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ヘミシンクとゆるゆる日記 http://29tenshi.blog137.fc2.com/

不思議な事が大好きののんびり屋の30代OL(独身)がへミシンクに出会ってどう変わっていくか、乞うご期待

しんじゅ☆♪
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2011/03/25

  • 電子書籍化の布石です。

    お願いhtmlどうも、いつもブログにおたちよりくださり、ありがとうございます。最近、過去記事をアップしておりまして、なんで?と、思われた方もいらっしゃると思います。今年の10月に別媒体で、電子書籍出す予定です。そのための編集作業として、繰り返し手直ししてアップしておりました。ってなわけで、前回のつづきは上のリンクのところになります。これから、また手直しが入りますが。まぁ、そんな感じでボチボチやっており...

  • 勇気りんりん(少女時代129ー52)

    ひろみちゃんと二人して、すっかり日が暮れた用水路のそばに立ってお話をし続けていると、もう、あたりが真っ暗になっていたのでした。私は地面に置いてある、ランドセルを拾って、背中に背負います。私「いて…。」頭に被せてあった、黄色の帽子の、あごにひっかけるゴムひもが伸びて、落っこちそうになるので、片手で頭を押さえながらランドセルを背負う仕草をすると、後頭部に痛みが走ります。四季子ちゃんに突き飛ばされて、黒...

  • (少女時代129ー51)

    ひろみちゃんのがっかりした表情を見て、私はちょっと考えてしまいました。彼女を励ましたい、そう思ったからです。ふ、となにかが閃いた気がしました。私「ひろみちゃん、まだ私の寿命を延ばす方法があるんだよ…。」岡田「え?あるんか!?」私「四季子ちゃんの子供を救う方法の応用だ。私の未来に起こる出来事、予知した内容を、それが実現する前までに、人に話すんだ。」岡田「え?あの未来への課題です、言うてたやつか?」私...

  • (少女時代129ー50)

    ひろみちゃんは、深いため息をついて、笑っていました。ひろみちゃんの、ゆったりとした呼吸に、私は驚きを感じたのでした。私「え?」岡田「おまはんは、ホンマもんのバカやなぁ。せやけど、それがしんじゅなんやろうなぁ。(笑)あの、人一倍不器用なくせに、芸能人やら経営者を目指す上田がアホやのに、それにずっと付き合ってやるつもりでおる、お前の方が、何倍もバカやと思うわぁ。ウチはどんなんでも、しんじゅのことが好き...

  • 箱入り娘(少女時代129ー49)

    ひろみちゃんは、腕組みをして、顔を上げてため息をついていました。足元には私のランドセルが置いてあります。岡田「…妙な話やなと、感じとったんやわ…。全体の為に、上田の家族だけが、犠牲になるのを選んだっちゅー話をしだした時。しんじゅはそこを見捨てる人間か?ってな、やっぱりや。おまはん、結局、一番弱い立場の人間を助けたいと思って動いとる。こいつはホンマもんのバカや。」私「うん…。」岡田「いや、けなしたりし...

  • 親不孝(少女時代129ー48)

    ひろみちゃんは、ぐっと下からにらみあげるようにして、私を見つめてきました。私はぼんやりと、その様子を見ていたのでした。岡田「全体の為、言うとるけど、ちゃう。ただ単に、上田の為に動いとるとしか思えん。重症になる人が助かるのはエェ話やけど、巻き込まれた子供たちが結局助からん、いうなら、上田がやっても、他の人間がやっても結果は一緒や。ほなら、おまはんの人生を台無しにしてまで、助けたる必要はあらへんのや。...

  • (少女時代129ー47)

    ひろみちゃんは、自分の口に手をあてて、うつむきながら、私に聞こえるか聞こえないかの小さな声で、ブツブツとつぶやいていました。岡田「…せやけど、フェニックスさんは、上田がこれからもバンバン犯罪を犯す、言うてたんやけど…。奴には、悪気がなかった、いう話か?笑いながらやる、言うてたしな…。人間そんな変わらん、言うてたし、しんじゅのことをお嬢様育ちの理想主義とかなんとか…。そやし、こいつ、さっき気づいたけど、...

  • (少女時代129ー46)

    ひろみちゃんは、空気が薄くなった、水槽の中で必死でもがく金魚のように、口をパクパクさせて驚いたのでした。岡田「な、な、なんやて~~~!!嘘やん!さっき、しんじゅ言うとったやん!上田を救う、上田が死なせる子供たちを救うって!ウチ、確かに聞いたでぇ~~!!」私「うん、言ったよ。それは本当。」岡田「せ、せやけど、今、子供たちはもれなく死ぬ、言うたやんか!」私「うん、子供達だけでなく、四季子ちゃんが起こす...

  • (少女時代129ー45)

    ひろみちゃんが、改めて緑茶を持ってきてくれて、それを飲みつつ、机に片腕を下敷きに、ぐったりしていたら、口の中にかりんとうを突っ込んでくれました。そして、ひろみちゃんは、余ったスペシャルドリンクを、弟のツトム君にふるまって、カンカンに怒られたそうです。自分も口にしてみて、『アカンかった!梅干抜きで、このマズサは殺人的やっ!スマンかった!しんじゅの方がツトム君より優しかったわ!』(><;)と平謝りしてく...

  • 運の悪さも一つの才能(少女時代129-44)

    机につっぷした私を見て、心配して駆け寄ったひろみちゃんですが、かなり戸惑って、オロオロと見ていただけなのでした。岡田「あ!そうや、バファリン!バファリンがあったわ!」私「うぅ…。ひろみちゃん…。」岡田「あ、しんじゅ!よかった、口きけるか?薬あるさかい、飲め!」!(´Д`;)彼女は私の肩をさすってきましたが、私はピクリとも動けませんでした。頭がガンガンして、身動きとれなかったのです。私「…(低血糖起こして...

  • 貧乏と美貌だけがとりえ(少女時代129ー43)

    ひろみちゃんは慌てて私のそばに寄ってきました。岡田「だ、大丈夫か、しんじゅ…。」私「あぁ…。まだ、ちょーっと、オーバフロー気味なんやわぁ。脳が安定せぇへん、クソ…。」岡田「おまはん、ほんまはめちゃくちゃおかしなっとらんか?救急車呼んだろか?」ヽ(;´ω`)ノ私「あぁ、すまんなぁ。ちょっと違うわ。これは緊急避難、いう奴なんやわ。じきに収まるし、もうちょこぉ~っと待ったってな?」(^▽^;)岡田「きんきゅうひなん?...

  • (少女時代129-42)

    ひろみちゃんは、立ち上がって、私のオデコを触ってきて、そのまま自分のオデコをぴたっと手のひらにくっつけてきました。岡田「う~ん、熱はないな・・・。」ヽ(;´ω`)私「あぁ~ん、こないな時にも心配してくれるなんて、ひろみちゃん、やさしぃ~♪」岡田「ひっ!気持ち悪っ!」∑(-x-;)私「あ、めんごめんご!ちょいとおふざけが過ぎちゃたなぁ。」岡田「あ、あの、とにかく、ちょっと座ったってんか?ちょっと、ウチ、落ち着...

  • 新生しんじゅ☆♪(少女時代129ー41)

    私「ん?」気づけば、子供用折りたたみ机の上に、片足を乗っけて、拳をふりあげていました。足元に転がっているひろみちゃんを見下ろして、きょとんとしてしまいます。私「どした?ひろみちゃん?」岡田「…ど、どないしたも、こないしたも、あらへんがな…。」私「あぁ、失礼。こりゃ、無礼を働いてすんまへんでしたぁ。」岡田「い、いや、どういたしまして。ウチはしんじゅが元気になったなら、えぇんやけど、けど、ちょっと…。」(...

  • 暗転(少女時代129ー40)

    頭に強烈な痛みが走って、思わず前のめりになりました。私「ツッ!」額に手をあてて、子供用の折りたたみテーブルに頭を乗っけます。岡田「あっ!?しんじゅ、頭痛いんか…。」私「くっ…。ツゥ…。くそ、頭が…頭が割れるように痛い…。」岡田「あぁ!興奮したからや、落ち着け、しんじゅ!」!(´Д`;)私「くっ!」私は自分の両手を強く、強く握り締めて、痛みに耐えようとしました。私のそんな様子をみて、ひろみちゃんはあわてたよ...

  • えせスピリチュアリスト(少女時代129ー39)

    ひろみちゃんも、腕組みをして考え込んでしまいました。岡田「…なぁ、しんじゅ、上田の居場所ってなんとか作れんのか?要するに、どこでも通用せんってことやろ?」私「四季子ちゃんは、成長がゆっくりなだけで、徐々に人の気持ちが分かるようになってくる。その時に、人の話に耳を傾けて、自分のために、アドバイスをしてくれる人の気持ちを受け止めて、行動を改めたら、いろんなことができるよ。」岡田「そうか…。せやけど、出る...

  • ないないづくしのナインティ―ン(少女時代129ー38)

    私は腕組みをして、また話を続けました。さすがに今の話を聞いて、ひろみちゃんも気の毒そうな表情を浮かべたのでした。私「それでね、四季子ちゃんは、女優を目指したんだけど、やっぱり体格とか、声とかね、顔もそこまで華やかなタイプでもないし、一番は演技力がまるでなかった。喜怒哀楽の表現がうまくできなかったんだよ。特に哀しみの感情表現ができない。だって、分からないんだもの、演技しようがない。」( ´・д・)岡田「...

  • 期待はずれ(少女時代129ー37)

    私は腕組みをしてから、片手をアゴにあてて、考え込む仕草をしました。ひろみちゃんがあきれた様子で、私のことを見つめています。岡田「あんなぁ~。特に、なぁ~んにも、苦労しているようには聞こえんぞ?気づいたかしんじゅ?」私「うぅ~ん?うん?おかしいな、この子苦労しているなって、感じたんだけど…。」岡田「あくまで、本人目線では苦労していると、感じてるかもしれへんけどな?全体的に見て、勝手におぼれとるように...

  • 架空請求(少女時代129ー36)

    それから私は上田四季子という女性が、どういうふうに大人になっていったかを、ひろみちゃんに細かく説明していった。バイト先でなにか注意されても、意味が分からず、直そうとしない。それで、結局職場の人間関係がこじれて、居心地が悪くなり転職を繰り返していく。親、とくに母親に、水商売だけはやるなと反対されているため、飲食店での勤務はパス。モスバーガーやマクドナルド、食料品の販売をするスーパーなども、彼女たちに...

  • (少女時代129ー34)

    ひろみちゃんは、額に汗をかいて、きつく手を握り締めて、ブルブルと震えていました。想像以上の惨劇に、精神が追いついていないようでした。私「…ひろみちゃん?大丈夫…?」岡田「…そこまで…。そこまで、視てまったんか、しんじゅは…。ウチには、止められへん…。しんじゅの性格を思うと、それは、多分、止められへん…。しんじゅはエライな。ウチだったら、ケツまいて逃げてまう…。見知らぬ他人が死のうが亡くなろうが、ウチには関...

  • (少女時代129ー34)

    ひろみちゃんが、顔を真っ赤にして、ちょっと恥ずかしげにうつむいていました。片手を頭の後ろに回して、ポンポンと自分で自分のことをなでています。岡田「せ、せやった。つい、殺人事件とか言うとったから、そういう話を考えてまったわ…。」私「あぁ、紛らわしい言い方してごめん。なんかね、あの子一人だけ、あの家で異質でね…。いつ見ても、不思議な気持ちになるんだよね…。」岡田「お姉ちゃんたち、あごがしゃくれとるんかい...

  • (少女時代129ー32)

    ひろみちゃんは、文字どおり、あんぐりと口を開いて驚いたのでした。岡田「本人に悪気なく、問題行動を繰り返す…。」私「あぁ、無邪気にね。」岡田「…それでアイツ、いつもニコニコしとったんかいな…。あんだけ非常識なことをしでかしても、平気で学校に来れとったんかいな…。」私「本人は悪気ないからね。」岡田「そんで、高校卒業後、三回も学校やったって、生活費もいれさせんと30過ぎまで面倒みたって、それでもまだ愛情うけ...

  • 愛情のプール(少女時代129ー32)

    ひろみちゃんは、ほぉを赤らめてもじもじしはじめました。自分が褒められたと感じて、嬉しくなってしまったようです。岡田「う、ウチが精神的に成人と変わらんと…。そ、そないなこと、聞いたことなかったから、べっくらこいたわ…。」私「いや、嘘でも誇張でもなく、ひろみちゃんの精神年齢はほぼ二十歳。もう、大人と全然変わらないぐらい、精神的に成熟しているんだよ。」岡田「えぇ?そないなこと、言われても、うち~、ちょっと...

  • 富貴(少女時代129ー31)

    ひろみちゃんは、自分の手のひらを額にあてて、目をつむって、小さな声でつぶやいたのでした。岡田「おまはんが、賢くない子供のワケないやろ…。あかん、こいつ、利口バカや…。ものすごく簡単なことが分かっとらん。あぁ、こいつがものごっつい、自分勝手なやつやったら、こんなことにはならんかった…。」私「そんなことないよ。もっと自分が頭良かったらいいのにって、思ったぐらいだ。」岡田「ウチがセダンなら、おまはんはF1レ...

  • (少女時代129-30)

    ひろみちゃんは、心配そうに私の顔をのぞき込んできていました。岡田「え…大丈夫か、しんじゅ。頭痛くなったのか?」私「あ…。いや、頭は痛いけど、大丈夫だ…。そうか、そうかもな、あの時、いっぺん死んでしまったのかもしれない…。」岡田「え!?三途の川を渡る、言う奴か?」私「あぁそうかもね…。死にかけた人間が見る、心象風景があの世とこの世の境目の川として表現されるのかな?って思うけれど、そうだね、私の場合は、絶...

  • 絶望(少女時代129ー29)

    私「………。」私は顔を寄せて、心配そうに話しかけてきたひろみちゃんの言葉を、頭の中で反芻していたのでした。岡田「上田をかばおうとするしんじゅには悪いけどな?ウチはお母ちゃん、間違ってないと思うねん。」私「…いや、おばさんは正しいよ。さすがだよ、普段ふざけてばかりいても、大事なところはしっかり押さえている。私がひろみちゃんのお母さんの立場だったら、間違いなく、そう言う。四季子ちゃんは、危険人物なんだ…。...

  • (少女時代129ー28)

    二人して、わんわん泣いていたら、ひろみちゃんの弟のツトム君が、ちょっと様子をのぞきにきて、お呼びでないと察したようで、おとなしく階段をおりて、一階の部屋引きこもってくれたのでした。そうして、女子二人でわんわんしばらく泣いたら、そのうち落ち着いてきました。まだ、少し残っていた麦茶に手をつけて、のどを潤すと、ちょっとホッとしてきました。ひろみちゃんも、落ち着いたようで、一緒にすんすんと、鼻を鳴らして、...

  • (少女時代129-27)

    私「いてて…。」ひろみちゃんと体がぶつかり、自分の後頭部をさすり出します。そのまま、きつく目をつむって、前のめりの体勢になりました。岡田「だ、大丈夫か?しんじゅ!」私「くぅ~、そういえば、忘れてた…。頭の血管が切れていたんだった…。おそるべし、上田四季子。言葉の力だけで、頭の血管を切るとは、さすがだ…。これがホントの言葉の暴力っちゅー奴やな…。」岡田「おいおい、おまはん、のんきな事、言うとる場合か?救...

  • 胸が平たい(少女時代129ー26)

    岡田「え…今更、まちがいやったかも?とか言わんといてえな、ウチ真剣に考えこんでまっとったんやで?」私「いや、大体のストーリーには違和感はないんだ。ただ、一つ気になる点があって、それがひっかかっているんだよ。」岡田ひ「なんなん?」私「私の容姿なんだ。」( ̄ー ̄;岡田「は?」私「いや、だから、四季子ちゃんの成長した姿と一緒に、時々未来の私が登場するんだけど、姿が妙なんだ…。」( ̄_ ̄ i)岡田ひ「いったい、ど...

  • (少女時代129ー25)

    岡田「ほなら、上田の母ちゃんに、話をした方が早いんやないか?おまはんとこの娘さん、いろいろ問題ありそうやで、気をつけたってって。」私「ん…。それは、おそらく、私はおばさんに話しているんだ。ただ、四季子ちゃんの人生に、子供時代の私は深く関わっているらしくて、予知能力があると言っても、自分に関わる部分はあまりうまく見ることができない。…情報が足りない、これから先、私と四季子ちゃんの間に何かが起きるんだ。...

  • 万能感(少女時代129ー24)

    岡田「それでも、しんじゅが迷惑こうむる話やないけ。ウチはそれは応援できへんで?」私「ん、私もちょっとイチかバチかなところがあって、一番最後に持ってきたんだ。それに、予知と違って、この方法にはタイムリミットがある。四季子ちゃんが45才までに、この話をしておかないと、その先々の未来の変更はかなわないんだ。」岡田「それなら、おまはんかて、45才や。それから仕事を探すとか、家族もおらんと、大変な目にあうの...

  • (少女時代129ー23)

    ひろみちゃんは、苦虫を噛み潰したような表情をして、腕組みをしていました。それから、自分の顎に手をあてて、唸るように言葉を続けました。岡田「…どのくらいなんや、その確率は?」私「え?」岡田「上田がしんじゅを恨まないっちゅー、確率や。ゼロではないんやろ。」私「そうだな、逆恨みされる確率が9割…いや9割5分。怒りを押さえられるのが、5分から3分。感謝されるのが0から2分。」岡田「アカン!要するにおまはんが...

  • 一蓮托生(少女時代129ー22)

    ひろみちゃんは、額に手をあてて、目をつむって頭を抱えています。岡田「…なぁ、なんでそないな奴、生かしておかんとかんの?ウチ、納得いかへんわ…。」私「ん?」ひ「いや、不器用だとか、無礼だから、生きている価値ない、とか言うつもりはあらへんよ?頭に障害をもっとる、いうんやろ?それは仕方ない。せやけど、あまりに…。あまりに、まわりの人間が不憫なんやわ…。あれこれ気にかけて、自分たちの生活をカツカツにしてまで気...

  • 遺産(少女時代129ー21)

    ひろみちゃんが呆れています。岡田「唯一って…。上田には上田のいいところはないんか…。あ、旦那の両親の面倒を見るってやつか…。それなら、まぁ。」私「いや、心づもりでは見るつもりだったけど、実際にはみてない。二人共、サクッと亡くなるから、全然介護を必要としなかったんだ。」岡田「あ…。そうか、そりゃ、ピンピンコロリが一番やな…。」私「いや、心労に心労を重ねて、貧乏生活にカツカツな精神状態で亡くなっている。当...

  • 介護ブルー(少女時代129ー20)

    ひろみちゃんが絶叫した。岡田「か、かいごぉ~~!!介護って、あれか?お年寄りの世話する、いう奴か!?奴は自分の親の面倒見れなくて、ラッキーって考えとるっていうんか?ありなんか?親やで?自分の親なんやで?自分だっておむつつけて、飯食わしてもらっといて、そんで生活を見てもらって、学校もやってもらって、それがさっさと死んでくれてありがとう、みたいな感覚なんか?」私「そう、その介護。四季子ちゃんは、旦那さ...

  • (少女時代129-19)

    ひろみちゃんが、腕組みをして、ちょっと首をかしげて考え込んでいました。岡田「あんなぁ、今、おまはんの説明を聞いて、ウチ、安心したんやわ…。せやけど、それなら、どうして、心霊現象は怖いなんて、ウチ、思っとったんやろぉ?」私「あぁ、テレビの影響じゃないかな?心霊特番とか、あなたの知らない世界とか、そういうホラー系の番組の印象が強いんだと思うよ?」岡田「あ、そっか…。せやけど、普通の人はそういうの、よぉわ...

  • なんちゃって霊能者(少女時代129ー18)

    ひろみちゃんは、顔を真っ青にしながら、おずおずと手をあげて質問をしてきました。岡田「あの…。あの、ちょっと質問なんやけど…。おまはん、さっき、その霊能者を、ごく普通の霊能者や、言うてたやんか?そんで、おまはんの20分の1位の能力しかないって、いったい、どういうことなんや?それ、おまはんが最初っから、霊能者やっとったほうがえぇ話なんやないか?」( ̄_ ̄ i)私「いや、本当にそのレベルの霊能者は、一流ではな...

  • (少女時代129ー17)

    岡田「アカンやん!悪徳霊能者やん!そいつ、ホンマに霊能力あるんか?」∑(゚Д゚)私「いや、世間一般に言われている、ごく普通の霊能者だよ?未来予知も得意としているけれど、あらゆる意味で外しまくりだね。」岡田「何を言うたん?そいつ。」私「四季子ちゃんの上の子供、息子ちゃんが、おじさんの土地を継ぐ可能性がある。って、言ったんだよ。それを四季子ちゃんが、久しぶりに会った、仁姫お姉さんに向かって、おじさんの7回忌...

  • 霊能者でおまんま食えるんか?(少女時代129ー16)

    ひろみちゃんは腕組みをして、うぅ~ん、とうなり出しました。岡田「…今の話を聞いとると、いちがいに上田がマズイとは思えんな。話を聞く耳をもってもらえんくても、当たり前のような気がするわ…。なんとかならんもんかな…。あ、そうや!ウチは今の話、信じたで?それで予知は外せんか?」私「当事者に話すのがベストだと言ったのは、否定する力が強いから、効果がある、という意味なんだ。今、小学生のひろみちゃん一人が否定し...

  • 予知をくつがえす方法その2(少女時代129ー15)

    ひろみちゃんは、両手を汲んで、ドキドキした表情をしていました。私「次の方法はかなり簡単なんだ。不吉な未来を予知したのなら、それが実現する前に、人に話せばいい。そうしたら、実現しなくなる。」岡田「は?」私「話す相手は当事者がベストだけど、赤の他人でもいい。私の話を信じて、あぁ、そんな未来嫌だな、と思えば、そうならなくなる。」岡田「…話すだけ?」私「そう、話すのはいつでもいいけど、事件が起こる前に話し...

  • (少女時代129-14)

    ひろみちゃんは、鳩が豆鉄砲をくらったかのような表情をしていました。岡田「せ、せやかて、おまはん、さっき、自分の予知は外さない、言うてたやんか…。」( ̄Д ̄;;私「あぁ、私の予知は外さない。これはかなり正確なんだ。自分で言うのもなんだけど、今まで予知を外したことはないし、この予知はとくに外れないという確信がある。」岡田「せやったら、言ってることが妙やん?どういうことや?」( ̄□ ̄;)私「うん、予知の内容な...

  • (少女時代129-13)

    岡田「え、ウチ…?」私「そう、ひろみちゃん、そしてひろみちゃんのお母さんからも。私は二人にものすごく、恩義を感じていたんだ。」岡田「お、恩義だなんて、そんなおおげさな…。」私「うぅん、本当に。本当に、ひろみちゃんと友達になれたのは、私にとって、金ピカのラッキーが、土砂降りしてきたようなものだった。犬宮の攻撃に備えて、ピリピリしているだけの私を、一緒に薫を守ろうとまで言ってくれた。初めて会話した、あの...

  • (少女時代129ー12)

    岡田「最後の授業…。そうか、最後の学びを娘にさせたんやね…。」私「四季子ちゃんが社会でやっていくには、他人の痛みに鈍感である、というのは致命的な欠陥だった。おばさんもそれに気づいていたけれど、何度注意しても、四季子ちゃんは理解できない。ふざけているのでも、なんでもない。本気でなにを言っているのか、ぼんやりしていて実感を伴って、理解できなかったんだよ。誰もそれに気づいていなかったけれど、おばさんはそれ...

  • 最後の授業(少女時代129-11)

    岡田「で、働きにでるのもイヤ、商売もあがったりで赤字続き。旦那も働きに出ろと言わない。どないせぇっちゅうの。」私「お金を稼げない理由は、実は四季子ちゃんにある。」岡田「いや、それはわかっとるけど。」私「四季子ちゃんはそもそも、お金を汚いものだと強く思い込んでいるんだ。お金を稼ぐ、商売屋を、卑しい職業だとも思っている。いくらいい商品を売ろうとしても、お金を稼ぐことに積極的になれない。だから、お金が巡...

  • (少女時代129-10)

    ひろみちゃんは目を丸く見開いて、驚いていたようでした。彼女は両親の愛情に包まれて育った、とても素直な子供だったからです。岡田「なんで…なんで、上田は自分の子供にそないなことができるんや…。信じられへん。」私「四季子ちゃんだって、子供に愛情がないわけじゃない。むしろ、自分は愛情たっぷりの人間だと思っている。」岡田「今の話を聞いて、どこからどうなって、そうなるん?」私「四季子ちゃんの子育ては、子どもの体...

  • 毒親(少女時代129-9)

    私「まぁ、冗談はおいといて。」岡田「うまい棒10円はウソか?」私「いや、そこらへんは本当の話。問題は物価があがった世の中で、四季子ちゃんのお金の使い方。旦那さんの親の敷地内に住んでいるから、家賃を払わずにすんでいるだけで、その親だってそのうち死んでしまうんだよ?いつまでも、親がかりでいていいはずがない。それに、小学生とかは、まだお金がかからない年頃だけど、この調子だと子供二人共高校に行かせられない...

  • 企業努力(少女時代129-8)

    私「あ…。そうか、そうだったのか…。自分でも気づいていなかったよ、そうなんだ…。四季子ちゃんの子供たちがかわいそうで、見ていられなかったんだ。ひろみちゃんは、すごいね、それに気づいていたんだ。」岡田「えへへ。」私はそれからも、四季子ちゃんの大人になってからの出来事をお話しつづけました。四季子ちゃんの旦那さんは、農業をしていたけれど、基本給ばかりになりがちだったということを。21世紀の日本では、気候が...

  • 劣等感と友情(少女時代129-7)

    岡田「聞けば聞くほど、上田を生かしといたほうが問題がある気がしてくるわ。」と、ひろみちゃんはため息をついています。私「そう思う?自分に甘いわがまま娘に思えちゃうんだね。でもね、ちょっと違うんだよ。四季子ちゃんは不器用なりに、自分の出来ることを精一杯やっている。嘘をつかず、正直に真正面から立ち向かって、やりたいことに突き進んでいく。あの子は性格が悪くて、どうしようもない子供に思えるかもしれないけれど...

  • (少女時代129-6)

    ひろみちゃんはそれを聞いてあわててしまいました。私はどぅどぅ、と彼女をいさめて、話を続けました。私「大丈夫、死なない。死ぬような目にあうだけで、命はなくならないよ。」岡田「せやかて…。」私「お兄ちゃんが以前言っていた、私には何者かの加護があると。だから、死にそうな目にあっても、いつもギリギリで助かる。なにか役目や役割があると思うんだ。それを達成するまでは、何者かが、私を死なせるような真似はさせない...

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