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中村桂花堂
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2013/02/05

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  • 釈迦三尊図の修復

    三幅対 「釈迦三尊図」 の修復を承りました。修復前 右 文殊菩薩図中 釈迦如来図左 普賢菩薩図表装は比較的新しいのものでしたが、仕立ての硬さによる影響からか「折れ」が多数ありました。本紙(作品部分)に施してある裏打ち紙を慎重にめくっていきます。古い裏打ち紙を全部めくり、新たに裏打ちを施します。さらに「折れ」の部分に細く裁断した和紙をあてて補強します。こうすることで「折れ」を修復することができます。...

  • 屏風を平面に立てる

    屏風を平面に置きたい時には「屏風押え」という道具を使って置くことが出来ます。このように長押(なげし)に掛けて屏風を押えます。また、長押のないような場所では屏風の上下に金具を付けて屏風を壁面に飾るという方法もあります。...

  • 岡田茂吉の掛軸

    岡田茂吉の掛軸を修復、表装致しました。岡田茂吉は世界救世教の創始者。宗教家であると共に、美術品の収集家としても知られています。箱根美術館や熱海のMOA美術館を創設しました。さて、この掛軸は本紙(作品部分)に折れや汚れがありましたし表装も全体に劣化していました。本紙の折れを修復しました。また、薬品を使用せず水だけの洗浄でここまできれいにすることができました。...

  • 糊は炊いて作ります

    表具師が裏打ちなどで使用する接着剤が「糊(のり)」です。その「糊」を作る工程をご紹介します。小麦でんぷんを粉状にしたものを鍋に入れます。粉状にする前の、生(なま)の状態から作る表具師さんもいらっしゃいますが私は粉状にしたものを使っています。水を加えて、よく溶かします。混ぜながら加熱します。しばらくすると固まってきます。混ぜていくと、だんだん粘りが出てきます。そのまま混ぜ続けて十分粘りが出たら炊き上...

  • ハサミを研いでもらったら…

    長年使ってきた握りバサミを京都の老舗刃物店 有次で研いでもらうことにしました。私が京都での修業時代、主人に揃えていただいた道具の一つで20年以上使ってきたハサミです。これまでに何度か研いできたのですが最近、特に切れが悪くなってきました。京都へ行く用事もあったので有次へ寄って研ぎをお願いしました。今、有次では刃物の研ぎの依頼がかなりあるようで2か月かかるとのことでした。正直2か月は長いと思いましたが、代...

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掛軸・額・屏風などの表装は中村桂花堂
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