chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
踊る埴輪
フォロー
住所
熊谷市
出身
熊谷市
ブログ村参加

2011/07/21

arrow_drop_down
  • 新ブログ開設のお知らせ

    熊谷市立江南文化財センターでは、新ブログ「熊谷市文化財日記2」を開設いたします。 これまで「熊谷市文化財日記」をご覧いただき誠にありがとうございました。令和3年8月2日現在で、閲覧数は累計1,774,459件となりました。 今後とも、熊谷市の文化財情報について「熊谷市文化財日記2」にて発信して参りますので、引き続きご愛顧のほどよろしくお願いいたします。 「熊谷市文化財日記2」は、下記URLよりご覧いただけます。 https://kumagayasibunkazai2.blog.ss-blog.jp/

  • 国選定保存技術保持者認定―花輪滋實氏―を祝した懸垂幕の設置

    熊谷市内在住の花輪滋實氏の国選定保存技術保持者認定を祝して熊谷市役所本庁舎に懸垂幕を設置しました。選定保存技術に選定された「表具用木製軸首製作」にちなんで掛け軸の形態をイメージしたデザインとして、軸首の部分を矢印で示しました。本庁舎にお越しの際はご覧ください。9月25日までの予定で設置しています。(台風等により一時的に掲示を休止する場合もあります)

  • 国選定保存技術認定報告会-花輪滋實の世界-

    7月28日、木工・漆工の技術者である花輪滋實氏(熊谷市中奈良在住)の国選定保存技術保持者への認定を祝して、地元熊谷市奈良地区の奈良公民館において国選定保存技術認定報告会が開催されました。選定保存技術である「表具用木製軸首製作」(ひょうぐようもくせいじくしゅせいさく)をテーマにした解説「表具用木製軸首政策の技術的意義」(熊谷市立江南文化財センター 山下祐樹)と対談「選定技術の保存継承に向けて」(花輪滋實氏×山下祐樹)を開催し、約25名が参加しました。報告会には富岡清・熊谷市長及び野原晃・熊谷市教育委員会教育長が参加し、お祝いの言葉を述べるなど祝福の雰囲気の中、この度の選定保存技術選定・認定について学ぶ機会となりました。

  • 熊谷市指定有形文化財(絵画)「八幡神社古絵図」に関する芝浦工業大学と東京藝術大学研究者による調査

    7月27日、熊谷市指定有形文化財(絵画)の「八幡神社古絵図」に関する、芝浦工業大学の小柏典華さんと、東京藝術大学の大和あすかさんを中心とする研究グループによる調査が江南文化財センターで行われました。 この「八幡神社古絵図」は、徳川家御用工匠であった藤原正清が、徳川家光の依頼により寛永3年(1626)に作成した設計図に、狩野探幽守信が盛付け画法により、彩色を施した二幅の絵画で形状が双方異なり、現在は掛軸に表具されています。藤原正清の孫が妻沼の林家に養子となったときに、持参したと伝えられ、妻沼聖天堂設計の参考となったと言われています。その後、林家と共作関係にあった清水家が引き継ぎ、保存しています。国宝「歓喜院聖天堂」の歴史的発祥を知る上で貴重な絵画であり、妻沼聖天山や林家にも同様の絵図が保管されていることから、その共通性や傾向についての調査研究が今後の課題であると考え..

  • 源宗寺新本堂建築説明会のお知らせ

    熊谷では、4連休中も連日厳しい暑さが続きました。7月22日(木)、この日も強い日差しが照りつけるなか、市内平戸の源宗寺では新本堂の建築工事が着々と進められていました。 屋根瓦は4面ほぼすべてが葺きあがり、外壁の設置段階に入りました。また向拝部分の唐破風屋根も下地づくりの工程に入り、段々と形になってきました。 8月1日(日)には、毎年恒例の護持会による源宗寺清掃活動終了後、新本堂の建築説明会を開催する予定です。当日は、本堂の施工を担当する大島工務店の大島忠会長、大島史士社長より、新本堂の構造や特徴について、ご案内いただきます。 主な対象は、源宗寺護持会会員となっておりますが、お近くにお住まいの方やご興味のある方は、ぜひお立ち寄りください。 「源宗寺新本堂建築説明会」 日 時:8月1日(日) 午前9時~ 場 所:熊谷市平戸644(源宗寺) ..

  • 国選定保存技術認定報告会-花輪滋實の世界-

    国の文化審議会は、木工・漆工の技術者である花輪滋實(はなわ・しげみ)氏(73歳、熊谷市中奈良在住、工房も所在)を、国の選定保存技術保持者に認定するよう、文部科学大臣に答申しました。 選定保存技術の名称は「表具用木製軸首製作」(ひょうぐようもくせいじくしゅせいさく)であり、この項目としては日本初の国選定となります。埼玉県内では4人目の選定保存技術保持者となり、熊谷市では初めてとなる快挙となりました。この朗報を祝し、熊谷市教育委員会では、報告会を開催します。 国選定保存技術認定報告会について いつ:2021年7月28日(水曜日)午前10時~12時 ところ:熊谷市奈良公民館(熊谷市下奈良609-6 電話048-521-0056) 定員:25名(入場無料) 内容:解説「表具用木製軸首政策の技術的意義」(熊谷市立江南文化財センター 山下祐樹) 対談「..

  • 埼玉県政広報テレビ番組「いまドキッ!埼玉」の撮影に向けて

    赤岩渡船場(葛和田渡船場)。対岸が群馬県。 渡し舟となる新千代田丸に乗り、県境付近を確認。 埼玉県とテレビ埼玉(テレ玉)の担当者が利根川の赤岩渡船場を訪れ、埼玉県政広報テレビ番組「いまドキッ!埼玉」の撮影に向けた打合せが行われました。とにかく暑かったです。ただし、船上は風もそよぎ涼しくもありました。 7月下旬撮影、8月中旬の放映予定で、準備を進めています。テーマは「県境」。赤岩渡船は、埼玉県熊谷市葛和田と群馬県千代田町赤岩をつなぐ主要地方道(県道)熊谷・館林線上を運航する船のことで、戦国時代の記載が残るなど長い歴史があります。渡し舟がなくなりつつある昨今、貴重な歴史遺産なのかも知れません。 番組には、江南文化財センター担当者も出演予定です。以前、テレビ群馬の「ぐんまトリビア図鑑」という番組で県境の熊谷市妻沼小島地区が紹介され、大きな反響を集めましたが、今回はどの..

  • 熊谷うちわ祭 神事のみの開催

    愛宕八坂神社での渡御発輿祭 自動車で運ばれる御輿 行宮での渡御着輿祭 令和3年熊谷うちわ祭(熊谷市指定無形民俗文化財「熊谷八坂神社祭礼行事」は、コロナ禍を受けて神事のみの開催として、例年どおり7月20日から22日の日程で行われています。猛暑となった初日には神輿渡御の開始と祭礼全体の無事、人々の安寧を願う「渡御発輿祭」と、行宮(御仮屋)へ神輿が到着した際の「渡御着輿祭」などが関係者のみで執り行われました。御輿渡御も通常では若衆による担ぎ手が躍動的に街中を往来しますが、今年は自動車に載せて運搬するというものでした。昨年と異なり行宮は設置されましたが、コロナ禍が過ぎ去り、安全無事で絢爛豪華な山車屋台が行き交い叩き合う熊谷うちわ祭が開催されることを願っています。そして、今年の祭礼ではもちろん疫病退散の願いが込められています。

  • 埼玉県立熊谷図書館 ミニ企画展示「いのちはきえない。かたちはかわる。金子兜太の世界」

    埼玉県立熊谷図書館(熊谷市箱田)の3階にある埼玉資料室において、7月のミニ企画展示「いのちはきえない。かたちはかわる。 金子兜太の世界 」が開催されています。熊谷の俳人である金子兜太氏の句集や全集をはじめエセー集、熊谷の歴史文化について記した山下祐樹(江南文化財センター)との共著『熊谷ルネッサンス』や『青鮫は来ているのか』なども展示されています。7月中の展示ということで残りの期間は少ないですが、題名に似せて「本の命は消えない」ということと同じく、今後も図書館にて収蔵されていますので、夏休みに向けて、改めて金子兜太氏の俳句世界や文学に触れてみてはいかがでしょうか。

  • 花様年華としてのラファエル前派

    19世紀後半から20世紀初頭にかけてイギリスを中心に活躍したラファエル前派。その文字からも分かるようにイタリアルネサンス期に活躍したラファエロ・サンティとそれ以前の絵画様式に影響を受け、近代における絵画芸術の革新を提唱したグループです。ミレー(John Everett Millais)、ハント(William Holman Hunt)、ロセッティ(Dante Gabriel Rossetti)などが主要メンバーに挙げられ、英国の作家シェークスピアや古代神話をモチーフにした耽美的な作風で知られています。その傾向や美術史への影響などを論じた考察を、熊谷地域の情報サイト「くまがやねっと」に掲載しました。コロナ禍によってヨーロッパへの渡航が難しくなった昨今、異国で花開いた絵画史に興味を持っていただけたら幸いです。 同サイト内、「熊谷・軽井沢・プラハ」 https://ww..

  • 国の文化審議会が熊谷市内在住の花輪滋實氏を、国選定保存技術保持者に認定する答申を出しました。

    花輪滋實さん作業風景(花輪ろくろ工房提供) 花輪滋實さん(花輪ろくろ工房提供) 7月16日、国の文化審議会は、木工・漆工の技術者である花輪滋實(はなわ・しげみ)氏(73歳、熊谷市中奈良在住、工房も所在)を、国の選定保存技術保持者に認定するよう、文部科学大臣に答申しました。 選定保存技術の名称は「表具用木製軸首製作」(ひょうぐようもくせいじくしゅせいさく)であり、この項目としては日本初の国選定となります。埼玉県内では4人目の選定保存技術保持者となり、熊谷市では初めてとなります。 なお、選定保存技術保持者に認定されると、技術保存・伝習を目的として、毎年、国庫補助金が交付され、保存技術の継承事業などが運営される予定です。 選定保存技術とは 昭和50年の文化財保護法の改正によってこの制度が設けられ、文化財の保存のために欠くことのできない伝統的な技術または技能..

  • 熊谷市江南公民館 ふるさと歴史講座「熊谷の文化遺産と熊谷次郎直実」

    7月14日、熊谷市江南公民館において、ふるさと歴史講座「熊谷の文化遺産と熊谷次郎直実」が開催されました。講師を江南文化財センターの山下祐樹主査が担当しました。熊谷次郎直実の生涯を紹介しながら、熊谷市内にある直実関連の史跡などについて解説しました。約50名が参加し、直実節などの直実に関連した文化芸術の紹介などについて興味深そうに受講されていました。

  • 源宗寺本堂保存修理事業 進捗状況

    7月14日午前、市内平戸の源宗寺では、瓦葺きの工事が進められていました。本堂南面と東面の屋根瓦は既に葺きあがり、現在、西面の瓦葺きに取り掛かっています。 8月1日(日)、源宗寺では毎年恒例の護持会による清掃活動終了後、午前9時より新本堂の建築説明会を開催する予定です。施工を担当する大島工務店の大島忠会長と大島史士社長に、新本堂の建築についてお話いただきます。 7月中には、瓦も葺きあがり、建築説明会当日には屋根の上両端に鴟尾(しび)を見ることができるかもしれません。

  • 第13回地域伝統芸能今昔物語 「藤間流日本舞踊藤蓉会」

    令和2年の「第13回地域伝統芸能今昔物語」( 熊谷市妻沼中央公民館大ホール 2020.11.23撮影)での藤間流日本舞踊藤蓉会の動画を紹介します。しなやかな日本伝統の舞踊をお楽しみください。

  • Web美術展 in Saitama

    開催要項 新型コロナウイルスの感染拡大により、外出自粛や他者との接触制限など、わたしたちはこれまでに経験したことのない事態に直面しています。埼玉県の文化芸術活動も、美術館をはじめ多くの文化施設が休館し、人が集う催しが中止されるなど、大きな影響を受けました。しかし、家にいること、人と距離をとることが求められるいまだからこそ、何かをつくってみたい、誰かがつくった作品を見てみたいと思われた方もいるのではないでしょうか。 コロナ禍において、多くの方々の「いま、つくる、よろこび」を発信し、その熱気を共有する場として「Web 美術展 in Saitama」を開催します。 募集期間 令和 3 年 7 月 12 日(月)~ 8 月 6 日(金) 公開期間 令和 3 年 9 月 1 日(水)~ 10 月 29 日(金) ※ 出品作品に対する入賞等の審査は行いません。..

  • 源宗寺本堂保存修理事業「仏像移動行事」【源宗寺本堂(熊谷市平戸) 2020.12.23撮影】

    熊谷市指定有形文化財「木彫大仏坐像(平戸の大仏)」が安置されている源宗寺本堂は、建物全体における老朽化が進み、仏像の保存にも支障が生じることが懸念されてきました。こうした事態に対応すべく熊谷市では、平成29年に源宗寺本堂保存修理委員会を発足し現在も活動が続けられています。 本堂の建替えに際し、令和2年12月23日に旧本堂から仮小屋への仏像移動が行われました。江南文化財センターでは、当時の様子をYouTubeで公開しています。 本堂や仏像の経年劣化は激しく、本堂の一部解体や仏像の移動は困難を極めましたが、関係者の皆様のご尽力により無事に仮小屋に安置することができました。旧本堂はその後、解体され、現在新本堂の復元工事が進められています。

  • 第13回地域伝統芸能今昔物語 「箏曲雅会・箏和くわく塾」

    令和2年の「第13回地域伝統芸能今昔物語」( 熊谷市妻沼中央公民館大ホール 2020.11.23撮影)の箏曲雅会・箏和くわく塾の動画を紹介します。和の音色の名旋律をお楽しみください。

  • 源宗寺本堂保存修理事業 進捗状況

    先週あたりから連日雨の日が続いていますが、今日も小雨の中、市内平戸の源宗寺では、本堂の建築工事が着々と進められていました。 先月22日の上棟式の時点では、屋根は垂木がついた骨組みだけの状態でしたが、現在は野地板が貼られ、瓦も屋根に上がり瓦葺きの工程に入ろうとしています。 仮小屋に安置されている熊谷市指定有形文化財「木彫大仏坐像」(平戸の大仏)の修理もそろそろ始まります。明日は、平戸荘にて仏像修理のためのクラウドファンディングについて会議を行う予定です。

  • 第13回地域伝統芸能今昔物語 「間々田万作おどり保存会」

    令和2年の「第13回地域伝統芸能今昔物語」( 熊谷市妻沼中央公民館大ホール 2020.11.23撮影)の熊谷市指定無形民俗文化財「間々田万作おどり保存会」の動画を紹介します。軽快な踊りをお楽しみください。

  • 妻沼聖天山開創斎藤別当実盛公839回忌法要

    令和3年7月3日(土)、妻沼聖天山の実盛公銅像前で実盛忌法要が行われました。 寿永2年(1183年)5月21日、篠原の戦いにおいて、老武者として侮られないようにと、白髪を墨で黒く染めて出陣した実盛は、木曾義仲の軍勢と戦います。平家軍が逃げ落ちていく中、実盛はただ一騎踏みとどまり防戦しますが、疲れも重なり、木曾勢の手塚太郎光盛によって、ついに討ち取られてしまいます。首級を受け取った義仲が、郎党にその髪を洗わせると、黒髪は白髪に変わり、実盛だと確認します。義仲は「実盛は、命を助けてくれた恩人である」と言って、さめざめと泣き崩れたといいます。 江戸時代の俳人、松尾芭蕉は実盛の死によせて「むざんやな 甲の下の きりぎりす」という句を残しています。また、実盛と義仲の物語は、長きに渡って多くの人の心を打ち、能や歌舞伎の演目として人々の間で今も受け継がれています。

  • 講演会「妻沼聖天山と渋沢栄一」あいさつ・辻説法

    令和3年4月18日に開催された妻沼聖天山の春の例大祭での講演会「妻沼聖天山と渋沢栄一」に際して、講演会前に行われた妻沼聖天山歓喜院の鈴木英全院主によるあいさつと辻説法の様子をYouTubeで公開しています。なお、講演会内容については後日ご紹介します。妻沼聖天山本殿の国宝「歓喜院聖天堂」を前にしての石舞台上での晴れやかな行事となりました。熊谷市内における渋沢栄一と地域の歴史を学ぶ講演会の第2弾となります。どうぞ、ご参照ください。

  • 解説会「愛染堂と藍玉産業―尾高惇忠筆の奉納額と渋沢家の関わり―」

    本年2月、熊谷市下川上の愛染堂で開催された解説会「愛染堂と藍玉産業―尾高惇忠筆の奉納額と渋沢家の関わり―」の様子をダイジェスト版として講演部分を中心にYouTubeで配信しています。NHK大河ドラマ「青天を衝け」を記念して、熊谷市内における渋沢栄一と地域の歴史をめぐるシリーズ第1弾として企画されたものです。ご参照ください。

  • 国指定史跡「幡羅官衙遺跡群」内の樹木管理事業

    6月下旬、国指定史跡「幡羅官衙遺跡群」を構成する「西別府祭祀遺跡」が所在する湯殿神社境内の樹木剪定、倒木予防の伐採措置など樹木管理事業を熊谷市の文化財補助事業として実施しました。杉やヒノキなどの高木で、幹内に空洞ができているものなどを対象として、専門業者が伐採等の作業を行いました。本事業は国指定遺跡内ではありますが、地中に影響が無いように配慮し、手段を検討した上で事業に着手しました。

  • 源宗寺本堂保存修理事業 -立正大学との連携ー

    6月27日(日)、立正大学 原美登里准教授率いる地球環境科学部地理学科の学生16名が平戸地区を訪れ、保存修理委員会の一員で地元に精通する平戸自治会会員及び護寺会代表役員数名を講師として、平戸地区の歴史や文化についてレクチャーを受けました。 平戸地区の地名や隠れキリシタンとの関係、源宗寺の洪水被害についてなど、話の内容は多岐に渡りました。また、昭和の時代まで実際に販売されていたという「平戸の妙薬」を見せると、学生たちは興味深そうに写真に収めていました。 今後、立正大学地球環境科学部地理学科では、保存修理委員会や地元住民と連携して、平戸地区のフィールドワークを実施し、地域の自然や文化に関連するマップの作成などを進めていく予定です。

  • 2021-06-28

    6月10日、コロナ禍により縮小して開講されている直実市民大学において、当日は学長の市長講演に引き続き、「熊谷市の文化財」をテーマにした講義を担当しました。熊谷市内にある文化財についての簡単な紹介の後に、昨今の文化財保護事業の課題や動きなどを説明しました。講座を映像で収録し、後日、YouTubeで公開する予定です。

  • 講演会「渋沢栄一と長島記念館を結ぶ道」

    「渋沢栄一と長島記念館を結ぶ道」 公益財団法人長島記念財団主催事業として、長島記念館(熊谷市小八林)において、昨今、NHK大河ドラマ「青天を衝け」などで注目を集めております「渋沢栄一」に関連した記念講演会を下記のとおり開催します。熊谷では、特別公開講演会「愛染堂・尾高純忠奉納額 ー渋沢栄一と熊谷―」、講演会「妻沼聖天山と渋沢栄一」、講演会「根岸家と渋沢英糸の周辺」を実施してきました。これらに引き続き熊谷と渋沢栄一の関連をテーマとした第4弾のイベントとなります。 長島記念館では渋沢栄一が揮毫した書が残されているほか、長島家当主の長島恭助が頭取を務めた埼玉銀行(現在の埼玉りそな銀行)は渋沢が開設した銀行組織が発祥となるなど、多様な関連があります。今回の講演会では、熊谷市教育委員会・熊谷市立江南文化財センターと連携し、長島家と渋沢家の歴史的な結節点などに焦点を当て..

  • 「さいたまつり」のサイト公開について

    埼玉県は県内の無形民俗文化財や伝統芸能などを紹介するページ「さいたまつり」が公開されています。無形の引き継がれた文化と芸術の粋や美をお楽しみいただけます。熊谷では熊谷うちわ祭が掲載されています。 さいたまつり サイト https://www.saitamatsuri.jp/ 埼玉県 さいたまつりキャンペーンより 埼玉県には、ユネスコ無形文化遺産に登録※された「秩父祭」、「川越まつり」をはじめ、毎年3日間で約75万人が訪れる「熊谷うちわ祭り」や奇祭とも言われる「平方祇園祭のどろいんきょ」など、たくさんの地域に根付いている「まつり」があります。 もっと多くの人に「まつり」の魅力、そして「まつり」を通じた埼玉の魅力を伝える広報キャンペーン「さいたまつり」が2017年7月19日にスタートしました。 埼玉県内の「まつり」開催情報をはじめ、「..

  • 源宗寺本堂 上棟式

    6月22日(火)、市内平戸にて源宗寺本堂 上棟式が行われました。関東地方でも先週梅雨入りが発表され、天候が心配されてましたが、当日は朝から晴天に恵まれました。 老朽化した本堂の復元に向けて、平成29年に保存修理委員会が発足し、これまで様々な検討が続けられてきた当事業も、ようやくこの日を迎えることができました。 新型コロナウイルス感染拡大防止のため規模を縮小しての開催となりましたが、式には、委員会メンバーをはじめ、立正大学地球環境科学部 原美登里教授のゼミ生数名が参加し、境内は喜ばしく華やかなムードに包まれました。 (お酒と塩を撒く大島工務店の大島忠会長と大島史士社長。) これから完成に向けて、本堂が形づくられていくのが楽しみです。 上棟式の様子は、明日6月24日(木)、J:COM「ジモト応援!埼玉つながるNews」にて放送予定です。是非ご覧ください。..

  • 埼北よみうり「わがまち自慢の文化財」巻頭紹介 熊谷の文化財

    埼玉県の県北地域で、読売新聞朝刊折込として配付されている地域情報誌「埼北よみうり」において、6月11日付で「わがまち自慢の文化財」という特集記事があり、熊谷市の文化財が巻頭で紹介されました。日本一記銘の古い埼玉県指定文化財「嘉禄銘板石塔婆」と熊谷市指定文化財「安楽寺九品仏」をおすすめする文化財として挙げ、コロナ禍ゆえの意味合いなどを含めながら解説しています。ご参照ください。

  • 講座「佐谷田の歴史と文化遺産―埼玉県熊谷市佐谷田・郷土の歴史文化を再認識する―」

    6月17日、熊谷市立佐谷田公民館で、「佐谷田の歴史と文化遺産―埼玉県熊谷市佐谷田・郷土の歴史文化を再認識する―」をテーマに地域の歴史講座を開講しました。地名の由来や地域の社寺仏閣、現在進行中の保存修理事業、中山道、県の天然記念物「元荒川ムサシトミヨ生息地」などを紹介しながら、郷土の歴史文化について学ぶ機会となりました。今回も新型コロナウイルス対策を講じながら実施し、席の間隔を置くなどして、約15名が出席しました。講座を動画で撮影し、後日、YouTubeで公開します。佐谷田公民館では、今回の内容に関連付けた次回の講座を秋に開催する予定です。

  • 熊谷市立星宮小学校 歴史探検

    愛染明王がある愛染堂(下川上地区) 石像十三仏がある梅岩院(池上地区) 6月15日、熊谷市立星宮小学校3年生の地域学習が行われ、各所で文化財について解説しました。学習では、熊谷市指定有形民俗文化財「愛染明王」「藍染絵馬・奉納額」を収蔵する愛染堂と、同じく市指定有形民俗文化財「石像十三仏」を安置する梅岩院を巡りながら、それぞれの文化財について学びました。梅雨の狭間の暑い日和の中でしたが、3年生の5人は楽しく地域の歴史探検をしていました。

  • 源宗寺本堂保存修理記念企画展のお知らせ

    明日、6月18日(金)より源宗寺本堂保存修理記念企画展を開催いたします。 源宗寺本堂保存修理記念企画展 源宗寺本堂の意匠ー彫刻と礎石を中心にー 熊谷市平戸に所在する源宗寺本堂の復元をはじめ収蔵されている熊谷市指定有形文化財「木彫大仏坐像」(平戸の大仏)の保存修理事業が進められています。このプロジェクトは老朽化した源宗寺本堂の復元を目指して源宗寺護持会及び地元住民、東竹院、熊谷市教育委員会、市内関係者各位の発案によって、平成29年に保存修理委員会が発足し、様々な検討が続けられてきました。 この度は、本堂の復元を前に解体された旧本堂の部材を保存し、その一部をご紹介することで本事業に対する理解を深めることを目的としています。 江戸時代中期の建立以降、長い時代を超えて本堂を支えてきた礎石や、意匠性が感じられる彫刻や木製部材、瓦屋根の印象を強くさせた鬼瓦などを展示し、繰り返..

  • 源宗寺本堂保存修理事業 進捗状況

    6月16日(水)、市内平戸の源宗寺にて来週の上棟式に向けて、打ち合わせが行われました。 祭壇の位置を確認する東竹院の岸ご住職と委員会メンバー 先日、関東でも梅雨入りが発表され来週の天候が気になりますが、当日は雨が降らないことを祈ります。

  • 源宗寺本堂 建前

    先日6月12日㈯、市内平戸で源宗寺本堂の建前が行われました。当日は天候にも恵まれ、朝から日差しの照りつける暑い一日となりました。作業は、朝から一日かけて行われました。向拝部分の柱・梁の組み立てから始まると、職人の方々の息のあった連携プレーにより、着々と木材が組み上がっていきました。 柱に楔(クサビ)で固定された、木鼻と虹梁。 建前完了後の様子。 来週22日㈫には上棟式が行われ、棟札が祀られます。上棟式は、午前10時より執り行われます。

  • 研究会「ムサシトミヨの保護と天然記念物の保存」

    2020年以降、国内の文化財記念物制定から100年を記念した事業が展開されています。再掲となりますが、2019年に熊谷市立ムサシトミヨ保護センターで開催したムサシトミヨ研究会について、江南文化財センターのYouTubeサイトに掲載しましたので、どうぞご参照ください。 研究会「ムサシトミヨの保護と天然記念物の保存―元荒川ムサシトミヨ生息地における保護事業と研究史をめぐって―」 講演 「確定しないムサシトミヨの学名をめぐる検討」 埼玉県環境科学国際センター自然環境担当 金澤 光 「元荒川ムサシトミヨ生息地における天然記念物の保存と課題」 熊谷市立江南文化財センター 山下祐樹 対談 「ムサシトミヨ保護の将来に向けて」 金澤 光×山下祐樹 参考:埼玉新聞での掲載記事

  • 源宗寺本堂保存修理事業 進捗状況

    市内平戸の源宗寺では、新たな本堂の建設に向けて、着々と工事が進められています。 明日6月12日(土)は、建前が行われ、基礎の上に柱や梁など、建物の主要な構造材の骨組みが出来上がる予定です。 再来週6月22日(火)には、上棟式が執り行われます。 現場では、建前を前に足場組みの作業が進められていました。

  • 観光庁地域観光資源の多言語解説整備支援事業による妻沼聖天山の取材

    国宝「歓喜院聖天堂」での説明 重要文化財「貴惣門」での彫刻の確認 令和3年度の観光庁地域観光資源の多言語解説整備支援事業に採択された熊谷市文化遺産保存実行委員会の妻沼聖天山及び熊谷うちわ祭などに関連した文化財等の多言語化に向けた関係者の現地取材が行われ、対応しました。観光庁担当職員の他、関東運輸局職員、当該事業の受託者である凸版印刷株式会社担当者、制作会社のファンキーコープのアカウントマネージャーと外国人担当者などが国宝「歓喜院聖天堂」などを巡り、事業監修者でもある江南文化財センター職員が日本語と英語を交えながら対応しました。 今回は、国内の多言語解説整備支援事業における最初の現地取材となったことから、過日のズームでの打ち合わせ会議を経て、関係所管の担当者が集合する最初の機会となりました。熊谷らしい快晴の暑さの中、国宝・重要文化財などの建造物群や斎藤別当実盛の銅像..

  • 「第13回地域伝統芸能今昔物語」映像記録会:和太鼓集団「麗」

    令和2年11月23日に熊谷市妻沼中央公民館大ホールで開催された「第13回地域伝統芸能今昔物語」映像記録会の様子がYouTubeで公開されています。今回は熊谷市の江南地域を中心に活動している和太鼓集団「麗」の迫力ある和太鼓演奏をご堪能ください。

  • 国重要文化財「平山家住宅」撮影調査

    熊谷市樋春に所在する国重要文化財「平山家住宅」において、ものつくり大学(行田市)建設学科の横山晋一研究室による調査が行われています。本年5月から約1年の計画で茅葺屋根建造物の保存修理計画策定を含めた調査検討を実施する予定です。6月8日には高所作業車を利用しての写真撮影調査などが行われました。茅葺の保存修理施工後から約20年が経過し、毀損箇所が点在していることから、これらの現状把握を含め、撮影データーは調査報告などの資料として利用します。そして今後の保存修理計画策定に向けての基礎資料となることを目指しています。 高所作業車を利用しての撮影 高所からの撮影、正面 高所からの撮影、正面上部

  • 遺物整理の現場から 10 ―須恵器坏と椀に見える小石

    どの瓦も硬く焼しめられ千年余を経ても布目・縄目の痕跡を良く残し、あまり風化を感じさせません。粘土も精製された土が多く小石などの夾雑物は少ないように感じます。特徴的な混入物としては南比企窯跡産の須恵器・瓦に多量に含まれる白色針状物と呼ぶ粒子が観察されます。前回までに記したように使用された粘土からも南比企窯跡で造られたものと思われます。一方、東院集落から出土する日用の須恵器椀坏類は南比企窯産の他に寄居町を中心に所在する末野窯跡産の製品も多く含まれています。この製品の中で特に目立った出土品は写真の須恵器坏や碗です。割れ口に土器の厚みより大きい小石が挟まっています。後から入れたものではなく元々石の多く含まれた粘土を使用したことが考えられます。写真の坏の場合、小石の大きさは土器の厚みを超えています。製作者の工人は、景色としてこの小石を残したのでしょうか。ろくろ引きの時には指当たって痛かったと思いま..

  • 遺物整理の現場から 9 ―瓦の産地はどこか―

    「御」はヘラ描で書かれ、平瓦と丸瓦の両者に確認されます。瓦の文字は生産者を明示するために記されたと考えられることから、生産を割り当てられた郡・郷と個人の協力者の名などに分けることができます。「御」平瓦は薄めの粘土板を使い布目と縄叩きの残る良質な製品で9世紀中ごろに造られたと推定されます。この時期に先の特徴を持つ瓦を造った場所は近隣では比企丘陵の南部に位置する嵐山町・鳩山町・ときがわ町の窯跡が知られており、中でも瓦製造工房跡の発見された雷遺跡と赤沼・新沼・金沢・篩新田の諸窯跡で造られたと考えています。「続日本後記」には承和5年(845)に武蔵国分寺七重塔再建に関する記事がみえ、先の遺跡はこの瓦生産に対応した遺跡であったと考えられています。 寺内廃寺から出土する多くの瓦もこの時期に造られたものが主体であることから、武蔵国分寺に納入される瓦の一部が寺内廃寺にもたらされたようです。その背景に..

  • 遺物整理の現場から 8 ―「御」とは何のことか―

    寺内廃寺の瓦整理の途上、丸瓦(男瓦)の内面にヘラ描細線のある破片が見出されています。 同類を集めてみると文字であることが判りました。平瓦(女瓦)に刻印やヘラ描文字が記される資料は寺内廃寺でも相当量ありますが、丸瓦例は少なく貴重な例のようです。文字は生瓦の状態から乾燥が進み粘土が硬くなった時点で描かれたと思われ、細い線でありながら大きな文字です。字画は簡略化され連続していますが「御」と読めそうです。寺内廃寺出土瓦には1文字から数文字のヘラ描と刻印がありました。いずれも武蔵国の郡、郷名を記してあり、武蔵国分寺へ献納されるため製作された瓦が使われたと想定しています。 「御」が郡郷名とすると「御」と共通の読みや実際に使われた文字には、「橘樹郡御宅郷(美也介)」、「横見郡御坂郷(美佐加)」、「秩父郡美吉郷」の=美=御、「御」である可能性があります。「御」の文字瓦は、生産跡である南比企窯跡、..

  • 遺物整理の現場から 7 ―ウルトラCの接着剤―

    接合作業では、接着剤が必要です。接着剤は再度の修理ができるように、遺物を傷めない性質と分離可能な強度を持つものを使います。当センターで使っているのは「セメダインC」です。おそらく発掘関係者には昔からのお馴染みでしょう。この容器は押し潰したり、丸めたりして溶剤を絞り出したのちは廃棄してしまうのが常ですが、最近このチューブが昭和時代の遺物保管箱から出できました。(写真中下)先尖りの赤いキャップで出口に穴を開けるタイプでロゴもクラッシックな趣です(※)。現在のパッケージと比較すると、様式の変化が顕著に表れています。現行品(写真上)に使い慣れてしまうと、以前はこのような姿をしていたことはまったく忘れ去っていました。セメダインにも歴史(創業80年以上の老舗)ありですね。ちなみに「セメダイン」は社名できあるとか、すると製品名は「C」になる? !!その通りだそうです!! ※このチューブは昭和36年..

  • 遺物整理の現場から 6 ―瓦の接合作業―

    出土品の整理にはいくつかの工程がありますが、土器などを元の形に復元し修復する作業はある意味、楽しいものです。文様のつながる破片を探し出し、元の形を想像しながら破片を接合し組上げる作業から、壺や甕や埴輪が再生されていくのです。経験豊富な調査員はこの破片が原形のどこの部分であったかを即座に想定し、接合する破片を探します。 ズバリと的中し形が見えてくると思わず歓声が出でしまうこともあります。 多数のピースから全体を作り上げる作業を究極の神経衰弱ゲームに例えるられるようです。ただ、出土品のピースはいつも全部が揃っているわけではないので、どうしても欠けた部分が出てきてしまいます。この場合には石膏などで補填し、補彩して一応完成とします。博物館などで完品の資料が展示されている場合、どの部分がそうなのか良く観察される事は大切なことです。 写真は、寺内廃寺の丸瓦(男瓦)の接合風景です。文字通り..

  • 講演会「熊谷ダイナミズム―息づく動の記録」

    2020年12月8日に熊谷市荒川公民館で開催した講演会「熊谷ダイナミズム―息づく動の記録」の様子を動画で撮影し、YouTubeで公開しています。この講演会は埼玉新聞で連載していた「熊谷ダイナミズム」という熊谷の歴史とスポーツをオーバーラップさせながら着目する記事の情報に基づき、執筆者である熊谷市立江南文化財センターの山下祐樹が講師を担当しました。どうぞご参照ください。

  • 源宗寺本堂保存修理委員会 建築小委員会

    5月27日、深谷市の大島工務店にて、保存修理委員会・建築小委員会を行いました。 市内平戸の源宗寺では、来月22日に新本堂の上棟式を開催予定です。現地での組み立てを前に、大島工務店では仮組みをして、組みの確認を行っています。 写真は、屋根部分の仮組みの様子です。想像以上に高さがあり、軒も当初の計画より長くしたことで、迫力が感じられました。来月の第2週目ごろから、現地での組み立てを開始する予定です。

  • 国指定史跡「黒浜貝塚」VR体験 in 蓮田市文化財展示館

    国指定史跡「黒浜貝塚」VR体験 黒浜貝塚ガイダンスコーナー 蓮田市に所在する黒浜貝塚は、関東地方を中心とした縄文時代前期中葉「黒浜式土器」の標式遺跡貝塚であり、平成18年に国指定史跡に指定され、平成25年に追加指定されています。黒浜貝塚に隣接し、同遺跡からの出土遺物などを展示している蓮田市文化財展示館では、黒浜貝塚の全容や縄文時代の奥東京湾の変遷などを疑似体験できるVR(バーチャルリアリティ)システム設備があり、予約制で利用することができます。多方向から撮影した画像などが組み合わされ、臨場感ある遺跡探索を楽しみことができます。詳細については、同館ホームページをご確認ください。今後、このような新たな技術を活かしたVR体験展示などが増えていくのかも知れません。 蓮田市文化財展示館ホームページ https://www.city.hasuda.saitama.jp/ky..

  • 源宗寺本堂保存修理事業 進捗状況

    市内平戸の源宗寺では、新本堂の建設が着々と進められています。 コンクリートが固まり、型枠が取り外され、基礎工事も仕上げの段階に入っていました。 また、市内久下の東竹院では、来月の上棟式に向けて、棟札を作成中です。棟札とは、建物の建築や修理の記録として、建物内部に取り付ける木の御札です。棟札には、建造の年月日やご住職名、大工の名、委員会の会員名などが記載されます。

  • 講演会「金子兜太と哲学―兜太俳句と「定住漂泊」の思想―」動画の配信

    本年3月に開催予定でした熊谷市俳句連盟主催の「金子兜太シンポジウム」は、同時期に発出されていた新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言によって中止となりましたが、講演会については無観客で収録し、約30分に編集した動画をYouTubeにて配信しています。撮影は熊谷青年会議所の協力を得て、熊谷市名勝「星溪園」積翠閣で撮影しました。 講演会では、熊谷の俳人である金子兜太氏(1919-2018)の作句思想ともいえる「定住漂泊」に着目し、西欧哲学との比較など、新たな金子兜太俳句像を探究する内容となっています。講師は江南文化財センターで文化財保護を担当する一方で、哲学研究の著作がある山下祐樹が担当しました。映像にはドイツ語での解説字幕を入れるなど編集し、哲学に関する情報の世界に向けた発信を試みています。金子兜太氏の生涯や俳句論を紹介する内容を基本に、俳句から捉える郷土文化や特色な..

  • 藤原不比等没後 1300 年記念 熊谷市指定有形文化財「安楽寺九品仏」特別公開―報告会「不比等伝説と九品仏」―

    令和3年5月22日、熊谷市西別府の安楽寺で藤原不比等没後 1300 年記念 と銘打ち、熊谷市指定有形文化財「安楽寺九品仏」の特別公開を実施しました。臨済宗円覚寺派「安楽寺」は、藤原不比等淡海(659-720)が丈六の三尊を安置して養老年間(717-724)に草創、武蔵国師藤原式部大輔任助の次男、別府左衛門行隆が六阿弥陀を増補再建し、九品仏堂としたと伝わります。安楽寺は、その九品仏堂の別当として、繁室玄茂和尚(文和2 年1353 年寂)が開山となり創建したとされます。公開に合わせて、報告会「不比等伝説と九品仏」(熊谷市立江南文化財センター 山下祐樹)を開催しました。公開には約130名の来場がありました。壮観な九品仏に皆様、驚きと感動の感想を話されていました。講演会の様子は動画で撮影し、後日、YouTubeでの公開を予定しています。

  • 源宗寺本堂保存修理事業 建築小委員会

    5月20日、市内平戸の源宗寺にて、保存修理委員会・建築小委員会の細川末廣一級建築士、内島章雄一級建築士、施工を担当する大島工務店、江南文化財センター担当職員2名で打ち合わせを行いました。 本堂の基礎状況の確認に加え、今後のスケジュールなどについて協議しました。来月22日(火)には、関係者のみで上棟式を執り行う予定です。

  • 聖火をふたたびムーブメント展示

    熊谷市役所で「聖火をふたたびムーブメント」企画展示が5月20日までの予定で行われています。1964年の東京オリンピックの際に熊谷は聖火リレーのルートとなり、大変に盛り上がりを見せたといわれています。その記憶を今回の東京五輪パラリンピックに向けて紹介する取り組みが各地で行われており、展示が企画されました。熊谷市教育委員会の野原晃教育長は、当時、熊谷高校の陸上競技部に所属し、聖火リレーの走者として参加しました。その際に掲げたトーチも展示されています。今後、展示は市内外で予定されており、同実行委員会が発信をしていくそうですので、ご参照ください。現在、コロナ禍で東京五輪パラリンピックの開催について賛否ありますが、このような事態そのものも歴史の中での記憶として語り継がれていくことと思います。 2019年7月 毎日新聞の関連記事 https://mainichi.jp/articles..

  • 源宗寺本堂保存修理事業 進捗状況

    先月末から、基礎工事に着工した市内平戸の源宗寺では、着々と工事が進められています。 コンクリートの流し込みまで進んでいました。奥の少し高くなっている部分が仏像が安置される内陣部分、手前の低い部分がお参りに来た人がお祈りをする外陣部分です。 (倉庫に搬入された旧本堂の虹梁) また昨日、施工を担当する大島工務店にご協力いただき、屋外で一時保管していた虹梁を倉庫に搬入しました。この虹梁は、旧本堂の向拝部分に使われていたものです。旧本堂の解体時に、保存のため取り外しましたが、あまりに大きく運ぶのが困難であったため、これまで、境内屋外にてブルーシートをかぶせた状態で一時保管していました。ここのところ、天気の優れない日が続いており、木材の腐食が心配されたため、大島工務店にお願いをして運んでいただきました。 先週、大島工務店に伺った際には、既に新本堂に取り付ける新たな虹梁も出来上..

  • 「上尾の摘田・畑作用具」紹介展示 上尾市図書館

    本年3月、国重要有形民俗文化財に指定された「上尾の摘田・畑作用具」に関する紹介展示が、上尾市図書館2階ロビーで行われています。「上尾の摘田・畑作用具」は、上尾市域の台地部において、稲の直播(じかま)き栽培である「摘田(つみた)」と、麦やサツマイモなどの畑作に使用された総数750点からなる農耕用具のコレクションです。昭和50年代から上尾市教育委員会が収集を進めてきたもので、稲作や畑作の一連の作業に使用された用具が網羅されています。上尾市教育委員会の解説によると、この資料群は、台地上の農業経営や畑作地域における稲作の地域的な様相を知ることができるコレクションであり、日本の稲栽培や農耕文化を理解する上で特に重要であると評価を受け、国指定重要有形民俗文化財となったとのことです。お近くを訪れた際はご参照ください。 「上尾の摘田・畑作用具」解説ページ(上尾市ホームページ) ..

  • 「熊谷ひみつ新聞」熊谷市役所ロビー企画展示

    現在、熊谷市役所本庁舎1階ロビー北側で、熊谷青年会議所の子ども向け広報誌「熊谷ひみつ新聞」の企画展示が開催されています。今まで刊行された「熊谷ひみつ新聞」の掲示と、残部があるバックナンバーの配布が行われています。5月20日までの予定で展示されています。各新聞内には江南文化財センターが協力監修した記事も多くあります。熊谷青年会議所のホームページにはPDFデータが公開されています。どうぞご参照ください。また、熊谷デジタルミュージアム内にも「熊谷ひみつ新聞」の特設ページを準備中です。引き続き情報発信を進めていきたいと思います。

  • 長島記念館とポピー

    熊谷市小八林にある熊谷市名勝「長島記念館・邸宅」の長屋門前では、ポピーが見頃を迎えています。白壁の塀と石蔵、そして新緑の木々と鮮やかなポピーのコントラストがとても美しいです。どうぞ、お楽しみください。

  • 講演会「根岸家と渋沢栄一の周辺」

    5月7日、大里コミュニティセンターにおいて根岸友山・武香研究会発足記念の講演会「根岸家と渋沢栄一の周辺」が開催されました。講師は熊谷市立江南文化財センターの山下祐樹が担当しました。熊谷市冑山の名家である根岸家と渋沢栄一や尾高惇忠などの関わりについて紹介しました。友山の妹の子である清水卯三郎は、渋沢栄一とヨーロッパ視察を行うなど、幕末期から明治時代へという近代の揺籃期には、根岸家と渋沢栄一周辺の人物たちは躍動的な活動を進めました。武香は、熊谷宿本陣の竹井澹如や竹井耕一郎とも繋がり、渋沢栄一との協働によって土木事業などのインフラ整備や、埼玉県の若き人々の育英事業である誘掖会発足をはじめ多様な地域振興に務めました。講演会が、このような歴史を再認識する契機となればと思い企画されました。講演会の様子は動画収録し、後日、YouTubeで配信される予定です。

  • 遺物整理の現場から 寺内廃寺出土「灯明皿」

    寺内廃寺の灯明皿は復元できる坏や碗でその数は500点ほどを数え、復原の難しい細片では千数百点に及ぶでしょう。これらの灯明皿に残る灯芯痕を見ると、1か所から何か所も残る場合があり使用状態が異なっていたと考えられる例があります。集落で使用されることの多い須恵器坏や須恵器碗から転用と思われる灯明皿も多数見つかるなかで、数回程度の使用しか認められない灯明皿は、特別な場所か特別な法会などに使用されたとも想定されます。 以下の写真は、油分とススの固着分部で、灯芯の位置が白抜けした状態で観察されます。

  • 遺物整理の現場から 寺内廃寺出土「灯明盤」の「文字」2

    写真の土器は寺内廃寺出土灯明盤の「刻書土器」例の二例目です。2点出土していますが、読むことができませんので、示す意味が図りかねます。「上」「ハ」または、「一」「六」の合字でしょうか。それとも記号なのでしょうか。「赫坏」の文字と同筆のように思われ、一応文字と考えますがお気づきの方はぜひご教示ください。「赫坏」と同様に坏内底面にヘラ書きされています。 寺内廃寺出土刻書土器 なお、字画で類似する例では本遺跡より2km内の宮下遺跡より「卜之」の合字と推定される墨書が5点出土しています。異なるように見えるのですが字配・表記・5画と共通する点もあり、注目しています。 宮下遺跡Ⅲ出土墨書土器 ..

  • 遺物整理の現場から 寺内廃寺出土「灯明盤」の「文字」1

    寺内廃寺から日々の燃燈や法会に使われた灯明盤に文字が残されている資料を前回(出土瓦に残る文字1「郡名瓦―その1」)までに墨で書かれた「墨書土器」として紹介しましたが、今回は「ヘラ書き」された例を取り上げます。 この文字資料は「刻書土器」と呼びます。本例刻書は土器を焼く前に書かれた文字で、文字の内容によって土器の性格付けがなされたことがわかります。このことは、共通する形、共通する特徴を持った寺内廃寺出土の土器は「灯明盤」として造られた可能性が高いと考えられることです。他の灯明盤では須恵器坏や碗、蓋も使用されていましたが、これらは転用品で本来はそれぞれの用途に使われる日用什器のうつわです。寺内廃寺の灯明皿は専用品は「灯明盤」、転用品は「灯明皿」と区別できると考えています。 ..

  • 遺物整理の現場から 土器に残る刻み目

    古代の土器は完全な形で出土することは稀です。もともと衝撃に弱い土器は壊れやすく、日常使いの消耗品でしたから、発掘される土器は時代を遡るほど風化し、僅かの破片しか残らなくなります。完全な形を残す土器は大変貴重で稀な例ともいえます。 そんな土器の小破片でも時代を特定できる資料となることから、整理を進めるうえで土器の観察を詳細に行っています。写真は寺内廃寺の東院集落に重なる縄文時代中期の集落跡から出土した貯蔵用の深鉢形の土器片です。粘土紐を巻き上げる方法で造られた鉢の胴部の一片です。粘土を重ねて接着した部分が平坦な凹凸となっていることが多い中で、写真の破片には刻み目が施されています。これは模様ではなく、粘土同士の接着をより強固にするためになされた工夫で、現在でも見る陶芸の基本技法です。偶然この接合部分で剥離したらしく縄文人の土器の作り方法を知ることができました。 ..

  • 遺物整理の現場から 土器に残る焦げ跡

    寺内廃寺の寺域内からは多量の縄文時代遺物が出土しています。古代寺院の立地が元々縄文時代の遺跡の上になされたと考えられることがあり、中期の住居跡が東院集落内などから発見されています。また、基壇土や整地土などからも土器や石器の出土もあります。 寺内廃寺の北側には西原遺跡という中期後半の大きな集落遺跡が発掘されています。寺内廃寺の寺域内に広がる縄文時代遺跡は西原遺跡の広がりの中に納まるものでしょう。写真は、煮焦げの付着した土器片です。このお焦げは有機物の炭化したもので食物由来のものと考えられ、ドングリやシイの実などのでんぷん質が焼き付いたと想定され、本例も当時の煮炊きに使われ煮汁や油分が固着したと考えられます。 縄文時代中期加曾利EⅢ式土器の内面について ↑炭化物の拡大 ..

  • 「長慶寺本堂・薬師堂」「別府城跡」などの文化財解説板

    令和2年度末に製作した「長慶寺本堂・薬師堂」「別府城跡」などの文化財解説板について、設置箇所の現地確認と、コンクリート補強などの作業を行いました。作業にはワーキングホリデーにより来日し、観光説明板の製作や文化財啓発などの研修を行っているフランス人フォトグラファーのオスカー・ラヴィさんが参加しました。長慶寺は熊谷市西城に所在し、昨年、長慶寺本堂・薬師堂と長慶寺薬師堂厨子が熊谷市の有形文化財に指定されました。別府城跡は東別府に所在し、東別府神社の境内地になっています。お立ち寄りの際はご参照ください。 熊谷市指定有形文化財「長慶寺本堂・薬師堂」、同「長慶寺薬師堂厨子」について記した文化財解説板 県指定文化財史跡「別府城跡」文化財解説版

  • 源宗寺本堂保存修理事業 進捗状況

    建築確認申請のため、しばらくの間、工事を中断していた源宗寺本堂の建築ですが、先週認可が下り、本日から基礎工事が始まりました。 工期は、今年いっぱいを予定しています。今から、本堂の完成が楽しみです。 6月には、新型コロナウイルス感染拡大防止に配慮して、関係者のみで上棟式を行う予定です。

  • 江南の藤

    熊谷市板井で一般公開されている「江南の藤」が見頃を迎えています。 この藤は、推定樹齢140年の「ノダナガフジ」と言われる品種で、約1.5メートルまで垂れ下がる長い花房が特徴です。1本の木から広がる藤棚の面積は525㎡で県内最大規模です。 今年は例年に比べて、開花が早いようです。淡紫色の美しい花房が棚一面に垂れ下がり、周囲には甘い香りが漂っていました。 園内には藤のほかにも牡丹が見頃を迎え、白や黄色、ピンクなどさまざまな色の牡丹を楽しむことができます。 場 所:熊谷市板井1625番地8 入場料:大人300円、中学生以下無料

  • 「青天を衝け」と熊谷宿小松屋旅館

    安政6年(1859)刊行の「根本山参詣飛渡里」に描かれた小松屋旅館 矢野玄民『熊谷旧繁昌詞』(日下部朝一郎『熊谷人物事典』から) NHK 大河ドラマ「青天を衝け」第11回 「横濱焼き討ち計画」の冒頭、江戸に向かおうとしていた尾高長七郎に追いつき、老中・安藤を襲った河野が命を落とし、これに連座したものを幕府が探していると伝えるシーンがありました。その舞台となった旅籠が長七郎の定宿となっていた熊谷宿の小松屋旅館でした。 この小松屋旅館は熊谷宿の上宿と呼ばれる現在の熊谷市本町1丁目に所在した旅籠で、安政6年(1859)刊行の「根本山参詣飛渡里」や、後の明治26年に書かれた矢野玄民『熊谷旧繁昌詞』にも記されています。深谷の血洗島から熊谷宿まで約15キロの距離がありますが、ドラマでは渋沢栄一が長七郎に追いつくために駆け抜けた様子が描かれていました。熊谷宿と渋沢栄一のつながり..

  • 初夏の熊谷市名勝「長島記念館・邸宅」

    熊谷市名勝「長島記念館・邸宅」では新緑の季節を迎え、屋敷森と建造物のコントラストが美しく目に映えます。主屋では五月人形が展示され、初夏の彩りを演出しています。長島記念館では、多くの美術品絵画とともに渋沢栄一の書が展示されていますが、今回、特別企画として長島記念財団の常務理事である田沼家で所有している渋沢栄一書簡が特別展示されています。どうぞご参照ください。渋沢栄一の書を含め、渋沢と長島家に関連した情報について、今後改めてご報告する予定です。 長島記念館 ご利用案内 ■開館時間午前10時〜午後4時 ■休館日毎週月・木曜日(祝日を除く) 祝日の翌日(土・日を除く) 夏期・年末年始 ■入館料一般 300円小・中学生 100円 ■駐車場50台収容 ■アクセス・JR高崎線熊谷駅南口からゆうゆうバス「ひまわり号」長島記念館行き40分 「長島記念館前」下..

  • 麦の青さを知る人よ

    熊谷市は小麦の産地として有名ですが、麦が成長し、市内各地で麦の生命力あふれる緑の畑が広がっています。青い空と青々とした大地。熊谷の初夏を印象付ける風景です。(画像は熊谷市上奈良地内)

  • 国登録有形文化財「坂田医院旧診療所」一般公開

    国登録有形文化財「坂田医院旧診療所」一般公開 国登録有形文化財「坂田医院旧診療所」の内部を一般公開します。 近代建物として評価の高いモダンな建築意匠をぜひご覧ください。 室内には絵画作品を展示し、ギャラリーとしてもお楽しみいただけます。 会場:坂田医院旧診療所(熊谷市妻沼1420番地) 日時:2021年5月3日・4日・5日 (各日9時〜17時)入場無料 交通:熊谷駅より妻沼聖天前・太田駅行き方面の朝日バスを利用し、 「妻沼下町」バス停下車すぐ。自動車の場合は「めぬま観光駐車場」をご利用ください。 問合せ:熊谷市妻沼行政センター地域振興係 (電話048-588-1328)

  • 源宗寺本堂保存修理事業進捗状況

    令和3年4月17日(土)、物置と工程の確認のため、源宗寺本堂の施工を担当する大島工務店に伺うと、獅子の木鼻彫刻がすでに出来上がっていました。木材は欅を使用し、力強い彫あがりです。 こちらは、向拝部分の正面向かって右側の柱上部に設置予定です。 ようやく今月末から、基礎工事に取り掛かります。本堂の出来上がりが今から楽しみです。

  • 講演会「妻沼聖天山と渋沢栄一」

    2021年4月18日、妻沼聖天山の春季例大祭に合わせて講演会「妻沼聖天山と渋沢栄一」が開催されました。妻沼聖天山歓喜院 の鈴木英全院主による辻説法に引き続き、講演会「妻沼聖天山と渋沢栄一―妻沼地域と渋沢家の関わり―」(熊谷市立江南文化財センター 山下祐樹)を妻沼聖天山石舞台で開催しました。渋沢栄一が妻沼聖天山を訪れ、昼食をとったことや、父と密会したことなどを記した記録について紹介し、血洗島と妻沼での藍玉製造や養蚕を通じた地域的なつながりについて解説しました。新型コロナウイルス対策の上、約200人が参加しました。NHK大河ドラマ「青天を衝け」で話題を集めている渋沢栄一とその周辺について興味関心を共有しました。

  • 高橋香韻「古代の匂いがする風景」

    現在、開催中の熊谷市美術家協会会員作品展。 ふと目に留まる書の作品。 高橋香韻「古代の匂いがする風景」。 芸術とは想像の旅へといざなってくれる術なのかも知れません。

  • 第19回源宗寺本堂保存修理員会

    4月15日(木)、市内平戸の老人憩いの家平戸荘にて第19回源宗寺本堂保存修理員会が開催されました。委員会メンバーが集まるのは、令和3年2月2日の地鎮式以来、約2か月ぶりとなります。 会議では、建築確認申請の進捗状況の報告や仏像修復に関する協議、棟札の作成などについて話し合いました。 当初は、像の内部補強など必要最低限の修理を見込んでいた仏像修復ですが、昨年12月の大移動やその後の調査の結果、予想以上に像の重量が重く、現状のままでの搬入が非常に困難であることが判明し、前回会議で修復時に像を2分割し、像の全面的な修理を行う方針となりました。 これまで、本堂建て替えのために寄付などを募って資金調達をしてきましたが、ここにさらに仏像修復のための費用がかさむこととなり、費用の工面が非常に大きな課題です。 また、建築確認申請のためしばらくの間、工事を中断していた本堂の建て替えです..

  • 「第13回地域伝統芸能今昔物語」映像記録会:熊谷市指定無形民俗文化財「上川原神道香取流棒術保存会」

    令和2年11月23日に熊谷市妻沼中央公民館大ホールで開催された「第13回地域伝統芸能今昔物語」映像記録会の様子がYouTubeで公開されています。第2回目となる今回は熊谷市指定無形民俗文化財「上川原神道香取流棒術保存会」の披露をご堪能ください。江戸時代初期から熊谷市小島地区で継承されている棒術(剣術)で、その迫力ある組み手が特徴です。

  • 第45回記念「熊谷市美術家協会 会員展」

    第45回記念「熊谷市美術家協会 会員展」が熊谷市の八木橋百貨店で開催されています。 熊谷市美術家協会会員による絵画・書・写真・彫刻・工芸の各分野の作品が展示されています。 また、今回は第45回記念展として、現在の会員に合わせて歴代の会長など往年の名作も展示されています。ご観覧ください。 開催概要 第45回記念「熊谷市美術家協会 会員展」 2021年4月14日(水)〜4月19日(月) 八木橋8階 カトレアホール 入場無料 10:00〜18:00(最終日は16時まで)

  • 企画展「~画道80年の軌跡~追悼・大野百樹展」

    企画展「~画道80年の軌跡~追悼・大野百樹展」開催中 熊谷を代表し、かつ日本を代表する日本画家の一人、大野百樹氏の展覧会が熊谷市立熊谷図書館3階美術展示室で開催されています。 開催概要(熊谷市ホームページより、展示風景も) 会期:令和3年4月1日(木曜日)から5月16日(日曜日)まで 休館日:毎週月曜日(祝日を除く)、4月2日(金曜日)、4月30日(金曜日)、5月6日(木曜日)、5月7日(金曜日) 時間:9時から17時まで 場所:熊谷市立熊谷図書館 3階 美術展示室 入場無料 合わせて記念講演会も開催します。 テーマ:「大野百樹 その人と作品」 講師:久保孝久氏(日本美術院特待) 日時:4月27日(火曜日)13時30分から15時まで 場所:熊谷市立熊谷図書館 4階 第一講座室 定員:40人(申込先着順) 参加費:無料 問合せ 熊谷..

  • 花笠香合、そして香道直心流と鳩居堂

    桜を惜しむ候を迎えました。 茶室にも吉野山の和歌懐紙を掛けて花笠香合を飾り、花供養をしています。 京都府北区今宮神社摂社疫神社の祭礼に、4月の第二日曜日に行われるやすらい祭があります。鞨鼓を持つ少年と鬼とが花傘を守り、町から町へ踊り歩く奇祭で、床の間に飾っている香合は、その傘を模したものです。 桜の花が散り初める陰暦三月の頃疫病が流行したので、花の霊を鎮め無病息災を祈願したのが起こりと言われています。毎春、私たちに美しい姿を見せて散りゆく花に感謝と訣別の意を託し、初夏を新しい気持ちで迎えたいと思います。 香合(こうごう)に因みまして、今日は、私が習学させて頂いている香道直心流と鳩居堂のことを少しお話させていただきます。 鳩居堂初代熊谷直心(じきしん)は、熊谷直実から数えて二十代目になります。京都で医学や薬学を学び、寛文3年(1663)に本能寺の..

  • いまドキッ!埼玉(バックナンバー) 荻野吟子特集

    2年前の埼玉県広報番組で熊谷市俵瀬出身の公認初の女性医師・荻野吟子の生涯が特集され、当時制作されていた映画とともに紹介されています。 この番組はYouTubeで公開されており、荻野吟子記念館で収録された内容をメインに、江南文化財センター担当者による解説もあります。当時は荻野吟子の映画化が進められていた時期でした。どうぞご覧ください。

  • 根岸友山・武香顕彰会の活動を後世に

    根岸友山・武香顕彰会メンバーと、根岸友憲さん(右から2人目) 2004年に発足した根岸友山・武香顕彰会は、旧大里町冑山地域の名家である根岸家の歴史を顕彰し、江戸時代から明治時代にかけて活躍した草莽の臣である根岸友山と、その息子で『新編武蔵風土紀稿』の編纂に関わるなど好古家として活躍し、中央地方の政治にも深く関わった根岸武香の啓発を進めてきましたが、この度、コロナ禍による活動縮小などが影響し、2021年3月をもって解散しました。現在の根岸家当主である友憲さんや、同会の飯島会長を中心に、同会の活動を後世に伝えようと木製の解説板面が設置されました。同会は解散しましたが、今後は同会有志や冑山地域文化遺産保存会などのメンバーとともに研究会として再始動し、市指定有形文化財「根岸家長屋門」内にある「根岸友山・武香ミュージアム」の解説や、学習会などを開催する予定です。

  • 講演会「妻沼聖天山と渋沢栄一」(妻沼聖天山春季例大祭付事業・2021年NHK大河ドラマ「青天を衝け」放映記念)

    2021年(令和3年)、NHK大河ドラマ「青天を衝け」の放映をはじめ、日本近代資本主義の父、渋沢栄一に関連した様々な情報発信が行われるなか、渋沢栄一や尾高惇忠、渋沢家の人々の存在が脚光を浴びています。渋沢栄一は、自身の回顧録や、後に編集された『渋沢栄一日記』などに、妻沼を来訪した記憶や、妻沼聖天山に対する想いなどを記しています。また、妻沼聖天山には渋沢家から奉納された石造物が残されるなど、深い繋がりが感じられます。妻沼聖天山及び妻沼地域の人々と、渋沢栄一たち渋沢家との関わりについて紹介する講演会を開催します。ご参加をお待ちしております。 日程 2021年4月18日(日)16時〜17時 受講無料・当日受付(野外開催・雨天中止) 会場 妻沼聖天山石舞台(埼玉県熊谷市妻沼1511) プログラム あいさつ 妻沼聖天山歓喜院 院主 鈴木英全 講演会「妻沼聖天山と渋沢栄..

  • 集福寺の桜

    市内下奈良の集福寺境内にも桜が咲いています。 集福寺境内は寺院建築の配置形式となる「伽藍」の構成が備わっており、江戸時代中期以降の建造物である本堂や仏殿、鐘楼等も現存しています。 本堂のすぐ脇には「奈良小学校発祥之地碑」が建てられています。奈良小学校は、明治6年(1873)に集福寺の建物を借りて「奈良小学校」として開校しました。その後「奈良尋常小学校」「奈良尋常高等小学校」「奈良国民学校」の校名を経て、昭和22年(1947)新学制により「奈良村立奈良小学校」と改称。昭和29年(1954)、奈良村は近隣の村と共に熊谷市に編入され「熊谷市立奈良小学校」と改称され今に至ります。 また、境内には石坂養平の古稀祝記念に建立された「石坂養平寿碑」があります。石坂養平は奈良村出身で、明治・大正・昭和を通じ文芸評論家、政治家として活躍しました。奈良小学校の校歌は、石坂..

  • 根岸家長屋門の桜

    市内各地で満開を迎えた桜が、散り始めています。 写真は、昨日撮影した根木家長屋門の桜です。 根岸家長屋門は、江戸時代後期に建築されたものと伝えられ、剣術道場や当時の番頭たちの帳場として使われていました。平成22年度に屋根瓦の葺き替えを中心とした保存修理工事を実施し、建築当初の面影を取り戻しました。 現在、長屋門の一部を「友山・武香ミュージアム」として整備し、根岸家の歴史を紹介するパネルや、荒川の洪水に備えて保管されていた木製舟などを展示しています。 お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

  • いまドキッ!埼玉(2018年6月23日)で星溪園の紹介

    3年前の埼玉県広報番組で熊谷市名勝「星溪園」などが紹介されています。 YouTubeで公開されており、お茶会体験などを通じて、星溪園の魅力をお伝えしています。また、稀少魚ムサシトミヨなど水を生かした街の雰囲気を感じることができます。コロナ禍の前の状況ではありますが、懐かしみをもって視聴された方から、再び星溪園を利用してみたいとのご連絡がありました。現在、星溪園では新型コロナウイルス対策を取りながら利用を再開しています。ご来場をお待ちしております。芽吹き始めた自然の中でのご散策をお楽しみください。

  • 桜満開 新年度の江南文化財センターも宜しくお願い致します。

    4月1日、新たな年度が始まりました。 本年度も江南文化財センターを宜しくお願い致します。 センター北側のソメイヨシノは満開を迎えています。菜の花とのコントラストも美しいです。

  • 江南文化財センター「踊る埴輪」複製品の測量調査

    熊谷市の野原古墳群から出土した「踊る埴輪」。江南文化財センターで所有、展示している、その複製品の形状データの測量が県内の彫塑制作会社によって行われました。現物は東京国立博物館が所有し、博物館のマスコットキャラクターなどにも活用され人気を集めています。東京国立博物館の現物から得た3Dデータはあるものの、制作者による技量に委ねた復元や、土台を強固にするなど若干のアレンジを加える場合のデータとしては、厚みや質感などを見ながらの測量データが必要であることから、今回の資料提供となりました。東京国立博物館の踊る埴輪は常設展示されており、その使用許可等の規定からも、測量調査の機会が極めて限られています。一方、国内において唯一の型取りの方法で復元された江南文化財センターの「踊る埴輪」がその代用として利用することができ、また県外の博物館施設で「踊る埴輪」複製品として出張展示されることもあります。素..

  • 星川彫刻プロムナードをクリーンに

    3月27日、熊谷市の市街地を流れる星川と彫刻群の清掃活動が行われました。1970年代から80年代にかけて官民連携の星川彫刻プロムナード構想が具体化し、日本を代表する彫刻家による様々な作品が設置されています。当日は、熊谷市の産業振興部や星川通りの商店街組合などが主体となり、熊谷青年会議所や星川周辺の企業も加わり、川の中での清掃を行うチームと、彫刻周辺を清掃するチーム、既設された木製の川床の補修を行うチームに分かれて作業を進めました。昨年12月には星川彫刻プロムナード研究会(藤間憲一会長)が発足し、清掃しながら移動し、各彫刻の前では同研究会員による解説が行われました。作業には約30名が参加し、彫刻と向き合いながら星川の魅力を体感できるイベントとなりました。

  • 高根神社のソメイヨシノ

    日に日に暖かくなり、各地から桜の便りが聞こえてきます。市内小江川にある高根神社でも、ソメイヨシノが7分咲きになり、もう少しで満開を迎えそうです。 小江川地区では、地元の方を中心に市民協働事業の一環として、平成22年から1年に100本ずつ桜を植えていく「小江川1000本桜事業」が始まり、平成31年3月に目標である1000本を達成しました。全長12kmにわたるウオーキングロードの整備も進み、桜並木を眺めながらハイキングを楽しむことができます。 熊谷といえば荒川堤の桜が有名ですが、少し足を伸ばして里山の中の桜を楽しんでみてはいかがでしょうか。

  • 妻沼聖天山の桜

    妻沼聖天山の桜 国重要文化財「貴惣門」と枝垂れ桜 熊谷市妻沼の妻沼聖天山はまもなくソメイヨシノや枝垂れ桜などが見頃を迎えようとしています。 妻沼散策をお楽しみください。

  • 01 東別府祭ばやし保存会【第13回地域伝統芸能今昔物語 熊谷市妻沼中央公民館大ホール 2020.11.23撮影】

    令和2年度の第13回地域伝統芸能今昔物語は、新型コロナウイルスの影響を受け、無観客の映像記録会として例年と同じく11月23日に熊谷市妻沼中央公民館大ホールで開催しました。 収録した動画はYouTubeで公開しています。今回からこのブログを通じてそれぞれの出演団体の映像をアップします。まず1回目は東別府祭ばやしの動画をご紹介します。解説も動画内に加えましたので、どうぞご覧ください。

  • 埼玉県立歴史と民俗の博物館 NHK大河ドラマ特別展「青天を衝け~渋沢栄一のまなざし~」

    埼玉県立歴史と民俗の博物館では、NHK大河ドラマ特別展「青天を衝け~渋沢栄一のまなざし~」をNHKさいたま放送局と共催で開催しています。初公開資料など約200点の資料を展示し、渋沢栄一の生涯を紹介します。 開催概要 会期 会期:令和3年3月23日(火)~5月16日(日) 開館時間:9時00分~16時30分(観覧受付は16時00分まで) 休館日:月曜日(ただし、3月29日、5月3日は開館) 会場 埼玉県立歴史と民俗の博物館 特別展示室 観覧料 一般:600円 高校生・学生:300円 20名以上の団体は、一般:400円 高校生・学生:200円 ※中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方(付添1名を含む)は無料 ※「ぐるっとパス」で観覧できます。 ※会場内の過密防止のため、混雑時は入場制限や当日入場分の入場整理券の配布を行う場..

  • 幸安寺の熊谷桜

    市内三ヶ尻の幸安寺でも熊谷桜が見ごろを迎えています。 幸安寺は、ご住職や檀信徒の皆さんの協力により様々な花が植えられ、花の寺として知られています。梅、桜、ミツマタ、ツツジ、サツキ、アジサイなど、四季折々の花を楽しむことができ、毎年4月29日には「花まつり」が開催されます。 山門前のしだれ桜も咲き始め、もう少しで満開を迎えそうです。 鐘楼脇の石楠花(シャクナゲ)も可愛らしい色鮮やかなピンク色の花を咲かせていました。 また、幸安寺は三尻小学校発祥の地としても知られています。「三尻小学校発祥之地碑」は、明治6年に幸安寺境内に設立されたことを記念して、三尻小学校開校百年事業実行委員会により昭和48年に建てられました。三尻小学校は、明治6年に開校後、明治19年に三ヶ尻尋常小学校と改称、明治37年に延命寺に移転、明治42年に現在の三ヶ尻2862-1に移転しています。 ..

  • 星溪園の室内利用の再開について

    新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため星溪園の室内利用を休​止しておりましたが、令和3年3月23日以降、熊谷市・深谷市・寄居町の在住の利​用者のみ、ソーシャルディスタンスの確保、少人数利用等の感染予防対策の徹底を条件として、星溪​園内の各棟の室内利用に係る予約を再開します。御理解と御協力を​お願い申し上げます。利用に関しての詳細は江南文化財センターまでお問合せください。 江南文化財センター(電話048-536-5062) 担当:山下 新型コロナウイルス感染症拡大防止対策に伴う利用休止施設の 利用開始に係る基本的方針について 社会教育課文化財保護係 1 対象施設 ⑴ 名称 星溪園(庭園は、市指定記念物・名勝) ⑵ 建物概要(平面図については別添の図面参照) ア 星溪寮(部屋8帖+12.5帖、茶室2帖、立礼席8帖相当) イ ..

  • 講座「英語で郷土の歴史・文化を伝えてみよう!」

    3月17日、熊谷市国際交流協会主催の英語で文化財をガイドする講座「英語で郷土の歴史・文化を伝えてみよう!」が、妻沼聖天山の国宝「歓喜院聖天堂」で行われました。担当講師が英語で、建造物の部位や彫刻などについて紹介し、受講者はその英語の説明方法などについて真剣に学んでいました。現在、国宝「歓喜院聖天堂」では、新型コロナウイルスの対策により土日のみの拝観が可能ですが、今回は本市の行政研修として妻沼聖天山のご厚意により特別に学ぶ機会を提供していただきました。

  • 熊谷市名勝「星溪園」投句選考結果について

    熊谷市名勝「星溪園」玉の池 熊谷市名勝「星溪園」の投句箱を開封し、熊谷市俳句連盟による選考の結果、入賞作2作が決まりましたので発表します。 第一席 鯉の棲む地へ翳して冬紅葉 永岡好友 様(さいたま市) 第二席 千両や一夜の雨を滴らせ 野原 清 様(長瀞町) 例年、春季と秋季分として投句箱を開封し、熊谷俳句連盟による選考で入賞作が決定します。投句箱は星溪園正門内側に設置しております。箱には用紙も準備しておりますが、投稿は任意用紙でも可能です。入賞者には俳句連盟からの通知のほか、本市の文化財や歴史などを紹介する資料を記念にお送りします。年間を通じて投稿できますので、奮ってご参加ください。

  • 熊谷市各地の熊谷桜が満開を迎えています。

    石上寺の熊谷桜 熊谷市内では、源平合戦で活躍した熊谷出身の武士の熊谷次郎直実の名を取った「熊谷桜」が見頃を迎えています。熊谷桜(クマガヤザクラ)は八重咲きの小ぶりな花を付ける早咲きの品種で、熊谷次郎直実が源平合戦で先陣争いをした故事に由来して名付けられたものです。江戸時代から市内各地にはあったようですが数が少なくなり、市民グループ「桜ファンクラブ」などの尽力で植樹が進められています。熊谷市鎌倉町の石上寺では、熊谷空襲で焼失したという経過もあり、平成8年頃から植樹を続け、現在は約60本を数えます。今年は例年より開花が早く、現在、満開を迎えています。他に熊谷市中央公園などにも植樹され、ソメイヨシノの前の早春を彩る麗らかな雰囲気を醸し出しています。どうぞ、市内の熊谷桜鑑賞をお楽しみください。

  • 国立科学博物館 企画展示「東日本大震災から10年ーあの日からの地震研究」

    国立科学博物館(東京・上野公園)において、企画展示「東日本大震災から10年ーあの日からの地震研究」が開催されています。(~4月11日) 概要 今年は、日本に甚大な被害をもたらした「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」(東日本大震災)から10年という節目を迎えます。本展では、災害を風化させないため、当時の被害の状況を 振り返るとともに、この10年間で地震調査研究が明らかにしたことや、社会に与えた影響などを紹 介します。また、国立科学博物館が行ってきた標本レスキュー活動や震災復興事業をはじめ、各地 の復興の様子や被害の伝承についても紹介します。 (同ホームページより) 日本館1階中央ホール、地球館1階オープンスペース 開館時間:午前9時~午後5時 休館日:毎週月曜日 ※ただし3月29日(月)は開館 入館料:常設展示入館料 一般・大学生630円(団体51..

  • パネル展『たい歴が紹介する 私たちのまち谷中の魅力いまむかし』開催のお知らせ

    東京都台東区での文化財や地域遺産の歴史調査、公開活用などを実践している、NPO法人たいとう歴史都市研究会(以下、たい歴)では、今年度、芸術文化振興基金の助成を得て、谷中の町並みに関する基礎調査を実施し、「歴史的町並み」、「木造住宅」、「寺院」の3つのテーマごとに、これまでに積み重ねてきた調査の成果を発表します。 ◆日時 2021年3月27日(土)、28日(日)10:00~17:00 ◆会場 国登録有形文化財建造物 市田邸(東京都台東区上野桜木1-6-2) ◆主催 NPO法人たいとう歴史都市研究会 ◆その他 ・入場無料 ・お道具転生バザーも同時開催予定 ・体調がすぐれない方、発熱や咳などの症状のある方は来場の自粛をお願いします。 ・感染症対策としてマスク着用・手指消毒にご協力ください。 詳細は同研究会ホームページをご確認ください。 http://taire..

  • 緊急事態宣言延長に伴う星溪園の室内利用休止とお茶会の中止について

    新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言を受け、熊谷市名勝「星溪園」における令和3年3月21日(日曜日)までの星溪寮・松風庵・積翠閣の室内利用およびそれに係る予約を休止しています。3月22日(月曜日)は通常休園となります。休止期間中も庭園見学は可能です。皆様のご理解、ご協力をお願い申し上げます。なお、感染の状況により期間等が変更される場合がありますので、ご了承願います。 また、新型コロナウイルス感染拡大に鑑み、4月から6月までの星溪園楽しいお茶会と7月21日に開催予定でした、うちわ祭茶会を中止します。皆様のご了承とご理解を賜りますようお願い致します。

  • 卒業記念・特別授業「郷土の野外博物館『万平公園』から始まる旅」

    3月11日、熊谷市立桜木小学校にて桜木小学校区連絡会・万平公園史跡研究会主催による卒業記念・特別授業「郷土の野外博物館『万平公園』から始まる旅」が同校の体育館で行われました。学校区内に所在する万平公園は旧熊谷堤や市指定文化財「竹井澹如翁碑」、蚕霊塔などがあり、熊谷の歴史を知る上でも貴重な遺産が数多くあります。地元住民を中心に結成された万平公園史跡研究会では石碑に説明版を設置するほか、学習会を開催するなど、同公園や史跡の普及啓発を進めています。 今回の授業では、小学6年生がグループワークとして万平公園について調査や学習を進めた成果を発表しました。その後、グループで未来の熊谷を想像し、例えば市長になったらどのような政策を進めるかというテーマでグループセッションを行い、各グループの発表が行われました。万平公園という地域の文化遺産について調べたことが、将来の熊谷で生かされる大きな..

  • 妻沼聖天山奉納絵馬記念講演会「妻沼聖天山の絵馬・奉納額と信仰の歴史について」

    妻沼中央公民館大会議室で開催された妻沼地域文化財調査研究会主催の講演会「妻沼聖天山の絵馬・奉納額と信仰の歴史について」を様子を動画撮影し、YouTubeサイトにて公開していますので、ご参照ください。2019年の妻沼聖天山秘仏御本尊御開扉と合わせて開催された「妻沼聖天山の絵馬展」を回顧しながらの講演会となりました。

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、踊る埴輪さんをフォローしませんか?

ハンドル名
踊る埴輪さん
ブログタイトル
熊谷市文化財日記
フォロー
熊谷市文化財日記

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用