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2014/06/10

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  • ヒナギクのお茶の場合/海に落とした名前

    著者 多和田 葉子出版社 講談社  海外を旅していると、ふとした瞬間に自分が異国にいることを意識する。人ごみのなかでショーウィンドウや車窓に映る自分の姿に気づき、周囲の人々と違う顔立ちや肌の色が浮かび上がる。しかし、それ以外のときはことさらに人種

  • 魯肉飯のさえずり

    著者 温 又柔出版社 中央公論新社  言葉が通じなくても思いは伝わる。筆者の中学時代の教師は、自身の海外旅行の体験からそう断言した。パジャマのまま廊下に出て、オートロックされた部屋に入れなくなって焦っているところを、たまたま通りかかった客がフロン

  • 黄色い夜

    著者 宮内 悠介出版社 集英社  旧約聖書の「バベルの塔」の逸話のなかで、神は天にも届く高い塔の建築を企てる人類の驕りを戒めるため、それまで一つだった言語をバラバラにしてしまう。以降、人類は互いの言語が理解できなくなり、自由な意思疎通の術を失って

  • あとを継ぐひと

    著者 田中 兆子出版社 光文社  日本の匠と呼ばれる伝統産業は世界的にも注目されることが多いが、後継者不足に悩む声は少なくない。そんな有名な業種でなく、地方のしがない理容店や昭和の色濃い駄菓子工場などでは、継ぐひとはさらに少なくなる。年老いた夫婦

  • 著者 朝井 まかて出版社 集英社  生まれた時代や環境に優劣はないはずだが、たまたまその時代に、その家に生まれたことが人の運命を決定づけてしまうことがある。明治の文豪、森鷗外の末子、類はその典型であろう。鷗外には、最初の妻との子である於菟、再婚し

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