イグサ(藺草)の正式名はイ(藺)だそうで、イロハ順ならいの一番だ。ビオトープの縁に生えているのは確かにイグサなのかどうか。背が低すぎるような気がするので、色々と確かめてみた結果、やはりほぼイグサと思われる。それにしても、茎が真っ直ぐに生え、途中に脇芽のような形で花が付くというのが面白い。画像は工夫せずとも放射状の奇妙な図となったので、じっくりと構えて撮るならば、なかなかの素材ではないかと思った。野生の花その4
今春は宇治京都では観られないまま帰省する格好になるだろうと諦めたのに、昨日は1分も行かない何厘咲き位のソメイヨシノを見られた。1輪だけ咲いているのに気づき、それだけをいろんな角度から撮ったが1枚もうまく撮れず、全部削除して撮り直そうとふと見回したら、別の枝にはそこそこ咲いていた。それでもうまく撮れず、画像での露出調整をしてみたら、なおのこと不自然になってしまったから、やはり無修正のままが良いという結論。そんなもやもやがあり。帰宅してメールチェックをしていたら、クレジット会社から妙なものが入っていた。ほとんど日本語表現に問題はなさそうだけれど、変なところもあり、すぐにこちらの情報を入力させようとする画面に行くばかり。クレジット会社に尋ねるまでもないと、検索してみれば、同じ文言での詐欺メールが横行しているとい...ソメイヨシノ(染井吉野)と詐欺メール
温度計を見たら21度だった昨日は空も晴れ上がり風は春風。ソメイヨシノの開花が見られるかも知れないと、勝手に標本木と定めている高台の桜を見に行ったけれど、1輪だけ開きかけがあっただけ。今春は京都宇治のソメイヨシノを見ずに終わってしまうことになる。生家に行く用意をしなければいけないのに散歩を始めて、その途中、田舎の水道局へ『4月から使うから』と開栓してもらう電話をした。万福寺の門前近くに、大輪の椿を咲かせている家があり、撮らないではいられなかった。画像保存アプリはヤブツバキと言うのだけれど、名のある園芸種に違いない。私の飼っていた亀のカメリアを想い出したのは、たった今。石垣の隙間にも縁石周りにも雑草の花が咲いている。防草シートが張ってあるにもかかわらず、ちょっとした隙間にホトケノザが蔓延っていた。マスクが落ち...天気が良いと花をさがす
見た順番は中下上だけれど、とにかく私のウォーキングは一心不乱に同じペースを保って体力作りに励む、というようなことは決して、しない。考え込んでゆっくり歩いたり、百均で買った握力を鍛えるニギニギをやったりもする。目新しい何かに立ち止まったり、しゃがんで見入ったり、耳を澄ませたりの勝手きままな動きは、ほとんど保育園児レベル。坂道か階段を選べる時には、ほぼ階段を選び、二段上がりをするようにはしている。これは三浦雄一郎氏を真似たもので、彼は同行者がいれば、その人の荷物をできるだけ持たせてもらうとインタビューで答えていた。ところで昨日の目線は、宅地造成はされているのに放置されている場所にあるネットを被せられた幼木。ゴルフ場があり林も森もあるところなので鹿の被害防止用。道路脇にアザミ(薊)のロゼットが張り付いているのを...上中下目線
散歩範囲内にトンネルが一つある。センターライン上にポールが立っている2車線で歩道は片側だけ。全体がゆるくS字なので、出口の見えないトンネル。車は先を急ぎ、歩行者は増幅された車の騒音に身体を抑え付けられ、捕虜のように押し黙って歩く。などと、つい表現したくなるほどに、このトンネルは、車も人も近道ができて便利ではあるだろうけれど、配慮というものが無いように感じてしまう。空と景色から遮断され、薄暗くてうるさいばかりの我慢を強いる狭い空間。本日は造影剤を注射してのCT検査と血液検査の結果を聞きに行ってきた。取り立ててどうこうという変化はなく、転移の兆候もなしということでやれやれ一安心。トンネルは抜けた。次回のこの検査は1年後にまた、ということになった。これで私の冬季避て難生活は終わりとなる。散歩コースの一つである茶...出口の見えないトンネル
今回の冬季自宅滞在の最重要事項が昨日のCTスキャン。ヨード剤という造影剤を点滴してのことだから、予約も3ヶ月前なのだから万全の体調で臨むべし、なのに4日ほど前から風邪をもらって散々な状態。幸い熱は上がらず下痢も吐き気もなく食欲はあり、喉が痛いだけ。咳の発作がしょっちゅうやってくるので、その事は検査技師にも伝えて、CTの撮影中でも、そうなるかも知れないと断っておいた。ところが本番になると、造影剤が入ったら身体は温かくなるし、何の我慢も必要なく、見事に無事終わった。その後は造影剤を排出すべく、車を運転中にも水分摂取に努め、いろいろと注意書きにある副作用のようなものは一切なかったので、まずはめでたし。広い病院内を歩いてもさほど歩数は稼げなかったので、夕方6時から歩いた。日が長くなったのことをウグイスの囀りで実感...美声の主は地味で落ち着きがない
なぜかイソヒヨドリ(磯鵯)のオスを昨日は3箇所で観た。メスもどこかしらで、ちらちらで見ているはずだけれど、地味なので認識できないでいるのだろうと思われる。だいたい一羽で行動をしているシロハラ(白腹)やツグミ(鶫)と、同じくらいの大きさなので気にも留めないからだろう。イソヒヨドリの囀りと思われる鳴き声もよく聞くのだが、オスもメスも囀るようだし、真似の上手いヒヨドリ(鵯)がなんちゃってをやっているのかも知れず、実際に鳴いているのを見つけ、双眼鏡を使ってウォッチングしないことには確定とはいかない。昨日三羽観たのはそれぞれかなり離れた場所なので同じ個体ではないはず。とにかく今の時期、我が散歩コース内にはイソヒヨドリが相当数滞在中のようだ。オスの美しさは、メスへのアピールだけではなく、目立って外敵の目を自分に引きつ...青い鳥を観る
昨日は、あるお祝い会に参加して、食事の後は会場を移動してのスイーツ・ビュッフェ。セットになっているのだそうで、スイーツのバイキングは初めての経験。話には聞いていたけれど、なるほどこれは楽しい。すべての菓子ケーキがミニサイズなので種類をたくさん選べる。総てを一つずつ取ることもできないほどに多様なので、それなら好きな種類をいくつも取るという方針にした。イチゴが散りばめられていたので取ってみたら、それは飾り付けの作り物だった。イチゴならやはりこれと、苺大福を3個4個と取り、チョコレートケーキもそのくらいに、あとは焼き菓子風だったり、カップに入っているのを取り、1回目は軽く平らげる。歳の割に皆がスイーツは男女格差なく別腹らしく、2回目に立つ。ヒトの手元を見てみると、同じような取り方をしている皿がない。分析するまで...食後はスイーツ・ビュッフェ
一先日、ちょっと電車で京都駅近辺の都会に出かけただけで、風邪をもらって来てしまった。喉の痛さから始まり鼻水つつーのピークに至り、二晩の寝苦しい夜を過ごした。幸いなことに熱は出なかったようで、体温計を当てることもせず、風邪薬は効かないと知っているので服用せず、蜂蜜水をちびちび飲んで、のど飴を舐め続けた。今朝はほぼ快方に向かっていることが分かる。風邪くらいでは医者に行かないで来たけれど、1割負担の老人で暇はあるのだからせいぜい近所の内科医院に行くべし。そうは思うけれど、コロナ以来、熱があったらコロナを疑われるはずで、予約したら特別コースに組み込まれ、不確かで怪しいと言われる検査薬で陽性にさせられたり、次の日には陰性になったりする藪蛇は御免だ。だから体温を計ることもしなかった。今日はこれから、数千円の会費での会...ユキヤナギ(雪柳)とボケ(木瓜)とサクラ(桜)
万福寺の裏手の高台にある墓地から見える愛宕山は、邪魔になる建物も電線もないのですっきりと稜線が分かる。1週間前と同じく、高低差50mの散歩をしているときにローソンに行き当たり、コンビニで住民票を取れるようになったということを思い出してやってみた。来月から行く田舎で必要なのだが、ナンバーカードを出してやってみるけれど、機械の反応が遅くて、しかもあるところから進めない。もしかしたらスマホで何かしらの準備段階が必要なのかもしれないけれど、3回堂々巡りをしてから諦めた。結局、散歩コース上にあるコミュニティセンターでアナログ的に申し込み用紙に書いてすんなり発行してもらった。先日は土地の全部事項証明を法務局のインターネットで申し込むと100円引きになり、郵送してもらってもまだ得だというようなことでやってみた。ところが...黄檗宗万福寺の裏手にて
久々に京都駅近辺に行く用があり、駐車不要の送り迎え程度なら車で行くけれど、自分の用なので徒歩で家を出た。2km半ほどある最寄駅までの距離を、バスに乗らず歩くのは、節約兼1日の目標歩数を稼ぐため。途中にある木幡小学校の敷地に、冬に逆戻りの寒い中、白木蓮が満開状態だった。撮ろうと構えたら、虫食いのような傷ものの花びらが目についた。虫はまだあんまり出てきてないはずだが、鳥がつつくこともあるのだろうかと調べてみた。木蓮は花木としては最古らしくて1億年以上前から今の姿で、中国では花弁を食用に・・などという記述を見つけた。でも、犬に危険な植物として木蓮があり筋弛緩作用があるとか、も書いてある。つつくとしたらヒヨドリあたりだけれど、最近の冷たい風に煽られて傷付き、自家修復作用で縁取りができたのだろうと思う。そうして角を...ハクモクレン(白木蓮)など
昨日は天気がころころ変わり、出掛けようと決心した時はしぐれ模様だった。『しぐれ(時雨)は秋の末から冬の初めにかけて、ぱらぱらと通り雨のように降る雨』らしいので、ふさわしい表現ではない。でも、寒くて、風が冷たくて、ぱらぱらと降ったり止んだり、それが雨ではなくて白かったりもするのだから、時雨とした。早咲きの桜がそこここで見られるようになったばかりなのに、冷たい雨はむごい。そんな中、傘を持って、時々は差して、煽られて裏返るのを直したりしながら予定歩数を目指す。夜でなければ、必ず何かしら撮りたいシーンに出くわすので、ブログネタを見つけるのも目的。一昨日はバンクシー(?)とボケなど、昨日は雨に濡れた桜と、雪混じりの雨が降っているに違いない比叡山と、内陸に進出したイソヒヨドリ(磯鵯)を撮った。この鳥はよく見かけるよう...桜は咲いても冬の寒さ
それとも外国のどこかに迷い込んでしまったのか・・・などと、これを見たときには思わなかった。まさか本物じゃないだろう、上手く真似てるなぁ、ブロック塀をきれいに塗ったら、何か描きたくなったんだななどと考えた。夜中にスプレーで落書きをしてまわる悪ふざけ者たちの仕業ではなくて、お茶目な人が自分の家の塀にバンクシーを真似てみたのだろう。そう思いつつ取り敢えずスマホを構えたのだが、公表したら迷惑が掛からないとも限らないので、『透かしブロック』だけをバックに入れて大きさが分かるようにした。もしかしたら本物かという気もして、検索してみると、この絵の最初は2002年のロンドンでということだし、日本でも関東方面には何箇所か同じのがあるらしい。でも、日本のものは本物かどうか疑わしいような説明でもあった。真贋はともかく、描かれた...バンクシーが現れたのか
昨日は、寒気の吹き出しという予報で、全国的に冷たい風が吹いたようだ。明るいうちに散歩に出ようと思いながらぐずぐずして、それでも何とか暗くなる前にでて、よそ様のモクレンを撮った。寒気の吹き出しとは、『冬型の気圧配置に伴い、シベリア方面の高気圧が張り出し、強い寒気が南下してくること。』と気象庁の予報用語にあった。モクレンは花開いたら、夜はしぼむというような花ではないので、開いてしまった先駈の一輪が寒風に吹かれて乱れていた。右側の家はモクレンの持ち主ではない隣なのだが、見るたびに素晴らしいなぁと感心する壁。おそらく家主の注文した色だろうし、以前にもこのブログで取り上げた気がする。昨日は、モクレンの背景の添え物的に、切り撮ってみた。モクレン(木蓮)はもうすぐ
いつの間にかツルギキョウが咲いていて、もしかしたら雪が降らない所なら、年中次々に咲くのかな。地べたを這って人知れず地味に咲く、といった雰囲気の花だから親近感も湧こうというもの。先日取り上げたオオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)のことを、最近は「星の瞳」と新しい名前で呼ぶ・・と教えてもらった。昨日は、それにそっくりでありながら、野草ではなく園芸種と思われる花が、よそ様の石垣の上に植えられていた。オオイヌノフグリより濃いコスミックブルーなので、これこそ「星の瞳」と呼んで欲しい気がするが、調べるのはまたの機会に。一昨日の記事に書いた日本ミツバチを飼っている人の飼育箱は遠目に観ても、ミツバチの出入りする様子が見てとれた。画面を広げて、震えるのを防ぎながら撮ったが、いくら手ぶれ補正機能が付いていても、やはりこの程度にしか...ツルギキョウ(蔓桔梗)など
散歩中の夜9時頃だったか、工事現場にでくわした。道路工事ではなく、マンホールの中での、音をあまり立てない作業だからやれる仕事だったのだろうと思われる。夜間の工事現場照明は、どこでも大きい行燈型が使用されていて、すごく明るい。発電機も静音型に進化しているし、住宅地内でも家自体の遮音性能が良くなっているから許されているのだろう。夜中に散歩なんぞしている身からすれば申し訳ないような気もしたが、少し離れてから撮った。右側はいつも通り抜ける、親鸞の誕生院。対照的とも言えるシーンを2、3日前に見た。小学校の卒業式後だったのではないかと推測したのだが、公園横の階段下に自転車がたくさん置かれていた。自転車を降りるのももどかしく公園へと駆け上がったに違いなく、ドッジボールだったか・・大勢で遊んでいた。腹を立てたわけではない...夜の工事現場など
散歩コース内に、蜜蜂の飼育箱を置いている場所が3箇所と、待ち箱を置いているのが1箇所ある。住宅地内に設置していて、確実に日本蜜蜂の飼育に違いない重箱式飼育箱なのが1箇所。草ぼうぼうの果樹園(?)で、ブルーシートで防寒保温を施している日本蜜蜂か西洋蜜蜂か判りにくい飼育箱群が一箇所。竹ヤブ脇に小さな畑があり、そこには西洋蜜蜂と思われる飼育箱が置いてあり、巣門に群れる蜜蜂が遠目にも観えた。日本蜜蜂をおびき寄せる箱と言うより丸太をくり抜いた寸胴型の捕獲装置を置いてあるのは、人の踏み込まない林の中。けもの道のような通り道から観えたもので、誰かがこっそり置いているもののようだ。昨日と一昨日の散歩では、梅と早咲きの桜(?)に蜜蜂が数匹吸蜜をしていた。梅の方はうまく撮れず、全体の上方に画像のシミのような黒点が蜜蜂。桜(?...蜜蜂が観られるようになってきた
散歩コースの各所に見られる枝垂れ梅は皆一様に早咲きなのか、花があっても散り残りの風情。それに対し枝垂れタイプではない刈り込まれたウメは今が盛りのようだ。花を楽しむウメと実を採るためのウメは、モノが違うのかな。それはともかくも5日前に撮ったのが、私にとっては今年1番良く撮れた梅花図。昨日はオオイヌノフグリの群生に出会った。ウグイスの初鳴きはいつ頃だったか、昨日はもう谷渡りの声を聴いた。オオイヌノフグリも田の畦などではずっと前から咲き始めていただろうけれど、群生を観て、初めて咲いたな、と思う。住宅地の敷地フェンスから道路に迫り出しているヒマラヤユキノシタはいつから咲いていたのだろう。ようやく気づいて接写したのは、いつも感じる雄シベの目立つ金色に惹かれてのことだが、撮ってみると大したことなくて少し残念だ。盛りのウメの花と初オオイヌノフグリなど
昨日の散歩では、何となく不審物件あれこれという撮り方になった。キンカンにしては大きく、ミカンにしては小さくて、どちらかに決められない柑橘類の横にあったコーンが不審物。てっぺんを外せるタイプのコーンらしくて、中から笹竹が伸びて突き出していたので、これはゆくゆくどうなるか注目していきたい。次が先日見つけた散歩コースの谷川の柵が、なぜか一箇所だけ、猛烈な力の加わっただろう曲がり方をしていた。両側が竹藪なのに大きな樹もあって、台風か何かで倒れたか、それとも倒すのが下手で柵の上を直撃したか、そんなところか。次に見たのが『ホタルを育てています持ち帰らないで下さい蛍を育てる会』という看板。◯◯子供会とか◯◯町内会とかだったら分かる気もするけれど、育てる会って具体的活動が思い浮かばない。自然保護とか環境保全という大義があ...不審物件あれこれ
昨日はいつの間にか時間が過ぎてしまい、少しは体を動かないと何かしらの不具合が起きそうなので、夜の9時から徘徊開始。雨は止んでいるだろうと期待したけれど、ぱらついているのでビニール傘を差していく。風も時折吹いて傘が裏返りそうになるので、吹いてくる方向を定めて、斜めに、時には水平近くまで下げて、それでも引き返したりしない。夜の9時でも雨でも風でも、すれちがう通行人はたまにいて、傘を前に倒してずんずん下り坂を降りていたら、いきなり横を高校生くらいの若い娘が自転車を押しつつ横にいてびっくりした。けげんな顔をしていたのは、前を見ないで進んでくる人間を不審に思ったのか、雨は止んでいるのにと思っていたのか、自転車を降りて押さざるを得なかったのが不満だったのか。最近は高校生でもバッテリー付きのアシスト自転車が主流なので、...高低差60mの徘徊
別にたいしたことではないけれど、憂鬱なこと、残念なこと、面白くないこと、ついついハマることなどが重なってブログ更新を忘れていた。そうなると何にでもケチをつけたい気分になるけれど、自分に向かって『抑えて抑えて堪えよ』と言い聞かせる。というほどでもないのだが、夕方までブログを放っておいたのも、我ながらどうしちゃったんだろう状態。昨日の散歩中は、今日を予感させる、親鸞を背後からパシャ。後ろ向き
禅宗の中で一番最後に伝わった黄檗宗の本山である萬福寺の周りを一周するのは高低差がかなりあるので45分かかった。スマホに高度計もついているのだから、ちゃんと目的意識をもってウォーキングをするなら、高度差や距離などが分かるはず。なのに、きょろきょろぶらぶら途中で立ち止まって最高位から大阪平野を望んだり、いろいろと覗き見したりの45分。次の機会はデータ収集も目的に真面目に歩いてみようと思うが果たせるかどうか。それはともかく、先日の散歩で目につき立ち止まったのは『守本尊干支の寺』という石碑のある寺。萬福寺の塔頭に違いないけれど、干支に運命的なものをあまり感じたことがないので、「ふーん」とだけ。次に見たのが、築地の白壁沿いのアプローチがなかなかに良いお寺。何も注意書きのような看板が無くても、無いならなおさら、中に入...萬福寺の周り
カワウは盛んに潜水を繰り返す個体も1羽いたが、その後で観た2羽は石の上で羽繕いをしていた。アオサギは大きい図体なのに首を縮めて、顎下の羽が仙人の白鬚と見なしたいところだが、貧相な寒がり爺さんの風情。コサギは川の中で、歩行者自転車専用橋の上から観られているのも気にせず、脚を突き出してどじょうすくいの仕草を繰り返していた。キンクロハジロ(金黒羽白)のオスは、白黒のコントラストが美しいけれど、金色の目が陰険な印象を与える残念な鴨。山科川の土手道を散歩中に冷たい風が吹いて雪が降ってきた。風華(かざはな)とも霰(あられ)とも霙(みぞれ)とも言えない感じ。風華ならふわふわとして小さくても雪の結晶が見えるのにそれがない。霰なら雹(ひょう)まで成長しなかった小粒で真っ白な雪玉で、霙は顔に当たればべちゃっと冷たい半透明の粘...散歩中に雪
測量中というシールの貼られた車が停車していた。グーグルのストリートビュー・データ収拾車だろうと思われるが、茨城県のナンバーだったので、本当のところは分からない。単なる休憩にしては不自然な場所なので、確かめたいと思ったけれど、わざわざ近づくのは気が引けて、遠くからの盗み撮りにとどめた。ある団地の駐車場に軽い事故に遭ったと思われる故障車が置いてあった。事故や事件があると、現場保存とかプライバシーに配慮してか、やたらにブルーシートで隠すものだけれど、この車は堂々と晒している。投げやりになっているのか、車の中はダンボールが詰め込まれていて物置状態。日常的に必要な車だったら、自動車修理工場で写真を撮り、すぐに直しつつ損害賠償請求なり保険支払の手続きを踏むものなのにどうしたことだろう。全くの自損なのでしばらく放置なの...車、車、車
散歩の帰り道によく通る法界寺前道路脇駐車場から本堂と蓮池を盗み見た。本堂の佇まいと泥池にある蓮の花殻が良い感じ。法界寺は隣にある親鸞の誕生院と切り離せない寺で、法界寺境内に設けられた保育園は『誕生院保育園』だ。名を貸しているのか、それとも共同の副業なのか、保育寺子屋だ。散歩中にヂンチョウゲ(沈丁花)の香りが漂うようになって、普通の赤紫のタイプとは違う白い品種も昨日は2箇所で見た。法界寺本堂と蓮池を盗み見など
神社や公園で餌をくれる人が現れるのを待つドバト(土鳩)と違い、キジバトはどこででも見られるかわりに、あまり見ない鳩だ。ででっぽっぽと鳴く声は聞くこともあり、枝の混み合う立木に巣を作っているのを見つけることがあるのもこいつだ。警戒心を怠っているのか、こちらに害意がないのを見切っているのか、通りすがりの門扉に、番の2羽が止まっていた。こちらを向いていたのに、スマホを取り出している間に1羽が向きを変え、2回のパシャだけで屋敷内に飛び降りてしまった。キジバトはドバトと交わることはないのか、曖昧な模様はなくて、いつどこで見てもこの模様。調べてみると日本固有種の留鳥だそうで、人に馴れず決して群れないところが好ましい。白梅を逆光で撮ってみたら、補正をしてみても、やはりうまくいかない。ヒイラギ(柊)はデコレーションケーキ...キジバト(雉鳩)など
黄色い花が街路樹根元の縁石に囲まれた数十センチ角スペースに一輪咲いていて、谷筋からの細い川の土砂溜まりにも群れ咲いていた。調べるとキクザキリュウキンカとあり、さもありそうな名だけれど初めて知ったような気もするし、『リュウ』は何々菩薩立像などの『立』なのか。ヨーロッパ原産の帰化植物というからには園芸種ではなく、いろんなところに雑草とまぎれて定着してしまっているということか。キクザキリュウキンカは2,3日前の散歩で撮ったのだが、昨日は雨降りの中を散歩して、先月末にとりあげたハリガネゴケ(針金蘚)を見つけた。車道脇のガード支柱の根元に胞子嚢の蒴果を立ち上げていて、見ていくと支柱のほとんど全部に生えていたから、雨の日は一斉に萌え立つのだろう。キクザキリュウキンカ(菊咲立金花)など
川を見下ろしながら土手沿いの道を歩いていたら、カワセミ(翡翠)がきらきら光りながら飛んできて橋桁の下側の縁に止まった。左岸から画面を最大に広げて撮ったのがあまりに小さいので、右岸なら少しはましかと橋を渡っても、まだ居続けていた。トリミングしたら雰囲気を壊しそうだから、小さく撮れたままの画像で、まぁいっかという次第。真下ではコサギ(小鷺)がどじょうすくいのように、小刻みに脚を震わせ何かを追い出す仕草を繰り返していた。画像は、ちょうど何かを捕まえた瞬間なのだが、くちばしに何が挟まっているのか判りにくいけれど、川エビだったのだろうと思われる。目見当をつけてカワセミの下辺りの水面にしばらくスマホを向けていたのに動きはなく、諦めて歩き始めたらすぐに飛び込んだ。何かを捕まえたら元の場所に戻るものだけれど、飛び込んでか...山科川土手にて
手をかざしてみた程ではないけれど、ちょっと遠望した撮り方を一昨日と昨日にやってみた。1枚目は、ある団地内を歩いていて、建物内を横切らせてもらったときに、鏡の間に入ったような景色があらわれた。こんな廊下を見たら、こどもなら全力ダッシュをしたくなるのではないかと思った。外開き玄関ドアだろうから、走ったら危ないので、小さいときから禁止事項として言い含められるのかな。薄っすらとした雲があったが、ジェット機がよく見えて、尾を引いていないから翌日は晴れるはずで、昨日はその通りの寒い好天だった。1〜2km位と目見当で思った距離をとって、同じ型のジェット機が追尾していた。わが町の上空は関西空港&伊丹空港&神戸空港への航路になっているに違いない。飛行機に乗る度に、搭乗の機種の説明パネルを座席でわくわくしながら読んだものだけ...遠望
散歩の中間点として小休止をする公園で、いまにも咲きそうなヤツデの蕾を見つけた。何かに似ている・・・と思い巡らせば、ウド(独活)の蕾にそっくりだ。部分的に見たら、もっと似ているのがフキノトウ(蕗の薹)の雄花の蕾。あと1ヶ月足らずで田舎に行くことになっているけれど、雪解け後の春の様子などを想い、もう里心が湧いてくる。ヤツデ(八手)の蕾
ここ2,3日に撮った気になる木は、黄色い花のミモザと赤い実のクロガネモチ(黒金餅、黒鉄黐)。ミモザの日がイタリアではあり、3/8に日頃お世話になっている女性にミモザの花を贈るとか。それが国際女性デーとなり、そのシンボルがミモザ。イタリアでのミモザはフサ(房)アカシアだそうだが、他所様の庭にあるのを散歩中に撮ったのはギンヨウ(銀葉)アカシアのようだ。女性に対しては非常にマメだと評判のイタリア男性なら、周りの女性すべてにミモザの花束を贈るのだろうか。本命ミモザや義理ミモザもあるのかな。今の時季に、赤い実と常緑の葉のコントラスト鮮やかに目立つのが公園のクロガネモチ。なかなか覚えられなくて、赤い実からなんでクロになるんだ、ということで、いつも忘れていて調べる。実は食べると下痢や嘔吐を引き起こす可能性とあったり、毒...ミモザとクロガネモチ
近所のスーパーの庇の下に大型プランターが並べられていて、その内の1鉢にいつも咲いているように思われるのが真っ赤なゼラニウム。和名はテンジクアオイ(天竺葵)だそうで、三蔵法師が目指した地、天竺(インド)が原産なのか?そのように考えそうだが、じつは南アフリカのケープ地方原産だとか。ケープというからにはケープタウンは喜望峰のある地から、はるばる渡ってきたのだから、天竺のはるか向こうからだ。散歩の途中で府道脇の金網フェンスに絡まっていたのを撮り、『調べる』で知ったのがカラクサケマン(唐草華鬘)。原産はヨーロッパの中南部だそうで、薬草だから明治末期に持ち込まれた帰化植物なんだとか。唐草で華鬘ときたら、仏教のお堂内の各所に下げられる装飾具だ。たまたま見た鉢植えと野草はの原産地は遠くヨーロッパやアフリカでも、名は仏教と...鉢植えと野草
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イグサ(藺草)の正式名はイ(藺)だそうで、イロハ順ならいの一番だ。ビオトープの縁に生えているのは確かにイグサなのかどうか。背が低すぎるような気がするので、色々と確かめてみた結果、やはりほぼイグサと思われる。それにしても、茎が真っ直ぐに生え、途中に脇芽のような形で花が付くというのが面白い。画像は工夫せずとも放射状の奇妙な図となったので、じっくりと構えて撮るならば、なかなかの素材ではないかと思った。野生の花その4
どこかで観たことのあるような花が、わが家の遊休地に咲いていた。貸していた土地が要らなくなったということで返されたもの。雪国仕様のドーム型ガレージが建っていた跡地で、わずかな広さだが更地にして返してもらったものの何かに利用する予定もない。調べてみたら、コウリンタンポポ(紅輪蒲公英)で、2020/7/20に『コウリンタンポポ』という記事を書いていた。コウリンという言葉から思い浮かぶのは降臨で、前の記事にも同じ発想で書いている。何年経とうが発想は変わらないのであれば成長がないようで、あまり面白くない。不気味な感じのする色で遊休地部分が赤く染まったら、それはそれで良い気がする。野生の花その3
ノビルと言えば自動的にを思い出すくらい、セットのような存在のアサツキ(浅葱)が葱坊主の薄皮(総苞)を破って咲き始めた。まだ残っている総苞が品の良い帽子に見えて、オードリーヘップバーンを想い出した。アサツキは敷地内の各所に生えてくるので、大切にしようなどと思えなくて、草刈りをするときに刈り飛ばすことが多いけれど、それでもいくらでも生えてくる。すぐ近所の奥さんが、『浅葱味噌が食べたくなったすけ、ちっとばか、くんねかね』と毎年やってくる。伸び切る前の若いものを掘り上げて根だけを切り外し、あとは総てを刻んで味噌を混ぜ酢も少し入れるだけだと言う。ご飯をいくらでも食べられるし、冷凍にしておいたら長く楽しめるとのことだった。見本を少し貰って食べてみたら、確かに年に一度の恵みだということが解った。球根は分蘖していくらでも...野生の花その2
三日前に取り上げたノビル(野蒜)の花を珍しいと思っていたのに、あちこちで見られるようになった。今までどれがノビルか分からなかったのだから、花の元にあるムカゴを集めて生える場所を決めたら良さそうだ。そうすれば、春に一度くらいは食べてみてノビルの味を知っておけば、話がでた時に、知ったふうに頷いたりできる。盛りの花を撮ってみたら、線香花火のようだ。花を摘んで逆さまに持ち『ほら、線香花火!』などと子どもなら言いそうなものだけれど、そんなことをした記憶はない。野生の花その1
ヒメジョオンは春にハルジオン(春紫苑)が咲き終わって、夏から秋に咲くのだと思い込んでいた。そうしたら、咲く時期はハルジオンと同時期に咲くという記述もあり、わが故郷ではヒメジョオンが少し咲き遅れるものの一緒に同じ場所で咲いているのをよく見る。ヒメジョオンの方が猛々しいというのか、背が高く咲き方が遅いので、立ち上がっている状態で引っこ抜いてきた。茎を持って力尽くでやると茎が丈夫なので切れることなく抜け、雑草を処理したという達成感を体で感じることができる。ところが昨日、私のニホンミツバチがヒメジョオンの花から花へと飛び移っては花粉なのか蜜なのか収集している様子を観た。そうなると、よほど体裁が悪いか通行の邪魔になるか、そんな理由でもなければ引っこ抜いたりできない。地べたでは蔓延るシロツメクサ(白詰草)に集るニホン...ヒメジョオン(姫女苑)に蜜蜂
効果があるのかどうか分からないけれど、毎春スズメバチトラップを仕掛ける。冬越しをして生き延び、春先に活動を始める各種スズメバチの女王蜂を罠に誘い込もうという仕掛け。簡単な比率では、酒:酢:ジュース(砂糖水で可)=3:1:1の割で作った液体をペットボトルの中に5cmほど入れる。ペットボトルの上の方にH型の切り込みを入れ、下は内部へ曲げ、上は外へ庇のようにそれぞれ90度曲げたのを、立木の枝にぶら下げておくだけのもの。1匹入ればフェロモンを嗅ぎつけてやってくるので、何匹も入る。入ったばかりと思われるオオスズメバチが2匹、出ようともがいているのが見えたのでボトルを立木から外した。すると今年初めて見るシュレーゲルアオガエルがボトルに張り付いて止まり休憩中の様子。そこで撮影してから、どこかに移させようと見回したら、ニ...スズメバチトラップに止まっていたシュレーゲルアオガエル
毎朝のウォーキングの始めか終わりに菩提寺の墓場を通る。わが家の墓の前の通路との隙間からノビルが生えて花が一輪咲いていた。ノビルは子どもの頃には、倉の前の大きな踏み石の前に生える草と記憶している。でも、大人になってから名は知っているものの、どれかこれかとノビルを観たことがない。無人となっていた生家を任されることになってから、自分のところに生えてくる植物の名はできるだけ知りたいと思い、調べることが多い。そうしてようやく名は馴染みだったのに実態を知らないできたノビルに出会った。出会ったのが自分の家の墓というのもなかなかの偶然だ。散歩途中の農道法面にこれが最近生えているのに気づいてはいたけれど、接写するには難しい位置だったので諦めていたのだった。花にムカゴを付けるという珍しい植物だ。ムカゴでクローンを作り、受粉で...墓場にノビル(野蒜)
もしも私がレシートを確認したりしなければ、何事もなかったように過ぎていたはず。でもそうなった時にスーパーの方では、鯵3尾と鰯3尾の数量違いとなり、金額集計では表面上間違いがないものの、どこでどうなったのか一応の追求なり逆算などが行われたのだろうか。そのようなややこしいことになる前に、客からの申告があれば全く助かったということになろうか。そんなこともチラリと考えながら、店長はどのように釈明をするのだろうかと待った。けれど、感じ良く『申し訳ありませんでした』と頭を下げるばかりなので、こちらとしても時間を取られるのが嫌さに、『レジのおねぇさんを余り責めないでくださいね』などという始末。PayPayの後払いクレジットで購入したのに差額は現金でもらったりして、ついでにサランラップももらって、クレーマーにはなり損ねた...クレーマーあるいはカスハラその4
やってきた店長は腰の低い明るい印象の好青年だった(好中年か)。電話の時に、見ながら話していたレシートはレジ番号とレシートNoを問われるまま伝えていたので、その控えというのか、管理ソフトからのコピーを持参してきていた。茶封筒に入れた差額現金の185円を取り出して、60円の3尾分で180円、シルバーデーの5%引きをした後に外税消費税の8%をかけてこのようになると説明する。そして、急いで当日やってくるということは、何かしらのお詫びの品も持参してくるのだろうとは予測していた。同級生とは『菓子折りでも持ってくるのかな?』と話していたのだが、金額が少ないだけにレジ袋に入れた細長い四角い箱はラップだった。ラップといえば、私はと使用時に切らして残念な経験があるので予備の買い置きをしている。ちょうど大の買い置き分が必要だっ...クレーマーあるいはカスハラその3
電話に出てきたのは店長だった。ひとしきり確認をしつつ謝った後に、差額をご返金するのでサービスカウンターに寄ってもらえないか、というようなことだった。それとも、これから返金に行くので、住所と名前を教えてくれないかとも言う。気になったのは、ペラペラと淀みなく話しながら、時々私のことを『奥さん』と呼ぶこと。『お客様』とは言わずに確かに奥さんと言うので、私にすればうわずった高音で話しているつもりはないのに、彼の癖なのだろうか。それともクレーマーとして現れる女性にはとりあえず、何回も『奥さん』と呼び掛けながら話すタイプの甘えん坊系なのかしら!?あらやだ。最後に〇〇さんの下の名前も教えて欲しいと言うので、ついついすぐに教えてしまったのだが、そこで(あ、男だったのか)と思ったのかどうか。来てくれると言うのなら、間違えた...クレーマーあるいはカスハラその2
昨日は町のスーパーはシルバーデーの5%引きにつき、恒例となっている農事の師の奥さんと買い出しに行ってきた。鮮魚コーナーで税別1尾120円の鯵にするか60円の鰯にするか迷った末に、鰯を3尾買った。先週は鯵にして塩焼きにしたので、今回は鰯を圧力鍋でやっつけてみようと思った次第。夕方、蜂仲間で釣り好きの同級生がやってきたので鰯を買ったことを話した。釣った獲物は必ず自分で捌く彼の長い講釈が始まったので、実戦で示してくれと言えば、よしきたと受けてくれた。鰯は柏崎の釣り場でこの頃たくさん釣れる時があるようだけれど、鯛を狙う彼は釣らないのだという。そうして言うには、店で売られている鰯がきれいなのは、網で獲られ流通の途中で鱗が取れてしまうからだと。釣ったばかりの鰯は鱗(コケと彼は言う)が多くて汚くて、処理に手間がかかるの...クレーマーあるいはカスハラその1
朝のウォーキング中、農道脇にピンク系ムラサキツユクサが咲いていた。アブが張り付いていて食餌中だったので、静かに近づきアップで連写した。黄色い枕のような葯には花粉が入っていると言うのだが、その袋からどうやって花粉が出るか取り出すのだろうと思ったら、どうやら横に割れ目があるらしいと分かる。細い雌蕊の柱頭に吻(フン)を付けているアブもいるので、蜜か匂いを出しているのだろう。雄蕊の葯の割れ目から花粉を着け、次は雌蕊の柱頭に吻を当てたら、花の思う壺の受粉となるという仕掛け。雄蕊の花糸に付いている毛は1列に並んだ細胞で先端の細胞が分裂して発達していくのだとか。かなりズームアップして撮れたので、細胞が数珠繋ぎになっている様子が観て取れる。ピンク系ムラサキツユク(紫露草)にアブ(虻)
梅雨入りしたので農事は気分よく休み、ぶらぶらと見回りをする。ビオトープでは銀ヤンマが産卵しているのでスマホを構えた。ギンヤンマにしてはずんぐりしているな、と思い調べてみるとクロスジギンヤンマ。ムギワラトンボ(シオカラトンボの雌)とギンヤンマの中間のようなトンボがいるのは分かっていたけれど、調べることはせずに今まで知らなかった。この歳になってクロスジギンヤンマという名のトンボがいたと知って、別に恥じることでもないけれど、昆虫好きの私としたことがと思う。クロスジギンヤンマ(黒筋銀蜻蜓)の産卵
通りすがりに気になって撮ってみたら意外に良いじゃないかと手前味噌の花たちを上げてみたい。昨年はすでに咲いていてブログに取り上げた、わが家のアジサイ(紫陽花)。これは他所で観るアジサイのどの種よりも奔放で野生的ではないかと思う。全体が青く染まり上がる前の、この初々しさが好ましい。ムラサキツユクサ(紫露草)は何と言っても花粉を包んでいるのだという黄色い葯が珍妙で面白い。前のお宅の化学教師が言うには、細胞質流動が観られるので観察実験に最適なのだとか。赤紫のムラサキツユクサも我が家に自生していて、ピンクと言った方が良いと思われるのも咲くのだが、私が刈りとばしてしまったのか今年はまだ見られない。それでも必ずどこかで咲き始めるはずなので、色を意識して配置換えの移植などしたら良いのかもしれないのだが、どうしたっていくら...この頃の身近な花
田舎とは言え古い家ばかりではなく、しかるべき収入も財産もあるのだろうと思われる新築や改築済の綺麗な家も多い。そんなお宅はほぼ全部が燕に軒先を貸すのを嫌い、燕お断りのキラキラテープをスダレ風に下げている。それでも燕はローラー作戦訪問販売よろしく、黙認してくれる家に行き当たるようだ。そうして雛が巣立っても当然ながら空中に浮遊する虫を捕えるまでの飛翔力が身につくまでは、きょうだいがかたまって電線などに止まり、親が近づいたら黄色い嘴を目一杯アピールしてねだる。うちの周りを子育てに利用して飛び回っている燕には、私にすれば温かい視線を送るというわけにはいかない事情がある。蜜蜂を食うという話なのだが、わがニホンミツバチの飛翔は複雑な軌跡を描くので空中での捕獲は難しいとは思う。でも、『新女王が交尾のために空高く舞い上がっ...巣立ちはしたけれど嘴の黄色い仔燕
2週間ほど前からアナグマを見かけること3度、ついに証拠画像を撮ることができた。最初は、私が庭にいて何気なく家の裏の方角を見たら、奴は普通にテクテクと歩いたり止まったりしていて、スマホを出して構えようとする直前に縁の下に入って行ってしまった。2度目は茶の間の西側に毎年恒例の日避け用にネットを張り朝顔を這い上がらせる準備をしていた時のこと、どうしても縁の下に潜り込みたかったようで、私との距離わずか2mほどのところにダッシュで飛び込んできたのだった。3度目は1週間足らず前のこと、夜の20時頃だっただろうか、私のいる茶の間の下で音がするので、懐中電灯を持ってでて縁の下を照らしてみたら目が光った。そればかりか、照らし続けていたら、近づいてくるではないか。ライトで闘うことは無謀だろうと一瞬で判断し、かといってライトを...アナグマ(穴熊)が庭を横切る
早朝ウォーキングコースの農道脇にオニタビラコが咲いている場所がある。咲いているとしたけれど、早朝なのでいつだって律儀に閉じていて、つぼみの黄色が住宅地を日が暮れてから見下ろした景色に見える。間延びした田舎の生地に居て、都会の大規模住宅地を恋しがる気分など無いはずだけれど。圃場整備で出来たまっすぐなコンクリート農道は、田舎だからか一般車の抜け道や近道として利用されることはなく、農業従事者の軽トラックと農業機械車しか通らない。私の歩く時間帯はめったに地元の人も動かないので、ごくたまに軽トラックが行くだけ。5時半〜7時半なので、他の散歩をする人に出会ったこともなく、徒歩の私一人が早朝ウォーキングに利用するばかり。もしかしたら、農業以外の用で通行してはいけないという通達でもあるのだろうか、と思うくらい。前置きが長...田の畔にオニタビラコ(鬼田平子)など
しゃがんでする仕事は、立ち上がるのも横移動するのも多少の困難さがある。そうであれば必然的に、しっかりと同じ姿勢のままで一定程度の成果を必要とする。そんな動きの1つの草抜きの間にまに、目線の低さで普段は無視している花に注目したりする。根を張って踏ん張る強い草に混じってヒョロヒョロの草が生えていて花も付けていたら肉眼では細部が分からないのでスマホで撮り拡大してみると意外に可愛らしかったりして、『調べる』機能で今まで聞いたことのない名が出てくることがある。先端に青が見えるなぁ、程度にしか思わなかったが、拡大したら春先によく観るオオイヌノフグリ(大犬の睾丸)に似ていて色は少し濃い。それが『調べる』ですぐに判明したタチイヌノフグリ(立犬の睾丸)。姿がここまで違っても、同じ仲間だと花が似るということのようで、オオバコ...草抜きの間にまに
ハコベはどこにでもあるような気になっていて、気にも留めていなかった。でも以前、取り上げたような気がして検索したら、2025/1/18に宇治での散歩のことを書いた記事にコハコベ(小蘩蔞)の画像を載せている。それで何となく本日撮った画像と比較してみると、花の様子が少し違うので検討してみた。すると、わが故郷に生えているのは雌蕊(メシベ)が5個あるウシハコベであることが分かり、庭の各所や畑で撮って確認すると総てがウシハコベだ。宇治ではコハコベ、田舎でウシハコベ、春の七草のいわゆるハコベラにはまだ出会えていない。ウシハコベというのは牛運搬業者の商標にしたら良さそうだ。わが故郷のハコベはウシハコベ(牛蘩蔞)
朝のウォーキングで農道を通行中に蛾の死骸に気づいた。胴体がなくて翅だけだったので死骸とは言いにくい。オオミズアオ(大水青)かオナガミズアオ(尾長水青)に違いないけれど、丸々とした胴体は、このあたりで時々観ることのあるフクロウ(梟)にでも食われたのではないかと思われる。ウォーキングの締めくくりは菩提寺の参道と墓場を通って帰るのだが、墓石の横にカラスの子が死んでいたのを見たのは数日前。傍らの杉の大木に作られた巣から落ちてしまったのだろうけれど、まだ羽根が育っていなくて軟着陸ができなかったものと思われる。後から思ったことだけれど、カラスの被害を防ぐためにダミーの死骸が売られているくらいだから、これをくくって下げたらどうだろう。カラスによる実害を感じたことはほとんどなくて必要性は感じないけれど、今年はトウモロコシ...蛾と鴉の死骸など
カボチャは主蔓が少し伸びたら摘心して子蔓2本を伸ばし、それぞれから1〜2個の実を育てるようにして脇芽(孫蔓)は見つけ次第摘む。これが基本方針で、ウリハムシ(瓜葉虫)にたかられても気にしないで良いくらいに育ったら、後はひたすら脇芽摘みだけが仕事の、楽で丈夫な野菜だから私でも育てられる。昨年収穫した実の種から育てたカボチャが、もう雄花を咲かせ始め、早くも雌花もあった。雄花を摘んで雌花の芯に人工授粉させるというような記述があったりするけれど、マルハナバチの多いこの辺りでは全く必要がないのも楽。瓢箪型なのでヒョウタンカボチャなどと呼んでいるけれど、バターナッツ・スクワッシュと言うらしいので、いつか誰かに話してみたい、カッコいい。畝が余ったので種を蒔いた百日草が育って、待望の大雨が夜中に降った後の今朝、1番花が開き...カボチャ(南瓜)とヒャクニチソウ(百日草)の花
小さいビオトープで、日常的になったイトトンボの2連飛行と産卵が見られた。このイトトンボはアジアイトトンボ(亜細亜糸蜻蛉)か、ホソミイトトンボ(細身糸蜻蛉)ではないかと思われる。メスが草の茎に産みつける間、オスが尻尾のハサミでメスの首根っこを掴んで直立している。ツバメなんかに襲われたとき、犠牲になるのがオスだけで済むという意図かもしれない。それとも、他のオスからガードして産卵まで付き合う(付きまとう)ということか。新しいビオトープに、お隣さんからコウホネ(河骨)をもらって植えた。泥の底に植えるのは難しいので竹棒で根っこを押さえつけているだけだが、そのうち活着するだろう。垂直の棒なんか在ろうものなら、直ぐにトンボはやってきて休憩場所にする。昨日はシオカラトンボ(塩辛蜻蛉)のオスが見ている前で止まった。イトトンボの産卵など
ベルガモットの名とミツバチの蜜減となる宿根草ということに惹かれて、かなり前に買ったのだったが、どうも違う。ベルガモットはそもそも柑橘類で、それで香り付けした紅茶をアールグレイというのだとか。で、ベルガモットに香りが似ているモナルダをベルガモット・モナルダと言い、モナルダも取ってベルガモットとも言ってしまうということのようだ。小さな水晶の集まりのような莟からチンアナゴのようなものがにゅるっと出て、弾けたように花開く。花開くとは言え筒状なのでわがニホンミツバチは蜜を吸えないだろうし、昆虫そのものが止まっている姿をあまり観たことがない。日本名タイマツバナと言われれば、確かに松明の燃え盛る様子に見えないこともない。それより、こんな髪型をしたサッカー選手がいたような気がするし、ダイアナ・ロスの演っていた『オズの魔法...ベルガモットだと思っていたらタイマツバナ(松明花)
タチアオイが咲き始めると現れるのが、『めごいやつ』とは言いかねるマメコガネ。今年もとうとう現れて、このごろ咲き始めたばかりのタチアオイの花を所々で喰い荒らしている。中には交尾しながら莟をかじっている不届きものもいる。鯉でも飼っているなら、つまみ取っては池に投げ入れてやるところだ。投げ入れても、着水する前に翅を広げて逃げ去るだろうか、そんな俊敏性はないはず。と、そんなことを思うのは、まだこいつをつまんで踏み潰したり投げつけたりしたことがないから。花が喰われていても、メタリックに輝く翅に見とれて、退治しようとしたこともないからだ。硬くて喰いにくそうだから鯉は食わないだろうか、鳥はこいつを喰うのか、天敵はいるのか。検索すると『・・・コガネツチバチ類やヤドリバエ類などの天敵が多く・・・(コトバンク)』と記されてい...タチアオイ(立葵)にマメコガネ(豆黄金)
一般的に解ってもらえる言い方なら『めんこいやつ』だけれど、うちの方では『めごいやつ』となる。時代劇の中で殿様が『愛(う)いやつよの〜』とつぶやく相手のことだ。昨日のブログに書いたアカハライモリ(別名;日本井守)は一晩経って脱出してしまったかもしれなかった。でも居たということは、水槽でも広さがありメダカという仲間もいて適当に放置されて汚れた環境は棲みやすいのかもしれない。でもビオトープに戻すと決めたので、掬いあげた後で赤い腹を撮ろうと思った。ところが、ひっくり返しても嫌がって直ぐに戻るので、シャッターを押す間がなくて諦めた。広口のガラス瓶に入れて下から撮る方法もあったのに、手乗りを撮っただけでよしとする。ムラサキツユクサはどこにでも蔓延るので雑草扱いなのだが、わがニホンミツバチが朝から何匹も居るのを見ると、...めごいやつ
意外に早く雨が降って農業用水栓から水が出るようになり、水を供給する前にひと仕事をした。小ビオトープの枯葉の堆積を引き上げ、掻い掘りのようにタモでメダカを掬ったりした。メダカはすぐに大ビオトープに放し、各種ヤゴはメダカを襲うだろうと思われるので、横の農業用水路に放した。昔は良い感じの小川だったのが、いつの間にか大型U字溝にされてしまっていたのだけれど、深みを設けていたりもするので生き延びられるだろう。アカハライモリ(赤腹井守)も居たからには、もう立派なビオトープだ。戻そうとも思ったが、ついついもったいなくて家の横に置いてあるFRP水槽で飼うことにした。その水槽は浴槽の倍以上もあるので、普段から雨水と井戸水とで半分くらい水量を保ち、ボーフラ発生を防ぐためにメダカも数匹入れてある。宇治の方で以前、ミユキと名付け...雨降ってビオトープ安泰
一番古いのは、生り方も形もアケビ(木通)に似ているポポー(北アメリカ東部地方原産で漢字はない)。落下したのを食べるので、先々は下草を刈り取って何かしらの敷物をしておこうと思う。花は咲いても、別の木がないと結実しないと言われているので諦めていたのだが、一昨年から落ち始め、去年は10個以上落ちた。生ったと書けないのは、葉が緑色で大きく実も同じ色なので生った状態を目視できなかったから。知らぬ間に生っていて落ちているのを見て初めて知ったのが、今年は初めて木に生っているのが確認できて生り方もアケビ似だと知った。カキ(柿)は今年初めて、2本植えているうちの小さい木の方に実をつけた。大きい方は花をたくさん付けたが、ほとんど雄花だったようで、実は確認できていない。これは甘柿の禅寺丸のはずで、受粉用に良いという宣伝文だった...自分で植えた木に実がなる
どんなに天気続きでも、水分をしっかり蓄えた茎を這わせるスベリヒユが、サトイモの畝にびっしり生えている。こんなにも立派に太いのが密集している様子は初めてで、小さな花も初めて注目した。迷惑な雑草ではあるけれど食用になるのだから、立派なものを摘んで茹でてみた。ネットでみると、ポリフェノールにビタミンにミネラルだと、スーパー野菜のように紹介されている。ただ食べすぎると害になる成分も多く、病気持ちには毒であったり、薬とは飲み合わせ不具合もあったりと要注意な代物。生を細かく刻んでサラダに混ぜるとかスムージーに加えるなどともある。ビタミンCは流れてしまってもいいから、ちゃんと茹でて水にさらしてポン酢で食べた。茹ですぎたのか、育ち過ぎだったのか、独特のぬめりが消えてしまって、あまり味がしなかった。病気を持っていて薬も飲ん...スベリヒユ(滑莧)の花など
雪の少ない冬だったから雪解け水の恵みが受けられず、それに加えてここしばらくは全く雨が降らず、ついに農業用溜池がほぼ干上がった。水利組合に面積割りの使用量を払っているのに水が出てこないので栓を閉じた。昨年も同様だったのだが、栓を開けっぱなしにしておいたところ、雨が降って水が供給されると夥しい数の蛙の死骸が流れ込んでいて往生した。貯水池の状況を見て、上の方の他所さんの田に水が供給されているのを確認してから栓を開くつもり。小さい方のビオトープは元からジクジクズブズブの放置田だったから、水は僅かながら湧いている。ということで、雨待ち台風頼みのビオトープなのだが、水量は徐々に減っていくだろう、すでに減り続けている。新ビオトープはすっかり澄み切って底が丸見え状態だが、数匹入れたメダカはどこに隠れているのかほとんど見ら...雨待ち台風頼み
後期高齢者になったばかりだというのに、数えで喜寿を祝う会の同級会があった。20名の参加者中、約半数の元JKはところ構わずキャピキャピキャッキャキャッキャとはしゃぐ。湯沢の大きいホテルに泊まり、温泉に入り、予算をケチった夕飯を食べ、カラオケが2次会で、その後は1つだけ用意された大き目の部屋にて3次会。持ち込み可ということで、大量のアルコール類、清涼飲料水、つまみが用意されてあり、余った分はお持ち帰り土産にプラスαと万事そつが無い。地元組はできるだけ自家用車で集合とあったのは、チェックアウト後に分乗して、どこかへ行こうというつもり。私は運転があまり苦にならないので、京都ナンバー車で参加し、蜂仲間同級生を拾って行く。翌朝のビュッフェ朝食のあとは広い部屋にまた集まり、次は米寿を祝う会だと、この中でも何人残るか・・...同級会は喜寿を祝う会
アサツキの葱坊主は小花の集合なので、よく見ると筒状にそれぞれが満開のようだ。モンシロチョウ(紋白蝶)が止まっていたので、わがニホンミツバチも吸蜜をするのだろうかと期待した。蝶々だから、あのストローを伸ばして吸蜜できるけれど、蜂は潜り込めるサイズでなければ無理だろう。止まっているのを見たことがないということは、ニホンミツバチの蜜源とはならない。最初の画像に写っている周りの葉は全てヤブカンゾウ。2枚目のバックのひょろひょろした草はツクシ(土筆)の親のスギナ(杉菜)。アサツキ(浅葱)の葱坊主
子どもの頃のこの時季、母はいつも大量にチマキを作って台所や廊下にぶら下げていた。洗った餅米を、くるりと巻いた笹の葉に匙で詰め、イグサで縛る作業は見ていたけれど手伝ったことはなく、兄姉たちが手伝うのも見たことがない。お隣の奥さんが、チマキの時季になったからと、砂糖入りのきな粉も個数分だけ添えて持ってきてくれたのは1週間前。珍しい豆腐ドーナツももらい、これはほぼ普通のドーナツで、沖縄のサーターアンダギーにも似ており、足して2で割った感じ。チマキは昔と変わりなく餅米なので夕飯に3個、次の朝に2個、ご飯として美味しくいただいた。昨日はタマネギの茎の倒れた分だけを収穫して、初物を畑からそのまま、チマキのお返し代わりにお隣へ持って行った。新玉ねぎの輪切りをバターでステーキ風にすると美味しいと教えてもらった。タマネギは...チマキのぶら下がる景色など
水棲生物の冬季避難場所としての入江を掘る前に、仮に橋を架けてみた。縦断面が歪(いびつ)で、受ける橋台も平らではないので、ガタつきは当然ながらある。一発で決まることはありえないけれど、ようやく抱きかかえられる重さなので、接触面を見極める。3回ほどのやり直しで、ほぼ決まり、あとは一旦外して下をおいおい掘ることになる。ガタつきの噛ませは最終的にやって完成させる。一段落して休憩していたら、連結の糸トンボがやってきて、睡蓮に止まって産卵を始めた。もうすでにトンボが当たり前に棲息する場所となっている。昨日のビオトープ
移植した睡蓮には元々1個の小さな蕾が付いていたのだが、ちゃんと成長して花を咲かせた。睡蓮の花は咲いている時間が意外に短くて、3時前後にはしぼみ始めた。陽の傾きを感じ取っているのなら、『睡蓮の花がしぼみ始めたら干した布団を取り込め』という原則が成り立つかもしれない。こうなると、丸池の睡蓮をもっと株分けするか、新たに買ってくるかして増やしたくなる。白ばかりか赤も黄色も咲かせたいし、くびれの向こう側はレンコンの蓮か古代蓮を咲かせたい。今のところ、意識して飼っているのはメダカとミナミヌマエビだけだけれど、冬越し用の避難入江と架け橋工事に取り掛かった。2分割に裂いた丸太を架ける両側の橋台部分が重要なので、短い丸太を置いて押さえの杭打ちをする。恒久的に丈夫である必要はなく、せいぜい10年間ほど形をとどめてくれたら良い...その後のビオトープ
梅がスーパーの入り口付近に展示されはじめると、買おうかどうか見るたびに惑う。先日『訳あり』という表示に惹かれて立ち止まったら、同年齢ほどと思われるジーさんも立ち止まった。「訳ありかぁ、こっちもそうだし、これで良いやんだ」「そうやんだ、先も短けー訳ありだんがのー」などという会話を交わした。で、ちょっと割安の訳あり大玉南高梅をカゴに入れ、ホワイトリカーを探して酒類コーナーに行く。すると、ホワイトリカーより少しだけ高いブランデーベースリキュールというのを初めて見て即決した。安い梅を買った意味がないと言おうか、こんなところで帳尻合わせをしないで、全く傷のない青々とした梅にしたら良いものを・・先が無いんだから。少し前に、一昨年作った梅酒の梅を取り出し、濁ってしまっている梅酒をコーヒー用のフィルターで濾し、梅酒用の瓶...訳あり梅にブランデーベースリキュール
庭の小さな池を石組みにするにあたり、以前、胴付き長靴を買ったのに2日ほど使っただけだった。普通の長靴と変わらない安さなのは漁業関連など水を使う仕事をする人達の消耗品だからだろうか。劣化する前に使える機会がやってきて、これからは時々履いて、胴付きの似合う人になるべし。水を張って1ヶ月、ようやく澄んで底まで見られるようになったけれど、また濁らせることになる。澄んだことで、ユンボのバケット痕まではっきり分かり、縁近くに極端な浅い所があったり大きい石が見えたりする。泥を掬い、田んぼの畦塗りの要領で縁をきれいにしたいのと、バケット痕を消したいのと、石を引き上げるという目的を設けた。畦塗りは、子どもの頃に田んぼで大人がやっていたようなイメージではできないことが分かった。代掻きをした田んぼのドロドロ土だからこそ、掬って...胴付き長靴を履いてビオトープに入る
優先順位としては、1本目でやれることは分かったのだから、2本目は限りなく低い。冬間近の、私がこちらを撤収する直前でいいのに、丸太が目に入るたびに筋肉が躍動を欲する。すぐにやるべきことはいくらでもあるのに、ついつい取り掛かってしまった。道筋となる切り込みをチェーンソーで入れることもなく、今回はいきなり斧を切り口に打ち込む。木自体がねじれて成長した様相なので、どのように裂けていくのか予測がつきにくい。幹が捩れて成長していくネジキ(捩木)という木があるけれど、ほぼそのような形状。それでも、捩れの目立たない面もないことはないので、ここなら上手く割れるかも知れないという位置に打ち込む。ひび割れが真っ二つに走らないのはどういうわけか分からないけれど、直径直線になるよう修正もした。あとは力任せに楔がわりの柄の取れた斧と...丸太を裂くその2
わが家に道から玄関までスロープがあり、その片側に咲くアジサイは、園芸種として売られているようなものではない。完成する前の過渡的か途上のものが、園芸研究所から流出したのではないかという感じ。枝分かれすることなく、1本1本が地面から独立して、その先にこの花をつける。これを入力している時点で、本当にそうなのかな、とは思うけれど、確認に走ることは割愛。大事にしようと思ったことはなく、伸びすぎたら車体を擦るので、頃合いをみて出過ぎた分を草刈機で薙ぎ払う。その程度の無頓着さと無神経さが良いのか、毎年決まった形に咲いてくれる。スマホのマクロ撮影が上手くいかないのだが、ぐっと近づけてみたら、あまりボケずに撮れた。昨日の浅葱の花は中途半端な半開きだったで、丸くなったのを見つけて撮ってみた。過渡的様相のアジサイ(紫陽花)
10年ほど前に初めてアサツキの花を自宅敷地内で発見して、淡い紫に心動かされた。それから毎年見るけれど、せいぜい2個とか3個だった。ところが今年は、自然繁殖しているアサツキの蕾がざっと数えても30個か40個という多さ。昨日蜂仲間の友人のところでも咲いているのを見たから、たぶん10年とかもっと、そのようなサイクルでの希少なアサツキの花咲き年に当たるのではないかと思われる。最後の画像は、アサツキの枯れはじめ状態で董立ちした大量の蕾。置いてあるスプレー容器に入った液体は、千葉の友人が作ってくれた天然素材の虫退治薬。瓜科にたかって困るウリハムシ(瓜葉虫)が来なくなる効果があるようなので、毎日カボチャとキュウリとゴーヤの葉にスプレーしている。アサツキ(浅葱)の花が目立つ年
竹藪の中に放置されていた丸太を蒲鉾状に割ろうと考えた。チェーンソーを使って切ろうとしたが、縦挽きだからか、素直に切れなくて往生した。縦目なのだから、斧を叩き込んで力任せに裂いてしまおうかと考えた。薪割りや竹を裂く時、竹は先から木は元からという原則がある。ということで見てみると、私はチェーンソーを細い先から入れてしまっていた。斜めに入れているので、上の長い方で30センチほどでしかないけれど、せっかくだから原則に逆らって斧を差し込み、大金槌で叩き込む。やはり、素直な裂け方にはならないが、やり始めたら止まらない。柄の取れた斧の刃も楔代わりにして、交互に徐々に裂け目を広げる。チェーンソーでやり遂げようとすれば何度も休憩を入れて1日ではやれなかったかも知れないのに、力任せは早い。きれいに裂けなかったのは原則を破った...丸太を裂く