善通寺に足利尊氏利生塔

金比羅さんへ行ってきたんですが、ついでに善通寺（四国霊場第75番札所）へ寄りました。駐車場すぐにところに日本では珍しい（と思う）パゴダ供養塔があります。主にビルマ戦線で亡くなられた方々のためだそう。金堂とご本尊の薬師如来坐像。善通寺は市中にあり、一般道路を挟んで2つの広い敷地に分かれてます。五重塔は心柱が礎石から浮いている珍しい構造なんだそう。とても面白かったのは東院の塀にそって4面ぐるりと並ぶ五百羅漢。本当に五百あって、一体一体がすごくユニーク。2つだけ紹介します。善通寺に足利尊氏利生塔なるものがありました。利生塔が何なのか、私は知りませんでした。善通寺の説明書によると、「足利尊氏・直義が、暦応元年（1338）、南北朝の戦乱犠牲者の菩薩を弔い国家安泰を祈念し、国ごとに一寺・一塔の建立を命じたことに由来する多層...善通寺に足利尊氏利生塔

「アメリカ大統領が前座だ」

ローリングストーンズの2016年ハバナでのライヴ放映を観ました。当時のオバマ大統領がキューバと国交正常化した（トランプが破棄）時のスピーチで「ストーンズも来る」と話したのを受けて、「アメリカ大統領が前座だ」とストーンズ相変わらずエネルギッシュなライヴでしたねー。私、クラプトンほどじゃないけど、ストーンズもミック・テイラーがいた頃まではよく聴いてたもんです。キューバで初のストーンズとあって、50万人もの観客。ミック・ジャガーも観客にずっとスペイン語で語り掛けるほど熱が入ってました。16年当時、メンバーは73才くらい。それでも、4人ともスリムで筋肉質の体型。二の腕がたるんでない。肩から背中にかけて丸くなってない（これ一目で老けて見える）。ミックは昔と同じく、ステージを飛び跳ね、腰を振って歩く。キースもロニーもギター...「アメリカ大統領が前座だ」

手首に負荷してラジオ体操したら

ラジオ体操は朝ではなく、午後3時にやってます、もう8年くらいかな。午後3時のほうが体にいいと私は思うんですよ。朝から動かしてきた体をほぐせるから。朝はストレッチを45分くらいやります。手首足首に250gの重りをつけてます。で、昨日、その重りをラジオ体操の時にも手首につけてやってみたところ、今朝、右肩の前側の筋肉に違和感が・・・・・ストレッチと違って、ラジオ体操は腕を振り回す動きが多いんですよね。左右にぶりをつけて腕を振ったりする。そこに250gとはいえ、重りをつけたので、いつもより筋肉に負荷がかかったんでしょう。痛くはないけど、こういうときにトシを感じさせられます。ちょっといつもと違う動きをするとテキメンに現れる。2日ほどおいてまた重りをつければ腕も慣れてくるはず。手首に負荷してラジオ体操したら

近場で紅葉狩り

心地いいお天気が続きますねー。時々ウォーキングに行く龍泉寺のもみじが見頃です。もみじのトンネルが続く。お滝の周りには残念ながらもみじがない。ここで滝修行を体験することができます。実はつれあいも体験したことがあります、ふんどし一丁で。本人が申し込んだわけではなく、数年前の夏にたまたま体験者を見ていたら、ご住職に誘われたんですよ。ご住職は夏も冬も毎朝欠かさないそうです。青空に映えてきれい。近場で紅葉狩り

ワクチンに人種の違いはないのか？

新型コロナのワクチンの有効性が発表されています。ファイザーが90%以上でモデルナが94．5％とのこと。日本政府はこの両社に加え、英国のAZ社からの購入することで合意しているそうです。ロシアの「スプートニクV」の有効性は92％。しかも冷凍乾燥粉末加工しても有効性は変わらなかったと発表。どれも素晴らしい成果だと思います。でも、日本人、つまりアジア人に対する有効性がどうなのか、日本政府は検証したんでしょうか？CNNによると「9月初旬時点でモデルナ社が開発しているワクチンの治験は中南米系の参加者が16％、黒人が10％。ファイザー社の治験は8月末の時点で中南米系が31％、黒人は8％にとどまっている」。アジア系の数字は表示されてもいないんですよ。そして「専門家らによれば、ワクチンや薬の作用は人種や民族によって異なる」とのこ...ワクチンに人種の違いはないのか？

飛び恥

先日初めて知った言葉ですが、思えば去年から言われてましたね、飛行機に乗るのは恥ずべき行為だと。言い始めたのはあのグレタさんでしたかね？欧州では対策が議論されているそうです。例えば、航空会社に対し、過剰な空の旅を奨励しないよう、マイレージプログラムを廃止する。年内2度目に利用するチケットから低い税率をかけ、旅客機を利用する度に課税率を高くしていく。また、最新型機が飛ぶルートを選んで、CO2排出量を最小限に抑えるよう推奨する。1年前くらいからスカイスキャナーで検索すると緑色のマークが出るようになってます。エアバス社が10年に発表した燃費効率のよいA320neoが飛ぶルートを選ぶとかです。燃費効率の最も低い旅客機を使う航空会社は、最も効率の良い機体を使う他社に比べて26％から60％も多くの燃料を消費するんだそう。そう...飛び恥

「南北朝時代のトリックスター」

佐々木道誉のことを「英雄たちの選択」でそう呼んでましたよ。「太平記」の再放送を毎週楽しみに見てるんですが、佐々木道誉は陣内孝則が演じてます。何かというと「はっはっはっは～」と高笑いする（演出のせいだろうけど）ので、ちょっとダイコンかな。でも、半年見てると似合ってると思えてきました。佐々木道誉は南北朝時代のバサラ大名の代表格。破天荒な反面、茶の湯や生け花など新たな文化の芽を育てる、傑出した審美眼の持ち主でもあったとのこと｡ドラマでも初めて登場した時、立花を生けてました。連歌にも秀でており、准勅撰連歌集｢菟玖波集｣に81も掲載されているそうです。足利尊氏の死後も義詮、義満と3代の将軍を補佐。義詮の時代に最大の敵、足利将軍家に匹敵する格式の家柄を誇る斯波高経に直面した道誉（60代）は文化の力で高経を追い落とすんです｡...「南北朝時代のトリックスター」

お好み焼きが1500円も？？？

旧閑谷学校へ行く際、近隣で遅めのランチできるところをネット検索したんです。すると堂々の1位が、お好み焼き屋さん。お好み焼きはもう10年くらい食べてないので、つれあいも久々に食べてみたいと言いました。山中にある閑谷学校から海辺のお好み焼き屋さんまで30分はかかったと思います。平日の午後2時半すぎ、駐車場には県外ナンバーが複数あり、遠くは滋賀県から。ウチは知らなんだけど、ここのカキオコ、B1グランプリ入賞とかで、全国的にも有名らしい。引き戸を開け、店の中を見ると、満席。外で注文票を書いてくださいと言われた。上の写真の長机で注文票を書き、それを店の中に持っていき、席待ち表にも名前を書く。それから外にあるベンチで呼ばれるまで待つ。ウチは3番目でした。驚いたのは値段。普通のカキオコが1000円、ブタカキオコはなんと150...お好み焼きが1500円も？？？

世界最古の庶民のための公立学校

お天気が続くので、紅葉を見に旧閑谷学校へ行ってきました。1670年に藩主池田光政が創建した、現存する世界最古の庶民のための公立学校だそうです。きれいな紅葉は、楷の木。孔子の生誕地、現在の中国山東省曲阜（岐阜県の名前の由来）から種子を持ち帰ったとのこと。池田光政は1669年、藩校を先に開いており、これは江戸幕府が開いた湯島聖堂より21年も早いそうで、開明の藩主だったんですね。講堂の屋根は備前焼。廊下に上がって講堂の中を見ることができます。広大な敷地で、建物は他にも聖廟（孔子像を称える最も重要な施設）や、光政を祀る神社などが点在。金色に輝く孔子像は普段はこの中。敷地の小川沿いには論語が何枚も表示されています。日本では明治までずっと、学問と言えば論語だったわけです。中国へは合計4カ月半（4回）ほど旅行しましたが、孔子...世界最古の庶民のための公立学校

古いけど初めて行ったフレンチレストラン

街のど真ん中にあり、すでに20年以上というのに、ウチは初めて行きました。見過ごしてしまうほど小さなレストランなんです。アミューズのムール貝がとってもおいしかった。ふっくらしたムール貝が3つ。ひと月前に行ったミシュラン3つ星プラスのオーベルジュ天空で食べた、出汁にした後の干からびたムール貝とは大違い。テーブルが7つほどしかないのに、ソーシャルディスタンスで1つ置きにしてあります。これでは経営が大変だろうと思います。サラダはキノコ類と柿や梨の果物。緑黄野菜のスープの写真は割愛しますが、ムール貝の出汁ではなく、味は変えてありました。メインはつれあいがカモのロースト（ここの定番らしい）。私のはポーク・スペアリブを煮込んだ後で焼いたという、さっぱりした味。付け合わせは2つとも同じですが、家庭料理風でおいしい。凝った盛り付...古いけど初めて行ったフレンチレストラン

パパイヤが育ってる

8月末に食べた後のパパイヤの種を植えて、9月下旬に発芽しました（ココ）。それからまずまず順調に育ってます。見た目もそれほど無骨ではないですね。たくさん発芽したのを間引いて、小さな鉢に4本残しました。今高さ10センチほど。鉢を2つ、全部で8本育てていて、冬を越せたら、1つの鉢のを路地に移すつもりです。本来の環境なら、高さ7～8mにもなるそうだから、鉢植えではきゅうくつですからね。パパイヤが育ってる

PCR検査結果のほうが手術予約より重視される

地元ニュースによると、手術の予約があった80代の男性が入院前にPCR検査を受けたところ陽性とわかり、隔離となったとのことです。個人情報保護のため、この男性の手術がどういう病気なのかは報道されていません。隔離は2週間なので、手術は少なくとも2週間延期です。それだけ待っても、病気には影響しないということなんでしょうね？なんだか釈然としないんですがねー。まずこの男性はおそらくコロナの症状はなかったんでしょう。検査は、手術予約がなければしてなかった。検査したら陽性だったということは、症状がなく、そのまま生活している人がいるということですね、これまでも指摘されてるように。陽性結果のほうが手術より重視されるというのも、ある意味怖いです。PCR検査の精度を疑う意見もあるのに、病気のため必要な手術を延期するというのはどうなんで...PCR検査結果のほうが手術予約より重視される

南北朝時代とアヴィニョン教皇庁は同時代

「太平記」再放送を毎週楽しみに見ています。今ちょうど尊氏が後醍醐天皇に背くあたりです。ここから南北朝に分かれていくんですね。ふと、アヴィニョンに教皇庁が移されていた時代を連想しました。私は青池保子の「アルカサル」が好きで、前々からドン・ペドロ（カスティーリャ王ペドロ一世）は足利尊氏とほとんど同時代だなぁと思っていたんです。「アルカサル」の中で、坊さんの大嫌いなドン・ペドロのもとに教皇庁の使いがやってくる場面が何度もあります。あの頃は教皇はローマではなく、アヴィニョンにいたんですよ。で、ちょっと検索してみると、アヴィニョンに教皇庁があった時代は1309年から1377年。日本の南北朝時代は1336年から1392年。キリスト教は教会大分裂時代で、日本も南朝と北朝に二人の天皇という分裂時代です。ほとんど同じ時期に同じよ...南北朝時代とアヴィニョン教皇庁は同時代

帚木はコキアなんだそう

たまたま紫式部の番組を見たんです。その中で「源氏物語」の「帚木」はコキアだと司会者が言いました。コキアって、コニファーみたいなこんもりした木で、今頃紅葉してきれいですよね。あれのこと？帚木は「ははきぎ」と読むんだけれど、「ほうきぎ」、あのほうきで掃くのほうきのことなんだそう。コキアでほうきをつくってたってこと？平安時代に？確かにあり得るけど、コキアって外来種。平安時代にすでに渡来してたってことかな。まぁ、梅も菊も朝顔も水仙も外来種ですからね。「源氏物語」は大和和紀の「あさきゆめみし」を全巻持ってます、初版ものですよ。「帚木」中では「空蝉」が一番好き。心境がとても詳しく描かれていて切なく奥ゆかしい。では帚木ならぬススキでモダンに。帚木はコキアなんだそう