翌30日の夕方、日本軍の部隊が到着し、虐殺は収束したが、多くの暴徒はすでに逃走していた。事件後に、通州憲兵隊が作成した事件調書の写しには、以下のように記されている。「多数の邦人が虐殺されたあとを見ると、じつにその惨状言語に絶し、正視に堪えないものがある。すなわち、ある者は鼻に針金を通され、ある者は大根のように腕や足を切り刻まれ、目を刳りぬかれ、あるいは耳鼻を切断され、手足の指を裂き、婦女子に至っては...
最後の写真でネモフィラの向こうに見える山は、外秩父の笠山という山です。ゴールデンウィーク期間中、武蔵丘陵森林公園は混みます。混みますが、園内は広いため、人とぶつかるような混雑ではありません。ただし車で行く人は、駐車場に入るまでは大変です。開園時間は9時30分ですが、29日は9時50分に西口に到着すると、駐車場の200m手前で入園待ちの渋滞につかまりました。20分ほどで駐車場に入れまいたが、11時半に退園するとき...
シナにおける言語には、話し言葉と書き言葉には越えがたいギャップがあるという問題がある。しかも言語から遊離した文字の使用の、異常な発達のせいで、言語の発達が妨げられている。そのため自分の精神生活の隅々まで十分に表現することは、シナで使われている言葉では不可能に近い。こうした状況にあるシナ人が、日本語や英語のように、良く発達した、表音文字による文学の伝統を持ち、文字と言語の間のギャップが小さく、誰でも...
2025・04・27 看中国「手抜き工事」が国境を越える 崩壊事故が相次ぎ(抜粋)2025年3月28日、ミャンマーでマグニチュード7.7の大地震が発生し、隣国タイにも強い揺れが及びました。この地震により、バンコク市内にある33階建ての国家監査庁ビルが突如として倒壊しました。このビルは中国国有企業・中国鉄道第十局集団有限公司が施工を担当していたものであり、今回の地震で唯一倒壊した高層建築物となりました。中国における「...
東京、京都、ニセコ……訪日観光客の増加によるオーバーツーリズムの弊害が日本各地で問題となっている今、日本政府が目指した「観光立国」とは一体何だったのか、検証すべき時期に来ている。人口減による人手不足や公共交通の減便といった問題をはじめ、物価の高騰、メディアの過剰報道など、観光を取り巻く環境は楽観を許さない。観光学の第一人者が豊富な事例をもとに、改めて観光の意義と、ありうべき日本の観光の未来を問い直す...
この本に紹介されていた難読地名が面白かったので、ここで紹介しておきます。まずは「未明」、なんと読むと思います?島根県の安来市伯太町に、この「未明」という地名があります。これ、「ほのか」と読むそうです。本来、未明といえば、夜が明ける前の時間帯、東の空が白み始める頃、朝の気配が漂い始めた頃のことですよね。この本には、隠岐に配流された後醍醐天皇が、1333年に隠岐を脱出してこの地にやって来たとき、「ほのか」...
孫娘が「大丈夫」という言葉をよく使います。大丈夫という言葉は本来、頼りがいのある立派な男性、大人物、英雄、気概や責任感のある人を表わす“中国”生まれの言葉ですね。それが日本に伝わってそのような人を表わすだけでなく、そこから派生して、物事の状態や状況にも使われるようになっていきます。「しっかりしている人」、「信頼できる人」、「問題がない人」の「人」が取れて、「しっかりしている状態」、「信頼できる状態」...
東松山市高坂丘陵地区にある児沢の森及び松風公園のきんらんとぎんらんが、見頃を迎えているらしいので出かけてみました。強がって、スイミングに出かけた妻に「走ってくる」とメールを送って出かけた手前、基本、ランニングです。起点はファミリーマートです。児沢のどのあたりに咲いているのか分からず、子ども動物園の脇から児沢沿いに走ってみたが見つかりません。そのままクロスカントリーコースに入ってみたが、ここにもあり...
2025/04/22 看中国経済失速、雇用崩壊、人口激減 中国が直面する“三重苦”(抜粋)中国経済の苦境は単なる不動産不況にとどまりません。失業者の増加、人口の急減、実体経済の崩壊といった多重の要因が同時に進行しており、中国経済は今、かつてない深刻な衰退局面へと突入しつつあります。...
遺跡発掘現場にたずさわる「掘る女」によるコミックエッセイ!「北海道・東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録されて、再評価が高まる縄文時代。今から約1万6千年前に作られた奇妙なデザインの土器やどこか可愛げのある造形の土偶の謎は、多くの現代人を惹きつけてやみません。1万年以上の長い年月のあいだで変化を余儀なくされた縄文時代を漫画でわかりやすくあぶりだします。「縄文」という題名を見ると、ついつい手を出してし...
毛沢東が大躍進の号令をかけたのは1958年のことでした。その前に「百花斉放百家争鳴」というのをやっていますね。人民からのありとあらゆる主張を受け入れるというやつです。共産党への批判も歓迎すると、始められました。とある高校に勤務しているとき、校長が同じことをやろうとしたことがありました。「私への批判も受け入れるから、正々堂々と記名の上提出してくれ」というので言ってやりました。「校長、毛沢東が同じことをや...
山つつじを探しながら、鎌北湖周辺の山を歩いてきました。飯森山から山伝いに鎌北湖に向かいました。何年か前、たくさんの山つつじが咲いていたんだけど、ここ数年、数が少ない年が続いています。残念ながら、今年はとても少なかったです 。いったん鎌北湖第1駐車場に下りて湖畔を歩き、鎌北地区から伐採地に向かいました。水道施設から山に入り、途中から無理矢理雨堤によじ登り、そのまま蟹穴山へ向かいました。山つつじが咲いて...
『思いもよらない日本の見かた』 ジェイソン・モーガン 星野ルネ
日本の街が綺麗なのは〝集団主義〟の成果。日本人ほど税に関心が薄い国民はいない。日本はじつに宗教的な国。「お天道様が見ている」を考えた人は凄い!「火葬」ほど怖いことはない……日本人には〝思いもよらない〟指摘が頻出!アメリカ・ルイジアナで生まれ育った学者と、カメルーンで生まれ、姫路で育った漫画家が日本、アメリカ、カメルーン、そして世界についての大ディベートを展開。我々日本人がスルーしていたこと、「そんな...
2025・04・09 東スポ「パワーレンジャー」制作者が謝罪 90年代の放送開始時「人種のステレオタイプを意識していなかった」(抜粋)日本の子供向け特撮番組「スーパー戦隊シリーズ」をベースにして米国で制作され、大ヒットした「パワーレンジャー」の制作者が、1990年代の放送開始当時、「ステレオタイプを意識しないまま、黒人にブラックレンジャー、アジア人にイエローレンジャーをキャスティングしてしまった」と告白...
“中国”の最重要戦略は、徹底した軍民融合にあります。最先端の民間技術を、積極的に軍事に転用するための国家戦略です。その本質は、技術の向上にしても、製品化においても、軍事と民政の境界を設けないことにあります。元来“中国”においては、国有企業はもちろんのこと、企業が政府や軍、共産党の影響下に置かれることが多く、民間で開発された技術を、軍が利用しやすい環境にあります。このような状況下で外国企業や研究機関を誘...
ファーウェイという“中国”の会社があります。ファーウェイは1987年に深圳市で、任正非によって設立された、情報通信技術(ICT)およびスマートデバイスのグローバルリーダーです。創業者の任正非は軍人から転身した起業家で、「狼の文化」と言われる企業理念をファーウェイに定着させました。「狼の文化」とは、狼の群れのように団結し、狼のように鋭い嗅覚で市場機会を捉え、狼のように攻撃敵に行動することを意味します。許侵害...
暑くなりそうなので、朝一で笠山や堂平あたりを歩いてこようと思ったんだけど、朝起きたら面倒くさくなってしまいました。夜、しっかり眠れていないのが原因かもしれません。朝食後、深く反省して、近くでいいから歩いてくることにしました。昨日の惜しかったキンランが咲いているかもしれません。ワクワクしながら、最初に市民の森東屋周辺を目指して出かけました。キンランは、昨日より色づいてはいましたが、開花はしていません...
2025・04・18 ロイター日本の国境付近での軍事演習計画は「挑発行為」=ロシア外務省(抜粋)ロシア外務省は17日、日本がロシア国境付近で軍事演習を行う計画は挑発行為であり、国家安全保障に対する脅威と見なすと発表した。計画に関し、日本の駐ロシア大使に抗議したという。これは、陸上自衛隊が6月に行う「88式地対艦ミサイル」の発射訓練の発表に対応したものですね。2025・4・11 朝日新聞陸自のミサ...
近所の山を歩いてきました。東松山市の物見山です。4月19日(土曜日)には「物見山つつじ祭り」が開催されます。つつじはまだ満開に至りませんが、あと2日で「つつじ祭り」の名に恥じない程度には咲いてくれそうです。物見山にはつつじの通り抜けがあります。ここを訪れた方は、ぜひこの通り抜けを探してみてください。物見山から石坂の森と市民の森を歩いてきました。11日に歩いたときに比べ、格段、花の量が増えました。ヘビイチ...
2025・4・16 現代ビジネス習近平、絶望…いつの間にか「世界から孤立」していた!報復関税で直面する中国経済の「悲惨な末路」と、トランプが仕掛けた「ヤバすぎる罠」(抜粋)中国も反撃に出ているが、絵に描いた餅に終わりそうだ。習氏は米国から高率の相互関税を課された東南アジア諸国(ベトナム、マレーシア、カンボジア)を14日から歴訪する。今年初の外遊に赴く習氏は「近隣諸国との全面的な協力を深める」と表明している...
空模様が定まりませんね。勤めている人は、天候にかかわらず休みの日に登るしかありませんよね。その点、わたしのような隠居は、天気の良い日を選んで登れる分だけ、天気が定まらないのが悩ましい。そうこうしているうちに、桜が完全に終わってしまうかもしれないし。ああ、悩ましい。「わが心やすむまもなくつかれはて 春はさくらの奴なりけり」これは本居宣長の歌ですが、まさに今のわたしの心境です。越生黒山から四寸道で関八...
1日中国の不動産不況が悪化-住宅販売が減少、万科は上場以来初の赤字(Bb)米、中国・香港高官に制裁 「国境越えた弾圧」に関与(ロイター) 日本でも香港民主派は圧力受ける中国軍、台湾周辺で軍事演習開始 頼総統を寄生虫と批判(ロイター) 寄生虫はどう考えても中国共産党中国調査船が豪南部沖航行 海底情報収集か、演習に続く活動(時事)中国国営メディア ミャンマー地震救助活動報道 タイのビル倒壊は厳しく規制(産経)工...
フィナンシャル・タイムズ、タイムズなど欧米メディアで絶賛!イブニング・スタンダード紙のブックオブザイヤー受賞。「資本家」対「労働者」から「大都市エリート」対「土着の国民」へ。左右ではなく「上下」対立の時代を読み解くバイブル!ポピュリズムは病原ではなく症状だ。民主主義を滅ぼす病原は新自由主義にある。グローバル化の問題点は「新しい階級闘争」を生み出した。新自由主義改革のもたらした経済格差の拡大、政治的...
1938年7月6日から15日にかけて、フランスのエビアンで「エビアン会議」が開催されました。この会議は、ナチス・ドイツによるユダヤ人迫害が激化し、ユダヤ人難民が増加する中で、彼らの受け入れについて議論するために、32か国の代表が集まったものです。アメリカのフランクリン・D・ルーズベルト大統領の呼びかけにより開催され、欧米諸国を中心に各国政府や国際機関の代表が参加しました。当時、国際連盟を脱退し、国際的には孤...
日本人には少し敷居が高く感じられるクラシック音楽。でもコンサートホールまで聴きに行かない人でも、実は生活の中でさまざまな形で耳にしています。例えば、炊飯器の炊き上がりやお風呂のお湯張り完了で流れる電子音で、TVの人気番組のオープニングテーマとして、映画やアニメの名シーンの一部として、または運動会や結婚式を盛り上げるBGMとして……。それらの名曲は、ただ聴いているだけでも美しさに浸れますが、そこに隠された...
この『天空の魔手』で、警視庁公安部・片野坂彰シリーズも第5弾なんですね。シリーズは①『国境の銃弾』、②『動脈爆破』、③『紅旗の陰謀』、④『群狼の海域』、⑤『天空の魔手』、⑥『伏蛇の闇網』の順で出されています。私の読み順は、メチャクチャです。最初に第4弾の『群狼の海域』を読んでいます。たまたま手に取った第4弾の本が面白くて、「じゃあ、最初から読んでみようかな」と、次ぎに第1弾の『国境の銃弾』を読みました。それ...
東松山市の物見山につつじの通り抜けがあります。咲き始めたつつじと桜の花びらの絨毯で、空気が桃色に染まっています。物見山に来たら、ぜひ通り抜けてみてください。きっと明日あたり、とてもきれいになっていると思います。...
出雲はもとは「伊豆毛」と表記したもので、もともとは三輪こそが伊豆毛族の故地であったようです。その後、三輪の地を追われて数カ所に分かれていきます。斉明天皇の時、それらはいずれも「出雲郷」という呼び名をつけられました。出雲族は、現在でも京都や島根に神社という形で足跡を残しています。京都の出雲族は歴史の中に消えてしまいましたが、島根の出雲族はオオクニヌシの神霊と共に連綿と続いています。一族は二つに分かれ...
天気がいいのは今日(9日)までらしいので、昨日に続いて出かけることにしました。何も考えなくても歩ける慈光寺に出かけました。ときがわトレッキングコース駐車場に車を置いて、5時半の歩き出し。慈光寺の観音堂に着くまではヤッケを着ていました。この時期の慈光寺は、花が咲いて、鳥が鳴いて、とても良いですね。慈光寺までの道にはいろいろな品種の桜が植えられていて、違う時期に、違う花の様子を楽しめます。 桜はもち...
毎年訪れている、飯能市吾野の八徳集落にある「八徳の一本桜」と呼ばれる桜の巨樹を見に行ってきました。先週一週間、亡くなったI さんのことに囚われていました。告別式も終わり、今週は自らを励まして日常を取り戻そうと思います。そんなわけで、昨日も今日も、花を見に出かけています。越生町黒山の、天狗滝から山に入りました。黒山三滝から傘杉峠に向かう道は、2019年の台風19号以来通行止めになっていました。大きな崩落が登...
3月30日、日曜日の夜、仕事を引退してからも懇意にして貰っている、数少ない友人の一人から電話がありました。共通する先輩が亡くなったという連絡でした。9年前に奥様を亡くされてからは、先輩は一人暮らしをしていました。子どもは3人いて、3人ともさほど遠くないところで家庭を営んでいます。日曜日に連絡が取れないことを心配した長男が実家を訪ね、こたつにうち伏せている遺体を発見したそうです。29日の晩に私たちも知ってい...
イギリスではカルバン派のことをピューリタンと呼びました。彼らにとっては、王の命令よりも神の意志の方が優先となります。イギリス革命の前半は、クロムウェルという狂信的カルバン派の軍人が主導権を握りました。彼は神の意志を実現するため、国王チャールズ2世を処刑してクロムウェル独裁による神権国家体制を構築しました。これをピューリタン革命といいます。ピューリタンは酒もたばこも、歌も芝居もダメという禁欲主義です...
言葉に関わる本が好きで、面白そうなのがあれば読むようにしています。この『言語学クエスト』というのも、大変興味深い本でした。著者によればこの本は、「言葉の謎を探求する冒険の本」であるとのことです。そして、この冒険によって文章やコミュニケーションのスキルレベルがアップするということがあるかもしれないが、真に目指すところは「言葉の先に広がるより大きな世界を見つけること」だというのです。分かります?私自身...
路傍やお寺など、あちらこちらに祀られているお地蔵さん。日本人にもっとも親しみやすい菩薩だが、なぜ、そこに安置されているのか?いったい何ものなのか?インドから日本、古代から現代までの歴史、文学、民俗などの豊かな事例からわかりやすく考察して、お地蔵さんの奥深い世界を紐解き、日本人の信仰を明らかにする。私の生れた家の近くにある辻に、大きな岩に乗せられた子安地蔵が祀られていて、私の家が管理していました。祭...
ヤマト建国、壬申の乱といった歴史の転換点で重要な役割を担い、天皇家にも絶大な影響力を誇っていた東海地方の豪族、尾張氏。古代史における重要人物にもかかわらず、その正体を知る者はほとんどいない。なぜなら、尾張氏は最古の歴史書『日本書紀』から消されたからだ。『日本書紀』は不正確な記述が多いとされているが、考古学が発展した今、『日本書紀』の記述では説明がつかなかった「古代史の謎」の多くが、解明されつつある...
2025年3月 『スプートニク』『ロシア・トゥデイ』に登場する北方領土
ウクライナ侵攻という大失敗がロシアの中枢を脅かしはじめたよう。5月以降、北方領土や対日平和条約交渉に関連する報道は、“スプートニク”から消えてしまった。6月からは、《スプートニクに登場する日本》という程度に枠を広げて、しかも他紙も含めて、日露関係を追いかけてみたものの、10月あたりからはそれもほとんどない。12月からは、ロシアに関わる特異な話題を拾ってみた。(スプートニク、ロシア・トゥデイ、モスクワ...
2010年代終わりに、容易に折り合いがつけられないような、深刻な対立が米中・米露の間に生まれています。この対立は、残念ながら、微調整で解消できるようなものではありません。国際秩序の現状を維持すべきと考えるか、打破すべきと考えるかといった、戦略における根本的な相違に由来するものだからです。現状を維持すべきと考えるのが米欧日といった自由主義諸国、現状を打破すべきと考えるのが中露北の専制体制諸国というこ...
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翌30日の夕方、日本軍の部隊が到着し、虐殺は収束したが、多くの暴徒はすでに逃走していた。事件後に、通州憲兵隊が作成した事件調書の写しには、以下のように記されている。「多数の邦人が虐殺されたあとを見ると、じつにその惨状言語に絶し、正視に堪えないものがある。すなわち、ある者は鼻に針金を通され、ある者は大根のように腕や足を切り刻まれ、目を刳りぬかれ、あるいは耳鼻を切断され、手足の指を裂き、婦女子に至っては...
《佐々木テンの目撃談 2》一人のお婆さんがよろけるように逃げてきております。するとお婆さんを追いかけてきた学生が青竜刀を振りかざしたかと思うと、いきなりこのお婆さんに斬りかかってきたのです。暴徒は老婆の左腕を肩の辺りから切り落とした。暴徒はさらに、仰向けに倒れた老婆の胸部と腹部を突き刺し、その場を去った。周囲に誰もいないことを確認したテンは老婆の元に駆け寄った。老婆は「くやしい」と口にし、「敵をと...
安田公館は、綿花栽培の技術向上を目指す植綿指導処として使われたいた。職員の石井亨は結婚したばかりの新婚だった。暴徒は職員やその家族に銃を乱射。石井は応接室で死んだ。遺体の脇のメモには、「六時三〇分襲撃サル。残念」「バンザイ。アトヲ頼ム」とあった。新妻の遺体も、同じ応接室で発見された。《数少ない生存者の一人廣田利雄の証言》「グウグウ高鼾をかいていたのですが、庭にいた子牛大の犬が銃声に驚いたのか、柄に...
2025・07・07 産経新聞中国共産党最高指導部メンバー「党は勇敢に戦った」 盧溝橋事件88年式典に3年ぶり出席(抜粋)盧溝橋事件から88年となった7日、北京市内で記念式典が開かれた。中国国営新華社通信によると、中国共産党序列5位で最高指導部メンバーの蔡奇・党政治局常務委員が出席し、「中国共産党は抗日戦争の最前線で勇敢に戦った」と演説した。“社会主義の先駆け”という地位を自ら放棄した中国共産党は、蔡奇・党政治局...
自分の年金はいくら貰えるか、ざっくりでいいから知りたい。年金を貰うまでの間に何かすることはあるか。やたら不安しかないのはなぜなのか。ムダに情報量が多い年金の知識から必要なものだけ、それと月14万円でも生活できている中身を公開。所得税ゼロ円/住民税ゼロ円/健康保険料ゼロ円/民間医療保険料ゼロ円/生命保険料ゼロ円個人年金ゼロ円/投資ストレスゼロ円/労働ストレスゼロ円/冠婚葬祭費ゼロ円/借金・利息ゼロ円ケ...
週に一度、かみさんと一緒に買い出しに出かける。野菜は農協の直売所へ、その他の食材はベイシアへ。たまに、ベイシアでハムカツやメンチカツ、それにかき揚げを買って、お昼にすることがある。揚げ物はキャベツの千切りと一緒に盛り付けて、かき揚げは天丼にして食べる。安上がりで、かつ美味しい。その揚げ物コーナーと弁当のコーナーは隣り合っているのだが、その真ん中に、最近、大きな炊飯器と、カレーのはいった大鍋が置いて...
「諡(おくりな)」とは、主に歴史的な文脈で、死後にその人の功績や人格を称えるために贈られる名前のこと。特に“中国”や日本の古代において、皇帝や貴族などの高位の人物に対して、死後にその生涯を象徴するような称号や名前を贈る習慣があった。これを「諡号(しごう)」ともいう。例えば、日本の天皇には死後に「〇〇天皇」という諡号が贈られる。中国風の諡を(漢風諡号)というが、奈良時代に、日本にはもともとなかった漢風...
「強く願えば夢は叶う」というのは本当か。強く願うことにより、目標に対するモチベーションや集中力を高め、行動を促す効果は確かにある。強く願うことが行動、計画立案、環境整備、スキルアップにつながり、場合によっては運を引き寄せる効果も生れるかも知れない。しかし、物事には常に、自分の願いだけではどうにもならない、現実の壁というものが存在する。経済状況、社会的環境、競争という、個人のコントロールを超える要因...
古事記神話の4割余りを占める出雲には、この国の成り立ちを解く鍵がある。地名や神社、伝承や考古学的成果などから、列島各地の“出雲”を掘り起こしてきた筆者が、それらを結びつけていくことで浮かび上がる“もう一つの日本”を描き出す。郷土と郷土の歴史を、時には国境をも越えて結びつけていくと、中央(国家)の視点で描かれてきた歴史とは異なる多様性、中央の下位的存在などではない地域の価値が浮かび上がる。地域を跨ぎ、地...
2025・07・03 産経中国「日本軍国主義の犯罪展示」 盧溝橋事件から88年の7日から、戦勝80年企画展(抜粋)中国政府は3日、抗日戦争勝利80年の行事について記者会見を開いた。北京郊外、盧溝橋近くの中国人民抗日戦争記念館で戦勝80年の企画展を7日から開催、「日本軍国主義による中国人への犯罪行為を展示する」と説明した。社会主義の先駆けから逃走した中国共産党が、なぜか今もシナ人民を専制支配している。その唯一の根拠と...
2025・06・30 NHKトランプ大統領 “日本の自動車貿易は不公平 原油など購入を”(抜粋)アメリカのトランプ大統領は関税措置をめぐる日本との交渉に関連して、日本からの自動車の輸入が多い一方、アメリカからの輸出は少ないとして「公平ではない」と述べました。アメリカは日本車の輸入に際し、2.5%の関税を課しているが、日本は自動車輸入に対して関税を課していない。0%である。米国車は関税面での障壁なく日本市場にアクセス...
2025・07・01 AFP「ムハンマド風刺画」めぐり激しい衝突 トルコ(抜粋)風刺雑誌がイスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を掲載した疑惑が浮上したのを受け、トルコ・イスタンブールで6月30日に衝突が発生した。警察はゴム弾と催涙ガスを使って怒れる群衆を鎮圧した。風刺画には、爆撃を受ける都市の上空に浮かぶ2人の人物が描かれていた。2人は握手しており、一人が「サラーム・アライクム、私はムハンマドです」と述べ、もう1人...
ウクライナ侵攻という大失敗がロシアの中枢を脅かしはじめたよう。5月以降、北方領土や対日平和条約交渉に関連する報道は、“スプートニク”から消えてしまった。6月からは、《スプートニクに登場する日本》という程度に枠を広げて、しかも他紙も含めて、日露関係を追いかけてみたものの、10月あたりからはそれもほとんどない。12月からは、ロシアに関わる特異な話題を拾ってみた。(スプートニク、タス、ロシア・トゥデイ、モ...
アナウンサー、作家として88歳の現在まで「言葉」と関わり続けてきた著者が警告する、「今どきの日本語」の中に潜む危うさとは?★★★「今どきの日本語」への警告★★★●「絆」という言葉の危険性●「おとうさん、おかあさん」の不思議な使い方●「〜かな」を文末につけてしまう心理●元気や勇気は「与える」ものではない●「過剰コンプラ」で言葉は貧しくなる私も、「させていただく」が好きではない。「結婚させていただきました」、「感...
16日米、ベトナムに中国技術からのデカップリング要求(ロイター)中国保有の核弾頭、1年で100発増え「600発」に(読売) 伊達や酔狂で増やしているわけではない中国人が卵子採取場運営か だまされ軟禁のタイ女性証言―ジョージア(時事) シナ人はおぞましい!17日中国、一部で公務員の会食禁止 「倹約令」行き過ぎとの批判も(ロイター)リトアニア、中国外交官「全員追放」 中国大使館は「空き家」に(看中国)中国での広範な賃...
中国海軍の空母「遼寧」と「山東」が2025年6月に太平洋で同時訓練を行い、日本の排他的経済水域(EEZ)内を航行し、艦載機による数百回の発着を行ったことは、明らかな挑発行為である。この行動は、日本近海での異例な軍事活動であり、特に「山東」の艦載機が海上自衛隊のP3C哨戒機に約45メートルの危険な距離まで異常接近し、前方を横切る行為は、偶発的衝突を誘発しかねない無謀な行動である。この行為は、監視任務を遂行中の自...
2025/06/29 読売新聞「H2A」最終号機、打ち上げに成功…初打ち上げ以来成功率98%を記録(抜粋)機体の打ち上げを担う三菱重工業によると、H2Aの打ち上げ成功は44回連続で、2001年の初打ち上げ以来の成功率は98%を記録した。計50回の打ち上げのうち、失敗したのは03年の6号機のみで、高い技術力と信頼性を発揮した。...
エマニュエル・トッドは、左翼の高学歴エリート層が、社会の大多数の労働者や大衆から遊離したことが、社会の分断と荒廃を招いたと主張する。彼は、現代の欧米や日本などの先進国における社会階層の分断に焦点を当てている。グローバル化や新自由主義経済の進展により、高学歴で都市部に住むエリート層(知識階級や専門職層)が、経済的・文化的に労働者階級や地方の大衆から切り離されたと指摘している。エリート層は国際的な経済...
1度限りの大トリック!劇中の殺人は真実か?俳優志願の男女7人、殺人劇の恐怖の結末。早春の乗鞍高原のペンションに集まったのは、オーディションに合格した男女7名。これから舞台稽古が始まる。豪雪に襲われ孤立した山荘での殺人劇だ。だが、1人また1人と現実に仲間が消えていくにつれ、彼らの間に疑惑が生まれた。はたしてこれは本当に芝居なのか? 驚愕の終幕が読者を待っている!人里から遠く離れた山荘に、同じ芝居に出演する...
若いときに出会った言葉の意味を、50代になってはじめて知る、などということがよく起こります。これこそ、まさに人生の妙味と言えるでしょう。この本は、選りすぐりの名言を集めたという意味では、あらゆる年齢層の人を対象としていますが、特に人生の後半にさしかかり、酸いも甘いも知った上で、もうひと華、ふた華、咲かせようと思っている“人生のベテラン”を意識してつくりました。この本が、あなたの人生に、一層の深みと奥ゆ...
纏向から発見される土器で、いろいろなことが分かるようだ。纏向から発見された外来系の土器は、全体の3割に上る。外来系土器を地域分けすると、東海49%、山陰・北陸17%、河内10%、吉備7%、関東・近江5%、西部瀬戸内・播磨3%、紀伊1%となる。各地の埋葬文化を合わせて前方後円墳が生まれ、この新たな埋葬様式を日本各地の首長が受け入れていき、3世紀後半から4世紀にかけて、緩やかな連合体が生まれた。これが...
2023/05/26 毎日海自護衛艦 旭日旗を掲揚し韓国主催の多国間訓練参加へ 防衛相(抜粋)浜田靖一防衛相は26日の記者会見で、韓国の済州島沖で31日に実施される多国間海上訓練に伴い、海上自衛隊の護衛艦が自衛艦旗の「旭日旗」を掲揚して釜山港に入港すると明らかにした。旭日旗を巡っては、2018年に韓国で国際観艦式が開催された際、韓国側が掲揚を認めず、海自が参加を取りやめた経緯がある。2024/07/12 聯合ニュース旭日...
アイデンティティーもわからない、イデオロギーも失われた国の焦燥はどこから来るのか? ロシアとは何か─モンゴル・中国から歴史認識を問い直す─ロシアを紐解けば世界がわかる!「偉大なるロシアの復活」を標榜してウクライナ侵攻を続けるプーチンのロシア。一体、プーチンの描くロシアとは、何百年前の、どのようなロシアなのか? ロシア人とはどのようなルーツの人々なのか? 習近平の中国もまた「一帯一路構想」を提唱するが...
イランの改革派?イランがイスラム革命国家であることは、何も変わらない。何も期待できない。そんなの当たり前。2024/07/10 読売反イスラエル闘争「支持」…イラン次期大統領 ヒズボラへ書簡(抜粋)統領選で当選したマスード・ペゼシュキアン氏は8日、イスラエル北部への攻撃を続けるレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラ指導者のハッサン・ナスララ師への書簡で、反イスラエル闘争の支持を継続する方針を伝えた。ナス...
プーチンが指導者として理想とするスターリン、じつはその名前、「鋼鉄の人」という意味の偽名。本名はヨシフ・ヴィッサリオノヴィチ・ジュガシヴィリ。今はジョージアとアメリカのような名前を名乗る、かつてのグルジアの生まれである。靴職人だった父親はアルコール依存症で、家庭内で暴力を振るったという。性格がすっかりねじ曲がったヨシフ君、1907年には銀行強盗事件を指揮している。革命のための資金を集めることが目的...
2024/07/10 朝鮮日報北朝鮮製とみられる老朽砲弾を撃った瞬間爆発、ロシア兵3人死亡(抜粋)ウクライナ戦争が始まった後、武器不足に苦しむロシアは、倉庫に放置されていたS60対空砲を再び引っ張り出して陸上攻撃用として使い始めましたが、砲弾は北朝鮮からの供給だと伝えられています。2024/07/06 Daily NK「北朝鮮の不良弾薬が暴発し吹き飛ぶロシア兵」衝撃の瞬間(抜粋)ウクライナの英字メディアである...
トルデシリャス条約(1494年)によって、ポルトガルとスペインはかってに世界の制海権を2分した。発展途上で2強から頭を抑えられた格好のオランダは、理屈と自由貿易によって対抗しようとした。「自然法と国際法の父」と呼ばれるオランダのグロティウスは、『海洋自由論』によって「海洋は誰のものでもない」と主張し、世界の流れを作った。オランダが2強に盾を突くよりずっと前の1530年代、石見銀山で銀の生産が始まる...
2024/07/10 看中国湖南省で無警告のダム放水 3万人死亡(抜粋)湖南省の多くの地域で洪水が発生し、住民は苦しんでいます。最近、ネット上で湖南省岳陽市平江県の87のダムが無警告で放水し、3万人が死亡したとの情報が流れましたが、公式の確認はありません。一方、岳陽市華容県では洞庭湖の堤防が決壊し、下流の住民が深刻な被害を受けています。被災者の中には「今回の洪水で一生の蓄えが流された」と嘆く人もいます...
現代の私たちは日本の伝統文化をあまりにも知らない。それは明治時代に西洋の知識や技術を取り入れるためにつくられた学校教育や近代の学問が、日本の文学や歴史を私たちの心から切り離して論じてきたからだ。伝統的な日本人の心のあり方や死生観はどのようなものだったのか。いま私たちが伝統的と思っているものの多くが、いかにして明治に入ってからつくりだされてきたのか。民俗学や宗教学、倫理学等の観点から近代以降に日本人...
2024/07/09 BBCキーウの小児病院にミサイル ロシア軍がウクライナ各地を攻撃、死者40人超(抜粋)民間インフラへの攻撃を否定しているロシアは、小児病院の被害はウクライナの防空ミサイルがもたらしたものだと主張した。しかし、ウクライナ保安庁は現場から回収されたロシアの「Kh-101」巡航ミサイルの破片だとする画像を複数公表している。2024/07/10 読売露攻撃 ウクライナ死者42人 超低空飛行ミサイル使用(抜粋)...
ビギナーにおすすめのフィールド満載! 関東から行く絶景フィールドカタログ。トレッキングサポートBook 2022。春は、その訪れが早い低山から歩き始めよう。夏は冷涼で快適に歩ける高標高の山へ行こう。秋の山は日暮れが早い。早出、早帰りで歩こう。冬は防寒対策をして、展望のトレッキングへ!古本屋で見つけてきて喜んでいたら、2022年度版だ。まったく問題なし。そのまま使える。ついでに、2024年度版も予約して...
2024/07/08 ロイター外国人による不動産投資への監視強化へ 米軍事施設周辺で (抜粋)[ワルシャワ/キ―ウ 8日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は8日、ロシアがウクライナ全土に対するミサイル攻撃を実施し、首都キーウ(キエフ)の小児病院などが被害を受けたことについて、報復すると表明した。ロシアによるこの日の攻撃でウクライナ全土で少なくとも29人が死亡した。...
フランス料理にはコース料理というスタイルがある。もう私はこれが苦手で、たくさんのスプーンやフォークが並んでいるのを見るだけで、少々食欲が減退する。前菜に始まり、スープが出てきて、メイン料理として魚や肉が続く。最後にデザートやコーヒー。それを考えただけでも面倒くさい。食べる順番は勝手に決めるから、最初から全部出しておいてもらいたいと常々思っていた。そしたら、この面倒くさいシステムは、フランスで始まっ...
2024/07/06 RC洞庭湖が堤防決壊 外遊中の習主席が全力対応を指示(抜粋)湖南省岳陽市華容県で洞庭湖の堤防が5日午後に決壊し、付近の一部地域が冠水しました。現地の被災者はすべて安全な場所に避難しています。「被災者はすべて安全な場所に避難している」というのは噓だろう。下の動画を見れば、それが無理だと言うことが分かる。...
13~14世紀、イタリアはアジア貿易で潤った。当時のイタリアでは、為替取引が行われていたのは間違いない。商人たちは異なる通貨間での取引を容易にするために為替のシステムを発展させていた。これにより、大量の現金を長距離にわたって運搬するリスクを減らすことができた。世界初の為替取引銀行といわれるヴェネチアのリアルト銀行を模倣して、1609年にアムステルダムに作られた銀行が、ヨーロッパ初の公立振替銀行であ...
2024/07/06 AFPイラン大統領選、改革派ペゼシュキアン氏が勝利(抜粋)イラン内務省は6日、大統領選の決選投票で、改革派のマスード・ペゼシュキアン元保健相が、保守強硬派のサイード・ジャリリ元最高安全保障委員会事務局長に勝利したと発表した。選管当局によると、投票者数は約3000万人で、投票率は49.8%。ペゼシュキアン氏が1600万票余り、ジャリリ氏は1300万票余りを獲得。60万票余りが無効票だった。改革派とは言っても...
法の支配の危機に対処する担い手は、もはや政治と経済の指導者たちだけではなく、指導者たちの政治的知性について判断を下す国民全体である。現代の日本人は、法の支配の危機に直面したときに、ポピュリズムと恐怖政治の罠に陥ることなく、指導者たちの政治的知性を判別する知性と判断力を、冷静に発揮しなければならない。そのためには、市民一人一人が自らの情念と想像力を鍛えることによって、倫理的知性を磨くことが必要となる...
7月8日、安倍元首相がテロリストの凶弾に斃れて2年になる。6月30日には増上寺で3回忌の法要が行われ、昭恵夫人ら親族の他、岸田首相や菅前首相、森元首相らが出席した。2024/07/01 スポニチ安倍晋三元首相三回忌 都内で法要 岸田首相「遺志継ぐ」(抜粋)岸田文雄首相は都内のホテルで開かれたしのぶ会にも出席し、第2次安倍政権で自民党政調会長に起用された思い出などを回顧。「安倍氏の遺志を継いでいく」とあいさ...
2009年ウルムチ暴動 家族を奪われたウイグル女性たちの悲痛な叫び2024/07/05 読売ウルムチ暴動15年 ウイグル統制 消える文化(抜粋)中国新疆ウイグル自治区の区都ウルムチで2009年、少数民族ウイグル族と漢族が衝突した大規模暴動から5日で15年となる。共産党政権は、米欧諸国の「強制労働」批判をよそに、テロ対策などを口実に締め付けを強め続けている。ウイグル族固有の文化や風習は消滅しつつある。...
私は武甲山という山の麓に生れたが、幼いころ、山は怖かった。特に、夜の山は怖かった。「わりいことすると、山姥が来で!」と脅かされたし、実際、山からはいろいろな音が聞こえたので、その中のどれかが山姥の声だろうと思っていた。友だちと虫を捕りに行くときでも、山の神よりも先へは行かなかった。日曜日に武甲山に登る人がその先へ向かったが、大人になるまでに乗り越えなければならないものの大きさにたじろいだ。今でも、...