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ヘミシンクとゆるゆる日記 http://29tenshi.blog137.fc2.com/

不思議な事が大好きののんびり屋の30代OL(独身)がへミシンクに出会ってどう変わっていくか、乞うご期待

しんじゅ☆♪
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2011/03/25

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  • 続・引き合わせ

    その日は穏やかに一日が過ぎていきました。そして、放課後。いつもの『しんじゅを守り隊』のメンバーが集結しております。小島さん「それで首尾はどうでしたの?虫鹿君の方は?」虫鹿君「あぁ、休み時間に土屋に聞きにいったらさ。」岡田「ちょ、待ち。なんや虫鹿のいう、つちやってのは?しんじゅ?」私「あぁ、昨日、虫鹿君に紹介されたんだよ、土屋君を。」岡田「はぁ。なんでまた?」神岡君「ん?土屋君?3組の?」加藤君「な...

  • 引き合わせ

    学校の門をくぐると、クラスメイトの虫鹿君がいました。虫鹿君「よ!おはよ!」私「おはよう、虫鹿君。わざわざどうしたの?」集団登校をしている私たちは、家が小学校をはさんで間反対に位置していたため、通常なら使う門がちがいます。それなのに私が使う正門に虫鹿君が待ち構えているということは、私にすぐに話したい内容があるという事です。二人して肩を並べて歩き出したので、同じ通学団の子供たちは、さっとバラけて昇降口...

  • 紹介話

    体格のよい小島ちーちゃんが話を切り出しました。小島さん「そういえば、虫鹿君、しんじゅちゃんにお話があったのでは?」虫鹿君「あぁ、うん。ちょっとさ、俺についてきて欲しいんだ。」私「ん?場所を変えるって事?」神岡君「ここではダメなの?」虫鹿君「おぉ、ちょっとな。わりいけど、今日はこれで解散な。」伊藤さん「分かったわ?」岡田「おぉん、後で話聞かせてくれよ、しんじゅ。」私「ん、了解。」小島さん「ふふ。それ...

  • スポイル

    その日の放課後、「しんじゅを守り隊」のメンバーが集まっていました。虫鹿君「よぉ、お前、けっこうビシっと言ってたな?」神岡君「うん、すごい。」私「あぁ…。多分、昨日みんなが話を聞いてくれていたから、こっちも多少は頭の中が整理されていたんだと思うよ。ありがとう。」伊藤さん「でも全然響いていなかったわね。」小島さん「そうですわねぇ。あれはいったいどうすればよろしかったのかしら?」岡田「あんなん、どーしよ...

  • 教室で言い争う

    その日は珍しく雨でした。クラス内で、次の授業までのつかの間の休憩を楽しんでいたら、四季子ちゃんが通りかかりました。四「あぁあぁ~、またしけた顔をみなきゃならない、アタシってかわいそぉ~!!」わざとらしく私に声をかけてきます。クラス内の空気にピリリ、と緊張が走ります。四「どうしてこんな美少女のアタシがいるクラスに、こんな不細工がいるのかしら?神様って不公平よねぇ。いえ、でも公平かもしれないわ?こんな...

  • 悪いループ

    次の日も学校に向かいます。教室に入ると、いつものメンバーが微笑みかけてくれました。それに、なんとも言えない安心感を感じて、着席します。いつも通りの授業を受けて、その日も放課後になりました。四季子ちゃんは、さっさと帰宅したようで、加藤君も喜んで私のそばに来ます。私「調子よさそうだね?」加藤君「うん。あの子がいないと空気がすがすがしいよ。」私「そうか…。」虫鹿君「よ!そんでお前に話を…って、なんだかまた...

  • 涙にくれる

    私は黒電話の受話器を置いて、そのまま床にぺたんと座り込みました。12月の寒い日のことです。腰をぶつけて、痛むので無意識に手でさすっていました。四「誰もいないじゃないか!(笑)お前、みじめだな!無人の店で働いて!」涙があとから、あとからこぼれてきました。私はしばらくひざを抱えて泣いていました。悲しくて、悔しくて、情けなくて、もう、本当にどうしようもなく涙がこぼれてきたのです。どんなに困っても、誰も助け...

  • 警察に電話を切られる

    私はあまりのショックに、しばらくぼうぜんとしていました。直撃はまぬがれたものの、重たいレジを腰にぶつけてかなりの痛みでしたし。レジが壊されるのではないかという恐怖に、身がすくんでいたため、しばらく身動きが取れなかったのです。そして、我に返ると、かすかにどこからともなく、何かの物音が聞こえてきました。最初は気のせいかと思ったのですが、それは黒電話の受話器からなのでした。警察に電話がつながったままだっ...

  • レジ襲撃事件

    私「きゃぁああぁぁ~!!」私は黒電話の受話器をほおりだし、絶叫しました。ゴツンゴツンと黒電話がどこかにぶつかっている音が聞こえましたが、それどころではありません。私は一目散にレジに向かって飛び出していきました。私の焦る様子をみて、四季子ちゃんはにやりと笑っておりましたが。私はそれどころではありません。レジからは、小銭がジャリンジャリンと床に落ちていきましたが、私が心配しているのは、レジを持ち上げて...

  • まるでワニ

    ♪ピンポーン、ピンポーン♪お店の入り口に設置してある、赤外線センサーが作動してチャイムを鳴らしていました。普段ならその音を聞いてお店にでるのですが、この日はちがっていました。寒さを覚えた私は、マグカップに温かい玄米茶を注いで手に持ち、そのままレジそばに向かうと。入り口のドアが開いていて、その地べたに腹ばいで寝そべっている人物を見下ろしていたのでした。私「お前、何やってんだよ。」四季子「………。」マグカ...

  • 赤字経営

    少し体格のよい女子、小島ちーちゃんがあごに手をあててつぶやきました。小島さん「しかし…。さきほどはお姉さまの話が衝撃的すぎて、そっちに気持ちが持ってかれてしまいましたが。先月の売上金が1万3千円とは…。お店の経営は大丈夫なんですの?」虫鹿君「いや、ムリだろ。今すぐ店をたためって話だろ。」神岡君「そんな子供のお年玉と変わらない金額しか稼げないんじゃね…。」岡田「何ぃ!委員ちょ、お年玉1万円超えとるんか...

  • あめーじんぐ!

    その日の放課後。いつものメンバーで固まって、私の話を一通り聞いてもらっておりました。朝一でざっと説明を聞いていた虫鹿君は腕組みをしながら、うんうんとうなずいていましたが。他の児童たちはあっけにとられた風情で、私の話を聞いていたのでした。ちなみに四季子ちゃんはこの日、さっさと帰宅したので、みなリラックスして放課後のおしゃべりをしていたのでした。小島さん「…なんてことですの…?それではしんじゅちゃんのお...

  • 情報量が多すぎる

    本家へのお使いと、養女の打診の話は土曜日の夜の出来事でした。週末をはさんで、月曜日に学校に行きます。いつも通りに正門をくぐって、校内に入ったとたん、同級生の虫鹿君が声をかけてきました。私「あ、おはよう。」虫鹿君「おはよう。」私「私に用があるんだね?」虫鹿君「おぅ、話が早えな。」私「そりゃ、裏門を使っている虫鹿君がここにいれば分かるよ。」そうして二人してゆっくりと歩調を落としながら昇降口へと向かいま...

  • 兄弟と離れたくない…

    私は思ってもいないことを言われて、驚いたのでした。私「あの…。その話はお父さんが断ったと思ってたんですけど…。」叔父「あぁ、そう、一度は断られたね。あの時は正三も妻を亡くしたばかりで、かなり意気消沈していたし、男手一つで子供四人を育てるのは手に余るだろうと思って、私も背中を押させてもらっていた。しかし正三は後で、『なんとかする』と言ったので、いったんは引っ込めたのだが…。」私「はい…。」叔父「私も正直...

  • 養女にならないか?

    ♪ジリリリーン、ジリリリーン♪黒電話が鳴りました。出てみると、本家からの注文でした。私は頼まれた商品を袋につめて、西麻町にある本家へと自転車を走らせました。それは午後7時ぐらいの出来事でした。すでにお店はしまっていましたが、せっかくの注文なので私は張り切って配達に向かったのでした。私「ごめんください。」本家の玄関ドアを開けて、声をかけると、奥から本家のお嫁さんが来てくれました。お嫁さん「あらしんじゅ...

  • バカなの?

    中華料理屋の店長に深々と頭を下げて、逃げるように親子して車に飛び乗ったのでした。父親の運転する軽トラで自宅に到着すると、そのままプイっと自宅に戻ります。父親は離れにある、オーディオルームでくつろぐのが日課でしたので、それぞれ違う家屋へと向かう格好になりました。そして、自分の部屋に戻ると、珍しく高校生の姉がいました。母親が亡き後、何かと家事を押し付けてくる父親に嫌気がさしていた姉は、いつも帰宅時間が...

  • …癒着的な?

    父と二人して席をたち、入り口そばのレジへと向かいました。店内のお客さんに、かるく会釈をして、通りすぎます。『チエ…がんばれよ…。』『ふみかって子の顔が見たかったな…。』『親父、めちゃくちゃ顔がいいなっ!?アレだったら、結婚詐欺できるだろっ!?』『不憫な…まだ小学生だってのに、これから苦労するんだな…』『月収1万3千円でお会計もらっていいものか…?』すると、父親はペラペラの財布の中身を、私に見せつけてきま...

  • 勘当!!!

    頭を下げたまま、親子でヒソヒソ話をします。父「ほら!またお前のせいで、怒られたやないかっ!」私「くっ!自分のせいだとは思わないのか?」父「そんなん、お前がいう事を聞かんからだろうが?」父親は頭を上げて、再びタバコに火をつけました。カタカタ…さすさす…。さきほどの父の『50、60気色わるぅ!』発言の際には、店内にいたお客のほとんどが、ハシや食べ物を取り落としていたのでした。みな、新しいハシをとったり、...

  • 50・60喜んで!!

    私はかなり頭に血が登っていました。私「無理だろ…。私が高校を卒業するのに、あと6年かかる。500万円入ったところで家族5人で何年持つと思っているの?2年ももたない。」父「そぉかぁ?がんばればいけるんちゃうかぁ?まぁ、それならお前んたちは、賢治のところに預ければえぇな。」父はスパーっと、タバコをくゆらしています。私「それで芙美ちゃんの結納金で、新しい妻と二人きりで暮らすっていうのか…?」父「えぇ?別に...

  • ばかばっかり!

    私は軽いめまいを覚えました。どこかで聞いたセリフだと、ふと自分の内面に意識が向かいます。四『そう、アタシは神に選ばれた聖なる少女。聖少女なのよ!』白髪頭を振り乱し、自分を国民的美少女と豪語する同級生、上田四季子ちゃんを思い浮かべました。私はつい、カウンター席にうつむきかげんになりました。両ひじをカウンターに置いて、絞り出すようにつぶやきます。私「………私の周り、バカばっかり!」『チエ…戦意喪失したたか...

  • 神に愛された男

    私「分かったか!再婚はあきらめろ!そして、二度とバカな事を言うな!不愉快だ!」私はそう告げると、少し水を飲みました。そして、補充用のボトルをつかんで水を継ぎ足します。父「ひどい…。そんなん、ちゃうもん!父ちゃんは愛されてるもん…!?」私「ちっ!往生際が悪いな!だいたい、妻を亡くして喪中の男に、結婚をちらつかせる女がまともなワケないだろうがっ!常識で考えろっ!?」父「そんなんやないもん!結婚はワシが勝...

  • 金。

    父「お前もいつまで立っとる。いつまでも聞き分けのない子どもみたいな真似しとらんと、おとなしく座っとれ。」タバコの煙を吐き出しながら、けだるそうに父は言いました。私「……。」私は無言で着席し、むかつきでいっぱいな気持ちになりました。『チエだ…。リアルチエだ…。』『本当にいるんだな、こういう親子…。』『スゲー親父だな…。半年で再婚か…。』『ふみかって子の顔、見てみたい…。』さきほどから視線を浴び続けているとは...

  • 結婚の手付金

    私「………。」店内ではただ、テレビの音だけが響いていました。ことん。私が茫然としていると、自分達の背後のテーブル席のお客さんが、私の落としたレンゲをそっと、私のすぐそばのカウンターの上に置きなおしてくれました。ことん。今度は逆にカウンターの奥の店長が、何も言わずに私のすぐそばに新しいレンゲを置いてくれました。私「………気持ち悪い…。」父「なぁ?どうもそのジン、学校帰りの芙美花を見かけたそうでな?麻町では...

  • 姉の結婚(現役女子高生)

    私「…………。」シーン…。店内にはテレビが天井近くに設置されていて、威勢のよい話声が聞こえてきていました。私は父親の言っている言葉の意味が、よくつかめず、思わず黙ってしまいました。父「そんでええやろ。これで新しい妻も安心して暮らせるわ。」私「あのさ、えっと…。そのお姉ちゃんが結婚っていうのは冗談にしても、私たちはどうなるの?」父「あぁ、お前んたらぁはまだ小学生やからな。家に置いとったってもえぇし、子供の...

  • 理想の結婚

    カチャカチャ。ずずっ…。少し会話につかれた私は、父親の残したラーメンの汁をレンゲですくって飲んでいた。正直、あれだけの量では食べたりない。半透明の茶色の液体の中で、細切りされたネギがくるくると舞っている。私は少しでもそれを食べようと格闘していたのでした。父「なぁ…。ワシが幸せになるの、アカンのか?」私「え?その話、まだ続くの?」ずずっ。私はラーメンの汁を飲みながら答えた。父「ワシにとっては、一大事な...

  • 不適切な関係…

    親子で身を寄せ合って、ヒソヒソ声で会話を続けます。父「お前のせいで怒られたやないかっ!?」私「だから子供のせいにするなって話だよっ!?」なんとなく、視線を感じて背後を振り返ると、テーブル席のお客さんたちがこちらを見守っていました。私「お騒がせしてすみませんでした。」父「ごめんなすって…。どうぞ食事を続けてつかぁさい。」と、二人して頭に片手をあてながら軽く会釈をして、またカウンターに向き直りました。...

  • いくつになった?

    父親はかすかにふるえていたようでした。カウンターに置かれた水を飲み。そして、おもむろに胸ポケットのあたりをまさぐり、くしゃくしゃにつぶれかけた『マイルドセブン』の箱から、一本たばこを取り出して火をつけました。カチ。スー…。はぁ…。父親は私の隣の席に座り、正面を向いていました。照明の加減で少し逆光気味に見えています。父「…なぁ、しんじゅ…。お前、いくつになった?」私は父親の残したラーメンどんぶりの中から...

  • ラーメン大盛!替え玉で!

    父親と連れだって、小さなラーメン屋に入って行った。Yの字型の通路沿いに建っている、ごく小さな面積のお店だった。時々父親に連れられてきたことがあったので、勝手がわかっている。二人してカウンター席に座ると、注文をした。私「大将、しょうゆ大盛にライス大。」父「ライスは中にしろ!」私「じゃ、ライス中で!」店長「あいよっ!」父親は振り返りざまに私を見ると、目をむいた。そして正面を向いて言葉を続ける。父「…大将...

  • ちょっと呼ばれて…。

    この日も放課後にいつものメンバーで雑談をしていました。虫鹿君「お前もやればできるじゃねぇか。」真っ黒に日焼けした小柄なスポーツ少年の虫鹿君が声をかけてきました。加藤君「うん、立派だったよ。」虫鹿君とは対照的に、スラリと背が高く、色白な少年の加藤君が言葉を続けました。神岡君「相手にはまったく響いていなかったけれどね…。」クラスの学級委員長を務める、神岡君が腕組みをしながら答えています。岡田「アイツは...

  • 言い返してみた!

    その日もクラス内では朝の挨拶が交わされていました。ガラッ。四「おはようございまぁ~す。」「……。」上田四季子ちゃんが、黄色の帽子を外しながら教室内に入ると、みな、一瞬固まる。誰もが彼女と視線を交わさないように気を付けている。しかし、礼儀を大切にする四季子ちゃんは、通りがかりの人に普通にあいさつをする。声をかけられた人は、それなりに返事をする、という感じだった。気に入られても、気にくわないと思われても...

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