ハンガリーを拠点にカメラ片手に周辺の“いい処”探しの旅と歴史・生活情報
米国とハンガリー、メキシコの20年間の駐在生活ののち、晴耕雨読を目指してバラトン湖畔(ハンガリー)に居残ってしまった、かつての企業戦士。中世の教会を主体に写真撮影の旅を楽しんでいる。
先日、知人が訪ねて来たのでバラトン湖北岸で最も美しいと評判の教会を案内することにした。教会には人によっては、いろいろ美しさの基準が異なると思うが、ここフェルショゥ・ウルシュ(Felsőörs)の教会はアルパード時代のロマネスク建築様式が堪能出来ることと共に教会を取り巻く景観も重要なファクターであろう。<スケッチ>画面の黒い犬はプリ(puli)と呼ばれているハンガリー原産の牧畜犬で、目まで隠れてしまうほどのモフモフ犬。教会は13世紀前半に、この地の領主ウルシ(Örsi)によって、聖マリア・マグドルナを祀るためにロマネスク様式で建てられた。オスマントルコ軍の襲撃で焼き払われた(内陣と天井、側廊が破壊)後は1736年まで廃墟になっていた。1736年にヴェスプレーム(Veszprém)の司教MartonPadaniBi...バラトンそぞろ歩き(30)Felsőörsの教会
バラトンそぞろ歩き 古城 (29) Somogyvár の教会
光陰矢の如し、ハンガリー語では「時は飛ぶ(repölidő)」と単純に揶揄しているが、今回のショモジヴァール(Somogyvár)は前回訪れた時が2007年であったので、実に歳月はひと回りしたことになる。不思議なことにバラトン湖のこちら側、南岸にも古い教会が多く在るのだが足が遠のいている。新型コロナ様々というべきなのか地元をディスカバーしてみよう。バラトン湖から20kmも離れているのに、薄っすらとバダチョニ(Badacsony)の山々が望めたのには、ちょっと嬉しくなってしまう。(手前の湖はバラトン湖ではない).....Somogyvár遺跡内の展望台よりAug.06202013年前と変わったところと云えば、2015年にオープンしたミュージアムであろう。北側のショモジヴァールの丘の麓、徒歩15分の所に設置された。...バラトンそぞろ歩き古城(29)Somogyvárの教会
本日の目的地はジュール(Györ)から国道82号線で20Kmほどの所にある。因みにジュールはブダペストからウィーンまでの中間点(約120km)にある大きな街。目的地のパンノンハルマ(Pannonhalma)は、「パンノニアの聖なる丘」と呼ばれ、ハンガリーのキリスト教信仰の出発点となった地であり、1996年にはユネスコの世界遺産に登録された。丘の上には修道院教会、礼拝堂、学校、古文書館といったベネディクト派の宗教施設がすべて揃っており、敷地内には農園などもあり自給自足の生活を続けて来た。<国道82号線からのスケッチ>修道院の隣に千年記念館、ちょっと離れた丘の上に聖母マリア礼拝堂。8月が過ぎるとコウノトリもアフリカヘ帰る準備で忙しくなる。(この辺りには電柱の上に多く見掛ける)<ロケーション>1.パンノンハルマ修道院...パンノンハルマをスケッチ
前回のショプロン(Sopron)の街より、50Kmほど南下した所に、もう一つのオーストリアとの国境の街、クーセグ(Kőszeg)がある。クーセグ山系の麓にあり自然に恵まれたハンガリーで有数な美しい町である。(人口は約12,000人)<街の中心部スケッチ>ユリシチ広場(Julisicstér):左から聖ヤコブ教会、聖イムレ教会、英雄の門<ロケーション>1.聖ヤコブ教会(Szt.Jakabtemplom)ローマカトリックの教区教会で、1403~1407年にゴシック様式で建立され、17~18世紀に部分的にバロック様式で改築されたクーセグで最も古い教会である。今日見られる教会のファサードは1807年に改修され、祭壇部屋根の上に塔を15世紀に追加した。教会裏手の祭壇側と塔教会内部は3層構造の内陣で、祭壇の背面のビザンチン...クーセグ(Kőszeg)をスケッチ
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