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松和のマスター
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2012/11/12

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  • 初シンタックスのホールズワース

    超「変態捻れエレギ」の雄、Allan Holdsworth (アラン・ホールズワース) 。4枚目のリーダー作『Metal Fatigue』で、エレギ一本の「変態捻れエレギ」で勝負して、ホールズワースにしか作れない、捻れエレギの傑作を手にした。次はどうするんやろ、と思って聴く5枚目のリーダー作である。Allan Holdsworth『Atavachron』(写真左)。1986年の作品。ちなみにパー...

  • ホールズワースの個性全開

    アラン・ホールズワース(Allan Holdsworth)のリーダー作の落穂拾い。というか、当ブログ記事として扱っていなかった、ホールズワースのリーダー作を聴き直している。見直してみたら、ホールズワースのリーダー作の半分以上が、当ブログの記事として扱っていない。思わず、計画立てての聴き直しである。Allan Holdsworth『Metal Fatigue』(写真左)。1985年の作品。ちなみに...

  • ヴァーヴのウエスは只者では無い

    ウエス・モンゴメリーのリーダー作に駄盤は無い。ウエスの場合、初リーダー作にして、彼のギターのスタイル、個性が完璧に確立されていて、リーダー作を重ねるごとに、そのテクニックが段階的に向上していって、ピークを迎えた後、急逝するまで、そのピークな状態を維持し続けた。つまり、ウエスは、そのギターのスタイル、個性、テクニックがピークに達したまま、鬼籍に入ったことになる。Wes Montgomery『Mov...

  • ウエスの弾きっぷりが見事。

    リヴァーサイド・レーベル時代のウエス・モンゴメリーのリーダー作に「はずれ」は無い。どのリーダー作でも、ウエスのギターは絶好調。加えて、総帥プロデューサーのオリン・キープニュースのサイドマンの人選がとても良く、ウエスはそんなパーソネルに恵まれて、心おきなく、ギターを弾きまくっている。Wes Montgomery『So Much Guitar!』(写真左)。1961年8月4日の録音。ちなみにパーソネ...

  • 『Con Alma』を傾聴する。

    レイ・ブライアントの代表盤といえば、これまでのジャズ盤紹介本では、押し並べて『Ray Bryant Trio』(Prestige)』と『Ray Bryant Plays』(Signature) の2枚ばかりが上がる。ただ、この2枚でのブライアントは、彼のピアノの個性と特徴が抑制され、ラウンジ・ピアノっぽい弾き回し。トリオ演奏としては聴き味は良いが、ブライアントのピアノとしては、個性と特徴が抑えられ...

  • 『Little Susie』を聴き直す。

    レイ・ブライアントは、僕の大のお気に入りのピアニスト。オフビートでファンキーな弾き回しが見事な右手、低音を効果的にゴンゴーンと入れて、ベースラインに強烈なファンクネスとアーシーなビートを醸し出す左手。演奏のフレーズに「ダウン・トゥ・アース」な雰囲気をしっかりと漂わせる弾き回し。そんな「ブライアント節」僕は大好き。レイ・ブライアントの代表盤といえば、これまでのジャズ盤紹介本やジャズ盤紹介記事では、...

  • ユッコ・ミラー『Ambivalent』

    ユッコ・ミラー。我が国の若手女子の実力派サックス奏者。エリック・マリエンサル、川嶋哲郎、河田健に師事。19歳でプロデビュー。 2016年9月、キングレコードからファーストアルバム「YUCCO MILLER」を発表し、メジャーデビュー。「サックスYouTuber」としても爆発的な人気を誇る。そんなユッコ・ミラーのサックスがお気に入りである。特に、ながら聴きのフュージョン系ジャズとしていい感じ。ユッ...

  • 小沼ようすけ『Jam Ka』再聴

    「オーガニック・ジャズ」という用語を目にすることが多くなってきた様な気がする今日この頃。「オーガニック」と言えば、すなわち有機栽培や添加物無しの食品のことを指すものと思ってきたが、最近、音楽の世界で「オーガニック・ジャズ」なんて感じで使われ出している。どうも、音楽の世界における「オーガニック」とは、「コンピューター・プログラミングではなく人力の演奏の重視」、「アコースティック楽器をメインに使うこ...

  • マイルス『Quintet/Sextet』再聴

    1955年7月、ニューポート・ジャズ・フェスティバルへの出演時、批評家からも観客からも高評価を得て、大手レコード会社のCBSと契約したのが、1955年10月。このCBSとの契約以降、マイルスは「ジャズの帝王」の道を歩き始める訳だが、それまでは、プレスティッジ・レーベルがメインの「インディーズ・ジャズの大将」って感じだった。Miles Davis and Milt Jackson『Quintet ...

  • ジョン・ルイスの個性と特徴

    ジョン・ルイス(John Lewis)は、ジャズをクラシックと同等のアーティステックな音楽と捉え、ジャズの基本であるブルースから、ファンクネスの源泉であるゴスペル、はたまたクラシックの数々の手法にも精通したジャズ・ピアニストである。自らのリーダー作では、対位法を用いた楽曲を作曲&演奏したり、バッハのジャズ化にチャレンジしたり。音楽監督として腕を振るったグループ「Modern Jazz Quart...

  • ジョン・ルイス meets 西海岸

    ジョン・ルイスのピアノが好きである。ジョン・ルイスは、一流のジャズ・ピアニストであり、クラシックの様々な音楽理論にも精通した、アーティステックな音楽家である。Modern Jazz Quartetでは、弦楽四重奏的な演奏手法を取り込み、対位法を用いた楽曲を作曲&演奏したり、バッハのジャズ化にチャレンジしたり。ジョン・ルイスは、芸術性を前面に押し出したジャズ・ミュージシャンの代表格であった。ジャズ...

  • R・ブライアントの初リーダー作

    ジャズ演奏の中では、ピアノの演奏が一番お気に入り。子供の頃、10年間ほどピアノを習っていたということもあって、ピアノについては聴くだけでは無く、弾く難しさも多少理解できるので、ジャズ・ピアノは他の楽器より、その内容が理解し易い。そういう点からも、ジャズ・ピアノが一番好きなんだろうな、と思う。ジャズ・ピアニストについては、好きなピアニストは多々いるが、ジャズを聴き始めた50年ほど前から、レイ・ブラ...

  • クリスマスの喧嘩セッション再び

    ジャズには、伝説めいた「逸話」が沢山ある。それぞれ、関係者や当事者の証言から「真実」とされる逸話もあれば、関係者や当事者の証言が全く違う「作り話」な逸話もある。それでも、それぞれの「逸話」は、ジャズならではの話がほとんどで、ジャズやジャズに関係する人達が、いかに人間っぽくて温かでユニークなのか、が良く判る。マイルス・ディヴィスの、そんな「逸話」の筆頭に「クリスマス・セッションでの喧嘩セッション」...

  • ジャズ喫茶で流したい・269

    クリス・ポッター(Chris Potter)。米国シカゴ出身、1971年1月1日生まれ。今年で52歳になる、ジャズ・サックス奏者の中堅。純ジャズのみならず、フュージョン、ファンク的なアプローチにも長けている、オールマイティーなサックス奏者だが、やはり、メインストリーム系の純ジャズを吹かせたら、現代ジャズ・サックス奏者の先頭集団に値するパフォーマンスを披露してくれる。Chris Potter『Go...

  • ラックナーの『Last Decade』

    朝の冷え込みがずっと続いている。今日は朝から日差しがあったので、気温はそこそこ上がったが、日差しの無い曇天だと気温が上がらない。一週間ほど前まで、半袖で過ごしていたのになあ。これだけいきなり気温が下がると、体がついていかない。外へ出て、散歩するのもちょっと控えている今日この頃。こういう気候の時は家にいて、少し暖房をつけた暖かい部屋でジャズを聴くのが良い。部屋の中で熱いコーヒーをすすりながらジャズ...

  • 「ECMのロヴァーノ」の新作です

    寒い。とにかく寒い。気象通報によれば「年末年始頃の寒さ」。あの〜今はまだ11月の上旬なんですが。これだけいきなり寒くなると、外出するのも憚られる。こういう日は、冬の身支度をして、部屋の中で熱いコーヒーでもすすりながらジャズを聴く。それも耽美的でリリカルなニュー・ジャズだ。それに限る。静的で耽美的でリリカルなニュー・ジャズとくれば「ECMレーベル」のジャズ盤だろう(なんかこればっかりやなあ・笑)。...

  • ドミニク・ミラー『Vagabond』

    晩秋の雨の一日。午前中からそぼそぼ降り始めて、夕方からは、まとまって降る雨。こういう日は家でじっとしているに限る。外は北風に変わって気温は下がるが、室内はまだ保温が良いのか、23℃と過ごしやすい。窓の外は雨に煙る、晩秋の雨の日の風景。こういう日に聴くジャズは「ECM」が良い。そぼ降る雨。鉛色の空。こういう天候の日は欧州系のジャズが良い。秋の黄昏時の穏やかに輝く黄金色の光の様な、ブリリアントでリリ...

  • マイルス『Blue Moods』を聴く

    マイルス『Blue Moods』を聴くマイルスは、1953〜54年に麻薬禍から脱して復調、訳だが、収入的には満足できるレベルには至ってはいなかったと思われる。収入的に満足レベルになったのは、恐らく、1955年7月、ニューポート・ジャズ・フェスティバルへの出演時、批評家からも観客からも高評価を得て、大手レコード会社のCBSと契約した1955年10月以降だろう。Miles Davis『Blue M...

  • マイルス『Bags’ Groove』再聴

    1954年のマイルスは、麻薬禍を克服し復調なって、「マイルスの考えるハードバップ」の追求を加速させている。特に1954年半ば以降のマイルスのリーダー作に堕盤は無い。どの盤も、マイルス独特の美学の中でのハードバップな演奏が素晴らしい。マイルス伝説の一つになっている、マイルスのパフォーマンスについて、批評家からも観客からも高評価を得たニューポート・ジャズ・フェスティバルへの出演が1955年7月。この...

  • マイルスの『Collectors’ Items』

    プレスティッジ・レーベルは、セッションを録音するだけ録音しておいて、そのストックした音源の中から、感覚で収録曲をチョイスし、その感覚でチョイスした演奏曲を寄せ集めて、LPフォーマットに収めて、該当するジャズマンのリーダー作をリリースする、という、ジャズという音楽の性格上、好ましくないアルバムの制作をしていた。ジャズは即興と進化が個性の音楽ジャンルなので、そのセッションが録音された年月日がとても重...

  • フェローシップ・バンドの新作

    現代のジャズ・ドラマーのお気に入りの一人に「ブライアン・ブレイド(Brian Blade)」がいる。米国のジャズ・ドラマーで、1970年7月生まれなので、今年で53歳になる。自身が運営するグループ「フェローシップ・バンド」にて、初リーダー作をリリースして以降、ずっと、この「ザ・フェローシップ・バンド」で自身のリーダー作を発表し続けている。ブライアン・ブレイドと言えば、サイドマンとしての活動にも優...

  • 黒田卓也『Midnight Crisp』良好

    我が国の中堅ジャズ・トランペッターの黒田卓也。1980年2月21日生まれ。兵庫県芦屋市出身。20歳でバークリー音楽大学へ短期留学。2003年に渡米、NYのニュースクール大学ジャズ科に進学。2014年、リーダー作『Rising Son』(Blue Note)でメジャー・デビュー。日本国内では、JUJU、orange pekoeなどのアルバムにアレンジャーやプレイヤーとして参加している。黒田卓也『M...

  • ジャズ喫茶で流したい・268

    イタリアン・ジャズの至宝であり重鎮であるピアニスト、エンリコ・ピエラヌンツィ(以下、エンリコと略)。1949年12月生まれだから、今年で74歳になる。大ベテランの域であり、今までの実績から「生けるレジェンド」的存在。ビル・エヴァンスのバップでリリカルで耽美的なピアノを欧州仕様にした様な、正統派かつ硬派なモダン・ジャズ・ピアニストである。Enrico Pieranunzi Latin Jazz Q...

  • マイルスの『Walkin’』を聴き直す

    マイルスの麻薬禍のピークは「1952年」。1953年後半には、故郷のセントルイスに戻り、依存症の治療に専念している。麻薬禍の克服とジャズ・シーンへの本格的なカムバックは1954年。1954年には麻薬禍から脱して、マイルスの考えるハードバップを本格的に追求し始める。マイルスの1954年は「マイルスの考えるハードバップ」元年である。Miles Davis『Walkin'』(写真左)。1954年4月3...

  • ジャム・バンドなジョンスコ再び

    ジョン・スコフィールド(John Scofield、以降、略して「ジョンスコ」)という、ほぼレジェンド級のギタリストって、フュージョン・テイストのコンテンポラリーなジャズから入って、ジャズ・ファンク、そして、ワールド・ミュージック志向なニュー・ジャズをやったり。個性的な、良い意味で「捻れた変態エレギ」を駆使して、新しいジャズ・ギターのイメージを拡げてきた。John Scofield『Uncle ...

  • 小沼ようすけ『Jam Ka Deux』

    21世紀に入ってから頭角を表した、優れた日本人ジャズ・ギタリストの一人「小沼ようすけ(おぬま、と読む)」。1974年生まれ。今年で49歳になる。秋田県能代市出身。ジャズの世界でいけば、若手と言うにはちょっと歳は取っていて「中堅」レベルの存在。心身共々やっと落ち着いて、自らの個性を最大限発揮出来る年代である。ギターの音の個性とは、エッジの丸いマイルドな音色。それもそのはず。ピックを使わないフィンガ...

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