長年(14年!!)お世話になってきたgooブログさんがなくなるというので、ブログを引っ越しすることになりました。引っ越し先はアメブロです。タイトルはそのまま「太平洋の真ん中で」http://ameblo.jp/sirochan2025/↑コチラが新しいアドレスgooブログさん、今までありがとうございました。シロブログ移転のお知らせ
身近な知人が亡くなって、その話をしていたときに夫が、「ママが死んだら、僕は近所に謝罪を言いにまわるよ。長いこと本当にごめんなさい、って。それでバンザイするんだ」と言った。「冗談にしても、ちとひどいんじゃない?」私が言うと、夫は、「あの人が近所の人たちにしてきたことを知らないの?」たとえば最近でいうと、バイデン氏とトランプ氏の大統領選挙のとき、3軒となりのフロスティが、家の前にトランプ応援の札を立てた。トランプ氏を毛嫌いしているシュートメは、それを見るなり黙って札を引っこ抜いて捨ててしまい、フロスティに手紙を書いたらしい。あんないやらしい人間を応援するとは正気なのか、勘違いも甚だしい、ただちに応援するのをやめよ、などと書かれていたそうなのだ。立札を引っこ抜いたのは知っていたけど、手紙まで書いていたのは知らな...シュートメ
夜、庭から5秒置きぐらいに合唱のような音が聞こえてくる。(その記事はコチラ)毎日ではないが、なんだろう?とずっと思っていた。少年少女合唱団のごとく、高い和音で高く静かにウー・・・と鳴り、ぴたりと止まる。また、ウー・・・と鳴る。雨が降って来ると、ちょっと止んで、また始まる。「また聞こえるね、あれ、なんだろうね」と夫に言うと、「カエルじゃん」と即答。以前に聞いたら、そんな音は聞こえない、って言ったじゃないか。あれはただ眠っていて、聞こえなかったっていうことか。他にも、ウシガエルに近い声で鳴くカエルもいて、別の種類のカエルなのだろう。これだけうっそうとした樹々があって、雨がよく降って、天敵が少なければ、小鳥だけじゃなく、カエルにも天国かも。物音ひとつしない夜の静寂に、カエルの合唱がしずかに響く。時折、フクロウの...合唱はカエルだった
あと5日で、姉と妹がやってくる。ワクワクが止まらない。バスルームに置くソープを選んだり、花を飾ったりするのも楽しい。私は昨年12月に、4年ぶりに帰国したときに会っているが、夫は父の葬儀以来だから5年ぶりだ。どんなに楽しいことも、自動的に流されるような日常のこともみんな、いつかは胸が詰まるような思い出になってしまう。そんなふうに思うようになったのは、年を重ねたからだろうか。いくつかの別れがあったからだろうか。必ず来るとわかっていたけど、本当に来るとは思わなかったことが、実際に起きてみると、どんな些細なことも大切な思い出になって、繰り返し思い出すたびに、あの時、もっとこうしたらよかったんじゃないか、ああ言えばよかったのかも、といったほんの少しの後悔もついてくることがあって始末が悪い。過去や、未来にもっていかれ...心を込めて今を生きる。
私の作品を買ってくれた人に、「インスタグラムとかホームページとかあります?」と聞かれることがある。作品を売り始めた頃に、ウェブサイトぐらいあったほうがいい、という意見に、管理をするのが面倒だからという理由で渋っていたのだが、とうとう負けて、お体裁だけのサイトを作ったのが8年前。ただ作品群を見ることができるだけの、チャチなものだ。もし誰かが買ってくれたりしたら、ありがたいには違いないが、お金のやり取りや送付といった手間がかかるし、なにより常に管理しなければならなくなる。今でさえ、なんとなく手一杯なのに、そんなことができる気がしない。案の定、最初に作って以来、まったく更新しておらず、今やアドレスも引き出しをひっくり返さないとわからない始末。だから、聞かれても、何もやっていないと答えている。20年近く前には、会...ソーシャルメディア
喧嘩の原因などというものは、総じてくだらないことだ。その時の互いの機嫌だとか、状況で、ささいなことを受け流すことができなくなるときがある。今の夫とは、2年前に夫がお酒をやめてからは、あまり喧嘩をしなくなった。だいたい喧嘩になるときは、夫が酔っているときで、足元がおぼつかなくなるほど飲んだり、酔っているのに運転すると言い張ったりする夫に嫌気がさす。酔っ払いと素面では、まともな会話にもなりゃしない。どうでもいいことをしつこく言い募ったり、ちょっとしたことで怒ったり、ベッドの上で吐いたり。私がお酒を飲む人だったら、夫の気持ちにもうちょっと寄り添えただろうかと殊勝なことを思うのは一瞬で、酔っている夫を見るとうんざりした気持ちになる。幸いなのは、ちゃんと謝ってくることと、ズルズルと持ち越さないこと。前の夫との喧嘩は...最もくだらない夫婦喧嘩の原因
ひと月前に、チーズケーキ両猫を定期検診に連れて行った。ボーイのほうが、カユカユで、あちこちハゲができてしまったのもあるし、二匹とも10歳になり、チェックしておいたほうがいいかもと思ったのだ。ボーイのカユカユは今に始まったことではない。ステロイドを使えばおさまると思われるが、寿命を1年短くするといわれて、使わないでいる。処方されたムースを塗ったり、食べ物を変えたり、ブラシをこまめにしたりとできることを地道にやっているところ。検診のとき、ガールの方が、腎臓か甲状腺かわからないが、なにかあるということで、とりあえず甲状腺の薬をもらって飲ませて、そのあと再検査してみるということになった。ガールはしばらく元気にしていたのだけれど、10日ほど前からしきりに耳を掻くようになり、頻繁に頭を左右に振ったりしている。1番好き...猫バカ1番
私の職場だけじゃなく、どこもかしこも人手不足。幸い、応募者があって立て続けに面接をして二人確保したけれど、ひとりは週末のみ働ける人なので、あと二人ぐらいは欲しいところ。ハワイの経済ピラミッドは、頂点の一握りの富裕層の厚みがあって、その下に薄めの中間層、そして分厚い貧困層がくる。富裕層は桁外れの大金持ちだから問題外。貧困層は、政府から援助がある。問題は何の援助も得られない中間層で、とくに貧困層にギリギリのところにいる人達(まったくもって私達さ、紙一重・・)は、税金を引かれるだけ引かれたあとの残りで生活している。働けば収入になるのに、どうしてどこもかしこも人手不足なのかと私は不思議に思っていたのだったが、先ごろ、カラクリを発見した。シングルペアレンツで、子供が5人いる人がいて、政府から子供一人あたりにつき、か...人手不足のカラクリ
姉に、ハワイに来た時に使う部屋は、妹と一緒にひとつの部屋でいいか、別々がいいかと聞いた。ひとつの部屋だと、二人で一つのベッドで寝ることになるけど、クイーンサイズだから余裕があるし、両親が来た時も同じベッドで仲良く寝てたよ、と言ったら、「おかあさんって、どこでも爆睡できちゃったから大丈夫だったんじゃない?」と姉が言う。母は、確かにどこでも爆睡できる人だった。父の手術の前日、私と母が病室に泊まることになり、母は「おとうさん明日手術だなんて、あたし、眠れるかねえ」としきりに言っていたのに、横になったと思う間もなく寝息を立てていた。父もすやすやと寝てしまい、私だけが寝返りばかり打っていた。「でもさ、どんな小さな声で呼んでも、パッて起きるんだよね。あれはスゴイ!」と姉が言った。それは知らなかった。そういえば両親が結...親のこと
同僚が、こんなものをくれた。「パスタなんだろうけど、シロならわかると思って」近所の人からもらったというのだが、その近所の人も、友達からもらったもので、その友達もまた、誰かからもらったものらしい。元は、日本の人が誰かにお土産にくれたものなのだろう。こちらで売られている日本製品なら、裏に英語で書かれたシールが貼られているはずだが、これは日本語表記しかない。英語表記は表の隅っこにSakura&vegetablePastaCherryblossomsmakefeelthatspringhascome.EnjoyspringtimewithSAKURAflavors.(桜は春の訪れ。どうぞ桜風味で春を楽しんでください)と書かれているだけで、裏の作り方は日本語。桜は知っていても、桜を食べることまでは知らない人が殆どだ...巡り巡って私の元にやってくるもの
昨年の8月に、庭のパパイヤを食べたあとの種を蒔いた。ごっそり蒔いた種のうち、4つが残って、このあと3つになった。1mぐらいになるまで、植え替えをしつつ育てて、ようやく地面に植えた。植えた途端にぐんぐん伸びて、私の身長を超えた。まるでジャックと豆の木。そのパパイヤに、花が咲いた。この花が、フルーツになるのだ。今、5つ咲いている。うちの庭にある1番美味しいパパイヤの種だから、このパパイヤも美味しいにきまってる。正露丸みたいな小さな黒い種の中に、これだけのエネルギーが詰まっている神秘。インターネットがあり、携帯電話があり、宇宙へ行き、できなかったことがどんどんできるようになったようにみえるけれど、人間はこの種ひとつ作り出すことはできない。人間の知恵など、自然の前では紙屑みたいなものかも。人の勝手で枝を切られたり...パパイヤの花が咲いた
ひとつのギャラリーに作品補充に行くと、ラティーシャが少し声を潜めて言った。「ナタリーが亡くなったの」あまりに驚いて、私はただラティーシャの顔を見つめていた。「そう、ショックよね・・・・」私が何も言わないのに、ラティーシャはそう言って、私の肩に手を置いた。ナタリーはそこで働いているフランス人で、年齢が近く、同郷でもあり、ラティーシャとは姉妹のように仲がよかった。「いつ?」私はようやくそう聞いた。「2週間前よ。まだ58歳だった」ナタリーに最後に会ったのはいつだったろう。2か月ほど前ではなかったか。ナタリーは厳格なヴィーガン(完全菜食主義者:肉、魚、乳製品、はちみつ、ゼラチンなどの動物性のものは一切食べない)で、毎日ヨガをやり、タバコも吸わず、お酒も飲まなかった。いかにもフランス人らしい、小顔でシュッとした体型...何がよくて悪いのか
隣家との境の石垣を補強することにした。といっても、石垣は隣家の所有になるので、隣家のダンが業者に依頼したのだけど。この家を含め、ここら一帯は35年前に宅地となって売り出されたもので、近所の家はどこも35歳。石垣は年数がたつにつれて、隙間に植物の根が入り込んだり、雨によって脆くなってくることがある。家の土台でもあることだし、ここらで補強しておこうというのである。日本のお城の石垣の堅牢さは、尋常なことじゃないと思う。作業は我が家の敷地に入らないとできないので、作業する人が挨拶に来た。その人は、35年前にこの石垣を作った人だという。2人の作業員が4日がかりで補強して、きれいに洗って終了。右側が補強・掃除前、左側が補強後。この色の違い!右側はまた別の家の所有なので、うちのドライブウェイの壁は2色になった。「ああ、...35年分
日本人の友人が、再び日本に一時帰国して手術を受けることになった。首の細い骨の一部がずれて、手が痺れている状態が数年続き、ハワイでできることをすべて試した結果、日本で治療することにしたのが今年の2月。しかしその手術も、うまくすれば1回で治るけれど、治らなければ別の骨を削ってみるしかないのが現実で、友人の場合、何の変化もなかったので、もう1度やってみることにしたのだ。彼女の実家は大阪だが、病院は東京なので、入院の前後は友達の家に泊まらせてもらうのだという。私はいつも、彼女の友人の多さと親密さに感心してしまう。若い頃、カナダやオーストラリアで働いていた頃の友達、客室乗務員時代の友達、ハワイでウェディングの仕事をしていたときの友達。しっかりと深い所で繋がっていて、何かがあればすぐに手を差し伸べてくれる人たちばかり...友達
夜中や早朝に、スコールのような雨が降る。寝室の窓から庭を見る。わかりにくいかもしれないけど、土砂降り。数分、バケツをひっくり返したように降ったあと、あの雨が嘘だったように青空になる。日本に住んでいた頃は、雨は嫌いだった。冬の雨は冷たくて、陰気。夏の雨は蒸し蒸しして、不快指数ハネあがり。小学校の木造校舎の教室の壁が、降り続く雨の湿気で濡れていたのを思い出す。歩き方が悪いのか、どんなに気を付けても、雨の日は必ず足の後ろ側に泥がついてしまうのも嫌だ。バスや電車に乗れば、車内には独特の雨の匂いがして、混みあっていると互いの濡れた傘で荷物や服が濡れるのも気持ちのいいものではない。今は、雨が好きだ。ハワイでは冷たい雨と言うのはあり得ないし、泥がはねて困るような服も着ない。バスも電車も乗らないので、誰かの傘で濡れること...雨
梅干しが食べたくなった。確か冷蔵庫の奥のコンテナの中にあったはず。真上から撮ったたぶん、日本の友人が送ってくれたものだと思う。未開封で、プラスティックの容器に入っている。恭しく開けると、大粒の梅干しが、たっぷりの紫蘇液に浸っていて美味しそう。ひとつ食べてみた。あー、梅干しってこういう味だったよね。そこで何気なく、容器の底のシールを見たのが運の尽き。17.11.13この数字の意味するところは・・・・まさか・・・17って2017年のことじゃないでしょうね(それ以外何の意味があるっていうのか)今年は2024年。7年も賞味期限を過ぎた梅干し?でも未開封だったし。さっき、ネットで調べてみたら、市販の梅干しは賞味期限を過ぎたら食べないほうがいいと書いてある。未開封でも、食べないほうがいいらしい。そんなこと言っても、も...梅干しの賞味期限
姉と妹がハワイにやってくるまで、あとひと月足らず。どこへ行こう、何を食べよう、とプランを立てるのも楽しい。せめて10日ぐらい滞在できればいいんだけど、たった4泊という、典型的な日本スタイルでは、やりたいことの半分もできない。姉は以前から、うちの近所のサンドバーに行きたいと言っていたから、ボートツアーを予約した。私たち家族で行く時にはカヤックで行くけど、その日は夫は仕事でもあり、ツアーにした方が無難とみた。それに、住んでいるとツアーに参加することなどないので楽しみだ。マッサージセラピストの妹は、本場のロミロミを受けてみたいということで、レイナに2人分の予約を入れた。着いた日のディナーは、ここにしよう。2日目の朝は、家でこれを作って、その日は夫も休みなのでドライブに行こう。ランチはここで・・・まるで合宿のよう...おしゃれとは程遠い
アンドリューというおじさんが、世界中の街を訪れて、そこの美味しいものを食べるという番組がある。日本のタレントが、なんでも「あまーい」とか言ってはしゃいでいるのとは違い、その料理を作る過程を見せたり、お客の感想を聞いたり、その町の歴史などもしっかり説明してくれる、なかなか為になる番組なのだ。先日、その番組でハワイを取り上げていた。途中からみたので見逃したのかもしれないが、スパムとジャパニーズプレートとシェイブアイスで、がっかりを通り越して怒りさえ湧いてきた。スパムは、余り肉を集めて成型して味付けして缶詰にしたジャンクフードで、スライスして甘辛いタレをからめて、おむすびにしたりする。私は好きじゃないけど、確かに庶民のファーストフードではあるが、わざわざテレビを取り上げるほどの食べ物か。ジャパニーズプレートは、...せっかくハワイに来たのなら
義両親側の家の、増築工事がようやく終わった。義両親の主寝室は2階にあるのだが、将来、階段の上り下りがきつくなったときのために、1階にもともとあったゲストルームを拡張して、セカンド主寝室を増築したのだ。工事の着手したのは4月の初め頃だが、義両親がヨーロッパ旅行に行っていた一か月は工事中断。というのも、シュートメが逐一チェックしたいからで、たった一部屋の工事で半年もかかった。作りはウォーカーでも入れるように、バリアフリーになっている。ゲストのためのバスルーム。家に人が集まったときに使えるように、もともとあったゲストルームのバスルームをリノベーションして、残してある。主寝室用のバスルームは別にあるので、この部屋には二つバスルームがある。主寝室用のバスルームの入り口タイルも、シャワー金具も、シュートメが厳選して取...セカンド主寝室完成
「ブログリーダー」を活用して、シロさんをフォローしませんか?
長年(14年!!)お世話になってきたgooブログさんがなくなるというので、ブログを引っ越しすることになりました。引っ越し先はアメブロです。タイトルはそのまま「太平洋の真ん中で」http://ameblo.jp/sirochan2025/↑コチラが新しいアドレスgooブログさん、今までありがとうございました。シロブログ移転のお知らせ
顔見知りの知人にバッタリ会って、立ち話になった。「夜中に何度もトイレに起きちゃって困ってるのよぅ」一通りの挨拶のあと、その人はいきなりそう言った。その人は私と同年代だ。「へえ、何度もってどのぐらい?」「3回は起きるわね」「ふーん」私は共感したふうを装ったのであるが、それのどこが困るのかわからないまま別れた。私は夕食のあと緑茶を何杯も飲むからか、ただ睡眠時間が長いからか、夜中にトイレに何度も立つ。けれど、それを困ったと思ったことはない。月あかりが樹々の葉の陰を落とす床や壁を見るのは好きだし、どこかで樹と樹がこすれあう、キュッキュという音を聞くのも好き。木の枝で寝ている小鳥たちが、何かの拍子に急に鳴きだしたり、木の葉が風に揺らされて立てるさわさわという音も素敵だ。その人は医者にかかるつもりでいるそうだから、本...ものごとに名前をつけたら
仕事に行こうと車を出したら、虹をみた。我が家のドライブウェイから出たところ。手前の山の向こう側が光ってる。ちょいと拡大2025年が始まる時、ニュースで今年はほぼ毎日のように虹がみられるでしょうと予報していた。それでなくてもハワイは虹が出る確率が高いのに、わざわざ言うぐらいだから、相当自信があるのだろう。そして実際、ほぼ毎日虹が出る。私は建物の中にいることが多いのでわからないが、外にいることが多い夫は毎日見ているという。仕事中の夫が写した虹。ほんとに渡れそうな虹だ。虹の写真は時間勝負。通勤の車の中で虹を見ることが多いけれど、運転中なので写真が撮れない。道路わきに車を停めて・・・と思っているうちに虹はどんどん姿を変えてしまう。それにしても、虹予報なんかハワイだけなんだろうな。虹予報
垣谷美雨さんの小説に縁付いている。日本のように欲しい本が手に入るわけではないので、出会った本は余計に縁があるように思える。垣谷美雨さんは庶民の「そうそう、そうなんだよね!」という共感を呼ぶ題材が多い。「定年オヤジ改造計画」もそうだし、運転免許証を返納しない父親の話もそうだ。「うちの子が結婚しないので」はまだ半分ほどしか読み進めていないが、実家の親を思い出しながら読んでいる。うちは三人姉妹で、末の妹以外は晩婚であった。姉は短大を出てそのまま横浜の大学病院で歯科衛生士をしており、26歳。私は美大の短大を出たあと地元に戻って、ローカルテレビ局に勤めていて22歳。上の二人は近いうちにヨメにいくだろうし、大学生だった妹は、卒業したら父の会社に入って婿をとるという青写真ができていて、妹もそれで異論はなかった。大学を出...「うちの子が結婚しないので」
庭のバジルが、ものすごいことになっている。わんさか増えて、隣のローズマリーが圧倒されている。適当に切ってガラスの器に挿したのをキッチンの窓辺において、サラダにちぎって混ぜたりしているのだが、とてもじゃないが消費が追い付かない。今日は休日。ふと思いついて、ペストを作った。ペストは日本だとバジルソースというのだろうか。日本にいたときに、実家の家の外壁沿いにバジルが群生し、バジルを知らない母が、「この雑草を抜こうと思っている」と言うので驚いて全部もらってきて、大量にペストを作ったことがあったっけ。先日、ホールフーズでグルテンフリーのペンネを買ったのを思い出して、久しぶりにペンネをペストであえて食べたいと思ったのだ。夫はたとえグルテンフリーであっても一切パスタは食べないので、食べるとしたら一人のお昼。そして今日は...丁寧みたいにみえる瞬間
昨年のクリスマスあたりから、砂糖断ちをしている。寝しなに猛烈に両足が痒くなり、ふと浮かんできた『砂糖』というヒントを信じて砂糖をやめた結果、数日で痒みがひいた。あれから5か月。砂糖を一切やめていたのは4か月ほどで、今は週に1度と決めて、クッキー1枚とか、アンパン半分などを食べることもある。ただ、自分で買うことはなく、いただきものがあるときだけだ。私にはとりたてて砂糖の禁断症状はなかったが、それでもたまにちょっと甘い味が食べたくなるときがある。そんなときに、乾燥デーツをひとつ食べる。日本にいたときにはデーツの名前も知らなかった。デーツはヤシの木になる実で、よく混同されるナツメヤシとは全く違うものだ。この黄色い実がデーツ。これを乾燥させるとツヤツヤとした赤黒い色になる。中近東では日常的に食べられている。デーツ...デーツ
昨日、職場に着いて窓を開け、音楽を流したところで停電した。職場の近所に住むジェイからメッセージが入った。『うちのそばで何かあったみたいなんだけど、電気止まってる?』ハワイの電気会社に電話をかけてみると、この辺一帯が停電で、彼らもまだ原因がわからないらしいが予想では10時半ころには復旧の見込みだという。3台あるレジスターの発電機を探し出し、セットする。こういうときのために用意してある発電機類だが、まめに充電しなくては使えない。本来ならマネージャー全員が気を配って充電するのだけれど、それをやるのは私だけ。リストを見ると、最後に充電したのは4月の終わりごろ。なんとかセットし終えたものの、今度はクレジットカードの機械の調子が悪い。4台ある機械のうち、1台は電源が入らず、1台は4Gを拾えないので使えない。とりあえず...停電でクタクタ
眠っているときにみる夢の元は、どこからくるのか知る人はいるのだろうか。現実に気になっていることが夢に出て来るのは、わかる。記憶が再生されるような夢も、頭のどこかから漏れた記憶なのだろうと思う。目が覚めて行動を起こしているという夢をみるのも、まあ、わかる。しかし、まったく荒唐無稽な夢もたくさんある。先日の夢では、ブラッド・ピットが私の育ての親だった・・・・なんで?ブラッド・ピットは好きな俳優だけど、すごいファンというわけでもない。今朝の夢は、私は空母に似たいかつい船の甲板にいた。海は大荒れで、流氷を押しのけながら船が進む。なにもかもが凍りついていて、早く温かい海に出ないかねえ、と何人かで話している。流氷がなくなり、いきなりリゾート地的な場所に出る。透明のプラスティックでできたものを腕にはめた金髪男が話しかけ...夢の元
無性に鶏飯が食べたくなった。鶏飯、でいいんだろうか。醤油味の炊き込みご飯のことだ。数年前から夫は鶏肉を食べなくなったので、鶏肉料理が食卓から消えた。自分のためだけに別に料理するのは面倒だし、食べたければ外食すればいいからそれでよかったのだけれど、鶏飯の味を脳内で再現したら、もう食べたくてたまらなくなり、こればかりは外食にもないので作った。醤油の分量は覚えている。米一合に対して醤油が大さじ1。本当はここにお酒が入るのだが、日本酒は高いので無し。干し椎茸を水でもどして、鶏肉、千切りのニンジンとともに甘辛に煮ておく。生の鶏肉の一部を炊飯器にいれて、炊く。炊き上がったご飯に椎茸ニンジンを混ぜる。日本みたいに、鶏肉細切れのパックなどはないから大きな鶏肉を買うしかなく、残りは醤油と生姜でマリネして冷凍した。私のお弁当...赤いごはん
たいした恋愛はしてこなかった。たいした恋愛、ていうのがどういうものかはよくわからないのだけど、たとえば映画「ロマンシングストーン秘宝の谷」のマイケル・ダグラスとキャスリーン・ターナーのような。あんなことが日常に起きるわけはないのだし(そんな日常は疲れる)、たぶんたいした恋愛にはそれなりの疲労感やめんどくささがついてくるのだろう。私の場合、たいした恋愛はしなかったのに、疲労感やめんどくささはがっちりついてきた。恋愛が始まる気配がするころが、実は1番良いのであって、いざ始まってしまうと、幸せなのはほんの最初のうち。結果として幸せ2に対して、めんどくささや疲労感は8、あるいはそれ以上になる。私の性格にも問題がなかったとはいわない。遠距離にいる相手と夜に電話で話をしていて、こじれて相手が「サヨウナラ」などと言って...たいした恋愛
義両親がヨーロッパ旅行に出かけて2週間。出発前にシュートメが蒔いたダリアの種から芽が出て、すくすく育って花が咲いた。種は本土から取り寄せたらしい。「大きな花が咲くわよー」と言っていたけど、咲いてみたらテニスボールよりもひとまわり小さい。カナダの植物園で見たダリアは、おおげさでなく顔ぐらいの大きさで、それは豪華だった。観察日記のように、成長を記録して送っている。シュートメはあのダリアを期待していたんだろうけれど、「なんてきれいなの!」とだけ言ってきた。小ぶりだけど、きれい。筒状の花びらが集まっているところは菊に似ているが、まあるく立体的な形がかわいらしい。ダリアは7本も植えてあり、次々に咲いてくる模様。昨年、私が種を蒔いたリリコイ(パッションフルーツ)が、ようやく花をつけた。隣家のライアンに教わったとおり、...5月光陰矢の如し
山本五十六の有名な名言。やって見せ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば人は動かじこれは職場においての私であり、プライベートでの私でもある。自分が褒められて伸びるタイプだから、なるべく人を褒めるようにしている。超絶に忙しいのに人手不足だった日、「あなたがいなかったら今日は乗り切れなかったよ、ありがとう」それはお世辞でもなんでもなく、本当にそうだったからそう言ったのだが、言われた人の態度があきらかに変わった。誰だって、ちゃんとできて当たり前だと思われたらヤル気が失せる。ダメな時だけ指摘されたら、仕事に来るのが嫌になる。この場合、褒めるというより、感謝を伝えるというほうが正しいけど。そしてプライベートの私は、立場が逆になる。クリスマスに、車のタイヤの空気を入れる機械と、車のバッテリがあがったときに補充す...やって見せ、言って聞かせてさせてみて
最近のスマホについているカメラは、デジタルカメラ顔負けの画質だ。カメラを持ち歩く必要もなく、いつでもどこでも写真が撮れて、膨大な写真が溜まっていく。その膨大な写真の数々。必要なものを選んで紙に焼いているマメな人もいるだろうけど、めんどくさがりの私達夫婦は、そのまま。「いつか」焼こうと思いつつ、そのまま。スマホを変えても、そのまま。よって、現像した写真が溜まってしまって整理しなくては、ということがなくなった。フィルム時代は必ず現像に出していたものだが、デジタルカメラになった途端に焼いた写真が激減した。リビングの書棚の、下二段にぎっしりおさまっている昔のアルバム。赤ちゃんだった夫や義兄、ほっそり痩せていたシュートメ、何も木が植わっていなかった家の庭。夫が日本で撮ったたくさんの写真。日本の実家にも、奮いアルバム...写真はどこにいった
垣谷美雨さんの「定年オヤジ改造計画」定年を迎え、これから妻と旅行したりして楽しもうと思っているのは夫だけ。気が付くと、妻はなるべく自分と一緒にいたくないらしい。車に乗るときも、助手席だと呼吸がうまくできないからといって後部座席に座るのだ。高給取りだが30過ぎても独身で実家暮らしの娘には、「父さんを見ていりゃ結婚なんかしたくなくなる』と言われる。家庭を持った長男は、まるで自分自身のコピーのようで、既に妻に愛想をつかされつつある。よく聞く話だけれど、私の身近にはいないから(知らないだけかもしれない)実感はない。実感はないが、熟年離婚とはいえないにしても、私の離婚はそれに近いものだったのではないかと思った。同じ空気を吸いたくもないほどになるまでには、長い長い葛藤の時間があったのだろう。小説の中では、妻は何度も夫...「定年オヤジ改造計画」
20年ほど前に、レイキのアチューンメントを受けた。当時、離婚して、新しい交際相手ともうまくいかなくなって、どんよりとしていた時期。どうやって探し当てたか忘れたが、沼津市に住むKさんというスピリチュアリストの女性のところに行くようになった。そこでレイキというものを知り、アチューンメントを受け、成り行きで他の人にアチューンメントをできる資格までとった。確か当時で10万円ぐらいしたと思う。そこまでする必要があったかどうか、と後になって思うのだけれど、その時は暗闇を手探りで歩いているような気持ちでいたから、何でもいいからすがりつきたかったのだろう。どうにかして幸せになりたいと思いつつ何か月か通ううちに、私はだんだん諦めの境地に入っていった。もうなにもしないで流されるだけ流されて、辿り着いたところがきっと私の幸せ、...手のひらから出るエネルギー
一昨年の12月に日本に帰省して以来、旅行には行っていない。日本には私だけが行ったから、夫はワシントンDCとインディアナ州に行ったのが最後で、数年は旅行知らず。まあ、夫は「また」転職したりもしたから、休みが取れにくかったのはある。今年はどこかに行こう、と何か月も前から話題になっており、シアトルからカナダに車でロードトリップしよう、という具体的なテーマまで決まっていて、それでいて、フライトを予約しようとかいうムードにまったくならない。週末の時間があるときに、フライト取ってみるか、と義務的に思うのだけれど、なんだか腰が上がらない。それは夫も同じらしく、また今度、といってそのままになる。私達のロードトリップは、ホテルなどは予約しないで行き当たりばったりだから、直前でもフライトとレンタカーさえ取れたら行けるにしても...エンジンがかからないワケ
姉や友人が桜の写真を送ってくれた。最後に日本で桜を見たのは、2018年。サプライズで父の誕生日に帰省して、レンタカーを借りて伊豆の早咲きの桜を見に行った。両親とも自分で歩くことはできたけれど、念のために車椅子を借りて車に積んでいった。「こりゃぁ楽だなあ!」父は車椅子の上ではしゃいでいた。また行こうね、と言ったけれど、翌年の年末に父は亡くなった。日本人と桜。いつだったか、義両親と食事をしていたときに「なぜ日本人は桜が好きか」という話題になった。その時私が、「桜はきれいなうちに散るでしょう。日本人は引き際を潔しということを大事にしているからじゃないかな」と言ったら、シュートメが「そりゃあ日本人じゃなくてもそうよぅー」と言って笑った。確かにそうかもしれない。じゃあ、どうして日本人は桜の木の下でだけお花見をするの...ハワイの桜
日本に住んでいる親友とはローカルテレビ局時代からのつきあいで、かれこれ40年来の友である。彼女はスピリチュアル関連の起業をしていて、固定の社員はいないものの、なかなか頑張っている。彼女には弟が一人おり、そのオヨメさんというのがかなりアクの強い人で、昔はさんざん愚痴を聞かされてきた。近くに住んでいるわけでもないのだから、つきあわなければいいように思うけれど、弟さんは花屋を経営していて、当時花の仕事をしていた友人は、花を仕入れるのにどうしても弟夫婦とかかわらなければならない。弟の二人の娘も、母親のコピーのような性格で、子供がいない友人は、本来なら自分の子供のように可愛いはずの姪たちにうんざりしてしまう。私がハワイに来てからは、友人とも以前のようには密に連絡を取り合うこともなく月日が過ぎた。数年前に帰省したとき...腑に落ちた
このブログの親元がなくなるらしい。他の親元に引っ越しするには、全データをまとめなくてはならない。過去のデータが欲しければ、だけど。日本にいた頃のブログは、全部消してしまった。そのブログを通して友達になった人たちもいたし(現在でも大事な友人である)いろんなことがあったから、ちょっと悩んだのだけれど、残しておいても仕方がないし、潔く捨てた。このブログは13年という、期間でいえば前のブログの何倍もの長さ。その時間と、毎日拙い記事を見にきてくださっている50から100人ほどの人達のことを思うと、消してしまうのはためらわれるのだが、これは一種の転機で、次に行け、ということではないかと思うのも確か。4000日あまりの膨大な量の記事も、言ってみればただの過去。変にこだわらず、断捨離してしまえばいいのかも。前のブログのよ...分岐点
wholefoodsでシラントロ(パクチー)を買った。私も夫もこれが好きで、毎日のランチのサラダには欠かせない。家に帰ってきたら、買った葉物を全部洗ってしまう。シラントロは、束ねてあるのをバラバラにして、軽くすすいだら水気を切り、ペーパータオルでふんわり包んで野菜保存袋に入れて冷蔵庫に入れておくと1週間はもつ。その日、シラントロを洗おうとしていた夫が「見て見て!レディバグ!」と言って見せてくれたのが、これ。「どこからきたの?」メキシコ?カリフォルニア?庭に放そうという私に、夫が、もう少しここにいてほしいからといって、窓辺の多肉植物の上にそっと置いた。てんとう虫はしばらく多肉植物を探検していたが、そのあと出かけて、戻ってきたらいなくなっていた。あちらこちら探したけれど、どこにもいない。庭に放しても、鳥に食べ...どこからきたの
シャワーを止めても水が止まらず、レバーを1ミリ単位で調整してようやく止まる。という状況になったのは、10日以上前のこと。それが、どう調整しても止まらなくなったのは、ここ1週間。夜中もタラタラと水が出ている。私なら、プロを呼ぶ。しかし夫は、とりあえず自分でやってみるタイプ。日曜日。分解してみたら、調節する器具の中にある部品が摩耗していて、新しいのと取り換えなくてはならない。シャワーはTOTO製なので、TOTOに行かねば部品はない。調べてみたら、TOTOは日曜が休みだ。(昨日の土曜日、一日時間があったんだから、昨日やればよかったんじゃ?昨日ならTOTOも開いていたのにさ)とは私の心の声。ダメ元でホノルルの大きなホームセンターを2件回ってみたが、TOTOは扱っておらず。家に戻り、水道の元栓を止めて、取り外した部...強制断水
朝、夫が「今日はなにか楽しいことするの」と聞いた。「別になんにも」近くのスーパーに行く以外、家にいるつもりだった。「天気もいいし、楽しいことをしなよ。昨日は忙しかったんだし」昨日の休みは、半日はTOYOTAで車のメンテナンスでつぶれ、午後は馬車馬のように作品のマット作りに励んで、なんとかギャラリーに持っていき、夫と同じぐらいに帰宅した。「そうだねえ、何しようか」「カイルアに行ってみたら?ターゲットとかSOHAとかあるしさ」じゃ、そうするか。ということで、カイルアに出かけた。まずターゲットに行き、店内を見ながら蚊取り線香を探すが、ない。車をそこに置いたまま、歩いてMorningbrewに行く。ここは今では数少ない、スターバックスのような大きなチェーン店ではないカフェで、地元民でにぎわう。ずっと食べたいと思っ...自分を喜ばせる日
車の走行距離が5000マイルごとに、ディーラーにメンテナンスに出している。そろそろその時期にきたので、予約をとって行ってきた。前回は昨年の10月で、ブレーキパッド交換やオイル漏れが発見されて、40万円余の出費になったのだった(怖)さすがに今回は何も異常が出ないだろう。点検している間、家に戻りたければシャトルで送迎してくれるのだが、だいたい1時間半ぐらいで終わるので、ラウンジで待つ。TOYOTAのラウンジは、パンデミック中に改装してきれいになった。コーヒー飲み放題もある道を渡れば、ショッピングセンターがあって、スターバックスやスーパーや庶民の味方ROSS、ケンタッキーフライドチキンなどの食べ物屋もたくさんあり、時間を潰すのには困らない。私はいつも、飲み物と本を2冊ほど持っていく。今日も、座り心地のよさそうな...エアコン
人生で初めて「老い」を感じて打ちひしがれていた。(その辺の記事はコチラ)老けるのを覚悟でダイエットをして、着たい服を着るか。現状の私に似合う服を着て、顔が老けるのを遅らせるか。その二者択一しかないと思っていたが、いや待てよ。もうひとつ、あるんでないの?調べてみたら、年をとって太るのは、代謝が悪くなるのと、いろんなところが詰まっているかららしい。それをなんとかすれば、それほど老けずに体形を整えられるのでは。代謝をよくするには、朝の白湯というけど、私のように白湯が苦手な人は水でもいいから飲んだほうがいいみたい。朝、1番に水を飲む。朝食には温かい汁ものや発酵食品がいいらしいが、うちは毎朝味噌汁、納豆、果物を食べているので、これは正解。お昼はサラダとヨーグルト、昼間は職場でしじゅう歩き回っているし、夕食後に、おせ...継続は力なり
休日に、外出着に着替えて鏡の前に立ち、「?」と思って他の服を着る。ここ数か月、それを繰り返すことが多くなった。太ったのだと、最初は思っていた。毎朝、体重を測っていたのを、心の平安のために辞めて1年以上。正確な体重はわからないけど、見れば一目瞭然。下腹に肉が有り余っている。動画を見ながら、毎日せっせとストレッチをしているが、やり方が半端なのか、なかなか効果が目に見えない。昔だったら、太ってもすぐに元に戻ったのに。そして昨日、気づいてしまった。七分丈パンツに、淡いエメラルドグリーンのカットソーを合わせた姿を鏡で見た。そのカットソーは、日本から持ってきて残っている数少ない服の一つで、幾度の断捨離を生き残ってきたお気に入り。日本にいた頃は、これにスカートやパンツ、ジーンズを合わせて、よく着ていた。その脳内記憶の姿...自覚
庭の一部に部屋を建て増すことになって、視界の問題が出てきた。(その辺の記事はコチラ)この窓からは庭が一望できたのに、半分が建物になってしまった・・・義両親の土地なので、言うに言えず。以前、ジュディスに分けてもらったソングオブインディアを、陶器の鉢に植え替えて、置いてみた。両方とも、ソングオブインディア。インドの歌、なんて素敵な名前。この樹は、地植えにするとどんどんでかくなる。置いたのは、ここ。で、窓からの視界はどうかというと、うーん・・・・育つのが待たれる。工事が終わったら、新しい部屋とテラス階段の間にブルージンジャーを植える予定。これも、どんどん伸びる。窓の上に金具を打ち付けて、そこにハンギングバスケットを吊るす計画もある。どうなるか、楽しみ。視界の問題その2
私の本質がどう思っているのかなんて知ったこっちゃない、生身の私が嫌だと思うことを言われたくない、という理由で、レイナのロミロミにはしばらく行っていなかった。レイナとは移住した時からの付き合いだから、もう13年。この13年の間に、レイナはどんどんスピリチュアルのスキルを上げていって、今は半分エンジェルリーディング、半分ロミロミ。シュートメが、ヨーロッパに行く前に、留守を預かってもらうお礼にと、私と夫にレイナの施術のギフトカードを4回分くれた。肉体労働の夫が全部使えばいいと思っていたのに、夫の予約と共に私の分も取ることになってしまい、結局、レイナに会いに行った。レイナの住まいまでの小径は、おとぎ話の世界のよう。ドアに辿り着く間に、清浄なエネルギーのシャワーを浴びてクリアになっていく。レイナは夫と同い年で、初め...楽しいと思うこと
朝6時、夫を送り出して、ドライブウェイの石垣の雑草取りに励む。20m近くあるドライブウェイの両壁は石垣になっていて、石の隙間から雑草が盛大に育っている。見た目はともかく、自然の石を積み上げた石垣には隙間があって、そこに植物の根が張りすぎると石垣が壊れてしまう。昨夜、少し雨が降ったから、雑草抜きにはもってこい。暑くなる前に済ませてしまおう。奮闘すること30分。じっとりと汗がにじんでくる。このあとは、庭の見回り。長靴に履き替えて、長袖を羽織り、バナナのチェックをし、柑橘類の樹にたっぷりと水をやり、花がらを摘み、あっという間に1時間経過。週に1度、庭師が来てくれるが、それだけでは追いつかない。義両親がほぼ毎日、庭に出て何かしらやっているのを横目に見ているだけだけど、彼らの留守には私がやるしかない。今日は車検の日...そんな休日
コロナウィルスに罹った夫が、ようやく仕事に復帰した。症状が出てからちょうど10日。夫いわく、症状が出る前から、味覚が変化したり、疲れやすく感じたりしていたそうで、思えばその頃には既に感染していたのかもしれない。「もう、こりごりだ」それはこっちのセリフだ。調子の悪い夫が、イライラして猫たちに当たる。普段は猫かわいがりしているのに、なんで罪のない猫にそんな口がきけるのか、度量の狭さにうんざりする。猫たちは、怒るでもなく、怖がるでもなく近寄って行く。一過性のものだとわかっているかのようで、彼らのほうが1枚上手。ある夜、一緒に寝ている猫がもそもそ動いたといっていきなり怒り、怒鳴って枕をつかんで、誰もいない義両親側の家にドスドスと行ってしまった。あー、もうどこにでも行ってくれ。朝まで戻ってくんなよー。具合が悪いとは...魔除け
5月24日金曜日、夫が夕食は普通に食べたあと、急に鼻が詰まり、喉がイガイガしてきたので早めに風邪薬を飲んだ。良くなったり悪くなったりを繰り返し、月曜日にはとても仕事に行ける体調ではなかったので休んだ。火曜日もまだダメで、水曜日の朝、試しにコロナウィルスの検査をしてみたら、陽性だった。私はずっと一緒にいたのに、陰性。ネットで調べたら、今はコロナは自宅療養だけで治るものらしい。熱はないが、倦怠感と軽い咳、ものがまっすぐに見えにくいのは耳鼻が詰まっているせいかもしれない。味覚も鈍っているらしい。先週1週間、仕事を休んだ。転職して2週間もたたないうちに1週間以上の病欠とは、病気だから仕方がないんだけれど、なんだかこのままフェイズアウトになるのでは。体力勝負の職種だから、完璧な健康体でなければつとまらない。明日の月...え、コロナ?
沢木耕太郎氏の「檀」を読んだ。檀とは、「火宅の人」の作者かつ主人公である檀一雄のことである。この小説の興味深いところは、檀一雄の妻である檀ヨソ子さんの語り口で語られている点だ。まるでヨソ子さん自身が書いたように、そのとき何があって、どう感じたのかが生々しく描かれている。本書によれば、「ある人(沢木)が週に1度、1年にわたってヨソ子さんにインタビューをした」とある。「火宅の人」は、言わずと知れた檀一雄が愛人との日々を綴った物語。檀一雄氏が亡くなる直前に発行され、たちまちベストセラーになるのだが、世間に知られれば知られるほど、妻としての辛さはいかほどだったろう。夫の連れ子の他、3人の子供を育てながら、しかも次男は日本脳炎で寝たきりになってしまう。中身が重そうなので、1度は棚に戻した本だったが、読めなくなったら...舌を巻く
呼ぶなシリーズ。おかあさんと呼ぶなアンティと呼ぶな(2つだけなのにシリーズ化)自分は年寄りだと自覚し、素直に受け入れている人はどのぐらいいるのだろう。私の父は、自営業のありがたみで82歳まで自転車で出社し(実家から会社までは1本道)、83歳でようやくリタイアした。これで毎日好きな油絵が描けるはずが、時間がありすぎると描けないものらしく、暇つぶしに姉が近所のデイサービスに申し込んだ。初日、父は「まったくヨイヨイ(年寄り)ばっかしでつまらん!」とぷりぷりして帰ってきた。そのくせ、美術館などの窓口では「年寄りです。」と言って割引してもらっていたのだからゲンキンなもの。いつも元気が威勢がよく、おしゃべりで明るい父は自分を年寄りとは思っていかった。その父が初めて、年を取ったと言ったのは、亡くなる4日ほど前だ。お世話...60をおばあさんと呼ぶな
子供だった頃も、若かった時代も、私は相撲が好きではなかった。若乃花、貴乃花のブームも、まったく興味はなかった。実家の台所にあった小さなテレビは、家に人がいればたいてついていて、それは必ずNHKだった。夕方、祖母が何かをしながら相撲中継をみている。子供心に、裸同然の太った人が投げ合って何がおもしろいんだろう、と思っていた。行司の歌うような声や、とにかく相撲の雰囲気そのものが苦手だった。相撲中継、豆腐屋のラッパ、魚やの御用聞きのオートバイの音、それは子供時代の、膨大な音の記憶の一片である。きっかけは何だったのかわからない。2年ほど前から、NHKWorldで相撲中継をみるようになった。ひとつの場所が15日間というのも、今になって知った。期間中は夕方の6時半から、30分の大相撲ダイジェストがあり、そのあとで2分ほ...千秋楽はどこ行った
しばらく更新できなかったのにはワケがある。あれは5月15日のことだ。その日は休みで、朝の9時頃にパソコンを使っていた。すると突然、バーンと画面が変わって、AIの声で「このコンピュータはハックされました、けして画面を閉じないでください、そしてMicrosoftのカスタマーセンターに連絡してください」と繰り返す。機械ものにはてんでダメな私。心臓バクバク。画面を閉じようにも、閉じられないし、何か大変なことが起きているという焦りばかり。こんなときの駆け込み寺の、家電店に持って行こうと急いで支度をするも、時計を見たらまだ開店前だ。そうしている間にも、AIの声は繰り返し同じことを叫んでいる。仕方がないので、画面に出ているMicrosoftのカスタマーセンターに電話をしてみた。これが大きな間違いだったのだが、何も知らな...無知とは恐ろしい世の中
ハワイ諸島は今、たっぷり水を含んだスポンジ状態じゃないかと思うほど雨が降っている。指で押したらチューっと水が出る、きっと。日本の梅雨のようにジトジトと際限なく降るのではなく、バケツをひっくり返したかと思うと青空が見え、止んだかと思うとプールを逆さまにしたような雨が来る。その繰り返し。オアフ島の東側に横たわるコオラウ山脈は急峻で、降った雨は滝となって海に流れ出る。その山と海の間に人が住んでいるわけで、こんな降り方をされたら当然、水が溢れる。だから、こういう雨が降ると、「大水警報」がすぐに出る。職場の近くに、簡単に冠水する要注意箇所があり、そこは1本道なので、冠水すると通行できなくなる。そこを通らねば家に帰れないので、大雨になるたびにヒヤヒヤしている。昨日、お昼ぐらいまでは小雨が降ったりやんだりで、青空すら見...12分が3時間になった話
私は40過ぎて離婚してから、私的にどん底と思えるところから、スピリチュアルに出会ったおかげで人生を切り拓いてきたのだけれど、ここしばらくはそういうことから離れて暮らしていた。毎日、自分にある祝福にひとつずつ感謝する日課は欠かさないが、瞑想するでもなく、目の前にあることを淡々とこなしていた。10年以上通っていた、レイナのロミロミに行っていないのも、オーラとか、今の私のスピリチュアル的な立ち位置だとか今後のこととかを、知りたくないからなのだ。それは私のエゴなのかもしれないが、私が「げ!」と思うようなことを言われたくないのが本音。半年前に行った時、「新しいことをどんどんやりたくなって忙しくなる、今度来た時どうなっているか楽しみだわ」と言われたけれど、私はこれ以上忙しくなりたくないから、ちょっと嫌な気分になった。...これはなんのチャンスだろう
ハワイは今日が母の日。日本の母の日に実家の母に電話をすると、「アメリカにも母の日があるの?」と母は言ったものだ。母の日はアメリカ発祥なんだけど・・・・・100年以上前に、アンナ・ジャービスという女性が、2年前に亡くなった母親を偲ぶために始めたのが始まりとされていて、日本には1930年代に少しずつ一般に広まっていったらしい。日本でカーネーションの花を贈るのは、アンナが集まった人々に手渡したのが白いカーネーションだったからで、そこから母親がいる人は赤、すでに亡い人は白ということになったというのだけれど、幼稚園の頃、赤いカーネーションを持っている子供たちに混ざって、白いカーネーションを持っている子がいて、その意味を知って子供心に辛かった記憶がある。母の日や父の日に、親の似顔絵を描かせたりするのは普通だったが、今...母の日
昔、仕事仲間に誘われて「13日の金曜日」などの怖い映画をよく観ていた。若者のグループが古い館に泊まりに行き、一人ずつ消されていくというお決まりのストーリーの映画はいくつもあって、最後の一人が命からがら館の外に停めてある車に辿り着いて助かる結末をみて、その翌日に自動車学校に申し込んだ。ホラー映画のおかげで今も車を運転しているわけだけれど、今ではそういう映画は絶対に観ない。怖いからというよりも、幽霊屋敷や肝試しのように、いきなり脅かされて、見たくもないような残忍なものを見せられるのがバカバカしいからだ。なぜあんなものを若い頃は観ていたのかわからない。私が怖いものは、他にある。外国人作家の地底探検に行く小説を読んでいたとき、背筋を下から撫でられるような恐怖を感じて、読み終えることができなかった。地底にある湖のそ...意味もなく怖いもの
今日から夫が新しい職場に行っている。「今日、辞めてきた」と言われてから3週間。ウツになる前に辞めたし、無職の間もウツにならず、数年前にお酒をやめたので酔いつぶれることもなく、元気に過ごしていたのはヨシ。私は絵のほうも忙しく、職場でも人事的に気ぜわしいことが重なったこともあり、それに加えてうっすら諦観の境地に達してもおり、ジタバタしなくて済んだ。辞めた理由を今後も聞くつもりはなかったが、私が職場のアレコレを話したとき、ぽつりと理由を話した。退職するときは2週間前に告知するという一般的な決まりがある。私の職場では、告知したのに最後の日まで働かずに、来るのをやめてしまったり、告知もせずにいきなり来なくなってしまう人たちがいる。夫は、そういう面ではまともな方なので、過去の数多くの転職の際には、一応の手順を踏んで辞...変化はいらないんだってば