方にだけ形だけの粗品(S.A.で買った土産)を渡した。私には『さてどうしたものか』と困るだけの更地88坪が引き渡された。管理していかなくてはならないということは、直ちに隣接する土地所有者と境界線の確認をしなければならず、それぞれの認識や考え方を話し合いの中で伝え合ったり探ったりしなくてはならない。何につけお互い様なのだからと穏やかにやれるかどうか。もうすでに『草が伸びてこちらに垂れてくるし種が落ちて困るので除草剤を撒いても良いか』とまで言われている。まずは雑草が生えたら伸びないうちに刈り込むこと、それが面倒になったら防草シートを張るしかない。相手を尊重して、または言いなりになって、除草剤の散布を許可...御礼あるいは儀礼
雪の少ない冬だったから、頼んである屋根の雪下ろしは1回だけで済み、竹の雪折れは1本もなく、長く雪に埋まったままだと消滅してしまうという玉ねぎも生きていた。シイタケも出ているしフキノトウも出ている。メダカも生きていたし、一番肝心なニホンミツバチは弱小群だった一つ以外は皆生き延びていた。本当に珍しくほぼ雪害が無かったようだ。能登半島地震では新潟県の海沿い地域ではかなり被害もあったが、十日町市の我が家は、床に置いていたミネラルウォーター2ℓペットボトルなどが3本倒れていた以外は目立った被害はなかったようだ。それでも100日留守にした家の中は埃っぽくざらざらしている。宇治と比べたら異常に寒くて、コタツに潜り込んだら何もする気が起きず、夕飯は味噌汁を作っただけで、あとは土産に買ってきたものを開けた。カジキの昆布締め...今期の冬越しは良
昆虫を食べる県民性と言われ、長野県人は誰でも普通に昆虫を食べるように受け取られているかも知れないけれど、まさか・・ね。そうしてそれが風物詩という具合にクロスズメバチの巣を見つけて獲る方法とか、ザザムシ獲りのシーンがテレビで映されたりする。そうしてそれがまた売られていたりすると、物好きのイカモノ食いが、高価なのに面白がって買ったりする。というわけで、イナゴと蚕のサナギと蜂の子を買ってしまった。さて、誰にプレゼントしようか、食わせようか。目を輝かせてつまんでくれるヒトはいるかどうか。私とて自分一人で食べたいとは思わない。誰かと一緒なら食べようかという程度。それでも蜂の子なんか、たぶん、美味しくてクセになりそうな気もする。昆虫の佃煮画像だけでは申し訳ないので、一昨日宇治で撮ったレンギョウにユキヤナギが重なった画...食品としての昆虫とレンギョウ(連翹)にユキヤナギ(雪柳)
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イグサ(藺草)の正式名はイ(藺)だそうで、イロハ順ならいの一番だ。ビオトープの縁に生えているのは確かにイグサなのかどうか。背が低すぎるような気がするので、色々と確かめてみた結果、やはりほぼイグサと思われる。それにしても、茎が真っ直ぐに生え、途中に脇芽のような形で花が付くというのが面白い。画像は工夫せずとも放射状の奇妙な図となったので、じっくりと構えて撮るならば、なかなかの素材ではないかと思った。野生の花その4
どこかで観たことのあるような花が、わが家の遊休地に咲いていた。貸していた土地が要らなくなったということで返されたもの。雪国仕様のドーム型ガレージが建っていた跡地で、わずかな広さだが更地にして返してもらったものの何かに利用する予定もない。調べてみたら、コウリンタンポポ(紅輪蒲公英)で、2020/7/20に『コウリンタンポポ』という記事を書いていた。コウリンという言葉から思い浮かぶのは降臨で、前の記事にも同じ発想で書いている。何年経とうが発想は変わらないのであれば成長がないようで、あまり面白くない。不気味な感じのする色で遊休地部分が赤く染まったら、それはそれで良い気がする。野生の花その3
ノビルと言えば自動的にを思い出すくらい、セットのような存在のアサツキ(浅葱)が葱坊主の薄皮(総苞)を破って咲き始めた。まだ残っている総苞が品の良い帽子に見えて、オードリーヘップバーンを想い出した。アサツキは敷地内の各所に生えてくるので、大切にしようなどと思えなくて、草刈りをするときに刈り飛ばすことが多いけれど、それでもいくらでも生えてくる。すぐ近所の奥さんが、『浅葱味噌が食べたくなったすけ、ちっとばか、くんねかね』と毎年やってくる。伸び切る前の若いものを掘り上げて根だけを切り外し、あとは総てを刻んで味噌を混ぜ酢も少し入れるだけだと言う。ご飯をいくらでも食べられるし、冷凍にしておいたら長く楽しめるとのことだった。見本を少し貰って食べてみたら、確かに年に一度の恵みだということが解った。球根は分蘖していくらでも...野生の花その2
三日前に取り上げたノビル(野蒜)の花を珍しいと思っていたのに、あちこちで見られるようになった。今までどれがノビルか分からなかったのだから、花の元にあるムカゴを集めて生える場所を決めたら良さそうだ。そうすれば、春に一度くらいは食べてみてノビルの味を知っておけば、話がでた時に、知ったふうに頷いたりできる。盛りの花を撮ってみたら、線香花火のようだ。花を摘んで逆さまに持ち『ほら、線香花火!』などと子どもなら言いそうなものだけれど、そんなことをした記憶はない。野生の花その1
ヒメジョオンは春にハルジオン(春紫苑)が咲き終わって、夏から秋に咲くのだと思い込んでいた。そうしたら、咲く時期はハルジオンと同時期に咲くという記述もあり、わが故郷ではヒメジョオンが少し咲き遅れるものの一緒に同じ場所で咲いているのをよく見る。ヒメジョオンの方が猛々しいというのか、背が高く咲き方が遅いので、立ち上がっている状態で引っこ抜いてきた。茎を持って力尽くでやると茎が丈夫なので切れることなく抜け、雑草を処理したという達成感を体で感じることができる。ところが昨日、私のニホンミツバチがヒメジョオンの花から花へと飛び移っては花粉なのか蜜なのか収集している様子を観た。そうなると、よほど体裁が悪いか通行の邪魔になるか、そんな理由でもなければ引っこ抜いたりできない。地べたでは蔓延るシロツメクサ(白詰草)に集るニホン...ヒメジョオン(姫女苑)に蜜蜂
効果があるのかどうか分からないけれど、毎春スズメバチトラップを仕掛ける。冬越しをして生き延び、春先に活動を始める各種スズメバチの女王蜂を罠に誘い込もうという仕掛け。簡単な比率では、酒:酢:ジュース(砂糖水で可)=3:1:1の割で作った液体をペットボトルの中に5cmほど入れる。ペットボトルの上の方にH型の切り込みを入れ、下は内部へ曲げ、上は外へ庇のようにそれぞれ90度曲げたのを、立木の枝にぶら下げておくだけのもの。1匹入ればフェロモンを嗅ぎつけてやってくるので、何匹も入る。入ったばかりと思われるオオスズメバチが2匹、出ようともがいているのが見えたのでボトルを立木から外した。すると今年初めて見るシュレーゲルアオガエルがボトルに張り付いて止まり休憩中の様子。そこで撮影してから、どこかに移させようと見回したら、ニ...スズメバチトラップに止まっていたシュレーゲルアオガエル
毎朝のウォーキングの始めか終わりに菩提寺の墓場を通る。わが家の墓の前の通路との隙間からノビルが生えて花が一輪咲いていた。ノビルは子どもの頃には、倉の前の大きな踏み石の前に生える草と記憶している。でも、大人になってから名は知っているものの、どれかこれかとノビルを観たことがない。無人となっていた生家を任されることになってから、自分のところに生えてくる植物の名はできるだけ知りたいと思い、調べることが多い。そうしてようやく名は馴染みだったのに実態を知らないできたノビルに出会った。出会ったのが自分の家の墓というのもなかなかの偶然だ。散歩途中の農道法面にこれが最近生えているのに気づいてはいたけれど、接写するには難しい位置だったので諦めていたのだった。花にムカゴを付けるという珍しい植物だ。ムカゴでクローンを作り、受粉で...墓場にノビル(野蒜)
もしも私がレシートを確認したりしなければ、何事もなかったように過ぎていたはず。でもそうなった時にスーパーの方では、鯵3尾と鰯3尾の数量違いとなり、金額集計では表面上間違いがないものの、どこでどうなったのか一応の追求なり逆算などが行われたのだろうか。そのようなややこしいことになる前に、客からの申告があれば全く助かったということになろうか。そんなこともチラリと考えながら、店長はどのように釈明をするのだろうかと待った。けれど、感じ良く『申し訳ありませんでした』と頭を下げるばかりなので、こちらとしても時間を取られるのが嫌さに、『レジのおねぇさんを余り責めないでくださいね』などという始末。PayPayの後払いクレジットで購入したのに差額は現金でもらったりして、ついでにサランラップももらって、クレーマーにはなり損ねた...クレーマーあるいはカスハラその4
やってきた店長は腰の低い明るい印象の好青年だった(好中年か)。電話の時に、見ながら話していたレシートはレジ番号とレシートNoを問われるまま伝えていたので、その控えというのか、管理ソフトからのコピーを持参してきていた。茶封筒に入れた差額現金の185円を取り出して、60円の3尾分で180円、シルバーデーの5%引きをした後に外税消費税の8%をかけてこのようになると説明する。そして、急いで当日やってくるということは、何かしらのお詫びの品も持参してくるのだろうとは予測していた。同級生とは『菓子折りでも持ってくるのかな?』と話していたのだが、金額が少ないだけにレジ袋に入れた細長い四角い箱はラップだった。ラップといえば、私はと使用時に切らして残念な経験があるので予備の買い置きをしている。ちょうど大の買い置き分が必要だっ...クレーマーあるいはカスハラその3
電話に出てきたのは店長だった。ひとしきり確認をしつつ謝った後に、差額をご返金するのでサービスカウンターに寄ってもらえないか、というようなことだった。それとも、これから返金に行くので、住所と名前を教えてくれないかとも言う。気になったのは、ペラペラと淀みなく話しながら、時々私のことを『奥さん』と呼ぶこと。『お客様』とは言わずに確かに奥さんと言うので、私にすればうわずった高音で話しているつもりはないのに、彼の癖なのだろうか。それともクレーマーとして現れる女性にはとりあえず、何回も『奥さん』と呼び掛けながら話すタイプの甘えん坊系なのかしら!?あらやだ。最後に〇〇さんの下の名前も教えて欲しいと言うので、ついついすぐに教えてしまったのだが、そこで(あ、男だったのか)と思ったのかどうか。来てくれると言うのなら、間違えた...クレーマーあるいはカスハラその2
昨日は町のスーパーはシルバーデーの5%引きにつき、恒例となっている農事の師の奥さんと買い出しに行ってきた。鮮魚コーナーで税別1尾120円の鯵にするか60円の鰯にするか迷った末に、鰯を3尾買った。先週は鯵にして塩焼きにしたので、今回は鰯を圧力鍋でやっつけてみようと思った次第。夕方、蜂仲間で釣り好きの同級生がやってきたので鰯を買ったことを話した。釣った獲物は必ず自分で捌く彼の長い講釈が始まったので、実戦で示してくれと言えば、よしきたと受けてくれた。鰯は柏崎の釣り場でこの頃たくさん釣れる時があるようだけれど、鯛を狙う彼は釣らないのだという。そうして言うには、店で売られている鰯がきれいなのは、網で獲られ流通の途中で鱗が取れてしまうからだと。釣ったばかりの鰯は鱗(コケと彼は言う)が多くて汚くて、処理に手間がかかるの...クレーマーあるいはカスハラその1
朝のウォーキング中、農道脇にピンク系ムラサキツユクサが咲いていた。アブが張り付いていて食餌中だったので、静かに近づきアップで連写した。黄色い枕のような葯には花粉が入っていると言うのだが、その袋からどうやって花粉が出るか取り出すのだろうと思ったら、どうやら横に割れ目があるらしいと分かる。細い雌蕊の柱頭に吻(フン)を付けているアブもいるので、蜜か匂いを出しているのだろう。雄蕊の葯の割れ目から花粉を着け、次は雌蕊の柱頭に吻を当てたら、花の思う壺の受粉となるという仕掛け。雄蕊の花糸に付いている毛は1列に並んだ細胞で先端の細胞が分裂して発達していくのだとか。かなりズームアップして撮れたので、細胞が数珠繋ぎになっている様子が観て取れる。ピンク系ムラサキツユク(紫露草)にアブ(虻)
梅雨入りしたので農事は気分よく休み、ぶらぶらと見回りをする。ビオトープでは銀ヤンマが産卵しているのでスマホを構えた。ギンヤンマにしてはずんぐりしているな、と思い調べてみるとクロスジギンヤンマ。ムギワラトンボ(シオカラトンボの雌)とギンヤンマの中間のようなトンボがいるのは分かっていたけれど、調べることはせずに今まで知らなかった。この歳になってクロスジギンヤンマという名のトンボがいたと知って、別に恥じることでもないけれど、昆虫好きの私としたことがと思う。クロスジギンヤンマ(黒筋銀蜻蜓)の産卵
通りすがりに気になって撮ってみたら意外に良いじゃないかと手前味噌の花たちを上げてみたい。昨年はすでに咲いていてブログに取り上げた、わが家のアジサイ(紫陽花)。これは他所で観るアジサイのどの種よりも奔放で野生的ではないかと思う。全体が青く染まり上がる前の、この初々しさが好ましい。ムラサキツユクサ(紫露草)は何と言っても花粉を包んでいるのだという黄色い葯が珍妙で面白い。前のお宅の化学教師が言うには、細胞質流動が観られるので観察実験に最適なのだとか。赤紫のムラサキツユクサも我が家に自生していて、ピンクと言った方が良いと思われるのも咲くのだが、私が刈りとばしてしまったのか今年はまだ見られない。それでも必ずどこかで咲き始めるはずなので、色を意識して配置換えの移植などしたら良いのかもしれないのだが、どうしたっていくら...この頃の身近な花
田舎とは言え古い家ばかりではなく、しかるべき収入も財産もあるのだろうと思われる新築や改築済の綺麗な家も多い。そんなお宅はほぼ全部が燕に軒先を貸すのを嫌い、燕お断りのキラキラテープをスダレ風に下げている。それでも燕はローラー作戦訪問販売よろしく、黙認してくれる家に行き当たるようだ。そうして雛が巣立っても当然ながら空中に浮遊する虫を捕えるまでの飛翔力が身につくまでは、きょうだいがかたまって電線などに止まり、親が近づいたら黄色い嘴を目一杯アピールしてねだる。うちの周りを子育てに利用して飛び回っている燕には、私にすれば温かい視線を送るというわけにはいかない事情がある。蜜蜂を食うという話なのだが、わがニホンミツバチの飛翔は複雑な軌跡を描くので空中での捕獲は難しいとは思う。でも、『新女王が交尾のために空高く舞い上がっ...巣立ちはしたけれど嘴の黄色い仔燕
2週間ほど前からアナグマを見かけること3度、ついに証拠画像を撮ることができた。最初は、私が庭にいて何気なく家の裏の方角を見たら、奴は普通にテクテクと歩いたり止まったりしていて、スマホを出して構えようとする直前に縁の下に入って行ってしまった。2度目は茶の間の西側に毎年恒例の日避け用にネットを張り朝顔を這い上がらせる準備をしていた時のこと、どうしても縁の下に潜り込みたかったようで、私との距離わずか2mほどのところにダッシュで飛び込んできたのだった。3度目は1週間足らず前のこと、夜の20時頃だっただろうか、私のいる茶の間の下で音がするので、懐中電灯を持ってでて縁の下を照らしてみたら目が光った。そればかりか、照らし続けていたら、近づいてくるではないか。ライトで闘うことは無謀だろうと一瞬で判断し、かといってライトを...アナグマ(穴熊)が庭を横切る
早朝ウォーキングコースの農道脇にオニタビラコが咲いている場所がある。咲いているとしたけれど、早朝なのでいつだって律儀に閉じていて、つぼみの黄色が住宅地を日が暮れてから見下ろした景色に見える。間延びした田舎の生地に居て、都会の大規模住宅地を恋しがる気分など無いはずだけれど。圃場整備で出来たまっすぐなコンクリート農道は、田舎だからか一般車の抜け道や近道として利用されることはなく、農業従事者の軽トラックと農業機械車しか通らない。私の歩く時間帯はめったに地元の人も動かないので、ごくたまに軽トラックが行くだけ。5時半〜7時半なので、他の散歩をする人に出会ったこともなく、徒歩の私一人が早朝ウォーキングに利用するばかり。もしかしたら、農業以外の用で通行してはいけないという通達でもあるのだろうか、と思うくらい。前置きが長...田の畔にオニタビラコ(鬼田平子)など
しゃがんでする仕事は、立ち上がるのも横移動するのも多少の困難さがある。そうであれば必然的に、しっかりと同じ姿勢のままで一定程度の成果を必要とする。そんな動きの1つの草抜きの間にまに、目線の低さで普段は無視している花に注目したりする。根を張って踏ん張る強い草に混じってヒョロヒョロの草が生えていて花も付けていたら肉眼では細部が分からないのでスマホで撮り拡大してみると意外に可愛らしかったりして、『調べる』機能で今まで聞いたことのない名が出てくることがある。先端に青が見えるなぁ、程度にしか思わなかったが、拡大したら春先によく観るオオイヌノフグリ(大犬の睾丸)に似ていて色は少し濃い。それが『調べる』ですぐに判明したタチイヌノフグリ(立犬の睾丸)。姿がここまで違っても、同じ仲間だと花が似るということのようで、オオバコ...草抜きの間にまに
ハコベはどこにでもあるような気になっていて、気にも留めていなかった。でも以前、取り上げたような気がして検索したら、2025/1/18に宇治での散歩のことを書いた記事にコハコベ(小蘩蔞)の画像を載せている。それで何となく本日撮った画像と比較してみると、花の様子が少し違うので検討してみた。すると、わが故郷に生えているのは雌蕊(メシベ)が5個あるウシハコベであることが分かり、庭の各所や畑で撮って確認すると総てがウシハコベだ。宇治ではコハコベ、田舎でウシハコベ、春の七草のいわゆるハコベラにはまだ出会えていない。ウシハコベというのは牛運搬業者の商標にしたら良さそうだ。わが故郷のハコベはウシハコベ(牛蘩蔞)
朝のウォーキングで農道を通行中に蛾の死骸に気づいた。胴体がなくて翅だけだったので死骸とは言いにくい。オオミズアオ(大水青)かオナガミズアオ(尾長水青)に違いないけれど、丸々とした胴体は、このあたりで時々観ることのあるフクロウ(梟)にでも食われたのではないかと思われる。ウォーキングの締めくくりは菩提寺の参道と墓場を通って帰るのだが、墓石の横にカラスの子が死んでいたのを見たのは数日前。傍らの杉の大木に作られた巣から落ちてしまったのだろうけれど、まだ羽根が育っていなくて軟着陸ができなかったものと思われる。後から思ったことだけれど、カラスの被害を防ぐためにダミーの死骸が売られているくらいだから、これをくくって下げたらどうだろう。カラスによる実害を感じたことはほとんどなくて必要性は感じないけれど、今年はトウモロコシ...蛾と鴉の死骸など
カボチャは主蔓が少し伸びたら摘心して子蔓2本を伸ばし、それぞれから1〜2個の実を育てるようにして脇芽(孫蔓)は見つけ次第摘む。これが基本方針で、ウリハムシ(瓜葉虫)にたかられても気にしないで良いくらいに育ったら、後はひたすら脇芽摘みだけが仕事の、楽で丈夫な野菜だから私でも育てられる。昨年収穫した実の種から育てたカボチャが、もう雄花を咲かせ始め、早くも雌花もあった。雄花を摘んで雌花の芯に人工授粉させるというような記述があったりするけれど、マルハナバチの多いこの辺りでは全く必要がないのも楽。瓢箪型なのでヒョウタンカボチャなどと呼んでいるけれど、バターナッツ・スクワッシュと言うらしいので、いつか誰かに話してみたい、カッコいい。畝が余ったので種を蒔いた百日草が育って、待望の大雨が夜中に降った後の今朝、1番花が開き...カボチャ(南瓜)とヒャクニチソウ(百日草)の花
小さいビオトープで、日常的になったイトトンボの2連飛行と産卵が見られた。このイトトンボはアジアイトトンボ(亜細亜糸蜻蛉)か、ホソミイトトンボ(細身糸蜻蛉)ではないかと思われる。メスが草の茎に産みつける間、オスが尻尾のハサミでメスの首根っこを掴んで直立している。ツバメなんかに襲われたとき、犠牲になるのがオスだけで済むという意図かもしれない。それとも、他のオスからガードして産卵まで付き合う(付きまとう)ということか。新しいビオトープに、お隣さんからコウホネ(河骨)をもらって植えた。泥の底に植えるのは難しいので竹棒で根っこを押さえつけているだけだが、そのうち活着するだろう。垂直の棒なんか在ろうものなら、直ぐにトンボはやってきて休憩場所にする。昨日はシオカラトンボ(塩辛蜻蛉)のオスが見ている前で止まった。イトトンボの産卵など
ベルガモットの名とミツバチの蜜減となる宿根草ということに惹かれて、かなり前に買ったのだったが、どうも違う。ベルガモットはそもそも柑橘類で、それで香り付けした紅茶をアールグレイというのだとか。で、ベルガモットに香りが似ているモナルダをベルガモット・モナルダと言い、モナルダも取ってベルガモットとも言ってしまうということのようだ。小さな水晶の集まりのような莟からチンアナゴのようなものがにゅるっと出て、弾けたように花開く。花開くとは言え筒状なのでわがニホンミツバチは蜜を吸えないだろうし、昆虫そのものが止まっている姿をあまり観たことがない。日本名タイマツバナと言われれば、確かに松明の燃え盛る様子に見えないこともない。それより、こんな髪型をしたサッカー選手がいたような気がするし、ダイアナ・ロスの演っていた『オズの魔法...ベルガモットだと思っていたらタイマツバナ(松明花)
タチアオイが咲き始めると現れるのが、『めごいやつ』とは言いかねるマメコガネ。今年もとうとう現れて、このごろ咲き始めたばかりのタチアオイの花を所々で喰い荒らしている。中には交尾しながら莟をかじっている不届きものもいる。鯉でも飼っているなら、つまみ取っては池に投げ入れてやるところだ。投げ入れても、着水する前に翅を広げて逃げ去るだろうか、そんな俊敏性はないはず。と、そんなことを思うのは、まだこいつをつまんで踏み潰したり投げつけたりしたことがないから。花が喰われていても、メタリックに輝く翅に見とれて、退治しようとしたこともないからだ。硬くて喰いにくそうだから鯉は食わないだろうか、鳥はこいつを喰うのか、天敵はいるのか。検索すると『・・・コガネツチバチ類やヤドリバエ類などの天敵が多く・・・(コトバンク)』と記されてい...タチアオイ(立葵)にマメコガネ(豆黄金)
一般的に解ってもらえる言い方なら『めんこいやつ』だけれど、うちの方では『めごいやつ』となる。時代劇の中で殿様が『愛(う)いやつよの〜』とつぶやく相手のことだ。昨日のブログに書いたアカハライモリ(別名;日本井守)は一晩経って脱出してしまったかもしれなかった。でも居たということは、水槽でも広さがありメダカという仲間もいて適当に放置されて汚れた環境は棲みやすいのかもしれない。でもビオトープに戻すと決めたので、掬いあげた後で赤い腹を撮ろうと思った。ところが、ひっくり返しても嫌がって直ぐに戻るので、シャッターを押す間がなくて諦めた。広口のガラス瓶に入れて下から撮る方法もあったのに、手乗りを撮っただけでよしとする。ムラサキツユクサはどこにでも蔓延るので雑草扱いなのだが、わがニホンミツバチが朝から何匹も居るのを見ると、...めごいやつ
意外に早く雨が降って農業用水栓から水が出るようになり、水を供給する前にひと仕事をした。小ビオトープの枯葉の堆積を引き上げ、掻い掘りのようにタモでメダカを掬ったりした。メダカはすぐに大ビオトープに放し、各種ヤゴはメダカを襲うだろうと思われるので、横の農業用水路に放した。昔は良い感じの小川だったのが、いつの間にか大型U字溝にされてしまっていたのだけれど、深みを設けていたりもするので生き延びられるだろう。アカハライモリ(赤腹井守)も居たからには、もう立派なビオトープだ。戻そうとも思ったが、ついついもったいなくて家の横に置いてあるFRP水槽で飼うことにした。その水槽は浴槽の倍以上もあるので、普段から雨水と井戸水とで半分くらい水量を保ち、ボーフラ発生を防ぐためにメダカも数匹入れてある。宇治の方で以前、ミユキと名付け...雨降ってビオトープ安泰
一番古いのは、生り方も形もアケビ(木通)に似ているポポー(北アメリカ東部地方原産で漢字はない)。落下したのを食べるので、先々は下草を刈り取って何かしらの敷物をしておこうと思う。花は咲いても、別の木がないと結実しないと言われているので諦めていたのだが、一昨年から落ち始め、去年は10個以上落ちた。生ったと書けないのは、葉が緑色で大きく実も同じ色なので生った状態を目視できなかったから。知らぬ間に生っていて落ちているのを見て初めて知ったのが、今年は初めて木に生っているのが確認できて生り方もアケビ似だと知った。カキ(柿)は今年初めて、2本植えているうちの小さい木の方に実をつけた。大きい方は花をたくさん付けたが、ほとんど雄花だったようで、実は確認できていない。これは甘柿の禅寺丸のはずで、受粉用に良いという宣伝文だった...自分で植えた木に実がなる
どんなに天気続きでも、水分をしっかり蓄えた茎を這わせるスベリヒユが、サトイモの畝にびっしり生えている。こんなにも立派に太いのが密集している様子は初めてで、小さな花も初めて注目した。迷惑な雑草ではあるけれど食用になるのだから、立派なものを摘んで茹でてみた。ネットでみると、ポリフェノールにビタミンにミネラルだと、スーパー野菜のように紹介されている。ただ食べすぎると害になる成分も多く、病気持ちには毒であったり、薬とは飲み合わせ不具合もあったりと要注意な代物。生を細かく刻んでサラダに混ぜるとかスムージーに加えるなどともある。ビタミンCは流れてしまってもいいから、ちゃんと茹でて水にさらしてポン酢で食べた。茹ですぎたのか、育ち過ぎだったのか、独特のぬめりが消えてしまって、あまり味がしなかった。病気を持っていて薬も飲ん...スベリヒユ(滑莧)の花など
雪の少ない冬だったから雪解け水の恵みが受けられず、それに加えてここしばらくは全く雨が降らず、ついに農業用溜池がほぼ干上がった。水利組合に面積割りの使用量を払っているのに水が出てこないので栓を閉じた。昨年も同様だったのだが、栓を開けっぱなしにしておいたところ、雨が降って水が供給されると夥しい数の蛙の死骸が流れ込んでいて往生した。貯水池の状況を見て、上の方の他所さんの田に水が供給されているのを確認してから栓を開くつもり。小さい方のビオトープは元からジクジクズブズブの放置田だったから、水は僅かながら湧いている。ということで、雨待ち台風頼みのビオトープなのだが、水量は徐々に減っていくだろう、すでに減り続けている。新ビオトープはすっかり澄み切って底が丸見え状態だが、数匹入れたメダカはどこに隠れているのかほとんど見ら...雨待ち台風頼み
後期高齢者になったばかりだというのに、数えで喜寿を祝う会の同級会があった。20名の参加者中、約半数の元JKはところ構わずキャピキャピキャッキャキャッキャとはしゃぐ。湯沢の大きいホテルに泊まり、温泉に入り、予算をケチった夕飯を食べ、カラオケが2次会で、その後は1つだけ用意された大き目の部屋にて3次会。持ち込み可ということで、大量のアルコール類、清涼飲料水、つまみが用意されてあり、余った分はお持ち帰り土産にプラスαと万事そつが無い。地元組はできるだけ自家用車で集合とあったのは、チェックアウト後に分乗して、どこかへ行こうというつもり。私は運転があまり苦にならないので、京都ナンバー車で参加し、蜂仲間同級生を拾って行く。翌朝のビュッフェ朝食のあとは広い部屋にまた集まり、次は米寿を祝う会だと、この中でも何人残るか・・...同級会は喜寿を祝う会
アサツキの葱坊主は小花の集合なので、よく見ると筒状にそれぞれが満開のようだ。モンシロチョウ(紋白蝶)が止まっていたので、わがニホンミツバチも吸蜜をするのだろうかと期待した。蝶々だから、あのストローを伸ばして吸蜜できるけれど、蜂は潜り込めるサイズでなければ無理だろう。止まっているのを見たことがないということは、ニホンミツバチの蜜源とはならない。最初の画像に写っている周りの葉は全てヤブカンゾウ。2枚目のバックのひょろひょろした草はツクシ(土筆)の親のスギナ(杉菜)。アサツキ(浅葱)の葱坊主
子どもの頃のこの時季、母はいつも大量にチマキを作って台所や廊下にぶら下げていた。洗った餅米を、くるりと巻いた笹の葉に匙で詰め、イグサで縛る作業は見ていたけれど手伝ったことはなく、兄姉たちが手伝うのも見たことがない。お隣の奥さんが、チマキの時季になったからと、砂糖入りのきな粉も個数分だけ添えて持ってきてくれたのは1週間前。珍しい豆腐ドーナツももらい、これはほぼ普通のドーナツで、沖縄のサーターアンダギーにも似ており、足して2で割った感じ。チマキは昔と変わりなく餅米なので夕飯に3個、次の朝に2個、ご飯として美味しくいただいた。昨日はタマネギの茎の倒れた分だけを収穫して、初物を畑からそのまま、チマキのお返し代わりにお隣へ持って行った。新玉ねぎの輪切りをバターでステーキ風にすると美味しいと教えてもらった。タマネギは...チマキのぶら下がる景色など
水棲生物の冬季避難場所としての入江を掘る前に、仮に橋を架けてみた。縦断面が歪(いびつ)で、受ける橋台も平らではないので、ガタつきは当然ながらある。一発で決まることはありえないけれど、ようやく抱きかかえられる重さなので、接触面を見極める。3回ほどのやり直しで、ほぼ決まり、あとは一旦外して下をおいおい掘ることになる。ガタつきの噛ませは最終的にやって完成させる。一段落して休憩していたら、連結の糸トンボがやってきて、睡蓮に止まって産卵を始めた。もうすでにトンボが当たり前に棲息する場所となっている。昨日のビオトープ
移植した睡蓮には元々1個の小さな蕾が付いていたのだが、ちゃんと成長して花を咲かせた。睡蓮の花は咲いている時間が意外に短くて、3時前後にはしぼみ始めた。陽の傾きを感じ取っているのなら、『睡蓮の花がしぼみ始めたら干した布団を取り込め』という原則が成り立つかもしれない。こうなると、丸池の睡蓮をもっと株分けするか、新たに買ってくるかして増やしたくなる。白ばかりか赤も黄色も咲かせたいし、くびれの向こう側はレンコンの蓮か古代蓮を咲かせたい。今のところ、意識して飼っているのはメダカとミナミヌマエビだけだけれど、冬越し用の避難入江と架け橋工事に取り掛かった。2分割に裂いた丸太を架ける両側の橋台部分が重要なので、短い丸太を置いて押さえの杭打ちをする。恒久的に丈夫である必要はなく、せいぜい10年間ほど形をとどめてくれたら良い...その後のビオトープ
梅がスーパーの入り口付近に展示されはじめると、買おうかどうか見るたびに惑う。先日『訳あり』という表示に惹かれて立ち止まったら、同年齢ほどと思われるジーさんも立ち止まった。「訳ありかぁ、こっちもそうだし、これで良いやんだ」「そうやんだ、先も短けー訳ありだんがのー」などという会話を交わした。で、ちょっと割安の訳あり大玉南高梅をカゴに入れ、ホワイトリカーを探して酒類コーナーに行く。すると、ホワイトリカーより少しだけ高いブランデーベースリキュールというのを初めて見て即決した。安い梅を買った意味がないと言おうか、こんなところで帳尻合わせをしないで、全く傷のない青々とした梅にしたら良いものを・・先が無いんだから。少し前に、一昨年作った梅酒の梅を取り出し、濁ってしまっている梅酒をコーヒー用のフィルターで濾し、梅酒用の瓶...訳あり梅にブランデーベースリキュール
庭の小さな池を石組みにするにあたり、以前、胴付き長靴を買ったのに2日ほど使っただけだった。普通の長靴と変わらない安さなのは漁業関連など水を使う仕事をする人達の消耗品だからだろうか。劣化する前に使える機会がやってきて、これからは時々履いて、胴付きの似合う人になるべし。水を張って1ヶ月、ようやく澄んで底まで見られるようになったけれど、また濁らせることになる。澄んだことで、ユンボのバケット痕まではっきり分かり、縁近くに極端な浅い所があったり大きい石が見えたりする。泥を掬い、田んぼの畦塗りの要領で縁をきれいにしたいのと、バケット痕を消したいのと、石を引き上げるという目的を設けた。畦塗りは、子どもの頃に田んぼで大人がやっていたようなイメージではできないことが分かった。代掻きをした田んぼのドロドロ土だからこそ、掬って...胴付き長靴を履いてビオトープに入る
優先順位としては、1本目でやれることは分かったのだから、2本目は限りなく低い。冬間近の、私がこちらを撤収する直前でいいのに、丸太が目に入るたびに筋肉が躍動を欲する。すぐにやるべきことはいくらでもあるのに、ついつい取り掛かってしまった。道筋となる切り込みをチェーンソーで入れることもなく、今回はいきなり斧を切り口に打ち込む。木自体がねじれて成長した様相なので、どのように裂けていくのか予測がつきにくい。幹が捩れて成長していくネジキ(捩木)という木があるけれど、ほぼそのような形状。それでも、捩れの目立たない面もないことはないので、ここなら上手く割れるかも知れないという位置に打ち込む。ひび割れが真っ二つに走らないのはどういうわけか分からないけれど、直径直線になるよう修正もした。あとは力任せに楔がわりの柄の取れた斧と...丸太を裂くその2
わが家に道から玄関までスロープがあり、その片側に咲くアジサイは、園芸種として売られているようなものではない。完成する前の過渡的か途上のものが、園芸研究所から流出したのではないかという感じ。枝分かれすることなく、1本1本が地面から独立して、その先にこの花をつける。これを入力している時点で、本当にそうなのかな、とは思うけれど、確認に走ることは割愛。大事にしようと思ったことはなく、伸びすぎたら車体を擦るので、頃合いをみて出過ぎた分を草刈機で薙ぎ払う。その程度の無頓着さと無神経さが良いのか、毎年決まった形に咲いてくれる。スマホのマクロ撮影が上手くいかないのだが、ぐっと近づけてみたら、あまりボケずに撮れた。昨日の浅葱の花は中途半端な半開きだったで、丸くなったのを見つけて撮ってみた。過渡的様相のアジサイ(紫陽花)
10年ほど前に初めてアサツキの花を自宅敷地内で発見して、淡い紫に心動かされた。それから毎年見るけれど、せいぜい2個とか3個だった。ところが今年は、自然繁殖しているアサツキの蕾がざっと数えても30個か40個という多さ。昨日蜂仲間の友人のところでも咲いているのを見たから、たぶん10年とかもっと、そのようなサイクルでの希少なアサツキの花咲き年に当たるのではないかと思われる。最後の画像は、アサツキの枯れはじめ状態で董立ちした大量の蕾。置いてあるスプレー容器に入った液体は、千葉の友人が作ってくれた天然素材の虫退治薬。瓜科にたかって困るウリハムシ(瓜葉虫)が来なくなる効果があるようなので、毎日カボチャとキュウリとゴーヤの葉にスプレーしている。アサツキ(浅葱)の花が目立つ年
竹藪の中に放置されていた丸太を蒲鉾状に割ろうと考えた。チェーンソーを使って切ろうとしたが、縦挽きだからか、素直に切れなくて往生した。縦目なのだから、斧を叩き込んで力任せに裂いてしまおうかと考えた。薪割りや竹を裂く時、竹は先から木は元からという原則がある。ということで見てみると、私はチェーンソーを細い先から入れてしまっていた。斜めに入れているので、上の長い方で30センチほどでしかないけれど、せっかくだから原則に逆らって斧を差し込み、大金槌で叩き込む。やはり、素直な裂け方にはならないが、やり始めたら止まらない。柄の取れた斧の刃も楔代わりにして、交互に徐々に裂け目を広げる。チェーンソーでやり遂げようとすれば何度も休憩を入れて1日ではやれなかったかも知れないのに、力任せは早い。きれいに裂けなかったのは原則を破った...丸太を裂く