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  • 牛腸茂雄展@渋谷PARCO

    はじめて牛腸の写真に接したのは21世紀になるかならないかのころ、書店で『幼年の時間』を目にしたとき。誰もがこちらをじっと見つめていて、その場で降参した。この特異さは、写真家のまなざしが純真だからということではなく、幼少期から早い死を運命づけられていたために、他者を視ることがつねに瀬戸際の行いだったからだろうと思える。今回の渋谷PARCOでの展示はヴィンテージではなく三浦和人による新たなプリントで、ガラスもない。そのために視線の特異さがさらに強調されているようで、ちょっと動悸がする。新たに編まれた作品集は黒が締まっていて、かつての『SELFANDOTHERS』の眠い印刷よりもはるかに素晴らしい出来(高いので買うのを躊躇している)。牛腸が使ったミノルタオートコードやキヤノンAE-1も展示されていて、なかなか見...牛腸茂雄展@渋谷PARCO

  • 齋藤徹生誕祭@横濱エアジン

    横濱エアジン(2022/10/27)。MasaoTajima田嶋真佐雄(b)KazuhiroTanabe田辺和弘(b)SoleiyuEyeゆい。(p,vo)TaikoMatsumoto松本泰子(vo)YuKimura木村由(dance)TaiichiKamimuraかみむら泰一(ts)FujiX-E2,XF35mmF1.4,XF60mmF2.4●齋藤徹MemorialTetsu@いずるば(2022年)『私の城』(2022年)齊藤聡『齋藤徹の芸術コントラバスが描く運動体』(2022年)森田志保『徹さんの不在』(DanceVision2021feat.齋藤徹)@アトリエ第Q藝術(2021年)齋藤徹生誕祭@横濱エアジン(2021年)徹さんとすごす会-齋藤徹のメメント・モリ-(2019年)『SluggishWal...齋藤徹生誕祭@横濱エアジン

  • トリオ座@阿佐ヶ谷Yellow Vision

    阿佐ヶ谷のYellowVision(2022/10/26)。トリオ座:EiichiHayashi林栄一(as)KastuoKuninaka國仲勝男(b)ShotaKoyama小山彰太(ds)モンクの<BemshaSwing>と<BrilliantCorners>、何だったかコンポステラの曲、それから即興。小山彰太さんによる色とりどりの積み木を組み合わせ続けるようなドラミング、それから林栄一さんの唯一無二のアルト。FujiX-E2,XF60mmF2.4●林栄一林栄一+國仲勝男+小谷まゆみ@阿佐ヶ谷YellowVision(2022年)MMBトリオwith神田綾子・ルイス稲毛/林栄一@なってるハウス、cooljojo(JazzTokyo)(2022年)渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2021年)渋谷毅オー...トリオ座@阿佐ヶ谷YellowVision

  • 長沢哲+矢萩竜太郎+木村由+かみむら泰一+いずるばワークショップ@いずるば

    沼部のいずるば(2022/10/24)。TetsuNagasawa長沢哲(perc)RyotaroYahagi矢萩竜太郎(dance)YuKimura木村由(dance)TaiichiKamimuraかみむら泰一(ts,ss)withいずるばワークショップFujiX-E2,XF35mmF1.4,XF60mmF2.4●長沢哲長沢哲+遠藤ふみ@神保町試聴室(2022年)長沢哲+かみむら泰一@東北沢OTOOTO(2019年)長沢哲ソロ~齋藤徹さんに捧ぐ@本八幡cooljojo(2019年)長沢哲+清水一登+向島ゆり子@入谷なってるハウス(2019年)蓮見令麻+長沢哲@福岡NewCombo(2019年)長沢哲+齋藤徹@ながさき雪の浦手造りハム(2018年)長沢哲+近藤直司+池上秀夫@OTOOTO(2018年)齋藤...長沢哲+矢萩竜太郎+木村由+かみむら泰一+いずるばワークショップ@いずるば

  • 『アザー・ミュージック』

    アザー・ミュージックはニューヨークのイーストヴィレッジにあったレコ屋で、タワレコの真向かいに作ったからこの名前。イメージフォーラムでこの店のドキュメンタリー映画を観てきた。閉店を惜しむ音楽パレードの中に、先日亡くなったトランペッターのジェイミー・ブランチの姿を見つけていきなり嬉しくも悲しくもあり。店員になるとここで扱う「other」なミュージシャンの名前を覚えなければならないが(リストの一番上にKaoruAbeが見えた。AにBだから)、もちろんそれはかれらにとって苦ではない。ジャズでいえばウィリアム・パーカーとアラン・シルヴァのインストアライヴ。さよならコンサートにはマタナ・ロバーツの名前も。棚のカテゴリーの「IN」はいろいろ、「OUT」は「うーん、シュトックハウゼンとか」(依然わからない)、「THEN」...『アザー・ミュージック』

  • 林栄一+國仲勝男+小谷まゆみ@阿佐ヶ谷Yellow Vision

    阿佐ヶ谷のYellowVision(2022/10/22)。EiichiHayashi林栄一(as)KastuoKuninaka國仲勝男(b)MayumiKotani小谷まゆみ(voice)林栄一さんの音、わかってはいても体感するたびに痺れる。<見上げてごらん夜の星を>など反則だ。FujiX-E2,XF60mmF2.4●林栄一MMBトリオwith神田綾子・ルイス稲毛/林栄一@なってるハウス、cooljojo(JazzTokyo)(2022年)渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2021年)渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2021年)林栄一+武田理沙@公園通りクラシックス(2021年)Fado-mo-two@inF(2020年)「飴玉☆爆弾」@座・高円寺(2020年)渋大祭@川崎市東扇島東公園(2019...林栄一+國仲勝男+小谷まゆみ@阿佐ヶ谷YellowVision

  • ソール・A・クリプキ『ウィトゲンシュタインのパラドックス』

    先ごろ亡くなったソール・A・クリプキがヴィトゲンシュタインの思想を解釈した『ウィトゲンシュタインのパラドックス』(ちくま学芸文庫、原著1982年)。最初は退屈だったのだけど、次第に核心に迫っていくテキストにはやはり惹き込まれる。たとえば、感覚を伴う言説を他人に拡張使用しようとする。「痛み」と言うことは簡単だが、「彼は痛みを持っている」という言説を共有することには絶望的なほどの困難がある(「痛みの振舞」へと至るとしても)。ヴィトゲンシュタインは、痛みにもだえる人に対する「私」の振舞も、その人の内的状態について「私」が説明しようとする如何なる試みも、拒絶する。つまりヴィトゲンシュタインは言語の論理を追求していたと同時に倫理を説いていたということか。確かに「語りえぬものについては、沈黙しなければならない」という...ソール・A・クリプキ『ウィトゲンシュタインのパラドックス』

  • 長沢哲+遠藤ふみ@神保町試聴室

    Whisperinginadarkness/暗闇のひそひそ話神保町の試聴室(2022/10/19)。TetsuNagasawa長沢哲(perc)FumiEndo遠藤ふみ(p)縁あって初共演。3年ぶりに耳にする長沢さんの音は記憶よりも細やかで、マレットによる柔らかな残響を薄紙として積み重ねていくよう。そこに遠藤さんが水彩の微妙な色を付けていくように、微かな音。あるところから関係が逆転し、遠藤さんの音に長沢さんが呼応するかたちになった。そしてセカンドセットは気配の音楽。シンバルを擦る音だけで、揺れる蝋燭の火のような鍵盤の音だけで、誰かが何かを言いたそうな気配がそこかしこにあらわれた。FujiX-E2,XF35mmF1.4,XF60mmF2.4●長沢哲長沢哲+かみむら泰一@東北沢OTOOTO(2019年)長沢哲...長沢哲+遠藤ふみ@神保町試聴室

  • “創生自在”@京都みとき屋

    京都のみとき家(2022/10/15)。NozomuMatsubara松原臨(ss)ShingoTomimatsu富松慎吾(和太鼓)HisaharuTeruuchi照内央晴(p)AyakoKanda神田綾子(voice)HomeiYanagawa柳川芳命(as)FujiX-E2,XF35mmF1.4,XF60mmF2.4●松原臨柳川芳命+富松慎吾+マツダカズヒコ+松原臨@京都Annie'sCafe(2021年)日本天狗党、AfterIt'sGone、隣人@近江八幡・酒游館(2019年)●照内央晴SABUUNIT@新宿ピットイン(2022年)照内央晴+深川智美+助川久美子@なってるハウス(2022年)豊住芳三郎+照内央晴+庄子勝治@稲毛Candy(2022年)喜多直毅+照内央晴+西嶋徹@成城CafeBeul...“創生自在”@京都みとき屋

  • チルギルチン@晴れたら空に豆まいて

    代官山の晴れたら空に豆まいて(2022/10/10)。Chirgilchin(ホーメイ)KoichiMakigami巻上公一(案内役)トゥバ(トゥヴァ)共和国のホーメイ集団チルギルチン。今回ロシアからの出国はかなり大変だったようで、モンゴルに入国し、ウランバートル空港からの便を使ったらしい。トゥバの喉歌ホーメイの使い手としてはサインホ・ナムチラックを長いこと聴いてきたが、いやかれらもまた素晴らしい。コシュケンデイ・イーガリが低音と同時に発する超高音がみごとに制御され変化していくことには吃驚。ブルターン=オール・アイドゥンの超低音と、上の歯に引っ掛けるようにして吹く縦笛にも魅せられた。なお複数の周波数を同時に歌う喉歌は、トゥバではホーメイ、ハカスではハイ、モンゴルではホーミーと称する。●サインホ・ナムチラッ...チルギルチン@晴れたら空に豆まいて

  • 『特別展アリス』

    イッポンギに六本木の森アーツセンターギャラリー。会期末で連休のため大変な混雑で、入るために外でスマホで時間指定券を買い、かなり並び、展示作品にもあまり近づけない。いつかなにかの資料になるかもしれないので図録だけつかんで、ホーホーノテーで逃げ出した。それはともかくイメージの氾濫に魅せられる。読者にもアリス本人にも説明できないからおもしろいのだろうね。そういえばピアニストの楠直孝さんによれば、スティーヴィー・ワンダーの<YouAretheSunshineofMyLife>のイントロは全音のみで駆け上がるホールトーン・スケールであり、アニメ『不思議の国のアリス』でアリスが穴に落っこちる場面に使われているのだとか。『特別展アリス』

  • 喜多直毅+翠川敬基+久田舜一郎@下北沢Lady Jane

    下北沢のLadyJane(2022/10/9)。NaokiKita喜多直毅(vln)KeikiMidorikawa翠川敬基(cello)ShunichiroHisada久田舜一郎(小鼓)久田先生の小鼓は一音聴いただけで覚醒する。祝祭的でもあり、ときにセクシーに入ってきたりもする翠川さんのチェロ。縦横にサウンドを揺り動かす喜多さんのヴァイオリン。後半は世阿弥の謡曲を演り、聴く方は追いつくことなく終始気圧されていた。最近は「怪鳥」だとのこと。FujiX-E2,XF60mmF2.4,XF35mmF1.4●翠川敬基ロシアのうた@音や金時(2021年)Fado-mo-two@inF(2020年)ロシアのうた@音や金時(2020年)喜多直毅+翠川敬基+角正之@アトリエ第Q藝術(2019年)ファドも計画@inF(201...喜多直毅+翠川敬基+久田舜一郎@下北沢LadyJane

  • 藤山裕子+北田学+藤井信雄@なってるハウス

    入谷のなってるハウス(2022/10/8)。YukoFujiyama藤山裕子(p)ManabuKitada北田学(cl,bcl)NobuoFujii藤井信雄(ds)NYから帰国中の藤山さん、ツアー最終日にようやく足を運んだ。三人が初対面という組み合わせの妙はインタープレイの多様さとなってあらわれていた。ピアノとクラが互いに入れ替わり巧妙に競争したり、強靭に粘るバスクラとコンビネーションが威圧感さえももつドラムスとがひたすら疾走したり、クラのベンドの波やバスクラの雲にピアノが楔を刺したり。藤山さんのピアノの緩急はやはり素晴らしく、響きが一様ではなく一音一音の意味するものに気持ちを向かわせるものだった。FujiX-E2,XF35mmF1.4●藤山裕子藤山裕子+照内央晴+吉田隆一+吉田つぶら@なってるハウス(2...藤山裕子+北田学+藤井信雄@なってるハウス

  • MMBトリオ@稲毛Candy

    稲毛のCandy(2022/10/5)。MMBTrio:LiudasMockūnas(tenorsax,sopranosax,sopraninosax,clarinet)ArnasMikalkėnas(piano)HåkonBerre(drums,percussion)この日はゲストなしだけれど、初日ゲストのひとりだったルイス稲毛さんと隣で観て既視感半回転の感覚。ホーコン・ベレはキャンディという音響空間に即応し擦音と打音を空隙に注ぎ込む。リューダス・モツクーナスはテナー演奏もただ事ではなくて、管体が衝撃を受けるほどキーを叩き、その過剰性がなんでもないような顔をしている凄さ。アルナス・ミカルケナスは静かに全体のうねりを制御していた。iphoneでパノラマ写真を撮ってみたら千手観音が現れた。FujiX-E2,...MMBトリオ@稲毛Candy

  • MMBトリオ+坂田明@下北沢No Room for Squares

    下北沢のNoRoomforSquares(2022/10/2)。MMBTrio:LiudasMockūnas(tenorsax,sopranosax,sopraninosax,clarinet)ArnasMikalkėnas(piano)HåkonBerre(drums,percussion)Guest:AkiraSakata坂田明(as,cl,bells,vo)やはり坂田明さんの音圧にはどうしても驚かされてしまうし、リューダス・モツクーナスの変幻自在なソプラノも素晴らしい。坂田さんが<死んだ男の残したものは>を絞り出すように語ると明らかに潮目が変わり、そのあとのトリオのプレイが強い抒情を受けて発展させるようなものになった。FujiX-E2,XF60mmF2.4●リューダス・モツクーナスMMBトリオwit...MMBトリオ+坂田明@下北沢NoRoomforSquares

  • MMBトリオ with 神田綾子・ルイス稲毛/林栄一@なってるハウス、cooljojo(JazzTokyo)

    入谷のなってるハウス(2022/9/30)、本八幡のcooljojo(2022/10/1)。MMBTrio:LiudasMockūnas(tenorsax,sopranosax,sopraninosax,clarinet)ArnasMikalkėnas(piano)HåkonBerre(drums,percussion)GuestonSeptember30:AyakoKanda神田綾子(voice)LouisInageルイス稲毛(bass)GuestonOctober1:EiichiHayashi林栄一(altosax)>>#1235MMBトリオwith神田綾子・ルイス稲毛/林栄一–JazzTokyo●リューダス・モツクーナス『阿部薫2020僕の前に誰もいなかった』(2020年)リューダス・モツクーナス『...MMBトリオwith神田綾子・ルイス稲毛/林栄一@なってるハウス、cooljojo(JazzTokyo)

  • カール・ストーン『We Jazz Reworks Vol. 2』(JazzTokyo)

    >>#2204『カール・ストーン/WeJazzReworksVol.2』–JazzTokyoCarlStone(PC)●カール・ストーンカール・ストーン+吉田達也+神田綾子with小林径@落合Soup(JazzTokyo)(2022年)SignalsDown@落合soup(2019年)カール・ストーン『WeJazzReworksVol.2』(JazzTokyo)

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