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アヴァンギャルド精神世界 https://blog.goo.ne.jp/naitoukonan

冥想により、限りなき知性と底知れぬ優しさを。この世はドリームでもあり、リアルでもあり。

本当のなつかしさ、本当のやさしさ、そういったしみじみとしたものだけが好みです。 気になるもの 錬金術、冥想、瞑想、オカルト、坐禅、気功、ヨーガ、オーパーツ、超能力、霊能力、前世記憶、PTSD、トラウマ、修験道、アトランティス、レムリア、ケルト、クンダリーニ,チャクラ、洗脳、情報操作、テレビっ子、個人主義、疎外、おひとり様、悟り世代、アセンション、無私、敬虔、清貧

naitoukonan
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2013/11/11

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  • 宗教と科学の齟齬、本当の切り口

    ◎肉体物質世界だけ見ている科学法則ローマ教皇来日で、カトリック教会の言説に科学的でないものがあり、それを非科学的と批判する人もいる。曰く、聖母マリアは処女で子供を産んだ。曰く、イエスは死後三日目に洞窟の石扉を開けてどこかへ行ってしまった。曰く、キリスト教は、奇跡を聖者、聖人の認定証拠とする。科学は、その世界においての科学法則であり、存在する世界が異なれば、ある世界では通じる法則が他の世界では通じない。言語で表現できる世界もあれば、言語で表現できない世界もある。さて世界には、大別して七つの世界、七つの次元がある。七つの世界とは、肉体・物質の世界、エーテル体の世界、アストラル体の世界、メンタル体の世界、コーザル体の世界、アートマン、ニルヴァーナ。現今の科学、科学法則は、七つの世界のうち肉体・物質の世界に限定した科学...宗教と科学の齟齬、本当の切り口

  • 世界を創造したのは誰か

    ◎言葉、葦芽(あしかび)、一条の黒ずんだ焔宗教的な気分が高まったり、哲学的にものを考え始めると、世界を創造したのは誰かなどと考えだす。聖書では始めに言葉ありき、古事記では世界の始めに葦芽があったとし、ユダヤ教のゾーハルでは一条の黒ずんだ焔だなどという。そこでは、世界は自分と分離していて、世界の変遷を見ている自分がいて、世界の創造と終わりを「目撃」する。だが、それは本当なのだろうか。世界には始めもなく終わりもなく、今ここが展開しているだけなのではなかったのか。誰も世界を創造せず、世界はいつでもあり続けている。世界は時間のない世界で変転しつつ最初からあった。世界が体験ではなく、自分と世界が融合一致するシチュエイションを自証するところで、世界は最初からあったのだ。道元のいう修証一如とは、この辺だろう。それが体験である...世界を創造したのは誰か

  • ゲーム依存、ゲーム障害

    ◎一日のわずかな余暇を冥想にゲーム依存の全国調査結果が発表されて、マスコミで大きく取り上げられている。電車に乗れば、老若男女がスマホ・携帯で、ゲームに興じるか、漫画を読んでいる時代。勤労世代、勉学世代の一日の余暇時間は数時間に過ぎないが、その貴重な1時間以上2時間未満をゲームに充てている人が半数を超え、人間の白痴化、子羊化を促進している。さらに「学業に悪影響がでたり、仕事を失ったりしてもゲームを続けた人」は、この1時間以上2時間未満をゲームに充てている人の中では7.5%、さらに同一カテゴリーで「睡眠障害や憂うつなど心の問題が起きてもゲームを続けた人」は8.2%。これらは廃人予備軍と言えないこともない。他方好決算のIT企業の主たる収益源がゲームの課金によるものであったりする例は多く、社会全体で取り組むと言っても一...ゲーム依存、ゲーム障害

  • ウイグル、邪境な生活

    ◎以って他山の石となす世界で一斉に中国が百万人規模のウイグル人専用収容所で人権抑圧を進めていることが報道され始めた。これは、ウイグル人がイスラム教を捨てさせるようにする共産主義化洗脳である。中国だって、1940年頃は、共産主義的頭脳になっている人はごくわずかであったし、国民党を倒して政権を獲得してからは、国民全体の頭(マインド)を共産主義化することが政策の重要な柱となった。国内で、マインドが共産主義化しない代表例は、チベット密教のチベット族であり、モンゴル族、そして清朝から紛争のあったイスラム教のウイグル族。チベットはチベットの文化破壊、寺社破壊、共産主義洗脳は勿論のこと漢族との強制結婚まで行って民族断絶を図っているとまで言われている。チベットを成功体験として今ウイグルにその毒牙が襲い掛かっているのだろう。24...ウイグル、邪境な生活

  • 神仏を科学的に証明する

    ◎私はソーマを飲んだのかあらゆるオカルト現象を弟子に説明してみせたのは、ダンテス・ダイジ。それは、説明を聞く方に準備ができていたということはある。オカルティズムは、エーテル体レベル、アストラル体レベルなど、霊的事象を相手にするものであって、幽霊、UFO、念力、テレパシーなどあらゆる不思議系現象を対象にするものである。一念三千世界というようにそうした不思議現象を相手にするのはきりがなく、どこかで見切るタイミングが必要になる。つまりオカルト現象の原理の科学的説明ができたとしても、本質の部分とは何も関係がなく、いわば初心者向け客引き口上のようなもの。だが、聖者たちの宗教修行は、只管打坐を除き、オカルト的な世界を通過していくものであり、オカルト的世界は微細身のレベルではあるが、だんだん深まっていく姿は見られるものである...神仏を科学的に証明する

  • シエナの聖女カタリナの脱魂

    ◎カタレプシーとイエスとの心臓交換14世紀、シエナの聖女カタリナは、しばしば脱魂し、その腕と手は強く収縮し、目は閉じ耳は聞こえなかった。彼女は、脱魂時に空中浮揚していたが、衆人の面前で上昇したこともある。シエナの聖女カタリナは、その頃自分の心臓がないことを自覚していた。ある日祈りの後にイエスが降臨し、光り輝く真っ赤な心臓を持って、彼女の左の脇腹を開き、それを彼女の胸に差し入れた。イエスは彼女の胸を閉じ、その奇跡の印にスティグマタを残した。彼女は、この心臓の愛熱が激しく、それにより清浄と謙遜を新たにするので、4歳の子供に戻ったような気がする。また隣人への愛も増大するので誰かのために死ぬことを最大の喜びと思うほどですと述べている。彼女はまた自分の元の心臓がイエスの心臓に合体したとも語っている。彼女はまた「私は神の秘...シエナの聖女カタリナの脱魂

  • 肉体と心は物質の二つの側面だ

    ◎極端に奔らず中庸に居れば『肉体と心は物質の二つの側面だ。』(黄金の華の秘密・和尚P424から引用)と言ったのは、OSHOバグワン。物質に実体がないことは当たり前だが、心理現象ですら実体がないという立場において、このことを言っている。これは、釈迦が四禅という冥想状態から涅槃に入ったのだが、原始仏教の遊行経に四禅の説明があり、それが心理現象ですら実体がないという説明となっている。四禅とは、念を守ることが浄らかであり、純粋そのものという説明である。OSHOバグワンは、この前段で人間は中庸に居て極端を避けねばならないなどと説明しているのだが、その中庸の意味は四禅に居るということではないかと思う。OSHOバグワンは、太乙金華宗旨のこのパートで、肉体、マインド(頭)、魂と人間を三層構造であるとし、肉体とマインドが極端に奔...肉体と心は物質の二つの側面だ

  • フランシスコ教皇の来日

    ◎延び延びになっている時代の終わりローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇が、2019年11月23日、38年ぶりに来日。これは、微妙な時期であって、10月は日本全国で水害が荒れ狂い、昨夜、韓国がGSOMIA(日韓の軍事情報包括保護協定)を急転直下継続することが決まったばかりのタイミング。東アジア大乱の前にやって来た。天皇は、古神道のトップであり、「神事がまず先」とされ、立場的には、ローマ教皇と似ている。カトリックも中世にはボルジア家など涜神の教皇もいたのかもしれないが、原則として見神(禅でいえば十牛図第三図)を体験した人物が教皇だったのだろうと思う。そうでなければ教皇となって大勢の聖職者、信者のトップにはなれないだろう。そして、天皇陛下ですら防弾装甲の特殊リムジンで移動されるのに対し、教皇は、防弾ガラスもない祭...フランシスコ教皇の来日

  • アメリカは日本の飯の種

    ◎マネー、黄金、物欲を払拭しマスコミの論調は、半分くらい左寄りであって反米的なものがある。日本の国益を考えれば、敗戦、GHQでの占領統治そして日本独立という経緯も踏まえ、反米という立場もあり得るとは思う。だが、日本は米国の核の傘に守られているのであって、その庇護下で膨大な軍事支出を避けることで経済に注力した国家運営を行い経済的には世界の大国となった。「日の出の日の字は朝日の日の字米国の米の字は米と書くやがて日の出の【まま】となる。」(霊界物語第57巻)第一〇章転香から引用。戦前の日本は、鉄鋼、石油などを米国に依存しており、戦前も米国は、日本の飯櫃(まま)であって、日米戦争開戦の主たる理由の一つは米国が石油の日本向け輸出を止めたこと。戦後も米国は日本製品の主力輸出先として日本の飯櫃(まま)であり続けてきた。日本は...アメリカは日本の飯の種

  • シュトーレン、パネトーニ

    ◎自分も貧しくなった日本人収穫の時期が終わり、クリスマス前の今の時期には、シュトーレンや、パネトーニなどのクルミやドライフルーツ入りの菓子パンが、店頭に並ぶ。キリスト教国では、庶民には決して安くはない値段だが、店頭に天井まで積み上げて置いてあったりする。シュトーレンは、長くコッペパン型だが、パネトーニ(パネトーネ)はお鍋型と形は違うが菓子パンに変わりはない。18世紀以前の篤信の時代は、主の降臨を願う人たちが、実際にイエスの降臨は叶わずとも、飢えと困窮に苦しむ人々もシュトーレン、パネトーニを口にすることでひと時のこの世の憂さを晴らしたに違いない。寒い季節は暖かいもの甘いものが身に沁みる。ここ5年くらいでケーキの大きさは同じ値段で三分の二くらいの大きさになった。日本人の困窮の度合いも深まり、国民の半数近くで非正規雇...シュトーレン、パネトーニ

  • 蓮如六歳にして生母と生別

    ◎つくづくと思いくらして蓮如の父存如は、親鸞の嫡流の七代目であった。存如の時代は、本願寺といっても天台宗青蓮院の末寺に過ぎず、豊かな財産、盛名があったわけではない。一説に存如は身の回りの世話をしていたメイドの女性蓮の前と関係ができ、そこで生まれたのが蓮如。蓮如が六歳になったある日、蓮如の生母蓮の前は、絵師を呼び、蓮如の姿を描かせた。これが鹿子(かのこ)御影呼ばれる蓮如の尊像。まもなく蓮の前は、行き方知れずとなって、蓮如は生母と生別した。存如は後妻に五月の前を迎え一子を儲けたが、蓮如がいては本願寺八世を我が子が継げないと思ったのか、後妻から蓮如は盛んにいじめを受けた。第三者の目からはいじめの方を注目しがちだが、生母との生別の喪失感、無常感は、その後の一生に影響を与える。つくづくと思いくらして入りあいの鐘のひびきに...蓮如六歳にして生母と生別

  • 生まれ変わり死に変わり

    ◎進士陳堯咨が前世のヒントをもらう唐末から宋にかけて陳搏(ちんはく)という仙人がいた。その弟子に陳堯咨という者がいて、進士の試験に合格して、陳搏に挨拶にきたところ、その座に一人の道人がいて、彼を見て「南庵、南庵」と呼んだ。道人が去ってから、陳堯咨は、師に南庵というのはどういう意味かと問うと、陳搏はいずれ自分でわかるとし、答えなかった。その道人は鍾離権であった。後に陳堯咨が閔中に行き、ふとある村を通りかかると、そこの婦人が一人の子供に「南庵に行って父を迎えに行ってきなさい」と言いつけているところに出くわした。その婦人に南庵とは何かと問うと、一つの廃れた伽藍に案内され墓を見ると南庵主人という人物の逝去日が書いてあった。その日は、陳堯咨の出生月であり、自分は南庵の生まれ変わりであると悟ったという。それにしても鍾離権は...生まれ変わり死に変わり

  • 言霊の威力-2

    ◎心に誠あるときは知らず識らずに言霊澄むなり出口王仁三郎の歌集「言華下巻」P347-347から『来るべき世の変遷も言霊(ことたま)の力によりて明白となるなり時じくに鳴り鳴り鳴りてとめどなき主(す)の言霊に地上は生くるも神人は常住不断言霊の助けを受けて生き栄(さか)ゆなり言霊の光に一切万有はいや永遠(とこしえ)の生命(いのち)を保つも食物に含める五味のことごとは皆言霊の力なりけり言霊の正しき人は久方の天(あめ)の恵みを満たせる神なり肝向かう心に誠あるときは知らず識らずに言霊澄むなり』空海は阿字本義を唱え、出口王仁三郎はス字本義を唱えた。あらゆる宗教の根本は同じという万教帰一説はあるが、それと同様にスで統一されるべき確信が出口王仁三郎にはあったのだろう。人類には頭があって二本の手と二本の足があるように、人類共通に起...言霊の威力-2

  • 行為の道、事上磨錬とバガバッド・ギータ

    ◎為すべきことしても解脱できる人は為すべきことをすることでも、最終解脱に至る。それをカルマ・ヨーガと言ってのけるは簡単だが、実際にそれをするのは簡単なことではない。王陽明は、政府高官であって、禅もたしなんでいたが、自分の歩んでいく道の本質は、日々なすべきことをなすことで、大悟覚醒に至る事上磨錬であると認識していたのではないだろうか。働きながら悟る、家事をやりながら覚醒する、学びながら光明を得るものだが、王陽明は静坐と呼ばれる冥想法に取り組んでいた。訓読:人は須く事上に在って磨錬し、功夫をなす、すなわち益あり。(人須在事上磨錬、做功夫、乃有益(伝習録下))このやり方は、現代のライフスタイルに適合しているが、冥想が深まれば、働けなくなったり、家事ができなくなったりする段階もあり得る。古代インドでは、どうしても坐る冥...行為の道、事上磨錬とバガバッド・ギータ

  • 大嘗祭、出口王仁三郎の見方

    ◎天皇と民草は、祖先に神を通じて同胞大嘗祭についての出口王仁三郎の見方は次のようなものである。1.大嘗祭とは、天皇位に即位後、京都を中心として全国東西の地方を代表した悠紀、主基両斎国より奉献の新穀を以て、初めて親しく天祖天照大神を始め奉り、八百万の天神地祇を請饗し給い、尚天皇自身も之を食せられ、臣下にも賜る大祀である。(出口王仁三郎全集第1巻第4篇日本精神の真髄第6章大礼の意義)2.神武天皇が、日向より東征の軍を起しあまたの賊徒を誅戮して天下平定の後、皇祖天神を祭って荘重なる御即位の式を行ったが、これが大嘗祭の嚆矢。また即位後四年に天神を祭祀するために、霊畤(れいじ。即位後最初の新嘗祭の行われる神の庭)を大和国宇陀郡榛原村の鳥見の山中に立てて皇祖天神の大祭を行った。(出口王仁三郎全集第2巻【宗教編】第5篇宗教と...大嘗祭、出口王仁三郎の見方

  • ボクシング井上尚弥、集中が切れる瞬間を狙う

    ◎人は3分間も絶対に集中できない2019年11月7日、プロボクシング:ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級決勝(さいたまスーパーアリーナ)が行われ、3階級王者のWBA・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(26)が真の階級最強王者の称号を手にした。倒した相手は5階級王者のWBAスーパー王者ノニト・ドネア(36=フィリピン)。3-0の判定で勝利を手にした。その井上が、意識の隙間について述べている。試合の途中では、ぼんやりと相手の肩の動きとか、全体を見ながら、目とか、呼吸とかで、相手の集中力が途切れた瞬間を逃さずパンチを打ち込む。(この「ぼんやりと」が、同時に別の深い意識で見ているということ)井上尚弥曰く、人は3分間も絶対に集中できないし、自分も無理、と。だがその息を吐く瞬間というか、たぶん相手...ボクシング井上尚弥、集中が切れる瞬間を狙う

  • 言霊の威力-1

    ◎言霊の原理を夢にも知らない出口王仁三郎の歌集「言華」P346-347から『天地(あめつち)は一切万事言霊(ことたま)の水火(いき)に即して生くるものなり国学者なるもの沢にありながら学王学の言霊知らざり我が国の皇道を説く物識(し)りも言霊の原理夢にも知らなく天界は言霊の水火にもとづける意志想念の世界なりけり言霊の清濁によりてその人の善悪智愚の程度はわかるも森羅万象(よろずのもの)悉く皆言霊の助けによりて生まれたるなり主(ス)の神の生言霊(いくことたまの)大原理知らずば天地の成立(なりたち)解(わか)らず』生言霊の大原理とは、主の神第七身体から発出されたリーラ世界遊戯を構成するパワーが、第六身体「有、アートマン、本来の自己」、個の窮めであるコーザル体、メンタル体(天界)、アストラル体、エーテル体、肉体と下降し、現...言霊の威力-1

  • 無想三昧到達者の次の生

    ◎解読キーの隠されてきたヨーガ・スートラヨーガ・スートラに無想三昧到達者の次の生のことが書いてある。ヨーガ・スートラ1.19『離身者たちと自性に没入したひとたちとには、存在の想念を含むところの似て非なる無想三昧がある』(解説ヨーガ・スートラ/佐保田鶴治P52から引用)これでは何だかよくわからない。OSHOバグワンのヨーガ・スートラ講話Yoga:TheAlphaandtheOmegaの第二巻では、釈迦は直前世で無想三昧に達していたが、カルマの種は残していたので、再転生したなどと書いているので、この離身者とは、脱身でなく再転生であると見ている。さらにOSHOバグワンは、無想三昧の後は1回の転生だけが可能であって、最後の生では、彼はカルマの種が動くに任せ、目撃者であることに徹するなどと、意味深長なことを書いている。そ...無想三昧到達者の次の生

  • 十和田湖の噴火と男装坊

    ◎男装坊が人間として再出世秋田では、十和田湖と八郎潟のバトルの民話があるのだが、これを漫然と聞くとそのままに終わってしまう。出口王仁三郎には、十和田湖と男装坊の逸話があるが、これだけでは男装坊が20世紀に出口和明氏と転生して、出口王仁三郎周辺の小説などをものした程度の理解となる。この逸話は、十和田湖に蟠踞していた八郎という龍を法力によって男装坊が八郎潟に追放し、20世紀に出口王仁三郎が十和田湖訪問の折、男装坊は十和田湖の守護を卒業し、再度人間として再生することになったというもの。ところが十和田湖と男装坊の逸話は、十和田湖の噴火は、日本においては過去2000年間の最大級の噴火であったことを枕にしないと全貌がわかりにくいのではないかと思うに至った。915年(延喜15年)8月、十和田湖は大爆発を起こし、その火砕流は周...十和田湖の噴火と男装坊

  • 知れば迷い知らねば迷う法の道

    ◎何が仏の実(まこと)なるらん至道無難禅師「即心記」の冒頭。『知れば迷い知らねば迷う法(のり)の道何が仏の実(まこと)なるらん(大意:知れば迷い、知らければ迷う仏の道何が仏の真実なのだろうか)この歌の核心が明らかになれば、大道が明らかになるだろう。』仏道を知らなければ迷うのは当然として、仏道を知って迷うとはどういうことなのか。この後に説明があるが、悟りを持って生きるのは日夜安楽だとある。安楽と言わねばならないほどに、悟後も苦があるというのが前提になっている。至道無難は、すべてのカルマを尽くし果てれば、生死もない、なしということもないというところに行くが、それは非常に到達しがたいところである。よって禅は悟りを先にして、カルマを果たし尽くして行く道をとるのだ、と。こうした意味でも若年のうちの見性というのは、重要なこ...知れば迷い知らねば迷う法の道

  • シャンカラからOSHOバグワンへ

    ◎不二一元論から七つの身体論不二一元論とは、ウパニシャッドなどを正当な根拠と見てブラフマンを唯一の真実在と見る考え方である。『聖者たちのインド/春秋社P92』では、OSHOバグワンの悟りが不二一元論と同じ構造を持っていると書いてあるが、それだけではないと思う。不二一元論の代表的な著作であるシャンカラのウパデーシャ・サーハスリーからそのさわりの部分。『五目覚めるまでは、夢は真実であるように、アートマンの知識が〔得られる〕までは、身体とアートマンとの〔同一性〕は〔真実であり〕、直接知覚などが知識根拠であることや覚醒状態も〔真実で〕ある。六虚空のように、一切生類のなかに住しつつも、私は〔一切〕生類の諸欠点から自由である。私は目撃者であり、観察者であり、属性なく、清浄なブラフマンである。それゆえに私は絶対者である。七名...シャンカラからOSHOバグワンへ

  • 信仰者としてのベストなライフ・プラン

    ◎自分もマスコミも教育界も宗教界も政治家も変わらねば人は自らの信じる宗教を通じて神と一体になることができるし、組織宗教の伝承しない方法でも神と一体となることもできる。一体となった暁には、その体験は、『体験とは言えない体験』である。体験する自分がいないからである。ラーマクリシュナは、労働、家事、勉学などの社会生活を捨離して、神と一体化している恍惚のうちにあることを信者にも勧めた。この修行を一人で行えば、遠からず餓死するし、こういう人間ばかり増えては、社会の生産性は著しく損なわれる。おそらく信仰者としてのベストなライフ・プランは、幼少時から只管打坐とかクンダリーニ・ヨーガなど坐る習慣をつけさせ、学校教育を通じて、思春期には見神、見性を体験。18歳から20歳ころまでには、神人合一、身心脱落、即身成仏、白日昇天という『...信仰者としてのベストなライフ・プラン

  • 神人合一とライフスタイル

    ◎働くことと神人合一ラーマクリシュナは、修行時代に、身体全体が焼け付くように感じられ、ガンジス河の水に入って肩までつかって立ち、一日中濡れたタオルを頭に載せて冷やしている時期があった。これはいわゆるクンダリーニが上がって身体が熱を発している状態である。たまたま一人のバラモンの女性が彼の身体に白檀を塗り首に花輪をかけると、この熱病は3日で消えた。他にもラーマクリシュナは、いくら食べても空腹の時期もあり、これはあらゆる種類の料理を彼の周りに並べ続けることで、数日で終わった。こういうのは、いわゆる禅病の一種であるが、数日と短期間で治癒したのは、周囲の人に恵まれていたのだと思う。このような修行時代を経て、神人合一しているのが基本で、働いたり作務もしない社会人、家庭人としては失格な時期が晩年まで続く。ラーマクリシュナは、...神人合一とライフスタイル

  • カーリー女神

    ◎情動のパワーで呼ぶラーマクリシュナは、どのように神に近づけるかと問われて、赤子が泣き叫んで母を呼ぶように神を呼べば母なる神がやってくる(ラーマクリシュナの福音1シュリーマ(M)/東方出版P113)と、彼は情動から入って行くことを示す。知の道でも、観想の道でも、只管打坐の道でもない。そこで彼が、神との対話の糸口として使ったのがカーリー女神。カーリー女神は、シヴァ神の配偶者にして、太母。カーリーは、時間、黒色という意味を持ち、宇宙の展開、存続、帰滅を行う。カーリー女神の神像は、黒い肌、頭蓋骨の首飾り、そして手には剣と盾と血のしたたる首を持ち、生死を司ることを示す。そして指は吉と凶の印を結び人間の運命を支配することを表す。彼女は、ブラフマンの力。人間にとっては畏怖すべき神であり、人間の都合など考えてくれない部分があ...カーリー女神

  • 見ているものすべてが男と女の結合

    ◎ラーマクリシュナの語る両性具有インドの大聖クリシュナが最愛の愛人ラーダーと寄り添って立つ像がある。これを例えとしてラーマクリシュナは、『あなた方が見ているものすべてが、男と女の結合です。』(ラーマクリシュナの福音1シュリーマ(M)/東方出版P172から引用)と説明する。密教ではないので、流石に交合像は、用いないが、その意味するところは、両性具有が世界の活動原理であるというもの。プルシャという男性とプラクリティという女性。プルシャは、男性、非活動、個我、プラクリティは、女性、活動、大宇宙、性力(シャクティ)。プルシャは太母を目指し、プラクリティは冒険者である男性プルシャを救済しようと動く。これが合体して世界を形成する。古神道でいう伊都能売である。ラーマクリシュナは、この現場にシヴァ像(男性)の上にそれを見つめる...見ているものすべてが男と女の結合

  • 自分こそ幻である

    ◎ラーマクリシュナ久々に19世紀インドの聖者ラーマクリシュナを読んでいる。何が幻かと言えば、自分あるいは我が幻であると言い切っているシーンがある。チベット密教で空性の修行というのがあるが、この世、あの世のあらゆるものは空性であると観想するのはよい。だが、その行きつくところは、自分も空である。自分即是空であるというのは、とても恐ろしいことである。だから自分が空であるとか、自分こそが幻であるなどとストレートな表現を、諸聖賢はあまりしないのだろう。大体最近、瞑想などというと、すっきりするとか、願望が叶うとか、引き寄せるとか、合格祈願とか、身代わりとか、恭喜発財とか、チャクラとかクンダリーニとか、絶対矛盾の自己同一化などといろいろ言っているが、冥想の行きつくところはそんなところではなく、ラーマクリシュナの言う通りの場所...自分こそ幻である

  • 帝釈天の網のように世界をフルカバー

    ◎空海の即身成仏義の偈空海の即身成仏義の偈。帝釈天の網のように世界をフルカバーする立場は、第六身体アートマンと我の合体であり、これが入我我入。帝釈天の網の結び目の宝珠に世界が映し出されるかもしれぬが、それを見ている自分が残っている限りは、即身成仏にはなるまい。大意:世界の構成元素の六大(地,水,火,風,空,識)は、融通無碍にして相互に結びつき感応している。四つの曼荼羅に照応する世界は相互にバラバラではなく離れることがない身口意の坐相・マントラ・心の三密で加持(仏の大悲と人の心を相互に感応させることを繰り返す)していけば、その効果は直ちに現れる。帝釈天の網のように世界をフルカバーしたのを即身成仏と名づける。法のままにあらゆる智恵を得ているが心の作用、心の主体は、あまりにも多すぎる。五智のすべてと仏智を備えていると...帝釈天の網のように世界をフルカバー

  • 人に出会うこと、教えること

    ◎一期一会、今生だけでなく来世も人を教えるというのは、教えた人の爾後の人生に責任を持つということであって、あだやおろそかにできるものではない。釈迦が同じ質問に対する回答をAさんとBさんでは全く異なる回答をしていたのが、対機説法と言われる。釈迦は、相手に応じてそれにふさわしいやり方を都度採ったのだ。これは、要するに釈迦は一度会った相手については、それ以後の人生について責任を持ってあげたということなのだろうと思う。ダンテス・ダイジは、大悟覚醒後に三昧の中にあって、自分が将来出会う人物の顔を一人一人思い浮かべていったというが、覚者たちが他人に出会うというのは、そういうことなのだろうと思う。出会うすべての人物の面倒をみるのだと思う。いわんや他人にものを教えることをや。他人にものを教えるというのは、教えた瞬間からその人に...人に出会うこと、教えること

  • 天寿国繍帳

    ◎世間は虚仮、唯だ仏のみ真国宝、天寿国繍帳は、聖徳太子に先立たれた奥様が彼の遺徳をしのんで作った刺繍入りの壁掛け。(奈良県斑鳩町の中宮寺所蔵、飛鳥時代(7世紀))この中に『世間は虚仮(こけ)、唯だ仏のみ是れ真なり』という文があったという。これは聖徳太子の日頃の家族たちに向かっての口癖であったらしい。この刺繍は極楽の様子を描いたもので、聖徳太子の未亡人橘大郎女が、彼は極楽へ行ったに相違ないと思うからこのような極楽図を作ったというのはわかる。だが、極楽も厳密に言えば、世間であって、世間は虚仮と言うからには極楽も虚仮である。七つの身体論で言えば、第五身体コーザル体以下が虚仮となる。世間虚仮を実体験するには、大悟覚醒が必要であって、極楽往生しても即身成仏できるとは限らない。日本に仏教を入れるあるいは流行させるには、たと...天寿国繍帳

  • 風災、水災、火災

    ◎日本人への予告と感じ改心できるか。2019年10月はひどい月だった。悪夢の如き、悲惨、残虐シーンの連続の映画も及ばぬ説得力の天災地妖。台風15号が首都圏を直撃し、千葉県は暴風により停電、断水や家屋破壊、電話、携帯が通じないなどの惨劇に見舞われた。(風災)台風19号では、長野、栃木、宮城、埼玉、千葉、神奈川、静岡、東京などで広く水害が発生した。(水災)この台風では、利根川水系、荒川水系、多摩川水系とも大洪水の一歩手前の雨量だったが、遊水池やダムをフル活用して、危機一髪で乗り切った。そして、人災かどうかは知らないが、沖縄のシンボル首里城の全焼。(火災)沖縄の人の泣き顔が次々に報道される。風災、水災、火災と、三災そろったが、日本トータルで見れば滅亡の決定打にならなかったのは不幸中の幸い。既に東日本大震災で、大きな警...風災、水災、火災

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