はじめまして。閲覧いただきありがとうございます。このサイトでは、個人的に気になったさまざまな小説(作品)を一言とともに、簡潔に紹介していきます。主なジャンルはホラーとなります。王道からマニアックな作品まで、気まぐれに、ランダムに、選んでいくつもりです。更
潮招く祭(角川ホラー文庫、井上雅彦著、「異形博覧会」){あらすじ}異様な風習が根付く孤島、そこはかつて主人公が幼少期を過ごした土地だった。十数年ぶりに、観光という名目で、恋人とともに再びその地を訪れた主人公だったが、その日はちょうど半世紀に一度の祭日だっ
アムンゼン館(角川ホラー文庫、井上雅彦著、「怪物晩餐会」){あらすじ}仕事の都合で、幾年ぶりに生まれ故郷へ短期赴任することになった主人公。そこはかつて活気溢れる{炭坑の町}だったが、今やゴーストタウンに成り果て、凍るような冷気を漂わせていた。ふらりと足を
ジムグリ(集英社、飴村行著、「ジムグリ」){あらすじ}※一部ネタバレを含みます。ご注意ください。「トンネルにまいります」という メモを残し、失踪した妻を捜しに出た主人公。従来より、 トンネルの{内部}に住む住人は{モグラ}と呼ばれ、{地上}とは異なる彼ら独
冷気(創元推理文庫、H・Pラヴクラフト著、「ラヴクラフト全集4」){あらすじ}異常に冷気を恐れる主人公。その理由は、彼の過去の出来事に起因していた――。戦慄の記憶。ある奇妙な人物{ムニョス先生}との出会いが、すべての始まりだった。彼がアパートの一室で密か
酔歩する男(角川ホラー文庫、小林泰三著、「玩具修理者」){あらすじ} 行きつけの店で飲んでいると、見知らぬ男から偶然に声を掛けられた主人公。その男は、「自分とあなたは親友だった」という。しかし主人公の記憶には、そんな男の存在はない。互いの{記憶の相違}に
人形(角川文庫、綾辻行人著、「眼球綺譚」){あらすじ} 忙しい仕事の日々を過ごしていた主人公。体調不良をきっかけに、少しの間、静養として田舎にある実家で過ごすことを決断する。 そんなある時、実家の飼い犬が見つけてきた人形。主人公は得体の知れない違和感を覚
パノラマ(角川ホラー文庫、井上雅彦著、「怪物晩餐会」){あらすじ}怪獣特撮の特集号を制作するため、アポイントなしに取材に訪れた怪談映画監督の「住処」。そこは まさに、不気味な西洋館だった。監督不在の中、取材陣が見つけた一冊の日記帳。そこには、映画の作成秘話
晩餐(角川ホラー文庫、井上雅彦著、「怪物晩餐会」){あらすじ}気が付けば、見知らぬ村に迷い込んでいた主人公。車のウインドウから覗くのは、稲妻に照らされたのんびりとした田舎の風景。どこかどうとは言えないが、村人たちに違和感を感じる。果たして主人公はなぜ、迷
薄明の朝食(ハヤカワ文庫、フィリップ・K・ディック著、「地図にない町」){あらすじ}平穏な日常を送っていたティム一家。ある朝外に出ると、周囲に深い霧が立ちこめていた。ラジオは壊れてしまったかのように何の音も流さない。なぜか銃を持った兵隊が行く手を阻み、今
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