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  • アルメン・ナルバンディアン+川口貴大+中村としまる@公園通りクラシックス

    渋谷の公園通りクラシックス(2024/6/29)。ArmenNarbandian(p)TakahiroKawaguchi川口貴大(objects,electronics)ToshimaruNakamura中村としまる(no-inputmixingboard)川口さんは奇妙な装置を淡々と操作する(水を携帯電話の上に垂らす、まるでゆで卵のようにピンポン玉をなにかの上に設置、なにかのモーター装置を空中に設置)。中村さんもまた状況に応じて次の音を出すことが日常生活であるかのよう。サウンド全体としてのグルーヴも盛り上がりもしっかりあっておもしろい。アルメンさんのピアノはときに肩をいからせときに社会に入り込み、みごと。FujiX-E2,7Artisans12mmF2.8,LeicaElmarit90mmF2.8(M)...アルメン・ナルバンディアン+川口貴大+中村としまる@公園通りクラシックス

  • TOKYO PIANO NIGHT@東京芸術劇場

    池袋の東京芸術劇場(024/6/27)。AmaroFreitas(p)ShaiMaestro(p)MakotoOzone小曽根真(p)TakeshiObayashi大林武司(p)KentoTsubosaka壷坂健登(p)なにしろシャイ・マエストロ、素晴らしいのひとことに尽きる。全体構成を意識しつつ一音一音の響きを大事にしていることがよくわかる。直前のアマーロ・フレイタスのソロはちょっと一本調子で音全体が潰れる感があったが、まったくモノがちがう。<ForAllWeKnow>と<NatureBoy>のコンビネーションには魅せられたし、<MyFavoriteThings>を混ぜる遊びもさすが。ちょっと他のピアニストと比べてはいけないほどだ。●シャイ・マエストロシャイ・マエストロ『TheDreamThief』(2...TOKYOPIANONIGHT@東京芸術劇場

  • 神田綾子+楠直孝+吉木稔@東中野セロニアス

    東中野のセロニアス(2024/6/16)。AyakoKanda神田綾子(vo)NaotakaKusunoki楠直孝(p)MinoruYoshiki吉木稔(b)共演歴の長い神田さんと楠さんとのデュオに吉木さんが加わった形。スタンダードを堂々たる声量でよどみなくうたう神田さんも、愉しそうにあざやかな旋律を繰り出してくる楠さんもみごと。FujiX-E2,7Artisans12mmF2.8●神田綾子神田綾子+土屋秀樹@池袋FlatFive(2024年)カーステン・キャリー+神田綾子@千駄木BarIsshee(2024年)北神田@渋谷BarSubterraneans(2024年)イェーナ・チャング+神田綾子@千駄木BarIsshee(2024年)神田綾子+田村夏樹+藤井郷子+アンドリュー・ドルーリー@公園通りクラシ...神田綾子+楠直孝+吉木稔@東中野セロニアス

  • マイケル・サットン+神田綾子+潮田雄一@代々木上原Hako Gallery

    代々木上原のHakoGallery(2024/6/22)。MichaelSutton(ds)AyakoKanda神田綾子(voice)YuichiUshioda潮田雄一(g)ナマのプレイを聴くまでは、マイケル・サットンのドラミングは他の音に影響されず自身の音を貫き通すもののように捉えていた。それはおそらく違っていて、結果をみていただけ。マイケルは共演者の音に対して精緻な観察を行い、即座に自分の音に反映してみせる。影響されないように思えたのはかれの技量ゆえ。ステージ上では逆向きのヴェクトルも成立していた。潮田さんの指弾きにはこけおどしなどない。それにも関わらずふたりの音を聴いてさまざまな貌を示すさまは驚くほど強靭だ。神田さんの変化もまた往来の感知を前提としており、悠然としているようでいて気が付くとまったく別...マイケル・サットン+神田綾子+潮田雄一@代々木上原HakoGallery

  • 沢田穣治+西島芳+本藤美咲@成城学園前Cafe Beulmans

    成城学園前のCafeBeulmans(2024/6/22)。JojiSawada沢田穣治(b)KaoriNishijima西島芳(p)MisakiMotofuji本藤美咲(bs,cl,vo)残響に強く感じる西島さんの曲。風変りな沢田さんの旋律に全員が音を重ねることで得られる静謐。本藤さんのうたごえも含め、共有のプロセスが音楽に直結していた。FujiX-E2,7Artisans12mmF2.8●西島芳playingonablanket@堀切アイレアメノ(2023年)YukariEndoProject『DROP,DROP,SLOWTEARS』レコ発@渋谷公園通りクラシックス(2023年)YukariEndoProject『DROP,DROP,SLOWTEARS』(2023年)西島芳trioSONONI@下北沢...沢田穣治+西島芳+本藤美咲@成城学園前CafeBeulmans

  • かみむら泰一+塙正貴+甲斐正樹+大村亘@荻窪ベルベットサン

    荻窪のベルベットサン(2024/6/17)。TaiichiKamimuraかみむら泰一(ts,ss)MasakiHanawa塙正貴(as)MasakiKai甲斐正樹(b)KoOmura大村亘(ds)オーネット・コールマンの曲を演るプロジェクト。甲斐さんの速弾きも抜きも気持ちがいい。かみむらさんの演奏を観るのは久しぶりだが、樹木のようなすばらしい音。3年ぶりに京都から戻ってきたとのことでまた観る機会が増えそうだ。塙さんの音色もまた内部からのオーガニックなものに思えた。FujiX-E2,7Artisans12mmF2.8,LeicaElmarit90mmF2.8(M)●かみむら泰一齋藤徹生誕祭@横濱エアジン(2022年)長沢哲+矢萩竜太郎+木村由+かみむら泰一+いずるばワークショップ@いずるば(2022年)か...かみむら泰一+塙正貴+甲斐正樹+大村亘@荻窪ベルベットサン

  • 藤井郷子+井野信義@公園通りクラシックス

    渋谷の公園通りクラシックス(2024/6/16、マチネ)。SatokoFujii藤井郷子(p)NobuyoshiIno井野信義(b)はじまりの繊細な弦と弦との重なりにふるえる。藤井さんは糸を使ったプリペアド、そして継続して微細に内部を鳴らし続ける。それにより聴く者の鼓膜近くでの反響のように思えてくる。井野さんの音は相変わらずセクシー。ふたりが力を入れたときの推進力には驚くべきものがある。FujiX-E2,7Artisans12mmF2.8,LeicaElmarit90mmF2.8(M)●藤井郷子TrioSan『Hibiki』(JazzTokyo)(2024年)神田綾子+田村夏樹+藤井郷子+アンドリュー・ドルーリー@公園通りクラシックス(2023年)藤井郷子ストリングスプロジェクト-GEN2023@公園通り...藤井郷子+井野信義@公園通りクラシックス

  • トリオ・タペストリー@ブルーノート東京

    ブルーノート東京(2024/6/13)。JoeLovano(ts)MarilynCrispell(p)CarmenCastaldi(ds)ジョー・ロヴァーノは自分の芸風を知り尽くした歌手のようで、ウェイン・ショーターの<LadyDay>(『TheSoothsayer』所収)であろうと、スタンダード曲<IfIShouldLoseYou>であろうと、またそこから続くオーネット・コールマンの<LonelyWoman>であろうと、自分のうたにしてしまう。もちろんそれもみごとなのだけれど、この日の目当てはマリリン・クリスペル。NYのStoneで魅せられてから9年ぶりだ。目立つロヴァーノの音を敢えて脇に置くようにしてクリスペルを聴くと、硬質でありながら有機的に包まれた一連の流れが主役になってくる。●マリリン・クリスペ...トリオ・タペストリー@ブルーノート東京

  • 音の旅行社@中野Sweet Rain

    中野のSweetRain(2024/6/8)。shezoo(p)TaikoMatsumoto松本泰子(vo)中田喜直さんと齋藤徹さんの曲を半分ずつ。中田さんの曲が旋律として物語を持ち詩が「乗る」のに対し、テツさんの曲は異形というのか、ごつごつしている。ピアノであるだけにその特徴を際立たせているようで、おもしろく感じた。そして、市川洋子さん、寳玉義彦さん、三角みづ紀さん、渡辺洋さん、乾千惠さん、それぞれのことばが異なる貌を持っていて、そのことにもあらためて驚かされた。隣で聴いた市川洋子さんは、「テツさんの周りにいた人たちはみんな肯定の力を持っていたんだな」と口にした。FujiX-E2,XF35mmF1.4●松本泰子風連@音や金時(2023年)齋藤徹生誕祭@横濱エアジン(2022年)ウタウタ@西荻窪・音や金時...音の旅行社@中野SweetRain

  • 遠藤ふみ@神田錦町POLARIS

    神田錦町のPOLARIS(2024/6/9)。FumiEndo遠藤ふみ(p)2時間弱、中断なしのピアノソロ。外光が注ぎ込む空間の真ん中にアップライトが置かれ、ピアニストの足元には壁から外した時計。静寂の中で音を発することで静寂そのものやピアノを弾くというプロセスを意識の中心にもってくるのがこれまでのアプローチであったとして、今回のアプローチはちがうようでいて同じ思想に基づくものであるように思えた。彼女は、ほぼダンパーペダルを踏みっぱなしで耳を鍵盤に近づけ、響きの起点との対話を行う。たとえば一本の指での打鍵の繰り返し、その響きを他の指に譲る。左手の指での打鍵を右手の指に譲る。譲り方は一様ではないし、そのちがいによって和音のつらなりも響きもちがう。旋律とはピアノ自体とは別のところから持ち込まれる文脈であり、対...遠藤ふみ@神田錦町POLARIS

  • ソフィー・アニェル+フィル・ミントン+ウテ・カンギーサー@ロンドンCafe OTO

    ロンドンのCafeOTO(2024/6/4)。SophieAgnel(p)PhilMinton(voice)UteKanggiesser(cello)ソフィー・アニェル還暦記念3デイズの初日、ゲストは愛しのフィル・ミントンとはじめて名前を見るウテ・カンギーサー。ミントンのプレイを観るのは14年ぶり、それも同じCafeOTOだった。他にだれがいたとミントンさんに尋ねられ、ロル・コクスヒルの名前を出した。かれはその2年後に亡くなった。どうしてもフィル・ミントンが中心のようになってしまうけれど、やはり奥深いつや消しの声は特別なものだ。なにに例えるべきか、紙か、布か、蛙か、オーガニックなもの。そして喉を完全に開いたままで発する口笛のごとき音も健在。1998年にはじめて目の当たりにしたときにはひどく驚いたものだが今...ソフィー・アニェル+フィル・ミントン+ウテ・カンギーサー@ロンドンCafeOTO

  • バーナード・パーディ@ビルボードライブ東京

    六本木ミッドタウンのビルボードライブ東京(2024/6/2)。BernardPurdie(Bernard'Pretty'Purdie)(ds)RobPaparozzi(vo)MihoNobuzane(p)GeorgeNaha(g)DanBoone(b)2002年にロンドンのJazzCafeで観て以来だから22年ぶりである。そのときのグラント・グリーンJr.、リューベン・ウィルソンとのトリオも最高だったが、今日もベタでまた最高。終盤のドラムソロではダチーチーチー、シュボーボーボーと決め技を惜しげもなく披露した。こうでなくっちゃ。●バーナード・パーディアレサ・フランクリンの映像『AmazingGrace』(1972年/2018年)バーナード・パーディ『CoolDown』(-2017年)リューベン・ウィルソンに...バーナード・パーディ@ビルボードライブ東京

  • 神田綾子+土屋秀樹@池袋Flat Five

    池袋のFlatFive(2024/5/31)。AyakoKanda神田綾子(vo)HidekiTsuchiya土屋秀樹(g)あっと目を引くヘッドレス。その効果もあるのかどうか、土屋さんの音がずいぶん自然体で飛翔する。ときにアンビエントに歪んだ響きを利かせ、ときにエクスペリメンタルに遊び、しかし奇妙にハイテンション。そうやって個の進め方でうたうわけだけれど、自然体で個であるのは神田さんもまたおなじ。うたはポップ、声の力にはなにか大きなポテンシャル。そしてヴォーカルとギターとの対話に驚かされた。個が阿ることなく個であり続け、その一方で横にいる人の音を笑って受けとめる。あるナンバーではギターによるまったく別のコードと旋律からヴォーカルが自然に入り、誰もがそのナンバーを再発見した。ざわざわしていた大勢の観客も息を...神田綾子+土屋秀樹@池袋FlatFive

  • インプロヴァイザーの立脚地 vol.20 蒼波花音(JazzzTokyo)

    インプロヴァイザーの立脚地vol.20蒼波花音–JazzTokyo●蒼波花音幽けき刻with中山晃子@公園通りクラシックス(2024年)蒼波花音+遠藤ふみ+西嶋徹+沼尾翔子@公園通りクラシックス(2024年)蒼波花音+遠藤ふみ+ショーン・コラム@水道橋Ftarri(2023年)遠藤ふみ+蒼波花音+甲斐正樹@中野SweetRain(2023年)幽けき刻@公園通りクラシックス(2023年)徳永将豪+蒼波花音+ショーン・コラム@水道橋Ftarri(2023年)幽けき刻@成城学園前CafeBeulmans(2022年)幽けき刻@公園通りクラシックス(2022年)インプロヴァイザーの立脚地vol.20蒼波花音(JazzzTokyo)

  • エリ・ウォレス+レスター・セント・ルイス+ニック・ノイブルク『Live at Scholes Street Studio』(JazzTokyo)

    #2323『エリ・ウォレス+レスター・セント・ルイス+ニック・ノイブルク/LiveatScholesStreetStudio』–JazzTokyo●レスター・セント・ルイスドレ・ホチェヴァー『TranscendentalWithintheSphereofIndivisibleRemainder』(JazzTokyo)(2016年)「ニューヨーク、冬の終わりのライヴ日記」(2015年)クリス・ピッツィオコス@ShapeshifterLab、DonPedro(2015年)ドレ・ホチェヴァー『CollectiveEffervescence』(2014年)エリ・ウォレス+レスター・セント・ルイス+ニック・ノイブルク『LiveatScholesStreetStudio』(JazzTokyo)

  • うむうむ。インタビュー(Jaz.in)

    『Jaz.in』Vol.008にうむうむ。のインタビュー記事を寄稿。Jaz.in(ジャズイン)Vol.008 Jaz.in編集部 本 通販 Amazon●定岡弘将野津昌太郎+北川秀生+定岡弘将@池袋FlatFive(2024年)野津昌太郎+北川秀生+定岡弘将@池袋FlatFive(2023年)うむうむ。インタビュー(Jaz.in)

  • Khamai Leonインタビュー(ミュージック・マガジン)

    『ミュージック・マガジン』2024年6月号にKhamaiLeonのインタビュー記事を寄稿。ミュージック・マガジン2024年6月号 ミュージック・マガジン 本 通販 AmazonKhamaiLeonインタビュー(ミュージック・マガジン)

  • 小山利枝子展「another story」@南青山・始弘画廊

    小山利枝子展「anotherstory」最終日。ようやく小山さんの作品を直に観ることができた。タブローのあちこちから生命が吹き出しているようで眼が悦ぶのがわかる。小山さんの絵は齋藤徹さんの『stoneout』のジャケットにも使われており、あらためて聴くと音のイメージもまたふくらむよう。1996年の齋藤徹さんとジョエル・レアンドル(JoëlleLéandre)さんの横濱ジャズプロムナードでの共演は小山さんの大きな絵の前でなされたのだそうで、それもまた体感したかったと思う。ジョエルさんはもうすぐ来日する。小山利枝子展「anotherstory」@南青山・始弘画廊

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