北朝鮮の軍人が脱北を図って脱走するスリラー映画。敵役の設定も良く、最後までどうなるかはらはら楽しめました。 作品情報 2024年韓国映画 監督:イ・ジョンピル 出演:イ・ジェフン、ク・ギョファン、ホン・サビン 上映時間94分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:新宿ピカデリー 2025年劇場鑑賞249本
幼い子供が行方不明になった女性の10年後を描いた作品。序盤の行方不明になる部分はアカデミー短編賞にノミネートされており、10年後の部分は新撮。ただ、主人公の気持ちが不安定でどうにも理解できませんでした。 作品情報 2019年スペイン、フランス映画 監督:ロドリゴ・ソロゴイェン 出演:マルタ・ニエト、ジュール・ポリエ、アレックス・ブレンデミュール 上映時間129分 評価★★★(五段階) 観賞場所:シネ…
特大ヒットになって日本中騒然の人気アニメですが、正直、そこまで人気の理由がわからない。美術はものすごくいいし、王道ストーリーも楽しめるのですけど。ただ、今の映画界のみならず、日本全体を元気づけてくれるならとしてありがたいです。 作品情報 2020年日本映画アニメ 監督:外崎春雄 声の出演: 花江夏樹、鬼頭明里、日野聡 上映時間117分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:横浜ムービル 2020年劇場鑑賞…
周囲から疎外された青年と少女の切ない出会いを描いた中編。異端の鳥ほどではないですが、人間社会は異物を排除しようとなっちゃうのでしょうね。 作品情報 2018年日本映画 監督:宮川博至 出演:岡山天音、小野莉奈、川上麻衣子 上映時間49分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:キノシネマ横浜みなとみらい 2020年劇場鑑賞223本
第二次大戦中、ユダヤの少年が見舞われた過酷な運命を、暴力と人間の悪意たっぷりに描いた作品。全編モノクロのうえ、説明をあえてしない部分も多く、東欧の映画らしいごつごつした作品でした。 作品情報 2019年チェコ、ウクライナ、スロヴァキア映画 監督:ヴァーツラフ・マルホウル 出演:ペトル・コトラール、ウド・キア、ハーヴェイ・カイテル 上映時間169分 評価★★★★★(五段階) 観賞場所:キノシネマ横…
20世紀初頭のアメリカの作家ジャック・ロンドンの自伝的小説を舞台をイタリアに置き換えて映画化。途中から省略と抽象的な議論が多くなり、興味がそがれてしまいました。 作品情報 2019年イタリア、フランス、ドイツ映画 監督:ピエトロ・マルチェッロ 出演:ルカ・マリネッリ、ジェシカ・クレッシー、カルロ・チェッキ 上映時間129分 評価★★(五段階) 観賞場所:シネマ・ジャック&ベティ 2020年劇場鑑賞221本…
江戸時代、過酷な人生にたちむかう女性料理人の半生を描いた高田郁のベストセラー を映画化。主役2人の雰囲気はよかったけど、エピソードを詰め込みすぎてちょっと消化不良。 作品情報 2020年日本映画 監督:角川春樹 出演:松本穂香、奈緒、中村獅童 上映時間131分 評価★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ港北 2020年劇場鑑賞220本
黒沢清監督がベルリン映画祭の銀獅子賞を受賞しただけあって、監督のタッチがよくでています。戦前を忠実に再現するのではなく、不穏な黒沢ワールドを作り上げているのが堪能できます。 作品情報 2020年日本映画 監督:黒沢清 出演:蒼井優、高橋一生、東出昌大 上映時間115分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:ブルク13 2020年劇場鑑賞219本
中国で禁止されていた白血病のジェネリック医薬品を密輸入した男の実話をもとにした作品。ダラス・バイヤーズクラブを思い出しましたが、本作は中国映画なのか警官とのカーチェイスなど結構、ドラマティックかつ泣ける作りになっていました。マスクの使い方も、今の時代を予見したようですごかった。 作品情報 2018年中国映画 監督:ウェン・ムーイエ 出演:シュー・ジェン、ジョウ・イーウェイ、ワン・チュエンジュン…
第2次大戦と東西冷戦に翻弄された若き画家の半生を描いた大河ドラマ。考え抜かれた脚本に、演出、撮影、音楽ととにかく美しく、映画が総合芸術だと改めて実感しました。3時間以上があっという間でした。 作品情報 2018年ドイツ映画 監督:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク 出演:トム・シリング、セバスチャン・コッホ、パウラ・ベーア 上映時間189分 評価★★★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマ…
サンダンス映画祭で監督賞と審査員特別賞を受賞するなど評価は高いのですが、アメリカの現在の状況が実感できないので、ちょっとぴんと来なかったかな。 作品情報 2019年アメリカ映画 監督:ジョー・タルボット 出演:ジミー・フェイルズ、ジョナサン・メジャース、ティチーナ・アーノルド 上映時間120分 評価★★★(五段階) 観賞場所:ブルク13 2020年劇場鑑賞216本
カナダの俊英グザヴィエ・ドラン監督の新作。彼の作品は世評が高いのだけど、僕はフランス映画っぽい作風はちょっと苦手なんですよね。本作も余計な枝葉や抑制のとれた演出がいかにもフランス映画っぽかった。 作品情報 2019年カナダ、フランス映画 監督:グザヴィエ・ドラン 出演:ガブリエル・ダルメイダ・フレイタス、ピア=リュック・フランク、アンヌ・ドルヴァル 上映時間120分 評価★★★(五段階) 観賞場…
橋本環奈が美しくきれいな映像はたっぷりで、BGMも多すぎるほどつかっており、彼女のMVチックな感じ。ストーリーは突っ込みどころだらけで、彼女をめでる作品でした。 作品情報 2020年日本映画 監督:久保茂昭 出演:佐藤大樹、橋本環奈、佐藤流司 上映時間106分 評価★★(五段階) 観賞場所:イオンシネマ港北ニュータウン 2020年劇場鑑賞214本
「舟を編む」で日本アカデミー賞を受賞した石井裕也監督が香港国際映画祭の企画で「至上の愛」をテーマでアジアの6監督と競作した一本。大島優子の熱演はみどころだし、中国資本なので石井監督がスポンサーなどに忖度せず、自由に作れた分、こちらが置いてけぼりになったような側面も。 作品情報 2020年日本映画 監督:石井裕也 出演:仲野太賀、大島優子、若葉竜也 上映時間91分 評価★★★★(五段階) 観賞場…
ソフィア・コッポラ監督が夫婦のすれ違いと天真爛漫でかき回す父親の関係をユーモアたっぷりに描いた小品。ただ、ウディ・アレンの近作もそうだけどセレブのラブコメってあまりひかれないんですよね。 作品情報 2020年アメリカ映画 監督:ソフィア・コッポラ 出演:ビル・マーレイ、ラシダ・ジョーンズ、マーロン・ウェイアンズ 上映時間97分 評価★★★(五段階) 観賞場所:ヒューマントラストシネマ渋谷 2020年…
1968年、シカゴで反戦の暴動が起き、首謀者とされた7人が逮捕、起訴された。その史実をネットフリックスが豪華キャストで映画化。今のアメリカにも通じる政府、司法の歪みをあますことなく描いています。 作品情報 2020年アメリカ映画 監督:アーロン・ソーキン 出演:サシャ・バロン・コーエン、エディ・レッドメイン、ジョセフ・ゴードン=レヴィット 上映時間129分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:イオンシネ…
韓国で100万部のベストセラー小説の映画化。原作はかなりえぐくて韓国内で大論争を呼びましたが、映画はチョン・ユミとコン・ユの好感度俳優を起用してかなりマイルドに。それでも、社会問題をエンタメ映画化させるのがうまい韓国ならではの作品です。 作品情報 2019年韓国映画 監督:キム・ドヨン 出演:チョン・ユミ、コン・ユ、キム・ミギョン 上映時間118分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ上大…
芦田愛菜主演で、新興宗教の信者の両親と暮らす少女を描いたヒューマンストーリー。若手からベテランまで演技が素晴らしく、脇役に至るまで、これほど配役が完璧と思える作品は珍しいと思いました。 作品情報 2020年日本映画 監督:大森立嗣 出演:芦田愛菜、永瀬正敏、原田知世 上映時間110分 評価★★★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ上大岡 2020年劇場鑑賞209本
愛する息子は少年事件の被害者か加害者か。事件に巻き込まれた一家の心理的葛藤を描いたサスペンス。重い題材なのにサクサク見られるのはいいことなのかどうなのか。 作品情報 2020年日本映画 監督:堤幸彦 出演:堤真一、石田ゆり子、岡田健史 上映時間108分 評価★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ上大岡 2020年劇場鑑賞208本
米中の文化の違いを織り交ぜつつ、家族のきずなを描いたヒューマンドラマ。主要登場人物がすべて東洋人なのにアメリカでヒットしゴールデングローブ賞も受賞するのは多様化の表れといえましょう。 作品情報 2019年アメリカ、中国映画 監督:ルル・ワン 出演:オークワフィナ、チャオ・シュウチェン、ツィ・マー 上映時間100分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ新宿 2020年劇場鑑賞207本
中国の底辺に生きる男女が犯罪に手を染めるフィルムノワール。淡々としたつくりの上時系列をいじっているためちょっと集中できなかったけど、かつての美少女女優グイ・ルンメイがどんどん蓮っ葉な役になっていくのが悲しい。 作品情報 2019年中国映画 監督:ディアオ・イーナン 出演:フー・ゴー、グイ・ルンメイ、リャオ・ファン 上映時間111分 評価★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ川崎 2020年劇場鑑賞20…
両親と兄と一緒にさまざまな職業に扮した家族写真を撮って有名になった写真家の浅田政志の伝記映画。序盤は今ひとつだったけど、後半の東日本大震災のエピソードは写真の持つ力を考えさせられた佳作です。 作品情報 2019年日本映画 監督:中野量太 出演:二宮和也、妻夫木聡、平田満 上映時間127分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:横浜ムービル 2020年劇場鑑賞205本
神奈川県・大磯を舞台にした青春ミステリー。といっても明確な事件、犯人捜しではなく、地方の嫌な雰囲気にとらわれた若者たちを体現したもやもやさせる作品です。 作品情報 2019年日本映画 監督:三澤拓哉 出演:守屋光治、中崎敏、森優作 上映時間79分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:イオンシネマ茅ヶ崎 2020年劇場鑑賞204本
音楽好きのトロールの世界を舞台にしたドリームワークスアニメの第二弾。第一弾は日本未公開で僕も見ていませんが、本作だけでも楽しめます。ただ、洋楽の世界なのであまりはまれなかったかも。 作品情報 2020年アメリカ映画アニメ 監督:ウォルト・ドーン 声の出演:上白石萌音、ウエンツ瑛士、仲里依紗 上映時間92分 評価★★★(五段階) 観賞場所:イオンシネマ茅ヶ崎 2020年劇場鑑賞203本
90年代に実写映画が人気となり、日本のテレビCMでも話題になった怪物一家のアニメ。今の時代に合わせたマイルドなテイストに仕上がっているけど、テーマ曲を聴くと思わず指パッチンしたくなりました。 作品情報 2019年アメリカ映画アニメ 監督:コンラッド・ヴァーノン、グレッグ・ティアナン 声の出演:杏、生瀬勝久、二階堂ふみ 上映時間87分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:イオンシネマ茅ヶ崎 2020年劇場鑑…
大九明子監督がアラフォー女性の等身大の姿を日記形式で再現。特に大きなできごとはないけれど、松雪泰子と黒木華の魅力をたっぷり堪能できました。 作品情報 2019年日本映画 監督:大九明子 出演:松雪泰子、黒木華、清水尋也 上映時間107分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2020年劇場鑑賞201本 iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/GTJWvzKtgwE" framebor…
スペシャルズ! ~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話
タイトルとは裏腹に、自閉症施設のドキュメンタリーのような感じで、国との闘いを期待していくと肩透かし。社会の偏見にも負けずに、自閉症児のために尽くす職員らの静かだけど熱い思いを描いています。 作品情報 2019年フランス映画 監督:エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ 出演:ヴァンサン・カッセル、レダ・カテブ、エレーヌ・ヴァンサン 上映時間114分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチ…
女優の松林うららが、地元蒲田を舞台に4人のインディーズ監督による連作を企画。売れないアラサー女優の目を通じた今を切り取りました。4本のテイストがあまりにも異なるので、いかにもインディーズといった作品です。 作品情報 2020年日本映画 監督:中川龍太郎、穐山茉由、安川有果、渡辺紘文 出演:松林うらら、伊藤沙莉、瀧内公美 上映時間117分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:キネカ大森 2020年劇場鑑賞1…
草なぎ剛がトランスジェンダーになりきったと評判ですが、ダンサー役の2人の少女がものすごくいい。脇にもしっかりストーリーがある名作です。 作品情報 2020年日本映画 監督:内田英治 出演:草なぎ剛、服部樹咲、水川あさみ 上映時間124分 評価★★★★★(五段階) 観賞場所:イオンシネマ茅ヶ崎 2020年劇場鑑賞198本
ダニエル・ラドクリフ主演で、40年前に南アフリカの政治犯刑務所から脱獄を果たした実話の映画化。ただ、実話をもとにしているせいかあまりにも盛り上がりにかけるようで、よくある脱獄アクションを期待していると肩透かしです。 作品情報 2020年イギリス、オーストラリア映画 監督:フランシス・アナン 出演:ダニエル・ラドクリフ、ダニエル・ウェバー、イアン・ハート 上映時間106分 評価★★★(五段階) 観賞…
人気コミックの実写化で、深夜ドラマの続編にあたります。最初はドラマのあらすじ紹介もあってもたついた感じですが、尻上がりに調子が上がり、映画やロボットアニメ愛にあふれた青春映画になっていました。 作品情報 2020年日本映画 監督:英勉 出演:齋藤飛鳥、山下美月、梅澤美波 上映時間114分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:イオンシネマ港北ニュータウン 2020年劇場鑑賞196本
クォン・サンウ主演のアクションコメディー。韓国ではこうした分野が人気があるのみたいですが、僕は重たい作品が好きなだけに、このタイプはちょっとね。 作品情報 2020年韓国映画 監督:チェ・ウォンソプ 出演:クォン・サンウ、チョン・ジュノ、ファンウ・スルヘ 上映時間110分 評価★★★(五段階) 観賞場所:イオンシネマ港北ニュータウン 2020年劇場鑑賞195本
韓国ドラマチャングムの誓いなどの人気女優イ・ヨンエの14年ぶりスクリーン復帰作。人間の悪意が次々と押し寄せて、なんとも見ている心がえぐられる作品でした。 作品情報 2019年韓国映画 監督:キム・スンウ 出演:イ・ヨンエ、ユ・ジェミョン、パク・ヘジュン 上映時間108分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2020年劇場鑑賞194本
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北朝鮮の軍人が脱北を図って脱走するスリラー映画。敵役の設定も良く、最後までどうなるかはらはら楽しめました。 作品情報 2024年韓国映画 監督:イ・ジョンピル 出演:イ・ジェフン、ク・ギョファン、ホン・サビン 上映時間94分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:新宿ピカデリー 2025年劇場鑑賞249本
各国の天才ハッカーが共同してAIを騙し、FX(外国為替証拠金取引)で大儲けを企むという、設定だけは面白そうなんですが、邦画にありがちな大金を描けない問題がここでもさく裂。演出もスローで睡魔との戦いでした。 作品情報 2025年日本、台湾映画 監督:米倉強太 出演:阿部寛、菜々緒、アリッサ・チア 上映時間93分 評価:★★(五段階) 観賞場所:Tジョイ横浜 2025年劇場鑑賞248本
韓国のホラー短編集。5つの短編と各話の終了ごとに短く流れる不気味なオカルト教団の話の全部で6話からなり、一応、6作はつながっている設定で、1つ1つは良くも悪くもないのですが、わかりにくい。5つの短編は完全にホラーとしての方向がバラバラなので、無理に一つの話にまとめなくても良かったのでは。 作品情報 2023年韓国映画 監督:チェ・ウォンギョン 出演:キム・チェウン、チョン・ジュンウォン、クォン…
2017年のタイ映画のハリウッドリメイク。ベースは一緒ですが、金持ちがより金持ちなアメリカの現状にあった形に改変されています。ラストもいかにもアメリカ映画っぽい。 作品情報 2024年アメリカ映画 監督:J・C・リー 出演:カリーナ・リャン、ジャバリ・バンクス、ベネディクト・ウォン 上映時間97分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:Tジョイ品川 2025年劇場鑑賞246本
劇団☆新感線の話題の舞台を映画館で上映する「ゲキ×シネ」の最新作。昨年秋に話題を呼んだ、鎌倉幕府滅亡をモチーフにした架空の日本のアクション時代劇です。 作品情報 2025年日本映画 演出:いのうえひでのり 出演:生田斗真、中村倫也、西野七瀬 上映時間185分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:Tジョイ品川 2025年劇場鑑賞245本
アメリカの黒人差別の歴史と音楽の歴史をモチーフにした大傑作のホラー映画。鑑賞後、考察サイトを読めば読むほど奥の深さに感動します。ネタバレあり(といってもあらかた知られていますが)のレビューですので、観たい方は事前情報なしでまず鑑賞を…。 作品情報 2025年アメリカ映画 監督:ライアン・クーグラー 出演:マイケル・B・ジョーダン、マイルズ・ケイトン、ヘイリー・スタインフェルド 上映時間137分 …
ニューヨークの救急隊の過酷な現状をリアルで陰鬱なタッチで描いた社会派映画。アメリカで救急隊員の自殺が社会問題になっているというのもわかります。 作品情報 2023年アメリカ、イギリス映画 監督:ジャン=ステファーヌ・ソヴェール 出演:ショーン・ペン、タイ・シェリダン、キャサリン・ウォーターストン 上映時間125分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:ヒューマントラストシネマ有楽町 2025年劇場鑑賞24…
モノクロの移民映画というと、「ラ・コシーナ 厨房」で観たばかり。本作のほうが登場人物の行動が理解でき、非常に静かなタイプのヒューマンストーリーでした。 作品情報 2023年アメリカ映画 監督:ババク・ジャラリ 出演:アナイタ・ワリ・ザダ、グレッグ・ターキントン、ジェレミー・アレン・ホワイト 上映時間91分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:ヒューマントラストシネマ有楽町 2025年劇場鑑賞242本 …
毒親、貧困の女子大生2人を描いたシスターフッド映画。宗教シーンなど唐突に感じられるところもありますが、抑制されて淡々とした雰囲気がたまらない感じの傑作です。 作品情報 2025年日本映画 監督:井樫彩 出演:南沙良、馬場ふみか、本田望結 上映時間115分 評価:★★★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ港北 2025年劇場鑑賞241本
傷ついた一家が、偶然、市民劇団に参加したことで癒されて行く物語。ノースターでちょっとごつごつしている展開ですけど、じんわりくる小品でした。 作品情報 2024年アメリカ映画 監督:ケリー・オサリヴァン、アレックス・トンプソン 出演:キース・カプファラー、ドリー・デ・レオン、キャサリン・マレン・カプフェラー 上映時間115分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:ローソンユナイテッドシネマみなとみら…
日本ではすっかりブームの落ち着いたF1ですが、本作はまさにテンションバク上がりで、レースシーンに血沸き肉踊ります。王道的なストーリーに、ギンギンのBGMそして迫力ある映像と大満足の作品でした。 作品情報 2025年アメリカ映画 監督:ジョセフ・コシンスキー 出演:ブラッド・ピット、ダムソン・イドリス、ケリー・コンドン 上映時間155分 評価:★★★★★(五段階) 観賞場所:ローソンユナイテッドシネマみ…
オーストラリアの鬼才、アダム・エリオット監督が8年がかりで制作したクレイアニメ。一人の女性の数奇な運命をブラックユーモアたっぷりに描いています。 作品情報 2024年オーストラリア映画 監督:アダム・エリオット 声の出演:セーラ・スヌーク、コディ・スミット=マクフィー、マグダ・ズバンスキー 上映時間94分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:キノシネマみなとみらい 2025年劇場鑑賞238本
アン・ジュングン(安重根)による伊藤博文暗殺を描いた歴史サスペンス。韓国では大ヒットしたそうですが、僕からすると作品自体は普通という感じでしょうか。 作品情報 2024年韓国映画 監督:ウ・ミンホ 出演:ヒョンビン、パク・ジョンミン、リリー・フランキー 上映時間114分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:キノシネマみなとみらい 2025年劇場鑑賞237本
人間の欲望や心の暗部を描いた韓国映画。ラストはハッピーエンドかバッドエンドかは観る人によってことなりそうだけど、ある種のフェチズムの理想かもしれません。 作品情報 2024年韓国映画 監督:キム・デウ 出演:ソン・スンホン、チョ・ヨジョン、パク・ジヒョン 上映時間115分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:キノシネマみなとみらい 2025年劇場鑑賞236本
単純な犯罪のはずが思わぬハプニングで二転三転していく様子を、伏線はりまくりの脚本で描いたサスペンス。ちょっとチートな武器もでてくるとはいえ、俳優たちの巧みな演技で最後まで楽しませてくれました。 作品情報 2025年日本映画 監督:堀江慶 出演:三浦りょう太、浅川梨奈、石田明 上映時間114分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2025年劇場鑑賞235本
コロナ禍で学校生活が制限された天文部員たちが、夢や希望をかなえようともがく青春ストーリー。さわやかさに心をうたれますが、ちょっと話を詰め込みすぎた感じも。 作品情報 2025年日本映画 監督:山元環 出演:桜田ひより、水沢林太郎、岡部たかし 上映時間126分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2025年劇場鑑賞234本
ダニー・ボイルが携わる28時間後、28日後に続くシリーズ3部作の3作目。ゾンビ映画というよりは、少年の成長を描いたアドベンチャー映画という印象です。でも、前半の感染者が襲ってくるかの怖さはなかなかのもの。 作品情報 2025年イギリス映画 監督:ダニー・ボイル 出演:アルフィー・ウィリアムズ、ジョディ・カマー、アーロン・テイラー=ジョンソン 上映時間115分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネ…
テレビアニメと違い、原作よりのダークな雰囲気を漂わせる映画「LUPIN THE IIIRD THE MOVIE」シリーズの第5作。僕は過去作を観ていなかったので、あまりにもダークでホラーな感じにびっくりしました。 作品情報 2025年日本映画アニメ 監督:小池健 声の出演:栗田貫一、大塚明夫、片岡愛之助 上映時間93分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2025年劇場鑑賞232本
序盤はご都合主義のありがちなキラキラ青春映画で、途中退席しようかと思うくらいイライラしましたが、さすがは「ヒロイン失格」などの幸田もも子原作とあり、途中から確変。そつなく作品をまとめました。ただ、僕の鑑賞後、同キャストでドラマ化も発表され、なんのために入場料を払ったのかというがっかり感も。 作品情報 2025年日本映画 監督:松田礼人 出演:畑芽育、大橋和也、木村慧人 上映時間102分 評価:…
人がいっぱい死ぬアニメは苦手ですしテレビシリーズが長いと途中で挫折しまうので、本作や鬼滅の刃の劇場版は自分から観に行く気はないのですが、娘がファンなので一緒に行ってきました。 作品情報 2025年日本映画アニメ 監督:御所園翔太 声の出演:中村悠一、櫻井孝宏、永瀬アンナ 上映時間111分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ湘南 2025年劇場鑑賞230本
重病の犬に夢だった雪を見せてあげようとインドを縦断する犬好きなら感涙の作品。前半はちょっと合わなかったけど、後半の感動シーンの連発はみごとでした。 作品情報 2022年インド映画 監督:キランラージ・K 出演:ラクシット・シェッティ、サンギータ・シュリンゲーリ、ラージ・B・シェッティ 上映時間164分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ木場 2024年劇場鑑賞250本
ブログにアップするのを忘れてました。上半期のベスト10です。今年も秀作ぞろいでした。例年に比べてハリウッドを含め割と有名どころが上位に入りました。格差、貧困をテーマにした作品や国際情勢のドキュメンタリーが上位に入っているのも今年の特徴です。 ブログ村のランキングです。よかったらポチッと押してください
1940年、撃沈した敵船の乗組員を救助した潜水艦の実話。イタリアの戦争映画はこれまで観たことがなかったので興味深かった。 作品情報 2023年イタリア、ベルギー映画 監督:エドアルド・デ・アンジェリス 出演:ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、マッシミリアーノ・ロッシ、シルヴィア・ダミーコ 上映時間121分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:イオンシネマ座間 2024年劇場鑑賞249本
韓国の月面着陸を描いたSFスペクタクル大作。韓国人の自国上げはすごいけれど、月でのCGは割とよくできているのに、地上でのイノシシのCGがとてもチャチというアンバランスは笑えました。 作品情報 2023年韓国映画 監督:キム・ヨンファ 出演:ソル・ギョング、ド・ギョンス、キム・ヒエ 上映時間129分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズグランベリーパーク 2024年劇場鑑賞248本
性暴力を扱って話題の作品で、関連シーンは男の僕が観ても吐き気がするほど不愉快でした。さらに、原作からかもしれませんが、男は暴力的、女は被害者と単純な二元論に落とし込んでいるのも不快。一連の騒動も踏まえて、今年ぶっちぎりのワーストです。 作品情報 2024年日本映画 監督:三木康一郎 出演:奈緒、猪狩蒼弥、風間俊介 上映時間116分 評価:★(五段階) 観賞場所:109シネマズ川崎 2024年劇場鑑賞…
若きクリエイターの情熱と挫折を描いているのですが、「ルックバック」と同時期の公開は痛かった。3Gキャラにもはまれず、眠気との戦いでした。 作品情報 2024年日本映画アニメ 監督:ぽぷりか 声の出演:花江夏樹、伊瀬茉莉也、内田雄馬 上映時間68分 評価:★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2024年劇場鑑賞246本
マイアミの黒人刑事コンビを主人公にした人気シリーズ第4弾。1作目は1995年なんですが、僕はシリーズ初見。ストーリーは突っ込みどころ満載でしたけど、アクションは工夫していて面白かった。 作品情報 2024年アメリカ映画 監督:アディル・エル・アルビ、ビラル・ファラー 出演:ウィル・スミス、マーティン・ローレンス、ジェイコブ・スキピオ 上映時間115分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:Tジョイ品川プ…
アレクサンダー・ペイン監督作品らしい、1970年の全寮制学校を舞台にした心温まるヒューマンドラマ。まんべんなくよくできた秀才型の作品といえましょう。 作品情報 2023年アメリカ映画 監督:アレクサンダー・ペイン 出演:ポール・ジアマッティ、ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ、ドミニク・セッサ 上映時間133分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズシャンテ 2024年劇場鑑賞244本
韓国の名優2人によるホラー。最後まで科学で分析できるのか、それとも超常現象なのかどちらともとれますが、僕は超常現象派でしょうか。今年みたホラーの中ではお気に入りの部類です。 作品情報 2023年韓国映画 監督:ユ・ジェソン 出演:チョン・ユミ、イ・ソンギュン、キム・グムスン 上映時間94分 評価:★★★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2024年劇場鑑賞243本
台湾映画の名作の日本リメイクですが、ラストが記憶と全然違っていて、あらためて台湾版のあらすじをネットで確かめました。オリジナルファンとしては日本版の解釈にはがっかり。主人公たちを高校生でなくて大学生にしたのも大人の事情というやつでしょうか。 作品情報 2024年日本映画 監督:河合勇人 出演:京本大我、古川琴音、横田真悠 上映時間114分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2024年…
音を立てると襲ってくる宇宙人の恐怖を描いた人気ホラーの第3弾。過去2作の主役だったエミリー・ブラントは登場せず、宇宙人が地球を襲撃した当日のニューヨークのパニックをキャストを一新して描いています。 作品情報 2024年米国映画 監督:マイケル・サルノスキ 出演:ルピタ・ニョンゴ、ジョセフ・クイン、アレックス・ウルフ 上映時間100分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:ブルク13 2024年劇場鑑賞241本…
1999年のタイを舞台に、それまでずっと一緒だった双子の女子中学生が、初恋に落ちたことで大人への階段を上っていく物語。タイの田園風景は異国なのにどこか懐かしく、切なく悶え死にそうなストーリーとともに、僕の心に突き刺さりました。 作品情報 2023年タイ映画 監督:ワンウェーウ・ホンウィワット、ウェーウワン・ホンウィワット 出演:ティティヤー・ジラポーンシン、アンソニー・ブイサレート、スパクソーン・…
韓国の名匠、ホン・サンス監督の新作で、彼の作品で初めて寝ないでみられた。体調を整えて臨んだかいがありました(笑)。 作品情報 2022年韓国映画 監督:ホン・サンス 出演:クォン・ヘヒョ、イ・ヘヨン、ソン・ソンミ 上映時間97分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:シネマジャック&ベティ 2024年劇場鑑賞239本
父親を事故で失った高校生の喪失感と行き場のない怒りを描いたフランス映画。高校生はゲイでベッドシーンも多く、さすがフランスの高校生は進んでいると本筋とは若干ずれたことを思ってみていました。 作品情報 2022年フランス映画 監督:クリストフ・オノレ 出演:ポール・キルシェ、ジュリエット・ビノシュ、ヴァンサン・ラコスト 上映時間122分 評価:★★(五段階) 観賞場所:シネマジャック&ベティ 2024…
チェンソーマンの藤本タツキの短編漫画を、押山清高が監督、脚本、キャラクターデザインを1人で手掛けてアニメ化。創作者にとって非常にエモい作品で世評が高いのがわかるのですけど、特典で配られた漫画と登場人物の苗字が違うのはなぜだろう。 作品情報 2024年日本映画アニメ 監督:押山清高 声の出演:河合優実、吉田美月喜 上映時間58分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ川崎 2024年劇場鑑…
M・ナイト・シャマランの娘のイシャナ・ナイト・シャマランの監督デビュー作で、父親は制作に回ってます。作風はかなり影響されてると思いました。賛否両論のようですけど、個人的には雰囲気は悪くなかったと思います。ややネタばれの感想を。 作品情報 2024年アメリカ映画 監督:イシャナ・ナイト・シャマラン 出演:ダコタ・ファニング、オルウェン・フエレ、オリヴァー・フィネガン 上映時間102分 評価:★★★…
環境保護のためテキサスの石油パイプラインを爆破させようとする若者たちを描いたサスペンス。アメリカ映画にしては珍しく、テロリストを主人公にした作品です。配給のネオンは「パラサイト 半地下の家族」「逆転のトライアングル」「落下の解剖学」と小規模ながら尖ったラインナップの会社で、さすがの眼力。 作品情報 2022年アメリカ映画 監督:ダニエル・ゴールドハーバー 出演:アリエラ・ベアラー、サッシャ・…
英国のシンドラーと呼ばれ、669人のユダヤ人の子どもを救った実在のエピソードの映画化。「関心領域」「フィリップ」と違って王道的な描き方でした。 作品情報 2023年イギリス映画 監督:ジェームズ・ホーズ 出演:アンソニー・ホプキンス、ジョニー・フリン、ヘレナ・ボナム・カーター 上映時109分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:ヒューマントラストシネマ有楽町 2024年劇場鑑賞234本
柚月裕子原作の警察ミステリーですが、まさかこういう方向にならないよなというよくあるパターンになってしまったのは残念。配役もちょっとネタばれっぽくなってしまって。 作品情報 2023年日本映画 監督:原廣利 出演:杉咲花、萩原利久、安田顕 上映時119分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ川崎 2024年劇場鑑賞233本
10世紀のインドを舞台にした豪華絢爛の史劇「PS1 黄金の河」の続編。全編に比べて派手なアクションが少なかったのが残念。史劇だけあって、史実通りに思わぬ人が途中退場するなどインド古代史を知らない分、驚きはありました。 作品情報 2023年インド映画 監督:マニラトナム 出演:ヴィクラム、ジェヤム・ラヴィ、アイシュ…