【主な乗り物:「関越高速バス」池袋-新潟線】 昭和60年頃の白昼のことだったと思う。新目白通りで、白地に緑のストライプが目立つ新潟交通のバスとすれ違った。背…
旅日記・紀行文が主体です。長距離高速バスや鉄道の一人旅が好みですが、その他日々のつれづれも。
高速バスと鉄道で、四季折々の日本の風土と、その地に生きる人々の姿に思いを馳せながら、ひと通り48都道府県をめぐりました。「思い出のバス紀行」「鉄路遥かなり」「高速バス風土記」は日本各地を回った旅の懐かしい思い出を、「愛車放浪記」は家族とのドライブを綴りました。「ある医療現場の素描」は僕の仕事のこぼれ話などです。 長文が多いのですが、内田百間・宮脇俊三のファンですので御容赦下さい(笑)
今はなき東野交通高速バス浜松町-真岡・益子・茂木線で黄昏の東北道をミニ・ドライブ
茂木行きの高速バスは、定刻16時に、浜松町バスターミナルを発車した。 首都高速1号線の高架が覆い被さって、昼でも仄暗い海岸通りを北上し、新橋駅の近くで内堀通…
子供の頃から時刻表を読むのが好きだった。小学4年生で鉄道ファンになってから、50歳を過ぎた現在に至るまで変わることがない。世の中にも時刻表のファンがいて、毎月…
メルセデス・ベンツに乗りたくなった。 1926年に設立された世界最古の自動車会社であるベンツ&シー・ライニッシェ・ガスモトーレン・ファブリークとダイムラー・モ…
岐阜の街の佇まいが、何となく好きだったことがある。 これといった特徴がある訳ではないけれど、名古屋鉄道岐阜市内線の真っ赤な路面電車が走っていた頃は、金華山を…
カブトガニ号で消えた井笠鉄道を偲ぶ~旅の終わりはサンライズ出雲で285系初体験~
長年、高速バスが好きで過ごしていると、たった1つの路線が心を捉えて離さなくなることがある。バスに揺られているだけで幸せを感じてしまう人種なので、東京からずらり…
「ブログリーダー」を活用して、ごんたさんをフォローしませんか?
【主な乗り物:「関越高速バス」池袋-新潟線】 昭和60年頃の白昼のことだったと思う。新目白通りで、白地に緑のストライプが目立つ新潟交通のバスとすれ違った。背…
【主な乗り物:特急「白山」、特急「はくたか」、急行「妙高」】僕が小学校高学年になると、年に1~2回ほど、父が金沢に連れて行ってくれるようになった。実家のある長…
「関東のりもの風土記」、お楽しみいただけたでしょうか。 僕は40年近くも東京に住んでいますので、関東の乗り物を体験する頻度が高いのは想定内でしたが、まさか66…
【主な乗り物:高速バス東京-境町線、高速バス東京・新宿-伊勢崎線、境町自動運転バス、朝日自動車バス東武動物公園-境町線、東武特急電車「りょうもう」】 東京駅…
【主な乗り物:京浜急行リムジンバス「空91系統」羽田空港-横浜線、東京空港交通バス羽田空港-中野・練馬線、東急バス「反01系統」、横浜市営バス「7系統」、東京…
【主な乗り物:高速バス渋谷-軽井沢・草津温泉線、JRバス関東長野原-草津温泉線】 渋谷マークシティバスターミナルを定刻9時35分に発車した軽井沢・草津温泉行…
【主な乗り物:小田急バス「宿44系統」、ちゅうばす「是政循環」、京王バス「寺91系統」、西武多摩川線、西武国分寺線、西武新宿線、特急「小江戸」】 令和28年9…
【主な乗り物:高速バス「マロニエ東京」号、「マロニエ新宿」号】 平成28年11月の休日の朝、僕は、晩秋とは思えないほどの鮮烈な日差しが真上から照りつけている…
【主な乗り物:高速バス品川・羽田空港-大多喜線、新宿-木更津線、いすみ鉄道、小湊鉄道】 夜を徹して東海道を上ってきた寝台特急「サンライズ出雲」が、終点の東京…
【主な乗り物:東武鉄道特急「しもつけ」、東京地下鉄銀座線】 浅草から東武電車に乗る時は、いつも心が弾む。 もちろん、浅草と言う街が魅力的であるのも間違いないが…
【主な乗り物:京成「スカイライナー」、リムジンバス成田空港-新宿線】 人間は速さに憧れる生き物である。陸上競技のアスリートは秒単位で競い合い、乗り物でも、超音…
【主な乗り物:多摩動物公園ライオンバス】 多摩動物公園のライオンバスのことを初めて知ったのは、幼少時代に読んだ絵本だったと記憶している。青と白のツートンカラー…
【主な乗り物:東武東上線「TJライナー」、秩父鉄道、西武特急「ちちぶ」】池袋駅の構内に足を踏み入れると、どことなく違和感に戸惑うことが少なくない。30年前に上…
【主な乗り物:つくばエクスプレス線快速電車】 東京が急に暖かくなって、観測史上2番目という早咲きの桜が満開になっていた、平成25年の3月末の平日のこと、南風に…
【主な乗り物:高速バス新宿-千葉・鎌取・土気線】 早暁6時台の新宿駅に着いた時、辺りはまだ薄暗かった。ところが、新宿西口高速バスターミナルに足を運ぶと、寝起き…
【主な乗り物:高速バス東京-ユーカリが丘線「マイタウン・ダイレクトバス」、京成本線・東葉高速鉄道・JR京葉線】 東京駅八重洲口前停留所を定刻17時35分に発車…
【主な乗り物:高速バス東京-白子線、千葉-白子急行線「サンライズライナー」】 ふと、海を見たくなった。 山国で育った僕には、海への憧れがある。東京湾岸の埋め…
【主な乗り物:高速バス「もみじ」号、路線バス塩原温泉-上三依塩原駅線、東武鉄道・野岩鉄道直通快速電車】 平成19年2月の日曜日の朝、塩原温泉行き高速バス「も…
【主な乗り物:高速バス横浜・羽田空港-茂原線、リムジンバス羽田空港-大網線】平成15年3月に、京浜急行バスと小湊鉄道バスが、横浜駅と茂原駅を結ぶ高速バスを開業…
【主な乗り物:高速バス「足利わたらせ」号、特急「日光」】 平成18年の秋の週末、僕は東京駅を14時に発った足利行きの高速バス「足利わたらせ」号に乗っていた。…
夜行快速列車「ムーンライト信州」は、定刻23時54分に新宿駅10番線を発車した。日中からどんよりと雲が垂れ込めて蒸し暑かった、平成28年7月中旬の週末の夜であ…
(「蒼き山なみを越えて 第64章 平成27年 北陸新幹線『はくたか』~前編~」 の続きです)小松空港で金沢カレーを食べたおかげで、次の金沢行きリムジンバスの発…
新宿駅西口地下街にあるカレー専門店「イマサ」は、馴染みの店である。30年も前の話であるが、僕が通った昭和大学教養学部が富士吉田市にあり、新宿西口高速バスターミ…
信州の高速バスや鉄道の思い出を綴りながら、昭和から平成の後期までたどってきた「蒼き山なみを越えて」シリーズですが、ここで1回、時を巻き戻して、昭和59年の汽車…
週末の三宮の高速バスターミナルは混雑していた。 乗り場の隅に佇んでいる僕の視界に、次から次へと様々な人々が現れては消えていくが、大半は、互いに言葉を交わすわけ…
(「蒼き山なみを越えて 第62章 平成25年 快速『信越リレー妙高』~中編~」 の続きです)平成25年の5月に常磐線不通区間の北端である相馬駅や原ノ町駅を訪れ…
(「蒼き山なみを越えて 第62章 平成25年 快速「信越リレー妙高」~前編~」 の続きです)平成25年11月初旬の連休に、金沢から長野を経由して前橋で1泊した…
蛍の光は 遠い日の送り火か小さく見える景色は 陽炎か出会いも別れも夕暮れに預けたら自分の影を探しに 西へ行くああ 日本のどこかに私を待ってる人がいるいい日旅立…
金沢市内の病院に母を見舞い、意外と元気そうな様子に安堵して、金沢駅に戻ったのは、日曜日の午後4時過ぎだった。予約した東京行き夜行高速バスの時間まで、かなりの時…
夜も深まった千葉中央駅は人影も少なく、静まり返っていた。昼から降り続く雨に濡れた路面が、街灯の光を反射して鈍く輝いている。 平成25年10月の夜である。僕は…
平成25年9月上旬の日曜日の話をしたい。夜勤明けだったので、慌ただしく自宅に帰って妻と一憩すると、腕時計を気にしながら、再び自宅を飛び出した。 当時の僕と妻…
平成20年の7月の週末のこと、立川駅で中央線快速電車を降りた僕は、北口のバス乗り場に歩を運んだ。ペデストリアン・デッキに出ると、真夏の太陽の眩しさにくらくらし…
昭和30年代から50年代にかけて、帰省バスが全国を走り回っていた時期があった。お盆や年末年始などの多客期に、殺人的な混雑を呈していた鉄道を補完して、地方から大…
新宿駅西口高速バスターミナルが面した狭隘な路地を抜け出したバスは、高層ビル街を抜けて甲州街道から山手通りに右折し、一路信州を目指して走り始めた。 関越自動車…
平成18年の真夏に、珍しい旅をした。埼玉県のさいたま新都心から仙台へ向かう昼行高速バス、仙台から前橋・高崎へ向かう夜行高速バス、前橋から新潟へ向かう昼行高速バ…
東京駅八重洲南口高速バスターミナルは、広い敷地が狭く感じる程の人出だった。前日は首都圏に雪が降り、東京都内でも数センチの積雪が見られたが、この日はすっかり晴れ…
年末に「中央道特急バス」名古屋-長野線で帰省した僕は、平成18年の正月が明けると、13時05分に長野駅を発車する中部国際空港行きのリムジンバスに乗り込んだ。 …
もうじき日付が変わる頃合いに、東京駅八重洲南口バスターミナルに足を踏み入れると、何台もバスを連ねた23時40分発の名古屋行き「ドリームなごや」3号と、同時発車…
浅草駅を16時20分に発った東武鉄道の特急「りょうもう」号は、時刻表通りの17時25分に館林駅に滑り込んだ。東武鉄道の特急電車と言えば、浅草と日光や鬼怒川を結…
僕の故郷信州と、志賀高原や白根火山を隔てた草津温泉は、首都圏から様々な高速バスで結ばれている。 信州にも温泉は数あれど、高速バスで他県と直結しているのは、「中…