大雪渓は安曇野の池田町にある蔵です。松本とかあの辺りでは非常に幅を利かせてる印象ですがそれゆえに関東ではあまり遭遇せずちゃんと飲むのは初めてです。しかしこのパックのデザインは山のインパクトにちょっとレトロだけど色使いにかわいさもあって最高ですね。これ美味いなwもはや吟醸酒の味わいじゃないか?洗練されていてこれまで好んで飲んでいた紙パックとも一線を画す味わい。仄かに白ブドウとかライチのような、そっち...
オーストラリア、タスマニアのピノ。けっこうな珍品で、というのもとあるインポーター?店?の独占販売。インスタをフォローしている癖の強いワイン屋さんがポストしていて興味をそそられたので購入。スクリューキャップ。色は薄めで。ふちなんかクリアカラーといった風。口開けだからかちょっとこもったような、ヴェジタルだったり土っぽい、あるいは形容しがたいあまり好ましくない香りが少々。やべ、早く開けときゃ良かったな、...
毎年恒例の。昨年はちょっとイマイチだったかなあという印象が残っている。けどそんなに厳密に見なきゃいけないようなお酒でもないし、今年も楽観はしている。1月の風物詩ですね。北海道に流氷を見に行きてぇ~。どうっすか。細かいところは色々あるんだけど、まあおおむね問題ないんじゃない?転売価格で期待して飲んだら文句言う人もいるかもしれないけど、そもそもは高い商品でもなく。いつも言ってるけどこれが一定の数出て、...
ひだほまれ、9号。やや濃いめ、ってそりゃ生酒だからそうか。イソアミル寄りで、はっきりバニラ感なんかを感じるのは醴泉らしい。やや低スぺよりの味わい設計で(出来が悪いという意味ではなく)、ちょっと本醸造より。やはり特A山田錦の蔵だよな、とは思いますが不満はありません。ふわっとしつつ蕩けるような一体感もあり。少しスッと青さとか、柑橘なんかも交えつつ。甘さ、すこしの甘じょっぱさ、キレ感はしっかりビッと。澄ん...
ロワールの生産者ですよね?むかし自然派のワインをたまに買っていたころに入手したもので数年寝かせています。たぶんその筋では割と貴重なワインだと思います。やや薄めの色合い。薄めではあるんですが、瑞々しさのある甘露といった風に、甘みが足りていて調和している。かなりケモく、ちょっとフォクシー・フレイバー?と思うくらい。そこに優しくスパイスが効いて、もちろん果実感やバラもあります。タンニン、ミネラルといった...
ロワールのシュナン・ブラン。とはいえロワールは広い。アンジュー&ソーミュール地区、このモンルイやヴーヴレに赤のほうが著名なシノンやブルグイユのあるトゥーレーヌ地区、サンセールやプイイ・フィメの有名なサントル&ニヴェルネ地区など。これ2年前に同じの飲んでるよね?なんとなくティボー・ブーディニョンとセットで買いましたが。少し藁っぽいようなニュアンスは、品種と土壌の問題かな。ミネラル的なニュアンスという...
一部で今年はうまいという噂があったので久しぶりに。とはいえもう1月も22日なのでコンディション不明、参考程度でお願いします。本当は12月のうちに飲めれば良かったんですが。どうかなー。透明感と、ビシッとしたミネラリーさというか、ある種の厳しさがあるのは朗報。ただ味わい的にはちょっとダレ気味で崩れてるな。徐々に幅というかペタッとしたような下に絡む緻密さや、少し塩味とか複雑さも。よーわからん。どっかでバシッ...
去年か?ウメムラの案内でなんとなく最上位キュヴェのクロ・ド・ラ・ユットを飲んでいいなと思った生産者。記事にしてないけど、確かそのあとにクロ・ド・フレミーヌも飲んでいたはず。おお~いいねえ!すーっと抜けるような爽やかなミネラリーさ。気持ちの良い、フリンティという感じですかねえ。この感覚素晴らしい。それでいてガチガチに硬いとかキツイってわけもない。レモンやリンゴ水といった爽やかさに、ややカリン、そして...
ちょっと日帰りで大阪に行ったので、天野酒なんか買ってきました。大阪の南部にある大変歴史のある蔵元です。天野酒というのは秀吉が好んだという、天野山金剛寺でつくられていた僧坊酒の名称で、金剛寺さんに許可をもらって銘柄として使っています。あとはこの無濾過生の龍剣ラベルというのはけっこう販売店が限られていると思います。光栄菊の山本杜氏がかつてこちらに勤務していて、山本スペシャルなるお酒を手掛けていたのです...
久々に五人娘でも、と思って覗いたらフラッグシップみたいな商品が出ていたので。ストーリーとパッケージには金がかかってそうですが、ティスティングコメントの一つもないのは大幅減点。常温とかお燗で飲むお酒なんでしょうが、とりあえず冷やした状態で味わいチェック。かなり乳酸っぽく、ヨーグルト的な香りがします。含んでもそういう文脈で酸味と甘みがあり、かなり変わったお酒ではあるものの、比較的飲みやすくまとまった味...
なんか天下錦でもと思ったんだけど。名張で取れたお米で名張の蔵が酒を造るプロジェクトの初年のお酒らしい。特別に生酒が出ていたので、天下錦の普通に商品よりこちらを選んでみました。亀の尾40で、三重のMK1。まず全体にスマートというか、最初から最後までスーッとしたようなところがあって。ある種の清涼感、あるいはキレ感のようなもの。そういういえばこういう感じだった気もする。そうすると苦渋いとか、少しタイトでそっ...
&北海道は飲んだものの、本家を飲んでないなということで。クロ・ド・ヴージョは最も広いグラン・クリュで生産者(畑の場所)を選べ、とはよく言われること。著名なのはモーベルチュイですが、その他だとクロ・ド・ヴージョ城直下にあるシウルなんかも有名で、これはほぼメオ・カミュゼ所有なのかな。これはそのシウルの少し下でまずまず良好な立地のように見えます。おっDIAM30。やや薄めの色合い。エレガントでソフト、またやや...
インポーターは野村ユニソン。デゴルジュが2021の10月。ピノ・ノワールとムニエが半分ずつで、ドザージュ3g。ガス感は細かく、ややはっきりとした印象。ブランドノワールだからか?酸味がパキッとしてますねー。それでいてふわりとした柔らかさもある。クリアーなリンゴや蜜、もちろん柑橘やアプリコットに、高貴な小花。甘く焦がしたようなニュアンスやクリーミィさも上品に。後はミネラル感はやっぱ好きだな、秀逸な表現、洗練さ...
数年ぶりに飲みますか。ちょうど年末になんとなく買っていたのですが、ご存じの通り正月に能登半島で地震が発生しました。池月の鳥屋酒造さんは七尾と羽咋のちょうど間、中能登ということでそこまでの被害はなかったようです。かなり淡めの、本当にうっすらな薄濁り。ややミルキーで蕩けるように、それでいてちょっと粉をはたいたような、素朴さやピリッとドライ&スパイシーさ。さらに本醸造らしいというようなビシッとしたキレも...
出荷は2023の11月。BYは2019。このお酒は30分くらいすると整ってくるので、温度とか開き具合を見ながらゆっくり飲んでください。第一印象はミルクキャラメル、あるいはカフェオレのような印象と言えばいいか。少し香ばしさも出てきそうなニュアンスに、ややバニラに近いようなふんわりしたニュアンス。ともに熟成酒ではしばしば遭遇する系統で、そういった要素が強く感じるんです、最初はね。あとは塩味とか収斂性も少し感じる瞬間...
大阪府柏原市のワイナリー。堅下本葡萄というのはいわゆる甲州のこと。明治時代に政府がブドウの栽培を奨励した折、東京新宿御苑から今の藤井寺市沢田のぶどう試験園にわたって試作されたブドウで、あまり品種の改良がおこなわれていないとか。そういう経緯もありあえて甲州としていないようです。含んだときの香りよし。ふわっと抜け感よく、甲州の柑橘に、りんごとか白い花。確かに洋梨感あって透明感も感じる。少しシャンモリ柑...
見た目はオレンジワイン、ロゼという薄さ。香りは土というかゴボウなどのイメージも明日ヴェジタルさに、ほんのりスパイシー?含むとちょっとバターっ気に、前述の旨み感。思い出すのはそれいゆのピノですが……。酸味はどうでしょう。最初は旨みとか仄かな甘みがくるのですが、いちおう酸味も出てきます。ほんのり各種ベリー系のニュアンスもありつつ、ちょっとシソや紅茶。これだけ薄いとまずはナチュール系という気分でいかないと...
「ブログリーダー」を活用して、日誌係さんをフォローしませんか?
大雪渓は安曇野の池田町にある蔵です。松本とかあの辺りでは非常に幅を利かせてる印象ですがそれゆえに関東ではあまり遭遇せずちゃんと飲むのは初めてです。しかしこのパックのデザインは山のインパクトにちょっとレトロだけど色使いにかわいさもあって最高ですね。これ美味いなwもはや吟醸酒の味わいじゃないか?洗練されていてこれまで好んで飲んでいた紙パックとも一線を画す味わい。仄かに白ブドウとかライチのような、そっち...
香りはジャミーな感じ。味わいはそこまでジャミーでなくてスパイスやケモがふわっと香って眺めの余韻だ。わりと男性的というか濃いめというのか。タンニンやミネラル感もしっかりしている印象なかなか美味いね。ややクラシック、濃いめの味わいなので賛否はあるかもしれない。それでもヴォーヌでたまに感じたりする良い意味での水っぽさなんかもでてくるかな。塩味とかいい感じ。こなれてるとビシッとしてるというよりは丸くていい...
酔園サケパック(画像左)。旅行というほどではありませんが、安曇野、信濃大町、白馬あたりにドライブに行ってきました。旅行の際は酒屋も行きますがスーパーの酒コーナーを眺めるのが好きなんですが、長野は地元銘柄の紙パックのお酒が沢山ならんでいて楽しかったです。これは安曇野の酒蔵でエクセルヒューマンという会社が2002年に買収しているためEH酒造という変な名前になっています。安曇野あたりだと大雪渓、最近は甍あたり...
ロワールのSBですが、そこまでマニアックな愛飲家が多いわけでもなく、ある程度定番の物というのが決まっているっぽいです。例えば東京だと渋谷の東急とか、あるいは恵比寿ガーデンプレイスのとことか大きいとこに行くと、先日やったアンリ・ブルジョワとかアンドレ・ヴァタンが置いてあります。これもその1つ。リンゴのような甘い香りに、切れ味。樽の芳醇さもあるタイプかな。そこまで青さは強く感じなくってあっさりめというか...
イタリア白ワインの代表的な生産地フリウリで名前のしれている生産者のようです。素晴らしい凝縮感のソーヴィニヨンブランですね!ステンレスタンクのキュヴェを選んだのですが、それでこの味わいか。ゆったりとしたテンポに凝縮感や味わいの膨らみを感じ、さらにやや陽気なフルーツのニュアンスと甘やかさを感じますが、上品な白い花に、ピーマン的なニュアンスもちゃんと。あえて言えば、酸味を強く感じるタイプでなくリッチなタ...
久々に飲みたいなと思っていた扶桑鶴。基本的にはお燗の銘柄かと思いますが、タイミングで生酒を。念頭にあるのが、僕はまだ飲んでないですけど天穏のセレクトシリーズの9号。ちょうどこのお酒も9号系×佐香錦でレシピとしては近いものになっています。ああいった山陰吟醸的な味わいが楽しめればと思っていたのですが、結論から言うと大正解でした。とはいえこの蔵は石見杜氏の系譜で、天穏は出雲杜氏の系譜です。石見杜氏は絶滅危...
これは昨年の物です。ワインセラーの下段、おそらく16度とかになると思いますが立位保管したもの。熟成の嫌な感じはないですが、すこし大人しい印象もあります。熟成がどうこうというよりも紺ラベルのほうが少しドライな味わいだった記憶があるのでそのせいだと思います。白ラベルよりも辛口というか、向うのほうが甘くて、こちらは少しドライということですね。でもらしい味わいは健在というか。やっぱり10号なのでこの手の中では...
さて、勝手に勘違いしていたのですが悦凱陣の亀の尾は、花巻、遠野、黒澤米と3種あるようです。花巻は先日飲んだ長珍と同じお米のようですが、そのあたり混同していてこれがその花巻だと勘違いして買ってきました。やはり独特の味わいあるよな〜。シトラスすら感じるような酸味に、野趣というか苦味が独特のストラクチャーとなってバババーっとくるような感じ。これが亀の尾の特徴なのか、造り的なものなのか不明だけれども。ミネ...
おっ!!香りがいいですね。程よくシュッとしてるというか。一杯飲んだあとだと乾いたものもあるので、バニラっぽいような甘美さもぐっと出てかなりいい。その中に少し青さとかがあるんだろうな。味わいはどうだろう。少し薄味というか、それを酸味で引っ張って、少し強めの樽味。少しゴマっぽいようなニュアンスはいいと思いますけどね。 ちょっとり立体感とか膨らみや甘美さに欠けるところはあるんですが、悪くないですよ。少し...
アダージョが良かったので、スタンダードな大吟醸を選んでみました。磯自慢に関してはうーんという時期もあったのですが、また一周回って良さがわかってきたというか、こんなもんで良いんだよというようなところがあったりします。これが5000円だとハテナ?というところもあるんだけど、伝統芸能というかスタンダードとして安心感もある気もする。ビシッとしたキレ。甘み、軽い甘じょっぱさ。低酸だけど酸味も感じる静岡だから少し...
みむろ杉、新政な、久しぶりにこの手の流行とされるお酒の味わいを確認しています。その一環で昨年東条山田錦をやって好印象だった若浪。かなりビビッドな酸味。そこにまったり目の甘み、少し渋みや辛味、アタック感全くダメというわけではないんだけど、やはりこうなるかという感じ。どうしても洗練されないというか。これに関しては若波がダメというか、変わったお米を使った商品はこうなりがちだよなあ、というその想定のまんま...
カロリーオフ、ヘルシーな辛口ですね。酸味はあるが、一応旧来の日本酒に近いテイストも持たせつつ、それでいて少し今っぽく。軽快で飲みやすく。まああえて言えば山田錦を使う意味があまりないくらいか。香りもすごく強いって感じでもなくほどほどじゃないか。まあチューハイみたいなもんと言えばそう笑翌日なんかは少しトロミとかふくらみも出てくるので、常温で飲んだり寝かせたりしたらまた違うのかもしれません。造りは達者な...
福井滞在、福井酒の中なら白岳仙を選びました。何年か前に商品ラインナップをリニューアルしたのかな?表現に困る酒。余計な香りがないのは良い。仄かに薄甘いくらいで、少しバナナとか感じるのかね、自社か。少しヌメッとしてるというか粘性のあるようなテクスチャー。酸味があって、あとはなんというのかやや甘じょっぱいような味わい。甘いってほどではないが少しお米ジュース的は味わい。ということなのかな。濃醇、芳醇という...
弥栄鶴(やさかづる)。丹後のお酒になります。京都の日本海側。近くの蔵だと玉川なんかがあります。はるか昔に飲んだ蔵舞というシリーズはどうしようもなかったのですが、レギュラー商品はどうでしょうか?これはうまいな!ナッティさ、甘み、酸味もたっぷり。濃醇なタイプでやはり玉川なんかと近いところもあるが、こういった味わいが求められる食文化があるんだろうか?パンチがあるようで実は綺麗というか。転がりの良い円い甘...
新政の熟成、俺もそんなことをやっていたこともあったよ。7、8年前かな。いまでやさんの熟成商品です。先行で抽選の案内が来ていたのでなんとなく応募してみたいのですが、あとから見たら1万5千円でした。まあでもオリジナルの熟成商品と考えれば普通だし、新政だって本当に商品に自信があるならここまでと言わずとも全商品5千円~1万円くに上げるべきだと思うんだけどね。ヴィリジアンは2020BYを飲んで妙にリッチな仕立てだった記...
久しく飲んでないみむろ杉、最近はトップクラス級の人気を誇るとか。あまり好きな路線の味ではないことと、かつてバランスが良くない物を飲んだことがあるのでご無沙汰でした。ろまんシリーズとか菩提もとシリーズとか、やたら品数が多いのは不満だけどこれはどこの蔵もそうだからしょうがない。その中では比較的ラインナップが整理されているほうではないか。基本的な商品としてとしてこの純吟山田、低アルDio Abita、特別純米辛...
ニュイ・サン・ジョルジュ側の村名の畑。生産者もヴォーヌ・ロマネの生産者って感じではないけどどうでしょう。うん、十分おいしい。少し黒い果実のイメージはあるものの、しっかりフレッシュな果実味もあるし、酸のトーンやテンションも高い。そのうえで妖艶さというか、果実的なニュアンスも複雑。寝かせたらもっもムンムンしてきそうだし、今でも十分香り高いと言って良いだろう。黒糖もちらっとでるが少し青さ。酸の伸び、シル...
久々に天明。一時期は高く評価していたのですが、3年前くらいから私の嗜好とはズレが出てまいりましてご無沙汰でした。会津産リンゴを思わせるキュートな酸味と甘み、とか書いてありますが調べるとリンゴ酸生成酵母を境界10号と混ぜて使っているようです。その時点で大きく酒質が異なるんだから、そんなものをろくに明記せずに同じ銘柄として出す意味がわからない。混ぜている分少しシンプルめに作って入るのだろうが、やはり酸味...
すっかり『日本酒を毎日飲む』ことから縁遠くなっている昨今。最近は飲みたい日本酒が本当になくって、今日は日本酒でも飲むかとはなっても、最寄りの酒屋にいってうーんうーん悩んだ挙句に何も買わずに……なんてことも。今日は久々に天明を手に取ってみました。一時期は高く評価していることもあったのですが、ここ2、3年は低アルコール路線など、私が求めるものとの乖離があって距離を置いていました。日本酒の蔵元の問題点として...
そこらのスーパーでも置いてあったりする醉心。調べてみると製造石数が1万5千とかなのでかなり大きいですね。広島で大きな蔵、賀茂鶴と二大巨頭ですが賀茂鶴は上から下までのイメージですが、失礼ながら醉心は大衆酒に強いイメージがあります。地元の方の肌感覚、地元での立ち位置みたいなものを聞いてみたいですね。普通に悪くない。もちろんクラシックな系統だけどね。ややメイラードな感じで熟成的な味わいもあるが、割ときれい...
久々に残草蓬莱やってみたくてね。まめ農園の雄町もあって迷ったけど、基本的な商品になるこちらから。強めに冷やせば余計な味がしない。さほど辛くないがシンプルな味わいに、やや生っぽい濃さもあり。少しリンゴのような酸味、あるいは風味があるのかな。特別にいいとは言わないが、こっち系の辛口なイメージできてれば良い味わい。時間が経過してくると、生の密度があるというか、もっとシャキシャキクリアーに軽い流れでも良い...
グランポレールはサッポロのやってるワインです。最近は品質が向上していて、特に2021以降はかなり期待できるみたいです。これはバックヴィンテージの2020。SBあんま飲まないからよくわからんけど……。しっかり凝縮感があって、酸味が浮いてないのはいいな。その上でほろ苦みと塩み。程よいキレ。グリーンなニュアンスに白桃。クリスプ感も適度にあるかな?ほのかにはちみつ。これくらいしかメモに残ってなかったんだけど悪くなかっ...
フィールドブレンドのモンガク谷。栢はシャルドネ中心とは言うものの、シャルドネ45%、ピノタージュ23%、ピノノワール14%、ピノグリ11%、ソーヴィニヨンブラン他5%と他もけっこう入っている。おお〜変な感じ。シャルドネだけど、酸味とか味の膨らみとか余韻とか違う味。りんごに少しカリンやはちみつの膨らみ?ほろ苦さと塩味、ほろ苦さ。ミネラル感のキレよく、ブレンドの膨らみあり、ここらしい少しメルヘンな要素あり。な...
かっぱという辛口特別純米ないい商品があるんですが、その上にかっぱの親分という商品があります。それとこれで迷って、山廃のこちらを選びました。不思議な味わい。かっぱに通じる少し鄙びた味わい。軽く酸味があるというか。そこにやや甘みもあって、切れ味はがつっと力強く。米鶴らしいようなスイッとした透明感もあるし。ほどろよい柔らかさ膨らみに、さっぱりした乳酸とかカマンベール系のニュアンスも。まだ今挙げた各要素が...
抜いた瞬間はトースティ強いなと思ったけど、すぐにピノっぽさも感じる。最近あんまり飲んだことないタイプだな。リンゴとか洋ナシとかベリーが香る系?フィラディスさんは外さないシャンパーニュと言っていた。確かにそれもわかるが一方でいまだに6000円というのも納得してしまう。ぶっちゃけシャンパーニュはこの辺でそこそこうまい事に価値があるんだけど、それにしてももうちょっと本格的に美味いと思うやつだと今は8000円とか...
初亀の定番商品の純吟。うめえ!わりと密度感があってリッチな味わい。酸味が思っていたより少しだけ出ているんだけれどもその塩梅がとても良い。さら石とか石灰的なイメージに近いようなミネラル感というか辛口の粒子もあり、ややゴツっとしたほろ苦みや硬質なニュアンス。香りも酢イソ系ではあるんだけど、めっちゃバナナというよりももう少しフレッシュなフルーツ感というか、公式が南国というのも理解できる。当然香りのボリュ...
値段はさておき悪くないですね。しっかりした酸味に、味わいの膨らみや厚み、骨格もしっかりとあります。石灰感、クリーミィな旨み、熟成したようなタレ感も。あえて言えば凄くフルーティーって感じではなく、味吟醸みたいな感じか。俺はよくわからんけどRMなので地域らしさみたいなのを感じられるんならさらに一段評価は上がるだろう。甘みも足りてないわけでないし、ほろ苦さなんかも合わせやすい良い感じ。一呼吸置くとナッツな...
今年出荷のものが特別純米しかなかったので……でも4合瓶があったのは良かった。おそらくですが上の純吟、特吟と比べてより優しく、ソフトな仕上がりか。少し軽めで個性は控えめ、親しみやすいという意味でスケールは小さめ。それでもらしい味わいにはなっている。やや甘じょっぱいような味わいを感じ、いい意味でビターさも少し。程よい味の乗り。9号の特徴と思っている少しバニラなニュアンスも出つつ、それでもきちんと正しい吟醸...
まずは上撰から。甘みがある程度あるのは想定の範囲。ただ辛口感というよりも、比較的ザっとした感じのミネラリーさも感じるのはちょっと意外。嫌いなやつでは全然ないんですけどね。やっぱりまだすこーし杉の香りがするのかな?そろそろかなり弱くなってきてるけど。甘みに若干メイラードな感じと、一方で調節された度数のスムースさ。酸味はどうだろう、普段の白老ほどは感じないがそれでもやはり少しはあるのかな。ちょっとだけ...
栗駒山は東北地域でも個人的に好きなお酒です。今だとたぶん夏酒が出ていて、この蔵ならそれでも良いと思う。僕はレギュラーが飲みたくてこの商品を買ってきました。こういうのでいいんだよ。ほんの少しだけ吟醸香がしゅっとあるような。含んで少し甘く、お水的には柔らかく膨らみがありつつも、やや硬く詰まったようなエキス感に、比較的ガチっと辛口テイスト。このタイミングがベストなのかってのはわからないですけど、強めに冷...
若いので濃くバイオレットな色。もちろん香りにもそういった若さはあるが、その立ちやあるいは味わいといったところは流石にリアルワインガイドで褒めてただけの良い出来に思います。まだタンニンがざらつくので若い。モレ側のシャンボールなんですよね。ただしいい意味で少し青さやほろ苦さもあるような芳香と味わい、ミネラル感や酸味もしっかりあって。というか飲み勧めていくと酸味の伸びやかさやトーンビビどっさ、みずみずし...
契約栽培米の山田錦使用してるんだそうですが、火入れでヴィンテージ記載して3300円だったか?味は置いといて、商品としてはある種理想的というか、僕が考える一番まともな出し方じゃないかな。味は……。弱カプ、いやそこまででもないか。ちょっと而今とかのインスパイア系みたいな。香りはうるさくなく綺麗さもあるんだがそれなりに甘い。個人的には少し甘すぎる気がする。ただガスが溶けてるような感じに近い、とけてないけどカチ...
コイクマは荒井さん夫妻のプライベートブランドというのがいいのかな。福島白河の有賀醸造さんで勤めながらのリリースだったのですが昨年で退職なさったんですよね?細かい事情がよくわからないのですが、一応はR5BYの新酒も出ていたのでほっとはしています。今後はどうなるんでしょ?これはR3BYの生酛に無濾過原酒だったかな。番号は忘れた。すこし前に買って適当に寝かせていたもの。いいね、これ。甘やかさが足りている。その...
昨年ルージュを飲んで好印象だったので、今年はブランを買ってみました。ピリリと少し舌先にガス感。味わいとしてベースにあるのは甲州ですね、それくらいはブラインドでもわかります。甲州にデラウェア、シャルドネ少量とのこと。確かに少しフルーティさやふくらみがプラスされてるのかもしれない、言われればだけど。リンゴにレモン、桃。甲州の酵母っぽさとかに、若干のハーブ、いやトースティっていうのかなこれは。そんなに特...
中乗りさんのとこです。このお酒のことになると、僕は厳寒水を飲ませていただいた、ふしきのの故宮下氏をいつも思い出すのですがあれももう5年も前ですか。その後、糸島の川久保酒店や大阪のかどや酒店などで取り扱いが始まって、最近では見かける酒屋も多くなってきました。冷やしていただきます。嫌いなタイプじゃないな。ほどほどの爽やかな香り。最近好んでいる宮城系なんかも思わせるような。少し甘じょっぱいような味わいに...
久々に旭若松。というかリリースが3年ぶり?とからしいけど。濃醇、甘い、バナナスパイシーだけどちょっと酸味もある。ただの雑な濃厚バナナとか、高アルコールのスパイシーアタックだけじゃないところが素晴らしい。お米ジュースな深みのある甘みや、ビビッドな酸味にタニックさなども感じ。だから冷酒でも美味しく飲めちゃうよね、もちろん荒々しくはあるんだけど。改めて飲んでみると、こういう熟成&お燗向きみたいなお酒の中...
もう一回くらい飲んでみたいと思っていた飛鸞。にこまるというのは地元の飯米のようで、火入れで一応14度あるし、というのでこの商品を選びました。もちろん流行のライトタイプの生酛。軽く甘みもありますが、基本はクリアーでゴクゴク飲めるタイプちょっとチャーミングに、リンゴのようなニュアンスといえばいいのかな。あとはやっぱり飯米なので、少しクセみたいなものを感じる旨みのような気がします。ただそれが面白いと言えば...
登山のついでにココ・ファームで買ってきましたが、この商品に関してはブドウは余市のものです。これはなかなか面白いね!!黒糖のような焦がしたニュアンスが非常に印象的。もちろん柑橘系、そしてサクランボやフランボワーズのような赤系のニュアンスもある。酸味は良い意味で鋭いというか、十分に足りている。僕は基本的には酸があまり得意ではないので日本酒を飲んできた人間ですが、それでもワインにおいては酸がダメなのが一...
白鷹、極上。純大で磨き50、上のほうのスタンダードって感じかな。毎年2月とかにこれの生バージョンも出るみたいだけど、まずはレギュラーからね。いいねえ。あくまでクラシックではありますが、生酛、また西のお酒というテイストもある。カラメル、プリン、ナッツに穀物とそういうニュアンスもありつつ、高めの酸に引き連れられてフルーツ的な印象ももあって。どちらかというと洋酒的な香味だと思います、タイミングでプルーンと...
2本目。これはインターエステートKM山仁(麻布台ヒルズ)で売っていたものです。値札には2023と記載がありましたがどうなんでしょう……ラベルには謎の2251という書き込みもあります。出荷は3月なので普通に考えれば直販と同じもののはずですが、もしかしたら違うかもしれません。微妙に印象が違うな。若くて、硬くて苦め?いい意味で生酛っぽい少しくぐもったようなエキス感、熟成感もあるが気持ち浅く感じるような。やはり高めの酸...