オレこと谷川つばめはこの身長11センチの体で荒地を走り続けていた。ニートESPは自分の身体には使用できないのだ。この場は自力で走るしかない。オレはニートアマテラスを脱出し、地面に叩きつけられた直後から全速力で走り続けた。走るのが苦手だった自分がウソのようだ。早
あたしはタブレット端末を見ていた。有名動画サイトによるとイーストアイズのゲリラライブがもうすぐ開始するとの表示が出ている。アクセス数もとんでもない数字だ。ゲリラキャンプが慌ただしく動き出す。こちらは敵に地雷原を突破されたら完全におしまいといったシステムだ
オレこと谷川つばめは延々と続く暗い地下道を走り続けていた。今はもう使われていない本国と経済破綻した某国とを繋ぐ地下トンネルである。結局一度も利用されることがなかった地下トンネル。瓦礫の山でただでさえ進むのはかなり難しく、ガスが充満しておりそれなりの装備な
ここまでの脱出はあたしのパートナー、谷川つばめ君の力によるところが大きい。つばめ君がアイドルオタであたしに協力的で更には強力なエスパーニートでなければ今回の成功はなかっただろう。ニートアマテラスの爆発的な運動能力は彼のニートESPなしには得られない。脱出の時
オレこと谷川つばめは人生においてもはやクタクタだった。毎日毎日1キロ以上の距離を走らされ、25メートルを泳がされた。普通に距離を聞くと全然大したことがないと思うかもしれないが、今のオレは身長11センチなのだ。普通の人間のサイズに直すと走るのが15キロで泳ぐのが32
あたし、桃天華子はもう半年以上、毎日ニートエスパートレーニングを続けていた。略してNETである。昔のアイドル時代に匹敵するハードなメニューであり、こんなことになるのだったらそのままアイドルでいたらよかったとも思える程の厳しい境遇であった。しかし森住ドールへの
谷川つばめことオレはここ数日間、小型犬を運ぶカゴに入れられて、いろいろなところを移動していた。ナノニートであるオレが部屋から連れ出されるなんてかなり異例のことだった。事情は全くもってよく分からない。まぁオレがニートである以上行き先を詳しく教えてくれること
その時のあたしはライブが終わって定例のお友達が集まる飲み会に参加中だった。でも本当はこの中途半端な人間達が集まる飲み会に飽き飽きしていた。昔人気があったテレビ局の社員、ヒット作が微妙な漫画家、担当した番組だけは有名な放送作家、イラストレーターとモデルの中
高校で不登校になった。その後、大検に合格し、どうにか大学生になった。大学ではかろうじて登校を続け、4年生になり就職活動を行ったが見事に採用されず、就職のために更に1年間留年し、死に物狂いで頑張ったが全て最初の面接で落とされた。オレにとってはもはや面接で落ち
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