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2011/07/21

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  • 祭りの力で心をひとつに!ダイドーグループ日本の祭り傑作集スペシャル「真心こめて『関東一の祇園 熊谷うちわ祭』」の放映について

    【テレビ放映情報】 2017年(平成29年)にテレ玉(テレビ埼玉)で放映され話題を集めた「真心こめて『関東一の祇園 熊谷うちわ祭』」が「祭りの力で心をひとつに!ダイドーグループ日本の祭り傑作集スペシャル」として再放送されます。 放送日時 8月2日(日曜日) 20時~21時 放送局 テレ玉1(テレビ埼玉第1チャンネル) 内容 (同番組紹介ページから) 絢爛豪華な山車屋台と、高揚感溢れるお囃子でにぎわう真夏の3日間、 「日本一暑い」ともいわれる熊谷には、祭を見ようと毎年75万人が訪れるという。 しかし、祭が実は5日間の日程で行われていることは、あまり知られていない。 番組では去年7月からおよそ1年にわたり祭人たちに密着。 華やかな祭自体はもちろん、その舞台裏も取材した。 およそ260年の伝統を受け継ぐ人々の思いを、丁寧に紡いでいく。 こ..

  • 「平戸の大仏一般公開」のお知らせ

    7月から活動を再開した「平戸の大仏一般公開」。 8月の一般公開は、第1日曜日の午後のみの開催となります。第1日曜日の午前中はお盆に向けた本堂・境内の清掃のため、また第3日曜日はお盆の期間中のためお休みさせていただきます。 8月の一般公開 日 時: 第1日曜日 8月2日(日) 午前12時~午後3時 第3日曜日 8月16日(日) 休止 場 所: 熊谷市平戸644(源宗寺) ※車でお越しの際は、源宗寺本堂裏側に駐車スペースがございます。 【お願い】 新型コロナウイルス感染防止のため、次のご協力をお願いいたします。 1.マスクの着用をお願いします。 2.以下に該当する場合には、拝観をご遠慮ください。 ・体調が良くない(風邪の症状、倦怠感、味覚・臭覚の異常など) ..

  • 源宗寺本堂保存修理事業 参考建築物視察

    昨日7月29日、源宗寺本堂保存修理委員会建築小委員会のメンバーで、参考建築物の視察のため、行田市白川戸にある西明寺に伺いました。 西明寺は、平成23年に現在の本堂に改築されました。現地では、ご住職様、寺院の建築委員を務められた島崎様にご案内いただき、大変貴重なお話をお伺いすることができました。 ご住職様は、大学で電気工学を学ばれ、本堂の設計や施工管理までご自身でされたそうです。また、大震災に耐えた築300年、400年と続く寺院を実際に視察し、その建物の良い点を取り入れていったといいます。 本堂は、流れ向拝を付けた大きな銅板葺きの方形屋根が迫力を感じさせる立派な外観です。本堂内部は天井が高く広々とした空間が広がり、緻密な欄間彫刻が目を引きます。 普段は見ることのできないお堂の床下や内陣の裏側なども見学させていただきました。 ご住職様は、「昭和の時代になんとし..

  • 復元住居の今 建築後12年目の前中西遺跡の復原住居

    上之地区土地区画整理事業に伴う令和2年度の発掘調査が始まっています。今の季節例年のように雨水と泥濘の戦いの中、古代の遺構遺物を調査保存する作業を続けています。付近を通行の際足場が悪いので遠目にて見学ください。 約12年前、前中西遺跡の発掘成果を知っていただくため、地元小学校の親子や有志などにより古代の復原住居を造りました。 竪穴を掘って、柱を立て、炉を据え、円形寄棟の茅葺きおろしの屋根ができました。地面からせり出したような安定した作りです。 さて12年経過して、しばらくぶりに訪れました。あいにくの雨天でしたが、入口を開放しているので吹き込んだ雨は仕方ないにしても、竪穴内は雨漏りもなく結構いい具合に保たれています。いつ朽ち果てるのか実験考古学の一環?として見守っていたきたいと思います。 南側の入口部 東面 縄文時代から弥生時代の竪穴住居跡を手本とした。..

  • 石仏熟覧 番外 弥藤吾の「王子」は「大路」か

    弥藤吾所在の王子塚石仏についてお話しした中で、地名の由来を貴種流離譚をもとに仮説を揚げましたが、別案をもう一つ披露いたします。 古代まで遡りますが、大化の改新と呼ぶ律令国家への国づくりが本格化する中で、全国に国司が派遣され地方政治の拠点となる国府・郡家と呼ぶ行政施設(官衙)と共に道路や港などの交通網の整備も一体的に行われました。市域では幡羅郡家であった「幡羅官衙遺跡群」が西別府地内で発見されています。武蔵国の国府は現在の東京都府中市に「武蔵国府跡」が確認されています。都と国府・郡衙を結ぶ交通網も作られ幹線道路に当たる「東山道」は北関東を通り、現在の太田市付近から分岐して武蔵国府へ至る南北の道となる「武蔵路」が熊谷市域にあることが確実です。利根川・荒川の渡河地点には「駅家(津)」の設置が予想され、道路跡や厩舎跡など発見が予想されます。 (1946年撮影航空写真 妻沼南部) ..

  • 源宗寺本堂 唐破風向拝正面の蟇股部分に彫られた文字についての考察

    熊谷市平戸に所在する源宗寺は、17世紀初頭に藤井雅楽之助が開基し、本堂内部には薬師如来と観音菩薩の二体の木彫大仏坐像が安置されています。本堂は仏像と同時期に建てられたものと推測され、古都奈良の東大寺大仏殿を模したとも言われています。屋根は、丸瓦と平瓦を使った本瓦葺きで、一重の裳階を付け、正面には唐破風の向拝を設けています。今回考察の対象となるのは、唐破風向拝の正面部分に取り付けられた蟇股部分に彫られた文字です。 風化が進み、欠けている部分も見られ、文字の全体像がわかりにくいのが難点ですが、向かって右の文字は「靈」だと考えられます。「靈」は「神靈」、「靈験」などと使われるように、神秘な力、不思議な力を意味し、神仏と非常に関わりの深い漢字です。また、「靈」の文字は中国では形容詞として、“(神仏・予言・薬・手法・方法などの)効き目がある”という意で使用されます。この中国語での形容詞の用..

  • 熊谷うちわ祭の最終日 本祭と奉納囃子

    7月22日、熊谷うちわ祭の祭礼最終日の午前9時、熊谷市鎌倉町にある愛宕・八坂神社において「本祭」が執行されました。茂木宮司による神事執行には富田大総代及び大久保協賛会長をはじめ八坂神社の松本光弘社老、藤間憲一社老、愛宕神社の富岡清総代長のほか、各町の総代長が参列しました。本祭の最後には年番町の荒川区による奉納囃子が披露されました。囃子の演奏は動画としてリモート配信され、多くの方々からの激励のコメントがありました。午後6時より「終祭」が関係者のみの参列で行われ、本年の祭礼は終了となります。 熊谷八坂神社大祭 熊谷うちわ祭 令和二年「本祭」(愛宕・八坂神社 熊谷市鎌倉町) 年番町荒川区による奉納囃子 奉納囃子はリモート中継された。

  • コロナ対策における文化庁令和2年度第2次補正予算事業「文化芸術活動の継続支援事業」について

    文化庁令和2年度第2次補正予算事業文化芸術活動の 継続支援事業について、文化庁及び運営事務局の芸術文化振興基金からの情報を提供します。新型コロナウイルス感染拡大防止対策により文化技術活動の自粛を余儀なくされた方々への支援策を文化庁が提示しています。ご参照ください。 概要 文化庁令和2年度第2次補正予算事業文化芸術活動 支援対象となる活動期間 令和2年2月26日~10月31日 ※但し、団体が行うトライアル公演については、12月6日まで延長が可能 申請期間 【第1次募集】 令和2年7月10日~7月31日 【第2次募集】 令和2年8月8日~8月28日 【第3次募集】 令和2年9月12日~9月30日(予定) ※第3次募集は、行わない場合があります。 事業の趣旨・目的 「文化芸術活動の継続支援事業」は、新型コロナ..

  • 熊谷うちわ祭 各町遥拝の儀 そして花手水

    特別に準備された花手水 花手水に浮かぶ花を整える長谷川洋美権禰宜 熊谷うちわ祭2日目、通常では山車屋台による華々しい巡行祭が行われますが、本年は愛宕・八坂神社での神事のみが行われており、本日は祭礼各町区の方角への遥拝を行う神事が執行されました。通常の神事の後、茂木治男宮司を中心に関係者が東西南北を向いて二礼二拍手一拝の所作を行いました。 また、新型コロナウイルス感染線予防と意を含み水屋(手水屋)での手の水洗いの代わりに、手水屋には、手に触れずに、浮かぶ花々を眺めて心を清めるという「花手水」が今回の祭礼で特別に準備されています。綺麗な花々を見つめて語りかけ、清らかな気持ちで参拝することをお勧めします。また、愛宕・八坂神社では御札や特別仕様の御朱印帳なども販売されておりますので、感染予防対策とソーシャルディスタンスにご留意くださり、どうぞ足をお運びください。 ..

  • 藤井家の水車

    現在、本堂の保存修理事業が進められている市内平戸に所在する源宗寺。堂内には、約4メートルに及ぶ薬師如来と観音菩薩の二体の仏像が安置され、古くから「平戸の大仏」と呼ばれ、地域の人々に親しまれてきました。この二体の仏像は、木彫大仏坐像という名称で熊谷市の指定有形文化財となっています。 現在も寺院を管理する藤井家の祖、藤井雅楽之助は近世初期に肥前国松浦郡平戸郷(現在の長崎県平戸市)からやってきたという言い伝えがあり、源宗寺は雅楽之助が開基したとされています。 藤井家所蔵の文書には、藤井家は江戸時代後期から水車の経営をはじめ、昭和30年(1955)頃までは、製麺所を経営していたという記録があります。水車は、昭和7年(1932)に壊されましたが、藤井家には現在もその水車の一部が残されています。 写真は、藤井家に残る水車の歯車と堰の鍵です。鍵には、「平戸大堰鍵」と書かれた札がつけられてい..

  • 令和2年熊谷うちわ祭「始祭」

    毎年7月20日~22日に熊谷市の市街地で開催される熊谷うちわ祭(熊谷市指定無形民俗文化財「熊谷八坂神社祭礼行事」)は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、本年令和2年の諸行事を自粛し、関係者のみの神事を執行することが決定されています。初日となる20日の午前9時、愛宕八坂神社に本年年番町荒川区の富田満大総代とうちわ祭協賛会の大久保和政会長の両名が参集し、「始祭(はじめのまつり)」として、茂木治男宮司、長谷川洋美権禰宜により、疫病退散などの祈願が行われました。21日以降も神事のみの開催となり、本年は厳粛な雰囲気の中での熊谷うちわ祭となっています。江南文化財センターでは、神事を映像記録として収録し、後程配信を行う予定です。なお、熊谷うちわ祭公式ホームページでは2014年に制作された記録作品を公開しています。ご参照ください。 熊谷うちわ祭 公式ホームページ 動画 http:/..

  • 平戸の大仏一般公開

    昨日19日、源宗寺にて「平戸の大仏一般公開」が行われました。ここのところ梅雨空が続き、すっきりしないお天気が続いていましたが、昨日は久々の晴天に恵まれ暑い一日となりました。 市外や県外からお越しいただいた方や公開を心待ちにしていたという方も多く、本事業についての認識も徐々に広まりつつあるように感じました。 また、昨日は源宗寺本堂保存修理事業のPR大使を務めていただいている、ソプラノ歌手の土田彩花さんが、見学にお見えになりました。 来月8月の一般公開は、第1日曜日の午後のみの開催となります。第1日曜日の午前中はお盆に向けた本堂・境内の清掃のため、また第3日曜日はお盆の期間中のためお休みさせていただきます。 8月の一般公開 日 時: 第1日曜日 8月2日(日) 午前12時~午後3時 第3日曜日 8月16日(日) 休止 場 所: 熊谷市..

  • 動画で解説「まが玉づくり」

    例年、夏休み行事として開催している江南文化財センターのイベント「あなたも古代人!」は、本年につきまして新型コロナウイルス感染拡大防止のため残念ながら中止となります。このイベントの中で好評の「まが玉づくり」について解説動画を撮影し、YouTubeの文化財センター・サイトで配信を始めています。キットも市販されており、ご自宅での製作も可能な「まが玉」です。参照用として、どうぞご覧ください。

  • 「平戸の大仏一般公開」のお知らせ

    7月より再開した「平戸の大仏一般公開」。今月第3日曜日、19日にも熊谷市指定有形文化財である2体の木彫大仏座像がお披露目されます。 お近くにお越しの際は、是非お立ち寄りください。 開催日時:第3日曜日 7月19日 午前10時~午後3時 場 所:熊谷市平戸644(源宗寺) ※車でお越しの際は、源宗寺本堂裏側に駐車スペースがございます。 【お願い】 新型コロナウイルス感染防止のため、次のご協力をお願いいたします。 1.マスクの着用をお願いします。 2.以下に該当する場合には、拝観をご遠慮ください。 ・体調が良くない(風邪の症状、倦怠感、味覚・臭覚の異常など) ・体温が37.5度を超えている ・過去2週間以内に海外渡航歴がある ・同居家族や身近な知人などに感染が疑われる人がいる..

  • 第13回源宗寺本堂保存修理委員会

    今週の月曜日、13日に熊谷商工会館にて第13回源宗寺本堂保存修理委員会が行われました。コロナウイルスの影響で、本年2月を最後に、長らく中断を余儀なくされていた会議ですが、約5か月ぶりに再開することができました。 コロナ禍で思うように寄付金が集まらないなか、現実可能な費用で改修工事を行うため、先月行われた建築小委員会では、工事費用の再設定と施工業者の再選定を行う方針となりました。 今回の工事では、現在あるお堂の横に仮設倉庫を建て、一旦大仏を搬出、安置します。お堂を壊して再建を行い、再建途中で大仏を堂内に戻す計画となっています。仏像修復の専門家で、大仏の調査を行った牧野隆夫先生によると、「平戸の大仏」を一言で言い表すならば「箍(たが)のない桶」だといいます。非常に強度の弱い造りである大仏の搬出には、細心の注意を払わなければなりません。搬出作業には、牧野先生率いる吉備文化財研究所の..

  • 展覧会「日本美術の記録と評価ー調査ノートに見る美術史研究のあゆみー」

    展覧会「日本美術の記録と評価ー調査ノートに見る美術史研究のあゆみー」が2020年7月14日(火)から東京国立博物館で開催されます。 https://www.tobunken.go.jp/exhibition/202007/ 美術作品がどのように調査、研究され、美術史研究がどう形作られてきたかを、明治期の今泉雄作・平子鐸嶺、昭和期の田中一松・土居次義という4人の美術史研究者の調査ノートと、実際の作品からご紹介します。 デジタルガジェットなどなく、写真を撮るのも容易ではなかった時代に、研究者たちは紙のノートに筆や鉛筆でスケッチをしたり、詳細に所見を記録したりしました。そのノートすら手作りのこともありました。特設サイトでは、展示されている調査ノートの一部のページを「めくって」読むことが可能で、手書きの文字を翻刻(テキスト化)して表示しています。東博での実物や作品の展示とあわ..

  • 摩多利神社

    妻沼聖天山歓喜院から西に国道407号線の登戸の交差点を越えて進み、一つ目の信号を右折、300メートルほど北に進んで路地を入ったところに摩多利神社があります。少し小高くなった丘の上に、木々に囲まれてひっそりと佇んでいます。この丘は、古墳時代後期の円墳で、その墳丘上に社殿が鎮座しています。 造りは国宝・歓喜院聖天堂と同じく、本殿と拝殿を廊下状の「石の間」で繋いだ、いわゆる権現造り。本殿の彫刻は、聖天堂と比べると随分落ち着いていますが、軒下の霊獣や丸彫りで立体的に表現された波など、一つひとつの彫刻はとても緻密に彫られています。一見、白木のように見えますが、龍や獅子の口内に赤い顔料が確認できることから、おそらく彩色が施されていたものと思われます。 昭和3年11月妻沼町教育委員会発行の『妻沼町誌 全』には次のように記されています。 摩多利堂 本尊 摩多利尊天 由..

  • 群馬県立近代美術館 企画展「絵画のミカタ」・「catch the eyes-目から心へ-」

    群馬県立近代美術館で開催中の2つの企画展示会についてご案内します。 絵画のミカタ (同ホームページより) この展覧会では、いつもとは少し違った視点から当館収蔵の絵画作品を紹介するため、現代作家5人の作品と、彼らが当館の収蔵作品から選び出した作品を、併せて展示します。 5人は同じ絵画という表現分野において制作活動を続ける作家ですが、彼らが絵画に向き合う理由は様々です。牛嶋直子にとっては画面に描くモチーフや表現方法の探求であり、門田光雅にとっては絵具の質感や筆の動きと色彩との関係性の模索と言えるでしょう。さらに鬼頭健吾は絵具とカンヴァスという制約から逃れあらゆる既製品を使って色と形を表現し、逆に原游は木枠に張られたカンヴァス上に置かれた絵具という絵画の物質としての側面に着目します。そして佐藤万絵子は、そうした物質からイメージが立ち上がる瞬間をとらえ絵画の始原..

  • 令和2年度熊谷市一般職の任期付職員採用試験(遺跡発掘調査員)を実施します。

    熊谷市教育委員会では遺跡発掘調査の指導ができる人材を募集します。 詳細はこちらをご覧ください。 http://www.city.kumagaya.lg.jp/about/syokuinsaiyo/ninkituki/ta22030120200701.html (新型コロナウイルス感染症の影響により試験日程等が変更となる場合には、最新情報を熊谷市ホームページでお知らせします。) 募集職種及び受験資格等 募集職種:遺跡発掘調査員 募集人数:1名 任期:令和3年4月1日から令和5年3月31日まで 受験資格:次の(1)又は(2)の要件を満たす方 (1) 次のアからウまでの要件を全て満たす方 ア 学校教育法に定める大学(短期大学を除く。) 又は大学院で考古学に関する専門課程を専攻して卒業若しくは修了した方(令和3年3月31日までに卒業(..

  • 文化財保存事業費に関する国庫補助金補助要項等の改正について

    文化財保存事業費に関する国庫補助金補助要項等の改正について 文化庁・埼玉県から情報提供がありましたので、次のとおりお知らせいたします。ご参照ください。 今般の新型コロナウイルス感染症拡大の影​響により補助事業者が減収となり事業継続が困難な場合でも、事業​を継続することができるよう,一定の要件により補助率の加算措置​を行うよう、このたび文化財保存事業費関係補助金の補助要項等の​改正を行いましたのでお知らせ致します。 なお、措置の詳細な内容につきましては、以下の「新型コロナウイル​ス感染症を契機とした文化財修理事業等の補助率の加算措置につい​て」をご参照ください。 新型コロナウイルス感染症の影響による収入額の減少に係る文化財​補助金の補助率の加算措置について 令和2年7月2日 文化庁長官裁定 重要文化財(建造物・美術工芸品)修理、防..

  • 星溪園の利用とお茶会等の中止について

    星溪園積翠閣 熊谷市名勝「星溪園」では、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策として、室内利用に関して市内在住の方のみの利用に限らせいていただいておりましたが、7月1日以降、市外からの利用も可能となりました。 新たな生活様式の中で、当園への来場をお待ちしております。 こうした状況変化の一方、7月に入り市内での感染者が連続して出るなどの事態もあります。感染拡大防止の措置は維持していく中で、7月21日開催予定のうちわ祭茶会の中止とともに、残念ながら9月以降の第1土曜日、第3日曜日に開催予定だった楽しいお茶会については来年3月までの令和2年度中の開催を中止することになりました。11月3日の文化の日 秋の茶会も中止となります。ご了承願います。お茶会の再会については熊谷茶道協会等と調整、協議を行っているところです。詳細が決まりましたらお伝えします。宜しくお願い致します。 再..

  • 根岸家の文化財活用に向けて

    視察する大久保和政会頭(中央奥) 熊谷市冑山にある根岸家には正面の熊谷市指定有形文化財・建造物「根岸家長屋門」や市指定史跡「「三餘堂(さんよどう)」などがあり、幕末から明治に活躍した根岸友山・武香父子の存在など、地域における重要な歴史的文化的拠点として知られています。根岸家の文化財や建造物を活かした街づくりに向けて、熊谷商工会議所の大久保和政会頭が現地視察を行いました。現在の当主の根岸友憲氏が対応し、文化財センター職員も随行し解説などを行いました。根岸家が所有管理する文化財や文化的資産の利活用に向けて、今後とも市民連携をしていく意気込みを共有することができました。

  • 肥塚古墳群と古塚古墳石棺 ― 3

    肥塚古墳群中には、少なくとも3種類の石材を主に使った古墳石室が造られていました。 1河原石積石室 2凝灰岩截石組石室 3角閃石安山岩転石切組石室の3種類です。時代は古墳時代後期から終末期までのおよそ100年間ほどの間です。 古墳を築いた肥塚近辺の古墳時代人(肥塚古墳人)の出自や動向に関心が向きます。また石材の入手経路は、専門的な石工の関与はあったのか、種類の差は時期差なのか、稀な石棺をなぜ必要としたのかなど想像が膨らみます。 石材に関連して少し補足したいと思います。石室に使用された石材の入手先は次のように考えられます。 ・人頭大の河原石は荒川本流の本田・押切近辺 ―鹿島古墳群、三ヶ尻古墳群など(Ⅰ類型の古墳群) ・白色細粒の凝灰岩は熊谷市小江川、滑川町福田近辺 ―塩古墳群、野原古墳群など(Ⅱ類型の古墳群) ・角閃石安山岩転石は利根川本流とその水系 ―中条大塚古..

  • 源宗寺本堂保存修理事業 参考視察

    源宗寺本堂保存修理委員会建築小委員会のメンバーで、源宗寺本堂建て替え工事の参考視察のため、行田市斎条にある宝泉寺に伺いました。宝泉寺は平成25年に本堂の建て替えを行っています。 (宝泉寺本堂) 現地では、ご住職様のご案内のもと、本堂内部も見学させていただきました。 宝泉寺のすぐ南側には星川が流れており、大雨や洪水に見舞われた際には、境内もしばしば浸水の被害を受けたといいます。そのため、建て替えられた宝泉寺の本堂は他の寺院に比べると基礎がかなり高い造りになっています。屋根は元来、茅葺きだったものを改修時に、瓦葺きに替えたことで本堂がその重みに耐えられず、50年ほどしかもたなかったことから、軽量な銅板葺きに変更したといいます。費用を抑えるため、壁は漆喰風のボードを使用しているそうです。 (視察の様子) 翻って源宗寺ですが、すぐ裏手には忍川が流れており、本堂には..

  • 肥塚古墳群と古塚古墳石棺 ― 2

    ↓②西側面 ③蓋石A#59030; ←①小口北側↓④東側面 ⑤南側小口→ ↑⑥棺身の隅部 石棺材の状況と数値は現状のものです。①~⑥の写真のとおり風化崩壊が進んでいるため当初の整形痕は不明です。発見時、石棺は長さ約2m、幅約1.2mあったとされ、現状では長さ約1.4、幅約0.8m、高さは約0.4mで、棺身の深さ0.5mだった法量からすると復元された石棺は、一回りも小さくなっており、棺身の北面小口部と棺床はほとんど失われていると思われます。両側面と南側小口部も2~3片に分断する状況です。おそらく崩壊した棺身..

  • 根岸家の文化財活用に向けて

    視察する大久保和政会頭(中央奥) 熊谷市冑山にある根岸家には正面の熊谷市指定有形文化財・建造物「根岸家長屋門」や市指定史跡「「三餘堂(さんよどう)」などがあり、幕末から明治に活躍した根岸友山・武香父子の存在など、地域における重要な歴史的文化的拠点として知られています。根岸家の文化財や建造物を活かした街づくりに向けて、熊谷商工会議所の大久保和政会頭が現地視察を行いました。現在の当主の根岸友憲氏が対応し、文化財センター職員も随行し解説などを行いました。根岸家が所有管理する文化財や文化的資産の利活用に向けて、今後とも市民連携をしていく意気込みを共有することができました。

  • 肥塚古墳群と古塚古墳石棺 ― 3

    肥塚古墳群中には、少なくとも3種類の石材を主に使った古墳石室が造られていました。 1河原石積石室 2凝灰岩截石組石室 3角閃石安山岩転石切組石室の3種類です。時代は古墳時代後期から終末期までのおよそ100年間ほどの間です。 古墳を築いた肥塚近辺の古墳時代人(肥塚古墳人)の出自や動向に関心が向きます。また石材の入手経路は、専門的な石工の関与はあったのか、種類の差は時期差なのか、稀な石棺をなぜ必要としたのかなど想像が膨らみます。 石材に関連して少し補足したいと思います。石室に使用された石材の入手先は次のように考えられます。 ・人頭大の河原石は荒川本流の本田・押切近辺 ―鹿島古墳群、三ヶ尻古墳群など(Ⅰ類型の古墳群) ・白色細粒の凝灰岩は熊谷市小江川、滑川町福田近辺 ―塩古墳群、野原古墳群など(Ⅱ類型の古墳群) ・角閃石安山岩転石は利根川本流とその水系 ―中条大塚古..

  • 里山の花 ノカンゾウとオカノトラノオ

    江南文化財センターに面した帯状の山林は防風林として保護されてきたため、里山の自然をまだ残しています。脇を流れる農業水路からは毎年ゲンジボタルが舞い出て、初夏の訪れを知らせてくれます。初夏の草花では「ノカンゾウ」が咲き始めています。 「ノカンゾウ」は一重咲きの六枚花弁の百合に似た花で「忘れ草」の仲間で、よく似たヤブカンゾウやニッコウキスゲなどがあります。「憂いを忘れさせる」草花と言われています。 憂いの多い今年上半期は過ぎてしまいましたが、もう半期はよい期間であってほしいもの です。 「オカノトラノオ」は白く小さな花弁が集まり、虎の尻尾のような形から名付けられています。「忠実 貞操 優しい風情 清純な恋 騎士道」などの花言葉をみると里山に清楚に佇む小さな花に良く当てはまるように思います。

  • 4ヶ月ぶりの「平戸の大仏一般公開」

    コロナウイルス感染拡大防止のため、2月を最後に活動を休止していた「平戸の大仏一般公開」。昨日、約4ヶ月ぶりに公開が再開され、熊谷市の指定有形文化財である木彫大仏坐像(平戸の大仏)がお披露目されました。 来訪された方のなかには、公開を3ヶ月間待ちわびていたという方や、ネットで「平戸の大仏」を知り、遠く宮城県から足をお運びくださった方もいらっしゃいました。 皆さん、約4メートルに及ぶ薬師様と観音様を目の前にして、「こんなところにこんなすごいものがあったのか」と驚いていらっしゃいました。 今月は、第3日曜日の19日も一般公開を行う予定ですので、お近くにお越しの際は、是非お立ち寄りください。 7月19日(日)一般公開 時 間:午前10時~午後3時 場 所:熊谷市平戸644(源宗寺) 問い合わせ先 源宗寺本堂保存修理委員会 事務局 山川..

  • 肥塚古墳群と古塚古墳石棺 ― 2

    ↓②西側面 ③蓋石A#59030; ←①小口北側↓④東側面 ⑤南側小口→ ↑⑥棺身の隅部 石棺材の状況と数値は現状のものです。①~⑥の写真のとおり風化崩壊が進んでいるため当初の整形痕は不明です。発見時、石棺は長さ約2m、幅約1.2mあったとされ、現状では長さ約1.4、幅約0.8m、高さは約0.4mで、棺身の深さ0.5mだった法量からすると復元された石棺は、一回りも小さくなっており、棺身の北面小口部と棺床はほとんど失われていると思われます。両側面と南側小口部も2~3片に分断する状況です。おそらく崩壊した棺身..

  • 肥塚古墳群と古塚古墳石棺 ― 2

    ↓②西側面 ③蓋石A#59030; ←①小口北側↓④東側面 ⑤南側小口→ ↑⑥棺身の隅部 石棺材の状況と数値は現状のものです。①~⑥の写真のとおり風化崩壊が進んでいるため当初の整形痕は不明です。発見時、石棺は長さ約2m、幅約1.2mあったとされ、現状では長さ約1.4、幅約0.8m、高さは約0.4mで、棺身の深さ0.5mだった法量からすると復元された石棺は、一回りも小さくなっており、棺身の北面小口部と棺床はほとんど失われていると思われます。両側面と南側小口部も2~3片に分断する状況です。おそらく崩壊した棺身..

  • 里山の花 ノカンゾウとオカノトラノオ

    江南文化財センターに面した帯状の山林は防風林として保護されてきたため、里山の自然をまだ残しています。脇を流れる農業水路からは毎年ゲンジボタルが舞い出て、初夏の訪れを知らせてくれます。初夏の草花では「ノカンゾウ」が咲き始めています。 「ノカンゾウ」は一重咲きの六枚花弁の百合に似た花で「忘れ草」の仲間で、よく似たヤブカンゾウやニッコウキスゲなどがあります。「憂いを忘れさせる」草花と言われています。 憂いの多い今年上半期は過ぎてしまいましたが、もう半期はよい期間であってほしいもの です。 「オカノトラノオ」は白く小さな花弁が集まり、虎の尻尾のような形から名付けられています。「忠実 貞操 優しい風情 清純な恋 騎士道」などの花言葉をみると里山に清楚に佇む小さな花に良く当てはまるように思います。

  • 「平戸の大仏一般公開」再開のお知らせ

    新型コロナウイルス感染拡大防止のため、2月を最後に休止していた「平戸の大仏一般公開」が7月より再開されます。 開催日時:第1日曜日 7月5日 午前10時~午後3時 第3日曜日 7月19日 午前10時~午後3時 場 所:熊谷市平戸644(源宗寺) ※車でお越しの際は、源宗寺本堂裏側に駐車スペースがございます。 【お願い】 新型コロナウイルス感染防止のため、次のご協力をお願いいたします。 1.マスクの着用をお願いします。 2.以下に該当する場合には、拝観をご遠慮ください。 ・体調が良くない(風邪の症状、倦怠感、味覚・臭覚の異常など) ・体温が37.5度を超えている ・過去2週間以内に海外渡航歴がある ・同居家族や身近な知人などに感染が疑われる人がいる ・新型コロナウイルス感染陽性..

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