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  • 聴薬 十七

    * 彼らの抱擁を見て、青い髪の少年はうるうると目に涙を溜めていた。私も彼と同じようにこみ上げる涙を堪える。 「……ヒノたん?」 小声で話しかけてくる赤い目の…

  • 聴薬 十六

    がしゃんと音を立てて、彼は地に足を着けた。そして僕らの方へとゆっくり歩み寄ってくる。 その刺すような黒い眼は恭司くんのものだ。決してあの怪物のものではない、…

  • 聴薬 十五

    ――――。 気が付けば、僕は校庭で眠ってしまっていた。 まぶしい太陽の光と薄水色の空が視界いっぱいに広がっている。草のそよぐ音がする。 全身の疲れに身を委ね…

  • 聴薬 十四

    金属音と火花を散らし、剣が跳ね返される。 彼の体を包む鎧に僅かな傷が付いた。しかし、その痕は一瞬で塞がってしまう。 ――自己再生。攻撃すら通らない。僕に勝ち…

  • 更新をしばらく停止します

    リアルが忙しくなってきたので、しばらく更新できません。一週間ぐらい休ませてください。ごめんね

  • 修正

    聴薬 十三 の内容を少し書き換えました。

  • 聴薬 十三

    * 「……とにかく、今は逃げることに専念しよう。彼のツールは危険だ」 「……………………」 「そうですね……」 僕は嗚咽を漏らしながら、一心不乱に空を飛んだ…

  • 聴薬 十二

    姉の居なくなった部屋。 俺はヘッドホンを頭に装着した。 休息する前にやらなければならない事がある。あの三人に会いに行かなければ。そして、言いたい事が山ほどあ…

  • 聴薬 十一

    * パソコンの画面に表示された月日。それは何時の間にか土曜日になった。体も頭も不調のままで、時間の感覚は既に麻痺しきっている。 俺はパソコンの前に座ったまま…

  • 修正

    聴薬 十 に文節を付け足しました。

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