各国の天才ハッカーが共同してAIを騙し、FX(外国為替証拠金取引)で大儲けを企むという、設定だけは面白そうなんですが、邦画にありがちな大金を描けない問題がここでもさく裂。演出もスローで睡魔との戦いでした。 作品情報 2025年日本、台湾映画 監督:米倉強太 出演:阿部寛、菜々緒、アリッサ・チア 上映時間93分 評価:★★(五段階) 観賞場所:Tジョイ横浜 2025年劇場鑑賞248本
桜木紫乃の直木賞受賞作(未読)が原作なのですが、泣かせようとしているのか、それとも泣かせようとするふりをしたギャグなのかよくわかりませんでした。短編集を1本にしているためか、エピソードの羅列の感も。 作品情報 2020年日本映画 監督:武正晴 出演:波瑠、松山ケンイチ、 安田顕 上映時間104分 評価★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ日比谷 2020年劇場鑑賞255本
1970年代の筒井康隆小説を思い起こすような奇想天外でハチャメチャなジャンルをクロスオーバーしています。個人的には前半からもっと飛ばしてほしかったのと、せっかくでてきたのにもったいない登場人物がいましたが、最近では例を見ない唯一無二の作品なので、好悪はわかれるでしょうね。 作品情報 2020年日本映画 監督:山本政志 出演:南果歩、いとうせいこう、 柄本明 上映時間95分 評価★★★★(五段階) 観…
世界名作劇場の中でも今だに根強いファンがいるそうで、次から次へと苦難が降りかかる主人公と友人たちの熱い友情に胸をうたれます。ただ、勢いがすごすぎて結構伏線が放置されているような。 【ストーリー】 19世紀、スイスの貧しい農家の少年ロミオ(声・折笠愛)は元気で誠実な男の子だった。ところが、歴史的な飢饉に見舞われたうえ、人買い商人のルイニ(小村哲生)の罠にはまり、家の借金の代わりにミラノの煙突…
いじめや非正規雇用の体験を短歌にしながら2017年に32歳の若さで自死した歌人の萩原慎一郎の唯一の歌集を基にしたオリジナルストーリー。現在の社会課題に真摯に取り組むとともに、映画としての仕掛けもしてあり、なかなか奥深い作品です。 作品情報 2020年日本映画 監督:大庭功睦 出演:水川あさみ、浅香航大、 寄川歌太 上映時間120分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2020年劇場鑑賞253本 …
名作児童文学で日本でもアニメ化された「家なき子」をフランスの豪華キャストで映画化。ただ、かなりはしょってあるので、深みがあまり感じられませんでした。 作品情報 2018年フランス映画 監督:アントワーヌ・ブロシエ 出演:マローム・パキャン、ダニエル・オートゥイユ、 ジャック・ペラン 上映時間109分 評価★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ港北 2020年劇場鑑賞252本
今年は活躍が著しい仲野太賀の主演作。似たような役柄で主演した「生きちゃった」が公開されたばかりですが、こちらの主人公はちょっと同情できなかったかな。 作品情報 2020年日本映画 監督:佐藤快磨 出演:仲野太賀、吉岡里帆、 柳葉敏郎 上映時間108分 評価★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ港北 2020年劇場鑑賞251本
映画としての中身はともかく、観終わったあと焼き肉がひたすら食べたくなりました。土屋太鳳は本当に美味しそうに食べる健康女優ですな。 作品情報 2020年日本映画 監督:寺門ジモン 出演:EXILE NAOTO、 土屋太鳳、 りょう 上映時間104分 評価★★★(五段階) 観賞場所:イオンシネマ港北 2020年劇場鑑賞250本
別の映画とタイトルを勘違いしており、スクリーン入口に貼ってあるポスターをみるまで気づきませんでした。まったくの予備知識なしでみたのですが、まったく意味がわからず、今年一番退屈な作品となりました。 作品情報 2020年マレーシア、日本映画 監督:エドモンド・ヨウ 出演:セオリン・セオ、 メイジュン・タン、 永瀬正敏 上映時間112分 評価★(五段階) 観賞場所:キノシネマみなとみらい 2020年劇場鑑賞2…
見る人の年齢や状況によって違うのだろうけど、50歳を超えて在宅介護がしんどい僕からすると、年を取るのは醜く嫌なことで、孤独になって妄想に逃げ込むよりは、さっさとこの世とおさらばしたほうが幸せなんじゃないかと思ってしまいました。 作品情報 2020年日本映画 監督:沖田修一 出演:田中裕子、蒼井優、東出昌大 上映時間137分 評価★★(五段階) 観賞場所:ブルク13 2020年劇場鑑賞247本
幼馴染グループの友情と恋を幼少期から大人になったまで追うという、よくあるプロットだけど、ホームビデオで撮影した設定というのが斬新。ただ、先日話題になった「ミッド90ティーズ」「行き止まりの世界に生まれて」と違って社会派的な話がいっさいなく、恋愛と友情しかないのがフランスらしい。 作品情報 2018年フランス映画 監督:アントニー・マルシアーノ 出演:マックス・ブーブリル、 アリス・イザーズ、 マ…
トランプ大統領が中身に激怒したという話が伝わってきますが、右も左も平等におちょくっています。ホラー、サスペンス系の話に現実の風刺をいれるというのはさすがブラムハウス制作です。 作品情報 2020年アメリカ映画 監督:クレイグ・ゾベル 出演:ベティ・ギルピン、ヒラリー・スワンク、エマ・ロバーツ 上映時間89分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ日比谷 2020年劇場鑑賞246本
性風俗業界を女性視点で赤裸々に描いていますが、登場人物すべてが精神的にいっちゃった描写なのがひっかかりました。演劇っぽいと思ったら舞台が原作なんですね。 作品情報 2020年日本映画 監督:山田佳奈 出演:伊藤沙莉、恒松祐里、般若 上映時間98分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:シネマジャック&ベティ 2020年劇場鑑賞245本
幸せな家族の転落と再生の物語。矢崎仁司監督の演出と若手からベテランまで魅力的な俳優の演技にひきつけられましたが、なんといっても、さくら役の犬がよかった。 作品情報 2020年日本映画 監督:矢崎仁司 出演:北村匠海、小松菜奈、永瀬正敏 上映時間119分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズららぽーと横浜 2020年劇場鑑賞244本
平凡な日常に飽き足らないティーンの男女が恋愛と性を求めてさまようという、いかにもサブカル系の題材。でも、このコロナ禍のご時世だと、むしろ平凡な日常がいかに貴重かという社会になっているのでは?岡崎京子の30年前の漫画が原作で、その価値観は20世紀のままで、ちょっと今の僕の心情にそぐわなかったです。 作品情報 2020年日本映画 監督:瀬田なつき 出演:山田杏奈、鈴木仁、大塚寧々 上映時間105分 評価…
警視庁ナンバーワンコンビが、連続安楽死犯ドクター・デスを追うミステリー。犯人役の役者は有名な人なんですが最初は誰だかわかりませんでした。ただ、肝心の主役2人の活躍が目立たず、事件が勝手に転がっていったような。 作品情報 2020年日本映画 監督:深川栄洋 出演:綾野剛、北川景子、石黒賢 上映時間121分 評価★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2020年劇場鑑賞242本
人間関係など描写の浅さは気になるものの、中条あやみの凛とした美しさはみとれるばかり。小学生たちの健気さもよかったです。 作品情報 2020年日本映画 監督:兼重淳 出演:中条あやみ、杉野遥亮、小澤征悦 上映時間106分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:角川シネマ有楽町 2020年劇場鑑賞241本
アイドル育成ゲームのアニメ化で、ゲームともども熱烈なファンを集めた作品。12人の女性アイドルが登場し、それぞれにファンがつき、人気になるのもわかります。 【ストーリー】 小規模な芸能プロダクション765プロには12人の新人女性アイドルが所属していた。ある日、彼女らの密着取材が行われるが、そのカメラマンが今度から自分たちを担当するプロデューサー(声・赤羽根健治)だとわかる。 最初は地方巡業や…
アイルランドの伝説をモチーフに、オオカミと少女の共生をめぐるアニメ。女性の自立や環境問題といった現代的なテーマをしっかりいれつつ、おとぎ話としての魅力も両立させた秀作です。 作品情報 2020年アイルランド、ルクセンブルク映画(アニメ) 監督:トム・ムーア、ロス・スチュワート 声の出演:オナー・ニーフシー、エヴァ・ウィテカー、ショーン・ビーン 上映時間103分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:…
とある魔術の禁書目録の人気ヒロイン、御坂美琴を主人公に女性キャラの元気いっぱいの活躍を描いたスピンオフ。本編より人気があるというのも納得の明るく、感動させる青春アニメです。 【ストーリー】 科学によって超能力が管理されている社会。東京西部に広がる人口200万人の学園都市では住人の大半が超能力を発言するための学生だった。御坂美琴(声・佐藤利奈)は中学2年生ながら、電撃を放つ超電磁砲(レールガン…
1984年の伝説のアニメ「ビューティフル・ドリーマー」の監督、押井守が同作を下敷きに原案をまとめました。大学の映研の活動ということで、わざと素人っぽい脚本、演出にみえますが、うる星やつらはもとより映画マニアにはたまらないかも。本広監督 の青春三部作の中では一番好きです。 作品情報 2020年日本映画 監督:本広克行 出演:小川紗良、神尾楓珠、藤谷理子 上映時間75分 評価★★★★(五段階) 観賞場所…
伊勢谷友介、伊藤健太郎と出演者2人が逮捕され、呪われた作品ではないかと思われましたが、映画の内容は能天気そのもの。あまりにも穴が多いけど、見終わったあとなんとなくハッピーな気分になれるのは、このご時世では貴重かも。 作品情報 2020年日本映画 監督:二宮健 出演:北村匠海、山本舞香、伊勢谷友介 上映時間101分 評価★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2020年劇場鑑賞238本
推理小説でよくある、人質が犯人に感情移入するストックホルム症候群。その最初の例となったスウェーデンの銀行強盗の映画化。犯人、人質、警察とも今では考えられないくらいのほほんとしていたのにびっくりです。 作品情報 2018年カナダ、スウェーデン映画 監督: ロバート・バドロー 出演:イーサン・ホーク、ノオミ・ラパス、マーク・ストロング 上映時間92分 評価★★★(五段階) 観賞場所:シネマート新宿 2…
ストリップ版ニューシネマ・パラダイス。加藤雅也の枯れた哀愁の演技が、滅びゆくものの切なさと幻影を見事に映し出す大人の映画。実に見ごたえがありました。 作品情報 2019年日本映画 監督: 時川英之 出演:加藤雅也、犬飼貴丈、岡村いずみ 上映時間95分 評価★★★★★(五段階) 観賞場所:新宿武蔵野館 2020年劇場鑑賞236本
イギリス軍の捕虜になった元ドイツ兵で戦後はそのままイギリスに残り、英国サッカー史に残るキーパーになったバート・トラウトマンの半生記。伝記映画にありがちな、テンポ優先でキャラクターの心情の変遷が今イチでしたが、こういう選手がいたのはしらなかったので興味深かったです。 作品情報 2018年イギリス、ドイツ映画 監督: マルクス・H・ローゼンミュラー 出演:デヴィッド・クロス、フレイア・メイヴァー、…
オックスフォード大辞典編纂をめぐる実話をもとにしていますが、メインのラブストーリーがとってつけたようで、うむむという感じ。 作品情報 2018年イギリス、アイルランド、フランス、アイスランド映画 監督: P・B・シェムラン 出演:メル・ギブソン、ショーン・ペン、ナタリー・ドーマー 上映時間124分 評価★★★(五段階) 観賞場所:ヒューマントラストシネマ有楽町 2020年劇場鑑賞234本
空き巣に入った男が児童虐待被害にあっている女児と出会うプロットですが、いかにも昭和風のテイストが剥き出しの暴力と感情のぶつかり合いによく合い、観客の心を揺さぶります。エピローグはまさにお見事でした。 作品情報 2019年日本映画 監督: 上西雄大 出演:上西雄大、小南希良梨、古川藍 上映時間117分 評価★★★★★(五段階) 観賞場所:シネリーブル池袋 2020年劇場鑑賞233本
昔の大映ドラマさながら突拍子のないストーリーと偶然の数々でしたが、韓国映画が原案なんですね。そんな脚本をしっとりとした演出に抑えた三木孝浩監督と吉高由里子、横浜流星コンビがみせてくれました。 作品情報 2020年日本映画 監督: 三木孝浩 出演:吉高由里子、横浜流星、風吹ジュン 上映時間123分 評価★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ日比谷 2020年劇場鑑賞232本
親子とは何かを考えさせられる社会派映画。永作博美、井浦新演じる養親夫婦だけではなく、蒔田彩珠が実質主演。貧困を描いた邦画でも白眉のできです。 作品情報 2020年日本映画 監督:河瀬直美 出演:永作博美、井浦新、蒔田彩珠 上映時間139分 評価★★★★★(五段階) 観賞場所:キノシネマみなとみらい 2020年劇場鑑賞231本 【ストーリー】 長い不妊治療の末、自分の子供を持つのをあきらめ養子をとろ…
1984年のグリコ森永事件をモチーフに、野木亜起子脚本は泣かせどころ、スピードともにうまく、配役も見事。グリ森事件をしっていれば余計興味がもてます。でも、新聞記者が格好良すぎるのには笑いました。 作品情報 2020年日本映画 監督:土井裕泰 出演:小栗旬、星野源、 市川実日子 上映時間142分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:イオンシネマみなとみらい 2020年劇場鑑賞230本
ニコール・キッドマンがすっぴんというかだれか分からない薄汚れたメイクのはみだし刑事で驚きました。ミステリーとしても見事に騙されました。やはり単なる美人では生き残れないハリウッドの厳しさも感じました。 作品情報 2018年アメリカ映画 監督:カリン・クサマ 出演:ニコール・キッドマン、トビー・ケベル、 セバスチャン・スタン 上映時間121分 評価★★★(五段階) 観賞場所:キノシネマみなとみらい 20…
1990年代のアルジェリアを舞台に、西洋文化が好きなのにイスラム原理主義に圧迫される若い女性たちをいきいきと描きました。女性の強さと弱さ、抑圧された社会のひどさをじっくり見せられ、クライマックスに驚愕。20年以上たっても世界は変わっておらず、現代性もあります。今年の洋画ではトップクラスによかったです 作品情報 2019年フランス、アルジェリア、ベルギー、カタール映画 監督:ムニア・メドゥール 出演:…
ちょっと風変わりな恋愛をテーマにした4本の短編アニメのオムニバス。え、これだけ?と思えるような盛り上がる寸前にすぱっと切る手法は受け手に想像させるためだろうけど、アニメでは珍しい手法かも。 作品情報 2020年日本映画アニメ 監督:佐藤卓哉 出演:花澤香菜、小松未可子、櫻井孝宏 上映時間54分 評価★★★(五段階) 観賞場所:ブルク13 2020年劇場鑑賞227本
独身女性の喪失と再生と書かれているけれど、「おもかげ」同様、登場人物の心理が唐突にみえてあまり乗れませんでした。 作品情報 2020年日本映画 監督:青山真治 出演:多部未華子、岸井ゆきの、岩田剛典 上映時間118分 評価★★★(五段階) 観賞場所:ブルク13 2020年劇場鑑賞226本
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各国の天才ハッカーが共同してAIを騙し、FX(外国為替証拠金取引)で大儲けを企むという、設定だけは面白そうなんですが、邦画にありがちな大金を描けない問題がここでもさく裂。演出もスローで睡魔との戦いでした。 作品情報 2025年日本、台湾映画 監督:米倉強太 出演:阿部寛、菜々緒、アリッサ・チア 上映時間93分 評価:★★(五段階) 観賞場所:Tジョイ横浜 2025年劇場鑑賞248本
韓国のホラー短編集。5つの短編と各話の終了ごとに短く流れる不気味なオカルト教団の話の全部で6話からなり、一応、6作はつながっている設定で、1つ1つは良くも悪くもないのですが、わかりにくい。5つの短編は完全にホラーとしての方向がバラバラなので、無理に一つの話にまとめなくても良かったのでは。 作品情報 2023年韓国映画 監督:チェ・ウォンギョン 出演:キム・チェウン、チョン・ジュンウォン、クォン…
2017年のタイ映画のハリウッドリメイク。ベースは一緒ですが、金持ちがより金持ちなアメリカの現状にあった形に改変されています。ラストもいかにもアメリカ映画っぽい。 作品情報 2024年アメリカ映画 監督:J・C・リー 出演:カリーナ・リャン、ジャバリ・バンクス、ベネディクト・ウォン 上映時間97分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:Tジョイ品川 2025年劇場鑑賞246本
劇団☆新感線の話題の舞台を映画館で上映する「ゲキ×シネ」の最新作。昨年秋に話題を呼んだ、鎌倉幕府滅亡をモチーフにした架空の日本のアクション時代劇です。 作品情報 2025年日本映画 演出:いのうえひでのり 出演:生田斗真、中村倫也、西野七瀬 上映時間185分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:Tジョイ品川 2025年劇場鑑賞245本
アメリカの黒人差別の歴史と音楽の歴史をモチーフにした大傑作のホラー映画。鑑賞後、考察サイトを読めば読むほど奥の深さに感動します。ネタバレあり(といってもあらかた知られていますが)のレビューですので、観たい方は事前情報なしでまず鑑賞を…。 作品情報 2025年アメリカ映画 監督:ライアン・クーグラー 出演:マイケル・B・ジョーダン、マイルズ・ケイトン、ヘイリー・スタインフェルド 上映時間137分 …
ニューヨークの救急隊の過酷な現状をリアルで陰鬱なタッチで描いた社会派映画。アメリカで救急隊員の自殺が社会問題になっているというのもわかります。 作品情報 2023年アメリカ、イギリス映画 監督:ジャン=ステファーヌ・ソヴェール 出演:ショーン・ペン、タイ・シェリダン、キャサリン・ウォーターストン 上映時間125分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:ヒューマントラストシネマ有楽町 2025年劇場鑑賞24…
モノクロの移民映画というと、「ラ・コシーナ 厨房」で観たばかり。本作のほうが登場人物の行動が理解でき、非常に静かなタイプのヒューマンストーリーでした。 作品情報 2023年アメリカ映画 監督:ババク・ジャラリ 出演:アナイタ・ワリ・ザダ、グレッグ・ターキントン、ジェレミー・アレン・ホワイト 上映時間91分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:ヒューマントラストシネマ有楽町 2025年劇場鑑賞242本 …
毒親、貧困の女子大生2人を描いたシスターフッド映画。宗教シーンなど唐突に感じられるところもありますが、抑制されて淡々とした雰囲気がたまらない感じの傑作です。 作品情報 2025年日本映画 監督:井樫彩 出演:南沙良、馬場ふみか、本田望結 上映時間115分 評価:★★★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ港北 2025年劇場鑑賞241本
傷ついた一家が、偶然、市民劇団に参加したことで癒されて行く物語。ノースターでちょっとごつごつしている展開ですけど、じんわりくる小品でした。 作品情報 2024年アメリカ映画 監督:ケリー・オサリヴァン、アレックス・トンプソン 出演:キース・カプファラー、ドリー・デ・レオン、キャサリン・マレン・カプフェラー 上映時間115分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:ローソンユナイテッドシネマみなとみら…
日本ではすっかりブームの落ち着いたF1ですが、本作はまさにテンションバク上がりで、レースシーンに血沸き肉踊ります。王道的なストーリーに、ギンギンのBGMそして迫力ある映像と大満足の作品でした。 作品情報 2025年アメリカ映画 監督:ジョセフ・コシンスキー 出演:ブラッド・ピット、ダムソン・イドリス、ケリー・コンドン 上映時間155分 評価:★★★★★(五段階) 観賞場所:ローソンユナイテッドシネマみ…
オーストラリアの鬼才、アダム・エリオット監督が8年がかりで制作したクレイアニメ。一人の女性の数奇な運命をブラックユーモアたっぷりに描いています。 作品情報 2024年オーストラリア映画 監督:アダム・エリオット 声の出演:セーラ・スヌーク、コディ・スミット=マクフィー、マグダ・ズバンスキー 上映時間94分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:キノシネマみなとみらい 2025年劇場鑑賞238本
アン・ジュングン(安重根)による伊藤博文暗殺を描いた歴史サスペンス。韓国では大ヒットしたそうですが、僕からすると作品自体は普通という感じでしょうか。 作品情報 2024年韓国映画 監督:ウ・ミンホ 出演:ヒョンビン、パク・ジョンミン、リリー・フランキー 上映時間114分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:キノシネマみなとみらい 2025年劇場鑑賞237本
人間の欲望や心の暗部を描いた韓国映画。ラストはハッピーエンドかバッドエンドかは観る人によってことなりそうだけど、ある種のフェチズムの理想かもしれません。 作品情報 2024年韓国映画 監督:キム・デウ 出演:ソン・スンホン、チョ・ヨジョン、パク・ジヒョン 上映時間115分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:キノシネマみなとみらい 2025年劇場鑑賞236本
単純な犯罪のはずが思わぬハプニングで二転三転していく様子を、伏線はりまくりの脚本で描いたサスペンス。ちょっとチートな武器もでてくるとはいえ、俳優たちの巧みな演技で最後まで楽しませてくれました。 作品情報 2025年日本映画 監督:堀江慶 出演:三浦りょう太、浅川梨奈、石田明 上映時間114分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2025年劇場鑑賞235本
コロナ禍で学校生活が制限された天文部員たちが、夢や希望をかなえようともがく青春ストーリー。さわやかさに心をうたれますが、ちょっと話を詰め込みすぎた感じも。 作品情報 2025年日本映画 監督:山元環 出演:桜田ひより、水沢林太郎、岡部たかし 上映時間126分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2025年劇場鑑賞234本
ダニー・ボイルが携わる28時間後、28日後に続くシリーズ3部作の3作目。ゾンビ映画というよりは、少年の成長を描いたアドベンチャー映画という印象です。でも、前半の感染者が襲ってくるかの怖さはなかなかのもの。 作品情報 2025年イギリス映画 監督:ダニー・ボイル 出演:アルフィー・ウィリアムズ、ジョディ・カマー、アーロン・テイラー=ジョンソン 上映時間115分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネ…
テレビアニメと違い、原作よりのダークな雰囲気を漂わせる映画「LUPIN THE IIIRD THE MOVIE」シリーズの第5作。僕は過去作を観ていなかったので、あまりにもダークでホラーな感じにびっくりしました。 作品情報 2025年日本映画アニメ 監督:小池健 声の出演:栗田貫一、大塚明夫、片岡愛之助 上映時間93分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2025年劇場鑑賞232本
序盤はご都合主義のありがちなキラキラ青春映画で、途中退席しようかと思うくらいイライラしましたが、さすがは「ヒロイン失格」などの幸田もも子原作とあり、途中から確変。そつなく作品をまとめました。ただ、僕の鑑賞後、同キャストでドラマ化も発表され、なんのために入場料を払ったのかというがっかり感も。 作品情報 2025年日本映画 監督:松田礼人 出演:畑芽育、大橋和也、木村慧人 上映時間102分 評価:…
人がいっぱい死ぬアニメは苦手ですしテレビシリーズが長いと途中で挫折しまうので、本作や鬼滅の刃の劇場版は自分から観に行く気はないのですが、娘がファンなので一緒に行ってきました。 作品情報 2025年日本映画アニメ 監督:御所園翔太 声の出演:中村悠一、櫻井孝宏、永瀬アンナ 上映時間111分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ湘南 2025年劇場鑑賞230本
2017年にたった一人で7年がかりで制作され、狂気のストップモーションアニメといわれた「JUNK HEAD」の続編。 キモ可愛い独創的なクリーチャーたちに度肝を抜かれつつ、壮大なスケールに唖然とします。一度では理解しきれなかったのでもう一度観に行こうかな。 作品情報 2025年日本映画アニメ 監督:堀貴秀 出演:松岡草子、杉山雄治、三宅敦子 上映時間105分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ …
重病の犬に夢だった雪を見せてあげようとインドを縦断する犬好きなら感涙の作品。前半はちょっと合わなかったけど、後半の感動シーンの連発はみごとでした。 作品情報 2022年インド映画 監督:キランラージ・K 出演:ラクシット・シェッティ、サンギータ・シュリンゲーリ、ラージ・B・シェッティ 上映時間164分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ木場 2024年劇場鑑賞250本
ブログにアップするのを忘れてました。上半期のベスト10です。今年も秀作ぞろいでした。例年に比べてハリウッドを含め割と有名どころが上位に入りました。格差、貧困をテーマにした作品や国際情勢のドキュメンタリーが上位に入っているのも今年の特徴です。 ブログ村のランキングです。よかったらポチッと押してください
1940年、撃沈した敵船の乗組員を救助した潜水艦の実話。イタリアの戦争映画はこれまで観たことがなかったので興味深かった。 作品情報 2023年イタリア、ベルギー映画 監督:エドアルド・デ・アンジェリス 出演:ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、マッシミリアーノ・ロッシ、シルヴィア・ダミーコ 上映時間121分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:イオンシネマ座間 2024年劇場鑑賞249本
韓国の月面着陸を描いたSFスペクタクル大作。韓国人の自国上げはすごいけれど、月でのCGは割とよくできているのに、地上でのイノシシのCGがとてもチャチというアンバランスは笑えました。 作品情報 2023年韓国映画 監督:キム・ヨンファ 出演:ソル・ギョング、ド・ギョンス、キム・ヒエ 上映時間129分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズグランベリーパーク 2024年劇場鑑賞248本
性暴力を扱って話題の作品で、関連シーンは男の僕が観ても吐き気がするほど不愉快でした。さらに、原作からかもしれませんが、男は暴力的、女は被害者と単純な二元論に落とし込んでいるのも不快。一連の騒動も踏まえて、今年ぶっちぎりのワーストです。 作品情報 2024年日本映画 監督:三木康一郎 出演:奈緒、猪狩蒼弥、風間俊介 上映時間116分 評価:★(五段階) 観賞場所:109シネマズ川崎 2024年劇場鑑賞…
若きクリエイターの情熱と挫折を描いているのですが、「ルックバック」と同時期の公開は痛かった。3Gキャラにもはまれず、眠気との戦いでした。 作品情報 2024年日本映画アニメ 監督:ぽぷりか 声の出演:花江夏樹、伊瀬茉莉也、内田雄馬 上映時間68分 評価:★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2024年劇場鑑賞246本
マイアミの黒人刑事コンビを主人公にした人気シリーズ第4弾。1作目は1995年なんですが、僕はシリーズ初見。ストーリーは突っ込みどころ満載でしたけど、アクションは工夫していて面白かった。 作品情報 2024年アメリカ映画 監督:アディル・エル・アルビ、ビラル・ファラー 出演:ウィル・スミス、マーティン・ローレンス、ジェイコブ・スキピオ 上映時間115分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:Tジョイ品川プ…
アレクサンダー・ペイン監督作品らしい、1970年の全寮制学校を舞台にした心温まるヒューマンドラマ。まんべんなくよくできた秀才型の作品といえましょう。 作品情報 2023年アメリカ映画 監督:アレクサンダー・ペイン 出演:ポール・ジアマッティ、ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ、ドミニク・セッサ 上映時間133分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズシャンテ 2024年劇場鑑賞244本
韓国の名優2人によるホラー。最後まで科学で分析できるのか、それとも超常現象なのかどちらともとれますが、僕は超常現象派でしょうか。今年みたホラーの中ではお気に入りの部類です。 作品情報 2023年韓国映画 監督:ユ・ジェソン 出演:チョン・ユミ、イ・ソンギュン、キム・グムスン 上映時間94分 評価:★★★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2024年劇場鑑賞243本
台湾映画の名作の日本リメイクですが、ラストが記憶と全然違っていて、あらためて台湾版のあらすじをネットで確かめました。オリジナルファンとしては日本版の解釈にはがっかり。主人公たちを高校生でなくて大学生にしたのも大人の事情というやつでしょうか。 作品情報 2024年日本映画 監督:河合勇人 出演:京本大我、古川琴音、横田真悠 上映時間114分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2024年…
音を立てると襲ってくる宇宙人の恐怖を描いた人気ホラーの第3弾。過去2作の主役だったエミリー・ブラントは登場せず、宇宙人が地球を襲撃した当日のニューヨークのパニックをキャストを一新して描いています。 作品情報 2024年米国映画 監督:マイケル・サルノスキ 出演:ルピタ・ニョンゴ、ジョセフ・クイン、アレックス・ウルフ 上映時間100分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:ブルク13 2024年劇場鑑賞241本…
1999年のタイを舞台に、それまでずっと一緒だった双子の女子中学生が、初恋に落ちたことで大人への階段を上っていく物語。タイの田園風景は異国なのにどこか懐かしく、切なく悶え死にそうなストーリーとともに、僕の心に突き刺さりました。 作品情報 2023年タイ映画 監督:ワンウェーウ・ホンウィワット、ウェーウワン・ホンウィワット 出演:ティティヤー・ジラポーンシン、アンソニー・ブイサレート、スパクソーン・…
韓国の名匠、ホン・サンス監督の新作で、彼の作品で初めて寝ないでみられた。体調を整えて臨んだかいがありました(笑)。 作品情報 2022年韓国映画 監督:ホン・サンス 出演:クォン・ヘヒョ、イ・ヘヨン、ソン・ソンミ 上映時間97分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:シネマジャック&ベティ 2024年劇場鑑賞239本
父親を事故で失った高校生の喪失感と行き場のない怒りを描いたフランス映画。高校生はゲイでベッドシーンも多く、さすがフランスの高校生は進んでいると本筋とは若干ずれたことを思ってみていました。 作品情報 2022年フランス映画 監督:クリストフ・オノレ 出演:ポール・キルシェ、ジュリエット・ビノシュ、ヴァンサン・ラコスト 上映時間122分 評価:★★(五段階) 観賞場所:シネマジャック&ベティ 2024…
チェンソーマンの藤本タツキの短編漫画を、押山清高が監督、脚本、キャラクターデザインを1人で手掛けてアニメ化。創作者にとって非常にエモい作品で世評が高いのがわかるのですけど、特典で配られた漫画と登場人物の苗字が違うのはなぜだろう。 作品情報 2024年日本映画アニメ 監督:押山清高 声の出演:河合優実、吉田美月喜 上映時間58分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ川崎 2024年劇場鑑…
M・ナイト・シャマランの娘のイシャナ・ナイト・シャマランの監督デビュー作で、父親は制作に回ってます。作風はかなり影響されてると思いました。賛否両論のようですけど、個人的には雰囲気は悪くなかったと思います。ややネタばれの感想を。 作品情報 2024年アメリカ映画 監督:イシャナ・ナイト・シャマラン 出演:ダコタ・ファニング、オルウェン・フエレ、オリヴァー・フィネガン 上映時間102分 評価:★★★…
環境保護のためテキサスの石油パイプラインを爆破させようとする若者たちを描いたサスペンス。アメリカ映画にしては珍しく、テロリストを主人公にした作品です。配給のネオンは「パラサイト 半地下の家族」「逆転のトライアングル」「落下の解剖学」と小規模ながら尖ったラインナップの会社で、さすがの眼力。 作品情報 2022年アメリカ映画 監督:ダニエル・ゴールドハーバー 出演:アリエラ・ベアラー、サッシャ・…
英国のシンドラーと呼ばれ、669人のユダヤ人の子どもを救った実在のエピソードの映画化。「関心領域」「フィリップ」と違って王道的な描き方でした。 作品情報 2023年イギリス映画 監督:ジェームズ・ホーズ 出演:アンソニー・ホプキンス、ジョニー・フリン、ヘレナ・ボナム・カーター 上映時109分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:ヒューマントラストシネマ有楽町 2024年劇場鑑賞234本
柚月裕子原作の警察ミステリーですが、まさかこういう方向にならないよなというよくあるパターンになってしまったのは残念。配役もちょっとネタばれっぽくなってしまって。 作品情報 2023年日本映画 監督:原廣利 出演:杉咲花、萩原利久、安田顕 上映時119分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ川崎 2024年劇場鑑賞233本
10世紀のインドを舞台にした豪華絢爛の史劇「PS1 黄金の河」の続編。全編に比べて派手なアクションが少なかったのが残念。史劇だけあって、史実通りに思わぬ人が途中退場するなどインド古代史を知らない分、驚きはありました。 作品情報 2023年インド映画 監督:マニラトナム 出演:ヴィクラム、ジェヤム・ラヴィ、アイシュ…