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ショコラ日和 https://bitter-chocolate3.hatenablog.com/

手紙大好き!英語大好き!(下手の横好きです)

久しぶりに始めた海外文通。手紙を通して、友情をゆっくりと育みたいなぁ。

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2012/02/10

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  • "Margo's Got Money's Troubles"

    "Margo's Got Money's Troubles" Margo's Got Money Troubles: the hilarious and unputdownable read to escape into this summer (English Edition) 作者:Thorpe, Rufi Sceptre Amazon シングルマザーに育てられ、学力はあっても経済力の不足から地元の大学に進学したが、そこで教授と関係を持つ。妊娠に気づくも教授から経済的協力すらも拒絶され、ウエイトレスの職も失い、ネットでセックスワーカーの道を選ぶ。そこにドラッグ中毒の元伝説のレスラーの父親も…

  • 高校生の人間関係

    五月が過ぎたけれど、高2の息子はがっつり五月病。小中学校が小規模校過ぎた結果、我が家のこどもたちは高校のクラス替えで精神的にしんどくなる…。娘の花子で経験済み!よく見せようと思わないこと、みんなちょっと見栄はってよく見せてしんどいんだ、と話していたものの、欠席4回。去年は1年で3回しか欠席してないのに、6月までで欠席4回?!しかも「気持ち悪い」というのが主訴。 …よし、聞こう。ペットボトルのお茶を持参して高2の息子の部屋へ突入。ベッドに寝転がっている息子の体温測定をすると平熱。「しんどいことの理由は?」と聞くと、ポツリポツリと「学校がしんどい」と。勉強についていけないのか?と聞くと、「人間関係…

  • "Project Hail Mary"

    "Project Hail Mary" Project Hail Mary: A Novel (English Edition) 作者:Weir, Andy Ballantine Books Amazon あらすじは…ネタバレしないようにあらすじを書くことがこんなに難しいのか、と思う本。 地球の気候変動に対策をとるべく、宇宙船を派遣する。しかも、片道燃料で…。宇宙での生活と宇宙飛行士の選抜方法が描かれていき… いや、もう何を書いてもネタバレになりそうで、何も書けない!ただ、片道燃料で地球のためにと使命感に燃えた宇宙飛行士、これって、『アルマゲドン』と『アポロ13』のようで宇宙のロマンが全く解せ…

  • サイエンスフィクション

    断捨離をしていて、洋書が意外に少ないことに気づいた。つまり、kindleで洋書もかなり読んでいるということかと。いまもkindleで洋書を読んでいるけれど、最高記録かもしれない、とロンドンのパルに語った。本を読み終えるまで”20時間”と表示されて、気が遠くなった。「きっと私は知らないだろうけれど」と本の趣味が全く違うロンドンのパルに「いま読んでいる本は?」と聞かれた。 "Project Hail Mary" Project Hail Mary: A Novel (English Edition) 作者:Weir, Andy Ballantine Books Amazon 「知ってる!!」とロン…

  • コスタリカから

    コスタリカのパルから手紙が届いた。ボロボロではなく、とてもきれいな状態で。ロシアがウクライナ侵攻をして、フィンランドやコスタリカに国際郵便が出せなくなり、そのまま…になっていたけれどコスタリカのパルが手紙を出してくれたのか!と驚きながら開封をした。日付は"17/Julio 2023" (Julio:7月、スペイン語) …2023?! と驚いてwhatsappでつながっていたコスタリカのパルに「手紙、最近出した?」と聞いてみると「出してない」と。じゃあ、これはいつの手紙?と今日、受け取った手紙の画像を見ると「その日付の手紙よ!」ということで、2023年に出した手紙が、2025年のほぼ6月のいま日…

  • 日本の老舗企業とチャットGPT

    ロンドンのパルから「ちょっと手伝ってほしいことがある」とメッセージがきた。とりあえず、「いいよー」と返事してから「何をするの?」と聞く。「友人が偽の日本企業を作りたいらしい」と。…なんだ、その超胡散臭い話は、と若干、引いていたら彼女も気づいたらしい。「彼がしているゲーム内での話よ。」とのこと。そんなゲームもあるのか?いくつかchatGPTにリストアップしてもらったけれど、どれが日本企業っぽい名前なのかわからないから、選んで!とロンドンのパルにスクリーンショットが送られてきたらしい。しかし、その偽企業名一覧を見ても、どれが日本っぽいかわからないからあなたに選んでほしい!という話だった。どれどれ、…

  • 誕生日

    誕生日でした。いつからか、もう年を数えません!と家族や友人に宣言し、数年は自分の年齢がわかっていたのに、最早、本当にわからない。年齢を聞かれると、西暦の生年月日を思い出して計算を頭の中で始めたり、面倒だったら、生年月日で答えたり。いまのところ、実年齢より若く見られていないので、一体、私はいくつに見えているんだ!?と驚く。大体、「あなた、私の娘と同じ年くらいね」とおばあさま方に言われる、その娘さんたちが私より7つ上だったりする…。7つ上に見られているのか。 誕生日にはいつも「家事をしません!」宣言をしてきたけれど、今年は午前中から活動的にお出かけ。…1年ぶりの歯医者へ行き、誕生日に虫歯を発見され…

  • 自分探し

    高校生の息子が進路を考える上で自分の得手不得手を考えるように、と高校の進路説明会で言われたらしい。「大人はみんな自分のことがわかっているのか?」と挑戦的だった。大人でも自分探しをしているっていうのに、17才の僕にわかるわけがない!と憤慨していた。 その話を数家族で聞き、「私も自分がいまだにわからない」と話すと、「えぇ?!」とみんなから驚かれたことがひどく驚いた。えっ?みんな、自分のことはわかっているのか?夫にも「どのへんがわかってないのか?」と聞かれ、例えば、数年前に組織に新人として入って、組織が性に合わない、ということに気づいた話をすると、ほかのママ友に「メイさん、わかってなかったの?」と驚…

  • 子育てのゴール

    子育てのゴールをどこに設定するか、人によって千差万別で聞いてみると面白い。「自立できるようにすること」を子育てのゴールに設定しているママさんが多かった。私のゴールは「親が反対しても無視して駆け落ちすること」だった。親の意見を気にせず、自分の人生を自分で選択し、責任も自分でとる!と豪語してくれたら、私の子育ては終了だ、と。 連休中に出会った人たちから、いろんな話を聞いたハズなのに3人からほぼ同じ内容の話があった。しかも全く違う人のこと、ということは、そんなによくある話なのか?!と1人衝撃を受けた。 結婚しようとしていたところ、親からの反対を受け破局。その後、結婚せずに独身のまま50代。 この話を…

  • 各国と語る、警察…

    過日、ちょっと警察に相談をした。「ちょっと怖いことがあって…」と。犯罪に至っていないことを相談しても警察にできることはない、とわかっているけれど、「一度、相談した方がいい!記録を残しておいて」とあちこちで言われたので、一応。 心の病であるだろう人に「いやがらせしてきたから、仕返ししてやる!」と言われまして…はぁ?私が?何をしました?何のために?と詳しく聞くと、幻聴やら幻覚やら、被害妄想やら…でやってもないことで責めたてられまして…どうしたらいいの?と医療従事者のママ友たちに話すと、彼女たちが口をそろえて同じ病名を言ったことがとても新鮮だった。花子のMRIや血液検査結果を知らせたときは、それぞれ…

  • ふつう

    フランスのパルがニュース番組かなにかで短い日本人女性のドキュメンタリーか動画かなにかを見たらしい。その感想が「もしかしたらって思っていたけれど、あなたは日本の中でも現代的すぎる部類でしょ?」と書かれていて笑ってしまった。一体、どんな短いドキュメンタリーで彼女がそう判断したのかわからないけれど「まぁ、よく言われる…」と返しておいた。そんな話をロンドンのパルにしたところ、「現代的すぎる、というフランス人女性の真意はわからないけれど」と前置きしつつ、(私も何をもって”現代的すぎる”なのかは謎だけれど、もしやぽつんと山奥で暮らしている自給自足の日本人の番組ではないよね?多分、翻訳の問題なだけだろうと思…

  • 最後のピアノ発表会

    末っ子の最後のピアノ発表会が終わった。恐れ多くも3大ピアノをすべて弾いたことになる。3大ピアノ、スタインウェイ、ベーゼンドルファー、ベヒシュタイン。それだけではなく、国産のヤマハもカワイも!ヤマハのアップライトで練習をしてきたこどもたち、ピアノの先生の家にあるのもヤマハのグランドピアノなので、やっぱり慣れ親しんだヤマハが一番弾きやすい、と。先生のところの調律師さんと同じ調律師さんにお願いしていて同じようにしてくれているから弾きやすいのだろうと思うけれど。 発表会のたびに、ホールが違ったり、ピアノが違ったり、してきた15年間。そのたびに「あのピアノ、すごい重たい!!」と鍵盤の重さに四苦八苦したり…

  • 『コール・ジェーン』

    『コール・ジェーン』 コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー エリザベス・バンクス Amazon 観たかった映画がもうAmazonプライムで観れる!レンタルでもないなんて!と感激しながら観た。 いまから60年前のアメリカ、中絶が違法だった時代、二人目を妊娠したジョイの妊娠生活は順調ではなく、妊娠を継続すれば母体が危険にさらされ、病院の理事会で妊娠継続は不可能と判断されれば中絶をすることができる。しかし、男性ばかりの理事たちは中絶に反対する。ジョイは闇の中絶を支援する組織に中絶を依頼し、自らも組織の一員になっていく。 映画の前半、背筋に冷たいものを感じていた。60年前のアメリカ、中絶が違法で…

  • "The Book Swap"

    "The Book Swap" The Book Swap: The new romance novel about book lovers, for book lovers - uplifting, moving, and full of love (English Edition) 作者:Bickers, Tessa Hodder & Stoughton Amazon book(本)とかlibrary(図書館)とかタイトルに入っているとつい買ってしまう。 図書館で自分が寄付した本があるErin,国語の授業で使った本には彼女が授業中に書いたコメントがたくさんあり、その本にはまた別に誰かが面白…

  • "My Grandmother Sends Her Regards and Apologises"

    My Grandmother Sends Her Regards and Apologises: From the bestselling author of A MAN CALLED OVE (English Edition) 作者:Backman, Fredrik Sceptre Amazon すでに翻訳されている、『おばあちゃんのごめんねリスト』 おばあちゃんのごめんねリスト (早川書房) 作者:フレドリック バックマン 早川書房 Amazon あらすじは、7歳のちょっと変わっている女の子が仲良しのおばあちゃんが亡くなり、おばあちゃんの手紙を配る任務につく。手紙を通しておばあちゃんを知る…

  • 『ベルナデット 最強のファーストレディ』

    フランス映画は続く… ベルナデット 最強のファーストレディ カトリーヌ・ドヌーヴ Amazon 前から観たかった『ベルナデット 最強のファーストレディ』もAmazonで観れる!(レンタルではなく購入のみだったけれど) シラク大統領夫人のベルナデットは夫にも夫の補佐をしている娘にも邪見に扱われ、低く見られていた。そんなベルナデットが意を決して自分で決めて動いていく…。 歯に衣着せぬ物言いで、皮肉を聞かせて嫌味を言っていく。口コミでは「痛快!」と書かれていたけれ…物足りない。 いままでは自分の意見を言わず夫に従っていたベルナデットが夫に反対意見を唱える。夫も参謀たちも運転手ですら馬鹿にするがベルナ…

  • 『シモーヌ フランスで最も愛された政治家』

    シモーヌ フランスに最も愛された政治家 エルザ・ジルベルスタイン Amazon 観たかった映画がアマゾンプライムで観れるようになっていたので早速視聴した。予告が面白そうで、聞いたこともなかったフランスの政治家、シモーヌに興味を持った。 そんな話をフランスのパルにしたところ、「シモーヌ ヴェイユ(Simone Weil)はフランスで最も有名な政治家で、彼女が中絶を合法化し、女性の権利のために多くのことをした。私も彼女にすごく敬意を感じている。」 映画の感想は、映画自体としては詰め込みすぎだと思う。すべてのことが提起されるだけされ、打ち上げられたまま終わった気がする。 シモーヌはフランスで暮らして…

  • joie de vivre

    娘が15年以上お世話になってきたピアノの先生や私の母に娘が浪人することを決めたと話したところ、とても心配された。さぞ落ち込んでいることでしょう、と…。浪人生はやはり3月、4月は気持ちの踏ん切りがつかず勉強も手につかず…という生徒も少なくない、と予備校の先生が言っていた。我が家の浪人生…”人生の春きたのか?”というほどに笑顔でいっぱいです。予備校の先生にも「前向きな浪人生」と太鼓判を押された。ピアノの先生はレッスン中に末っ子に「浪人生はどうしている?」と聞き、「浪人生って、楽しそうです」と返事があって驚いた、とか。 夫は「平均寿命が80に近いいま、1,2年の浪人生活は誤差範囲だから自分のしたいよ…

  • エイプリルフール

    今年は2本立て!「新しく子犬を家族に迎え入れました!」と子犬の写真付き。そして、もうひとつ、「衝動買いしました!」とシャネルの腕時計、90万円超え。 日本の友人や知人は「シャネルの腕時計?!90万円?衝動買い?!」と驚きを持って信じた。子犬の件はスルーされた。。。いつもは信じない夫にもLineで一応、「衝動買いしちゃった。ぽちっと」と値段の画像つきで送ったところ、お昼に「えらいええもんを…」と抑揚のない声で、隠しきれない驚きが伝わってきた。シャネルの90万円の腕時計、ネットでポチっとはできないと思うんだけれど…みんな信じるのか、と意外だった。 その一方で、こどもたちは「チプカシを僕たちには買っ…

  • "The Wedding People"

    "The Wedding People" The Wedding People: The hilarious and moving Read With Jenna book club pick (English Edition) 作者:Espach, Alison Phoenix Amazon 夫が同僚と不倫をして家を出て行き、結婚生活をすべて見てきた飼い猫が死んだとき、Phoebeは自殺を決意し、高級ホテルを予約する。そこで自殺をするために。ルームサービスを頼み(断られるけれど)、服薬をする…飼い猫に処方されたシーチキンの香りの鎮痛剤で。しかし、そのホテルは結婚式のためにほぼ貸し切りのホテル…

  • 四十肩

    寝違えた、と思っていたけれど、これはまさか四十肩かもしれない。左肩が上げると痛い。水筒が開けられない。何かするたびに「痛い」と声が出てしまう。 愛犬の散歩から帰って玄関ドアを開けるだけで、「痛い」と声が出ていたら、隣の80手前のおばあちゃんに「犬にケガさせられたのか?」と聞かれた。いえいえ、どうやら四十肩のようで…と話すと、「周期的に私も若いころに四十肩になって整体に通った」という話をしてくれた。「大きい声では言えないけれど…」と小声になって、「ブラジャーができなかった」(後ろのホックが肩が痛くてできない)と。はい?と聞き返す私に、小声でもう一度「ブラジャーできないのよ」と教えてくれた。朝では…

  • 良いマナー

    数日、ちょっとショックを受けていた。「これはあなたへ送る最後の手紙です」という手紙を日本人の文通相手からもらった。年齢が私より15ほど上で、家族状況も違う(あちらのこどもは成人)経済的状況も違えば(もちろんあちらが数十倍?上)なにもかもが違ったけれど、「へぇ~」と私は差異を楽しんでいた。年齢も住んでいる場所も違いすぎて、妬みの感情とか羨ましいとすらも思わない…と思っていたのだけれど、彼女は違ったらしい。 「人生の後半は心穏やかに過ごしたいので」と便せん5枚ほどにいかに私の人生が波乱に満ちていたか、あなたには想像もつかないでしょう!と。(・・・私の人生の何を知っていて、そんなことを言うんだ???…

  • "The Lost Husband"

    多分、過去にセールで買ったんだろうと思われるkindle本を読んだ。"The Lost Husband" The Lost Husband: A Novel (English Edition) 作者:Center, Katherine Ballantine Books Amazon あらすじは夫を亡くし、幼子二人と生活していたものの生活が立ち行かなくなった主人公は母親の元へ身を寄せる。幼いころから恋人たちを次々と変え、転々としてきた母の元での生活は相変わらずしんどくて、牧場で働かないかという叔母の誘いを二つ返事で受けて新天地を目指す。慣れない牧場での仕事、叔母との生活、こどものいじめ、気づくと…

  • スマホが半年で故障

    スーパーで買い物に行くときに雨雲を見た。愛犬の散歩時間に雨雲がかかっているかもしれない、とスマホで雨雲レーダーをチェックしようとしていたら電源が落ちていた。あら?と入れ直そうしても入らない。電源ボタンを押し続けて気づく。壊れてる…と。 ケイタイ補償サービスというものに入っている。機種変更した2年ほど前に、「故障歴が多いから、ケイタイ補償がおすすめですよ。」と。結果、2年でケイタイ補償サービスを利用して交換。5500円かかる。(同機種でカラーまで同じもの)翌日には宅急便で同一機種のスマホが届き、simカードを差し替えて古い機種は送られてきた封筒で送り返す、という手軽さに「これはいい!」と思ってい…

  • "The Boyfriend"

    "The Boyfriend" The Boyfriend: A Psychological Thriller (English Edition) 作者:McFadden, Freida Hollywood Upstairs Press Amazon kindle unlimitedに入っていた1冊。スリラーだと明記されていたけれど、あまり怖そうでもないなとちらりと立ち読み…から止まらず、朝も3時起きで読書をしてしまった。kindleを読みながら寝落ちし、夢の中でまでkindle読んでいた。 あらすじは、30代のシドニーは失恋から立ち上がるべくデートアプリで知り合った男性とデートをするが、なか…

  • "Nothing to see here"

    以前、あちこちでおすすめされていて買った本。"Nothing to See Here" Nothing to See Here: A Novel (English Edition) 作者:Wilson, Kevin Ecco Amazon 実はすでに翻訳されている。『リリアンと燃える双子の終わらない夏』 リリアンと燃える双子の終わらない夏 (集英社文芸単行本) 作者:ケヴィン・ウィルソン 集英社 Amazon フィクションは好きだけれど、あまりにも突拍子のない設定や現実感のない設定の本は読まない…という私のルールに反する本。 あらすじは、奨学金を得て有名私立寄宿学校に進学するものの友人の罪をか…

  • 女性デー

    3月8日は女性デー、ということを知っている日本人は少ないと思う。日本では全く知られていないけれど、海外ではものすごく有名な日のようで、海外のパルたちから「3月8日の女性デーは日本ではなにをするの?」と毎年のように聞かれる。カードをもらったり、花をもらったり、プレゼントをもらったり…するらしい。私のパルたちは既婚者が多いので、夫から妻へ、という場合が多い。 我が家も性別を考えさせられる半年だった。高校を卒業したばかりの娘がいるけれど、進路に悩みに悩んで…そんな話をすると、いろんな人がいろんな意見を娘に、多くの場合は私に”親切心”から語ってくれるのだけれど、それがもうすべて「えぇ~!!!マジで?い…

  • フランスのパルと語る

    フランスのパルからWhatsappでメッセージが来た。「メイ、私は2回メッセージを送ったけれど、あなたからは返信がないんだけれど…怒ってる?」と。 ・・・はい?となって、確認すると確かに2通のメッセージがきていて既読はついている。日本時間の朝の2時に!ちらっと見て、そのまま寝た…か朝確認したのだろうけれど、記憶にない。いや、読んだ記憶はあるけれど、「手紙を出すわよ」というメッセージって返信が必要なものだったのか?!と衝撃を受けた。しかも、それに返信をしないと「怒ってる?」って、あなた、フランス人でしょ?(フランス人はそんなこと気にしない、という勝手なイメージ、偏見ともいう)と驚いてしまった。 …

  • 卒業式

    娘の高校の卒業式だった。最後の最後まで忘れ物の多い娘は「卒アル忘れた!!持ってきて下駄箱に置いといて」というので卒業式会場入り前に下駄箱に置く予定が、随所に配置されている先生方に「こちらです」「こちらです」と誘導されて、気づくと体育館2階…。体育館の端に座っていた暇そうな若い先生に忘れ物を届けに下駄箱に行きたいのですが…と話すと、「下駄箱はあっちです」とはるか彼方を指さす。順路はしかも、一度、会場をでて、ぐるりと校舎を一周するようにと言われる。スーツでコサージュつけて下履きに履き替えて走れと?走りましたとも!渡り廊下を渡って…職員室前を疾走していたところ「考査期間中につき職員室前は立入禁止なん…

  • 『事件記者、保育士になる』

    『事件記者、保育士になる』 事件記者、保育士になる 作者:緒方健二 CCCメディアハウス Amazon 元朝日新聞の社会部を主に歩いてきた記者が定年前に退職を決意し、短大への入学を決める。それまで事件を担当する中で被害者になるこどもたちの支援や法整備、現場の取り組みなどを学ぶために保育を専門とする短大へ入学を決意し、いままで弾いたこともないピアノを始め、20才以上年の違う生徒たちと机を並べる。 新聞記者として朝も夜もなく駆け回り、事件は追いかける日々の中でこどもが事件の被害者になることが減らないことへの虚しさ、その中で学ぼうとする意欲を持ち続けることが若さでもあると思う。同じ事を繰り返すことは…

  • 『恋じゃなくても』

    恋じゃなくても 作者:橘もも 双葉社 Amazon 結婚寸前で浮気をされた主人公が結婚相談所の経営者に拾われ助手として過ごす中で結婚や恋愛、セックスについて考えていく。 良かったところとしては、アセクシャルと呼ばれる人たちをテーマにしていることだと思う。(アセクシャル:他者に対して恋愛感情や性的欲求を抱かないセクシュアリティ)性的欲求を抱かなくても、他者への気遣いも恋愛とは違ったとしても愛なのではないか、というところがテーマなのだろうとは思うけれど、アセクシャルの葛藤が物語を通して迫ってくるほどでもなく、あっさりと感じた。あっさりと感じたのはアセクシャルだからなのか?アセクシャルはそもそも情熱…

  • 『リスボン日和』

    「オールドメディアを信用している?」と聞かれたとき、「校正・校閲が入っている前提で、例え編集されていても」と話していて気づいた。私が信頼しているのはオールドメディアよりも”校正・校閲”なのかもしれない。そんな話をフランスのパルにしたとき、彼女は20代のこどもたちに「いまどき、日本宛に手紙を書いているの?」と驚かれたらしい。Eメールっていうものがあってね…と。Eメールもするし、whatsappもするし、手紙も書く。お気に入りの万年筆でね!でも、これはオールド(古い)じゃない、伝統的(traditional)なのよ、なんて話をした。さすがに馬にはもう私は乗っていないけれど…フランスの彼女はまだ馬に…

  • "The Lincoln Lawyer"

    あえて手を出していなかった法廷サスペンスについに手を出した。"The Lincoln Lawyer" The Lincoln Lawyer: A Richard and Judy bestseller (Mickey Haller Series Book 1) (English Edition) 作者:Connelly, Michael Orion Amazon 法廷ものって、"Objection!"(異議あり)と"Overruled"(却下)くらいしかわからないから、知らない単語だらけでひたすら辞書を引くことになりそうなので敬遠していた。以前、あちこちで絶賛されていた弁護士が活躍するという法…

  • 国王と英語

    ロンドンのパルから"She is going to meet the king tomorrow."(明日、うちの娘がKingに会うのよ!)というメッセージが来た。Kingって、イギリスの国王?アニメとか漫画とか、ほかになにか名前でKingとやらがいるのか?と念押しで、もしかして、チャールズ3世のこと?と確認。ええ、その国王よ、と彼女からの返信にびっくり!彼女の娘ちゃんの学校全体で何かの行事で行く場所に国王も来るらしい。娘ちゃんが会う…というよりも見かける?国王の感想に期待。 ロンドンのパルと久しぶりに話した中で、「あなたのニュースは?」と聞かれた。私のニュースねぇ…各種あったけれど、一番いら…

  • 消化不良

    テキサスのパルから手紙が久しぶりにきた。家庭の事情でいろいろあって…と家庭の事情が書かれていた。いくつになっても嫁姑とか家族の問題はあるのか、と思いつつ読む。嫁姑問題は国境も年齢もなく語れる。アメリカのお姑さんもスイスのお姑さんもなかなかだわぁと感心しながら。 そんなテキサスのパル、もうすぐ定年するベテランの小学校教諭なのだけれど「私はトランプ支持者ではなかったから、トランプがまた大統領になって驚いたわ。」と手紙に書いていて、私が驚く。彼女がそれを私に書いてくるってことは、私もトランプ不支持だと思っているのか?バレているのか?私は彼女はトランプ支持だと思い込んでいたので政治の話題はもうする気に…

  • サポートのいる子

    フランスで幼稚園教諭をしているパルから疲れ切った手紙が来た。「実は…」から始まる。彼女のクラスにいる女の子はちょっと変わっている、と。癇癪がすごく、2,3時間泣き続けることもある。指示も通らず、ほかの子どもたちと比べても違う。彼女は二人のこどもを育て上げていて、幼稚園教諭のベテラン先生。その女の子の両親に「特別なサポートがいる子ですよ」と言ったものの聞く耳を持たず、攻撃的に批判された。幼稚園としては専門家に見てもらおう、と専門家に幼稚園に来てもらい結果、やはりその女の子はサポートがいる子、だと言われたけれどそれを親に伝えることを考えると憂鬱で、どれほど攻撃されるのかと想像すると動悸までしてくる…

  • 『校正・校閲11の現場』

    『校正・校閲11の現場』 校正・校閲11の現場 こんなふうに読んでいる 作者:牟田都子 アノニマ・スタジオ Amazon 校正・校閲の仕事を私自身には向いてないとは思うけれど、緻密で集中力がいる、真摯に文字と向き合う職業だと崇拝している。20年ほど前は、出版された書籍で誤字脱字を発見することは不可能に近く、校正すごい…と思っていたし、誤字脱字を発見した暁には四葉のクローバーより貴重だ!ラッキー!となんだか嬉しくすらなっていた。しかし、ここ数年、読書をしていてウェブニュースの誤字脱字、地名の間違いの多さに辟易しているし、出版物ですら多すぎる疑似脱字に「校正って、いまはもう幻の職業なのか?」とすら…

  • "The Unhoneymooners"

    一時期、話題になっていた本がkindleのunlimitedになっていたので読んでみた。"The Unhoneymooners" The Unhoneymooners (English Edition) 作者:Lauren, Christina Gallery Books Amazon あらすじは、Oliveの双子の妹Amiが結婚式を挙げたが、その披露宴で食中毒が大発生し、翌日のハネムーンに新郎新婦が行くことができなくなった。新郎新婦の代わりに新婦の姉のOliveと新郎の兄のEthonが犬猿の仲なのに新郎新婦のフリをして新婚旅行に行くことになる。 goodreadsの評価は3.9で、「退屈すぎ…

  • 『本なら売るほど』

    『本なら売るほど』 本なら売るほど 1 (HARTA COMIX) 作者:児島 青 KADOKAWA Amazon 古本屋さんと本にまつわる話。本好きなら誰もが一度は思う、”本屋になりたい”と。私も何度夢想したかわからない、「私が本屋なら…」。古本屋も私設図書館も憧れてやまない。そんな本好きの人が読みたいマンガだった。残念ながら、読書を面白いと思わない人もいるし、本を大切に扱わない人もいる。蔵書印をよしとするかどうかも評価が分かれるところだと思う。古本屋では買い取れない、と言われる、という話も聞いたことがあるし、誰かが所有していたと生々しくわかる形跡が残っている本を好むかどうかの好みは人による…

  • ”The Exception to the Rule"

    2025年、今年の1冊目の洋書は”The Exception to the Rule". The Exception to the Rule (The Improbable Meet-Cute collection) (English Edition) 作者:Lauren, Christina Amazon Original Stories Amazon メールを間違えて送信してきた男子学生と女子学生が毎年バレンタインデーにメールのやりとりを数年続ける。お互いのプライバシーは言わない、聞かないというルールで。メールでの交流なので、あえてのタイプミスもそのままあって、いや、それ、私もよくするわ……

  • 2024年から2025年

    2024年に距離をとろうと決めた友人がいる。積もり積もった「なんだかなぁ…」の上に決定打があった。いや、でも私の狭量さなのかしらと各国のパルたちに語ったりした。イギリス、アメリカ、スイス、フランス、ドイツ…のパルたちを絶句させたりもした。「日本人のイメージ変わるわ!」なんて言われた。お互いの環境も変化し、少しずつ距離をとり、意外に順調に1年なんて過ぎていくものだ、10年来の友人ではあった私たちの関係なんてそんなものだったのか、と思っていた。 クリスマス前に彼女が難病と診断を受けたことを彼女の家族から聞いた。「メイさんには本人から連絡があるだろうけれど」と。いえ、もう今の私たちはそんな関係ではな…

  • ロボット掃除機

    2025年最初の買い物…2024年、ずっとほしかったものを買った。ロボット掃除機!1月6日に我が家にやってきたのは、中国製の超お安い、エントリーモデルよりも安いかもしれない、13800円のロボット掃除機。水拭きができるロボット掃除機で、例え使えなかったとしても笑って許せる値段。高機能のロボット掃除機は軽く10万を超えていくので。 そんなロボット掃除機、wifi接続がうまくいかず、しばらく手動だった。部屋まで持って行って、ポンとおいてスイッチを押す…。でも、勝手口から落ちない!玄関から落ちない!何度も同じところを掃除している気がしないでもないけれど、私が大量の里芋の皮を30分ほどかけてむいている…

  • 日本の住所

    ロンドンのパルが新しいアドレス帳を買ったらしい。「日本語で住所を書くのを手伝ってほしい」というので、私の住所の漢字バージョンはこれよ、と私の日本語の住所シールを写真に撮ってLineで送った。ロンドンのパルは日本人の手書きの文字が”いくら美しくても”読めない、と言うので。楷書でも行書でも。 ほかの文通相手の他県の住所を漢字にするのを手伝ってほしい、というのでいつものように安請け合いで、「任せて!」と伝えた。送られてきた住所には郵便番号が書かれていたので楽勝だ!と郵便番号から住所を検索し、漢字を教えて終了…のハズが最後の単語が読めない。 「・・・これはなんだ?」とロンドンのパルに聞く。こんな日本の…

  • 日本語字幕に違和感

    『オーバーボード』という映画を観た。 オーバーボード エウジェニオ・デルベス Amazon 2回目、であらすじもほとんど覚えているけれど、”面白かった”ことも覚えているので。そのときは英語音声、日本語字幕で観た。今回も同じで…と思ったら日本語字幕がない!!ということで、日本語音声、英語字幕で観た。 あらすじは、セレブで超感じの悪いレオがクルーズ船から落ちた衝撃で記憶喪失になることから始まる。3人の娘を育てるシングルマザーで看護師試験を目指しているケイトは客室清掃をさせられたのにレオから賃金を受け取れなかった、その賃金支払いを拒否したレオが記憶喪失になっていると知り、自分の夫として、家事や育児を…

  • 仕事納め

    仕事納めの日、みなさんはなにをされていたのでしょうか。私は…弁護士事務所に電話をかけ続けていました! いーろいろとあって、相続関係で司法書士の意見が納得できない!と憤っていた。司法書士は相続トラブルになったら手を引くのではないのか?そもそも司法書士の発言は正しいのか?これは弁護士をこちらも頼む案件なのか?と何もわからない。夫は事を荒立てずとも…というので我慢していた。ネットで着手金やそのほかの費用を計算すると、弁護士に頼むと余計な費用がかかるばかりで、こちらにもらえるものがあるわけではなく(ということは弁護士の成功報酬はどう計算するんだ?と思ったり)それでも、年末に、いや、もう無理だよ!!私が…

  • ”The One Hundred Years of Lenni and Margot"

    kindleを買おうか悩んでいると言われた。kindleのメリットであり、デメリットは”夜中も読める”に尽きる。ベッドサイドテーブルにkindleを置いて寝ると、夜中にふと目覚めた時、トイレに起きた時、ついでに読んでしまう…2時間ほど。夜中の2時から4時、1時から3時…に。通知はなにもこないし、時間もわからないし(私が表示していないから?)目にもやさしく疲れないので、ついつい気づくと2時間。 ストーリーの続きが夢の中にまで出てきて、「えっ?!そうなの???」と夜中に目覚めて2時間、夜中に目覚めた時にちょっとだけ…のつもりが朝3時から2時間…ロンドンのパルに”Hooked."(ハマってる)と言わ…

  • "Welcome To Beach Town"

    "Welcome To Beach Town" Welcome to Beach Town: Secrets and Scandal in a California Beach Town (English Edition) 作者:Wiggs, Susan William Morrow Amazon 前に買っていたkindleの積読本。なぜ、私はこれを買おうと思ったんだ?と過去の私に問いかけてしまうほど半分に到達するまでがつらかった。 トレーラーハウスを経営するシングルファーザーの元で育ったNikkiは富裕層が通う私立高校に通うことができ、そこで親友もできる。しかし、親友は高校のクラブで薬物の過…

  • "Over My Dead Body"

    "Over My Dead Body" Over My Dead Body: 'I couldn't put this fabulous, first class, five star read down.' JANICE HALLETT (English Edition) 作者:Evans, Maz Headline Amazon 今年のベストはこれだ!!と思うほどに最初から最後まで面白く読んだ。Over my dead body: 私の目の黒いうちは(絶対に許さない)という意味になるのだけれど、この本はタイトルそのまま”私の死体を乗り越えて”になるのだろう。”私の”死体。 Dr Miria…

  • "The Guncle"

    The Guncle (English Edition) 作者:Rowley, Steven G.P. Putnam's Sons Amazon ゲイ(gay)のおじさん(uncle)だから、Guncleと言われているパトリック。弟が薬物依存症になり、リハビリ施設に入所する間、 甥っ子と姪っ子を預かることになる。ちょっとしたTVの有名人だったものの、パトリック自身も恋人を事故で亡くしてから引退していると仕事仲間には思われている。ガンで死んだ弟の妻はパトリックの大学時代からの親友だったけれど、パトリックの弟と結婚したことで疎遠になり…。 好評ですでに続編が出版されている…っが、私にはわからなかっ…

  • 『積ん読の本』

    積ん読の本 作者:石井千湖 主婦と生活社 Amazon 作家、書店経営者、研究者、辞書編纂者…仕事で本を必要とする人、いや、人生に本が必要な人たちの積読本の状況が見れる、文章の少ない写真集のような本。 読み始めてから読み終えるまで、読むって言うより、見るが正しい気がするような文章の少なさと画像の多さではあるけれど、途方もない圧倒的な安心感! 読書をして、こんなに安心感を感じたことがいままであったか?と自問してしまった。ジャンル分けしていた人もいたけれど、それはごくわずかで多くは山積み。本棚の前に、なんてものではなく、玄関に列になって”無造作”に。新聞ストッカーに本を積んでいたり、段ボールに詰め…

  • 新しく学んだ悪口表現

    ロンドンのパルに数週間にわたって、愚痴ってきた。愚痴ってきた、というところはいつも通りではあるのだけれど、”彼女”のひどさったら、とぶつぶつと言い続けてきた。最初は "What? Can she do that?"(えぇ?そんなことできるの?)と驚きだったのに、事情を語ると"That's terrible."(それはひどい)といままでも聞いたことのある相槌表現。"It sounds pretty terrible."(それはかなりひどいと思う)や"Yikes!"(げぇっ)をこの話題では連呼していた。今回、ロンドンのパルから学んだ新しい”悪口”表現がいくつかある。"She seems very …

  • 評価が分かれる

    フランスのパルとwhatsappで話すことが増えた。彼女も読書好きではあるけれど、読書傾向が私とはかなり違う。「読書はリラックスのためにある」と、彼女は毎日寝る前の1時間を読書にあてるけれど、そのときは仕事でのストレスやいろんな疲労から脳をリラックスさせるためで、心地よい本を選ぶらしい。 そんな読書もいいわね~と私は思うけれど、彼女の義母は「読書は知見を得るためにするものよ」と譲らないらしい。脳をリフレッシュするだけの読書は無駄だと言うらしい。そんな彼女に、「いま何を読んでいるの?」と聞かれた。 この流れの中で、大変言いにくいのですが…私も新しい知見を得るための読書が好きで…いまはギュスターヴ…

  • 県知事選挙

    兵庫県知事選挙が終わった。渦中にいたけれど、アメリカ大統領選挙を彷彿とさせる感じだった。 いくつか私の周囲で起きた怖い話をすると、その1,Line経由で知人や友人から「これからの子どもたちの未来のために斎藤知事を!」とメッセージがきた。チェーンメールか?不幸の手紙か?何人かに送らないと不幸になるっていう類のメール?と怯えるほど唐突に。「これからのこどもたちの未来のために投票を」ではなく、斎藤さん推しなのか。毎回の選挙で地道な活動だ…と言いたいところだけれど、初!この人、こんなメッセージを送るほど政治に熱心だったか?と驚き、その後、なんだか背筋が冷えた。これからは日本もこういう選挙活動が増えるん…

  • 『婚活マエストロ』

    『婚活マエストロ』 婚活マエストロ (文春e-book) 作者:宮島 未奈 文藝春秋 Amazon 久しぶりに読んだ和書。『成瀬は天下を取りにいく』の作者の新作。 成瀬は天下を取りにいく 作者:宮島 未奈 新潮社 Amazon 『成瀬は天下を取りにいく』を本屋で立ち読みした時、数ページで挫折した。これはきっともっと若い世代が読む本で、40代の私には全く面白くない、と。 新作の『婚活マエストロ』は婚活事務所の紹介記事を書くことになった40歳独身男性のフリーライターが婚活パーティーに参加者になったり、スタッフになったりする話。 …薄いあらすじ紹介だ。でも、本書は薄い気がする。「へぇ~!!婚活パーテ…

  • 大統領選挙

    アメリカ大統領選、もっと拮抗するのかと思っていたらトランプの勝利で、うん、まぁ、なんだかそんな気がしていたんだ…な今日この頃 アメリカのパルの中には「州を聞くだけで支持政党がわかる」と断言するほどにきっちりと前回の大統領選は分断していた気がする。今回は…私のアメリカ人パルたちに限って言えば、だけれどもみんな隠れ”トランプ支持”だった気がする。なんで日本人の私にまで”隠れトランプ支持”だったか、きっと私が民主党支持者だろうと思ったからではないかと。いままでずっと民主党だったインディアナ州の仲良しパルが投票日数週間前にメッセージを送ってきた。 彼女の息子くんにとって初選挙になる今回、息子君はすごく…

  • 絶句と沈黙

    人生で最悪なことは何だろう、とずっと考えていた。高校受験や大学受験に失敗することを恐れてきたし、私の子どもたちの受験も私の受験以上にドキドキしてきた。それでも、先週、悟ったことがある。これからの人生で私が一番したくないことは、「自分のこどもの葬式に参列すること」だと。そういう環境に身をおかれた親族を目の当たりにして人生観が変わった。 それぞれの家があって、価値観があって、宗教に対する考え方もその多様性も尊重しなければいけない、と思っている。それは変わらないけれど、お通夜やお葬式を親族として見て”deserve"という単語が頭を駆け回っていた。deserve:値する、という単語を英語圏の友人たち…

  • 続INTJ

    中学生の息子の運動会があった。学校に来てほしくない思春期の息子と、学校が好きではない私のお互いのリクエストが合致して運動会に行かない予定だったけれど、ママ友たちからの「少しは見にきたら?」という圧力に屈したふりをするために観覧…20分だけ。競技が始まるとカメラ片手に前のめりで撮影する保護者達を尻目に競技開始で撤退した…。 学校が嫌いではなかったのに、最近、どんどん嫌いになる。嫌いと言うよりも耐えられない、に近く、ついに20分の滞在時間が限界に。MBTIの診断でINTJ(建築家)と出て、INTJを知る中で「学校に溶け込めない」というのがでてくる。INTJとはいえ、すべて当たっているわけではないの…

  • "The Restoration of Celia Fairchild"

    "The Restoration of Celia Fairchild" The Restoration of Celia Fairchild: A Novel (English Edition) 作者:Bostwick, Marie William Morrow Paperbacks Amazon 人生相談の回答者、コラムニストとして有名なCeliaは養子を切望している。70通以上の手紙を養子に出す予定の母親に書き1通だけ返事が来た。しかし、離婚して独身になり、いろいろあって職を失い、チャールストン(サウスカロライナ州)の叔母から相続した故郷の家を売って養子との生活基盤を築くつもりがその家を…

  • 『ロスト・キング 500年越しの運命』

    ロスト・キング 500年越しの運命 サリー・ホーキンス Amazon リチャード3世発掘の物語。イギリスのリチャード3世が駐車場から発見されたニュースは記憶に新しい。なんせ2012年、えっ、もう10年以上前だったの?と驚いてしまった。リチャード3世が駐車場から発見されたというニュースを見た時、私はロンドンのパルにメッセージを送った。日本では「駐車場で発見」と簡潔に書かれすぎているけれど、私はもっと詳しく知りたいの!ちょっと教えて~!!と聞いたことを覚えている。リチャード3世は悪役で…というのもそのときに知った。人の評価は時代とともに変わるのよ…。(徳川綱吉も犬や動物ばかりを大切にしたダメ将軍、…

  • ショックなことが起きた時

    ちょっと受け入れられないことが起きた時、人はどういう行動にでるのだろうか。私の場合は、友人に語る!「ちょっと聞いてくれる?」から始めて、海外のパルたちに最近驚いたこととして、フランスのパルが馬3頭をペットとして3ヘクタール(9000坪超え)の裏庭で飼育しているらしい、なんていう話をした。 もちろん、話す相手は選ばなければいけない。精神的に疲れているカナダのパルにはするべき話ではないし、コスタリカのパルはこういう話には全く興味を示さないので話し甲斐がないし、ドイツのパルも全く共感してくれそうにない。オランダのパルは家が広すぎて人に2階を数人に貸すほどで、でも、取扱い方が気になるし、別にお金に困っ…

  • "Found In a Bookshop"

    "Found In a Bookshop" Found in a Bookshop: The perfect read for spring - heart-warming and unforgettable (English Edition) 作者:Butland, Stephanie Review Amazon ロンドンのパルに「いまこれを読んでいるのよ~」と話したとき、"I Saw this book, and wondered if you would like it.It seemed more up your alley than usual.""(その本を見たとき、あなたが好きそ…

  • コロナによる分断

    これからの社会はコロナ前とコロナ後で変わる、と言っている学者がいた。当時はコロナ禍だったので、そんなものかしら、とピンとこなかったけれど最近、洋書を読んでいて、「あぁ、これはコロナ前の出版だな」とか「これはコロナ後なのね」と物語の出版時期がわかるようになった。そこにはコロナによる分断が明らかにある。 いま読んでいる洋書もコロナ後に出版されたイギリス人作家の本。COVID (コロナウイルス、Covid-19ともいう)という単語から始まり、lockdown(ロックダウン) pandemic(パンデミック)という聞きなれた英語に始まり、key workerなんていう言葉も。カナダのパルは"essen…

  • パニック

    夫の弟さんが救急車で緊急搬送された。「これから手術をするけれど、危ないから家族に連絡してと言われた」と切羽詰まった電話を夜9時過ぎに夫の弟嫁さんから受ける。病院は聞いたこともない病院名で、とりあえず、車に乗ってナビで行こうと慌ててパジャマから着替えようとする。 緊急で危険度の高い手術で家族が集められる。そんなところへふさわしい服装って、なに?!と半分寝ようとしていた頭はパニックもあって回らない。部屋着のズボンからちょっと上品に、とロングスカートを選んだら「それはあかんやろ!」とこどもたちに言われる。上品な”黒”のロングスカートだった。縁起でもない!でも、黒って、無難な色で、黒のズボンに黒のスカ…

  • 恩返しとハンカチ

    東京の友人が「お米がない」と2週間前に手紙で書いていた。もう残り1キロになったけれど、お米がどこにもない!と。そのとき我が家にはお米が20㎏ほどあったので、5㎏送った。いままではコメ農家から直接買っていて、家で精米していたので月にどれくらいのお米を食べているかに無頓着だった。しかし、お米が尽き、スーパーで5㎏ずつ買ってみると、我が家は5日で5㎏を食べている、という衝撃の事実を知った。30㎏のお米を食べ終わるのが早く感じていたけれど、5日で5㎏!つまり20㎏は1か月持たない。 それでも、東京の友人は以前、お高いブランドハンカチを「お礼です!」とポンとプレゼントしてくれたことがある。そのとき、その…

  • 規格外

    パリオリンピックでフランスへの国際郵便が遅延し、その結果、ほぼ1か月かかって私の手紙は日本に着いた。フランスのパルが「私たちは何か別のSNSでつながる必要がある」ということで、インスタ、フェイスブック、メール、whatsappと各種、彼女のIDを教えてくれた。 一番楽なのはwhatsappだけれど、新規登録に苦戦するのよね~と思いつつ、やってみたら、あっという間にできた。フランスでは平日の日中。彼女は幼稚園教諭として勤務時間にメッセージを送ってしまい、「後で送るわ!」とメッセージがきた。 彼女には我が家の近況として…運動不足の高校生の娘が愛犬に散歩されている写真、高校生の息子が愛犬に乗っかられ…

  • 配信された体育大会

    高校生の息子の体育大会がYoutubeで観れる、ということで室内でコーヒー片手に観戦。個人情報に配慮して、なのか、ものすごい俯瞰したカメラと若干、俯瞰したカメラ…つまり、どちらも顔が判別できない遠さ。高校生だらけで(高校の体育大会ですから…)しかも同じ体操服を着用していて、息子がどこにいるかわかるわけがない…と思いつつ、運動会の中継を流していた。若干、俯瞰のカメラはたまに先生らしき人が操作し、角度が変わるものの、近くにいるおじさんらしき人の痰が絡んだ咳が聞こえてきたり。 高校の運動会、どんなものかと思っていたらクラス紹介があった。クラス紹介で、多くのクラスが「個性的なクラス」と自己紹介をしてい…

  • 衝撃

    ここ数か月、アメリカのパルたちから「あなたの手紙が到着するのに3週間かかってる」とか「1か月かかってアメリカに着いた」と手紙やメールで報告を受けることが増えた。それは…日本を出たのは数日以内でも、アメリカ国内でうろうろしているだけでは?とアメリカの郵便事情をつい疑っていた。 今日、フランスのパルからの手紙に「あなたの手紙がほぼ1か月かかってフランスに着いたんだけれど」と書かれていて衝撃を受けた。日本ーフランス間で1か月?フランスへの国際郵便が遅延していた?と調べると、どうやらパリ五輪の影響らしい。日本郵便のHPにもパリ五輪、パラリンピックの期間はフランスへの国際郵便が遅延すると書かれていた。知…

  • "A Walk Along The Beach"

    休憩用の作家、という作家が数名いる。毒にも薬にもならず、激しく落ち込むことも「傑作だ!!」と叫びたくなることもない。水戸黄門や大岡越前を観ているように安心感を持てる本を量産している作家。中学生時代は赤川次郎。それ以降は群ようこが私の中で安心する作家。 洋書を読み始めたときにもそういう作家に早く出会わなければ!と思っていた。最近、見つけている。Sophie Kinsella と Debbie Macomber。Sophie Kinsellaは『お買い物中毒な私』が映画化されて有名。 お買いもの中毒な私!(吹替版) 小松由佳 Amazon ドタバタの主人公とありえない展開、それでも結末に可もなく不…

  • "Blue Sisters"

    英語圏の某国の本屋さんが「いま女性に人気はこれ!」とおすすめしてくれた本を読んだ。"Blue Sisters" Blue Sisters: A Read with Jenna Pick: A Novel (English Edition) 作者:Mellors, Coco Ballantine Books Amazon 全く知らなかったので、レビューをチェックすると、「若草物語を彷彿とさせる」と書いている人が多かった。「喪失の物語だ」と。ほぉほぉ、若草物語風ね…4人姉妹の物語か、いろんな姉妹がいて、南北戦争という負の側面もありつつ、家の中では穏やかに過ぎていく…そんな話を想像していた。 読み始…

  • ”Wrong Place Wrong Time"

    ”Wrong Place Wrong Time" Wrong Place Wrong Time: A Novel (English Edition) 作者:McAllister, Gillian William Morrow Amazon タイムトラベラーの話、『アバウト・タイム~愛おしい時間』 アバウト・タイム ~愛おしい時間について~ (字幕版) ドーナル・グリーソン Amazon のような本かしら?と手に取った。Kindleでセールになっていたときに購入。 ページをめくる手が止まらないことをページターナー(page turner)と洋書界隈では言うらしい。怒涛の展開で息つく間もなく結末に…

  • スマホが壊れる

    スマホが割れてしまった。いままで、散々落としてきたときには割れなかったので油断をしていたら、ついに画面に傷が入り、その後どんどん広がった。使い始めて1年半。まずい…と焦っていて思い出した。スマホをよく壊すので、保障サービスに入っていたはずだ!とwebで確認してみるものの、わからない。ドコモに電話をするもののたどりつけず…(機械応答ばかりに…)契約したお店に電話をすると「個人情報は電話で教えられない」と。生年月日も住所も言える本人なんですけれど!!「ドコモに電話したほうが早い」と言われたものの、ドコモに電話したら機械応答ばかりで…と話すと、「151」の次に「1」を押すと、オペレーターにつながる、…

  • 言語交換

    スイスのパルが言語交換のアプリで日本語話者と言語交換をしていた、とすでに過去形。最初の日本人女性は国際結婚してスイスに来たものの、夫に家を追い出されて日本へ帰る飛行機代もない!と言語交換初日にメッセージを送ってきた、という話だった。「どうすればいいと思う?」とスイスのパルに聞かれ、詐欺だと思うけれど、「大使館に行けば」と伝えたら?と話した。大使館が何かしてくれる…かどうかは、知らんけど。 スイスのパルは女性ではなく、今度は日本人話者の男性と言語交換をした。北海道在住の男性らしい。地名は私も聞いたことがある!その男性、スイスイのパルを”ダーリン”と呼ぶらしい。「メイ、日本に友人を”ダーリン”って…

  • "Sylvia's Second Act"

    Sylvia's Second Act: The hilarious, heartwarming and utterly feel-good read for 2024! (English Edition) 作者:Yablon, Hillary Orion Amazon kindleのセールになっているときにサンプルを読んで読みやすかったので購入していた。 63才のシルビアは高齢者向けの団地で悠々自適に夫と暮らしていた。夫の浮気現場を目撃するまでは。彼女は一人娘が育児疲れしているという電話から、娘のところへしばらく滞在することにするが、結婚し、こどももいる娘との同居は大変で、それならいっそNY…

  • "Summer Romance"

    きっと誰もが本を手に取るとき、それぞれに惹かれるフレーズやキャッチコピーがあるのだと思う。私にとっては、”ハートウォーミング”だとか”夏の恋”だとか”女性のための”だとか…。そして読み終わって気づく、”夏の恋”、全く心惹かれなかったかも…と。 Summer Romance (English Edition) 作者:Monaghan, Annabel G.P. Putnam's Sons Amazon あらすじは、一年別居していた夫と離婚を決意したときに、ドッグランで一人の男性に出会う3人の子持ちの主人公。ひと夏の恋、シングルになる夏にはいいんじゃない?と一歩踏み出す…。 大人の恋愛を想像してい…

  • "Cat Lady"

    ロンドンの友人が日本に来た時にお土産としてくれた本。 Cat Lady: Brilliantly funny and entertaining, don’t miss the brand new novel from the Sunday Times bestselling author (English Edition) 作者:O’Porter, Dawn HarperCollins Amazon 「あなたのリクエストにあっているといいけれど」と。私のリクエストはいつも同じ。なーんにも難しくない。「ハートウォーミング(心温まる)、激しい性描写や暴力は結構です。もちろん最後はハッピーエンド」ほ…

  • "My Name is Maame"

    "My Name is Maame" My Name Is Maame: The bestselling reading group book that will make you laugh and cry this year (English Edition) 作者:George, Jessica Hodder & Stoughton Amazon 両親がガーナからの移民で、20代後半のMaameはイギリスで育っているのでガーナの言葉のトウイ語が理解はできても話すことはできない。父はパーキンソン病で動くことはできずMaameは父の世話を主となってしている。(母親はガーナに、兄は友人宅に居候…

  • ”Eleanor Oliphant is completely Fine"

    30才の女性が成長する話で、感動する、泣ける…と聞いていた。 Eleanor Oliphant is completely fine ノーブランド品 Amazon 人間嫌いの社交性のない女性の成長物語?と思いながら読んだ。きっと私の期待する”ハートウォーミング”な物語ね!と期待しながら。 心温まる物語を期待する読者は回れ右をお勧めする。女性の成長物語を期待して読もうとする読者にもお勧めしない。 物語の真ん中まで、ずっと不思議だった。「これのどこが感動する成長物語になるんだ?」スリラーじゃないのか?サスペンスか?また海外の小説に多いサイコか?誰が危ない人なのか?と人間不信に陥っていた。 怪しいと…

  • 夏のクラシックコンサート

    今年も行ってきた夏のクラシックコンサート!10日前からコンサート出演者でもある先生への花束をお気に入りの花屋さんで注文。「またこの季節なんですね」と言われる。かれこれ、6,7年は行っている夏のコンサート。車で花束を持って長時間移動すると花が傷むので現地で花束を調達したこともある。都会なので、値段の割に小さい花束になり以降、いつもの花屋さんで注文する。私たちが車で2時間かけて持って行き、先生はコンサート後に電車で持って帰る…花が傷まないはずがなく、重いだろうからと「前日にご自宅へ配送というのは?」と先生に一度聞いたことがある。「絶対に持って帰るから会場に持ってきて欲しい!」と言われた。重いのに?…

  • "One Plus One"

    イギリス人のパルが「Jojo Moyesの本を読んだことはあるか?」と何度か聞いてきた。映画化もされている『世界一キライなあなたに』の原作、"M Before You"の作者。 Me Before You: The international bestselling phenomenon 作者:Moyes, Jojo Penguin Amazon 知ってる…悲しい結末だっていうことも知ってる。悲しい結末の本は読まない!と何度も伝えてきた。Jojo Moyesの本はたくさんあるから一冊でも読んでみて!とイギリスのパルに言われ続けて数年、ついに読んでみた。 "One Plus One" One P…

  • 『約束』

    積読本消化中のはずが、つい買ってしまった本。『約束』 約束 作者:デイモン・ガルガット 早川書房 Amazon 南アフリカ共和国の作家がブッカー賞(イギリスの文学賞)受賞した、というだけでも興味がそそられた。英語で読むべきか、日本語で読むべきか…逡巡することなく翻訳本を購入。 アパルトヘイトがまだある時代から物語は始まる。農場を経営する白人一家とメイドや運転手として働く黒人たち。病床で丁寧な看護をしてくれた黒人メイドに家を贈るようにと遺言を残して白人経営者の妻が死ぬ。その遺言を聞いていたのは空気のような黒人メイド、白人経営者とその幼女。車に座る席も教会も墓地もなにもかもが隔離されていた黒人と白…

  • 『蜂蜜と遠雷』

    『蜂蜜と遠雷』 蜜蜂と遠雷 作者:恩田 陸 幻冬舎 Amazon 本屋大賞を受賞する前に購入していたのに、ずっと置いていた積読本。海外の友人たちに「日本人作家では次は何を読む予定?」と聞かれるたびに『蜂蜜と遠雷』と答えて数年…アメリカ人も香港人も「面白かった!」と言っていた。(彼らは日本語で『蜂蜜と遠雷』を読んだ)私が読もうと思っていたのに、先を越され、ますます読む気が遠ざかり…長い夏休みにやっと手に取る。 面白かった!!とほぼ1日で読破。あらすじは、ピアノコンクールを通しての4人のコンテスト出場者の成長譚…なのだろうけれど、ピアノ好き、音楽好き、クラシック好きにはとても面白いと思う。 同じ本…

  • 中学生男子

    中学生の息子の読書感想文のための本を選んだ。我が家の本棚から、読書感想文を中学生が書きやすそうな本…と数冊を私が選び、それを息子が最初の数ページを読み決める。 これはタイムリーで書きやすい!と薦めた本は「興味ない」と一蹴され、これはなかなか考えさせられた!という本は「左ですね…」とわかった風なことを言い、それでは、これは?新しい考え方ですよ!とおすすめした本は「あぁ~、これは右ね」と。 中学生、右も左もわかってないでしょ?と聞くと、「なんとなーくわかっている」なんて言う。右だけの人も左だけの人もいないと思うんだけれど…と話すと、「どちらにしても突き進むには原動力がいるよね」なんて語る中学生に大…

  • 落鳥

    飼っていたコザクラインコが落鳥した。2,3日ほど前から急に食欲が落ちていて、エアコンが効いたリビングにいるけれど、暑すぎるのか?それともスイス原産のバーニーズに合わせて26度設定の部屋が涼しすぎるのか?とビニールで鳥かごを覆ってみたり。 我が家のコザクラインコは年中、抱卵をしていた。偽の卵を入れてみたところで、卵を産み続けた。寒くもなく、暖かくもなく…と温度に神経質になってみたり、餌のカロリーを下げてみたり、餌を変えてみたり、私が相手をすると求愛行動をとるので接触を控えてみたりしたけれどすべて効果はなかった。 鳥かごの奥で今日も今日とて抱卵…と思っていたけれど、水浴びに誘ってもでてこず、フード…

  • 学校健診

    中2の息子が視力検査に引っかかって、C判定の紙をもらってきた。C判定は(0.3~0.6)になっている。眼鏡をかけてC判定なら、まずいではないか、と眼科に行くことにした。高校生の上二人の送迎(各種ある)がない日で、部活がない日で、習い事もなく休診日でもなく…と各種、スケジュールを調整して眼科に行ったら、待合室はいっぱい。どうやら、ほかの学校でも視力検査があったようで(なぜ、みんな同じ時期に視力検査をするんだ!と声を大にして言いたい)付き添いの保護者の多くは学校から渡された紙を受付で提出したり、受付でハンコを押されたものを渡されていた。 我が家の末っ子、眼科で視力検査をしたところ、1.0と0.9 …

  • インドセンダン

    ロンドンのパルからカードとともに届いたもの。 ・・・なんだこれ?Teaというのはわかるけれど、”Neem Loose ”ってなに?日本語ではインドセンダン。あぁ~!インドセンダン!!ってなる人、どれくらいいるの?私は全く知らなかったので、調べたら、どうやらすごく苦いらしい。ロンドンのパルは全く知らないものを買った、と手紙の中で書いていた。「一緒に冒険しよう!」と。 こどもたちは「危ない葉っぱ?」「日本で合法な葉っぱ?」と透けて見える乾燥した葉を見て言う。違法な葉を見たことないもので合法!ただのハーブティー…のハズとちょっと自信がない。いや、私も「これ、税関通ったのね」と驚いた。ミントティーが引…

  • 左右盲

    今日、新しいことを知った。”左右盲”病気でも障害でもないらしいけれど、とっさに判断を迫られると左右の区別がつかなくなる、と。・・・私だ!! 保育園時代から「メイちゃんはまだ左右がわかっていない」と保育士に母は指摘されたらしい。「右手を上げて」と言われて、一人左手を上げていることがある、と。そんな私に母は上履きに右の「み」と左の「ひ」を書いた。右左がわからなくなったら、上履きを見なさい、とカンニング…。それでも間違える日も多かったらしく、「そもそも、上履きを左右逆に履いていた」とかで、カンニングの意味がなかった。 左右盲の人が苦手なことは視力検査、というところに大いに納得。私はいつも右手をチョキ…

  • そうじゃない!と思うとき

    海外のパルたちと手紙を書いていて、「ん?」と違和感を感じることがある。海外文通を始めた当初は違和感をスルーしていた。その違和感を伝える勇気がなかったのか、それも文化なのか?と丸飲みしていたのか、いまとなってはわからない。 海外文通歴が長くなり(10年以上している!)、文通歴の長いパルたちばかりになってきたので、気心が知れた気の合う人ばかりなので、以前よりは言いやすい関係性になっているからか年相応のずうずうしさを私が身につけたからなのか、「それって、どうなの?」と疑問を呈することが容易になった。政治についての時も、文化についてのときも、食事についてのときもある。彼女たちから質問されることもある。…

  • スイスでマスク

    スイスのパルから「ちょっと聞いて!」と怒りの手紙がきた。菜食主義者になって久しい彼女ではあるけれど、コレステロールの値がよくなかったらしい。「卵を食べすぎているのではないか?」と卵を食べていないのに言ってきて、具体的なコレステロール値を下げる方法についての話はなく。「かかりつけ医をかえることにした!」とかかりつけ医変更にまで踏み切るほどの怒りだったらしい。30数年お世話になってきたけれど…と。 その後、友人に紹介された医師に予約を取り、行ったらしい。彼女が入室するとその医師は、「そのマスクはコロナウイルスをまだ恐れているのか?それともなにか精神的な問題を抱えているのか?」と言ったらしい。ここも…

  • 訓練1か月目

    愛犬のフィラリア予防の薬をもらいに行って、受付をしている獣医さんの奥様と少し話をした。そのとき「訓練はどうですか?」と聞かれた。 愛犬の訓練ですか…はぁ…とため息から機関銃の勢いでここ1か月のできごとを話して「長い目で…」となぐさめの言葉をもらった。 「ドッグトレーナーにお願いした!」「訓練が終わった」というブログはいくつか読んだ。愛犬の訓練をお願いしている現在進行形の飼い主のブログ、ほぼない!と言っていいほどレア。何と比べて情報が少ないか、だけれど、「塾ナシ 高校受験」とか山ほどでてくる。8割の中学生が塾に通うと言われているいまでも。犬の訓練の様子のブログがなかったので、近況報告をしようと思…

  • お灸

    今年の花粉症はひどかった。普段は鼻水がでない私も鼻水が止まらず、くしゃみの連発。花粉症の時期には薬を処方してもらっている夫はいつもの薬が効かず困っていた。 そんなとき、なんのきっかけだったか失念したけれどお灸をしてみることになった。ドラッグストアに行くと、お灸が売られている。レベル1からレベル5まで。初心者はまずはレベル1から試してみるようにと箱の外側に説明が書かれていたので素直に従う。 ドラッグストアで売られている”せんねん灸”に代表されるお灸は台座があり、上にちょこんともぐさが乗っている。恐る恐るお灸をしてみる。最初は一番皮膚の厚いに違いない夫。「熱くない」という。熱いと感じたり、痛いと感…

  • 『勘違いが人を動かす』

    『勘違いが人を動かす』 勘違いが人を動かす――教養としての行動経済学入門 作者:エヴァ・ファン・デン・ブルック,ティム・デン・ハイヤー ダイヤモンド社 Amazon オランダでベストセラーになった認知心理学の本。興味深かった心理効果がいくつかあった。1つはエンダウド・プログレス効果、それまでに投じたエネルギーやお金、労力を無駄にすることを嫌う、という心理。お店でポイントを集めていくことも同じで、ついゴールを目指す、と。私にはわからない心理だわ、ポイントも集めないし、ゴールまで残り半分を過ぎたケーキ屋のスタンプカードもお財布の中で邪魔になると思うと廃棄できた、と思っていたけれど数日前、「あぁ、こ…

  • 『集まる場所が必要だ』

    『集まる場所が必要だ』 集まる場所が必要だ――孤立を防ぎ、暮らしを守る「開かれた場」の社会学 作者:エリック・クリネンバーグ 英治出版 Amazon 社会的インフラの意味や整備の必要性を説く社会学の本。インフラと聞くと、思い出すのは高速道路や病院、学校とコンクリートを使う構造物を私はまず思い出してしまうけれど、著者のいう”社会的インフラ”は図書館、貸農園、理髪店など。1995年の夏の熱波で、シカゴでは2012年のハリケーン、サンディの死者の約7倍もの死者がでた。死者の多くはエアコンのな貧困家庭がひしめく地域が大部分を占めた、というところは誰もが想像しやすい。しかし、同じ貧困地域でありながら、富…

  • ジェンダーギャップ

    末っ子が中学校の国語で枕草子を学んでいる。「これ、何の役に立つの?」と言いながら。それを”教養”と言うのよ、とつい言ってしまった。でも、それをひけらかすと感じ悪くて、「香炉峰の雪」と定子が言って簾を上げた清少納言ですらちょっと鼻につく。きっとそういう感じで知識や教養をひけらかしていたから紫式部にも「清少納言って、教養ひけらかしているけれど人として足りない」と紫式部日記に書かれたりする。知っているアピールはいつの時代にも鼻につくってことでそれにしても、それを日記(読まれる前提では?)に書く紫式部も根暗すぎて、どちらが人間としてできているかというこの勝負、正直、どっちもいい勝負なのよね~と末っ子に…

  • 『マインドセット「やればできる」の研究』

    『マインドセット「やればできる」の研究』 マインドセット:「やればできる!」の研究 作者:キャロル・S・ドゥエック 草思社 Amazon 英語で読もうかと思ったけれど、kindleでサンプルを読んで日本語で読むことにした。 帯には「ビル・ゲイツ絶賛!スタンフォード大発のベストセラー」「20年の調査によって科学的に実証された人生を変える最強メンタルの作り方」とある。 ”ビル・ゲイツ絶賛”って、伏線?本書では夫婦関係についても書かれている。相性が良ければ、何事もうまくいくわけではなく、「いつまでも幸せに暮らしましたとさ」ではなく、「いつまでも幸せに暮らす努力を続けましたとさ」ということ。そんな中で…

  • 『RANGE 知識の「幅」が最強の武器になる』

    久しぶりに読み応えのある本を読んだ。 多くの人が思っているだろうけれど、最近ますます専門化されていっている気がする、なにもかも!膨大な知識が必要で、短期間で専門家を作るためには分業していくことは必要なことだったけれど、AIやコンピューターといった知識を担う技術があるいま専門化ばかりで、すごく知識の「幅」が狭い、と感じる人が増えた。滅多に出会うことのない、話すことのないような”専門家”に出会ったとき、その専門的な話題に初日はワクワク、どきどきする。数回目に気づく、この人の知識の「幅」、狭っ!!知っている分野は自分の仕事のことだけかい!と思ったり。効率を求めていった結果、こうなるのか?これでいいの…

  • The Housemaid

    アメリカの売れている本ランキングやAmazonUSの本のランキングをたまにチェックする。その中に長くランクインしている本がkindle unlimitedになっていて読んでみた。 "The Housemaid" The Housemaid: An absolutely addictive psychological thriller with a jaw-dropping twist (English Edition) 作者:McFadden, Freida Bookouture Amazon 前科があり、ウエイトレスをしていた主人公のミリーはウエイトレスの仕事もクビになり、車上生活をしていた…

  • 文化的な人?

    知っている単語や中学英語にでてくるような英単語こそ罠がある!と思っている。ネイティブの友人たちの使い方に「そんなところにway??」と驚いたり、”heart of gold" が”金の心”ではなく”思いやりの心”だったり…。翻訳本で「あなたは金の心を持っているのね!」と出てきたときは「あらっ」と翻訳者の名前を確認してしまった。こういう間違いを見つけると翻訳本の校正はどのように行われているのかと不思議に思う。わかりやすいものこそ、ついそのまま訳してしまう、ということはわかる!でも、「金の心」って、日本語で何を意味するの?と思わなかったのか。英語以前に日本語のセンスに疑問を抱く。 数日前にフランス…

  • 堪忍袋

    片田舎に住んでいて塾もそれほど数がなく送迎に時間がかかるのでオンライン家庭教師をお願いしている。かれこれ3年ほど…。現在高1の太郎はオンライン家庭教師と模試のみで高校受験を乗り越えた。先生にもよるけれど、大手進学塾と同じ程度の塾代でマンツーマン。 オンライン家庭教師の先生、教え方もコミュニケーション能力もテキストも本当に千差万別。今までで私が一番好きな先生は太郎に英語を教えてくれた先生。いつもポジティブ!前向きな言葉しか口から出てこない。つい私が愚痴って「あんなに先生に教えていただいたのに結果が出ず」とテストの点数をぼやくと、「太郎君はいつも一生懸命で結果が今回は出なかっただけです。きっと次の…

  • 物価高を嘆く

    ロンドンのパルと物価高に嘆いた。月末になるとお金が尽きて本当にしんどい…と彼女が語っていた。最近、再就職をしてストレスは減るはずがなぜか増えてついでに彼女の娘ちゃんのストレスも増えて疲れた自分と娘ちゃんに”ご褒美”も増えて、それでも収入が増えたハズなのにストレス…という話だった。 物価高は本当に恐ろしい。我が家は週に10本以上の牛乳を消費するのでこの物価高についに週5本は調整牛乳に。そのほかにも「もやし率が高すぎない?」とこどもたちに指摘されようと「こんにゃくも増えたね」と言われようとも「豆腐…また?」と言われようとも、聞こえません! そんな話をロンドンのパルとしていたら、彼女が我が家の世帯は…

  • 『ベスト・エッセイ』

    なぜか無性にエッセイ集が読みたくなって手に取った。3冊のエッセイ集。『ベスト・エッセイ2016』『ベスト・エッセイ2017』『ベスト・エッセイ2023』 ベスト・エッセイ2023 [ 赤木明登 ]価格: 2200 円楽天で詳細を見る この『ベスト・エッセイ』は毎年、新聞や雑誌、書籍などで発表されたエッセイの中から選ばれている。それぞれにテーマはいろいろなので読んでいて飽きない。その時代に有名だった人がでてきたり、その年に亡くなった人たちの追悼文が多かったり、年によって当たり外れが多少はあるものの、世の中にはこんなにも多くの人が文章を書いているのかと驚く。”小説家”といいながらも文章に面白さがな…

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