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花は桜木 人は武士 柱は檜 魚は鯛・・・ 本は乱読 https://tomonao0724.hatenablog.com/

小説、エッセイ、マンガ等、面白い作品を求め、日々乱読の果てに見つけた素敵な作品をご紹介。

このサイトでは、ジャンルを問わず管理人が気に入った作品を紹介していきます。休日の暇つぶしに、通勤・出張のお供に、あなたの読書ライフを充実させること間違いなし!! ちなみに,タイトルは文字数制限で省略してあります(^^; 是非お越し下さい。あなたの世界が広がりますように。

TomoNaoshi0724
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住所
長岡市
出身
多度津町
ブログ村参加

2013/07/29

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  • 千年の都、京の町に暗躍する刀守『公家侍秘録』

    小学館「ビッグコミック」にて、不定期連載中のこちら。 主人公・天野守武は、貧乏公家に使える青侍。 主人である、日野西晴季と共に、日々内職に励みつつ、その娘・薫子のちゃっかりぶりに振り回されている。 そんな、彼の真のお役目は日野西家に代々伝わる名刀・粟田口久国を守ること。 彼の正体は代々伝わる「刀守」だったのです。 粟田口久国にまつわるごたごたに始まり、持ち込まれたり関わり合いになってしまった事件を解決すべく、日々奔走する主人公。 粟田口久国を始め、刀だけではなく、香、刀の鍔、椿、茶器、書、果ては枕絵に至るまで、様々な美術品をキーワードに物語は展開されます。 そういった物の背景がしっかりと描かれ…

  • あなたの周りに「悪女」はいますか?『世界悪女大全 淫乱で残虐で強欲な美人たち』

    皆さんご存知の、「やんごとなきシリーズ」で有名な桐生操氏による新たなシリーズの第一作目。 「やんごとなきシリーズ」を読破した方なら、「お、被ってるなあ。」と思う所もあるのですが、新たな題材ももちろん多い。 タイトル通り、古代から20世紀までの古今東西有名無名問わない、ありとあらゆる「悪女」を取り上げた一冊。 古代ローマ皇帝妃メッサリーナからダイアナ妃まで、「悪女」に今も昔もないのです。 金に野望に権力に、時に男に、悪女たちは奔走しその魅力を、悪行を惜しみなく披露してくれます。 壮大な復讐を行う悪女もいれば、結果として歴史動かすことも。 歴史の表も裏も、「悪女」なしには語れないものなのかもしれま…

  • 世界を食べる発酵学者・小泉武夫が描く、不味いものエッセイ。その名も『不味い!』

    発酵学者として有名な著者。 日経新聞にも「食あれば楽あり」というコラムも連載中の小泉武夫氏。 「鋼鉄の胃袋」を持つと自負している彼は、食コラムのエッセイストそしても秀逸。 食に関する文章を読んでいると、ついこちらも涎が出そうになるくらい。 擬音を上手く使って、紡ぎだす描写は食事への愛が溢れんばかり。 本当に美味しそうに書いて食べるんです。 そんな、小泉先生が今回注目したのは、こちら。 「不味い!」 「!」までついて、どれだけマズイんだろう・・・とこちらの興味を引き付けるだけでなく、巷に数多溢れるグルメ本と反しての「不味い」物特集。 漫画家・山科けいすけ氏の挿絵もクスリと笑いを誘います。表紙の小…

  • 読書の本来持つ、魔力を静かに湛えた作品。『沈黙』

    本日のご紹介は、遠藤周作の名作「沈黙」。 島原の乱の騒動が収束するかしないかの頃、一人の若き宣教師が日本へとやってくる。 彼の名はセバスチャン・ロドリゴ。 彼の師が、遠く離れた異国の地・日本で、棄教したとの噂を耳にし、事の真相を確かめる為に来日。 しかし、案内役として出会った日本人の男に裏切られ、捕まってしまう。 棄教した師・フェレイラをも出会い、日本という国においてのキリスト教の意義を問われる。 頑なに踏絵を踏むことを拒むロドリゴ。 しかし、自分が棄教をしないと、他の日本人信者達の拷問を止められることはないと知らされる。 ついに彼は観念して、踏絵を踏む。 その時ようやく彼は今まで彼の問いかけ…

  • 師匠は正体不詳の美少女!?仙人。ニート青年の織り成す中華ファンタジー。『僕僕先生』

    本日のご紹介はシリーズ化もしていて、連載中のこちらの作品。 舞台は中国、時代は唐。 主人公は、今でいう所のニート青年・王弁。 エリートだった父親の脛をかじって日々をだらだらと過ごしていた彼は、ある時「僕僕」という名の一人の少女と出会います。 杏の香りを纏うその美少女、実は何千何万年も生き続けている、仙人。 その可憐な姿も、本当の姿ではないとのこと。 彼女と一緒にいたくて、仙人になるために、ぐうたら青年・王弁は、旅に出て様々なことを学び成長していく。 普段は、痩せた貧相な姿だが、特別な喇叭を王弁が一度吹けば、本当の姿を現す、神馬・吉良。 普段は狸のような、猫のような姿をしているが、何にでも姿を変…

  • 和菓子とお茶を用意して。一息いれたいあなたにお勧め。『和菓子のアン』

    主人公はちょっとぽっちゃりな女の子。 高校を卒業した彼女は、自分の本当にやりたいことを見つけるために、アルバイトを始めます。 場所は、百貨店の地下街にある和菓子店「みつ屋」。 そこで、彼女は様々な個性的な人達に囲まれて、和菓子の世界に引き込まれていきます。 見た目はおしとやかなのに、趣味は株取引、やり手の椿店長。 イケメンなのに、中身は乙女、職人志望の立花さん。 そして、可愛い外見とは裏腹に元ヤンだという、バイト仲間の桜井さん。 乙女な立花さんに名前の「杏子」からとったアンちゃんというあだ名をつけられる 主人公。 彼らとともに、小さな店先に日々持ち込まれる和菓子にまつわる、小さな謎やミステリー…

  • 伝統を身に纏った三姉妹の恋と成長物語『福家堂本舗』

    京都の老舗和菓子屋を舞台に、雛・あられ・ハナの三姉妹の恋と成長を描いた物語。 この作品の魅力的な所は、京都という土地柄、習慣、しきたり、人々の在り様を丁寧に描いている点。 もちろんそれだけでなく、姉と妹、母と子、彼氏と彼女、それぞれの関係性の距離感や、登場人物の心情描写も繊細に描かれていて、読み応えがあります。 しっかり者で、生粋の京都人の代名詞の様な長女・雛。 店の和菓子をこよなく愛す、奔放で気まま、姉御肌な次女・あられ。 そして、背が高いことにコンプレックスな中学二年生、みんなのマスコット的存在で、物語の語り部の役も果たす三女・ハナ。 物語は、そんな長女・雛が、店に来る銀行員・桧山にある日…

  • 決定!日本一の「手みやげ」はどれだ!? 『BRUTUS』

    本日はこちらの雑誌をご紹介。 雑誌は苦手なので、実はまだ最後まで読み終えてないのですが・・・、そこはまあ、ご愛嬌。 その名の通り、「日本一の手土産」の決定版。 とはいえ、2006年発行なので、ちょっとばかし古いのですが・・・。 和菓子、洋菓子、洋軽食、和軽食、プリンにゼリー、焼き菓子、ロールケーキ、酒の友etc・・・。 秋元康氏、松任谷正隆氏、佐藤可士和氏、酒井順子氏、錚々たるメンバーが審査員となり、古今東西の有名手土産を各ジャンルごとに紹介・評価した一冊。 合間合間に、手土産の心得、作法、マナー等もあって勉強にもなる。 読んでいるだけで、お腹もすくし、色鮮やかな様々な「てみやげ」が溢れていて…

  • 京極夏彦が描く、妖しく哀しく美しい新釈四谷怪談『嗤う伊右衛門』

    暑い暑い夏、ということで、あの有名な「怪談」をベースにした京極作品をご紹介。 映画化もしている、この作品。 あまりにも有名な怪談、「東海道四谷怪談」を下地に、京極テイストに妖しくく哀しく美しい仕上がり。 京極夏彦作品といえば、レンガ本・ブロック本と呼ばれる分厚い京極堂シリーズが有名ですが、今回はあえてこちらを挙げてみます。 もちろん、そちらの作品も現時点で文庫化しているものは全て読了済み。もう最高に面白く、ぐいぐいズブズブその世界観・魅力に引きこまれます。 閑話休題。 ある武家の娘・岩。 美しいと評判の彼女だったが、ある時病をきっかけに顔に醜い痕が残ってしまう。 しかし、誇り高い彼女はそれを隠…

  • 老若男女誰でも楽しめる、クドカンワールドの神髄ここにあり!!!『俺だって子供だ!』

    皆さんご存知、今、大ヒット放映中の朝ドラ「あまちゃん」でも有名人気脚本家・宮藤官九郎さんによる子育てエッセイ。 子どもが苦手という、宮藤さん。 結婚10年目の工藤夫妻に赤ちゃんが! 胎児名は「かんぱ」。 多忙ながらも、初めてのことにその都度とまどいながらも、色々な発見とともに「お父さん」になっていく宮藤さん。 ドラマでもお馴染みのその軽妙・軽快な語り口調。 するすると、読めるしなんたって面白い!!! 並走して、宮藤さんが手がけていた仕事の話もちょこちょこ出てくるので、そこら辺も楽しめる要素。 「あの作品を書いてた時は、こんな感じだったのか~。」な感じです。 表紙の絵が有名な絵本作家せなけいこさ…

  • 「心霊探偵八雲」の作者が描く痛快ピカレスクロマン!『怪盗探偵山猫』

    小説から、漫画・アニメ・ドラマCD等に展開している人気シリーズ、「心霊探偵八雲」の作者として有名な神永学さんによる作品。 (「心霊探偵八雲」ももちろん読了済み。こちらも面白いです!) だけど、まあ、そちらは有名なので、今回はおススメするのはこちら。 平成のねずみ小僧として、巷を賑わせていた怪盗「山猫」。 ねずみ小僧とされるくらいなので、もちろん「盗みはするが人は殺めない」のが信条。 ところが、とある殺人事件の容疑者になってしまう。 と、ここまではよくあるようなストーリー運び。 物語の語り部としてまたもう一人の主人公として登場するのが、ライターの勝村。 彼は、「山猫」を追い始める内にこの事件も調…

  • 静かで不思議な引力に魅せられるミステリー『長い腕』

    主人公は、ゲーム製作者で勤める女性。 ひょんなことから、全く関連性がないと思われる2つの事件の共通点に気がつく。 そもそも、主人公・島汐路は一か所の職場に長く居続けないタイプ。 物にも執着もしない性格だが、その事件に何か虫の知らせのようなものを感じたのか、軽い気持ちで調べ始めたことから物語は始まる。 丁度、職場も辞める時で、一時的に故郷・愛媛県に帰省する予定だったいうこともあり、舞台はそこで展開されていく。 主人公の故郷は古い因習に満ちた町。 子どもの頃のとある事件で、両親は亡くなっていて、名家である汐路の実家には今は図書館に勤める姉が一人いるだけ。 色々なことがわかっていく内に、過去に自分の…

  • 金髪トサカの落語家見習い!?落語の魅力を再認識『ハナシがちがう! 笑酔亭梅寿謎解噺』

    主人公は金髪トサカ頭がトレードマークの、不良少年・竜二。 ひょんなことから、上方落語の大物・笑酔亭梅寿の元へと弟子入りすることに。 その見た目と、今時の若者ということで、本人共々周りの人々も向いてないと誰もが思っていた。 が、師匠・梅寿にその才能を見出され、段々と才能を開花していく。 と、同時に竜二には謎解きの才能も・・・。 上方落語の大物ながら、大酒飲みで、素行もガラも悪い師匠は、落語会からお荷物扱いもされている存在。 個性的な兄弟子も含め、次から次へと、竜二の周りの人々は様々な問題を起こしていく。 それを、竜二が持ち前の知恵と機転と推理力で、師匠を探偵役に上手く導いて次々に解決していく謎解…

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