2024年3月23日(土)3499 スギタニゴマケンモン(ヤガ科ケンモンヤガ亜科) 撮影日2019/05//11撮影場所勿来の関 ①スギタニゴマケンモン(ヤガ科ケンモンヤガ亜科) 灰矢印は左右に3つずつ有る灰緑を帯びた円い紋を指しています。これを胡麻粒に見立ててゴマケンモンと名付けたのでしょう。緑矢印は腎状紋を指しています。桃矢印は環状紋を指しています。これら二つの紋が有るので本種はヤガ科ヨトウガ亜科かキリガ亜科かモンヤガ...
植物・昆虫・野鳥の観察から分かった多様性と生きる工夫を伝えたい。出会いから生まれた感動の記録です。
ブログ同様,同名のホームヘージもご覧下さい。 http://itotonbosan.web.fc2.com/ 植物図鑑には奇麗な写真が沢山あります。 蛾の図鑑には多様性に富んだ蛾が掲載されています。
2022年12月31日(土)シロモンシマメイガ 撮影日2022/07/06 撮影場所:勿来の関①シロモンシマメイガ(メイガ科シマメイガ亜科)桃矢印は触角を指しています。触角を背にして止まっています。この様な蛾はメイガ科・ツトガ科の仲間です。しかも地色が小豆色の仲間はメイガ科に多いです。②シロモンシマメイガ赤矢印は内横線を指しています。緑矢印は外横線を指しています。どちらの横線も前翅前縁付近で太くなりますが,外横線...
2022年12月30日(金)モンスカシキノメイガ 撮影日2022/07/05 撮影場所:勿来の関①モンスカシキノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)午前9時頃歩道を歩いていると突然飛び出して来たものが居ます。小さな蛾でしたのであまり興味が湧きませんでしたが複数枚撮りました。小さなものでもそれなりに自己表現をしているからです。写真を撮りながら,触角の位置が背の上にあるのでツトガ科・メイガ科と思いました。そして,黄色い地...
2022年12月29日(木)イチモジフユナミシャク 撮影日2022/12/29 撮影場所:勿来の関①イチモジフユナミシャク♂(シャクガ科ナミシャク亜科)赤矢印は外横線,緑矢印は亜外縁線を指しています。不明瞭ですが,外横線と亜外縁線の間に「U字形」が幾つも並んでいます。更に亜外縁線にも「U字形」が並んでいます。このような特徴を示すのはシャクガ科ナミシャク亜科の仲間に多いです。②イチモジフユナミシャク♂今日は別々の離れた...
2022年12月28日(水)シロオビフユシャク 撮影日2022/12/28 撮影場所:勿来の関①シロオビフユシャク♂(シャクガ科フユシャク亜科)本種は普通,左右の翅を重ねて止まります。翅頂から斜めに立ち上がる黒い筋(桃矢印)も同定のポイントです。本種は♀の翅が退化しているいわゆる「冬尺蛾」です。この仲間の多くは♂の翅に桃矢印が指している様な斜上線があります。②シロオビフユシャク 偶然翅を開いて止まりました。翅の真ん...
2022年12月27日(火)マメドクガ 撮影日2022/07/04 撮影場所:勿来の関①マメドクガ♂(ドクガ科)灰矢印が指している触角を見ると大きくて立派なことが分かります。しかも,この触角を体外に出して止まっています。この様な仲間はドクガ科に多く見られます。黄褐色の地色に茶褐色の筋等があります。赤矢印が指している外横線が一番太くて明瞭です。その外横線の直ぐ近くに白矢印が指している2本の円弧と2本の線で囲まれた腎...
2022年12月26日(月)オオアトキハマキ 撮影日2022/07/04 撮影場所:勿来の関①オオアトキハマキ(ハマキガ科ハマキガ亜科) 釣り鐘のような形をして止まっています。翅の色は普通薄褐色をしています。さらに触角は体の外に出しています。この様な蛾の仲間はハマキガ科ハマキガ亜科に多く見られます。②オオアトキハマキ斑紋には個体差があったり本種と似た蛾がいたりして同定には注意が必要です。薄褐色の地に濃褐色の紋が3...
2022年12月24日(日)カバイロキバガ 撮影日2022/07/03 撮影場所:勿来の関①カバイロキバガ(キバガ科フサキバガ亜科)赤矢印は下唇鬚(かしんひげ)を指しています。前翅長が10㎜程と小さくて発達した下唇鬚があるのでキバガ科と分かります。②カバイロキバガ前翅外縁に沿って濃褐色の紋が有ります。下唇鬚から前翅前縁の半分くらいも濃褐色に染まっています。幼虫はサクラ,ウメ,エドヒガン,ソメイヨシノ,スモモなどの葉...
2022年12月24日(土)クシヒゲシャチホコ 撮影日2022/12/24 撮影場所:勿来の関①クシヒゲシャチホコ(シャチホコガ科)赤矢印は外横線を指しています。左右の翅を近くまで寄せて屋根形にして止まっています。腹端が外縁からはみ出していれば,決まりですが例外もあるのですね。②クシヒゲシャチホコ何といっても本種の特徴は触角(緑矢印)にあります。羽毛状の触角が左右に大きく広がっています。この触角が目立ちすぎるので名...
2022年12月23日(金)キマエキリガ 撮影日2022/12/19 撮影場所:勿来の関①キマエキリガ(ヤガ科キリガ亜科)翅は少し勾配のある屋根形をして止まっています。緑矢印が指しているのは腎状紋と思われる三角紋です。これらのことから本種はヤガ科と推定できます。②キマエキリガ本種の特徴は何といっても前縁が薄褐色を帯びていて褐色の三角紋が有ることでしょう。前縁が薄褐色であることからキマエと名付けられたのでしょう。前...
2022年12月19日(月)ナミスジフユナミシャク 撮影日2022/12/19 撮影場所:勿来の関①ナミスジフユナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)壁に貼り付くように平らに翅を開いています。緑矢印は外横線を指しています。この横線を含め内側にも外側にも「U字形」が並んでいます。このような特徴を持つ仲間はシャクガ科ナミシャク亜科の蛾です。本種の♂と♀は同じ種とは思えないほど違っています。♀の翅は退化して短くなっていま...
2022年12月18日(日)クロオビフユナミシャク 撮影日2022/12/17 撮影場所:勿来の関①クロオビフユナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)翅を水平に広げています。緑矢印は外横線を指しています。この横線の内側も外側も「U字形」が並んでいます。この様な仲間はシャクガ科ナミシャク亜科の蛾です。本種の♂と♀は,同じ種と思えないほど違っています。♀の翅は退化して短くなっているからです。だから飛べません。移動は歩く...
2022年12月17日(土)チャバネフユエダシャク 撮影日2022/12/17 撮影場所:勿来の関①チャバネフユエダシャク♂太い横線が二本のタイプ(シャクガ科エダシャク亜科)翅を平たく開いて壁に貼り付くように止まっています。前翅をほとんど開いていませんが,平面的に広げている仲間はシャクガ科です。②チャバネフユエダシャク♂緑矢印は全て外横線を指しています。最初の写真の蛾は太い横線が二本あるタイプです。二枚目と三枚目の...
2022年12月16日(金)バイバラシロシャチホコ 撮影日2022/09/06 撮影場所:勿来の関①バイバラシロシャチホコ(シャチホコガ科)緑矢印は腹端を指しています。腹端が外縁からはみ出していればシャチホコガ科とみて探すと速く見つかります。それから,シャチホコガ科の仲間は前翅の下から後翅(赤矢印)がはみ出ているのがしばしば見られます。②バイバラシロシャチホコ本種にはシロシャチホコという似た蛾が居るので画像を見て同...
2022年12月15日(木)フタキボシアツバ 撮影日2022/09/04 撮影場所:勿来の関①フタキボシアツバ(ヤガ科亜科不確定)桃矢印は下唇鬚(かしんひげ)を指しています。腎状紋と環状紋(赤矢印)があって下唇鬚が前方へ突き出ているのでアツバの仲間と分かります。本種はシタバガ亜科でしたが,現在は亜科不確定です。前翅長が10㎜程度の小さな蛾です。幼虫はコケ植物を食べます。腎状紋は横長の紋で環状紋は大変小さな紋です。下...
2022年12月14日(水)キマダラテングイラガ 撮影日2022/09/03 撮影場所:勿来の関①キマダラテングイラガ(イラガ科)本種は犬がお座りの姿勢をとっている感じで壁に止まるときもあります。小さい蛾で前翅長10㎜未満です。②キマダラテングイラガ赤矢印が指しているのは下唇鬚(かしんひげ)と思っていますが,これを大きい天狗の鼻に見立ててキマダラテングイラガと名付けました。古くはテングイラガと呼ばれていましたが,クロ...
2022年12月13日(火)クロスジアオナミシャク 撮影日2022/09/03 撮影場所:勿来の関①クロスジアオナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)翅が緑を帯びていてもアオシャク亜科ではありません。赤矢印は内横線を指しています。緑矢印は外横線を指しています。この横線の間にも内側・外側にも「U字形」が並んでいます。この様な仲間はナミシャク亜科に該当します。②クロスジアオナミシャク前翅長が10㎜も無い小さい蛾です。縁...
2022年12月12日(月)ウスムラサキイラガ 撮影日2022/09/04 撮影場所:勿来の関①ウスムラサキイラガ(イラガ科)本種はほとんど勿来の関では見掛けない蛾です。2011年から2022年まての間に観察したのはたった2回です。何故でしょうか。「虫ナビ」さんのウスムラサキイラガの記事には「山地にのみ生息している。」と書いてあります。でも,私の観察している勿来の関は標高が50m程の低い山ですから山地とは言えないでしょう...
2022年12月11日(日)ナカジロフトメイガ 撮影日2022/07/01 撮影場所:勿来の関①ナカジロフトメイガ(メイガ科フトメイガ亜科)触角を背負って止まっています。背負って止まる仲間にはメイガ科とツトガ科がいます。翅が分厚く感じるのでメイガ科と予想が立ちます。②ナカジロフトメイガ前翅長14㎜程度の小さな蛾です。幼虫は何を食べるか分かっていません。本種はあまり観察されません。自然観察 ブログランキングへにほんブ...
2022年12月10日(土)ウスバカミキリ 撮影日2022/08/06,08/08 撮影場所:勿来の関①ウスバカミキリ(甲虫目カブトムシ亜目カミキリムシ科ノコギリカミキリ亜科)赤矢印は産卵管を指しています。この産卵管を手掛かりに探しました。運が悪いことに図鑑には載っていなくネットで調べました。②ウスバカミキリ運良くネットに出ていて名前が分かりました。夜行性で灯火に飛来したものを写しました。大きさは40~60㎜とシロスジカ...
2022年12月9日(金)キヅマアツバ 撮影日2022/08/21 撮影場所:勿来の関①キヅマアツバ(ヤガ科カギアツバ亜科)赤矢印は下唇鬚(かしんひげ)を指しています。あまり発達していませんが少しだけ前方へ出ています。だからヤガ科のアツバの仲間を探すと見つかります。(四国産蛾類図鑑)②キヅマアツバ緑小矢印は内横線を指しています。緑大矢印は外横線を指しています。この間は紫褐色を帯びています。外横線外側は黄褐色を帯びてい...
2022年12月8日(木)ウスオビヒメエダシャク 撮影日2022/08/31 撮影場所:勿来の関①ウスオビヒメエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)前翅を大きく開いて後翅が見えるように止まっています。しかも翅をほぼ平らかに広げています。この様な蛾はシャクガ科の仲間に多いです。前翅は10㎜程度以上の小さな蛾です。薄黄色の翅に淡い黄色の横筋が有ります。後縁から外縁まで黒いさざなみ状の紋が無数に有ります。写真に写って...
2022年12月7日(水)マイマイガ 撮影日2022/08/06 撮影場所:勿来の関①マイマイガ ♂(ドクガ科)発達した触角を横に広げたり,前方へ伸ばしたりしていればドクガ科の可能性が大です。本種は別種と思われるほど♂と♀では色も大きさも違います。 ♂(雄)・・・焦茶色で♀より小 ♀(雌)・・・灰色で♂より大♂は羽毛状の触角をウサギの耳のように立てます。似ている点は中横線(緑矢印)に接するように「へ」の字形の横脈紋(黄矢印)が...
2022年12月6日(火)クシヒゲキヒロズコガ 撮影日2022/08/05 撮影場所:勿来の関①クシヒゲキヒロズコガ(ヒロズコガ科)牙のように見える下唇鬚(かしんひげ)がありますがキバガ科ではありません。本種の頭には白い毛が生えていますが黒い毛が生えた仲間もいます。頭が広く見えるためかヒロズコガ科に分類されています。本種の特徴は2つあります。その一つは前縁に沿って小さい黒紋が集まったものと大きい黒紋とが交互に並んで...
2022年12月4日(日)3147 クロシタアオイラガ 撮影日2022/07/01 撮影場所:勿来の関①クロシタアオイラガ(イラガ科)左右の翅を合わせるように近づけ,壁に対して直角に立てています。この様な蛾はイラガ科に多いです。②クロシタアオイラガ赤矢印は外横線を指しています。本種の特徴は,外横線が赤矢印の所で頭の方へ出張っていることです。そして胸部脇に四角の褐色紋が有ることです。(緑矢印)「クロシタ」と名付けられた訳...
2022年12月3日(土)アカマダラメイガ 撮影日2022/08/12 撮影場所:勿来の関①アカマダラメイガ(メイガ科マダラメイガ亜科)細長くて綺麗な蛾です。触角を背負って止まっているのでメイガ科かツトガ科と分かります。赤桃色とクリーム色が混ざっているのでメイガ科と分かります。②アカマダラメイガ前翅前縁が白色・後縁沿いがクリーム色で2つに挟まれた所が赤桃色になっています。本種の特徴は白色・赤桃色・クリーム色の3色...
2022年12月2日(金)クロスジフユエダシャク 撮影日2022/12/02 撮影場所:勿来の関①クロスジフユエダシャク ♂(シャクガ科エダシャク亜科)翅を平たく開いて壁に止まっています。この事だけで仲間を決めるには少し乱暴ですがエダシャク亜科の蛾です。青大矢印は外横線,青小矢印は中横線を指しています。本種の外横線は比較的真っ直ぐで,この線の外側は少し褐色が濃くなっています。ただ,大小の緑矢印の間は少し凹んでいま...
2022年11月1日(木)アケボノマルハキバガ 撮影日2022/12/01 撮影場所:勿来の関①アケボノマルハキバガ(キバガ科)この写真を撮る前日に灯火に止まっている本種を見つけています。しかし,撮影しづらい場所でしたので諦めていました。ところが,今日になって近くを探すと撮影しやすい所に移動しているではありませんか。これ幸いと何枚も写しました。②アケボノマルハキバガ数枚写してから画像を見るとハマキガ科ではないよう...
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2024年3月23日(土)3499 スギタニゴマケンモン(ヤガ科ケンモンヤガ亜科) 撮影日2019/05//11撮影場所勿来の関 ①スギタニゴマケンモン(ヤガ科ケンモンヤガ亜科) 灰矢印は左右に3つずつ有る灰緑を帯びた円い紋を指しています。これを胡麻粒に見立ててゴマケンモンと名付けたのでしょう。緑矢印は腎状紋を指しています。桃矢印は環状紋を指しています。これら二つの紋が有るので本種はヤガ科ヨトウガ亜科かキリガ亜科かモンヤガ...
2024年7月20日(土)3575 フタトガリアオイガ(ヤガ科アオイガ亜科)2010/10/07勿来の関 ①葉裏に止まっているフタトガリアオイガ 葉の外に見える青い部分は空です。フタトガリアオイガ(ヤガ科アオイガ亜科)黄色地に薄褐色から褐色の筋が走る蛾です。外縁の近くは褐色の斑紋が広がっています。内横線と思われる線が桃矢印が指している所で交差しています。交差点が左右にひとつずつ有って,「W」の字のようです。その部分が尖...
2024年7月20日(土) シロモンクロキバガ(キバガ科サクラキバガ亜科)2016/05/02勿来の関①シロモンクロキバガ(キバガ科サクラキバガ亜科)赤矢印はキバ,緑矢印は触角,桃矢印は後縁沿いの白い筋を指しています。白地に黒い紋が有る蛾を見つけ写真を取りました。なんとキバが生えています。不思議なことに小さい蛾はキバが生えていることが多いので横方向や斜め後方から狙うと良い写真が撮れます。上から見ると頭胸部や後縁に...
2024年7月20日(土)3575 シロモンクロキバガ(キバガ科サクラキバガ亜科)2016/05/02勿来の関①シロモンクロキバガ(キバガ科サクラキバガ亜科)白地に黒い紋が有る蛾を見つけ写真を取りました。なんとキバが生えています。不思議なことに小さい蛾はキバが生えていることが多いので横方向や斜め後方から狙うと良い写真が撮れます。上から見ると頭胸部や後縁に沿って白い筋が有ることが分かりました。足にも白い筋が有ります。こ...
2024年7月19日(金)3572 ウコンエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)2010/10/22勿来の関①ウコンエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)前翅と後翅を大きく開いて止まっています。この様な蛾はシャクガ科の蛾に多く見られます。本種の大きな特徴として♂と♀では形態に違いが見られることを挙げることができます。それは赤矢印が指している所です。♂には透明な膜のような物が見られますが,♀にはこんな膜はありません。いかな...
2024年7月17日(金)3574 アミメオオエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)2011/05/09勿来の関①アミメオオエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)前翅も後翅も大きく開いています。この様な蛾はシャクガ科に多い蛾です。大きい蛾で開張が59~65㎜あります。黄矢印は内横線,赤矢印は外横線を指しています。途中で一部分が接触していて混同しがちですが,胸部を囲んでいる方が内横線です。これらの太い線は見事ですが,本種に...
2024年7月16日(水)3573 キマダラツバメエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)2014/08/08勿来の関①キマダラツバメエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)前翅も後翅も大きく開いて止まっています。この様な止まり方をするのはシャクガ科で多く見られます。翅頂付近がカレハガ科を思わせるような感じですが,シャクガ科です。赤矢印は後翅外縁中頃の突起,青矢印は後翅外横線,桃矢印は前翅外横線,黄矢印は前翅内横線を指し...
2024年7月16日(火)3572 ミヤマツバメエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)2018/09/14勿来の関①ミヤマツバメエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)前翅後翅ともに重なること無く翅を広げて居ます。この様な格好で止まる蛾はシャクガ科に多く見られます。赤矢印は後翅外縁中頃にある突起を指しています。桃矢印は前翅外横線,黄緑色矢印は後翅外横線を指しています。本種にはキマダラツバメエダシャクという似た種が居ます...
2024年7月16日(火)3572 アヤナミツマキリヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)2019/05/26勿来の関①横から見たアヤナミツマキリヨトウ(ヤガ科ツマキリヨトウ亜科)2019/05/26桃矢印は腎状紋,黄矢印は環状紋,を指しています。これら二つの紋の存在から本種はヤガ科だと分かります。ヤガ科でもヨトウガ亜科かキリガ亜科或いは,その他の亜科となります。青矢印が指している部分に注目した学者さんがある仲間を細分化してしまったので,...
2024年7月13日(土)3572 アトボシエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)2019/06/12勿来の関①横から見たアトボシエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)②上から見たアトボシエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)ちっと変わった止まり方をする蛾を紹介します。翅を大きく開かず,半開きで止まります。表面の模様が分からず大きく開くのを待っていましたが,何回も待っていてもいつも半開きのままです。そこで全開になるのを待...
2024年7月11日(木)3572 ネグロヨトウ(ヤガ科ナカジロシタバ亜科2019/06/12勿来の関①ネグロヨトウ(ヤガ科ナカジロシタバ亜科)黄緑矢印は外横線,空色矢印は腎状紋,黄矢印は環状紋を指しています。更に,白矢印は外横線と外縁の間にある縦筋の黒線を指しています。本種にはよく似たホソバネグロヨトウが存在するので注意が必要です。でも違いが見られる所が有るので区別することが出来ます。その場所は,黄緑色矢印と白線が...
2024年7月5日(金)3571 ヤマトエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)撮影2019/06/12勿来の関①ヤマトエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)前翅を平たく大きく開き,後翅の紋様がよく見えています。この様な止まり方をするのはエダシャク亜科の蛾に多いです。本種は,赤矢印が指している翅頂付近の色が薄褐色になっています。黄緑色矢印は前翅外横線,桃矢印は後翅外横線を指しています。前翅外横線の外側は少し濃い目の褐色...
2024年7月5日(金)3570 シロモンアオヒメシャク(シャクガ科ヒメシャク亜科)撮影2019/06/16勿来の関①シロモンアオヒメシャク(シャクガ科ヒメシャク亜科)前日の雨で湿度が上がり,明け方の低温で冷やされた空気が露天に達しタイルの表面に露が付いています。緑の地に白い紋が有る小さい蛾です。普通,緑を帯びた蛾はアオシャク亜科に属しますが,例外は必ずありましてこのシロモンアオヒメシャクは前翅後翅とも緑色を帯びてい...
2024年7月5日(金)3569 クシヒゲシャチホコ(シャチホコガ科ウチキシャチホコ亜科)撮影2022/12/24勿来の関①クシヒゲシャチホコ(シャチホコガ科ウチキシャチホコ亜科)左右の翅を合わせるように立てて止まっています。この様な止まり方をするのは,シャチホコガ科に多く見られます。発達した触角が目に留まります。触角が羽毛状なら♂,糸状なら♀です。写真の蛾は羽毛状の触角なので♂と分かります。腹端が外縁から見えないので本...
2024年7月4日(木)3567 ゴボウトガリヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)撮影2022/1019勿来の関①ゴボウトガリヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)内横線と外横線の間が明るい橙黄色なので目を引き付けます。黄緑色矢印は環状紋,桃矢印は腎状紋を指しています。これら二つの紋が本種はヤガ科ヨトウガ亜科かキリガ亜科の仲間であることを示しています。赤矢印は翅頂付近を指しています。写真の様に翅頂付近が尖っていることから和名の由来「トガリ...
2024年7月3日(水)3566 モンオビヒメヨトウ(ヤガ科ヒメヨトウ亜科)撮影2018/09/15勿来の関①上から見たモンオビヒメヨトウ(ヤガ科ヒメヨトウ亜科)茶褐色の地に白紋が並ぶ小さい蛾です。黄緑矢印は環状紋,桃矢印は腎状紋,黄矢印は外横線を指しています。内横線は黄緑矢印が指している白紋に接するように並んでいます。本種は黒ずんだ地色に白い紋が並んでいるので対比が鮮やかで目を引きます。幼虫は栽培される作物エゴマの...
2024年7月2日(火)3565 コマエアカシロヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)撮影2022/09/03勿来の関①コマエアカシロヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)黄緑矢印は白紋の腎状紋,黄矢印は環状紋を指しています。腎状紋や環状紋があるので,ヤガ科ヨトウガ亜科かキリガ亜科と分かります。和名にある「マエアカ」とは環状紋がある前縁部分が茶褐色を帯びて赤味が感じられるからでしょう。和名にある「シロヨトウ」とは胸部背から後縁に沿って腹端に...
2024年7月1日(日)3564 ノコメセダカヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)撮影202406/28勿来の関①ノコメセダカヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)赤矢印は腎状紋,黄緑色矢印は環状紋,黄矢印は上方へ盛り上がった後縁,灰楕円内は鋸目状の外縁を指しています。腎状紋や環状紋があるので,ヤガ科ヨトウガ亜科・キリガ亜科と分かります。和名にある「ノコメ」は鋸目状の外縁に由来しています。「セダカ」とは盛り上がった後縁に因んでいます。...
2024年6月29日(土)3564 ツマグロシロノメイガ(シャクガ科ノメイガ亜科)撮影202406/28勿来の関①ツマグロシロノメイガ(シャクガ科ノメイガ亜科)黄矢印は触角を指しています。触角を背負って止まっています。この事から本種はツトガ科・メイガ科と分かります。白い地に褐色系の紋様はツトガ科に多いです。和名にある「ノメイガ」しは「野メイガ亜科」の意味で野原や野山に多く見られるという意味であろう。幼虫はイボタノキの...
2024年6月24日(月)3563 ビロードナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)撮影2022/07/01/18勿来の関①ビロードナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)三つの桃矢印は外横線,黄矢印は後縁までのびている外横線を指しています。それらの横線をよく見ると「U字形」が横に並んでいることが分かります。このような仲間の多くはナミシャク亜科に見られます。この写真の個体は擦れた個体ですが,そうでなければ黒紋の部分はビロード...
2024年6月18日(火)3560 キバラモクメキリガ(ヤガ科キリガ亜科)撮影2018/05/10の関①キバラモクメキリガ(ヤガ科キリガ亜科)黄緑矢印は外縁線,黄矢印は環状紋と思っていましたがよく分かりません。詳しくは「キバラモクメキリガ - かのんの樹木図鑑」を参照して下さい。でもこの様な紋が有るので本種はヨトウガ亜科かキリガ亜科と分かります。本種の特徴はカメラを向けると急に死んだふりをして雨後からく成ったり,逆に急に...
2024年6月17日(月)3560 ツマグロナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)撮影2018/05/10の関①ツマグロナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)黄緑矢印は内横線,黄矢印は外横線,桃楕円は「U字形」を指しています。外横線の外側に複数の「U字形」が見られるので本種はナミシャク亜科と分かります。楕円形のところだけで無く直ぐ近くの横線にも「U字形」蛾見られることが普通です。翅頂近くが黒いことか和名の由来になっていま...
2024年6月16日(日)3559 フタホシコヤガ(シャクガ科スジコヤガ亜科)撮影2018/06/13の関①フタホシコヤガ(シャクガ科スジコヤガ亜科) 黄矢印は腎状紋,桃矢印は環状紋を指しています。翅を屋根形にして,これら二つの紋が有ることから本種はヤガ科と分かります。和名にはコヤガとありますが,大きさは開帳 29~31㎜なので中くらいの蛾です。和名にはフタホシとありますが,どの部分を指しているのか見当がつきません。幼虫は...
2024年6月15日(土)3559 ソトシロオビエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)撮影2018/06/13の関①ソトシロオビエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)黄緑色矢印は内横線,桃矢印は外横線(点列状),黄矢印は亜外縁線を指しています。後翅の紋様がよく見えるほど前翅を開いていて止まっています。こんな止まり方をするのはシャクガ科エダシャク亜科の蛾です。黄矢印が指している横線が外横線に見えますが,矢印が指している辺...
2024年6月14日(金)3558 エグリノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)撮影2018/06/18の関①エグリノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)黄緑色矢印は触角,青矢印は外縁の凹みを指しています。触角を背負っているのでツトガ科・メイガ科の仲間と分かります。その中で黄褐色や灰褐色の色彩蛾はツトガ科に多く見られます。僅かですが,青矢印が指している場所に凹みが見られます。これが和名エグリノメイガの謂われになっています。幼虫は...
2024年6月13日(木)3557 アカモクメヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)撮影18//06/21勿来の関①アカモクメヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)黄矢印は環状紋,黄緑矢印は腎状紋を指しています。この事から本種はヤガ科ヨトウガ亜科かキリガ亜科と分かります。環状紋は名前に似合わず細長い楕円形,腎状紋の周辺には小白点が4つほどあります。幼虫はヌマガヤを食べます。にほんブログ村●2つのランキングに参加中です!! ●お時間が御座いま...
2024年6月11日(火)3556 キボシオオメイガ(ツトガ科オオメイガ亜科)撮影2021/06/28の関①キボシオオメイガ(ツトガ科オオメイガ亜科)この写真では触角を背負っていますが,別の写真では背負っていませんでしたので全く分かりませんでした。赤矢印は触角を指しています。この事から本種はツトガ科・メイガ科と分かります。白地に黄褐色筋模様を持つのはツトガ科に多く見られます。黄色い筋が幾つか横に走っていますが,大小ひ...
2024年6月⒏日(土)3555 フタスジエグリアツバ(ヤガ科カギアツバ亜科)撮影2018/06/16の関①フタスジエグリアツバ(ヤガ科カギアツバ亜科)赤矢印は直角に曲がった上向きの下唇鬚(かしんひげ)を指しています。もっと後方へ反り返っていればクルマアツバ亜科にはいりまが,この程度ですとクルマアツバ亜科には入りません。前翅には赤味を帯びた二筋の横線が走っていて目を引きますが,これが和名フタスジの由来です。本種は腹端が反...
2024年6月9日(日)3556 サッポロチャイロヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)撮影2019/05/24の関①サッポロチャイロヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)黄緑矢印は腎状紋,,赤矢印は外横線,黄矢印は環状紋,桃矢印は内横線を指しています。腎状紋や環状紋が見られるので本種はヨトウガ亜科かキリガ亜科の仲間と分かります。本種は個体差が大きく同定で迷ってしまいますが,外横線の鋸歯状に尖る所が目立つことや水平に走る外横線などが特徴です...
2024年6月⒏日(土)3555 キオビゴマダラエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)撮影2018/06/16の関①キオビゴマダラエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)黄緑色矢印は外横線を指しています。丁度それと重なるように橙黄色の帯が重なっています。前翅を大きく開き後翅の紋様がよく見えています。この様な止まり方をするのはシャクガ科エダシャク亜科の仲間に多く見られます。白地に黒くて丸い斑点が散らばっていますが,これをご...
2024年6月7日(金)3554 ウストビイラガ(イラガ科)撮影2018/06/18の関①ウストビイラガ(イラガ科)前翅を壁に対してほぼ直角に立て翅を平行にして後縁から腹部を突き出して壁に止まっています。この様な変わった止まり方をする仲間はイラガ科に多いです。腹部を外縁からはみ出させるのはシャチホコガ科ですが後縁から上方へ出すのはイラガ科です。前翅には二本の横線があります。幼虫はヤマモミジ,アワブキ,フサザクラ,コナ...
2024年6月7日(金)3554 ウストビイラガ(イラガ科)撮影2018/06/18の関①ウストビイラガ(イラガ科)前翅を壁に対してほぼ直角に立て翅を平行にして後縁から腹部を突き出して壁に止まっています。この様な変わった止まり方をする仲間はイラガ科に多いです。腹部を外縁からはみ出させるのはシャチホコガ科ですが後縁から上方へ出すのはイラガ科です。前翅には二本の横線があります。幼虫はヤマモミジ,アワブキ,フサザクラ,コナ...
2024年5月5日(水)3552 ウスイロオオエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)撮影2018/06/17場所勿来の関①ウスイロオオエダシャク♂(シャクガ科エダシャク亜科)開帳がオス49~60㎜ メス70㎜の大きい蛾です。大きな特徴は♂と♀では紋様が違うことです。赤矢印と桃矢印が指している場所に色彩の違いが出ます。♀はそこの部分が赤褐色で♂は灰褐色です。黄緑色矢印は亜外縁線を指していますが,両者とも白を帯びた横線です。幼虫はマ...
2024年6月4日(火)3551 カシワキボシキリガ(ヤガ科キリガ亜科)撮影2018/06/16場所勿来の関①カシワキボシキリガ(ヤガ科キリガ亜科)赤矢印は腎状紋,黄矢印は環状紋,桃矢印は外横線を指しています。これら二つの紋が有ることから本種はヨトウガ亜科かキリガ亜科と分かります。本種はあまり見かけない蛾です。数が少ないのは産卵数と餌の量が関係していると思われますが,幼虫はカシワ、クヌギの葉を食べるからだと思われます...
2024年5月30日(木)3550 シロヒトリ(ヒトリガ科ヒトリガ亜科)撮影2017/09/04場所勿来の関①シロヒトリ(ヒトリガ科ヒトリガ亜科)壁に止まっている本種にカメラを近づけるとバタッと下に落ちて動かなくなりました。下手に動くと却って天敵に襲われ命取りになります。擬死した状態でいた方が天敵に襲われず生き延びられるからです。本種をよく見ると腹部や足の腿節に赤い斑紋が見られます。本種にはよく似た種が居るので注意が...
2024年5月31日(金)3551 ナシケンモン(ヤガ科ケンモンヤガ亜科)撮影2017/09/01場所勿来の関①ナシケンモン(ヤガ科)黄矢印は環状紋,赤矢印は腎状紋を指しています。これら二つの紋から本種はヤガ科と分かります。腹部ほぼ中央にある「V」字状白紋が同定ポイントになっています。幼虫はナシ、サクラ、スモモ,アブラナ,マメ科、サクラタデ、ボントクテダ、イヌタデ、ギシギシ,ポプラ,タチアオイ,ヨモギ,ショウブ等の葉を...
2024年5月30日(木)3550 クロスジキノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)撮影2017/09/04場所勿来の関①クロスジキノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)長い触角を背負って止まっています。この事から本種はツトガ科・メイガ科と分かります。大きさは開帳 が26~32㎜と小さいですが大変鮮やかな蛾で目を引き付けます。それは黄色の地に黒い筋が走って明度差が大きいからです。幼虫はキブシ,ヤマボウシ,ミツバウツギの葉を食べます。に...
2024年5月29日(水)3549 テンモンシマコヤガ(ヤガ科カギアツバ亜科)撮影2017/18/17場所勿来の関①テンモンシマコヤガ(ヤガ科カギアツバ亜科)黄緑矢印は内横線,青矢印は外横線,桃楕円形は小黒点が集まった紋を示しています。内横線は不明瞭ですが外横線は明瞭です。橙褐色の頭部に目が留まります。私は本種を天文縞小ヤガと解釈していました。ところが,天文とはそうではなく桃楕円内にある小黒点を指しているのです。幼虫...
2024年5月28日(火)3549 アトグロアミメエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)撮影2017/18/16場所勿来の関①アトグロアミメエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)後翅がよく見えるほど前翅を大きく平たく開いています。この事から本種はシャクガ科エダシャク亜科と分かります。アトグロの名は主に後翅外縁に斑紋が広がっているからです。薄褐色の地色に濃褐色の筋が走っていて涼しげな模様が綺麗です。幼虫が何を食べるかは...
2024年5月27日(月)3548 ギンシャチホコ(シャチホコガ科)撮影2018/07/18場所勿来の関①ギンシャチホコ(シャチホコガ科)赤矢印は腹端,緑矢印は胸部脇側壁を指しています。腹端が外縁からはみ出しているのでシャチホコガ科の仲間と分かります。本種は胸部脇が前方にも側方にも上方にも発達しています。この点が最大の特徴です。幼虫が普通に分布しているコナラを食べているにも関わらずあまり観察できないのは恐らく幼虫の生...