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魔法っぽいの。 https://magi.blog.jp/

ライトノベルを連載しているブログです。

オリジナルのライトノベルを掲載していきます。できるだけイラストなどもつけて賑やかにしていきますので、どうぞお立ち寄りください。

迅徹
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2013/11/09

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  • 14 転校生が自称魔法使いでITに頼り切るって ~その3~

    エリナは音に対して回り込もうとする凪を巧みに誘導する。「おい、こっちに向かっているけどそれは狙い通りなのか?」「もちろんダ」 どうやら直接対決するつもりのようだ。勝てるのか知らないけど。「明日見、凪が交差点に入ったら最後にこの携帯を鳴らして向かいのガソ

  • 13 転校生が自称魔法使いでITに頼り切るって ~その2~

    「あのさ。最初の話だと、これって魔法界のもめ事ってことだったよな?」「――!」 エリナの肩がビクッとなった。「ちょっと前からおかしいなとは思ってたけど、ひょっとしてエリナって魔法使えないんじゃ……?」「使えるヨッ! これだって、立派な魔法だヨ!!」 エリナ

  • 12 転校生が自称魔法使いでITに頼り切るって ~その1~

    センサーがヒルに反応するかどうか知らないけど、これで店内にいる限りは襲われないだろう。 開店前のように誰もいない店内。ただ、人がいないことをのぞけば、デモの大画面テレビはついているし、ノートパソコンの電源も入っている。「誰もいないのに、テーマソングだけ

  • 11 転校生が原因で帰宅困難者になるって ~その5~

    「ちゃんとついてこいヨ」 エリナは、「ぐずぐずしているとまたドローンが襲ってくるから」 といって、結構なスピードでコジマ電気に向かう。「明日見くん、重くない?」 俺は桐谷さんと二人乗りという、青春っぽいことをしている。「ちょっと空気圧が足りてない感じだけ

  • 10 転校生が原因で帰宅困難者になるって ~その4~

    反撃に出ることを宣言してからのエリナは、何か吹っ切れたみたいに堂々としていた。 薬はもちろん、ティッシュペーパーから冷凍食品まで売っているドラッグストアに入ると、真っ先に洗剤のコーナーに行く。「ね、木檜さん。アイスとかはあっちだよ?」「桐谷、それは後回

  • 9 転校生が原因で帰宅困難者になるって ~その3~

    こうして三人で歩いていると、いつもの通学路とほとんど変わらない。 ただ、いつまでも黄昏が続いているのと、俺たち以外の人間が見当たらないから、やっぱりここは結界の中なのだろうと思う。「ねぇ、ちょっとおなかすかない?」 桐谷さんが前方にあるコンビニを指す。

  • 8 転校生が原因で帰宅困難者になるって ~その2~

    以下。 木檜エリナさん(16歳)による状況の説明――。 まず、エリナのおうちは魔法使いの名家だそうですよ。つまり、エリナも自称魔法使いということ。 そしてさっきの凪という子も、やっぱり魔法使いの家系なのだとか。まあ神職みたいな格好していたし、日本人っぽか

  • 7 転校生が原因で帰宅困難者になるって ~その1~

    「ん、んん……」 騒ぎで意識が戻りつつあるのか、背中の桐谷さんがモゾモゾと動く。「明日見くん……。だ、だめぇ……」 この人は、いったいどんな夢に俺を登場させているのでしょうね。「あの、桐谷さん。いい加減、目を覚ましてよ」「ハッ! あ、明日見くん!? わたし

  • 6 転校生が帰国子女で俺の家にホームステイって ~その6~

    ああ、そうか。 俺は、なんか合点がいってしまった。 エリナが日本に来たのは、抗争事件から逃げてきたのだ。彼女の家はきっとマフィアかなんかで、そこの首領に見初められた日本人留学生の娘とかそういう人なのだ。でも、そのファミリーはヨーロッパでは劣勢で。だから

  • 5 転校生が帰国子女で俺の家にホームステイって ~その5~

    俺たちが歩き始めたときだった。 夕方の路地には人気はなく。遠くで豆腐売りの笛がかすかに響く。 どこかの住宅からは、野球中継が聞こえてくる。 そんな当たり前の情景に、乾いた鈴の音が混じる。「え――」 神社で神職が祭事の時に鳴らすような、あの鈴の音だ。 聞

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