「塔のへつり(塔の岪)は、福島県南会津郡下郷町にある景勝地です。河食地形の奇形を呈する好例として、国の天然記念物に指定されています。「へつり」とは会津方言で、川に迫った険しい断崖のことです。「大内宿」の近くにあり訪れてみました。「塔のへつり」は、福島県会津地方の南会津東部を流れる大川が形成する渓谷で、大川羽鳥県立自然公園の一角を占めています。全長200メートルにわたって、大規模な奇岩が整列しています。主なものには屏風岩、烏帽子岩、護摩塔岩、九輪塔岩、櫓塔岩、獅子塔岩、鷲塔岩などがあり、これらの岩を巡るように通路が彫られています。1943年(昭和18年)、河食地形の特異例として国の天然記念物に指定されています。一帯は第三系凝灰岩、凝灰角礫岩、頁岩などが互い違いになっており、その軟岩部が長年の歳月による浸食と...2025会津若松の旅⑬南会津の景勝地「塔のへつり」