二年以上に亘って連載させて頂いた『湖上の空』ですが、今回が最後となります。現在、月刊誌を五つ、週刊誌を一つ、新聞での毎日連載が一つ、合わせて書下ろしのシリ…
滋賀に纏わる小説、登場人物を描くことが多い。別に滋賀に住んでいるからというつもりはないのだが、その気にさせられる何かがあるのかもしれない。 前回も述べたが近…
十月二十六日、拙著『塞王の楯』が集英社より発売される。戦国時代、石垣造りを生業とした「穴太衆」の飛田匡介が主人公である。匡介は越前の出身。幼い頃に落城で家族…
最近、司馬遼太郎『燃えよ剣』について話す機会があった。ご存知の方も多いだろうが、新撰組の土方歳三を主人公とした歴史小説である。新撰組について詳らかに語れば、…
この度、澤田瞳子先生が165回直木賞を見事ご受賞された。それを記念してといえば些か大袈裟だが、澤田先生について少し語りたいと思う。 澤田瞳子作品は面白いが…
先日、原稿用紙920枚以上の大長編を脱稿した。滋賀の大津、長浜などを部隊とした『塞王の楯(さいおうのたて)』という作品である。集英社の「小説すばる」で2年に…
つい先日、私の作品である「童の神」が双葉社よりコミックとして発売された。1,2巻同時発売で、今も雑誌で続きが連載されている。 私にとって「童の神」は、いわ…
水戸黄門がTVで放映されなくなって久しい。時代劇好きの私としては寂しい限りである。 水戸黄門とは水戸三代藩主、水戸光圀のことである。彼のことを水戸黄門と呼ん…
先日、吉川英治四賞の授賞式に参加した。昨年はコロナで式典が中止だったため、昨年分の表彰も行われる。昨年、私は吉川英治文学新人賞を頂き、今年は吉川英治文庫賞を…
にわかに文学賞が注目された。ジャニーズ事務所所属として、初めて加藤シゲアキ先生が第42回吉川英治文学新人賞をご受賞されたのだ。伝統のある賞ではあるが、正直な…
前回、鳥山石燕(とりやませきえん)の『図面百鬼夜行(ずめんひゃきやこう)』について書いた。その中に描かれている、滋賀の妖怪を三つ紹介していく。 一つ目は「鉄…
鳥山石燕(とりやませきえん)という浮世絵師がいる。今から約三百年前の正徳二年(1712年)に生まれ、天明八年(1788年)に数え七十七歳で世を去った。 石…
よくテレビなどを見ていると、芸人さんたちが同期、先輩、後輩などと言っているのを耳にする。芸人さんならば育成する学校に所属した時期であったり、初めて舞台を踏ん…
先日、新聞社の取材の後、何故か忍者の話になった。忍者といえば多くの方が、伊賀と甲賀を思い浮かべるだろう。あとは後北条氏が使っていたという風魔衆(ふうましゅう…
小説家になるくらいなので、やはり読書は好きなほうだと思う。小学校五年生の時、初めて池波正太郎先生の本を読んだ。そこから時代小説にはまり、中学生の頃には月に十…
2026年の安土城築城450年祭に向け、近江八幡市が安土城の復元に向けて尽力しているというニュースを見た。だがこれはかなり難しいのは間違いない。天主を再建す…
夏らしい食べ物といえば色々あるが、その中の一つに西瓜がある。この西瓜だが実に古くから食べられている。なんと確認されているだけで実に4000年前である。エジプ…
図書館に否定的な作家は多い。一冊数万円もする辞書や、資料ならばともかく、小説などは買って欲しいというところだろう。ましてや千円以下の文庫なら……と思うのは理…
先日、6月16日に第163回直木賞の候補が発表された。選考会は7月15日に行われる。少々全く気にしないふりをしているが、実際のところ気になる。少なくとも私の…
「人間」という言葉を見ると、99%の人が「にんげん」と読むでしょう。しかしこの言葉は他に「じんかん」とも読むのです。「にんげん」と読む時は個としての意味。一…
皆さんは「朱子学」という学問をご存じだろうか。何か聞いたことあるという程度だろう。江戸時代は徳川幕府の国学として、林羅山で有名な林家が学問所の頭取を担った。…
自分のことになので申し訳ないと初めに断っておきますが、先日第41回吉川英治文学新人賞を受賞することが出来ました。過去に受賞された錚々たる先生方に名を連ねて身…
ようやく寒い日もいくらか訪れるようになったものの、今年の冬はやはり暖かいほうだろう。滋賀の山々を見ていればそれは顕著である。 私が滋賀県に住むようになったの…
新年あけましておめでとうございます。どうぞ本年もよろしくお願い致します。と、新年のご挨拶をさせて頂きましたが、皆さまふと「何故、めでたいんだ?」と疑問に思わ…
令和元年も間もなく終わろうとしています。私は昭和59年の生まれですので、これで三つ目の時代に突入することになったわけです。明治、大正生まれの方が少なくなって…
「小説家ってラブレターを書くの上手そうですね」 と、時々言われることがある。この場合は手書きのものだけでなく、メールやSNSでの文章も指すのだろう。だがこれに…
先日、自宅にある出版社の編集者さんが来ました。某国民的アニメの主人公の隣に小説家の先生が住んでおり、よく編集者が訪ねてきて「先生、原稿まだですかー」と、言って…
最近、私が書くものは戦国時代を舞台にした小説が続いていますが、この時代で一人著名な人物を挙げろと言われれば、やはり織田信長が真っ先に出て来るのではないでしょ…
滋賀の皆様、初めまして。今村翔吾と申します。この度、パリッシュ+さんとご縁を頂き、こうしてエッセイを連載させて頂くことになりました。私は時代小説家ですので、…
今月の表紙コーナーART STYLE SHIGAを飾ってくれたのは、 フィギュアスケーターの「本田ルーカス剛史」さん 前回よりスタートした新コーナー「すべては…
表紙コーナーART STYLE SHIGAを飾ってくれたのは、 滋賀県知事の「三日月大造氏」滋賀のホットな情報をピックアップしてお届けする新コーナー「すべて…
表紙コーナーART STYLE SHIGAを飾ってくれたのは、 ファッションモデルの「バンブー柚子」さんグルメページは、平成最後、感謝の食祭。2018年も…
表紙コーナーART STYLE SHIGAを飾ってくれたのは、 柔らかな歌声に心をのせる、若きシンガーソングライター「YUDAI」さんグルメページは、推しメ…
表紙コーナーART STYLE SHIGAを飾ってくれたのは、 2020年の東京オリンピックに向けて、滋賀から代表選手が誕生するかもしれない!「東レ滋賀ボー…
パリッシュ+」9月号発行しました 表紙コーナーART STYLE SHIGAを飾ってくれたのは、守山市出身の今年に入って大ブレイク中の芸人 「ひょっこりはんさ…
夏本番ですね 暑い日が続いていますがみなさん塩分、水分補給して熱中症には気をつけて下さいね〜 さて、今月のトップページのART STYLE SHIGAに登場し…
いよいよGWですね 前半はお天気もいいようで、お出かけにはもってこいみたいですよトップページのART STYLE SHIGAに登場してくれたのは、映画、テレ…
【Polish +4月号 絶賛配付中!】 いよいよ春到来♪ワクワクする季節がやってきましたね身もココロも軽やかに、今年の春も思いっきり楽しんじゃいましょー …
【Polish +3月号 絶賛配付中!】少しずつ春の足音も聞こえ始め、寒さもやわらいできましたね今月のパリッシュは「新生活特集」新しいシーズンに向けたおトクな…
「ブログリーダー」を活用して、株式会社フェムさんをフォローしませんか?