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アヴァンギャルド精神世界 https://blog.goo.ne.jp/naitoukonan

冥想により、限りなき知性と底知れぬ優しさを。この世はドリームでもあり、リアルでもあり。

本当のなつかしさ、本当のやさしさ、そういったしみじみとしたものだけが好みです。 気になるもの 錬金術、冥想、瞑想、オカルト、坐禅、気功、ヨーガ、オーパーツ、超能力、霊能力、前世記憶、PTSD、トラウマ、修験道、アトランティス、レムリア、ケルト、クンダリーニ,チャクラ、洗脳、情報操作、テレビっ子、個人主義、疎外、おひとり様、悟り世代、アセンション、無私、敬虔、清貧

naitoukonan
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2013/11/11

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  • ネガティブ予言の読み方-5

    ◎不浄観から自殺へネガティブ予言を奉ずる教団は多く、ネガティブなヴィジョンを観想させる冥想手法もある。大本神諭や日月神示、黙示録、ラグナロークなどを読んでその内容について瞑想するなどは、そうした観想法の一種と見ることもできる。そうした教団に限らないが、個人がネガティブ予言を信じて生きれば、20年30年単位での長期での生活水準の向上や生活環境の改善などはあまりやらないことになりがちである。具体的には、住宅ローンを組んで住宅を取得する、結婚して家庭を作り子供を設けて子供を大学までは出してやるといった類のことである。そして悲観的な将来の人生に希望が持てなければ、自殺までしてしまうことがある。ある時釈迦は、不浄観の冥想のすばらしさについての説法を行い、比丘たちの胸に迫った。不浄観とは、自分や他人の生きた身体が腐敗・白骨...ネガティブ予言の読み方-5

  • ネガティブ予言の読み方-4

    ◎最近のネガティブ予言SNSの中には、地震、戦乱、疫病などネガティブ予言ばかり並べたサイトがある。そうしたサイトの大方は、恐怖をあることには熱心だが、あまり人間の覚醒方面には熱心とは言えないもので、どうかと思われるものが多い。生き延びること、危険地域からの避難や食料品などの備蓄を勧めるが、人の生き方そのものを革正しようとの動きはあまり饒舌ではない。人類の立替立直しは、破壊と復興。破壊はノアで復興がナオ。破壊だけ、立替えだけなら人類は絶滅する。復興するのは、神仏を知っている人々であって、今の時代のように神仏をほとんどの人が知らない人々ではないだろう。人心は、科学が進むにつれて、狡猾、飽食、淫蕩、金銭欲、他者への怒り、怠惰、虚栄、傲慢の程度が増し、ますます住みにくく、生きづらい時代となった。今の時代は思想、信教の自...ネガティブ予言の読み方-4

  • ネガティブ予言の読み方-3

    ◎ネガティブ予言における人類の生存確率出口王仁三郎が2、3%と見ているのは、知られていたが、過去ログでババジ予言も似たようなレベルの部分がある。1979年7月のババジ予言。『全体に及ぶ革命の余波で、大小に関わらず容赦される国はない。ある国々は完全に消滅し、何の形跡も残すまい。国によっては、3~5%の人口が容赦され生き延びるだろう。(中略)現在、悪鬼のような影響が人類を巻き込んできた。人は争い、むさぼり合い、互いを破滅させようとするだろう。まず破壊が来る。それから小康が訪れ、平和に至るだろう。ある国々は完全に破壊される。』(ババジ伝/ラデシャム/森北出版P230から引用)世界戦争があり、天変地異があり、世界的に武装解除を申し合わせる時期があり、それから至福千年の時代だが、万人が安閑として次の時代に入れるわけでなく...ネガティブ予言の読み方-3

  • ネガティブ予言の読み方-2

    ◎ネガティブ予言は必ず外れることと実現時期ネガティブ予言は時期も含め世に出た瞬間に、予言した時点と状況が異なってしまうことから厳密に言えば必ず外れる。だがメイン・シナリオとサブストーリーというのがあり、サブストーリーは変化し外れるが、メイン・シナリオはそうそう変わらないのではないかと思う。日本が日米開戦したのは昭和16年だが、昭和10年に日米開戦を大見出しで打った新聞が出た。これを見た出口王仁三郎が、「これはいかん。神様はちょこっと内容を変えてしまう」、というようなことをつぶやいている。この見出しは典型的なネガティブ予言だが、実際に記事になったことで将来の日米戦の時期や内容に影響を与え、変えてしまったのだ。また予言の実現時期は、「いまここ」の説明で出てくるのだが、この世の事象は、昔の映画のフィルムのような隙間付...ネガティブ予言の読み方-2

  • ネガティブ予言の読み方-1

    ◎ネガティブ予言の真贋コロナの流行もそろそろ発生から約2年。人々の内向きになった心的エネルギーは、冥想に向かうかと思いきや、依然としてパンと見せ物に向かっている。こうした中で嘘やでっち上げも含めたネガティブ予言が花盛りである。1.ネガティブ予言の真贋ネガティブ予言は、イエス・キリストの世の終わりの幻視から、黙示録、北欧神話、聖徳太子未来記、ノストラダムスの百詩篇、大本神諭、日月神示など枚挙に暇はない。その中で真贋を見分けるには、その予言がどこから来たかによる。人間には個人的無意識、家系の無意識、出身故郷の無意識、国の無意識、東洋的無意識、人類としての無意識など無数の段階レベルがあり、夢やトランス、深い瞑想状態により、それが意識化されることがある。その意識化の程度は「神が許し給うたか否か」による。要するに何を見た...ネガティブ予言の読み方-1

  • 人が神仏に成ることの受け入れ難さ

    ◎無神論と地獄の亡者の行動パターン密教では、人が仏に成ることそのものを認めており、即身成仏などという。密教以外の宗教では、なかなか人が神に成ることは、組織宗教として差し障りがあるせいか、教義的に問題があるせいかなかなか認めるものではない。密教では大日如来があらゆる諸仏菩薩の本地大元であり、理論的にはこれとの合体が即身成仏。だがそのことをそのものズバリで書いているものは、不勉強のせいかお目にかかったことはない。軍荼利とはクンダリーニのことであって、密教の一部。ダンテス・ダイジは、クンダリーニ上昇の説明の中で、人が神(仏)に成ることを、中心太陽への突入であるとさらりと示唆している。道教の太乙金華宗旨でも中心太陽への突入こそメイン・イベントであることが示されている。禅では、仏と合体するなどということは言わないが、段階...人が神仏に成ることの受け入れ難さ

  • うきわれをさびしがらせよ秋の寺

    ◎ばせをのさび、五と二9月23日は彼岸の中日なのに最高気温32度で、今日も30度越えが見込まれる異常気象。季節の変わり目はそれでなくとも身体の不調が出やすいが、長袖半袖のこまめな着替えだけでは身体の方がどうにも追いつかないということはある。「うきわれをさびしがらせよ秋の寺」の一句は、伊勢長島大智院に松尾芭蕉の真筆になるものと伝わる。解説本だと芭蕉は、旅から旅を繰り返していたので、旅の「ものうさ」が「うきわれ」の根底に流れているなどと書いてある。それもそうかもしれないが、覚者特有の絶対的に透徹した孤独感が「うき」であり、「さび」なのだろうと思う。それはどこから来るかと言えば、覚者の生きる二重のリアリティ、すなわち個人でありながら神仏を生きるところから来るのだろうと思う。それはなぜかと言えば、人は七つの身体でできて...うきわれをさびしがらせよ秋の寺

  • 禅僧山本玄峰

    ◎戦中戦後の首相の相談相手山本玄峰は、終戦勅語の「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び・・・・」の文句を授けた人として知られる。彼は、捨て子として出生。若くして失明しかけたのをきっかけに、四国遍路中に寺のお世話になり、その後必死に修行して開悟。戦中も戦後も要人の相談相手であって、妙心寺派管長までやった。血盟団事件の井上日召と、武装共産党のリーダー田中清玄の二人を帰依させたことでも知られる。ところが、ダンテス・ダイジの山本玄峰評は辛い。昭和36年山本玄峰は、辞世として「これで浮世狂言も終わりだ」と言って、自分で息を止めて臨終したが、終わるはずもない浮世狂言が終わるとは、これこそ浮世狂言ではないかと喝破している(アメジスト・タブレット・プロローグP113)。浮世狂言のある世界と、そもそも浮世狂言のない世界がある。浮世狂言...禅僧山本玄峰

  • ウルカヌス

    ◎太陰、黒い太陽からサラマンダー昨夜は中秋の名月だった。地平線近くに巨大な月が上がり、見る者をして、“冷”を感じさせられる。冷えは、わびさびに連なる重要な感覚。物質レベルではない重要な天体としては、出口王仁三郎の太陰があって、また洋の東西を問わず黒い太陽がある。一方西洋錬金術にはウルカヌスがある。ウルカヌスは、水星の更に太陽に近い内側を公転するとされる惑星。19世紀にアマチュア天文学者のエドモン・モデスト・レスカルボーがウルカヌス(バルカン)を発見したと報告する騒ぎがあったりしたが、以後は、想像上の惑星とされた。ところが、ウルカヌスは、ローマ神話に登場する火の神ムルキベル。ギリシア神話では鍛冶神ヘーパイストス。ところがそれ以前の17世紀の錬金術書「逃げるアタランタ」の図版XXIXの寸鉄詩(短い説明文)は以下のと...ウルカヌス

  • 女性をリスペクトし対等に見る

    ◎対等に扱わなければイエス様も救いに来ないYoutubeでOSHOバグワンを検索すると野良動画がいくつか挙がって来る。その一つを設定で字幕日本語にすると、彼の講話が独特のゆっくりした間合いのままに意味がとれるのは、文明の進展を感じさせられる。同時に彼の話す内容の半分も理解できている人は、相当なレベルにある、と今でも思う。OSHOバグワンが初めてアメリカで投獄された時に、一人の敬虔らしいキリスト教徒と同房になった。彼はキリストを信じていさえすれば、何でもしたいことをしてよい、それで最後の審判の日にイエスが現れて救われるのだと信じていた。日本にも〇〇を信じていさえすれば救われるのだと説く宗教も信者たちも、時に見かけるものである。このキリスト教徒は、聖書をベッドの上に置き、床にひざまずき、聖書の上に頭を載せて祈りを捧...女性をリスペクトし対等に見る

  • 御霊みずから言い難き歎きをもって

    ◎自力の祈りから他力の祈りへ新約聖書にも自力が他力に転換する風の記載がある。『我らは如何に祈るべきかを知らざれども、御霊(みたま)みずから言い難き歎きをもってわれらの弱きを助けたもう。』(ローマ人への手紙第八章二六節)聖霊はとても意味が広いが、ここでは言い難い嘆き、切なるうめき、あるいは大悲として、我々をアシストして、神の恩寵と愛に満たされた祈りに転ずることをサポートする。自力の祈りが、聖霊の御力によって他力となったのである。このことが発生した人間にとって、阿弥陀仏あるいは御霊がアシストしてくれたという感触があるというのは、宗派の違いを超えて特徴的である。愛の宗教の特徴か。御霊みずから言い難き歎きをもって

  • 天国よりも素晴らしいこと

    ◎人が神仏になることとの不連続宗教体験の極みを、イエスを見た、釈迦を見たということに収斂すれば、却って真相がわからなくなるということがある。イエスも釈迦も大悟する直前にこの世のすべてを与えるみたいな誘惑を受けたが、それを退けた。つまり天国に進むことでは納得しなかったのだ。この点は結構重要なポイントで、世界が実体のない夢や幻のようなものであることを実体験する(色即是空)ということは、天国も夢や幻、地獄もかげろうのようなものであるとわかるということ。その時点で、自己実現だ、願望成就だなどというこの世的な指向は意味を為さなくなるということは想像できる。だからその次の段階だとされる、宇宙全体と自分の合一、神化、神人合一、入我我入を希望するとなどの気持ちは論理的には発生するものではないと思う。宗教的経験とは、実は天国と地...天国よりも素晴らしいこと

  • 自然法爾、ある逆転

    ◎世界にあるものみな南無阿弥陀仏のご恩個人が世界全体になることを、逆転という。浄土系の宗派で、南無阿弥陀仏と唱えれば、自力が他力に転換するなどというが、そんなことが起きるものかと疑問に思ったりする。そこで親鸞86歳の書簡に自然法爾(じねんほうに)という言葉が出てくる。『自然というのは、自ずからということで、人間の意思ではない。「然」というのは、そうさせられるということ。そうさせられるということは、人間の意思ではなく、如来の御誓だから、法爾という。云々』個人の意思が無くなり、全体である如来の誓いに転換する。世界は、狭い個人の筒から見ていたスモール・ヴィジョンから、すべてのすべてである巨視なるパノラマに変わってしまう。その逆転の体験は、一般にはすんなり入っていけるものではないから、阿弥陀仏だと言い、そうさせられると...自然法爾、ある逆転

  • 地上の欲望による堂々巡りのトリックを実感する度合い

    ◎自分自身を想い出し始める-発心『夢想することもできないだろうが、君自身は、すべてと、すべてのすべてとを知り尽くしている。けれども、それも又、どうということはない。人は、完璧に、地上にいて、地上にいないのがいい。地上の欲望による堂々巡りのトリックを実感する度合いに応じて、君は、君自身を想い出し始める。』(アメジスト・タブレット・プロローグ/ダンテス・ダイジ/森北出版P97-98から引用)「すべてと、すべてのすべてとを知り尽くしていることも夢想すらできない」とは、禅僧道元の唱える修行も悟りも同じであるということ。すべては修行、すべてのすべてが悟り。夢想でもできていれば、こんな社会になってはいまい。「すべてと、すべてのすべてとを知り尽くしていることも、どうってことはない」と語れるのは大悟覚醒を経た者のみであって、未...地上の欲望による堂々巡りのトリックを実感する度合い

  • 彼女に勝利する者には処女を与え、敗北したら死を与える

    ◎マイアーの逃げるアタランタ-序言逃げるアタランタとは、徒競走で彼女に勝利する者には、処女を与えるが、敗北した者には、死を与える話。彼女がアタランタ。何人もの男性アスリートが彼女にチャレンジしていったが、彼女の猛烈な逃げ足(フーガ:遁走曲。図版にフーガの譜面がつけてある)に何人もの益荒男が死の苦杯をなめた。英明なチャレンジャー、ヒッポメネスは、重要な三回の山場で適切に黄金の林檎を投げ、これをアタランタに拾わせることでその都度リードを保ち、1位でゴールすることができた。このモチーフは、黄泉平坂で三度桃を投げた素戔嗚尊と同じ。ケルトにも似た伝承がある。逃げるアタランタ-序言によれば、アタランタの処女とは賢者のメルクリウスであって、これをゲットするとは、彼と彼女の愛の交歓の結果、獅子に変身することで、赤色を得るという...彼女に勝利する者には処女を与え、敗北したら死を与える

  • 宗教がタブーな日本から

    ◎善悪の基準が混乱し、むしろ悪に傾く日本宗教産業は盛んだが、宗教そのものを外で語ることはタブーとされる日本。アメリカのTVドラマを見ると日曜日に教会に行くかなどという会話が何気なく入る。一方日本では、ソウシャルな場面では、政治と宗教の話はしないのがマナー。おまけにブログやSNSでもわかるが、神仏に係わる本当のところをわきまえた人はほとんどいない。宗教産業の従事者や管理者であっても、本当のところをわきまえた人はほとんどいないのが実情。こんな塩梅で、本当に万人が神仏を知っている千年王国、みろくの世はどこに来るのかと訝しく思う。これは、日本人全体の通念が拝金主義、物質主義、利己主義に傾き過ぎた結果であり、OSHOバグワン、クリシュナムルティはこれを嫌って、一度も来日しなかった。利己の反対は、滅私の自己犠牲だが、戦中の...宗教がタブーな日本から

  • 人間の自我を消滅させる方法

    ◎人間自我が消滅した結果この世を生きていると最初はまあまあで、徐々に老いや病気が忍び寄る。宗教はそうしたままならぬ事への解決であるはずだが、経典を読み進めると、意外や、世間知でガチガチになった頭には理解できない言葉が並んでいるもの。『人間自我は、全面的な絶望の、その極限においても消滅する。だが、これは努力して到達するような、シロモノではないし、努力しないで到達するようなシロモノでもない人間自我が消滅すれば、何もかもが消滅する。そしたら、君はどうすりゃいいんだ?どうする必要もなく、至福は、ただ、生きている。』(アメジスト・タブレット・プロローグ/ダンテス・ダイジ/森北出版P126-127から引用)ままならぬ事情、環境に囲まれて、ともすれば生きて行くだけでも精一杯な、国民総貧困化の日本。人間自我が消滅すれば、自分も...人間の自我を消滅させる方法

  • マイアーの逃げるアタランタ-メモ

    ◎師の存在と師の名前を明かさないマイアーの逃げるアタランタのエンブレムは全部で50枚。これは、25の倍数であるところが正統っぽいところである。チベット密教と同じく錬金術も観想につぐ観想の冥想修行と思われるのだが、この本の注解者デ・ヨングもこれらの図版が「神秘的観照」の材料であったろうと見ている。特徴的なのが、観想と並行して、物理的錬金作業が事上磨錬という修行として存在していたらしいこと。これは、禅であれば、作務が該当する。中国に入国してまもない道元が、寺の食材買い付け係を、修行ができなくて残念だと考えていたのを、後にその考えを改めるのだが、洋の東西を問わず実作業も重要な修行の一部である。それと西洋錬金術では、あまり師の存在と師の名前を明かさない点は特徴である。キリスト教の蔭に隠れた秘教だったのだ。真理を語る者は...マイアーの逃げるアタランタ-メモ

  • 薔薇十字団が表に出る時

    ◎人類を死のあやまちから救い出そうとする正統派キリスト教は、太母なしの実質二位一体だが、それでも過去2千年ユーラシアの西側と米大陸の篤信者達の期待を裏切ることはなかった。神に至るべき者は、神に至り得たのだ。薔薇十字団は、17世紀ドイツでその存在を知られることになった。文豪ゲーテは、十字架に薔薇をかけたのは誰かといぶかった。薔薇は窮極のシンボルだが、十字架の交点にも元々窮極の意味はある。Wikipediaの「薔薇十字団」によれば、『1623年には、フランスはパリの街中に、「我ら薔薇十字団の筆頭協会の代表は、賢者が帰依する、いと高き者の恩寵により、目に見える姿と目に見えない姿で、当市内に滞在している。われらは、本も記号も用いることなく滞在しようとする国々の言葉を自在に操る方法を教え導き、我々の同胞である人類を死のあ...薔薇十字団が表に出る時

  • わからずやさん達

    ◎批判も誤解も敵意も恐れないが弁明もせず一休が、釈迦をいたづら君と称する時、釈迦の虚偽性を批判している。いわゆる宗教、いわゆる国家などというものは、狡猾なる人間が構築したもので、真理の欠片もないからである。だから真に宗教的な人は、いかなる宗教にも属さない。だからこの仏教国家日本で、釈迦をまがいものだと評した途端に、一休はほとんどすべての日本人を敵に回すことになった。それが極端に出ると、日蓮の真言亡国、禅天魔、念仏無間、律国賊というような過激な表現となる。何にせよ、いつの時代でも真理を語った瞬間に世界中に敵を生み出すことになる。例えば、人はカルマを作るが、カルマが人を作るのではない。カルマを作らない者だけが覚醒するのだが、カルマを作らなければ、その人は輪廻転生することなく死んでいく。カルマを作れば、人はそのカルマ...わからずやさん達

  • 仏像好みの日本人と経典好みのチベット人

    ◎仏像と大蔵経日本では、仏教を一発で感覚的に理解するためには、仏像を思い仏像を拝礼する傾向がある。これに対し、チベット人は、仏像よりは、経典を拝礼する傾向がある。なぜならチベット人は、書物は仏像よりも神聖であると考えているから。それは、大蔵経の開版の頻度において顕著であって、人口も多く物資も乏しくない日本では、大蔵経の開版は、そう何度も行われているわけでないが、人口も少なく物資も乏しいチベットでは、ほぼ全人口の半分を動員する労力の必要な大蔵経の開版を頻繁に行っている由。仏教学者中村元は、その理由を大蔵経は、チベットではチベット語で書かれ、チベット人なら読めばわかる文書であるのに対し、日本では漢文なので、日本人は読んでも直にはわからないという理由であるとする。加えてチベット人は、経典に呪力を認めているとする。(以...仏像好みの日本人と経典好みのチベット人

  • テンチェン・レーマの解脱

    ◎食物がなくても水だけでしのぐ冥想修行テンチェン・レーマは、チベットのツァンのギュルモ地方の僧院で生まれた。両親も揃い5人いた子供のうちの一人の娘がレーマ。道教の仙人譚と同様に伝承されている話の半分以上は超能力奇譚なのだが、それを取り除いて彼女の求道の足取りを見ると次のようになる。13歳から読み書きを習った。14歳で残りの人生を山奥の祈祷所に籠って生活しようとしたが、両親が女の身ゆえこれを心配し、依然として知識を学ぶ生活を続けた。レーマが般若八千頌を読んで、輪廻も涅槃もあらゆる現象も夢のようで実体を欠いていることを理解し、おびただしい数の詩頌を作り始めたところ、師でもあった父は、多くの修行法の他、心を静止させる冥想法を授けた。彼女は、18歳から冥想中心の修行生活に入り、最初は故郷の街が見下ろせる洞窟に1年いたが...テンチェン・レーマの解脱

  • チョモ・メンモ埋蔵経を発掘する

    ◎あらゆる智恵を得て後も23年修行するチベットでは、埋蔵経を発掘するとよくいうのだが、それは、古い経典の復刻であって、その古い経典のオリジナルは、発見者の内面から出て来たもの。出口王仁三郎も万葉集も今の古事記ではないオリジナル古事記、原古事記の存在を指摘するが、出口王仁三郎は霊界物語こそ原古事記の復刻だと称する。チョモ・メンモは、13世紀の女性であって、108人いる埋蔵経発掘者の中の2人しかいない女性発掘者。チョモ・メンモは実父と継母の下で厳しく育てられていたが、13歳のある日、家畜を追っていた時に、近所のサルモ・ルン洞窟に足を滑らせてそのまま転落した。彼女が気がつくと洞窟の中には扉があり、入って見ると中には天の火葬場があり、中央には、金剛猪女(ヴァジュラ・ヴァーラーヒー)がいた。ヴァジュラ・ヴァーラーヒーは彼...チョモ・メンモ埋蔵経を発掘する

  • 禅の六祖恵能の死亡予告

    ◎個から全へ、心理から現実へ六祖恵能は、無学文盲で、寺の米搗(つ)き男から出た人物。先天二年7月8日、六祖恵能が弟子を集めて、『8月になったらこの世を去る。ついては、質問があるなら、すぐに尋ねるがよい。君たちのために疑いを晴らして、すっかり迷いをなくさせ、安楽にさせてあげよう。私か逝ってしまったなら、誰も君たちを教える人はないであろう。』と語ったところ、神会以外の弟子は全員泣き出した。六祖恵能は、『君たちが悲しみ泣くのは、私の行く先が分からないからであろう。もし私の行く先が分かれば、悲しみ泣くべきではない。一切万物の自性には、生減するとか去ったり来たりすることは本来ないのだ。』と説明した。人は死んだら、粗い四元素がまず崩壊し、最終的に肉体とエーテル体はなくなる。そしてアストラル体で中有(バルド)経由で、地獄へ行...禅の六祖恵能の死亡予告

  • 悟った後は、真理が人を追いかける

    ◎達磨の二入四行論達磨の二入四行論から。『まだ悟っていない時、人が真理(法)を追いかけるが、悟った後は、真理が人を追いかける。悟れば、心が現象を支配し、迷いにあれば、現象が心を支配する。』この言い方だと、悟った後も個人と真理(法)が別物であることを前提にしているように読める。だが、『真理が人を追いかける』とは、達磨大師の生活実感のようなものだから、詳述しなくともわかるだろうぐらいの気持ちが見えている。『悟れば、心が現象を支配』とは、超能力、神通力のことも言っているが、それ以前に彼らは、天意天命を生きるのであって、恣意を現実化するわけではない。七つの身体論で言えば、第六身体アートマン以降が悟り。第五身体コーザル体以前が迷い。悟った後は、真理が人を追いかける

  • ダンテス・ダイジの人類史観-6

    ◎人類史としてのまとめダンテス・ダイジの断簡の一つ「戯れに冥想を」では、彼は7万年前に地球へやってきたとある。それは21世紀の人類にとって、あまり重要ではなく、肝心なところは、今から1万2千年前のアトランティス滅亡によって、当時の支配的宗教だったアトランティス密教が世界に散っていったこと。そのアトランティス密教伝道チームは、エジプト、ギリシア、中米、北欧、日本などでそれぞれに神話、古伝承など、つまり旧約聖書、ゾーハル、北欧神話、エメラルド・タブレット、あるいはプラトンがアレクサンドリアの神官ソロンから聞いた伝承、古事記などを形成していった。このことは、1万2千年後の現代において、アトランティス黄金期を上回る至福千年が始まることを予定して、かの時代から布石を打っていたということ。アトランティス人は、感情・想像・記...ダンテス・ダイジの人類史観-6

  • ダンテス・ダイジの人類史観-5

    ◎パーフェクト・チェンジング・モメントダンテス・ダイジの老子狂言の続き。『どうやら、欲念相続としての現代人類は、知性理性を「知恵」にまで進化させ、全人的統合を果たさねばならぬらしい。それも、いかなるルールも方法も保証もなしで・・・私は私に直面しよう、知性を英知に変容せしめる何ものかを。あなたはあなたに直面しよう、理性を知恵に変容せしめるサムシングを。なぜなら欲望の遊戯に終わりはないだろうからなぜならマーヤのゲームに果てはないだろうから』(ダンテス・ダイジ/老子狂言から引用)欲念相続は、正念相続からの造語なのだろう。あらゆる欲望を繰り返し持ち続けるという意味、欲望の遊戯。『知性を英知に変容せしめる何ものか』、『理性を知恵に変容せしめるサムシング』の何ものかも、サムシングも、それを語った途端に嘘になるから言わない、...ダンテス・ダイジの人類史観-5

  • ダンテス・ダイジの人類史観-4

    ◎知性ゆえに誰もかれも死の安らぎを願っているダンテス・ダイジの老子狂言の続き。『現代西洋商工業都市文明の私達人類は、知性を中心として人間性の統合を果たさなければならない。ウサンクサイ、まやかしのオカルティズムや、単純な自然回帰という退行的願望や、センチメンタルな意味での愛情や友情やカウンター・カルチャーに逃げ込むことなぞできはしないのだ。だからこう言える。二〇世紀末の現代人は、その知性ゆえに誰もかれも死の安らぎを願っているのだと。これは決して異論ではない。花が花としての限界に来たとき、実が出てこざるをえない。それは、花にとっての絶体絶命の闇である以外になく、実にとっては新しい未知なる光明への第一歩なのだ。もっとも、知性・理性・自我の虚無ゆえに肉体的な意味で死んだとしても、そこに本当の安らぎなぞありはしない。それ...ダンテス・ダイジの人類史観-4

  • ダンテス・ダイジの人類史観-3

    ◎死ぬものとて何一つない未知なる国をわれは歩きぬダンテス・ダイジは、アトランティス大陸沈没後の紀元前九千年頃、彼は呪術師にして賢者ということで、当時のエジプトの年若き王子ネメシス四世の家庭教師であった。その日、ダンテス・ダイジは、ギリシア地方を、ネメシス四世とともに旅に出ていた。そしてアトランティス滅亡直前に流行した次の歌を口ずさむ。『死ぬものとて何一つない未知なる国をわれは歩きぬ----確かに私は、この国に生まれた。しかも私は、この国のものすべてが、何もかもが凍りついた見知らぬ獄舎となるのを見た。私が地獄なのだそれに間ちがいない。宇宙が地獄なのだそれに間ちがいない。私は宇宙のトラワレ人で頼るものなぞ何一つとてない。しかも私は生きている。一つの小っさな火が一つの夢を、一つの地獄を一つの天国をもたらす。一つのサク...ダンテス・ダイジの人類史観-3

  • ◎ダンテス・ダイジの人類史観-2

    ◎シリウスからエジプトへダンテス・ダイジの老子狂言の続き。『現代西洋文明の合理的理性から見た仮説としての人間観から人間進化を位置づけてみよう。そうするとレムリア人種は、意欲人間、アトランテス人種は、感情人間、現代西洋人種は、知性人間ということになろう。現代西洋人種とは、地理上の西洋・東洋を意味するのではなく、紀元前3120年以後の人類全体のことである。』ダンテス・ダイジの断簡を読んでいると、レムリアとは明示していないが、大聖者メルキゼデクの悲劇的最期が追憶の一節として登場し、またダンテス・ダイジが人馬合体の姿のケンタウロスであったことも出てくる。当時は、人間の肉体、あり方自体が現代人の想像もつかぬ有様だったのではないか。その延長線上に、彼自身の故郷であるらしいアルファ・ケンタウリ(地球から最も近い恒星、距離4....◎ダンテス・ダイジの人類史観-2

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