小説、エッセイ、マンガ等、面白い作品を求め、日々乱読の果てに見つけた素敵な作品をご紹介。
このサイトでは、ジャンルを問わず管理人が気に入った作品を紹介していきます。休日の暇つぶしに、通勤・出張のお供に、あなたの読書ライフを充実させること間違いなし!! ちなみに,タイトルは文字数制限で省略してあります(^^; 是非お越し下さい。あなたの世界が広がりますように。
生まれ変わっても何度でも貴女に出逢う 『もう一度デジャ・ヴ』
数年前に映画化した「天使の卵」や、中高生に支持を得ている「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズの作者で、恋愛小説の名手・村山由佳さんの作品。 上記の二作品は読了済みですし、未だ刊行中の「おいコー」シリーズも買い続けていますが、正直あまり個人的にお勧めではありません。(^^; 村山作品は、すごく読みやすく、ストーリーも上手!ですが、あまりピンと来ないというか、好きなタイプの小説ではありません。 が、この「もう一度 デジャヴ」は、ハマりました。 というのも、個人的にツボである「輪廻転生モノ」だったからなのです。 高校生の主人公は、夏休みに事故に遭う。 幸いにも、異常はなかったものの、ある日安静にしつ…
大人なあなたに勧めたい歴史ファンタジー 『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』
舞台は貞元二十年(西暦八〇四年)の唐。 遣唐使の一員として、留学した若き空海。 彼が、空海共々三筆と称される書家で貴族の橘逸勢を相棒に、玄宗皇帝と楊貴妃の最期にまつわる謎と秘密を解き明かす、歴史伝奇小説。 物語の流れとしては、お馴染みの「陰陽師」と一緒。 不思議な雰囲気で、何を考えているかわからない、超絶した雰囲気と知識を持つ空海は、安倍晴明のポジション。 その相棒として、読者視点の代わりもしてくれるのが橘逸勢。 もちろん、彼も遣唐使に選ばれるくらい優秀ではあるが、ま、いわゆる普通の人。 でも、だからこそ、その素朴な人柄と純真さが空海を始めみんなに愛される。 横笛の名手、源博雅のポジション。 …
面白くて為になる!世界を股にかけた怪盗&スパイ活劇!決め台詞は 『エロイカより愛をこめて』
ジャンルで言うと、一応少女漫画。でも、ストーリーの骨太さから、男性にも人気の作品。 タイトルもさることながら、ちょっと古い劇画調の絵なので、好き嫌いは分かれるかも。 主人公は「エロイカ」こと、美貌の男色家な泥棒貴族、ドリアン・レッド・グローリア伯爵。 初期は割と真面目な感じだったけど、回を追うごとにコメディタッチに。(^^; ヨーロッパ各地を舞台に色々なストーリーが繰り広げられるので、地図にも世界史も詳しくなれます。 もちろん、美術にも。 色々とすっごく勉強にもなるのです。 美術品を介して、もう一人の主人公、NATOの情報部将校、エーベルバッハ少佐と出会う。 因みに、このエーベルバッハ少佐、通…
「放課後になって、段取り通り男子七名が各々作ってきたバニーガールの衣装を着けて整列してみると、ぼくが一番マシだったのである。衣装が体にぴったりフィットしてる奴なんか一人も見当たらす、みんなどこかしらガバガバで、ヨレヨレで、果てしなく間抜けなのであった。これじゃあ六本木プレイボーイクラブじゃなくて、岡山変態クラブみたいである。」本文抜粋。 作者の十七歳の時の思ったことや体験したことを描いてるんですが。 そもそもは純文学志向の人だけど、エッセイが面白い! 『不肖!宮嶋』の宮嶋さんとは違ったクスっと感があるのです。 読みやすいし、文章は超軽快。 一度、小説の方を読んだけど、こっちは個人的に今一つ。 …
ティファニーブルーが目にも鮮やか。思わず手にとってしまうこの一冊。 正直、これはただのマナーブックです。 鉛筆で走り書きをしたような、シンプルな絵。 折々に、ちょこっと顔を出すジョーク。 と、まあ、取り立てて内容は特別ではないのですが。 「ティファニー」といえば世界的に有名な老舗宝飾店。 実は銀器でも、有名なのです。 で、そのティファニーが、その売り上げと同時に顧客に進呈していたり、書店で販売されていたりするのが今回ご紹介のこちら。 アクセサリーのイメージが強いティファニーが、銀器の販売に併せてという側面は持ちつつも、マナーブックを発売しているというのが、ツボ。 1969年(昭和44年)初版刊…
通勤途中は要注意!抱腹絶倒「不肖 宮嶋」 『不肖・宮嶋南極観測隊ニ同行ス』
日本有数の現役戦場カメラマンが紡ぎだす抱腹絶倒の一冊!! ウォッカとベンツを愛し、カメラ片手に世界中を飛び回る宮嶋茂樹氏による、エッセイと言っていいのか、ルポルタージュと言っていいのか。 関西弁でまくしたてる、リズミカルな文章。 時に過激に、でも本質をついた的確な意見には思わず手を打つことも。 「不肖 宮嶋シリーズ」の中でも、あまり小難しくなく、初めての人もするっと入りやすいので、ぜひおススメ! もう、本当に面白すぎて、通勤途中の電車でも口角があがることもしばしば~。 歴史や世界情勢にも詳しくなれるオマケつき。 笑いと大人のロマンがつまった最高の作品。 絶対に退屈させません!保証します!!! …
こちらも、2010年に、映像化。主演は森口瑤子さん。従来と一線を画した昼ドラってことで注目されていたとか。 「クラブみたいなハコで、DJやダンサーみたいな男の子が接客してくれるホストクラブがあればいいのに。」主人公のこの一言で、生まれた異色のホストクラブ「club indigo」が舞台。 アフロ頭や、金髪マッシュルームカット、ホスト名も「ジョン太」「DJ本気」「犬マン」。club indigo問題をホスト達がアラフォー女の主人公の指揮の元解決していくって話。いくつかの短編で成り立ってる、青春モノですな。 登場人物はみんな個性的で魅力的。ディティールもしっかり描かれてるから、物語の様子を頭に思い…
2005年に映画化されているこの作品。(こちらは未視聴。) 読者はその本を手に取った瞬間から、作者に術中に嵌ってしまいます。物語は「ハサミ男」とマスコミに騒がれている一つの猟奇事件から始まります。主人公はこの「ハサミ男」。いつも通りターゲットの女子高生を物色している途中、「ハサミ男」が遭遇したのは新たなターゲットとしていた、女子高生の死体。自分と同じ殺害方法。傍らには使用していたのと同じ型の凶器のハサミ。「ハサミ男」による模倣犯探しが始まります。 とまあ、前書きが長くなりましたが、ぶっちゃけ「面白いから読め!」です。(笑) とにかく最後は大どんでん返し! でもって、文章も読みやすくて面白い。本…
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