卯波立つ陸へと傾ぐ松林 午後になって、天気になりました。 岬みな断崖なりぬ卯月波一湾を満たす卯波の一日かな汚れたるままの玻璃戸や卯月波押し寄せて島置き去りの…
俳句を毎日詠みたいと思ってます。山は奥多摩のほうを登ってます。お星様のお話は、いつか再開します。
山登りと俳句とお星様と備前焼と「蒼空」というお酒が大好きな日々を過ごしてます。 一番は、山登りかな、軟弱ハイキング程度ですが、これが止められません。 俳句は、日々のため息と吾が記憶にある風景と自然が放つ声です。 備前焼は土のぬくもりと作家脇本博之に心酔してます。 酒は、京都伏見桃山藤岡酒造の「蒼空」です。機会あれば、お尋ねください。
ブルドック二匹ゆく丘天高し 昭和記念公園へ自転車で行きましたが、今日は、人が少なかったです。 二人用赤き自転車小鳥くる良く通る烏の声や秋澄めり秋光や木肌に艶…
本堂へ魂のごとくに秋の雲 殿が谷戸庭園のレンゲショウマが五輪ほど咲いてました。 樹々と草結びてゆける秋の風奉納の幟旗立て秋の雲ベーカリーショップで畳む秋日傘…
秋暑し臍に鋼のひかりかな 今日は、午前中、歯医者でした。その後、国立の田圃を通りましたら、稲穂が垂れてました。 鉄柵を柔らかくして秋桜土地にみな境界ありぬ秋…
自転車に備へ付けある秋日傘 湿度が高くて蒸すという感じの日でした。 飛び跳ねて毱を咥へて秋の園空き空間知る秋草の小径かな角のなき木株残してつくつくし表情のや…
大ひなる樹下が引き寄せ秋の風 夕方降りそうな感じでしたが、天気が持ちました。 秋草の翻る葉の白さかな蜻蛉の影を目で追ふアスファルトひと叢を覆へる屁糞葛かなコ…
散り敷くや吾に踏めよと葛の花 久しぶりで、小下沢から景信山へ登ってきました。 渓流の音を伝ふる水引草日当たらぬ渓流涼新たなる渓流の尽きぬ調べや涼新た小暗闇盗…
小下沢から影信山間が空くと行きたくなるのが、 景信山への小下沢ルートで、今どんな草の花が賑わっているのだろうかと思うと気が気でならなくなる。 高尾駅八時十二…
推敲の句を前にして青蜜柑 午前中に雨が降って、出かけないでいたら、そのままで、これから少し歩こうかというところです。 青蜜柑むかしの恋の苦きこと青蜜柑妻との…
ふるさとの香り一個の梨放つ 午前中雨だったので、今日は、まったく散歩しておりません。 梨剥くや里の山河のひと雫梨をむく伏流水の豊かな地酔ひし身に机上にありぬ…
白百合の樹下てふ森の腕かな 昭和記念公園を午前中に散歩しておりましたら、雨に降られました。 白百合の開花のまづはおちよぼ口白百合の雄蕊の尽きて真白なる白百合…
新涼のひかりも風も森の中 雲が多いですが、相変わらず、暑い日でした。 森といふ一樹一樹やつくつくし口開けて歩む烏や秋暑し譲りつつ秋日を奪ふ森の枝大ひなる空を…
ひと時の勢ひなれど猫じやらし 城山へ散歩しましたが、キツネノカミソリが満開でした。 黒服で案内の人秋暑し新涼の真白き無地の暖簾かな底紅や女子大生の笑ひ声実柘…
北へ行く鉄路に沿へる秋の蝶 昭和記念公園の鷺草を訪ねてきました。写真は、ひまわり畑です。 花園の少女らの脚白かりぬ竹籠に鷺草の空広げをり鷺草の簾の上に置ける…
浄土への導の蓮華升麻かな 御岳山のレンゲショウマを見て、麻生山からつるつる温泉へ行ってきました。 奥多摩の山々ひろげ秋桜土産屋をうろうろするや鬼やんま秋の雲…
御岳山のレンゲショウマが満開の時期を迎えそうなので 、御嶽駅八時三十四分のバスを目指して、立川は七時過ぎの電車で行く。快晴とは行かず、 晴天ではあるが、 雲…
デッキへと飛べる風船葛かな チャリンコで、国分寺まで往復しました。帰りに小柳農園直売所に寄りました。 鉄柵に扇となれる秋桜幼子のやうにやんちやな猫じゃらし水…
強風を残し台風去りにけり 今朝は、強風を残して台風が去ったという感じでしたね。 台風去り常の日のごと秋の蝉手をつなぐ兄と妹猫じやらし朝顔や二階は格子窓なりぬ…
飯盒に父の想ひ出敗戦忌 こちらは台風が去ったような天気ですが、西の方は大変のようです。どうか、お大事にお願い申し上げます。 飛行場跡地に石碑敗戦忌語り部を目…
病院に隣る公園白木槿 今日は、午前中自転車で出かけましたら、案の定雨に降られました。 秋暑し見張る交通監視員樹下に居て新涼の風賜ひけり猫じやらし小径の風に吹か…
踏切の音が煽れる秋暑し 外出をしたくなくなるぐらい暑いですね。 秋の蝶素早く動く目的地秋の雲分けて空へとモノレール秋の雲浮かせてビルの谷間かな白雲はぽかりぽ…
吾が肌に秋蝉の声沁み通る 秋になって、鳥の群を見かけるようになった気がするのですが、気のせいでしょうか。 初秋の群を追ひゆく鳥の群駅前に秋草ひろげをる空地猫…
秋空に引き上げられてヘリコプター 昭和記念公園のみんなの原っぱを少し歩いてきましたが、この暑さで、人が少ないです。 秋天に生まるる雲の孕む影林間の合間合間に…
台風の余波てふ雲の走りくる 秋霖が、何度かやってきました。傘差しても濡れました。 秋蝉の声に重みのあるやうな電気屋の前にだらりと秋簾秋日傘ひとつに親子連れの…
なにもかも映す池塘や今朝の秋 午前中少し降りそうな気配がありましたが、降らなかったです。 立秋の分かれて出会ふ渓の水立秋の雨雲南より来る今朝の秋暗雲垂れしま…
秋天に吊荷のロープ張り詰めり 明日が立秋ですが、一日先取りしてみました。 鮮明な意思表示とも酔芙蓉青空の奥に飛行機秋つばめ白木槿金髪少女走りゆく秋蝉のあるひ…
リフトより降りてすぐさまお花畑 金曜日に訪ねた、横手山と芳ヶ平湿原の句です。 白雲を湧かす夏峰のあるばかり山巓を制してをりぬ鬼やんま連山を望めと秋の麒麟草泥…
横手山から芳ヶ平湿原往復(写真は、芳ヶ平湿原から望む草津白根山)
宿泊した渋温泉の角屋 だが、古い旅館をリニューアルして素泊まり専用の無人化したもので、 鍵の受け取りも パソコンで、宿代は事前に支払ってあるので問題ないが…
真つ直ぐに雲の峰へとリフトゆく 木曜日は、志賀高原の志賀山と奥志賀山から四十八池を巡ってきました。 渋池の波に乗り来る赤とんぼ山道や原生林といふ緑蔭熊笹の高…
志賀山・奥志賀山と四十八池志賀高原の山に行ったことがなかったので、 山歩きも若干は出来るところを探して行ってみることにした。長野へは、 大宮発七時四十五分の…
そよ風を衣としてゐる鳳仙花 明日から、二日ほど山を散策して来ます。また、よろしくお願いします。 好き嫌ひはつきりさせて鳳仙花鳳仙花現のことはみなが夢鳳仙花ゆ…
マンションに立つ避雷針夏つばめ 立川は、大した降りでなかったようです。雨上がりの涼しさがないですね。 境内に長椅子ひとつ蝉時雨通り抜けする寺の路凌霄花蝉時雨…
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卯波立つ陸へと傾ぐ松林 午後になって、天気になりました。 岬みな断崖なりぬ卯月波一湾を満たす卯波の一日かな汚れたるままの玻璃戸や卯月波押し寄せて島置き去りの…
採光のための天窓夏隣 日影から城山・大垂水峠へ行ってきました。 新緑の明かりとなりぬ山の道囀や岩場へ一歩踏みしめる囀や日の斑と共に山の道山道の採りてゆけよと…
シロヤシオツツジ を上高岩山へ見に行こうと思ったが、調べるとまだ蕾のようなので予定を変更して高尾山系の城山へ アケボノスミレを見に行くことにした。友も誘って…
翔ぶものと躑躅に沿へる小径かな 今日は、全くの夏ですね。 駅前の空地たんぽぽ絮なせり葉桜のしかと青空背負ひをり新緑や赤児の眠り胸に抱き姫女苑今も水車の廻る道…
晩春や鈍き音して貨車止まる 昭和記念公園のネモフィラの丘が綺麗でした。時にシャボン玉を舞わせてます。 春雨や昼を灯して広告塔新緑の飛び込みてくる入園口新緑と…
消防署前に半鐘赤躑躅 今日は、過ごしやすい一日でした。 白壁の教会に散る花水木教会の白壁に這ふ茨の芽薔薇の芽のふつくらとしてゐる教会瀟洒なる住宅街や木香薔薇…
新緑や手話伸びやかに語り合ふ 塩船観音に躑躅を訪ねてきました。結構なものですが、満開はこれからです。 花水木団地連ねてゐる道路白雲のぽかりぽかりと夏隣バス待…
一面の新緑となる盆地かな 月曜火曜と山梨へ行ってきました。昨日は、山開き前の西沢渓谷を歩いてきました。 燕はも富士の腕に遊びをり桐の花甲州盆地見下ろせる新緑…
山梨の石和温泉に宿泊した翌日に、久しぶりに西沢渓谷を歩いてみることにした。ネットで調べたところでは、塩山から平日のバスは四月二十日から運行ということなので、…
街路樹といふ新緑をたどりゆく 予報通り雨になりました。まだ、小降りですが。 白壁の影を揺らして藤の花瑞々しきひかり零して藤の花街路樹が薫風呼びてをりにけり紫…
若楓風と睦みてをりにけり 良い天気になりました。昭和記念公園人出が多かったです。 若楓空に描ける抽象画若楓浮沈の枝の招きをり若楓天女のごとく舞ひをリぬ若楓空…
ぽつかりと雲のいくつか山笑ふ 今日は、南高尾の西山峠へ行ってきました。 強風をなにするものぞ燕ゆくホームへと演舞を見せてゐる燕押し合ひて盛り上がりをる春の山…
今日は午前中 時間が空いたので、 南高尾の西山峠を訪ねてみることにした。 近年 、毎年 訪ねているのだが、 この時期に 訪ねてみたくなるところである、という…
木香薔薇どちらの家の垣根かと すっきりしない天気でした。今日は、雑用でバタバタしてました。 石楠花や楽しきことのある窓辺植栽の色真つ直ぐに躑躅かなマンション…
白雲の流れ背にして残花かな 雲はありましたが、天気は良かったです。 枝垂れをる残花あやかしなりしかと牡丹の二輪ひかりを奏でをり葉のごとく花弁揺るる牡丹かな躑…
新しき住宅地かと花水木 今日は、天気は良かったですが、風が強い日でした。 おひたしのための菜花や無人市満天星の音なき音を響かせり風といふ友達や小手毬の花街角…
空といふ沈黙を背に花は葉に 国分寺の殿が谷戸公園にクマガイソウがが咲きました。 舞ひ納めしてをりしかと花は葉に仲の良き姉妹のやうな牡丹かなそれぞれの葉に陰陽…
雲よりも自由でありぬ若楓 昭和記念公園を歩いてきましたが、凄い人出でした。 野をゆける風の在り処の若楓若楓歓びの歌奏でをり大空といふ遊び場や若楓原色を目に焼…
渓流の音が誘ふ春の山 昨日は、日陰躑躅の山である坪山に登ってきました。 林間の灯し火一人静かなジグザグに登りゆく尾根春の風声掛けて声掛けられて春の山山さぐる…
二日連続で 良い天気となった水曜日、 雨降りの次の日は登山道が滑るが、今日は大丈夫であろうと、日陰 ツツジ を見ることが出来る山の坪山へ行くことにした。 平…
駅前の新緑なびく広場かな 歩いていて、気持ちの良い日でした。 連休の大きな荷物若葉風青葉光史跡通りといふところ道端に蕗を茂らせ旧街道黒揚羽茂りを出ては茂りへ…
雨後の青芝ぐいと背伸びせり 朝方、雨が降っただけでした。午前中、散歩出来ました。 髪詰めし少女ステップする青野濃く淡く毒々しきは野芥子かな雨後の一人でに揺れ…
山藤の樹々の高みを極めをり 今日は、シロヤシオツツジを見に、山へ行ってきました。 山藤を天より御岳ケーブルカー新緑の囲める御岳ケーブルカーケーブルカー待つ列…
白八潮躑躅が時期なので、 どこにしようかと少し悩んだが、 先日、上高岩山へ登った際に白八潮躑躅が一輪だけ咲き、後は 蕾 だったので、 多分あれは満開になって…
木香薔薇外車の車庫を彩りぬ 今日は良い天気です。出かける予定があり、早めに投稿します。 家々の庭に新緑盛り上がる奥多摩の山々浮かべ夏の河白鷺の横切りてゆく初…
天と地を結びてをりぬ若葉雨 今日は、雨で一歩も外へ出ておりません。こう言う日もありますね。 白壁の殊に明るき若葉雨若葉雨屋根全長に登り窯里山の裾野残して若葉…
湾曲に輝く鉄路夏近し 昭和記念公園を歩いてきましたが、今日は、人出がありました。 夏草の蔓延りてゐる鉄路かな新緑の目に飛びこみてくる車窓多彩なる新緑の森広が…
鯉幟六角堂に観世音 今日は、一枚羽織らないと寒い日でした。 曇天の日の勢ひの鯉幟葉桜や曇天の日の胸騒ぎ石楠花の深山の風を呼び覚ます揺れ止まぬ小暗き樹下の紫蘭…
靡かせて風の姿の牡丹かな 芍薬は、まだ蕾のようですね。良い天気になりました。 牡丹のひとひらづつに受くひかりひとひらの影の連なる牡丹かな風受けるままの牡丹の…
小手毬の花よく弾む土曜かな 先週と気温が全く違いますね、皆様、お体大切にお願い申し上げます。 曇天や揺れ収まらぬ藤の花曇天の低き雲より藤の花藤の花波立つやう…
揺れ止みて芥子の花揺れ分離帯 散歩してて、汗ばむほどです。 野遊びのみな水筒をぶら下げて白躑躅囲みてをりぬ葬儀場新緑を背にしてをりぬ弁天堂新緑に奥行きの出て…
山肌をしかと守れる著莪の花 今日は、サルギ尾根を高岩山へ行ってきました。 急登をひとつ越しきて花は葉に稚児百合の姉妹何れもおちゃめなり新緑の日の斑に揺るる吾…
(写真は、新緑の高岩山、左手奥が麻生山です。)もう咲いているかどうかわからないが, 天気が良さそうなので 高岩山へ イワウイチワを見に行くことにした。 まあ、…
葉桜の照り返したる空の青 今日は、日差しがありました。半袖でもおかしくない天気でした。 人の居ぬ園庭ぶらり鯉幟夏日傘白い帽子と白い服干物に大き白布や夏近し墓…
新緑の底にぽつかり湖の青 午後には結構雲が広がりました。 新緑の連山支ふ白き富士白富士の額縁となる藤の花新緑の色様々に杣の里ドッグランどのエリアにも花水木新…
鶯や清流の音そびらとす 今日は、南高尾の二輪草と山吹草の群落を見てきました。南高尾から裏高尾まで歩いていささか、疲れました。 清流に垂れてタクトや藤の花集落…
(南高尾の見晴らし台からの景色です。富士山の頭が見えます。) 南高尾の二輪草と山吹草が見たくなって、高尾山口駅 へ 八時を目処に出かけた。高尾駅で美味しいおに…
葉桜や空の解れてきたる街 今日は、晴れで、午前中は歩いていて汗ばむぐらいでした。 春宵や町屋造りのワインバー竹垣の日本家屋や青楓池を模す石組みの庭松の芯葉桜…
昂れるものを鎮めて花は葉に 今日は、一日中雨のようです。散歩なしの机上俳句です。 花は葉に後引くやうな一目惚れ花は葉に静けさ抱きをりし墓地花は葉に河の向かう…
葉桜となりて定まる墓地の空 今年も、殿が谷戸公園にキバナホウチャクソウが咲きました。高尾山系のクマガイソウは、咲いたでしょうか。 石楠花の参道の空浮き沈み葉…