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2014/09/26

  • 捕獲失敗の後、放置の群が移動して待ち箱に入居

    10日ほど前に、日本ミツバチ分蜂群の強制捕獲に失敗してから、また同じ場所に蜂球を作った群を毎日悩ましく観て過ごした。誘引の金稜辺を仕掛けた待ち箱(アパート式飼育箱含む)は、その場所以外に9ヶ所あって、そのほとんどに探索蜂の姿が見られた。その中でも、時々はすでに入居したのではないかと思われるほどの盛況を示す箇所があって、夜中に確認をしに行っては落胆した。同じ場所に安定的に蜂球を作っているということは、開放的な場所でも巣作りをすることがあるという例ではないだろうかとも思った。そして、ついに移動の瞬間こそ見逃してしまったけれど、蜂球が無くなり、作りかけのハニカムが放置されている現場を見た。入るならここに違いないと確信していた待ち箱に行くと、案の定、金稜辺に集まっていた。徐々に待ち箱内に入って行くので撮影もせずに...捕獲失敗の後、放置の群が移動して待ち箱に入居

  • 燕三条の出店

    一昨日の行楽時に寄った道の駅に、燕三条の出店が併設されていた。包丁の柄が売られているのを見つけて、ようやく出会えたな、という気分。亡き母が使っていた出刃包丁で冷凍した肉をぶった切ろうと無茶をして、柄が壊れてしまったのをようやく復旧できる。そのついでに他も見て回って、買ったのが、骨抜きとピザカッター。過日、友人が釣ってきた鯵を調理してくれた時には、うちに有った刺抜きを使ってもらった。その後、練習のためにスーパーで見つけた一匹のイナダをやっつけた時に、もっと良い刺抜きが必要だと思った。そうして、この店で見ると、刺抜きではなくて、魚専用の骨抜きが各種各サイズで置いてあった。一番安いのを選び、それでも680円だったか、これさえあれば私でも、骨抜きイチコロのはず。ピザカッターは、最近ピザ作りにもハマっている、釣り好...燕三条の出店

  • 魚沼芝桜まつり最終日に

    昨日は関越自動車道の堀之内PAの北側丘陵に作られた『根小屋花と緑と雪の里』に行ってきた。最終日だから行こうと上手に誘われて、ババ同級生2人を後ろに乗せて運転手になる。わが十日町市から越後三山を見ると、右から中ノ岳、八海山、越後駒ヶ岳なのに、この場所から見ると、八海山、中ノ岳、越後駒ヶ岳の順になる。最終日だから大変な人出になるだろうと予測して避ける人が多かったのか、駐車場もすんなり入れて、ゆっくり散策できた。ほぼ同じ頃に生まれたに違いない、歩き出す前の乳児を連れたママ友3組が、持参のバスケットに座らせては撮影して、はしゃいでいた。盛りを過ぎていたからか、高級カメラ持参カメラマンは一人二人しかいない。桃色に白筋模様のピンク系芝桜が綺麗だと思ったのに、しゃがむ気になれず撮らず仕舞いになったのは、木を見て森を見ず...魚沼芝桜まつり最終日に

  • 初のカマキリ(蟷螂)など

    畑の雑草を引き抜いていたら、小さく動くものが居るな、と見たら初のカマキリ。昨年産み付けられた卵嚢が、まだ詰まったままなのを1つ見つけていて、それが孵化するところに遭いたいと注目している。私の注目しているのではない別の卵嚢からに違いなく、ちびカマキリは孵化したての一回も脱皮していないサイズ。それでも、立ち止まっては周りを窺う様子は、全くの一丁前だが、どの種類のカマキリかは判別できない。菜の花には何匹か私の飼う群からに違いないニホンミツバチが、昨日はせっせと吸蜜活動中だった。先のカマキリが何回か脱皮したら、奴に捕まることだってあるかもしれないが、今のところはだいじょうぶ。3週間ほど前に見たハエトリグモなら蜜蜂を捕まえることもあるだろうか。検索してみたら、3枚目画像のこれはネコハエトリ(猫蝿捕蜘蛛)の雄で、春か...初のカマキリ(蟷螂)など

  • 地味でもそれなりにヤマアジサイ(山紫陽花)

    意味不明気味なタイトルにしてしまったのは、いつの間にか咲いて終わってしまう、あまり目に止めない竹藪の隅にある低木だから。毎年咲くのは分かっていたのだが、気まぐれに何となく藪を進んで、まじまじと観てみた。ヤブガラシ(藪枯し)の花の周りにドクダミ(毒痛み)の花を配したようなデザインだなと思う。検索してみると、ヤマアジサイには種類がけっこう多くて、うちのがぴたりとハマる種類には行き当たらなかった。葉っぱの丸みがかなり特徴的であり端正なのに、と、ここまで書いて、以前撮ったことを想いだし、自分のブログ内検索をしてみた。2021年5月16日に『昆虫も出て来た』という記事を書き、ヤマアジサイの葉っぱが画像に写っていた。わずかな取り上げ方なのに、自分の撮ったものというのは記憶に残っていたりするものだなと、日頃の曖昧さと違...地味でもそれなりにヤマアジサイ(山紫陽花)

  • 小さな異変

    ツルギキョウ(蔓桔梗)は、日陰者のイメージだけれど、繁殖力はこれまた猛烈で蔓延る。時々は蔓を邪険に引っ張って千切ったりもするが、まばらに咲く花は可愛らしくもあるので、ほぼ伸び放題。検索すると、ツルニチニチソウ(蔓日々草)の方が正式名で、別名がツルギキョウとある。ヒメツルニチニチソウ(姫蔓日々草)というのもあって、うちの日陰モノはどちらなのだろう。桔梗の名が付くほどだから5弁のはずなのに、6弁の花が目に止まった。これが増えたら面白いだろうから、この場所を通るたび、いつもちょいと辺りを見回すことになりそうだ。籾殻に被せていたブルーシートが不自然にめくれ上がっているのに気づいて、見てみたらやはり筍。もう少し早く気づいていたら、ひと様に差し上げられたのに、伸びるのが早すぎ気づくのが遅すぎ。この位置で伸びても雪折れ...小さな異変

  • 勝手橋を這い進むシャガ

    シャガの漢字表記は何かと検索したら、(射干著莪胡蝶花Irisjaponica)とあった。斜め読みにしか読まなかったけれど、中世に大陸からの渡来なのに日本原産のような扱いで、名はインド由来の当て字だったりするようだ。3倍体で種はできないが、地下茎を伸ばして大繁茂するということで、まさにわが家のシャガを見れば納得だ。裏の川を渡るために、昔は大きな土管の上に土を盛った土橋があったのだけれど、何故か亡き母が50万円を掛けて頑丈な橋に掛けかえていた。全国に相当数あるという、たぶん届けもださずに勝手に私用に作った勝手橋の1つだと思われる。その狭い橋の上をシャガが這い進んで、『勝手橋なんだからシャガの勝手でしょ』という植物の性はすさまじい。勝手橋を這い進むシャガ

  • シイタケ(椎茸)を蝕む虫はシイタケムシ

    自家用に栽培しているシイタケの石突をハサミで切ると、たまに茶色の穴が空いている。取り除くためにヒダ近くまで切ると真っ黒い4mmほどの甲虫(こうちゅう)がでてくる。ミニてんとう虫といった形なので、すぐに調べられるだろうと思ったが、なかなかたどり着けない。ある蝿の幼虫(蛆)とか色々とシイタケを食害する虫はいるらしいのだが、なぜか黒胡麻そっくりなコイツが検索に引っかからない。ChatGPTに聞いても、シイタケを喰う虫全般の名としてシイタケムシとしかでてこなくて、正式名が分からない。ダンゴムシの仲間などという、あきらかに間違った答えもだしてくる。つい先日に気づき、今の時期の出来損ないのシイタケの石突にはほぼ確実に居る甲虫なのに、一般的な認識がされてないのだろうか。傘裏のひだがきれいな整ったシイタケが蝕まれているこ...シイタケ(椎茸)を蝕む虫はシイタケムシ

  • 寄り添う2匹のカタツムリ(蝸牛)

    カタツムリはナメクジ(蛞蝓)と同じく同時的雌雄同体というそうだ。1匹だけで受精繁殖するのではなく、2匹が出会い精子を交換し合って互いに受精する。2018年10月29日に『ナメクジの交尾に遭遇』という記事を書いた。ヤマナメクジ(山蛞蝓)という日本原産種であり、最大20cmにもなるとは、当時、調べもしなかった。雌雄同体のことは知っていたので、交尾器の奇妙さに驚いたものの、淫靡な興奮を覚えることはなかった。カタツムリの交尾をYoutubeで観ると、なかなかに奇妙キテレツであるけれど平等感があり、変な風なことは思わない。哺乳類は役割分担の必要性から雌雄の別をはっきりさせることになったのだろうが、人が同時的雌雄同体だったらなどと考える。相性はあるだろうけれど、異性を意識した文化あるいはアプローチといったものが無くて...寄り添う2匹のカタツムリ(蝸牛)

  • 3群目分蜂群入居

    昨日は良い天気になり、何年も続いているニホンミツバチの群からの分蜂があって、ここに入って欲しいと仕掛けた飼育箱のうちの1つに蜂球を作った。外に突き出した巣門と金稜辺のネットに固まり、入居行動に入らないまま安定してしまったのは先日と同じ。先日に強制捕獲を試みた分は、元に戻り、蜂球が徐々に小さくなり、分裂したりしてほぼ消滅なのか雲散霧消なのか完璧失敗に終わった。そういうわけで、期待はしつつただ見守ることにして手出しは一切せず、どうにでも好きなようにということに決めた。以前、インド旅行中の国内線で予定の飛行機が飛ばないことがあり、『私にはパイロットの気持ちが分からない』とガイドが言い訳にならない理由を言っていたことを想い出した。気にせず他のことをしようと、蜂球群が目に入らない場所でのひと仕事を終えた半日後に、観...3群目分蜂群入居

  • 雨後の筍とフクラギ(福来魚)の三枚おろし

    雨が止んだところで、もうそろそろ掘らないといけない雨後の筍を掘った。京都の筍農家は、竹林に藁を敷いて土を被せるといった手間を掛け、地上に出る前の筍を採るようだ。わが放置竹藪の筍は勝手に生えてきて、たまたま良さそうなのが見つかったり、邪魔だったら掘る。私が生家を管理するようになってから、放置竹藪の混み合った竹を間引いたので筍が良く出るようになったと、周りの人が言う。この辺りでは、筍は買ったりするものではなく、山に行って根曲がり竹の細い筍を採るのを楽しむものであり、孟宗竹の筍は遣ったり貰ったりするモノという感覚のようだ。それで、今回は公孫樹の下の通路に生えてしまった筍を、とりあえず通行の邪魔なのでやっつけて、ヒトに貰ってもらう。昨日はGWも明けたことだし回転寿司に行こうかと口が欲するので、食べる順序なんぞを考...雨後の筍とフクラギ(福来魚)の三枚おろし

  • キャベツと大根も薹立ち

    昨年末の雪が降るまでに収穫するべきキャベツの中で、芯のなかった未熟モノが冬を越して生き延び、玉にならないまま薹立ちを始めた。キャベツの葉は玉にならなければ、外葉は硬くて食えたものではないけれど、薹立ちした茎は莟菜として食に堪える。花が咲き揃う前に折れば、すぐに脇芽が生えて、それもまた食べられるから、だんだん小さくなるけれど、採り続け食べ続ける予定。友人の畑では、わざと採らずにおいたのか、大根の花が咲き始めていた。大根もアブラナ科なのに黄色い花ではなくて、独特の色合いの花を咲かせる。私も何本か痩せた大根を収穫できないまま年末に放置した。雪の下でも育つと言われる大根は、積雪で曲がってはいても食べられるサイズになっていたから、私は食用にぜんぶ引き抜いた。放置しておいたら大根の莟菜も食べることができたかと思えば、...キャベツと大根も薹立ち

  • 冷徹かつ俊敏にして事務的に

    ニホンミツバチ分蜂群の蜂球を強制捕獲するためには、冷徹かつ俊敏にして事務的に行う必要があることは理解していた。昨日は雪囲い不要の越冬用屋内飼育箱に仕掛けた金稜辺と階段式巣門の下に集まったまま安定化してしまった群を捕獲することにした。いきなり飛び始めて他所に行くならそれもよし、一晩そのままで二晩目も過ごそうというのなら、獲るしかないなと決めた。夜陰に乗じて決行しようとシミュレーションをして準備も整え、雨もぽつぽつ降り始めたけれど薄暗い18時過ぎに始めた。ヘッドライトを照らしながら、先ずは霧吹きで塊にまんべんなく水を浴びせ、ダンボールを下にあてがって刷毛で蜂球を落とす。たぶん、まんなか辺りに女王蜂はいるはずなので、女王さえ確保できればなんとかなるだろうという算段。手作りのテラス波板屋根に上がらなければならなく...冷徹かつ俊敏にして事務的に

  • 分蜂にも異変

    一昨日に引き続きニホンミツバチの分蜂が見られた。屋内型飼育箱も、待ち箱となるようにと外に突き出た巣門に金稜辺を取り付けておいた。ふと見たら、まさにそこへ分蜂群が固まっていて、そのまま入居となればこちらとしては全くの世話要らず。ところが、だんだんと飛び回り始めて竜巻状態になり、竜巻が横に移動して、朴の木の下に仕掛けた待ち箱の金稜辺に止まり始めた。塊となり同時に巣門へぞろぞろと吸い込まれていくのを観ることができて、これは捕獲成り、わが飼育下に入ったということになる。そうして、その後にまたもや別の分蜂群が屋内型飼育箱の巣門と金稜辺に固まっているのが見られた。連日の入居となり、それに加えてもう1群の合計3群のどれも分蜂する瞬間を見ることができなかった。待ち箱はたくさん仕掛けてあるし、どの金稜辺にも探索蜂が来ていた...分蜂にも異変

  • 分蜂群の入居と蜂の鳴き声

    数日前から探索蜂が徐々に多くなっていた待ち箱にとうとう分蜂群が自然入居した。うちの群の1つが先日、巣門の下で蜂球を作り、それが分蜂だったなら、見物していただけでみすみす獲りそこなったという格好。そうして、その直後から探索蜂がやってきていた経緯は先日のブログにも書いたが、その後の様子が2枚目画像。昨日は、畑仕事をしている間に分蜂群がやってきたらしくて、私が見たときには全体が入居完了間近状態だったようだ。金稜辺に未練があるような残りの一団もちょっとずつ待ち箱に入っていく様子が見てとれた。一昨日までは探索蜂がかなり居ても、夜中になると聴診器を当てても中にいる様子はなく、きちんと自分の巣に戻っているようだった。昨夜も、もしも中に居る様子がなかったらがっかりするところだったけれど、うごめき騒ぐ様子が聴き取れた。それ...分蜂群の入居と蜂の鳴き声

  • シモクレン(紫木蓮)とヤマブキ(山吹)

    わが家のシモクレンが決して大きく育つことのないのは、崩れた石垣の縁辺りから生えていて、雪囲いをしてやりたくてもできずに放置しているから。育つと雪折れするのを繰り返しても、元は強いらしくて枝を何本か伸ばしては花を咲かせるのが毎年のこと。同じ石垣に八重の山吹が垂れ下がって咲くのも今の時季。若き太田道灌が、雨に降られて蓑(みの)を貸して欲しいと頼んだら、八重の山吹を差し出されて面食らったという逸話が有名。『七重八重花は咲けども山吹の実のひとつだになきぞ悲しき』兼明親王作。本当に実をつけないのかと、ようやくこの歳になって検索してみると、確かに八重の山吹は実をつけない突然変異で昔から挿し木なんかで増やされたクローンだとか。山吹色の黄金を夢見て植えられたものだろうけれど、実りのない結果が待っていたという名残がいつもの...シモクレン(紫木蓮)とヤマブキ(山吹)

  • 白菜の薹菜

    芯が詰まらずふがふがだった白菜は収穫することができないので、畑に放置したまま一冬を過ごさせた。雪でぺしゃんこになるのは防げるかも知れないとPPひもで縛っておいたから、2m越えの積雪でも生きていた。ひもを外したら未熟ながらも春の光を受けてわずかに成長して薹立ちもして花が咲き始めた。農事の先輩である蜂仲間が『白菜の薹菜を食べられるのは作っている者だけの特権』と先日言っていた。キャベツの薹菜は以前食べたけれど、白菜の薹立ちは今回初めてだったような気がする。特権というほどの味なのかと、さっと茹でてつまみ食いしたところ、確かに意外な美味しさで、1本まるまる食べてしまった。この頃、薹菜に関しては三月菜、五月菜、野沢菜と毎日どれかを食べているので微妙な違いだって分かる。それぞれにそれぞれの甘さとほんのりとした苦さがある...白菜の薹菜

  • 勝手な思い込みで巣箱

    シジュウカラ(四十雀)でもヤマガラ(山雀)でも良いし、スズメ(雀)でも仕方ないかと巣箱を取り付けた。古い牛乳箱を、街なか近くに住んでいる従姉(私は早生まれだが同学年)が、『これ要らない?』などと呉れたもの。彼女の母親の実家が、いま私が独りで冬以外を過ごして畑をやったりニホンミツバチで遊んだりする、わが家。子供の頃は頻繁に行き来していた仲なので、うちの裏にでも小鳥の巣箱として使ったらどうかと想ったらしい。半世紀以上前には誰が取り付けたのか、杉の木に巣箱が設置してあり、出入り口の穴が大きいものだからムササビのねぐらになっていたものだった。昼間はいつも穴から茶色の尻尾がぶらんと下がっていて、夜になると柿の木や欅の上から、ルルルルという鳴き声がして、懐中電灯を向けると目が光った。それはともかく、小鳥だけの巣箱にす...勝手な思い込みで巣箱

  • 探索蜂が待ち箱に

    一昨々日に分蜂した群からなのか、私の飼育下にある3群からなのか、野生の群からなのか分からない探索蜂が待ち箱にやってきた。どんなに目を凝らしても見分けがつくはずもなくて、『名札がついてないから困るよ』などと蜂飼い仲間と話す。金稜辺が咲きはじめたと気づいたのが昨日だったけれど、この待ち箱には分蜂を見た次の日に探索蜂が出入りしていた。探索行動を見たのは今春初めてだったので、今春は探索から何日も経たあとの分蜂から入居へという順序が乱れているようだ。これで、どの待ち箱の金稜辺も咲き揃ったら、必ずやニホンミツバチの探索蜂はやってくるというくらいに効果はあるのだ。これからの一ヶ月間が一喜一憂の勝負期間となる。尚、玉葱ネットに金稜辺を入れているのは受粉がなされると花持ちがしないからで、虫には気の毒。探索蜂が待ち箱に

  • 地面を相手にごそごそと

    雪の重みや雪溶けやモグラかネズミのトンネル工事などで荒れ、そのあとで生えた雑草で見た目が最悪状態の水なし池周りを地均しして芝を植えた。うちの田んぼの土手に生えている芝を剥がして植えたらどうかとか、宇治で散歩中に道端にはびこる芝を毟って持ってこようかとも考えたことがある。でも、今時分の土手の芝は枯れて長い葉が茶色になっており、芝生という体裁ではなかった。散歩途中で見る芝を毟ってくるのは論外とも思われてあきらめ、ホームセンターから芝を購入することにした。高麗芝と野芝があり、高麗芝というのは葉っぱが長いと聞いたことがあるので、ちょっと値が高い野芝にする。10枚組0.5坪で698円だったのを、3束1.5坪分2094円を敷き詰めた。そうしてみると狭い縁も延べで2坪位あるということか。それにしても、苦心して積んだ石の...地面を相手にごそごそと

  • いきなり分蜂だったのか?

    うちの近くでは柏崎市にてニホンミツバチの分蜂が何回かあったと、分蜂マップが教えてくれる。十日町市のわが家の越冬成った群から分蜂が起きるのはもうすぐかも知れないとは思っていた。受け入れの待ち箱は多数設置してあるけれど、誘い込みの蘭である金稜辺がまだつぼみのままで探索蜂も待ち箱に来ているのを一匹も見ていない。探索蜂誘引の人工ルアーは、金稜辺があるから必要ないだろうと、ここ数年は購入していない。昨日は妙に巣門周りで渋滞が発生していると思っていたら数が増え、オオスズメバチ対策の階段状巣門の下に蜂球が出来始めた。階段状巣門は今の時季は必要ないのだが、一回取り付けたら外すことはせずに冬もそのままにしている。一昨年も別の巣門で同じ事が起きて、そのときは捕虫網で強制捕獲に成功している。その時は蜂球を作ってから1日そのまま...いきなり分蜂だったのか?

  • 椿に虫

    いつもの年より雪融けが早かったから春が早いかといえば、そうでもなくて、ユキツバキ(雪椿)だけは早くに咲いていた。それでも、ここにきてようやく色んな椿が咲きそろった、とは言え、何という種類の椿なのかユキツバキ以外は知らない。山でもよく見る赤いのは何椿か分らなかったのだけれど、雄蕊の棒の白いのがヤブツバキで黄色いのがユキツバキという区別を知った。あとはオトメツバキ(乙女椿)のよう端正だけれど真っ白いのとか、ちゃんとしたオトメツバキらしいのとか、乱れた大輪のピンクなどがある。椿は木全体が美しいという瞬間はめったになくて、茶色に変色した花が必ず写るので全体を撮ろうという気にはあまりなれない。うちの乱れ大輪椿に私の飼っている群れからと思われるニホンミツバチが潜り込み、別の花にはツマグロオオヨコバイがいた。この花はオ...椿に虫

  • ヒマラヤユキノシタ(ヒマラヤ雪の下)の花

    昨年の11/21に『ヒマラヤユキノシタ(ヒマラヤ雪ノ下)も狂い咲き』という記事を書いた。そんなわけで、本来の春には、ちゃんと咲くのか、雪に痛めつけられても生き延びるのかと心配したが杞憂だった。原産地がヒマラヤなのだし、わが雪国ではそこら中の庭に見られる花になったのだから、ウチにだって定着した。葉っぱが大きいからか、花色が強すぎるからか、アップには耐える姿なのに引いて全体を撮るとなんとなく冴えなくなる。それで、アップ画像をよく観ると、小さな芋虫のようなナメクジのような気色悪いのが中心にあり、それが雌しべのようだ。取り巻く雄しべの金色は花を引き立てているのに較べて、なかなかに奇妙ではある。秋の狂い咲きは結実の様子がなかったような気がするので、本来の春咲きの行く末を注目したい。ヒマラヤユキノシタ(ヒマラヤ雪の下)の花

  • 石窯完成記念のピザ

    先日、自分で釣った鯵を持ってきて、わが家の台所で刺し身とたたきを作ってくれた趣味人が、今度は手作りピザを持ってきた。鯵の時に、ニホンミツバチ捕獲の待ち箱一式の見本を貸し出し、金稜辺1鉢と蜜蝋も渡した。なにしろ趣味人で何でも自分でやってしまう人なのだが、彼を3日前に訪ねたら製作中の石窯を見せてくれた。お金をかけて見た目は完璧な窯を作ったけれど窯内温度が上がらなくて設計ミスが分かったという友人が別に居る。でも彼は、見た目より実質重視の手作り派で、耐火煉瓦やら鉄板やら煙突やら意外に費用は掛かったと言っていたが、窯がとうとう完成したらしい。私の昨日のメイン農作業は、キタアカリ、ダンシャク、トウヤのジャガイモ種芋各3kgを植えてしまうことだったのだが、それを終えた直後にタイミング良く熱々の出来たてを持ってきてくれた...石窯完成記念のピザ

  • 2週間自炊のち回転寿司

    まだ冷蔵庫にも外にも食材はいくらでも在るけれど、どうにもマンネリとなり、作る気も失せて回転寿司に行く。サラダオイル、味醂、豆腐、納豆、パンが切れていることもあって買い物ついで。それに、昨日はジャガイモ作りの耕運機がけ、鍬仕事、肥料運び、石運びという仕事もこなしたから褒美があってもいい。こちらにやってきて2週間余りも自炊したんことだし、などと回転寿司に行くにも自分を納得させる言い訳が要る。車が結構あったので繁盛しているなぁ、と入ってみれば数組の家族連れがテーブル席空きの待ちで座っていた。カウンター席は空きが十分あるので、すぐに着席、即鉄火巻187円をタッチパネルで注文する。ここは回転しない回転寿司屋で、総てタッチパネル注文後にベルトコンベアーが運んでくるシステム。ガリは無料だけれど、これも0円表示がされてあ...2週間自炊のち回転寿司

  • 耳は遠くなったのに不審な音が聴こえる

    独り暮らしをしていると、どんな小さな音がしても、その音源や正体を確かめないではいられない。気楽に過ごしているように思われているだろうけれど、火事をださぬように何かに襲われぬようにと緊張の日々でもあるのだ。二六時中緊張して不安を感じているというほどではないにしても、遠くなってきている耳に異音を聴きつけると耳を澄ます。そうすると、けっこう自分がだしている音の場合がある。何気なく息を詰めて細く音を出していたりして、なぁんだと思っても、笑うことも腹立てることもないのは、独りだから。耳垢がこそっと音を立てたり腹がなったりしても『おやっ?』と耳を澄ます。背後の音に『なんだ、おれの屁か』などと、まだそこまでは無我の境地に至っていない。昨夜は何かが連続してこすれているような、洗濯機からのような音に気づいて、周りを見回しコ...耳は遠くなったのに不審な音が聴こえる

  • 花に虫

    花を撮ろうとしゃがんで、そこに虫がいたりしたら、花より虫に気持ちが動く。裏山のカタクリ(片栗)が、いつも思うのだけれど燕が飛んでいるような姿で、花びらを反り返らせていた。覗き込んで花芯を撮るのは難しいので、茎に重しをして上向かせた。じつは虫には気づかずに撮ったので、画像で気づいて、この角度と小ささなので名を調べようがない。本来の目的は、花びらの内側にある刺激的な模様を捉えることなので、その点はうまくいった。タンポポをわざわざ育てるということはあるのだろうか。道端に咲いているセイヨウタンポポ(西洋蒲公英)にハナアブがいたので、スマホを構えて近づいた。花粉まみれのこいつは、受粉貢献度抜群なのではないかと思われる。チャームポイントといった部分がなくて特徴がないので、名は調べられないのではないかと思った。それでも...花に虫

  • 水仙など

    この時季にうちのいろんな所に咲く水仙は、庭を整えようとする場合の邪魔物のひとつ。通路上や石積みの隙間からも生え、つぼみをつけない葉っぱだけの未熟モノも多い。水仙は球根が地中で増えるだけではなく、意識したことがない種でも確実に増える種類があるということになる。昔は数えるほどしか種類はなかったのに、今や園芸種を周りの皆が育てていて、大きな喇叭(らっぱ)水仙の変わった花が多い。石を動かしたり、地ならしをしたりするたびに土中から現れる球根を私は捨てられなくて移植するのを繰り返してきた。うちの水仙の中で比較的マシな2種類の口紅水仙を撮った。他所様のブログを観ると口紅水仙も種類が多くて、うちのはオードリー・ヘップバーンとソフィア・ローレンを連想した(古っ!)。今どきの清純派と妖艶派女優って誰だろう、といっても思い浮か...水仙など

  • 釣りたての鯵(アジ)がやってきた

    何でも自分でやらないと気がすまないという同級生がいて、普通に立派な自宅まで何年かかけて建ててしまった人なのだが、彼が鯵を持ってきてくれた。海釣りも趣味にしている人で、「今朝釣ってきて三枚におろした」と言いつつ「ちょっと台所借してくんねか」という。たたきと刺し身を要領よく作ってくれて、包丁はちゃんと研いでおかないと、などと講釈もたれる。今晩のおかずとしては食べ切れないな、と調理実習を受けながら感嘆したのだったが、刺し身はまるまる一皿食べてしまった。たたきは半分だけ皿に盛ったのでさえ多過ぎだと思ったけれど、このご馳走には酒を冷やでなどとワンカップを添えたものだから、画像のすべてを完食。卵黄は木の芽(あけびの新芽)のおひたしに、卵白は冬越しした白菜の味噌汁に入れた。鯵刺し身の横は、作りたてはまぁまぁだった五月菜...釣りたての鯵(アジ)がやってきた

  • 二度目の煮菜

    三月菜なのか五月菜なのか野沢菜なのか、私の畑から薹立ちが始まった。おひたしにすれば、苦味と甘味のハーモニーとビタミンと繊維質が摂れて、心穏やかになれる健康食品。ところが量が多すぎて、前の奥さんのところは出方が遅いというので半分ほどをお分けした。遣ったり貰ったりは日常的なので、『要る?』『要る!』で、渡したら『こっけいっぺ(こんなに一杯)ありがとね』。煮菜(ニーナ)は、さっと湯がいてザク切りにして、油揚げを加えてフライパンで炒めて醤油と味醂で味付と聞いた。醤油と味醂とくれば当然酒も入れるのだろうと判断して、それにガラスープ顆粒も加えて、出来上がりを試食すると妙に甘い。変だなと醤油を見ると、めんつゆだったので、まぁいっかと本物の醤油を足して、まぁまぁの味になった。今朝のゴミ捨てで前の奥さんに失敗談を語れば、『...二度目の煮菜

  • クロマルハナバチ(黒丸花蜂)

    玄関の内障子をちゃんと閉めないでいたら、こいつが入ってきて出られなくなっていた。スリガラスを通した外の光に惑わされて、入ってきたはずの隙間からどうしてもでられない。引き分け戸の右障子のガラスでもがき、数センチの隙間を飛び越えてしまっては左障子のガラスでもがく。動かなくなったら撮ろうと構えるが、一瞬の静止はあっても疲れ知らずのもがきを続ける。片方の後ろ脚には花粉を着けているようで、複眼には遮光土偶のようなスリット。検索してみて、コマルハナバチかも知れないと思ったが、黒っぽさと尻が長いのとで、クロマルハナバチとする。刺すことほぼ無いだろうと思うものの、蜜蜂に続いて刺されてもナンだな、と、払ったり掴んだりはせずに戸を開け放す。クロマルハナバチ(黒丸花蜂)

  • ハンバーグを作る

    雪融けは山菜採りの春到来ということで、田舎にやってきた途端に、山菜料理が集まってくる。ふきのとうの天ぷら、ふきのとう味噌、ふきのとうの甘酢和え、ウドの胡麻和え、木の芽(アケビの新芽)、薹立ち菜(莟菜)がやってきた。身の回りに生えたり生やしたものに腕を振るって付加価値を付け、持ってきてくれるのはありがたいばかり。そうやってベジタリアンかヴィーガンかというような食事を摂ってばかりいると、身体が肉を欲しがる。そうして、厚いステーキをレストランに食べに行く、てなことにはならない訳で、自分でハンバーグを作った。小さな発泡スチロール皿に載っている合挽き肉は割高感があったので、倍ほどの483円の皿にしたら、ハンバーグが3個できた。見た目は悪くて美味しくなさそうだが、タマネギ、パン粉、卵、塩コショーをちゃんと入れたから作...ハンバーグを作る

  • 飼い蜂に刺される

    先日やってきた蜂仲間友人は、今まで1度も自分の飼うニホンミツバチに刺されたことはなくて、飼育箱をひっくり返して状況確認するなどをしてきたと言う。ところが、昨年確保して冬越しに成功した1群に砂糖水をやろうとして、今春初めていきなり何箇所も刺されて1週間近く腫れたそうだ。彼より少しだけ蜂飼い年数の多い私は毎年刺され、だんだんと蜂毒にも身体が慣れてきた。去年はたしか自分の蜂には刺されていなくて、何とかして欲しいと頼まれたセイヨウミツバチの分蜂捕獲の際に3箇所刺された。セイヨウミツバチは体がニホンミツバチより大きく攻撃性も強くて毒も強かったが医者に行くほどのこともなく2,3日で収まった。黒っぽい服装で早足で歩いたりすると、うちの飼い蜂も攻撃してくるので気をつけているのだが、昨日はついついうっかりして、刺されてしま...飼い蜂に刺される

  • エゾエンゴサク(蝦夷延胡索)とエンレイソウ(延齢草)

    ヤマエンゴサクと思い、昨年2022年4月27日の『延つながり』という記事には、そのように書いた。蝦夷からかなり離れた本州は越後なので、エゾエンゴサクではないだろうと決めつけていた。ところが、どうも葉っぱの形からエゾエンゴサクの線が濃厚ではあるけれど、両方の特徴を兼ね備えているようでもあって中途半端だ。自分の家の敷地内の裏の木陰にいつも生える草なので、そのうち誰か詳しい人が見て決定してくれるまで、エゾエンゴサクとする。エンゴサクとくると、条件反射的に援護策という変換を思いつき、それを書こうと思ったら一年前にすでに書いていた。昨年と同じく、エンレイソウが近くに咲いていたので、これも撮った。今回の画像には虫の死骸が2つ写っているのは、どうしたことだろう。この草の毒に当たって虫が死ぬという仕組みか仕掛けがあるのだ...エゾエンゴサク(蝦夷延胡索)とエンレイソウ(延齢草)

  • 待ち箱設置完了

    田舎の生家にやってきて先ず一番にしなければならないのは、今冬は少なかったものの2m位は積雪のあったことによる雪害確認。必ず起きるのが竹の雪折れで、それを防ぐためにタケノコがぐんぐん伸びて最高に達した時点で揺らして先を折っておくのだが、それでも湿った重い雪が積もると折れる。今回は10本足らずだったが、裂けた部分は処分して、利用できる部分は枝を落として竿にする。いっときにやるのはしんどいので、家の雪囲い板を外したり、丸太や竹竿を使って雪折れ対策に縛り付けた庭木を開放する。周りのどこの家もやっている春先のことをやって、見た目を整えてから、ようやく一番やりたかったことをやる。ニホンミツバチの分蜂(分封)が今春は早くて、もう栃木、群馬、福島県まで北上しているそうで、ここ新潟県でも近々だろうと焦った。京都宇治の自宅か...待ち箱設置完了

  • 初めて見た気になる花・・・その2

    これも高橋まゆみ人形館の周りに植えられていた花。『植えられていた』としたけれど、『在った』とすべきか、『生えていた』とすべきか、いずれにしてもそぐわない気がする。軍隊的に一様な整列をしていたら『植えられていた』となるが、発見でもないのに『在った』も変で、『生えていた』は路端の雑草扱いでこれもスマンという気がする。とにかく、種を蒔いて育てられたか、そのようにしたあとで定着して程よく管理されている馴染んだ風情に花を咲かせていた。派手さはなく、どこにでもありそうだから、何気なく撮って、後で調べてみようと思っていた。そうして「ハナノナ」アプリに映してみたら、ちょっと自信無さそうに『キンポウゲ科』とでたので検索したけれど、分からない。少し間を置いてかざすと、『タマスダレ』とでて、これは却下。『ヤブイチゲ』というのも...初めて見た気になる花・・・その2

  • 初めて見た気になる花

    飯山城址公園から下って飯山線の踏み切りを渡ると、高橋まゆみ人形館がある。むかし見たことのある村の生活、農作業の様子、どこにでもあった田舎の景色が、人形達で再現され表現されていた。この作家の人形を観たのは初めてのはずなのに、そうとは思えないような、自分の過去に見ていた景色が目の前に現れたような懐かしさがあった。珈琲とクッキーを中のカフェで頂いてから、外の花壇を観て回ったら、珍しい花がいくつもあった。見たこともない花があって、まったく馴染みがないと、綺麗だと思う前に違和感を感じるものだなと思った。スマホを構えていたら小さい虻か蜂か蝿かが飛んできたので、ぱしゃぱしゃ撮ったけれど『これは』というほどの絵にはならなかった。何という花か、画像でさえ見たことがないので、無知のまま調べもせずに・・。初めて見た気になる花

  • 飯山城跡にて花見の敵討ち

    三日前の帰省途中は雪が降り、ヘッドライトに薄っすら浮かぶ満開らしい桜と菜の花が続く道を残念無念な気持ちで走らせた。千曲川の土手が国道になっていて、川側歩道の縁石に沿わせて菜の花が一直線に続き、反対側は桜並木がずっと続いている。その話を幼友達同級生に話したら、まだ今年は行けてないから行きたいということになって話が進み、昨日は私にすれば花見の敵討ち気分ででかけた。ところが、夜目に観て美しいはずと思い込んだ桜並木は、もう散り加減でさほど美しくはない。少しがっかりしながら走らせて飯山市街という標識に従って折れ、桜が見える高台に何も知らないまま向かった。それが大当たりで、枝垂れ桜が見頃なら他の桜も競い合っているような見事さの飯山城跡なのだった。連れの二人も『高田城址公園より良い』などと大はしゃぎで、思いがけない穴場...飯山城跡にて花見の敵討ち

  • 初雨蛙と捨て置かれた銀杏

    山間部では降雪があるかもしれないという予報のとおりになった、その降雪地帯を抜けて帰省した。それだけ冷え込んでいるのに、朝方には田んぼの方から蛙の鳴き声が聞こえた。そうして次の日の昨日、ようやく声の主を見つけ、逃げるのを追いかけて葉っぱの陰に隠れたつもりのところを撮った。隠れ場所を探すのも大変なくらいに、まだ草があまり生えていない雪融け直後なので、出ている葉っぱはどれも若い色。というわけで、雨蛙も若草色だ。一方、公孫樹の下は、昨秋落ちたまま拾われなかった銀杏が無数にあった。果肉がほとんど雪で溶けてしまった状態だから、臭い思いをせずにちょっと洗うだけで食える状態になりそうだ。他人に差し上げることはできないけれど、自分で食べる分だけでも拾おうかと思わないでもないけれど、やはり捨て置く。奥の方の黄緑は藪萱草(ヤブ...初雨蛙と捨て置かれた銀杏

  • 初めて気になった木の花

    ベニバナトキワマンサク(紅花常磐万作)に間違いないと思うのだが、アカバナトキワマンサクという表記もある。どちらかに決めて欲しいものだと思う。マンサクは、春一番にマンズ(先ず)咲くということからの名付け、というのはよく聞くけれど、こいつはちょっと遅い。それに常磐というのは常緑ということらしいけれど、このベニバナトキワマンサクって本当に常緑なのだろうか?葉っぱは見えず、木全体が真っ赤ではないか。子どもの頃に、ある人から花のことで『こんなものの名前も知らないの?』と言われたことをずっと覚えている。今から思えば、常日頃から他人を小馬鹿にして自分の身内だけを上げて褒める小者根性の人だったと不憫に思うが、言われたときの嫌な感じは残り続ける。それもあって、一般的な男の中では花の名を知っているほうだろうと自負できるくらい...初めて気になった木の花

  • 冬越し確認

    3ヶ月半余り留守にした生家にやってきた。雪は日陰になる凹み部分や石垣の北側などに少し残るだけでほとんど消えていたから、今年の雪解けは早かったのが見てとれた。一番の気がかりだったニホンミツバチは3群共に越冬できていた。石水槽のメダカは、銀ラメが見当たらないけれど、ヒメダカも黒メダカも無事。ニンニクはさすがに強くて、ひとつとして雪に負けていない。タマネギは苗を購入した分はほぼ生き延びたが、種からの分は少し溶けて消えてしまったようで、残りも相当いじけている。シイタケがバカ成りしていたので、さっそく農事の師のところを持っていく。これから、毎日毎食シイタケを食べなくてはならない気がする。冬越し確認

  • AC久御山で『THE FIRST SLAM DUNK』を観る

    ACのAは、昔のジャスコのイオン=AEONのAであり、CはCINEMAで映画館。『THEFIRSTSLAMDUNK』は30数年前に流行ったバスケットボールの連載漫画をアニメ映画にしたものだ。何ヶ月も上映しているので、それならと年甲斐もなく、しばらく映画館にも行けない状況になるので決行。漫画では桜木花道という、運動神経バツグンだがバスケットを始めたばかりの高1のやんちゃ坊やが主人公。だが、映画では沖縄出身の宮城リョータがほぼ主役で、他のメンバーもそれぞれが脇役ではなくて、スポットライトを当てる演出。館内は10数人しか入っていなくて、最高齢は当然のように私だと思われるが、こんな客数で採算は合うのかな。私は喉に問題があって咳き込む心配があるのだけれど、アマオウとバター味のポップコーンを食べていたら、一回も咳き込...AC久御山で『THEFIRSTSLAMDUNK』を観る

  • 褒美

    パッケージに全力を傾けたお菓子を戴いた。じつは私宛のものではなく、身内に贈られたもので、『本か?』と思わせる見た目で宅配がきた。無理な仕事をこなしたことへのお礼だったそうで、お相伴にあずかる私は何の役にも立っていないけれど、なにかしらの褒美ということで。1日平均5千歩を目指しているウォーキングが、つい先ごろようやく目標を達成した褒美。昨年は5441歩で、今年はまだ4分の1しか経ってないけれど、5017歩。歩幅60センチとしたら、5千歩は3kmなので、今のところで目標達成していたら、田舎での徘徊を考えたら、昨年を超えるのは確実。そうだ、お菓子の話なのだが、PRESSBUTTERSANDという命名の通りかと思えば、蓋型のクッキーを2つ合わせて、中に餡が入っていた(撮り忘れ)。私にとって最高のお菓子は月餅で、そ...褒美

  • 甲状腺癌術後定期検査結果

    3年前に甲状腺癌手術を受け、その予後定期検査の一環で先日、造影剤を点滴しながらのCT検査を受けた。結果、何も不審な影はなく、血液のデータも申し分ないということで、医師から『バッチリです』と太鼓判をもらった。そこで、一生飲み続けねばならないとして処方されている薬を飲まないとどうなるのか聞いてみた。2,3日飲み忘れたくらいではなんともなくて、1ヶ月分くらいは体内に持っているのだという。でも、3ヶ月飲まないでいたら、代謝不具合がいろんな症状としてあらわれ、命に関わる事態になるとのことだった。アルファカルシドールもチラーヂンも安い薬でラッキーだが、何だ2,3日飲み忘れても、どうということはないのか。耳鼻科で診察を受けてから、次は放射線科に行き、ほぼ同じ結果内容を聞いたので一安心。放射線科の待合スペースに『ニット帽...甲状腺癌術後定期検査結果

  • 開閉運動とか就眠運動とか

    保育園とか小学校では必ず、春になればチューリップが咲く。小さい子たちに、描いて簡単、歌って単純だから、花というものはあのようなものであると刷り込もうとしているようだ。近所に0才児から預かる保育園があり、入り口にチューリップを咲かせている。暗くなり始めてから通ると、チューリップは律儀に花を閉じていた。チューリップの漢字表記はあるのかと調べたら、鬱金香だそうで、ウコンに似た香がするという理由とか。接吻唇=チューリップ、とでもしたら良かったのに。カタバミ(酢漿、片喰)も花を閉じていて、可愛らしい黄色を見られなかった。これらの開閉運動を就眠運動ともいうそうで、光に反応したり温度に反応したりの区別があるようだ。受粉と結実を確実にするための仕組みなのだろうけれど、どういう仕掛けになっているか、というところまではいっか...開閉運動とか就眠運動とか

  • ツタバウンラン(蔦葉海蘭)に出逢う

    いろんな雑草がいろんな所に蔓延り始め、擁壁の水抜き穴に生えた草にも花が咲いていた。偶然こんな場所に生えてしまった状態のこれは、葉は見たことがあるようでも花は初めてのような気がする。検索してもなかなか見つけられなかったけれど、ようやくツタバウンランにたどり着いた。引っ張ればぞろりと抜けるだろうし、持ち帰って育ててみたいと思わないでもない。ある公共施設の敷地擁壁の水抜き穴だから抜き取るのは悪いことではないけれど、楽しんでいる人も居そうなので、散歩中の楽しみにとどめる。ツタバウンラン(蔦葉海蘭)に出逢う

  • 桜から藤や花水木へ

    この春は、梅も桜も名所へ観に行くことをしなかった。連れていけというリクエストもなかったから、散歩や用事で通りすがりに見上げるだけで十分な気もした。高校の桜は、すこし強い風でも吹こうものなら、丸裸になるに違いないと思われる散り方をしていた。その近くの公園の桜も散っている最中だったけれど、もう藤が咲き始めていた。アメリカハナミズキと思われる花水木もほころび始めた。span>桜から藤や花水木へ

  • シダレヤナギ(枝垂柳)の若葉など

    桜に気をとられているうちに運動公園の枝垂柳が新緑になっていた。下を見れば、毛虫がうじゃうじゃのように見えるけれど、これは尾状花序という花穂とのこと。柳は雌雄異株でも雌雄の見た目はあまり変わらないようで、落ちていた花序は雄花なのか雌花なのか。垂れるヤナギは柳で、垂れないのは楊ということなのに、垂れないネコヤナギも猫柳ならカワヤナギも川柳という表記ばかりだった。柳絮(りゅうじょ)は中国大陸の春の風物詩、という映像は何度か見ているけれど、日本にも羽毛で種を飛ばす種類のヤナギがあるのではなかったかな。私の見た地面の花穂は雄花なのではないかと思われる。柳絮は一生の内に一度は観てみたいものの1つだけれど、中国は近くて遠い。本日に日が変わったあたりで視界の端に動くものがあり、飛蚊症のようなものかと先ずは自分を疑い、その...シダレヤナギ(枝垂柳)の若葉など

  • ミツバツツジ(三葉躑躅)

    新興住宅地の小さな敷地では庭木として相応しくないようで、個人の庭に植わっているのは見たことがない。林道沿いの斜面などに、このミツバツツジが生えているのを以前はよく見た。この頃は裏山を徘徊することも林道を車で走ることもなくて、忘れていたのだが、御蔵山聖天さんに咲いているのを見つけた。昔は雑木林だった名残の自然なのかもしれない。ミツバツツジは各地に種類がいろいろあるそうなので、何々ミツバツツジなのかもしれない。若葉が萌えでてくるときの3枚の尖った様子が、折り鶴のようで特徴がある。わが田舎の山にあるのは、だいだい色のヤマツツジなので、関西に来てこの躑躅を見たときは珍しかったものだ。子安地蔵尊を祀ってある堂の前に赤紫色の躑躅が咲き、折り鶴風若葉が萌えだしているのは、良い演出なのかも知れない。ミツバツツジ(三葉躑躅)

  • カラスノエンドウとスミレ

    カラスノエンドウが道端や畑地の周りなどに蔓延り咲き始めた。カラスノエンドウの漢字表記は、烏豌豆と烏野豌豆の2種類があった。野生という意味では野が付いた方が良いように思われる。キヌサヤそっくりのミニエンドウマメを使ってママゴトをした記憶はない。私は兄二人とは歳が離れていて、直ぐ上とそのまた上は姉だったので、小さい頃に姉たちとママゴトをやっていた記憶がある。そんなことより、カラスノエンドウは毒性があるけれど、よく火を通せばだいじょうぶらしいから食べてみたい。柔らかい今のうちにテンプラが良いそうで、でも、美味しいというような評判は無さそうなので、ミニキヌサヤができてから、かき揚げに混ぜるくらいが良いか。歩道と車道を区切る縁石の両側にスミレ(菫)が咲いていた。ニホンスミレ(日本菫)には種類がたくさんあるそうだけれ...カラスノエンドウとスミレ

  • ボヘミアン ラプソディを観て

    目を見張りながら観て聴いて、二度は観なくても良いかな、という映画だった。DVDのケースを撮るにあたって、モミジバフウ(紅葉葉楓)の実を1個とヒシ(菱)の実を3個置いてみた。ケースだけでは物足りないので、何となく拾っておいた棘のある実が、Queenにぴったりのような気がした。何も言えないというのか思いつかないというのか、内容が濃くて、ただ溜息をつくしかない。ここ数日はどこもかしこも桜だ、染井吉野だ、枝垂れ桜だ、という様相。染井吉野は花びらの色は薄くても、蕊の色が濃いから全体が華やかなのだな、と思った。ところが、良くみると花は2種類あるように見える。白っぽく咲いてから、ほんのり赤く染まって、散るのだという。右が咲き始めで、左が散る間際。ボヘミアンラプソディを観て

  • 多肉植物なら

    以前から多肉植物に興味があるけれど、どれもこれも収集してまで楽しむということは出来ないだろうという思いが先走り、ひとつも手に入れないできた。散歩コースの他所様の敷地から擁壁に垂れ下がっている薔薇の形のこれを、なかなかにいいなと目に止めていた。そうしたら数日前に花を咲かせているのに気づき、手に入れるなら、もうこれしかないなという気になった。サボテンの花ならもっと派手派手しく、棘の塊からこんな花が、という意外性のあるものはいくらでもある。それでも、形だけ薔薇に似ている地味な色合いの多肉から、地味め五弁の花を咲かせる、こいつがいい。検索してみると、薔薇の形のこの手の多肉は色々とあったが、花はそれぞれに違うので分かりやすかった。グラプトペタルムの臘月という種類に間違いなくて、ネットでなら簡単に購入できそうだ。ぽっ...多肉植物なら

  • 珍しい到来物

    多分この先、食べる機会はないだろうと思われる、おかきを頂いた。いつも買うための行列ができていて昼頃には売り切れるのだという川崎名物の大師巻。一袋に3個入っていて、それぞれにシケトールという石灰の乾燥剤まで入っていた。この乾燥剤は捨てたりしないで、空き瓶に集めておいて、二次利用もする。醤油味と塩味とあるのだが、もったいない高級到来物という意識があるからか、一袋3個食べるといっぱい感がある。醤油こてこての割れおかきのように食べ始めると止まらないという品の無さがなくて、尾を引かないのは上品さか。『お大師様にみたてた大師巻』という大師は、やはり弘法大師なのであり、川崎大師は厄除弘法大師というそうだ。唱え方は、【お大師さまのご宝号「南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)」をお唱えください。】と、ある。南無...珍しい到来物

  • 蝿取蜘蛛のことなど

    最近のウチのコタツの上には蝿取蜘蛛が居て、ぴょんと跳んだり前脚2本を挙げて交信のようなことをしたりしている。1センチにも満たなくて、黒い背中と尻に白い三日月模様があり、短い触角のような部分も白い。アダンソンハエトリの雄と判明した。こんな小ささで蝿を捕ってくれるものかどうか、そんなシーンは期待できないけれど、こちらに害はなく一応の益虫。じっとしてることも多くて、どこにいるか分からないので、天板の上に手をついたりノートパソコンを動かす時には注意を要す。あぶないときには人差し指を前にかざすと登ってくるので移動させられる。毎年、家の中のどこかしらで見るので、細々と世代交代しているものと思われる。うっかり潰したりしたくないので、ウチでは平面部分に対して、注意が必要だ。外の散歩でも地面が気になるようになって、昨日は雨...蝿取蜘蛛のことなど

  • 落椿(おちつばき)

    椿の花がどんどん落ち始めると、まだ綺麗に咲いている花があっても、樹全体を眺めるのは、ためらわれる。茶色に変色していても、ばらばらになっていても、地面に落ちている花を観ると『おぅ』と心動かせられる。指の短い私の手と遜色ない大きさの花がアスファルトの上に落ちていたので、思わず一緒に撮った。毎朝か朝夕かに、この落椿は掃き拾われているのだろう、なにがしかの感慨をともなって。不吉だったり不気味だったりもする落椿を、軽いイメージに捉えたいのか、『らくちん』と読みたがる人を知っている。そんな読み方もあるのだろうかと検索してみたら、そういう読ませ方をしているほとんどが居酒屋だった。東京に椿山荘(ちんざんそう)というのがあるけれど、落椿は春の季語で『おちつばき』としか読まない。落椿を観ることの多いこの頃になって、ようやくウ...落椿(おちつばき)

  • いつの間にか春爛漫

    勝手に基準木(標本木)と決めていた華僑墓地の染井吉野は7分咲き程になっていた。小さな花虻がホバリングしては花に突っ込んでいく。マルハナバチも1匹、蜜蜂も2,3匹見たが、スマホでは撮れなかった。それより注目したのは、基準木の隣の木に生えているサルノコシカケ。桜の樹に生えたサルノコシカケは珍重されるのだと、一言寺さんの住職が話してくれたことがある。手の届かない高さにあり、花が咲いている今の時季に木登りはマズいだろう。もう木登りする歳ではないし、お墓に植えられている樹から採るというのは出来そうにない。どれほどの値打ちのものか、どんな効能があるのか、本当に切羽詰まったら何らかのコンタクトをとって、すがることになるかもしれない。いつの間にか春爛漫

  • 山科川土手遊歩道の染井吉野はもうすぐ

    一昨日はWBCの決勝戦放映を十分に楽しんでからホームセンターに車で行き、山科川土手遊歩道を少し歩いてみた。一週間前に取り上げた寒緋桜は盛大に散って地面を飾っていた。染井吉野は1分咲き未満といったところで、見頃は来週かと思われる。鳩が数十羽で押し合いへし合いの珍しい状態になっているのが見られた。ときどき細かくしたパンや麩菓子をやったりする人もいるけれど、そこには人がいなくて、鳩だけが密集していた。しばらく観ていたら、中心付近から何かが飛ばされて、それをまた周辺にいる鳩が取り囲んで奪い合いをしている。よく見るとご飯らしいのだが塊になっているので、おにぎりを誰かが落としたか与えたか、なのだろうと推測できた。こういう人目もはばからないパニック状態は、怖じ気を感じさせるほどで、距離を置くしかない。ところで、押し合い...山科川土手遊歩道の染井吉野はもうすぐ

  • ギシギシ(羊蹄)とスイバ(酸葉)

    ギシギシスイバ左2枚がスイバで右2枚がギシギシ姿は良く似ているけれど、大きめで葉の基部が丸いのがギシギシで、小さめで葉の基部が矢尻型なのはスイバ。花茎が伸びていなかったので判断できにくかったのだが、ここしばらくの陽気で急にスイバの薹が立ち上がり、赤い花芽が見られるようになった。田舎ではギシギシをウマズッカシと言い、スイバをスッカシと言う。ギシギシはタデ科ギシギシ属で、スイバはタデ科スイバ属なのに、なぜ田舎ではギシギシのことをウマズッカシと言っているのだろう。2015年4月25日に『スイバの花』という記事を書いている。検索すると、別名が色々とあってイタドリ(スカンポ)との混同もあり、ギシギシのことをウマスカンポとも言うようだ。そうしてスイバのことをスカンポと言うのだから、ギシギシをウマズッカシと言うのは間違...ギシギシ(羊蹄)とスイバ(酸葉)

  • ウンナンオウバイにツマグロヨコバイ

    よく見るような気がするけれど、もしかしたら一回も調べたことのない花だったかもしれない。春は黄色い花が多いので、それらに紛れてしまい、そうこうしているうちに染井吉野が妖しげに狂ったように咲き始めるので目を止めることがなかったのか。昨日の散歩でも通り過ぎそうになったのだが、ツマグロオオヨコバイに気づいて撮った。花の名を調べるのに、一番利用させてもらう『季節の花300』を見て、ほかにも当たってウンナンオウバイ(雲南黄梅)と結論づけた。花より今年初めて出会ったツマグロオオヨコバイ(褄黒大横這)の方に興味があり、こちらもあらためて検索してみた。越冬態は成虫なので、こちら宇治で彼岸の中日に初めて見たツマグロオオヨコバイは冬を越して活動を始めた個体。成虫が見られるのは、3月~5月、9月~12月とあり、蛹時期のない不完全...ウンナンオウバイにツマグロヨコバイ

  • フェンスを突き抜ける

    金網フェンスに木が近いと、蔓性の場合は上手に絡ませて見栄え良く生垣風にしてるのも在るにはあるけれど、たいていが植物の強さに辟易した様子の見てとれる格好になる。金網を突き抜けて縫うように出たり入ったりして網を広げ身を食い込ませつつ太る木は、やがてその部分を残して切られる。きれいに取り外そうとすればノコギリもナタも金網も傷むので、腐食を待つ状態に放って置かれ、教訓的で象徴的な姿を長い間さらすことになる。気の向くまま無闇に顔を突っ込むものではないとか、状況判断をせずに過信するとこのような運命が待つとかなんとか、グラウンドのフェンスに高校生は想ったりするだろうか。フェンスを突き抜ける

  • サツマイモ

    わが家は、まだほぼ毎日、石油ストーブを点けたり消したりしている。そのストーブの上には、私が田舎で作ってきたシルクスウィートがアルミフォイルにくるまれて載っていることが多い。田舎の同級生から教えてもらった保管方法がうまくいって、半年近く経っているのに、大きいものは痩せもせず元のままだ。ごろんとして丸いのは焼き芋にしずらいという話もあったが、輪切りにしたら問題ない。ナルトキントキも少し作ったのだが、もうこれからはシルクスウィートだけで良いなどと言われているので、私には都合が良い。そんな芋の十分にある家なのに、娘が外で会った東京の客人から土産にもらってきたのが『茨城県産丸干しいも』。比較するのは、なんだかどうも、どちらが旨くてもマズい気がする。芋の端に芽がでてきたのもあるようになった。田舎の同級生の奥さんは、自...サツマイモ

  • 水仙いろいろあれど

    田舎にある水仙は、喇叭水仙、鈴蘭水仙、口紅水仙もあるけれど、子どもの頃いちばん多かったのが水仙らしからぬ山吹のような乱れ咲きのこれ。名前があるのかどうか、端正、可憐、清楚、妖艶、美麗といった言葉とは無縁に野暮ったい。邪魔な庭石を転がしたり移動させたりしたときに、でてきた球根がどの花を咲かせるのか分からないままに持ってきたもの。根付いて分球もしてからでないと花茎は立ち上がらないのか、一応のひとむらが出来上がってようやく花を咲かせたのがこれだ。この頃どこで見る水仙も端正な姿だけれど、無いよりはまし、うちはこれでいい。八重咲きの水仙で調べてみたら、『八重咲き水仙』という名で日本に入ってきた頃の原種らしい。違う色の入ったツートンカラー八重咲きもあるのに、うちの単色八重咲きは原種のままの希少種かもしれない。水仙いろいろあれど

  • 乙女椿と連翹など

    府立運動公園のテニスコート周辺は、乙女椿(オトメツバキ)と連翹(レンギョウ)がいま目立っている。乙女椿は蕾もあれば、落ちる寸前の茶色に変色しているのまで一緒くたにあって、木全体を綺麗に撮れる時期は限られそうだ。いまを盛りの乙女を撮ったつもりなのに、拡大画像を見たら、かなりシミがあった。ここの連翹は自由に枝を伸ばす本来の姿を制されて刈り込まれ、窮屈に咲いていた。連翹の翹とは何だろうと、CASIOの漢語林で調べてみると、いろんな意味があるのだけれど、『女性の頭の羽飾り』というのもあった。乙女椿に並んでいる連翹は、乙女椿の中に枝を潜り込んでいるのもある。乙女の頭に羽飾りということになり、それをねらったのかどうか、しっくりとくる組合せ。連翹は中国原産で、日本薬学会のH.P.に生薬としての効能などが載っていた。果実...乙女椿と連翹など

  • 辛夷と白木蓮と桜の蕾など

    辛夷(コブシ)の花は田舎の山に雪解けとともに一番早く咲くので、良く知っているつもりだった。ところが、ここ2、3日で急に咲き始めたのが、白木蓮(ハクモクレン)なのか辛夷なのか悩んだ。辛夷は花が全開することと花びらが6枚となので判断できると、今回確認した。白木蓮の花は開ききらず、しかも花びらが8枚かそれ以上あるが、とにかく同時に咲き始めた。花の大きさは白木蓮の方が大振りという違いがあるけれど、蕊はどうかと迫って撮ってみた。1枚目が辛夷で2枚目が白木蓮なのだが、蕊の開き方も花に準じていることが分かった(たまたまか・・)。私が勝手に染井吉野の基準木(標準木)としている蕾の様子を見てきた。もうちょっとという状態で、一番早く咲きそうな蕾が3枚目のもの。その桜の横は萬福寺の墓地で一番立派な、大成功したと思われる華僑のお...辛夷と白木蓮と桜の蕾など

  • カンヒザクラ(寒緋桜)とソメイヨシノ(染井吉野)

    一昨日の山科川土手にソメイヨシノは一輪も咲いておらず、カンヒザクラがどぎつい色の房を木全体にぶらさげていた。あと数日で並木になっているソメイヨシノは咲き、カンヒザクラは場違いな浮いた存在となる。ソメイヨシノの色は薄くても華やかなので、カンヒザクラとは比較のしようがない。舞子と古株芸妓くらいの違いだろうか(知らんけど)。ソメイヨシノは勝手に基準木(正式ならば標準木)を決めていて、それを見に行くべしだったが、いつもの山上の公園で、もしかしたらソメイヨシノと思われるのが咲いているのを見つけてしまった。わが基準木は本日、観に行きたい。もうすぐどこもかしこも浮かれ気分のえーじゃないかえーじゃないか状態になる。カンヒザクラ(寒緋桜)とソメイヨシノ(染井吉野)

  • コンクリートに残る足跡

    山の上の小学校正門から坂を下った擁壁下に人の足跡がある。平面と垂直面は同じコンクリートなのに、これだけ曖昧な交線も珍しい。左右のコンクリートは正規のコンクリート溝蓋だが、中は溝蓋の入る幅をとれなかった調整部分か。なぜ、素人が道具も使わずに塗り固めたような縁取りになっているのだろう。コンクリートの固まる前に踏んだ靴跡は2種類、3種類とあり、それらを直そうとした様子はない。柔らかいコンクリートを踏んでしまったら、子ども時代の私だったなら、あわてて素手で均そうとするはず。道路管理者側なら、この不格好な事態を気付き次第、補修させたら良さそうなものだ。撮らないでしまったが、右横へ進むと溝の縁取り右延長線上に小さな靴跡が、あと2箇所ほどある。あきらかに、わざと面白がっていたずらしているガキの仕業。踏まれたりしないよう...コンクリートに残る足跡

  • 鎧う煉瓦塀と夕景と夜景

    人通りはめったにないだろうと思われる抜け道を通っていたら、こんな煉瓦塀があった。ボルダリングなんぞを連想したけれど、それは全くの的外れに違いなく、ヘビメタ系かなどとも思ったが、これもありえない。このような煉瓦が売られているとは考えにくく、わざわざ作り上げた材とも考えられない。焼き過ぎ煉瓦というのか、耐火煉瓦というのか、そのような特殊煉瓦だと思うのだが、実際に何かに使われていたものを解体した廃材という気がする。もったいないから塀材に利用したのか、それとも何かしらの由緒ある建物に使われていたのを捨てるのは忍びなくて、塀として作り換えて遺したのか。批判とか非難をするつもりは一切なくて、人目に触れず、さりげなく存在するこの塀は、散歩コース不思議遺産に決定。昨日は夕方の散歩をしたのだけれど、ここ数日とは違う寒さで風...鎧う煉瓦塀と夕景と夜景

  • 椿とミモザ

    あまり見ることのない変わった椿が、他所様の庭にあった。椿というのは、端正な姿を保ったまま、いきなり落ちるイメージがあるけれど、この花は乱れた姿でしかも落ちる前に花びらが傷み始めている。それで、撮ろうとは思わなかったのに、ミツバチの飛んでいるのが見えてスマホを取りだした。フェンス間近の花に止まったので、これはチャンスと構えたら、蕊の中に潜り込んで脚しか視えない。それなら、でてきた瞬間を撮ろうとカシャカシャ当てずっぽうにやっていたら、1枚だけ撮れた。私の散歩範囲でもミモザの咲いている様子がそこここで見られるようになってきた。ミモザは撮りにくい場所が多いのもあるけれど、サルスベリと同じく、なぜかしら上手く撮れない。だから撮ろうという気は起きないのだが、昨日出会ったミモザは程よく垂れ下がっていて、しかも塗り替えた...椿とミモザ

  • ヒマラヤユキノシタのことなど

    散歩中に他所様の庭からはみ出ていたヒマラヤユキノシタを見つけた。根なのか茎なのか、ソテツの根元のような荒々しさに驚いた。田舎の生家には同級生からもらった数株を植えてあるのだが、こんなにも地上から飛び出して這い回るとは意外だ。ユキノシタ(雪の下)の葉に似ていなくもないけれど、むしろイワカガミ(岩鏡)の葉に似ている。子どもの頃に裏山で遊ぶ折、たまに食べた酸っぱい実をつける草をイワッコレと呼んでいたのだが、それがイワカガミ。ところが、イワカガミの実が食べられるという記述はネットを捜してもでてこないし、高山植物となっていたり、高山植物ではないとことわっている記述もあったりする。そうして、ヒマラヤユキノシタの別名が、オオイワグンバイ(大岩軍配)、オオイワウチワ(大岩団扇)、サクラカガミ(桜鏡)というのを見つけた。ほ...ヒマラヤユキノシタのことなど

  • 桜はまだかいな

    腰の具合は快方に向かっているのを実感しているけれど、自重してテニスの誘いもやむなく断り、勝手に基準木にしている桜の芽を観に行った。図書館に行く用も兼ねて車で高台に行けば、春霞みで大阪方面はぼんやりとしていた。墓地の中にある、わが基準木の桜の芽は、少し色づいて膨らんでいるように見えた。振り返ると、墓石はほとんどが華僑の方々の墓で、日本の名字も少しあったが、入らないようにして撮る。王、曲、高、揚、桝、潘、蔡、周、張家など。野球の世界大会を観ていたら、7回の裏にピンチ・ランナーで周東佑京という選手が出てきた。周東さん一族には、『得点』と名付けられた人は居ないのだろうか。読み方は、もちろん『ごうる』としたら、シュートとゴールのある競技ならなんでもふさわしい、周東得点さん。などと勝手に他人の名前で遊ぶ。桜はまだかいな

  • 福寿草のこと

    一週間ほど前から福寿草が咲き始めているけれど、その場所を以前踏みしめてしまったからか、いじけた咲き方なので撮ることもしなかった。さきがけの花が枯れ初めてようやく、一応撮っておくかという気になった。今年は遅いような気がする。検索すると、別名、元日草とか朔日草(さくじつそう)と言うそうだけれど、それほどのことはない。○○福寿草という形で種類がいくつか在るというのを、今年はフォローしているブログ記事で知った。萼の大きさとか、毛の有る無しとか、茎が中空か中実か、自生地分布などで判断できるそうだ。毒草とのことだが、茎が中空かどうかを調べるために切ってみたら、中実と分かったのは良いとして、猛烈に臭い。さすが毒草だ、汁が手につかないようにしたけれど、鼻の粘膜から臭気が吸収されたに違いなく、経過を見守りたい・・とかなんと...福寿草のこと

  • パーティ・グッズ

    百均ショップでパーティ・グッズが目に止まった。思い出を作ろうという言葉を自分で発したことがない。さまざまな記念のパーティに出席してきて、嫌々ながら司会をやったりしたこともあるけれど、積極的に盛り上げようというサービス精神が欠けているので、失敗の記憶や逃げ出したかった思いなどが多い。チャラいというのか、おちゃらけムードを作るの為に、こんなグッズが百均で売られているのか、となんだか嬉しくなる。自分で買うことはないだろうし、掛けてもらうこともないだろうけれど、こんなタスキの贈呈から始まるパーティなら参加してみたい。コロナも収まりそうだし、冷やかし半分の軽〜いお祭り騒ぎのオメデタが周りに起きたら良いなと、芸無し数合わせだけの私も腰をさすりながら考えたり妄想したり。パーティ・グッズ

  • 上棟式セット

    棟上げというのは、屋根の一番上の水平な木、つまり棟木を上げるということ。そうして、その日は上棟式というお祝いをすることになっている。バブル期のころ、何回か上棟式に参加したことがある。形式的なことではあるけれど、棟上げ成った骨組みだけの建物内で、ごちそうや酒などを頂いたり、祝儀をもらったりと楽しかった。二日前にホームセンターで上棟式セットが売られているのを見つけた。以前の棟上げの小道具は誰がどのように造っていたのだろうか。そんなことを書こうと思ったけれど、昨日ぎっくり腰をやってしまい、座っているのがつらいので、この辺りで・・・。上棟式セット

  • 枇杷(びわ)の葉を洗って天日干し

    すっかり枇杷の葉茶にはまり、この頃はコーヒーを飲まずに枇杷の葉茶ばかり。咳き込むことが一切なくなったかと言えば、そんなことはない。無意識にやっていた嚥下テクニックが落ちているのは甲状腺手術のせいだと思いたいけれど、加齢も原因と認めざるを得ない。液体を飲むときは、しっかりすするか、器にちゃんと唇を付けて空気を一緒に取り込まないことだ。寝る前は特に気をつけないと、布団に入ってからも咳き込み発作が起きるのは年寄りっぽくてまずい。でも、枇杷の葉茶を飲み続けて明らかにかなり改善したという感触はあるので、先々の分を作ろうというモチベーションが湧く。枝下ろしもしたいところだけれど、てらてらとした年代物の古い葉を直接もいで、洗って、干す。葉裏に密生しているフェルト状の毛を除かないで煎じたらどうなるのだろう。細かい毛が浮い...枇杷(びわ)の葉を洗って天日干し

  • 弥陀次郎川をまたぐ水道管に忍び返し

    小さな橋を渡っていて、水道管の忍び返しに注目した。三十三間堂の仏像の背後にある後光のようでもあると思った。子どもが度胸試しに渡ったりしないようにという仕掛けであることは間違いない。そうして、一人二人ほどは忍び返しをまたいで渡ったり落ちたりしたに違いない。弥陀次郎川の弥陀次郎というのは、巨椋池の周囲のどこかで、昔いた乱暴者だったか怠け者だったか親不孝者が孝行息子に変わったのだったか、何かそんな物語を読んだことがある。宇治川へ向かい、その後は淀川へと合流する淀川水系の支流で一級河川なんである。だからどうした、それがどうしたということになるけれど、むせ返る程の香の梅に気づいた昨日の徘徊は7000歩。弥陀次郎川をまたぐ水道管に忍び返し

  • 黄檗山北界

    黄檗宗萬福寺の裏山は黄檗山という名であることを、この道標によって初めて知った。寺には山号があって、比叡山延暦寺というように姓名のような格好だが、黄檗山萬福寺なのだな、たぶん。念の為にネットで確認してみると、そのとおりであり『1661年に中国僧「隠元隆琦(いんげんりゅうき)禅師」によって開創されました』とある。地図も見てみると萬福寺は正しく真西を向いて建てられていて、標識の立っているのはいびつな敷地の中のいちばん北だった。北側山上の墓地の中に、広いけれど枠を囲う石組みがなくて、コンクリート塗りにした土葬の盛り上がりの前に墓石が1枚という質素な区画があった。背後に植えられた木は大きく育っているし、手前の山梔子(くちなし)もいい感じだし、花の香る頃はさらに良いだろう。墓地を降りてから直ぐのある家の庭先に白梅が咲...黄檗山北界

  • のど薬を製造

    いつもの公園の藪から拾ってきたカリンの実と自前のニホンミツバチの蜂蜜とホワイトリカー35度を使って、のど薬を製造した。たくあん漬けの樽を殺菌するために買ったホワイトリカー35度の余りがあったので、この機会に全部使う。レシピを見ると焼酎漬けは氷砂糖を使うとなっているけれど蜂蜜で代用する。一昨日は思い立ってダイソーに歩いて行き、針金の締め具付きのおしゃれな瓶を220円で購入。手持ち付きプラスチック蓋の瓶は110円で、カリンの種を入れるお茶パックも100枚入り110円を購入。ダイソーまで歩くと8000歩余りの5km以上だったが起伏もあるので、2日分の運動量を稼いだ感じ。手持ち付き大瓶はカリンに蜂蜜をなみなみと注いだ蜂蜜漬けにして、あとの3本は果実酒仕立て。蜂蜜漬けはひと月後にカリンと種を除き、焼酎漬けは半年後に...のど薬を製造

  • 律儀にクロッカス

    ほとんど何もかまわなず放ったらかしなのに、律儀にクロッカスが1週間ほど前から咲いている。丈が低いので、雑草がはびこる前にいち早く、白い中心線の細い葉をつんつん伸ばし、不相応に大きめの花を咲かせる。この花のグラデーションを見ると、昔の結婚式の引き出物を包む風呂敷を想い出す。夜は律儀に花を閉じて、希望の光のような蕊を隠す。本日の朝8時前に撮ったのが3枚目画像で、只今11時前は良い天気なのに開き始めたばかり。今朝は寒いので、光ばかりではなく温度も関係するのか。もう少ししたら直射日光が当たるので、そこでようやく、おっとりと開くのか。律儀にクロッカス

  • 梅の花と大黒様の打出の小槌

    昨日の宇治の最高気温は18℃にもなり、最低は3℃とあるから、寒暖差15℃はそうとうなもの。温かいうちにと昼食後ほどなく散歩に出かけ、角地で一段上がった敷地から道路に垂れ下がっている桃色枝垂梅を見上げた。頭に当たる程に下がっている枝もあり、鼻を近づけてみたら、むせる程の香りだった。この立地条件だからこそ、この梅というぴったり感なので、家主がいたら親指を立ててみせたいくらい。御蔵山聖天さんの白梅にはミツバチが来てたのに残念ながら撮れず、アップで撮った花は穴があいていた。本堂横の小さな祠に賽銭が置いてあり、覗き込んでみると、手を挙げた像があった。天上天下唯我独尊の釈迦像かと思ったが、袋をかついで打出小槌を持った大黒様だった。打出というのは、そもそも何だろうとCASIOの広辞苑で調べてみると、『作り出したものうち...梅の花と大黒様の打出の小槌

  • アコヤ貝の貝柱

    真珠にはほぼ縁がないけれど、真珠貝=アコヤ貝の貝柱は親戚が送ってくれる。どこででも流通しているというものではなく、真珠の養殖をしている現地地元でなければ手に入りにくいはず。ちょっと検索してみると、旨味が薄いなどという記述もあったけれど、とんでもない、こんなに美味しい貝柱はない。少し硬いが凝縮した旨味は何とも言いようがないくらいで、食べ始めたら箸が止まらない。勾玉(まがたま)の形をしているので、干物にして首飾りにしたら、古代の権力者風あるいは未開狩猟民族風になるかも。危険なレジャーをするとき、首に下げていったら、もしもの時に心強いだろう、たぶん。2枚目画像は、散歩中に目に止まった他所様の生垣に咲いていた真っ赤な木瓜(ぼけ)の花。ぼけぇっとしたピンクのも良いけれど、真っ赤な木瓜はやはり、ぐっと来る。アコヤ貝の貝柱

  • 枇杷(びわ)の葉茶

    びわの木を刈り込んだついでに、大きくて古い葉っぱだけをタワシで洗って葉裏の毛羽立ちを取り除き、乾燥させて保存していた。煮出した方が良いのかも知れないけれど、沸騰した湯をそそいで5分ほど置いただけのハーブティー仕立て。はっきり記憶になくて初めて飲むような気がするのだけれど、ちょっと癖はあるものの嫌いではない味。医者いらずと言われるくらいの枇杷だから、どんな効能があるのかと検索してみた。枇杷の葉茶は、血液をきれいにするとか、強い骨を維持するとか、喘息の改善とか咳止めとある。風呂に入れると、冷え性や水虫に効果があるとか。ただ、枇杷の種に含まれているアミダグリンという成分は、食べると体内でシアン化水素(青酸)に変わるので危険ともある。実を食べていて、種が大きいので、こいつは何とかならんのかいななどと思うことはあっ...枇杷(びわ)の葉茶

  • 土手に道標

    昔むかしから在ると思われる道標が防草シートから突き出ていた。旧道は広い舗装道路に拡幅されて、昔の面影といったものは全くなくなっている。土を盛り上げて均した結果、道標は法面土手に沈んだ格好で残された。【道標位置を決して動かさないこと】という制限が土木工事業者に課されていたのだろう。生い茂る雑草に隠れて目立たなかったのが、防草シート敷設によってあからさまになったもよう。なんとも言いようがないほど、しょぼい風情になっている。根巻きのコンクリートが痛ましい。『右やくし』は乳薬師とも言われる親鸞の法界寺。『左うぢ』は宇治橋、平等院方面。京都市や宇治市には、こんな侘しく古い道標が多い。追記;ナに匕の文字は『左』に間違いないと思い触れずに流したけれど、気になって【漢字林】で調べてみたら、『左の俗字』とあった。ナに匕の左...土手に道標

  • コンクリートは動くのか

    ときどき通る散歩コースの擁壁に水抜き用塩ビ(?)管があるのだが、みな不揃いに歪んでいる。ひび割れてずれたから管がひしゃるのなら解るが、ひびがなくてもゆがんでいるのはなぜだろう。コンクリートが固まりながらも、外圧を受けてひずみが生じ、管が薄いのでゆがんだまま固定されてしまったのだろうか。中の鉄筋が細かったり粗かったり無かったりもするのだろうか。もしかしたら、コンクリートが固まって強度が一番ある状態は50年と聞いたことがあるので、阪神淡路大地震もあったことだし、ひずみ圧力を受けて、ひび割れる直前まで少しずつ動くのだろうか。施工直後に升目模様でも入れておいてコンクリートの流動状況を定期観察する、などということはしないんだろうな。地味ではあるけれど、近場に不思議発見。コンクリートは動くのか

  • 読まされてしまう・・・その③

    『みんないきいき標語大丈夫?優しい心スイッチオン2019R1ハートフルぷらん』R1とはなんだろうと、検索してみても、ピン芸コンクールとか明治ヨーグルトでもないだろうし、すぐには分らなかった。などと書いていたら、あーもしかして2019年は令和元年か、と気づいた。「ハートフル」って何だろう、心優しいというような意味だろうけど、と思って辞書を引いてみた。CASIOのジーニアス英和辞典ではでてこないので、ネット検索してみたら、和製英語なんだそうだ。英語なら、heartwarming(心暖まる、喜ばしい)が正しいのに、今どきの小学生はこういうのを読まされてしまう訳ね。「ハートフルぷらん」じゃなくて「はあとふるプラン」にしたら良かろうに、などと散歩じじいは思う。読まされてしまう・・・その③

  • 五大力さんを覗き見

    昨日は醍醐寺で、大きな紅白餅を持ち上げる有名な行事があるので、昼からでも行こうと考えていた。ところが朝は小雨が振っていたので、雨でも決行するのかな可哀想になどと思っているうちに時間が過ぎた。3時になってようやくその気になり、車のあまり通らない住宅地を抜けて徒歩にて向かう。ちょうど1時間で醍醐寺に着き、入場が3時半までのところもあったり、特別拝観料の必要なところもあって、無料開放の奥へと進む。当然ながら、餅上げ大会は終わっていたけれど、舞台を観て想像することはできた。隣の広場では山伏姿の人達が輪になっていて、袈裟姿の坊さんが「ナントカコウトカソワカ」と唱え、檜と思われる葉が燻されていた。御札を渡すと、そこの煙にかざして霊験を籠もらせてくれるといったシステムのようだ。やがて山伏姿の皆さんが一斉に法螺貝を吹き、...五大力さんを覗き見

  • 読まされてしまう・・・その②

    『和顔愛語』「わげん」で変換すると「和顔」がちゃんとでてくる。検索してみると、『和顔愛語』は無量寿経にある言葉だそうで、浄土真宗本願寺派の仏教豆辞典のその項には『仏頂面はいけませんよ』と最初にある。ところで『仏頂面』の本来の意味は何かと、CASIOの広辞苑を調べてみると、(仏頂尊の恐ろしい相にたとえた語という)とある。それなら『仏頂尊』とはなんぞやとなれば、(仏の頭頂に宿る広大無辺の功徳を仏格化した尊)とある。すると、無愛想で不機嫌な、いわゆる仏頂面をすることのできるのは、広大無辺な功徳を与えることのできる尊だけなのであるからして、凡夫凡婦は和顔愛語をもって人と接すべし、という事ですね!?読まされてしまう・・・その②

  • 読まされてしまう その①

    歩行中はひとつの考えが堂々巡りをしていたり、意識的に歩幅や速さをトレーニングに似せたり、行く先だけを漫然と思っていたりといろいろだ。ブログネタが無いので散歩さえすれば何か見つかるだろうと、ほぼ挙動不審者になっていることもある。そんな散歩中に目で見つけた言葉。『世の中に最も度し難いものは他人ではないこの私』『この私』は誰なのだろう、この文章を書いた人の署名がなかったけれど、私によく似た人が書いたに違いない。皆が皆、そのように思い始めて、うつむき、内省的内向的懐疑的自嘲自制をする世界も観てみたい。読まされてしまうその①

  • 読んだ本と読んでる本

    『認知症世界の歩き方』この本を読むと、もうすでにその世界に踏み込んでいるという認識があり、うかうかしていられないという気になる。『記銘、保持、想起』か、なるほど認識とは、心に止まったことを留どめ活かすことができてこそのものだ。この本の中で新しい知識として『パレイドリア(pareidolia)』をメモして何度も何度も見直しして、やっと覚えた。物の中に人や顔や動物の姿が見えてしまう現象だそうで、レビー小体型認知症によく現れる幻視であるという。『SteelBallRunスティール・ボール・ラン』『ジョジョの奇妙な冒険』50巻を読み終えて、やれやれと思ったものの、続きもあるのではないかと思ったら、案の定、ちょっと違うかたちでの続きがこれ。漫画なのだから、読み終えたというのは語弊がありそうだけれど、なにしろ言葉が多...読んだ本と読んでる本

  • ジェネリック家電製品

    洗面所の直管蛍光灯20型がちらちらと瞬き始めた。蛍光灯の不具合は蛍光管かグロー(点灯管)を換えたら直るのだが、これを機会に蛍光灯型LEDにしよう。何でも揃っているはずの電気機器量販店に行ってみたら、目当ての商品が置いてない。なぜだろうと思いつつホームセンターに行ったら、以前、見たままに売られていて、しかも1408円と、思ったほど高くはない。グローはそのままなのだろうかと思わないこともなかったけれど、ほとんど気にも留めず買ってきた。グローの代わりに入れるダミーが入っていて、管とグローモドキを交換してみると、ためらいなく点灯するし、かなり明るくなった気もする。蛍光灯20型は、安定器も含む消費電力が23Wらしいが、このLEDは8.2Wとある。ネットで見ると10Wとあるから、安定器分の3Wを入れても11.2Wで、...ジェネリック家電製品

  • 重機に憧れる

    大規模宅地造成がなされ予定通りに町ができた後でも、周辺には長く放置されている場所があったりする。中途半端なまま空き地になるのは、それぞれのひな壇にそれぞれの事情がありそうだが、そんな1つに重機が入った。元の自然に戻すなんてことはほぼありえないわけで、ようやく目処がついて家が建つのだろう。パワーショベルというのだったか、運転席前面に格子のガードがあり、真っ黒でいかつくてカッコいい。何だか鉄人28号を思い出したりして、こんな重機で生家の周りをいじくりたいものだと夢想した。土木の仕事をしていた友人がLINEをようやく始めたので、この画像を送ってみた。『300万円位するでしょうリースの方が安くつく』とのことだった。こういうものは中古でもかなりするはずで、もっとずっと小さいタイプなら現実的かと思う。わが一生の最後の...重機に憧れる

  • 寝る前にやってはいけない

    日頃の生活には何の支障もないけれど、じっとしていると痛んだり眠っているときに痛くて目が覚めたりする持病と言えなくもないような不具合をずっと抱えている。利き手側が50肩を引きずって20年という感じで、この頃は肩から力こぶの裏と横が痛む。ヒトからもらったロキソニン湿布がなかなかに具合よくて、風呂上がりに貼って寝ると、夜中に痛みで目覚めることもなく朝まで気持ちよく眠れる。それが無くなったので、買ったら良いのに、何か家にないかと捜して見つかったのが塗るタイプとスプレータイプ。順繰りに全部を使い切ろうと、ちょっと痛いと感じたら、すぐに片肌脱いで吹き付けたり塗ったりして気持ちよい。ところが、ここしばらく日が変わる辺りで風呂からでて、上を着る前に塗るか吹付けをしてみた。エアコンも電気毛布もペットボトル・アンカも違和感が...寝る前にやってはいけない

  • 毛糸帽子は暑すぎる

    昨日は、一昨日の二の舞にならぬよう、毛糸帽子を目深に被り耳まで覆って散歩にでた。折返しと決めている公園の階段を二段上がりで登りきったら、ぽっぽぽっぽとしてきて帽子の裾をまくりあげ耳をだした。耳は大事な放熱用フィンなのだ。歩いているときにはレンブラント光線が視えていたのに、余分なものが映らない場所にたどり着いたらたいしたことない。枚方樟葉の高層マンションと大工大の国会議事堂を模した建物のシルエットを観て帰り道へ。出口に傾いたコンクリート製ベンチがあった。腰をおろしてみてもびくともしないということは、阪神淡路大地震のときにずれたのだろうか。前のめりベンチは、文庫本を読むのに良さそうだ。公園を出てすぐの家の生垣に、もうほとんど花びらを散らしている山茶花(さざんか)があった。残っている花にアンジョリーナ・ジョリー...毛糸帽子は暑すぎる

  • 散歩にマスクが重宝する

    ようやく外を歩く人達の中に、マスクを着けない姿も見られるようになった。それでもひところ流行ったマスク警察みたいなけったいな奴らに咎められることがないよう散歩の時にはマスクをあごにかけて出る。ところが昨日は、あまりに寒くてちゃんとマスクをしないではいられなくて、これが又なかなかに具合良く温い。朝にはさらさらの雪が砂糖みたいに車に掛かっていたけれど、日射しに溶けたから出かけたのに、耳が冷たいほど。ここ宇治で道路に雪が積もったのは、一回だけだけれど、今冬の冷えは植物にかなり影響を与えているだろう。寒さには多分全く影響を受けない白梅を撮ってみたが、花を入れずにつぼみだけにすればよかったのにという出来。一昨日のカネノナルキと同様にアロエが萎れていたけれど、復活するのだろうかと他所事ながら心配する。本日の宇治市の気温...散歩にマスクが重宝する

  • 最後の冷え込み

    一昨日は散歩をしないでしまったので、昨日は開けた景色を観られる場に立とうと決めて歩いた。大阪のビル群を見晴るかす萬福寺墓地はいつ来ても気持ちが良い。華僑の墓が多く、土葬の広い区画を占める立派な墓も点在していたりしても、古さや不気味さは感じない。囲いにも石の欄干が使われている立派な区画には豊満な乳房状の擬宝珠があったりして心和む。風華が舞う寒い天気だったので、夕焼けやレンブラント光線ははっきり観られずに残念。少し下って隣接する墓地に入ると、今度は反対側方向にぴょこんと乳首のような愛宕山が観られる。愛宕山を観るたびに安達太良山に登ったことを思いだし、智恵子抄をついでに思いだすこともある。墓地内に一個だけ赤い実を残した木があったのは、たぶんクロガネモチ。帰りの住宅地の中では地植えされたカネノナルキがしおれていた...最後の冷え込み

  • まるで雲丹

    軍艦巻きにして食べると本物の『雲丹の軍艦巻き』にそっくりといって、いつものテニスコート予約から総てをお世話をしてくれている方から頂戴した。スーパーの握り寿司セットには雲丹はめったに入っていないし、回転寿司では安っぽい雲丹だろうと思うので食べたことがない。桶の寿司を食べたのは何年前だったか思い出せないくらいなので、雲丹の軍艦巻きとは縁遠くなっている。失礼ながら半信半疑でそのようにしたら、これがまた本当に、まるで雲丹そのもの。軍艦巻きもよいけれど、ただ小皿に入れて、わさびを載せ生醤油を垂らし、ちびちび食べるのが雲丹そのものの感じで好みだ。198円ということだったが、これに味を占めて、家人が近所のスーパーで同じものを見つけて買ってきたのだが、瞬時に238円になっていた。この頃は何でも値上がりしているそうだけれど...まるで雲丹

  • 引き立て役

    いつもの散歩コースの山際の畑に満開に咲いているのにあまり美しさを感じない花の木があった。桃は花びらが少し尖っていて、花が一箇所から二輪咲き、若葉も同時に見られるという。この花は桃か梅か判断できなくて、以前の記憶をたどってもどちらの実が生っていたか思い出せない。梅に似ているけれど桃なのであろうと思うので先々注目していきたい。実は生っても小さい内は見分けにくいはずだから、梅酒を作る時期か桃の出始める頃には確認したいもの。お寺横の駐車場縁に植わっている芝桜が咲き始めた。スマホでじっと構えて撮ったのに、花に焦点が合わず、後方に合ってしまった。同じ赤系の花でも、それだけで映えるものと、他を引き立てるものがありそうで、今回の2つは引き立て役のような気がする。日野川に真鴨のつがいがいたので橋の上からスマホを構えたら、す...引き立て役

  • シンビジウムの蜜

    20年以上前にいただいたシンビジウムは、きちんと管理できていないながら、毎年何本か花茎を立ち上げる。蘭なのに寒さには意外なほど強いけれど、花茎を見つけた鉢は屋内に取り込んで、水は水曜日にやると決めている。今季は1本だけの花茎が立上がり、つぼみもふくらんできて、小さな楽しみの蜜が浮きでてきた。それを爪楊枝ですくって舐めるのがいつもの楽しみなのだが、爪楊枝は木の味もするので、この頃は指先に直に着けて舐める。大きくても3mmほどの蜜玉なのに、どんな蜜より爽やかで混じり気なく癖のない美味しさ。ビニールハウスで、大量にシンビジウムを栽培している業者は蜜を舐めたりはしないのだろうな。仕事の合間に、半日ほど小さなスプーンをもって蜜を小瓶に集めたら良いだろうなぁなどと、らちもないことを夢想する。シンビジウムの蜜

  • ネット古書店

    家にある50巻の漫画を半分まで読み進んだ時点で、28巻だけがないことに気づいた。古本で十分だけれど、とにかく早く欲しいので、図書館で借りる線は却下してネットで調べる。値段は古書でもピンキリだけれど、アマゾンプライム会員になっている身内に買ってもらうことにした。新品の正価は571円+税のところを、古本は25円でAmazon手数料を含む送料が256円の合計281円だから半額。洒落た葉書大カレンダーが付録になっていて、今年1年分の面と反対面は来月3月分になっている『もったいない本舗』の栞。何かにつけてMOTTANAIとつぶやいてきた私にすれば、このネーミングには手を叩いて、いいね!ネット古書店

  • 高級な猫

    散歩中に犬と猫はよく見る。犬は野良や放し飼いや迷ってしまったようなのは見る機会がなくて、リードに繋がれて飼い主と散歩中か脱走しないよう厳重に囲われているやつらしか見ない。それに較べたら猫はリードに繋がれることもなく、自由に徘徊したり、日向でうずくまったりしているのをときどき見る。先日の散歩では、目の前を横切った猫が面白い柄だったのでスマホをスマホを構えたが、よそのガレージに入ってしまい咄嗟には撮れなかった。よそのお宅ではなくて猫の自宅なのかも知れないけれど、門扉越しに覗いてみたら、こちらを振り返っているので撮らせてもらった。石を投げつけられることなど経験したこともないに違いない高級感で、撮られ馴れてるようなふしもありそう。高級毛皮を着けてるなぁ・・などと思ってしまいそうな佇まいだったから、獲られたり捕られ...高級な猫

  • マンションビル新築中

    そばから見上げている時は、変とは思わなかったけれど、画像を観ると何となく変なのだ(六地蔵のイトーヨーカ堂跡地)。左のビルは出っ張っているはずの避難階段が平らに見えて、ビルが半分だけ垂直に沈んだように錯覚してしまう。つい最近のトルコ南部大地震でビル群が倒壊している画像や実況動画を観たので、フラッシュバックするのか。右のビルは、建ぺい率か日照権か空中権の制限があったはずの、豆腐の角を斜めに切り落としたような姿だ。5階建てアパートの3階に住んでいたことはあるけれど、それより高い所に住んだことがない。日本の今現在の耐震技術を施したマンションなら安心ではあるだろうが、すごいなぁと見上げつつ何故か羨ましくない。集合住宅そのものに不気味さを感じてしまうのは、9.11世界貿易センタービルの崩壊シーンや、たびたびウクライナ...マンションビル新築中

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