大本神歌-4
◎降る雨里迦の一時雨、木枯さへも加はりて(大意)敵であった唐国は、叢雲も砲烟弾雨も晴れ渡って一旦は日本の味方となったのだが、戦後処理の過程の中で、東の空との調整がうまく行かず、退くに退かれず結局開戦となる。戦端が開かれると、五十余億の軍資をも一年経ぬ束の間に、烟散霧消する大惨事。巨万の死亡者が発生し、農工商の産業も、次第次第に衰ろえて、青菜に塩の如く、あちこちで溜息が出るばかり。こんな時に、売国奴やら利己主義者も横行し、万時休す。日本は形としては、祖国を守りながら世界を救った姿となったが、まだまだ安心できぬと言っている最中に、アメリカから一発の暴風雨付きミサイルが、一つの国に空から炸裂。それは、山の尾根の紅葉も、果敢なく散らして、悲しげな鹿の泣く声が四方に立つことになる。ここに近代西欧文明は終わり、少々寂しい元...大本神歌-4
2021/10/31 03:36