大正ロマン風に絹本で少女を描いているところだが、イメージを深めるために本棚を探っていたら、別冊太陽「絵本」と「絵本Ⅱ」が目にとまった。はて?この本は父の死後、実家から貰ってきたものだったかしら?別冊太陽は1984年発行だから、1982年の父の死後に発行されているから違う。よくよく考えると、シンフォニーホールで開かれていた古本市で買ったような気もするが、いずれにしても記憶はあいまいだ。私にとって大切な本なのに情けないことだ。別冊太陽のシリーズはいろいろ発行されているが、他に「竹下夢二」「棟方志功」も持っている。本好きだった父の血を少しは引いているのかもしれない。父は欲しい本はお金のあるなしに関わらず購入して、貧しい暮らしの中で「また、本を買って!」といやな顔をしていた母の顔を思い出す。貧しい年金暮らしにも関...別冊太陽「絵本」「絵本Ⅱ」