各国の天才ハッカーが共同してAIを騙し、FX(外国為替証拠金取引)で大儲けを企むという、設定だけは面白そうなんですが、邦画にありがちな大金を描けない問題がここでもさく裂。演出もスローで睡魔との戦いでした。 作品情報 2025年日本、台湾映画 監督:米倉強太 出演:阿部寛、菜々緒、アリッサ・チア 上映時間93分 評価:★★(五段階) 観賞場所:Tジョイ横浜 2025年劇場鑑賞248本
人生をやりなおせて別の女性と結婚した男の物語。僕は別の人と結婚したいと思わないけれど、ああすれば良かった、と人生に後悔もあるので、こういうできごとが起きないかなと夢想してしまいます。ただ、韓国ドラマ原作のためかちょっとくどいところも。 【ストーリー】 銀行員の剣崎元春(大倉忠義)は、勤務先では失敗続きで、家に帰れば妻の澪(広瀬アリス)に八つ当たりされてばかり。毎日に嫌気を指していた。ある…
高畑充希主演の医療ドラマですが、田舎ののんびりした町医者と、病魔に侵された彼女の秘密がうまくシンクロ。タイトル通りの美しい虹も含めて、美術も上々のできで、次回が楽しみな作品です。 【ストーリー】 東京の大病院の救急救命医、紅野真空(高畑充希)は難病の多発性筋炎にかかり病院をやめさせられる。偶然知り合った虹ノ村職員の霧ケ谷(光石研)から、村で医師を募集していることを知り、病気を隠して応募、…
妻に先立たれて一人暮らしになったおじさんが、猫を飼うことで生きる元気をもらうというヒューマンドラマなんですが、猫がぬいぐるみで、しかもぽっちゃりめ。おじさん役の草刈正雄との2ショットは何ともシュールです。 【ストーリー】 ペットショップで売れ残りの1匹の成猫(声・神木隆之介)。もうだれかに飼われることをあきらめていたある日、妻(高橋ひとみ)に先立たれて一人暮らしの孤独なおじさん、神田(草…
恋愛小説家の母親が、オタクでもてない娘を心配するという設定はともかくとして、オタクの描き方が何ともステレオタイプ。菅野美穂、浜辺美波ら出演者はがんばっているのになあ。 【ストーリー】 恋愛小説家として大人気だった水無瀬碧(菅野美穂)は最近スランプ気味。悩みの種は女子大生の娘、空(浜辺美波)がアニメや漫画に夢中のオタクで、彼氏ができないこと。一方、空からすると、シングルマザーとして育ててく…
コロナを警戒しつつ、郊外の失礼ながら空いている映画館を選んで親子で鑑賞しました。親子の絆を感じさせる物語で、最近見たアニメのなかではお気に入りの一つです。 作品情報 2020年日本映画アニメ 監督:矢嶋哲生 声の出演:松本梨香、大谷育江、上白石萌歌 上映時間:99分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:イオンシネマ海老名 2021年劇場鑑賞3本
日本版プラダを着た悪魔という感じ。菜々緒のドSぶりと、いじめられてもへこたれない上白石萌音が名コンビ。お気楽に見られますが、このご時世に豪華ファッションの話をいわれてもという気も… 【ストーリー】 熊本から幼馴染の日置健也(犬飼貴丈)を追いかけて上京した鈴木奈未(上白石萌音)。東京で生活するために、安定志向の彼女は大手出版社、音羽堂出版の備品管理部を受けるが、なぜか新雑誌MIYABIの編集部に…
アメリカなんかでは実際にある学校への警官常駐制度。日本の場合、一般の思い込みと違って少年犯罪は減っているし、まあお話の世界かなという感じ。藤原の濃い演技が中学生に受け入れられるかも見ものです。 【ストーリー】 東京都は中学校に警察官を常駐させるスクールポリス制度を導入することになり、赤嶺中学校がテストケースに選ばれる。配属されたのは捜査1課のエリートだった嶋田隆平警部補(藤原竜也)。
日本の連ドラでは珍しいゾンビ物を、日曜夜にぶつけてくる意欲的な作品。ゾンビシーンも迫力があり、Huluとの共同制作とあり、制作費もあるかもしれません。 【ストーリー】 自動車整備工の青年、間宮響(竹内涼真)は高校時代から付き合っている研修医の小笠原来美(中条あやみ)にプロポーズすることを決めた。ところが、響はトンネルの崩落事故に巻き込まれ、4日後、何とか脱出する。だが、当たりに人の気配は…
連続殺人犯と女性刑事の体と心が入れ替わってしまうという話で、新作洋画でも連続殺人犯と女子高生が入れ替わるというのがあるように、入れ替わりの物語の需要はありますね。ただ、綾瀬はるかのサイコな演技は絶品で、今後が楽しみです。 【ストーリー】 警視庁捜査1課の刑事、望月彩子(綾瀬はるか)は生真面目で融通が利かず、思い込み捜査をやらかし、上司の河原警部補(北村一輝)ら周囲の評価は低い。だが、猟奇…
今年ようやく2本目の映画鑑賞。大作や邦画は配信でそのうちみられるからとあきらめましたが、本作のようなマイナーなドキュメンタリーは配信をするかがわからないので、コロナ対策をしっかりして見に行きました。 作品情報 2020年アメリカ映画ドキュメンタリー 監督:エイプリル・ライト 上映時間:84分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズシャンテ 2021年劇場鑑賞2本
よくあるディストピア的な冒険活劇と思いきや、序盤で思い切り秘密を隠しており、世界観が一変して驚きました。でも、個人的には後半もだれてしまったように感じ取られました。 【ストーリー】 西暦2400年代後半、ガドルという謎のモンスターの襲来で文明が崩壊した世界で、生き残った人類は巨大移動要塞デカダンスで暮らしていた。人々はガドルを倒して食料や燃料にしていた。 幼いころ父親をガドルに殺された少…
本当は、こちらがイップ・マンの本編なんだけど、日本軍が悪役になっているため、当初は日本未公開。しかし、イップ・マンがヒットしたため急きょ公開されました。映画の出来はこちらの方が上だけど、日本軍の扱いについては不満かな。 【ストーリー】 1935年、中国・仏山は武術の本場として数多くの道場が開かれていた。だが、そのなかでも最強といわれた詠春拳のイップ・マン(ドニー・イェン)は弟子をとらず、…
高畑充希主演のミュージカル映画にもなったラブコメ。アニメではワンクールあったので、じっくりと楽しめました。 【ストーリー】 桃瀬成海(声・伊達朱里紗)はヲタクだということがばれて同僚に振られ、いずらくんって転職した。その転職先の企業で幼馴染で重度のゲームヲタクの二藤宏嵩(伊東健人)と再会。二藤から自分の趣味を隠すことがなくて付き合うメリットを説かれ、二人は交際することになる。 さらに…
映画鑑賞日記が描けないので、映画関係のニュースの紹介も時々していこうかと思ってます。アメリカのトーク番組にアン・ハサウェイが出て、自分の名前が嫌いだと訴えたそうです。ねとらぼの記事によると、アン・ハサウェイは本名ですが、「アン」というのは母親に怒られるときで、「アニー」と呼ばれたいとか。
映画の鑑賞本数が減ったので、またも2011年に見た映画の紹介です。 ブルース・リーの師匠でもある武道家イップマン(葉問)の伝記映画。非常にオーソドックスな作りだけど、観客動員が5000人を超えたら日本未公開のイップ・マン序章を上映するというキャンペーンもあり、話題となった作品です。
コロナ禍で映画を見に行けない日々が続いています。今年見たのはわずか1本。不要不急かというと映画館自体は開いているのですが、リスクを減らすためには昨年のように連日見に行くのは避けたい。でも、見に行かないとストレスがたまって健康にも悪影響が出る。世の中の様子をみながら、ぼちぼち見ていこうと思っています。ただ、映画業界には協力したいので、今年もクラウドファンディングで2本の映画に寄付することにしまし…
最初、ドラゴンの名前がメイと勘違いしていたら、ドラゴンとメイドをかけているのですね。お気楽な日常系コメディとしてまったり楽しめました。 【ストーリー】 ブラック企業で働くOLの小林さん(声・田村睦心)は、ある晩、酔っぱらって山中に迷い込み、そこで異世界から迷い込んで、けがをしていた1匹のドラゴンを助ける。 翌日、小林さんがマンションのドアを開けたらドラゴンがメイド服姿の美少女トール(桑…
本田翼主演の軽いラブコメで、日テレ系のスペシャルドラマ。演出が大ベテランの新城毅彦とあり、現代性と笑える登場人物たちの行動に、お気楽にみれました。 【ストーリー】 イベント会社に勤めるアラサーの妙子(本田翼)は社長の糸川(濱津隆之)から怒られ自信を無くし、長年付き合っていた彼氏にも振られてしまった。いつも選ばれない人生にうんざりした彼女は、いきつけのカフェの店長で、もて男の高木(野村周平…
巨乳を強調したキャラデザが、フェミニストから攻撃されて話題となった作品ですが、確かに巨乳は強調されているけど、軽いラブコメにしかみえませんでした。 【ストーリー】 悪人顔で一人が好きな大学生、桜井真一( 赤羽根健治)は、いつも一人でいたがくにならなかった。ところが高校の水泳部の後輩宇崎花( 大空直美)が同じ大学に進学。 大変世話好きで、押しの強い宇崎は桜井を「ぼっち」とからかいつつ、気…
松本清張原作で2017年に武井咲原作でドラマ化された後日談を、清張の別の短編を原作に作りました。いかにもテレビ朝日、松本清張的な2時間ドラマでした。 【ストーリー】 顧客の秘密をつづっ…
人間とモンスターが共存している異世界で、モンスターをみる医者を主人公にしたのだけど、タイトル通り女性モンスターばかりでてくるので、せっかくのアイデアがハーレム色に負けてしまった感じでした。 【ストーリー】 グレン・リトバイト(声・土岐隼一)は17歳だが、魔族専門のリトバイト診療所の医院長。腕はよいけれど気弱な性格。幼馴染で助手のサーフェ(大西沙織)はラミアであり、種族は違うがグレンに惹かれて…
レンタル彼女の超絶美少女がアパートの隣の住人だったというお気楽なラブコメ。主人公が大学生でこじらせているというのが個人的には気に入り、2020年夏クールでは一番面白かった。 【ストーリー】 生まれて初めてできた彼女に振られた大学生の木ノ下和也(声・堀江瞬)は、彼女をレンタルできるサービス「レンタル彼女」で超絶美少女の水原千鶴(雨宮天)をレンタルする。しかし、童貞をこじらせた和也は千鶴に失礼な…
小津映画をマイルドに現代化したような、テレビ東京の新春スペシャルドラマ。脚本の岡田恵和に加えて、演出は大ベテランの石橋冠とあり、しっとりとした人情ドラマになっていました。 【ストーリー】 妻に先立たれ一人暮らしの翻訳家、笹井亮介(寺尾聡)。妻が生きていたころは家事は何もできなかったが、今は料理学校にも通いしっかりと自立している。そこへ、長野県の教員、田渕(向井理)のところへ嫁いだ娘のゆり…
2021年は正月から映画をがんがん観に行こうとおもったけど、コロナが流行していることもあり、当面、鑑賞本数を減らします。過去に見たり、配信でみたりした映画やアニメの感想をぼちぼち書いていきますので宜しくお願いします。当面、2021年に見た映画は本作だけになりそう… 作品情報 2020年アメリカ映画 監督:パティ・ジェンキンス 出演:ガル・ガドット、クリス・パイン、クリステン・ウィグ 上映時間:151分 …
木村拓哉が警察学校の厳しい教官になるスペシャルドラマの2作目。前作同様シリアスな人間ドラマは見ごたえがあるけれど、警察学校ってこんなに事件ばかり起きてるのかちょっと不安になりました。 【ストーリー】 神奈川県警察学校の初任科短期課程第200期。教官の風間公親(木村拓哉)は元捜査一課の敏腕刑事だったが、捜査中に右目を失い、今は警察学校の教師をしている。警察学校は警察官に不適格な人間を落とす…
2016年に社会現象を呼んだ「逃げ恥」のスペシャルが4年ちょっとぶりにみられました。野木亜紀子の脚本の切れ味はすさまじく、早くも今年を代表するドラマといえましょう。 【ストーリー】 事実婚となったみくり(新垣結衣)と平匡(星野源)。2人とも仕事も家庭も順調だったが、みくりの妊娠を機に籍を入れて正式な夫婦になることを決めた。しかし、まだまだ世の中は世知辛く、会社で軽いマタハラを受けつつも、…
2020年に最後に鑑賞した作品。Awayと名前が似ていますが、本作はAI対将棋棋士の 青春ドラマ。挫折した経験がある人にはぐっとくるものがあるでしょう。 作品情報 2020年日本映画 監督:山田篤宏 出演:吉沢亮、若葉竜也、落合モトキ 上映時間:119分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:ブルク13 2020年劇場鑑賞297本
ラトビアの若手ギンツ・ジルバロディス監督がたった一人で作った独特のアニメ。セリフは一言もなく、すごい不思議な世界に迷い込み、なんだかわからないけどすごかった。 作品情報 2019年ラトビア映画アニメ 監督:ギンツ・ジルバロディス 上映時間:98分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:新宿武蔵野館 2020年劇場鑑賞297本
田辺聖子の40年前の小説が原作で、2003年には妻夫木聡主演で実写化もされました。そのアニメ版。実写は見ましたが、それと比べるとえぐさ、生臭さを取って、障害者との純愛にフォーカスしています。 作品情報 2020年日本映画アニメ 監督:タムラコータロー 声の出演:中川大志、清原果耶、松寺千恵美 上映時間:98分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:Tジョイ横浜 2020年劇場鑑賞296本
テレンス・マリック監督らしい、散文のように短いショットをつなぎ、いわゆる脚本、細かなストーリーがありません。彼の作風を好きならばいいけれど、今回は都会が舞台なだけに大自然の映像美もないので… 作品情報 2017年アメリカ映画 監督:テレンス・マリック 出演:マイケル・ファスベンダー、ライアン・ゴズリング、ルーニー・マーラ 上映時間:128分 評価★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ港北 2020年劇…
明治時代にアメリカに漂着した日本人2人組が、大陸横断レースに挑むというサムライウエスタンもの。最初はレースがメインでしたが、終盤は西部劇がメインになったため、ちょっと肩透かしでした。 【ストーリー】 日本の小さな港町に住む少年、空乃天晴(声・花江夏樹)は大のからくり好きで、変わった発明品でいつも町を騒がせていた。お目付け役をいいつかった町の下級役人の一色小雨(山下誠一郎)とともに、天晴が…
あけましておめでとうございます。昨年はコロナ禍で映画業界も大変な一年でした。僕自身も転職するなど激動の1年でしたが、何とか298本の映画を劇場でみることがありました。2010年のベスト10を選びましたが、マイナーな邦画ほとんど。他の映画ファンとまったく違うといえましょう。
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各国の天才ハッカーが共同してAIを騙し、FX(外国為替証拠金取引)で大儲けを企むという、設定だけは面白そうなんですが、邦画にありがちな大金を描けない問題がここでもさく裂。演出もスローで睡魔との戦いでした。 作品情報 2025年日本、台湾映画 監督:米倉強太 出演:阿部寛、菜々緒、アリッサ・チア 上映時間93分 評価:★★(五段階) 観賞場所:Tジョイ横浜 2025年劇場鑑賞248本
韓国のホラー短編集。5つの短編と各話の終了ごとに短く流れる不気味なオカルト教団の話の全部で6話からなり、一応、6作はつながっている設定で、1つ1つは良くも悪くもないのですが、わかりにくい。5つの短編は完全にホラーとしての方向がバラバラなので、無理に一つの話にまとめなくても良かったのでは。 作品情報 2023年韓国映画 監督:チェ・ウォンギョン 出演:キム・チェウン、チョン・ジュンウォン、クォン…
2017年のタイ映画のハリウッドリメイク。ベースは一緒ですが、金持ちがより金持ちなアメリカの現状にあった形に改変されています。ラストもいかにもアメリカ映画っぽい。 作品情報 2024年アメリカ映画 監督:J・C・リー 出演:カリーナ・リャン、ジャバリ・バンクス、ベネディクト・ウォン 上映時間97分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:Tジョイ品川 2025年劇場鑑賞246本
劇団☆新感線の話題の舞台を映画館で上映する「ゲキ×シネ」の最新作。昨年秋に話題を呼んだ、鎌倉幕府滅亡をモチーフにした架空の日本のアクション時代劇です。 作品情報 2025年日本映画 演出:いのうえひでのり 出演:生田斗真、中村倫也、西野七瀬 上映時間185分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:Tジョイ品川 2025年劇場鑑賞245本
アメリカの黒人差別の歴史と音楽の歴史をモチーフにした大傑作のホラー映画。鑑賞後、考察サイトを読めば読むほど奥の深さに感動します。ネタバレあり(といってもあらかた知られていますが)のレビューですので、観たい方は事前情報なしでまず鑑賞を…。 作品情報 2025年アメリカ映画 監督:ライアン・クーグラー 出演:マイケル・B・ジョーダン、マイルズ・ケイトン、ヘイリー・スタインフェルド 上映時間137分 …
ニューヨークの救急隊の過酷な現状をリアルで陰鬱なタッチで描いた社会派映画。アメリカで救急隊員の自殺が社会問題になっているというのもわかります。 作品情報 2023年アメリカ、イギリス映画 監督:ジャン=ステファーヌ・ソヴェール 出演:ショーン・ペン、タイ・シェリダン、キャサリン・ウォーターストン 上映時間125分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:ヒューマントラストシネマ有楽町 2025年劇場鑑賞24…
モノクロの移民映画というと、「ラ・コシーナ 厨房」で観たばかり。本作のほうが登場人物の行動が理解でき、非常に静かなタイプのヒューマンストーリーでした。 作品情報 2023年アメリカ映画 監督:ババク・ジャラリ 出演:アナイタ・ワリ・ザダ、グレッグ・ターキントン、ジェレミー・アレン・ホワイト 上映時間91分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:ヒューマントラストシネマ有楽町 2025年劇場鑑賞242本 …
毒親、貧困の女子大生2人を描いたシスターフッド映画。宗教シーンなど唐突に感じられるところもありますが、抑制されて淡々とした雰囲気がたまらない感じの傑作です。 作品情報 2025年日本映画 監督:井樫彩 出演:南沙良、馬場ふみか、本田望結 上映時間115分 評価:★★★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ港北 2025年劇場鑑賞241本
傷ついた一家が、偶然、市民劇団に参加したことで癒されて行く物語。ノースターでちょっとごつごつしている展開ですけど、じんわりくる小品でした。 作品情報 2024年アメリカ映画 監督:ケリー・オサリヴァン、アレックス・トンプソン 出演:キース・カプファラー、ドリー・デ・レオン、キャサリン・マレン・カプフェラー 上映時間115分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:ローソンユナイテッドシネマみなとみら…
日本ではすっかりブームの落ち着いたF1ですが、本作はまさにテンションバク上がりで、レースシーンに血沸き肉踊ります。王道的なストーリーに、ギンギンのBGMそして迫力ある映像と大満足の作品でした。 作品情報 2025年アメリカ映画 監督:ジョセフ・コシンスキー 出演:ブラッド・ピット、ダムソン・イドリス、ケリー・コンドン 上映時間155分 評価:★★★★★(五段階) 観賞場所:ローソンユナイテッドシネマみ…
オーストラリアの鬼才、アダム・エリオット監督が8年がかりで制作したクレイアニメ。一人の女性の数奇な運命をブラックユーモアたっぷりに描いています。 作品情報 2024年オーストラリア映画 監督:アダム・エリオット 声の出演:セーラ・スヌーク、コディ・スミット=マクフィー、マグダ・ズバンスキー 上映時間94分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:キノシネマみなとみらい 2025年劇場鑑賞238本
アン・ジュングン(安重根)による伊藤博文暗殺を描いた歴史サスペンス。韓国では大ヒットしたそうですが、僕からすると作品自体は普通という感じでしょうか。 作品情報 2024年韓国映画 監督:ウ・ミンホ 出演:ヒョンビン、パク・ジョンミン、リリー・フランキー 上映時間114分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:キノシネマみなとみらい 2025年劇場鑑賞237本
人間の欲望や心の暗部を描いた韓国映画。ラストはハッピーエンドかバッドエンドかは観る人によってことなりそうだけど、ある種のフェチズムの理想かもしれません。 作品情報 2024年韓国映画 監督:キム・デウ 出演:ソン・スンホン、チョ・ヨジョン、パク・ジヒョン 上映時間115分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:キノシネマみなとみらい 2025年劇場鑑賞236本
単純な犯罪のはずが思わぬハプニングで二転三転していく様子を、伏線はりまくりの脚本で描いたサスペンス。ちょっとチートな武器もでてくるとはいえ、俳優たちの巧みな演技で最後まで楽しませてくれました。 作品情報 2025年日本映画 監督:堀江慶 出演:三浦りょう太、浅川梨奈、石田明 上映時間114分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2025年劇場鑑賞235本
コロナ禍で学校生活が制限された天文部員たちが、夢や希望をかなえようともがく青春ストーリー。さわやかさに心をうたれますが、ちょっと話を詰め込みすぎた感じも。 作品情報 2025年日本映画 監督:山元環 出演:桜田ひより、水沢林太郎、岡部たかし 上映時間126分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2025年劇場鑑賞234本
ダニー・ボイルが携わる28時間後、28日後に続くシリーズ3部作の3作目。ゾンビ映画というよりは、少年の成長を描いたアドベンチャー映画という印象です。でも、前半の感染者が襲ってくるかの怖さはなかなかのもの。 作品情報 2025年イギリス映画 監督:ダニー・ボイル 出演:アルフィー・ウィリアムズ、ジョディ・カマー、アーロン・テイラー=ジョンソン 上映時間115分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネ…
テレビアニメと違い、原作よりのダークな雰囲気を漂わせる映画「LUPIN THE IIIRD THE MOVIE」シリーズの第5作。僕は過去作を観ていなかったので、あまりにもダークでホラーな感じにびっくりしました。 作品情報 2025年日本映画アニメ 監督:小池健 声の出演:栗田貫一、大塚明夫、片岡愛之助 上映時間93分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2025年劇場鑑賞232本
序盤はご都合主義のありがちなキラキラ青春映画で、途中退席しようかと思うくらいイライラしましたが、さすがは「ヒロイン失格」などの幸田もも子原作とあり、途中から確変。そつなく作品をまとめました。ただ、僕の鑑賞後、同キャストでドラマ化も発表され、なんのために入場料を払ったのかというがっかり感も。 作品情報 2025年日本映画 監督:松田礼人 出演:畑芽育、大橋和也、木村慧人 上映時間102分 評価:…
人がいっぱい死ぬアニメは苦手ですしテレビシリーズが長いと途中で挫折しまうので、本作や鬼滅の刃の劇場版は自分から観に行く気はないのですが、娘がファンなので一緒に行ってきました。 作品情報 2025年日本映画アニメ 監督:御所園翔太 声の出演:中村悠一、櫻井孝宏、永瀬アンナ 上映時間111分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ湘南 2025年劇場鑑賞230本
2017年にたった一人で7年がかりで制作され、狂気のストップモーションアニメといわれた「JUNK HEAD」の続編。 キモ可愛い独創的なクリーチャーたちに度肝を抜かれつつ、壮大なスケールに唖然とします。一度では理解しきれなかったのでもう一度観に行こうかな。 作品情報 2025年日本映画アニメ 監督:堀貴秀 出演:松岡草子、杉山雄治、三宅敦子 上映時間105分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ …
重病の犬に夢だった雪を見せてあげようとインドを縦断する犬好きなら感涙の作品。前半はちょっと合わなかったけど、後半の感動シーンの連発はみごとでした。 作品情報 2022年インド映画 監督:キランラージ・K 出演:ラクシット・シェッティ、サンギータ・シュリンゲーリ、ラージ・B・シェッティ 上映時間164分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ木場 2024年劇場鑑賞250本
ブログにアップするのを忘れてました。上半期のベスト10です。今年も秀作ぞろいでした。例年に比べてハリウッドを含め割と有名どころが上位に入りました。格差、貧困をテーマにした作品や国際情勢のドキュメンタリーが上位に入っているのも今年の特徴です。 ブログ村のランキングです。よかったらポチッと押してください
1940年、撃沈した敵船の乗組員を救助した潜水艦の実話。イタリアの戦争映画はこれまで観たことがなかったので興味深かった。 作品情報 2023年イタリア、ベルギー映画 監督:エドアルド・デ・アンジェリス 出演:ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、マッシミリアーノ・ロッシ、シルヴィア・ダミーコ 上映時間121分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:イオンシネマ座間 2024年劇場鑑賞249本
韓国の月面着陸を描いたSFスペクタクル大作。韓国人の自国上げはすごいけれど、月でのCGは割とよくできているのに、地上でのイノシシのCGがとてもチャチというアンバランスは笑えました。 作品情報 2023年韓国映画 監督:キム・ヨンファ 出演:ソル・ギョング、ド・ギョンス、キム・ヒエ 上映時間129分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズグランベリーパーク 2024年劇場鑑賞248本
性暴力を扱って話題の作品で、関連シーンは男の僕が観ても吐き気がするほど不愉快でした。さらに、原作からかもしれませんが、男は暴力的、女は被害者と単純な二元論に落とし込んでいるのも不快。一連の騒動も踏まえて、今年ぶっちぎりのワーストです。 作品情報 2024年日本映画 監督:三木康一郎 出演:奈緒、猪狩蒼弥、風間俊介 上映時間116分 評価:★(五段階) 観賞場所:109シネマズ川崎 2024年劇場鑑賞…
若きクリエイターの情熱と挫折を描いているのですが、「ルックバック」と同時期の公開は痛かった。3Gキャラにもはまれず、眠気との戦いでした。 作品情報 2024年日本映画アニメ 監督:ぽぷりか 声の出演:花江夏樹、伊瀬茉莉也、内田雄馬 上映時間68分 評価:★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2024年劇場鑑賞246本
マイアミの黒人刑事コンビを主人公にした人気シリーズ第4弾。1作目は1995年なんですが、僕はシリーズ初見。ストーリーは突っ込みどころ満載でしたけど、アクションは工夫していて面白かった。 作品情報 2024年アメリカ映画 監督:アディル・エル・アルビ、ビラル・ファラー 出演:ウィル・スミス、マーティン・ローレンス、ジェイコブ・スキピオ 上映時間115分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:Tジョイ品川プ…
アレクサンダー・ペイン監督作品らしい、1970年の全寮制学校を舞台にした心温まるヒューマンドラマ。まんべんなくよくできた秀才型の作品といえましょう。 作品情報 2023年アメリカ映画 監督:アレクサンダー・ペイン 出演:ポール・ジアマッティ、ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ、ドミニク・セッサ 上映時間133分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズシャンテ 2024年劇場鑑賞244本
韓国の名優2人によるホラー。最後まで科学で分析できるのか、それとも超常現象なのかどちらともとれますが、僕は超常現象派でしょうか。今年みたホラーの中ではお気に入りの部類です。 作品情報 2023年韓国映画 監督:ユ・ジェソン 出演:チョン・ユミ、イ・ソンギュン、キム・グムスン 上映時間94分 評価:★★★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2024年劇場鑑賞243本
台湾映画の名作の日本リメイクですが、ラストが記憶と全然違っていて、あらためて台湾版のあらすじをネットで確かめました。オリジナルファンとしては日本版の解釈にはがっかり。主人公たちを高校生でなくて大学生にしたのも大人の事情というやつでしょうか。 作品情報 2024年日本映画 監督:河合勇人 出演:京本大我、古川琴音、横田真悠 上映時間114分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2024年…
音を立てると襲ってくる宇宙人の恐怖を描いた人気ホラーの第3弾。過去2作の主役だったエミリー・ブラントは登場せず、宇宙人が地球を襲撃した当日のニューヨークのパニックをキャストを一新して描いています。 作品情報 2024年米国映画 監督:マイケル・サルノスキ 出演:ルピタ・ニョンゴ、ジョセフ・クイン、アレックス・ウルフ 上映時間100分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:ブルク13 2024年劇場鑑賞241本…
1999年のタイを舞台に、それまでずっと一緒だった双子の女子中学生が、初恋に落ちたことで大人への階段を上っていく物語。タイの田園風景は異国なのにどこか懐かしく、切なく悶え死にそうなストーリーとともに、僕の心に突き刺さりました。 作品情報 2023年タイ映画 監督:ワンウェーウ・ホンウィワット、ウェーウワン・ホンウィワット 出演:ティティヤー・ジラポーンシン、アンソニー・ブイサレート、スパクソーン・…
韓国の名匠、ホン・サンス監督の新作で、彼の作品で初めて寝ないでみられた。体調を整えて臨んだかいがありました(笑)。 作品情報 2022年韓国映画 監督:ホン・サンス 出演:クォン・ヘヒョ、イ・ヘヨン、ソン・ソンミ 上映時間97分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:シネマジャック&ベティ 2024年劇場鑑賞239本
父親を事故で失った高校生の喪失感と行き場のない怒りを描いたフランス映画。高校生はゲイでベッドシーンも多く、さすがフランスの高校生は進んでいると本筋とは若干ずれたことを思ってみていました。 作品情報 2022年フランス映画 監督:クリストフ・オノレ 出演:ポール・キルシェ、ジュリエット・ビノシュ、ヴァンサン・ラコスト 上映時間122分 評価:★★(五段階) 観賞場所:シネマジャック&ベティ 2024…
チェンソーマンの藤本タツキの短編漫画を、押山清高が監督、脚本、キャラクターデザインを1人で手掛けてアニメ化。創作者にとって非常にエモい作品で世評が高いのがわかるのですけど、特典で配られた漫画と登場人物の苗字が違うのはなぜだろう。 作品情報 2024年日本映画アニメ 監督:押山清高 声の出演:河合優実、吉田美月喜 上映時間58分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ川崎 2024年劇場鑑…
M・ナイト・シャマランの娘のイシャナ・ナイト・シャマランの監督デビュー作で、父親は制作に回ってます。作風はかなり影響されてると思いました。賛否両論のようですけど、個人的には雰囲気は悪くなかったと思います。ややネタばれの感想を。 作品情報 2024年アメリカ映画 監督:イシャナ・ナイト・シャマラン 出演:ダコタ・ファニング、オルウェン・フエレ、オリヴァー・フィネガン 上映時間102分 評価:★★★…
環境保護のためテキサスの石油パイプラインを爆破させようとする若者たちを描いたサスペンス。アメリカ映画にしては珍しく、テロリストを主人公にした作品です。配給のネオンは「パラサイト 半地下の家族」「逆転のトライアングル」「落下の解剖学」と小規模ながら尖ったラインナップの会社で、さすがの眼力。 作品情報 2022年アメリカ映画 監督:ダニエル・ゴールドハーバー 出演:アリエラ・ベアラー、サッシャ・…
英国のシンドラーと呼ばれ、669人のユダヤ人の子どもを救った実在のエピソードの映画化。「関心領域」「フィリップ」と違って王道的な描き方でした。 作品情報 2023年イギリス映画 監督:ジェームズ・ホーズ 出演:アンソニー・ホプキンス、ジョニー・フリン、ヘレナ・ボナム・カーター 上映時109分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:ヒューマントラストシネマ有楽町 2024年劇場鑑賞234本
柚月裕子原作の警察ミステリーですが、まさかこういう方向にならないよなというよくあるパターンになってしまったのは残念。配役もちょっとネタばれっぽくなってしまって。 作品情報 2023年日本映画 監督:原廣利 出演:杉咲花、萩原利久、安田顕 上映時119分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ川崎 2024年劇場鑑賞233本
10世紀のインドを舞台にした豪華絢爛の史劇「PS1 黄金の河」の続編。全編に比べて派手なアクションが少なかったのが残念。史劇だけあって、史実通りに思わぬ人が途中退場するなどインド古代史を知らない分、驚きはありました。 作品情報 2023年インド映画 監督:マニラトナム 出演:ヴィクラム、ジェヤム・ラヴィ、アイシュ…