2024年6月14日(金)3558 エグリノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)撮影2018/06/18の関①エグリノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)黄緑色矢印は触角,青矢印は外縁の凹みを指しています。触角を背負っているのでツトガ科・メイガ科の仲間と分かります。その中で黄褐色や灰褐色の色彩蛾はツトガ科に多く見られます。僅かですが,青矢印が指している場所に凹みが見られます。これが和名エグリノメイガの謂われになっています。幼虫は...
植物・昆虫・野鳥の観察から分かった多様性と生きる工夫を伝えたい。出会いから生まれた感動の記録です。
ブログ同様,同名のホームヘージもご覧下さい。 http://itotonbosan.web.fc2.com/ 植物図鑑には奇麗な写真が沢山あります。 蛾の図鑑には多様性に富んだ蛾が掲載されています。
2023年6月30(金)ホソバネグロシャチホコ 撮影日2023/06/30 撮影場所:勿来の関①ホソバネグロシャチホコ(シャチホコガ科)赤矢印が指している腹端を見ると外縁からはみ出しています。この様な仲間はシャチホコガ科に多く見られます。灰矢印は内横線を指しています。内横線の内側と外横線の外側は少し濃い焦茶色になっています。特に胸部背は焦茶色を越えて黒くなっています。翅の付け根が黒いのでネグロと名付けられました...
2023年6月29(木)ゼニガサミズメイガ 撮影日2023/06/29 撮影場所:勿来の関①ゼニガサミズメイガ(ツトガ科ミズメイガ亜科)腹部背を見ると薄褐色の触角が有ります。触角を背負って止まる仲間はツトガ科・メイガ科です。翅色に黄色・黄土色・焦茶色があるものはツトガ科です。本種は前縁側を低くして腹端や外縁側を少し高くして止まる変わった習性があります。大きさは前翅長が10㎜程度の小さな蛾ですが,明るい壁に止まっ...
2023年6月28(水)オビガ 撮影日2023/06/28 撮影場所:勿来の関①オビガ(オビガ科)色は明るい褐色のものから黒ずんだものまで居ます。本種の仲間はこのオビガしかいません。横にも縦にも大きい蛾です。灯火に飛来するのは♂で,♀はほとんど来ません。触角は♂も♀も櫛歯状です。幼虫はタニウツギ,スイカズラ,ハコネウツギ,キダチニンドウの葉を食べます。自然観察 ブログランキングへにほんブログ村●2つのランキングに参加...
2023年6月27(火)オオハガタナミシャク 撮影日2023/06/27 撮影場所:勿来の関①オオハガタナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)緑矢印は内横線,赤矢印は外横線を指しています。この2つの線の間には「U字形」が横に幾つも並んでいます。特に,外横線の直ぐ内側には,はきっりした「U字形」が並んでいます。このような特徴があるものはシャクガ科ナミシャク亜科の蛾です。外横線の外側には鋭く尖った葉の形のようなものが...
2023年6月26(月)カクバネヒゲナガキバガ 撮影日2023/06/26 撮影場所:勿来の関①カクバネヒゲナガキバガ(ヒゲナガキバガ科)赤矢印は下唇鬚(かしんひげ)を指しています。下唇鬚の先から細いキバが出ています。名前のように長い触角を持っています。②カクバネヒゲナガキバガ本種の特徴は翅を止まる面から高く上げてしかも,触角を左右に伸ばして止まることです。翅頂が鋭角に尖り外縁の縁毛が焦茶色です。本種は前翅長が6~7...
2023年6月25(日)ハナオイアツバ 撮影日2023/06/25 撮影場所:勿来の関①ハナオイアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)灰矢印は下唇鬚(かしんひげ)を指しています。頭部から腹部を見ると発達した下唇鬚が見られます。本種の下唇鬚は後方へ反り返っているばかりか腹部の半分くらいまで伸びています。この様なものはヤガ科クルマアツバ亜科の仲間に入ります。本種は前翅長10㎜程度の小さな蛾です。発達した下唇鬚を鼻と見立てて...
2023年6月24(土)キマダラテングイラガ 撮影日2023/06/10 撮影場所:勿来の関①キマダラテングイラガ(イラガ科)この蛾も何の仲間か見当がつかないことと思います。赤矢印は下唇鬚(かしんひげ)を指しています。この発達した下唇鬚を天狗の鼻と見立ててテングイラガと名付けました。前翅長が10㎜以下の小さな蛾です。壁に対して待ての姿勢で直角方向に止まっています。幼虫はサクラ,キイチゴ,クヌギ,ツツジ,ネコヤナギ...
2023年6月23(金)キオビゴマダラエダシャク 撮影日2023/06/22 撮影場所:勿来の関①キオビゴマダラエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)翅を左右に大きく平たく開いています。この様な仲間はシャクガ科に多く見られます。本種は大きい蛾で前翅長が30㎜近くあります。頭部・胸部背・内横線は黄褐色になっています。赤矢印は黄褐色の外横線を指しています。この黄褐色の外横線を挟むように黒い円が並んでいます。勿来の関...
2023年6月22(木)キマダラコウモリ 撮影日2023/06/22 撮影場所:勿来の関①キマダラコウモリ(コウモリガ科)今日の観察の一番の収穫はキマダラコウモリを見つけたことです。今回の観察を入れると三年ぶり4回目になります。初めてで会った方には何の仲間か見当がつかないと思います。腹端が出ていてもシャチホコガ科では有りませんから困ってしまいます。コウモリガ科にはコウモリガもいますが,翅には白紋が有りません。②キ...
2023年6月21(水)クビシロノメイガ♂ 撮影日2023/06/21 撮影場所:勿来の関①クビシロノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)触角を背負わずに空中に高く掲げています。普通ツトガ科の蛾は触角を背負いますが,少々のものは前方へ突き出したり空中に掲げたりします。本種の♂は触角の途中に瘤(赤矢印)があります。そして,その瘤の所から少し曲がります。緑矢印は前縁中頃を指しています。そこの所には長方形の白紋が有ります。前翅...
2023年6月20(火)フジフサキバガ 撮影日2023/06/19 撮影場所:勿来の関①フジフサキバガ(キバガ科フサキバガ亜科)赤矢印はイボイノシシの牙のようなものを指しています。この牙のようなものは頭部から前方に出ている房状のものから斜め上の方に伸びています。房状のものは2つあって牙のようなものも一つずつ付いています。一つしか見えませんが房状のものと色が似ているためで拡大すると見えます。キバがあるのでキバガ科...
2023年6月19(月)モモスズメ 撮影日2023/06/19 撮影場所:勿来の関①モモスズメ(スズメガ科)前翅を「ハの字」に広げ,前足を壁などに引っ掛けて止まります。本種は腹部を翅がある面より下になるように下げ最後に腹端を上げる格好で止まります。このような格好の蛾はスズメガ科に仲間が多いです。②モモスズメこのモモスズメの後翅が前翅に食い込み元に戻らなくなっています。本種の特徴は何といっても後翅にある桃色の翅です...
2023年6月18(日)カバイロモクメシャチホコ 撮影日2023/06/18 撮影場所:勿来の関①カバイロモクメシャチホコ(シャチホコガ科)翅は左右に平たく開かず,合わせるように屋根形の形にして止まります。しかし,シャチホコガ科の多くの仲間のように腹端が外縁から出ていません。腹端が出ていれば必ずしもシャチホコガ科とは限りませんが出て無くてもシャチホコガ科のものは居ます。本種はその後者に当たります。②カバイロモクメ...
2023年6月17(土)シロスジアツバ 撮影日2023/06/17 撮影場所:勿来の関①シロスジアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)赤矢印は下唇鬚(かしんひげ)を指しています。この下唇鬚は後方へ反り返っています。この事から本種はヤガ科クルマアツバ亜科と分かります。②シロスジアツバ(二枚とも同一個体)本種と似ているものにフタスジアツバが居るので注意が必要です。緑矢印が指している外横線は波を打っています。しかし,フタスジアツ...
2023年6月15(木)ゴマフキエダシャク 撮影日2023/06/13 撮影場所:勿来の関①ゴマフキエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)翅を大きく開いて平らかにひろげています。この様な仲間はシャクガ科に仲間が多いです。横線が1本も無くてもシャクガ科エダシャク亜科です。本種の地色は黄色で,小さな黒い小黒点が散在しています。この小黒点をゴマに見立ててゴマフキエダシャクと名付けました。縁毛にも小黒点が見られます。幼...
2023年6月14(水)シロミャクオエダシャク 撮影日2023/06/10 撮影場所:勿来の関①シロミャクオエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)左右の翅を大きく開き壁に平らかに止まっています。この様なものはシャクガ科に仲間が多いです。この蛾を観察するのは2回目ですが,最初のときは写真を撮る前に逃げられてしまいました。翅頂から翅頂へ走る横線が外横線です。内横線が白ですから恐らく外横線も白でしょう。この外横線には...
2023年6月13(火)キタウンモンエダシャク 撮影日2023/06/13 撮影場所:勿来の関①キタウンモンエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)柱に貼り付くように平らかに止まっています。この様な仲間はシャクガ科に多く見られます。本種と似た種にチャノウンモンエダシャクが居るので注意が必要です。赤矢印は外横線を指しています。この外横線に黒三角紋が幾つも並んでいれば本種です。山地性の蛾なので50m以下の勿来の関では...
2023年6月12(月)アオバシャチホコ 撮影日2023/06/12 撮影場所:勿来の関①アオバシャチホコ♀(シャチホコガ科)左右の翅を合わせるように立てて止まっています。この一枚の写真だけでは何の仲間か分かりません。しかし,二枚目の写真の登場で仲間が分かります。腹端(赤矢印)が外縁から飛び出しているのでシャチホコガ科の仲間と分かります。①アオバシャチホコ♂(シャチホコガ科)左右の翅を合わせるように立てて止まっています...
2023年6月11(日)クロスジカギバ 撮影日2023/06/07,06/10 撮影場所:勿来の関①クロスジカギバ(カギバガ科カギバガ亜科)翅頂付近を見ると鉤状に曲がっています。この1つのことで本種はカギバガ科と分かります。ところが,何の仲間かまではすんなり進みましたが黒焦茶色の横線(外横線)があるカギバガ亜科を探してもなかなか見つかりません。格好がアシベニカギバに似ているのでその辺りを探しても見つかりません。そこで,...
2023年6月10(土)マタスジノメイガ 撮影日2023/05/30 撮影場所:勿来の関①マタスジノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)触角を背負って止まっています。この様な蛾はツトガ科・メイガ科です。そして更に翅色が黄色ときたらツトガ科で決まりです。本種には似た種類の蛾が居るので注意が必要です。特に似ているのはヨスジノメイガです。横線の太さが違います。本種の横線は太くてぼけた感じです。そして外側にある2つの横線(赤矢...
2023年6月9(金)ウストビモンナミシャク 撮影日2023/05/31 撮影場所:勿来の関①ウストビモンナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)初めて見る方は本種がナミシャク亜科の蛾だとは思いも寄らないことでしょう。普通ナミシャク亜科の蛾は「U字形」が複数並びます。しかし,写真の蛾は「U字形」(緑矢印)が1つあるのが分かる程度です。ところがよく見ていると2つに分かれています。緑矢印で指していない方を見ると分かれてい...
2023年6月8(木)アオバセダカヨトウ 撮影日2023/06/08 撮影場所:勿来の関①アオバセダカヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)大赤矢印と小赤矢印が指している少し前方に白く縁取られた環状紋・腎状紋があります。これらが有ればキリガ亜科・ヨトウガ亜科を検索すれば見つかるはずと予想しました。未だ私は観察していないと思って我がブログ「北茨城周辺の生き物」で検索しました。すると過去二回(2020年6月8日と2016年9月26日)に観察し...
2023年6月7(水)キエダシャク 撮影日2023/06/07 撮影場所:勿来の関①キエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)左右に大きく翅を開き平らかにのばしています。この様なものはシャクガ科に仲間が多いです。羽化したばかりのものは,地の黄色がもっと濃いです。更に縁毛も長く黒い斑模様が見られます。前翅にも後翅にも横線が一本走っています。これが外横線ですが,前翅の外側は茶褐色になっています。幼虫は普通に分布してい...
2023年6月6(火)コシロオビアオシャク 撮影日2023/06/05 撮影場所:勿来の関①コシロオビアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)左右の翅を大きく平らかに開いています。例外はありますが翅色が緑色なのでシャクガ科アオシャク亜科に決定です。本種はカギシロスジアオシャクに似ているので注意が必要です。両者の違いは外横線(赤矢印)にあります。本種の外横線には瘤状に太くなった所(赤楕円)が有ります。後翅の外横線が後縁...
2023年6月5(月)ハネナガブドウスズメ 撮影日2023/06/05 撮影場所:勿来の関①ハネナガブドウスズメ(スズメガ科ホウジャク亜科)三角翼のジェット機に似た格好をしています。腹部が胸部を除いてほとんど剥き出しです。このような格好の蛾はスズメガ科の仲間です。②ハネナガブドウスズメ灯火近くの蛾を写そうとカメラを近づけると逃げられました。がっかりして脇を見ると大きい蛾が前足をてっぺんに引っ掛けてぶら下がっている...
2023年6月4(日)トビイロシマメイガ 撮影日2023/06/04 撮影場所:勿来の関①トビイロシマメイガ(メイガ科シマメイガ亜科)触角を背負って止まっています。この事で本種はメイガ科・ツトガ科と分かります。更に翅色が小豆色ならメイガ科で決まりです。②トビイロシマメイガ本種の後翅は鮮やかな紅色・前翅後翅の縁毛が黄橙色で目が覚めるような美しさです。残念ながら前翅長が8㎜程度で小さいです。幼虫はイチイ・エゾマツ・ス...
2023年6月3(土)フタマエホシエダシャク 撮影日2023/05/16 撮影場所:勿来の関①フタマエホシエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)左右の翅を少し開いて止まっています。壁に対して平たく止まっています。これらからシャクガ科らしいと推測できます。本種と似た種にウスグモナミシャク・コウスグモナミシャクが居るので注意が必要です。本種には横線がありませんが,それらには内横線・外横線があります。本種の触角を見た...
2023年6月2(金)ウスグロアツバ 撮影日2023/05/30 撮影場所:勿来の関①ウスグロアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)緑矢印は下唇鬚(かしんひげ)を指しています。この下唇鬚が後方へ反り返っているので本種はヤガ科クルマアツバ亜科と分かります。内横線は真っ直ぐでなく緩やかな弧を描いています。赤矢印は外縁線を指しています。この線の外側には白い縁取りが見られます。幼虫はカヤツリグサ科,イネ科の葉を食べます。自然観...
2023年6月1(木)ウスベリケンモン 撮影日2023/06/01 撮影場所:勿来の関①ウスベリケンモン(ヤガ科ウスベリケンモン亜科)赤矢印前方には腎状紋,桃矢印前方には環状紋があります。これら二つの紋が有るので本種はヤガ科だと分かります。②ウスベリケンモン環状紋の直ぐ近くを二重になった内横線が走っています。腎状紋の外側には白紋が広がっています。その白紋の外側にも二重の外横線が走っています。目立つ特徴として腎状紋...
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2024年6月14日(金)3558 エグリノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)撮影2018/06/18の関①エグリノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)黄緑色矢印は触角,青矢印は外縁の凹みを指しています。触角を背負っているのでツトガ科・メイガ科の仲間と分かります。その中で黄褐色や灰褐色の色彩蛾はツトガ科に多く見られます。僅かですが,青矢印が指している場所に凹みが見られます。これが和名エグリノメイガの謂われになっています。幼虫は...
2024年6月13日(木)3557 アカモクメヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)撮影18//06/21勿来の関①アカモクメヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)黄矢印は環状紋,黄緑矢印は腎状紋を指しています。この事から本種はヤガ科ヨトウガ亜科かキリガ亜科と分かります。環状紋は名前に似合わず細長い楕円形,腎状紋の周辺には小白点が4つほどあります。幼虫はヌマガヤを食べます。にほんブログ村●2つのランキングに参加中です!! ●お時間が御座いま...
2024年6月11日(火)3556 キボシオオメイガ(ツトガ科オオメイガ亜科)撮影2021/06/28の関①キボシオオメイガ(ツトガ科オオメイガ亜科)この写真では触角を背負っていますが,別の写真では背負っていませんでしたので全く分かりませんでした。赤矢印は触角を指しています。この事から本種はツトガ科・メイガ科と分かります。白地に黄褐色筋模様を持つのはツトガ科に多く見られます。黄色い筋が幾つか横に走っていますが,大小ひ...
2024年6月⒏日(土)3555 フタスジエグリアツバ(ヤガ科カギアツバ亜科)撮影2018/06/16の関①フタスジエグリアツバ(ヤガ科カギアツバ亜科)赤矢印は直角に曲がった上向きの下唇鬚(かしんひげ)を指しています。もっと後方へ反り返っていればクルマアツバ亜科にはいりまが,この程度ですとクルマアツバ亜科には入りません。前翅には赤味を帯びた二筋の横線が走っていて目を引きますが,これが和名フタスジの由来です。本種は腹端が反...
2024年6月9日(日)3556 サッポロチャイロヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)撮影2019/05/24の関①サッポロチャイロヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)黄緑矢印は腎状紋,,赤矢印は外横線,黄矢印は環状紋,桃矢印は内横線を指しています。腎状紋や環状紋が見られるので本種はヨトウガ亜科かキリガ亜科の仲間と分かります。本種は個体差が大きく同定で迷ってしまいますが,外横線の鋸歯状に尖る所が目立つことや水平に走る外横線などが特徴です...
2024年6月⒏日(土)3555 キオビゴマダラエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)撮影2018/06/16の関①キオビゴマダラエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)黄緑色矢印は外横線を指しています。丁度それと重なるように橙黄色の帯が重なっています。前翅を大きく開き後翅の紋様がよく見えています。この様な止まり方をするのはシャクガ科エダシャク亜科の仲間に多く見られます。白地に黒くて丸い斑点が散らばっていますが,これをご...
2024年6月7日(金)3554 ウストビイラガ(イラガ科)撮影2018/06/18の関①ウストビイラガ(イラガ科)前翅を壁に対してほぼ直角に立て翅を平行にして後縁から腹部を突き出して壁に止まっています。この様な変わった止まり方をする仲間はイラガ科に多いです。腹部を外縁からはみ出させるのはシャチホコガ科ですが後縁から上方へ出すのはイラガ科です。前翅には二本の横線があります。幼虫はヤマモミジ,アワブキ,フサザクラ,コナ...
2024年6月7日(金)3554 ウストビイラガ(イラガ科)撮影2018/06/18の関①ウストビイラガ(イラガ科)前翅を壁に対してほぼ直角に立て翅を平行にして後縁から腹部を突き出して壁に止まっています。この様な変わった止まり方をする仲間はイラガ科に多いです。腹部を外縁からはみ出させるのはシャチホコガ科ですが後縁から上方へ出すのはイラガ科です。前翅には二本の横線があります。幼虫はヤマモミジ,アワブキ,フサザクラ,コナ...
2024年5月5日(水)3552 ウスイロオオエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)撮影2018/06/17場所勿来の関①ウスイロオオエダシャク♂(シャクガ科エダシャク亜科)開帳がオス49~60㎜ メス70㎜の大きい蛾です。大きな特徴は♂と♀では紋様が違うことです。赤矢印と桃矢印が指している場所に色彩の違いが出ます。♀はそこの部分が赤褐色で♂は灰褐色です。黄緑色矢印は亜外縁線を指していますが,両者とも白を帯びた横線です。幼虫はマ...
2024年6月4日(火)3551 カシワキボシキリガ(ヤガ科キリガ亜科)撮影2018/06/16場所勿来の関①カシワキボシキリガ(ヤガ科キリガ亜科)赤矢印は腎状紋,黄矢印は環状紋,桃矢印は外横線を指しています。これら二つの紋が有ることから本種はヨトウガ亜科かキリガ亜科と分かります。本種はあまり見かけない蛾です。数が少ないのは産卵数と餌の量が関係していると思われますが,幼虫はカシワ、クヌギの葉を食べるからだと思われます...
2024年5月30日(木)3550 シロヒトリ(ヒトリガ科ヒトリガ亜科)撮影2017/09/04場所勿来の関①シロヒトリ(ヒトリガ科ヒトリガ亜科)壁に止まっている本種にカメラを近づけるとバタッと下に落ちて動かなくなりました。下手に動くと却って天敵に襲われ命取りになります。擬死した状態でいた方が天敵に襲われず生き延びられるからです。本種をよく見ると腹部や足の腿節に赤い斑紋が見られます。本種にはよく似た種が居るので注意が...
2024年5月31日(金)3551 ナシケンモン(ヤガ科ケンモンヤガ亜科)撮影2017/09/01場所勿来の関①ナシケンモン(ヤガ科)黄矢印は環状紋,赤矢印は腎状紋を指しています。これら二つの紋から本種はヤガ科と分かります。腹部ほぼ中央にある「V」字状白紋が同定ポイントになっています。幼虫はナシ、サクラ、スモモ,アブラナ,マメ科、サクラタデ、ボントクテダ、イヌタデ、ギシギシ,ポプラ,タチアオイ,ヨモギ,ショウブ等の葉を...
2024年5月30日(木)3550 クロスジキノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)撮影2017/09/04場所勿来の関①クロスジキノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)長い触角を背負って止まっています。この事から本種はツトガ科・メイガ科と分かります。大きさは開帳 が26~32㎜と小さいですが大変鮮やかな蛾で目を引き付けます。それは黄色の地に黒い筋が走って明度差が大きいからです。幼虫はキブシ,ヤマボウシ,ミツバウツギの葉を食べます。に...
2024年5月29日(水)3549 テンモンシマコヤガ(ヤガ科カギアツバ亜科)撮影2017/18/17場所勿来の関①テンモンシマコヤガ(ヤガ科カギアツバ亜科)黄緑矢印は内横線,青矢印は外横線,桃楕円形は小黒点が集まった紋を示しています。内横線は不明瞭ですが外横線は明瞭です。橙褐色の頭部に目が留まります。私は本種を天文縞小ヤガと解釈していました。ところが,天文とはそうではなく桃楕円内にある小黒点を指しているのです。幼虫...
2024年5月28日(火)3549 アトグロアミメエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)撮影2017/18/16場所勿来の関①アトグロアミメエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)後翅がよく見えるほど前翅を大きく平たく開いています。この事から本種はシャクガ科エダシャク亜科と分かります。アトグロの名は主に後翅外縁に斑紋が広がっているからです。薄褐色の地色に濃褐色の筋が走っていて涼しげな模様が綺麗です。幼虫が何を食べるかは...
2024年5月27日(月)3548 ギンシャチホコ(シャチホコガ科)撮影2018/07/18場所勿来の関①ギンシャチホコ(シャチホコガ科)赤矢印は腹端,緑矢印は胸部脇側壁を指しています。腹端が外縁からはみ出しているのでシャチホコガ科の仲間と分かります。本種は胸部脇が前方にも側方にも上方にも発達しています。この点が最大の特徴です。幼虫が普通に分布しているコナラを食べているにも関わらずあまり観察できないのは恐らく幼虫の生...
2024年5月26日(日)3547 カクモンキシタバ(ヤガ科シタバガ亜科)>撮影2013/06/30場所勿来の関①カクモンキシタバ(ヤガ科シタバガ亜科)変わった名が付いていますが,黒褐色が形作る紋様が直角に近い角度で曲がっているからだろうと思っています。キシタバとは後翅に黄色の紋が見られるからです。青矢印は内横線緑,緑矢印は亜外縁線を指しています。この横線は,激しく鋸歯状になっていて先端が尖っています。しかし,この写真...
2024年5月25日(金)3546 カバイロキバガ(キバガ科フサキバガ亜科)撮影2013/06/04場所勿来の関①カバイロキバガ(キバガ科フサキバガ亜科)上から見たカバイロキバガ横から見たカバイロキバガ大きさは開張が17~21㎜と小さな蛾です。しかし,小さい蛾でも見るべきものは有ります。それが,赤矢印が指している後方へ反り返っている下唇鬚(かしんひげ)です。小さい蛾が何の仲間迷ったら頭部を横方向から撮影して下唇鬚の有無を確...
2024年5月24日(木)3545 コウスチャヤガ(ヤガ科モンヤガ亜科)撮影2020/05/21場所勿来の関①ヤスジシャチホコ(シャチホコガ科)翅は濃褐色から薄褐色まであります。赤矢印は内横線,灰矢印は環状紋,青矢印は腎状紋を指しています。これら二つの紋の存在から本種はヤガ科ヨトウガ亜科かキリガ亜科かモンヤガ亜科と分かります。環状紋には接するように小黒点,腎状紋の内側には黒紋があって目に付きます。鋸歯状の内横線の内側...
2024年5月23日(木)3544 ヤスジシャチホコ(シャチホコガ科)撮影2012/07/08場所勿来の関①ヤスジシャチホコ(シャチホコガ科)腹端が外縁から飛び出しています。この事から本種はシャチホコガ科と分かります。赤矢印は内横線,黄緑色矢印は中横線,黄矢印は外横線を指しています。黒を帯びた横線が沢山見られる蛾です。嘘八百,江戸八百八町という言葉があるとおり沢山という意味で使われているのが「ヤスジ」です。幼虫はハリ...
2023年6月14(水)シロミャクオエダシャク 撮影日2023/06/10 撮影場所:勿来の関①シロミャクオエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)左右の翅を大きく開き壁に平らかに止まっています。この様なものはシャクガ科に仲間が多いです。この蛾を観察するのは2回目ですが,最初のときは写真を撮る前に逃げられてしまいました。翅頂から翅頂へ走る横線が外横線です。内横線が白ですから恐らく外横線も白でしょう。この外横線には...
2023年6月13(火)キタウンモンエダシャク 撮影日2023/06/13 撮影場所:勿来の関①キタウンモンエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)柱に貼り付くように平らかに止まっています。この様な仲間はシャクガ科に多く見られます。本種と似た種にチャノウンモンエダシャクが居るので注意が必要です。赤矢印は外横線を指しています。この外横線に黒三角紋が幾つも並んでいれば本種です。山地性の蛾なので50m以下の勿来の関では...
2023年6月12(月)アオバシャチホコ 撮影日2023/06/12 撮影場所:勿来の関①アオバシャチホコ♀(シャチホコガ科)左右の翅を合わせるように立てて止まっています。この一枚の写真だけでは何の仲間か分かりません。しかし,二枚目の写真の登場で仲間が分かります。腹端(赤矢印)が外縁から飛び出しているのでシャチホコガ科の仲間と分かります。①アオバシャチホコ♂(シャチホコガ科)左右の翅を合わせるように立てて止まっています...
2023年6月11(日)クロスジカギバ 撮影日2023/06/07,06/10 撮影場所:勿来の関①クロスジカギバ(カギバガ科カギバガ亜科)翅頂付近を見ると鉤状に曲がっています。この1つのことで本種はカギバガ科と分かります。ところが,何の仲間かまではすんなり進みましたが黒焦茶色の横線(外横線)があるカギバガ亜科を探してもなかなか見つかりません。格好がアシベニカギバに似ているのでその辺りを探しても見つかりません。そこで,...
2023年6月10(土)マタスジノメイガ 撮影日2023/05/30 撮影場所:勿来の関①マタスジノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)触角を背負って止まっています。この様な蛾はツトガ科・メイガ科です。そして更に翅色が黄色ときたらツトガ科で決まりです。本種には似た種類の蛾が居るので注意が必要です。特に似ているのはヨスジノメイガです。横線の太さが違います。本種の横線は太くてぼけた感じです。そして外側にある2つの横線(赤矢...
2023年6月9(金)ウストビモンナミシャク 撮影日2023/05/31 撮影場所:勿来の関①ウストビモンナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)初めて見る方は本種がナミシャク亜科の蛾だとは思いも寄らないことでしょう。普通ナミシャク亜科の蛾は「U字形」が複数並びます。しかし,写真の蛾は「U字形」(緑矢印)が1つあるのが分かる程度です。ところがよく見ていると2つに分かれています。緑矢印で指していない方を見ると分かれてい...
2023年6月8(木)アオバセダカヨトウ 撮影日2023/06/08 撮影場所:勿来の関①アオバセダカヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)大赤矢印と小赤矢印が指している少し前方に白く縁取られた環状紋・腎状紋があります。これらが有ればキリガ亜科・ヨトウガ亜科を検索すれば見つかるはずと予想しました。未だ私は観察していないと思って我がブログ「北茨城周辺の生き物」で検索しました。すると過去二回(2020年6月8日と2016年9月26日)に観察し...
2023年6月7(水)キエダシャク 撮影日2023/06/07 撮影場所:勿来の関①キエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)左右に大きく翅を開き平らかにのばしています。この様なものはシャクガ科に仲間が多いです。羽化したばかりのものは,地の黄色がもっと濃いです。更に縁毛も長く黒い斑模様が見られます。前翅にも後翅にも横線が一本走っています。これが外横線ですが,前翅の外側は茶褐色になっています。幼虫は普通に分布してい...
2023年6月6(火)コシロオビアオシャク 撮影日2023/06/05 撮影場所:勿来の関①コシロオビアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)左右の翅を大きく平らかに開いています。例外はありますが翅色が緑色なのでシャクガ科アオシャク亜科に決定です。本種はカギシロスジアオシャクに似ているので注意が必要です。両者の違いは外横線(赤矢印)にあります。本種の外横線には瘤状に太くなった所(赤楕円)が有ります。後翅の外横線が後縁...
2023年6月5(月)ハネナガブドウスズメ 撮影日2023/06/05 撮影場所:勿来の関①ハネナガブドウスズメ(スズメガ科ホウジャク亜科)三角翼のジェット機に似た格好をしています。腹部が胸部を除いてほとんど剥き出しです。このような格好の蛾はスズメガ科の仲間です。②ハネナガブドウスズメ灯火近くの蛾を写そうとカメラを近づけると逃げられました。がっかりして脇を見ると大きい蛾が前足をてっぺんに引っ掛けてぶら下がっている...
2023年6月4(日)トビイロシマメイガ 撮影日2023/06/04 撮影場所:勿来の関①トビイロシマメイガ(メイガ科シマメイガ亜科)触角を背負って止まっています。この事で本種はメイガ科・ツトガ科と分かります。更に翅色が小豆色ならメイガ科で決まりです。②トビイロシマメイガ本種の後翅は鮮やかな紅色・前翅後翅の縁毛が黄橙色で目が覚めるような美しさです。残念ながら前翅長が8㎜程度で小さいです。幼虫はイチイ・エゾマツ・ス...
2023年6月3(土)フタマエホシエダシャク 撮影日2023/05/16 撮影場所:勿来の関①フタマエホシエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)左右の翅を少し開いて止まっています。壁に対して平たく止まっています。これらからシャクガ科らしいと推測できます。本種と似た種にウスグモナミシャク・コウスグモナミシャクが居るので注意が必要です。本種には横線がありませんが,それらには内横線・外横線があります。本種の触角を見た...
2023年6月2(金)ウスグロアツバ 撮影日2023/05/30 撮影場所:勿来の関①ウスグロアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)緑矢印は下唇鬚(かしんひげ)を指しています。この下唇鬚が後方へ反り返っているので本種はヤガ科クルマアツバ亜科と分かります。内横線は真っ直ぐでなく緩やかな弧を描いています。赤矢印は外縁線を指しています。この線の外側には白い縁取りが見られます。幼虫はカヤツリグサ科,イネ科の葉を食べます。自然観...
2023年6月1(木)ウスベリケンモン 撮影日2023/06/01 撮影場所:勿来の関①ウスベリケンモン(ヤガ科ウスベリケンモン亜科)赤矢印前方には腎状紋,桃矢印前方には環状紋があります。これら二つの紋が有るので本種はヤガ科だと分かります。②ウスベリケンモン環状紋の直ぐ近くを二重になった内横線が走っています。腎状紋の外側には白紋が広がっています。その白紋の外側にも二重の外横線が走っています。目立つ特徴として腎状紋...
2023年5月31(水)テンオビヨトウ 撮影日2023/05/31 撮影場所:勿来の関①テンオビヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)腹端が僅かに除いていますがシャチホコガ科ではありません。地色が薄褐色で縦筋が見られる蛾はキヨトウ類(四国産蛾類図鑑)なのでその中間を探しました。ところが個体変異が大きくて私の画像と同じようなものが見つかりません。前に一度この蛾を観察したことを思い出し,私のブログで探し出すことにしました。「キヨ...
2023年5月30(火)ウンモンツマキリアツバ 撮影日2023/05/30 撮影場所:勿来の関①ウンモンツマキリアツバ(ヤガ科ツマキリアツバ亜科)赤矢印は下唇鬚(かしんひげ)を指しています。一枚目の写真では真っ直ぐ前に出ているように見えます。しかし,二枚目の写真では後方へ反り返っているように見えます。この下唇鬚は上下に動くのでしょう。上に上げているので反り返っているように見えるのでしょう。発達した下唇鬚から本種は...
2023年5月29(月)セグロシャチホコ 撮影日2023/05/28 撮影場所:勿来の関①セグロシャチホコ(シャチホコガ科)外縁から腹端が大きくはみ出しています。幼虫の頃から蓄えた養分を腹部に溜め込むから発達しています。♂の腹端はこの写真の様にはみ出し,♀の方は太くて外縁から僅かに覗いています。要するに腹端がはみ出しているのでシャチホコガ科と分かります。②セグロシャチホコ 少し体が斜めになって止まっています。左右...
2023年5月28(日)シロフコヤガ 撮影日2023/05/28 撮影場所:勿来の関①シロフコヤガ(ヤガ科スジコヤガ亜科)緑大矢印は腎状紋,緑小矢印は環状紋を指しています。この2つの紋が有るので本種はヤガ科の仲間と分かります。普通ならばヨトウガ亜科・キリガ亜科を探すところですが,更に細かく分かれていてコヤガ類(四国産蛾類図鑑)に分かれています。②シロフコヤガ (ガラス戸に止まったシロフコヤガ)本種と似た種類のものが...
2023年5月27土)ハスオビヒメアツバ 撮影日2023/05/24 撮影場所:勿来の関①ハスオビヒメアツバ(ヤガ科ミジンアツバ亜科)前翅長10㎜以下の小さな蛾です。頭部を見ると前方へ突き出した下唇鬚(かしんひげ)が有るのでアツバ亜科を探しました。するとアツバ亜科では見つかりませんでした。でも,ヤガ科にはミジンアツバ亜科という仲間がありました。ミジンとは小さい意味があるのでもしかしてと思いその仲間を探すとよく似た...
2023年5月26(金)ナミガタエダシャク 撮影日2023/05/24 撮影場所:勿来の関①ナミガタエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)翅を大きく開き壁に貼り付くように止まっています。内横線・中横線・外横線・亜外縁線などの横線が目立ちこれといった斑紋は有りません。この様な仲間はシャクガ科に多いです。②ナミガタエダシャク本種を同定するポイントは赤楕円形内にあります。中横線(緑中矢印)と外横線(緑大矢印)が真ん中辺りか...