長年お世話になったみーばい亭、茅屋ながらそれなりに愛着があったのですが、このたび「取り壊すから立ち退け」と大家さんから非情な通達が。しゃーないんで、引っ越しました。新URLはこちらhttps://ameblo.jp/namikaze1105/というわけで、今後ともよろしくお願いします。茅屋で引っ越しました
裏庭の木々や生き物たち、それに水槽のヤドカリたちを眺めながら酒を飲む。そんな日々のほろ酔い話です。
80年代、ダイバー仲間の溜り場だったアパートについた屋号が「居酒屋みーばい亭」。特に意味はないのですが、なんとなく語感が気にいって、ずっと我が家の屋号として引き継いでいます。
丑の日には少々早いけど、当日はどうしても客足が集中して多忙になるだろうから、土用入りそうそう馴染みのかわもん屋さんに、蒲焼きを注文。ちなみに「かわもん」とは川魚のことでございます。というわけで、まずは「鯉のあらい」に芥子の効いた泥酢を添えて、ほどよく冷やした「杣の天狗」をほろほろと。続いて「うざく」で、気持ちよく冷えた「杣の天狗」をほろほろと。そして、前半戦のハイライト!おまけにもらった「鮎の塩焼き」を、炙り直して頭から骨も残さずボリボリと囓りながら、キュンッ!と冷えた「杣の天狗」をほろほろと。さらに「肝串」を炙って、原了郭の粉山椒を振りかけてハフハフと噛みしめつつ、清冽に冷えた「杣の天狗」をほろほろと。そしていよいよ締め!炙り直してふんわりじゅわわわの蒲焼きで、炊きたての白ご飯をわしわしとかきこむ。ちま...かわもんの宴
梅雨明けを待たずして酷暑の訪れを感じる令和6年。温暖化ニモ負ケズ、異常気象ニモ負ケズ、今年も恙無く鮎が来た!宴のオープニングに畑から捥いできたシシトウを焼き、一番搾りをグビッ!遠火の強火でじっくりじっくりと焼きあげた主役に娶せるのはもちろん「杣の天狗」をもっきりで。初鮎で杣の天狗、20年来変らぬ、みーばい亭の良習でございます。締めはもっちろん「鮎ご飯」若鮎に鯨飲悔いなしみーばい亭・・・って、翌朝悔いが残るかも(酔死)ふぅ・・あゆぅ
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長年お世話になったみーばい亭、茅屋ながらそれなりに愛着があったのですが、このたび「取り壊すから立ち退け」と大家さんから非情な通達が。しゃーないんで、引っ越しました。新URLはこちらhttps://ameblo.jp/namikaze1105/というわけで、今後ともよろしくお願いします。茅屋で引っ越しました
余寒ニモマケズ花冷ニモマケズ今年も裏庭のゆすらが開花した。例年より花の密度が高い気がするのは、初冬に盛大に枝をはらったせいかな?というわけで、夜ゆすらを愛でながらの「ゆすら酒」。まずは旬のホタルイカにワケギを添わせて「てっぱい」でいっぱい。やっぱり富山産は肝がみっしりと詰まっていて味が濃厚やのう。少々肌寒いけど、春の宴ということで、酒は「久保田千寿」すっきり冷や酒で。うむ、春っぽくなってきた。続けて、庭の片隅に萌えだしたミツバを情け容赦なくむしって「鳥わさ」に。春の息吹が酒精に溶けて五臓六腑にしみわたる。続けてこれも旬のえんどう豆を卵とじで。もちろん庭からむしってきた木の芽をたっぷり。余寒ニモマケズ花冷ニモマケズついでに物価高騰ニモマケズ春窮乏の花の宴・・ってか花の宴
スケキヨのマスクを剥がすと・・・。はい、お久しぶりの「神蔵」でございます。ほんま、何年ぶりやろ?娶せるのはもちろん「つやこフロマージュ」。こちらは3年ぶりくらいかな?諸々値上がりが止まらないご時世なのに、春に浮かれて財布のひもが緩むみーばい亭。大丈夫か?家計春に浮かれて・・
琵琶湖にぷかぷか浮かんでいるキンクロハジロを横目で眺めながら「あれ、美味いんかな?」と指をくわえる今日このごろ。そんな浅ましくも貧乏な管理人を神様が哀れんだのか・・・。はい、今冬も無事に鴨鍋を頂くことが出来ました。ちなみに鴨肉は鶏肉と違ってモモよりムネのほうが高いのよね。当然我が家はモモで御座います。娶せるのは、かつての定番酒「琵琶の長寿蔵人」何年ぶりだろう?明日、ぽっくりいくかも知らねども・・。生きてりゃいいこともあるもんだ!鴨かも
鰯を焼いて邪気を払い、カカオ菓子の処遇に身を焦がす、いつもながらの2月でございます。というわけで、甘くなった身体をリセット。はい、頂き物の「神開純米大吟醸」で御座います。自分では買わないけど、もらうとうれしい高級酒に娶せるのは、恒例の「雲子の松前焼き」「これは、文句なしに美味い!」そしてほっこり蕪蒸し。本日の餡は鰹だしじゃなくて、昆布だしに白梅酢を加えたスペシャルバージョン!あっさりとした上品な風味が、やわらかめの甲賀の吟醸酒にしっとりと相応う。相も変わらず変らぬ如月。死ぬまでこのまま変らずにいてくれるかな?)変らぬ如月
玄冬中の鮒を、寒鮒という。このころの彼らは半ば冬眠状態であって、多くは川底の泥の中にひそんでいる。したがって、この時期の鮒を穫るのは、なかなかにむずかしい。上記、池波正太郎の「剣客商売庖丁ごよみ」より引用した。寒鮒を細造りの刺身にしたもの・・も、捨てがたいのだけど、当方、寒鮒釣りに出かける気力も体力も萎えはてた還暦過ぎなので、ここは保存食で我慢・・・どころではない。生の寒鮒の何倍もの価がつく高級食品にして、湖民のソウルフードでありパワーフードでもある「鮒ずし」でございます。さて、死ぬまでにあと何回食べられますやら。娶せるのは、とっておきの「松の司純米吟醸」しぼりたての生酒。すぐきを噛みながら、まず一杯。お腹が温まったら、鮒ずしで一杯一杯復一杯。ひと心地ついたところで、蕪蒸しを崩して復一杯。近海物の高級鰹だ...寒鮒(すし)
寒中お見舞い申し上げます。温暖化とはいえ、それなりに寒さが続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。おかげさまで我が家は猛威を振るう流行性感冒に罹患する事もなく健やかに過ごしております。というわけで今週の宵宴は「かわもん」。先ずは恋のもとい鯉の筒煮。娶せるのは、正月に飲みきれなかった「初桜」。ほっこりした味わいも正月らしくまさに「春の湖」ですな。てんてけてけてけてんてん・・てか。そりゃあ「春の海」でんがな。とかなんとかやってるうちに、こんがり焼きあがる「寒諸子」管理人的には、骨のやわらかい産卵期の諸子が好みなんだけど、脂ののった寒諸子もこれまた良し!美味い!旬を呼ばれよう。カンテキに火を熾したついでに、生麩を焼いて復一杯。締めは残った餅を磯辺で。遠赤の炭火がうれしい週末の宴席。寒諸子
上方はいまだ松の内なんだけど、無粋な令和時代の勤め人である管理人は、アイドリングなしのフルスロットルで仕事を再開。ヨレヨレで迎えた最初の週末。七草粥でいったん休めたものの、まだまだ疲れの抜けない胃腸を気遣って、今週はあっさり白身魚など・・・。というわけで、言わずと知れた白身の王者!福々とトラフグでございます。日高昆布で出汁をひき、アラを煮立てて豆腐を投入。このダシの沁みた豆腐が最高!!具材を入れて煮立ててる間に「てっさ」で一杯一杯復一杯。娶せるのは「梵純米大吟醸艶」名前のとおり「小股の切れ上がった艶っぽい」味わいの銘酒でございます。で、てっちり。はっきり言って、これはテキトー。と言いながらも、ふぐ出汁の沁みた野菜の甘みを楽しみながら一杯一杯復一杯。でも、なんといっても真骨頂は「雑炊」!これを食べたいがため...福々と
例によって元日の朝はおかかかきからはじまる。面倒といえば面倒だけど、神事だからこればっかりは男は担わないと仕方がない。雑煮をアテにお気に入りの・・というか吟醸白味噌に娶せるのならこれ一択の「慶長、純米吟醸」で穢れをはらい深淵を祝う。小腹がすいたら餅を焼き、また一杯。朝酒、昼酒、夜酒と三日三晩穢れを祓い、すっかり清浄に生まれ変った管理人でございます。というわけで、本年もみーばい亭をよろしくお願いいたします。令和七年
時鳥の囀りを背景音楽に生まれ落ちた子鹿がきゃんと鳴いて令和六年もいよいよ大詰め。ちょっと早起きして、昨夜洗って漬け込んでおいた餅米の水を切って蒸し上げる。まず、お鏡さんを取ってから少しばかりちぎって大根おろしに放り込み、残りを手早く丸めていく。何十年も変らず営まれる我が家の師走の情景でございます。おろし餅で手早く腹ごしらえをすませ、棒鱈を炊き数の子を漬ける。合間気分転換に庭で木太刀を振ればすぐ近くで、二匹のニホンリスが落ち葉をまき散らしてじゃれあいはじめる。今年も平和裏に暮れそうで、ちょっとほっこり。明日はいよいよ大晦日。ノルマは鯛子炊きと叩き牛蒡、それにクライマックスの煮染だったかな。今夜のうちに昆布を漬けて干し椎茸を戻しておかねば。というわけで、令和六年もばたばたと暮れそうなので、今のうちにご挨拶。皆...令和六年極月晦日
太ももの根元までさらけ出したマイクロミニの蓮っ葉娘が闊歩する師走の街角。アラハタの頃なら、色情にかられたかもしれないけれど、今となっては「うわっ、寒そう」と思うだけの立ち枯れアラカン管理人でございます。ま、色気は枯れても酒気は抜けない飲み手でございますから、忘年会の安酒ダメージも抜け抜けきらないまま週末の宅飲みに突入。今宵飲む銘酒は、先週蔵開きで仕入れてきた、「神聖初揚げ純米無濾過生原酒」この時期しか飲めない限定酒でござる。忖度抜きで、これは美味い!搾りたてのフレッシュな香りが心を奮い立たせて少しだけアラハタへと飛ばしてくれる。というわけで、肉体的にも若返るための滋養を吸収。師走恒例のみーばい亭名物「白牡丹鍋」!野生の力がこもった脂肪分が白味噌出汁にとろりと溶けて、霜に当たって甘みの増した白菜に絡みつく・...豬の季節
今年はいつまでもだらだらと暑かったせいで、野生動物も季節感が狂ったのか、晩秋の風物「牡鹿の遠吠え」が聞こえてこない。時折裏庭で見かけるのも、牝鹿と子鹿ばかり。鹿の社会でもお父さんは仕事で忙しくて短い秋に気づかないのな?と、ビール片手に母子鹿(たぶん)を眺めながら、休暇明けの月曜日を憂う晩秋の宵。晩秋の鹿
はい!蔵開きで昼酒を堪能して、ジャンボモナカを囓りながら千鳥足で我が家にたどり着いたのが先週のこと。というわけで、今週は戦利品の限定酒で、山中与幽人対酌にあやかって一杯一杯復一杯。1週間練りに練って娶せたアテは・・・。雲子の松前焼き!!・・・言葉はございません。旬のアテで旬の酒を我聞こし召した締め飯は、霜月恒例の栗おこわ。我、縄文と弥生のハイブリッド、純正ニッポン人であることを、しみじみありがたく思ふ、夜長の秋。やっぱり酒(蔵)が好き!
令和6年の猛夏。夏男を自認している管理人も、今夏は2㎏ほど痩せましたわ。そんな酷暑もようやく一段落、朝夕の涼風に吹かれて、ひと月遅れの秋刀魚を焼く夜長月(新暦)最後の週末でございます。とは言っても、ひと昔前ならまちぐぁーで釣り餌用に売られていた1尾50円の冷凍物サイズ。血気盛んな頃ならば、「こんなもん食えるかいっ!!」とちゃぶだいをひっくり返すところだけど、貧乏所帯じゃ、つっぱっても腹が減るだけなので、僅かな脂を少しでも流さないように、遠火でじっくりじっくり焼きあげる。そう、「時は金なり」・・、じっくり時間をかければ、痩せた秋刀魚もそれなりに食えるようになるもんで。(意味違うけど)と、貧乏臭い話が続いたところで唐突ですが・・。秋の王様、登場でございます。土鍋で新米と一緒に炊き上げて、香り立つ湯気を肴に「初...海山の秋
重陽の節句を菊酒で祝ったというのに、夏が終わらない令和6年。家で寝てても覚めても暑いので、とりあえず日本海までひとっ走り。というわけで、日本海の至宝「ノドグロ」のアラに群がるイソスジエビのみなさん。三枚のおろしたサクは、もちろん刺身と炙りで飼い主が美味しく頂きましたとさ。んで帰り道、ちょいと遠回りに山越えして拾ってきた栗で「栗ごはん」。はい、ちゃんと東向いて笑いましたよ。暑くても暑くても毬栗に指を刺されて秋を知る可笑的夏天
立秋も過ぎ、猛暑もピークは過ぎたような気がするけれど、気がするだけで酷暑の残暑が続く中、皆さま如何お過ごしでしょうか?地球温暖化のスピードに歳時記の更新が更新が間に合わない21世紀ではありますが、どんなに暑くても季節は巡ると、我が身に言い聞かせ、猛暑の中、カンテキに火を熾し「秋味」片手に落ち鮎を焼くみーばい亭。心頭を滅却すれば炭火もまた涼し・・なのだ。で、火を熾したからには、この季節絶対に外せないのが「無花果田楽」!はぁ~~~~!!じくじくと噛みしめれば、しみじみと思い出されるバブルの狂騒。バブルは遠くなりにけり。無花果田楽
まさに未曾有の酷暑の候、皆さま如何お過ごしでしょうか?さて、本日8月11日は、みーばい亭で初めて繁殖に成功したナキオカヤドカリの琴さんが、小さな小さな卵から小さな小さなゾエアとしてハッチアウトした記念すべき日でございます。あれから16年・・・。20年以上の寿命を持つことが証明されているムラサキオカヤドカリ(Coenobitapurpureus)やオカヤドカリ(Coenobitacavipes)とは違い、小型種であるナキオカヤドカリ(Coenobitarugosus)の寿命は15年程度・・という、管理人が長年提唱してきた仮説があっさり否定されましたな。ま、それはともかく・・。せっかくの記念日だというのに、地味な画像で申し訳ございません。もっとも、オカヤドカリにストレスを与えないように飼育環境をととのえ、刺激...16歳の琴
緑が夏に陽ざしに輝いて、さらに緑濃くなる木染月の朝。木染月ってもともと紅葉のことだけど、旧暦新暦以前に、地球の気候が大きく変動しているから、緑に染まる月ということにしておきますか。そんな緑に身を隠してお食事中なのはハラビロカマキリの幼虫。去年から我が家でも見かけるようになった外来種のムネアカハラビロカマキリかな?今年は在来種に戻ってきて欲しいな・・。ま、キミたちに罪はないんだけどね。こちらは、バリバリの在来種ニホンアマガエルでございます。なんせ、和名に「ニホン」ってついてますからね。ま、ニホンヤモリが実は外来種って説もあるけどね(笑)それはともかく、日中は緑に隠れてお休み中。今年は久しぶりにシュレーゲルアオガエル(在来種)も見かけたし、増えすぎたコウラナメクジ(外来種)対策として、両棲軍団の活躍に期待して...緑の狩人
丑の日には少々早いけど、当日はどうしても客足が集中して多忙になるだろうから、土用入りそうそう馴染みのかわもん屋さんに、蒲焼きを注文。ちなみに「かわもん」とは川魚のことでございます。というわけで、まずは「鯉のあらい」に芥子の効いた泥酢を添えて、ほどよく冷やした「杣の天狗」をほろほろと。続いて「うざく」で、気持ちよく冷えた「杣の天狗」をほろほろと。そして、前半戦のハイライト!おまけにもらった「鮎の塩焼き」を、炙り直して頭から骨も残さずボリボリと囓りながら、キュンッ!と冷えた「杣の天狗」をほろほろと。さらに「肝串」を炙って、原了郭の粉山椒を振りかけてハフハフと噛みしめつつ、清冽に冷えた「杣の天狗」をほろほろと。そしていよいよ締め!炙り直してふんわりじゅわわわの蒲焼きで、炊きたての白ご飯をわしわしとかきこむ。ちま...かわもんの宴
梅雨明けを待たずして酷暑の訪れを感じる令和6年。温暖化ニモ負ケズ、異常気象ニモ負ケズ、今年も恙無く鮎が来た!宴のオープニングに畑から捥いできたシシトウを焼き、一番搾りをグビッ!遠火の強火でじっくりじっくりと焼きあげた主役に娶せるのはもちろん「杣の天狗」をもっきりで。初鮎で杣の天狗、20年来変らぬ、みーばい亭の良習でございます。締めはもっちろん「鮎ご飯」若鮎に鯨飲悔いなしみーばい亭・・・って、翌朝悔いが残るかも(酔死)ふぅ・・あゆぅ
今宵、梅雨空に隠れているけれどストロベリームーンでございます。というわけで、大潮サービスのアサリを投入。ホンヤドカリたちの小気味のよい食いっぷりを眺めながら、よく冷えたビールをくいっ!ホンヤドカリを追い散らして参戦した、アゴハゼ、イソスジエビ、スジエビモドキの連合軍の活躍を眺めながら、鷹の爪をきかせてマイタケと炊き合わせた蒟蒻を肴にもう一杯!マイペースなホシゾラホンヤドカリに癒やされつつ、一杯一杯復一杯。そんな饗宴に参加できずに隅っこでぼんやりしてるヒライソガニ。立派に成体まで成長したくせに、あいかわらず「あかんたれ」なのね。もちろん飼い主も宴に参戦。この季節だから脂とろりの食感は望むべくもないけれど、そのかわり身が締まって歯ごたえモチモチの「きずし」でございます。酒はもちろん夏の定番酒、「梵特別純米」。...狂熱の苺月
暑い日が続くと、若い頃からダイバーとして20回以上訪れた沖縄が恋しくなる。というわけで、今週はクーブイリチー。長年の間に、どんどんオリジナルの要素が加味されて、本場のクーブイリチーとは別物になっているような気もするけど、自分たちの好みで改変したのだから、これはこれで良し。なんかオリジナル・・なのだ。酒はもちろん「泡盛」!ダイビングのホームゲレンデは慶良間だったけど、酒はやっぱり石垣島に限りますな。BGMは「うないぐみ」さて今年の夏は、どんな冒険が待ち構えているのかな?クーブイリチー
みーばい亭サイトを開設して23年。このブログも早18年。季節の食材を紹介することが多いこのカテは、20年以上同じネタを繰り返しているわけで、真正「水戸黄門」サイトである。ま、イマドキの若者は「水戸黄門」が、ピンとこないか。老婆心ながら解説しておくと、江戸幕府初代将軍徳川家康の孫にして御三家水戸藩初代藩主である徳川頼房の跡を襲って二代藩主となり・・あ~めんどくさい。興味のある人はAIに尋いてね。ま、「水戸黄門」だろうが「サザエさん」だろうが、酒飲みが同じ話を延々と繰り返すのは、日本開闢天岩戸以来の伝統であるからして、今年も繰り返す。というわけで連休後半。酢に漬けて冷凍しておいた「きずし」を解凍し、シーズン最後の「ササガレイ」を焼き・・。はい、思いっきり遠火の強火で上手に焼けたので記念撮影。ひれを焦がさずに身...連休後半
シャガがシャガシャガ咲き乱れる鯖街道を若狭まで北上。とりあえず、定番の若狭ぐじと若狭サバは確保。ぐじは背開きにして塩を当て干物籠で熟成中。これは明日のお楽しみ。サバは三枚におろして塩で締め酢に漬けて、いったん冷凍。近頃、日本海にもアニサキスが増えているようなので念のため。これは連休後半の肴に。というわけで、本日の魚(肴)は、遅ればせながら「桜鯛」。とりあえず三枚におろしてサクにとり、刺身に。一尾分は多いかなと思ったけど、桜色の柔身は楽勝完食。頭は半割にして塩焼き。中落ちは鯛飯に。ひと月遅れの桜鯛。骨の髄まで堪能させて頂きました。娶せる酒は越前岬の純米酒。なかなか手に入らないけど、これ好きやわ、俺。もちろん甲殻軍団にもお裾分け。ヨモギホンヤドカリは休眠に入ったようで、残念ながら宴には不参加。桜鯛の季節がずれ...ひと月遅れの桜鯛
花見酒の肴に魚が食いたい!というわけで、花曇りの週末、一路日本海へ激走・・いやいや交通安全週間であちこちに制服が見え隠れするので、法定速度を守ってほどほどに走行(笑)収穫はノドグロにサバ、そして旬もそろそろ終わりのホタルイカ。さっそく塩茹でに。こればっかりは、自分で茹でんと話になりまへんな。ボイルで売ってるホタルイカなんか、味が抜けてて食えたもんやおまへんわ。定番酒、梵の特別純米をガラス盃で飲みながら、花を愛で寄居虫を愛でる。磯の甲殻軍団へのお土産はアオサとノドグロのアラ。実り多き春の日本海サクラサク春もほろほろみーばい亭春のホタル
花曇りの週末。ポンツてな感じで、今年最初のゆすらが開花。この一枚を撮るために、わざわざ物置から脚立を出したりして(笑)春うらら今日も平和だ、みーばい亭。最初の一輪
なごり雪も降る時を知ってか知らずか寒い日が続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?寒くても雪が降ろうとも、暦の上では立派な春!というわけで、産卵期を目の前にして、旬もそろそろ終わりのイサザ豆。ついでにモロコも焼いてみたりして。寒かろうが雪が降ろうが春は来るのだ!イサザ豆
東風吹かばにほひおこせよ梅の花というわけで、地平線の彼方よりマンモスの匂いと共に春の足音が聞こえる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?三寒四温の三寒に当たったこの週末三連休、さてこの冬に食べ残した食材はないかと思い見た結果かもかもしれないやっぱり鴨鍋でございます。はい、鴨ガラで取った出汁を塩で味決めして、濁醪甕から掬ったうばをたっぷり溶かし込む。せせりを叩いたつみれを投入して鍋だし完成。あとは、焼き豆腐、鴨肉、芹を入れてひと煮立ち。うばの酵素でやわらかく煮えた鴨肉を噛みしめながら、蔵開きで仕入れてきた「神聖純米酒」をグビッ!香り鮮烈な芹でグビッ!鴨味しみしみの焼き豆腐でグビッ!シベリアの厳しい環境に負けずに来年もまた来ておくれ。濁醪仕込んで待ってるからね。冬のなごり
山田百恵ちゃんを喫しつつ、鰻の肝を焼く週末の宵。生麩を焼く。・・・そしてコイ目コイ科カマツカ亜科タモロコ属ホンモロコ地球上で最も美味なる淡水魚。湖国の春は湖からやってくる。春告げ魚
正月用に買ったけど、飲みきれなくて残っていた初しぼり純米吟醸生原酒。限界間近でやっとご開帳。ここんところ寒かったから、燗酒ばっかで生酒の出番がなかったからね。待たせたお詫びに、パートナーは旬のあん肝!あたりまえだけど、Ittastesamazing.身に沁むや鮟鱇の肝に残り酒・・・てか。残り酒
ムーチーを包むサンニンの茹で汁で鬼を払うのは沖縄の話。ヤマトの鬼を払うのは、もちろんイワシの煙!というわけで、今宵はイワシの塩焼きで熱燗などをほろほろと。古き良き日本の風習でございます。でも、ちょっと風があったから、鬼よけの御利益にあずかったのは我が家よりお隣さんかも(笑)鬼払い
ついこの前「新月大潮」をアップしたかと思ったら、あっという間に満月大潮。いや~、一月の歩みの速いこと。この勢いで二月は逃げて、三月は去るんだろうな。というわけで、恒例の大潮サービスなんですが、今回はストックを切らしてしまったので、ミックスシーフードに入っていたカピカピの冷凍アサリ。せっかくのウルフムーンなのにごめんね。それでも、文句ひとつ言わずに冷凍アサリに食らいつくホンヤドカリやヨモギホンヤドカリを横目で眺めながら、飼い主は湯豆腐で熱燗などをほろほろと。熱々の豆腐があれば、凍てつく夜もまた愉し。・・・カニ満月大潮
今週末は新月大潮。と、いうわけで大潮サービスのアサリを貪るホンヤドカリとヨモギホンヤドカリ。仲良きことは美しきかな。もちろん大潮で食欲が増進するのはヤドカリだけにあらず。飼い主も、仔まぶし、鮒ずし、鯉こく・・と、湖魚づくしで、食欲、酒欲を満たしております。大潮に飼い主も活性化するみーばい亭。新月大潮
水菜がそろそろ限界。というわけで、今宵は黒胡椒をたっぷりと挽きこんだ「はりはり鍋」。昔は座頭鯨の歌を聴きながら紺碧の海中を揺蕩ったり、錘鰤の群れが走りニタリが尾鰭を振り立てて迫ってくるような外洋で激流に揉まれたりしたもんだけど、もう体力的に無理だろうな。そんな思いを胸中に遊ばせながら、噛みしめる長鬚の赤肉。黒胡椒でぽかぽかと温まった〆はもちろんお餅。明ければ七草粥か・・・。やれやれ、令和6年のお正月も早お仕舞い。胡椒餅大海に想いを馳せる松の内・・・てか。鯨餅
いつもの「慶長」なんだけど、令和6年は新酒に酔った勢いで買ってしまった「大吟醸」!やっぱり美味いわ、これ。本田味噌の大吟醸味噌との、大吟醸コラボ。味噌の吟醸香と酒の吟醸香が、口腔鼻腔で艶めかしく絡み合い、魂を日本海溝より深く異次元の酒壺の底へと押し沈める。しかし、ここは理性と根性を振り絞って、エアエンボリズムを回避すべく持てる技術をフルに使って緊急浮上。新年のご挨拶を申し上げます。被災されました方には心からお見舞い申し上げます。一刻も早いご再興とさらなるご躍進を心よりお祈りいたします。迎春
はい、餅の用意完了!芋棒と鯛子も炊き上げ、鯑を漬け込んで晦日の予定終了。明日の大晦日も煮染やら叩き牛蒡やらノルマはたっぷりと課せられているのだけど、とりあえず令和五年も労働に明け暮れたご褒美、年に一度の贅沢「鴨鍋」でございます。締めくくるのは、お気に入りの定番酒「初桜中汲みしぼりたて」。働けど働けど上がらぬ賃金で家畜のごとく酷使される賃金労働者同士の皆さま、今年も一年間お疲れ様でした。あとふたつ寝ると無礼講のお正月。さあ!我と共にへべれけに酔っ払って日頃の憂さを晴らしましょう!というわけで、今年も一年ご贔屓を賜りましてありがとうございました。皆さま、よいお年をお迎えくださいませ。令和五年極月晦日管理人波風拝令和五年了