伊豆の情報、世界の名画、ジオパーク、墨象、書道などの癒しの作品を日頃の日記とともに載せています。
東京より南伊豆にきて書道を教えながら墨象というジャンルで世界に挑戦しています。ル・サロン永久会員。プラド美術館芸術家功労証会員。AMSC永久無鑑査公式認定作家。中国認定作家。日本書峯会主宰。
<記事の内容抜粋>伊豆の国市伊豆中央高校周辺ドローンで撮影した写真とともに伊豆のステキな場所を紹介する。伊豆の箱根鉄道・伊豆長岡駅から歩いて10分程度の狩野川沿いにある。学校の前には、1年を通して多くの人が歩く姿がある。春には桜並木が華やいで、訪れる人の目を楽しませてくれる。伊豆中央高校は1980年の創立以来、多くの進学者を輩出する進学校だ。伊豆新聞掲載=天空遊覧
<記事の内容抜粋>一押し企画、観光列車PR伊豆地区を含む県内全域で4〜6月に展開する大型観光宣伝「静岡デスティネーション・キャンペーン(静岡DCアフターCP)」に向け、県大型観光キャンペーン推進協議会とJR2社は30日、共同記者会見を県庁で開いた。各エリアの一押し企画や観光列車などをPRし、各駅に掲出するポスターも披露した。同協議会長の川勝平太知事は「DC本番は宿泊客が7%以上、来遊客が1割増えて大成功だった。今年は五輪・パラリンピックの自転車競技も静岡で開かれる。キャンペーンが五輪につながるようにしたい」と語った。伊豆新聞掲載=東部は「阿弥陀像特別拝観」
マルスとヴィーナス●1483〜86年頃。テンペラ・板。縦69X横172センチ。ロンドン、ナショナル・ギャラリー。ポリッツィアーノの詩▶︎ラ・ジョズトラ◀︎中の、マルスの姿をしているジュリアーノが、騎芸競技会での勝利をかけている彼の女性シモネッタを夢見る箇所から鼓吹された、とするのがほぼ通説だったが、最近では、フィチーノの占星学的類推と関連され、愛と調和の象徴ヴィーナスが戦いと不和の象徴マルスを制圧しているという、新プラトン主義的解釈もある。世界の名画/サンドロ・ボッティチェッリ(9)
<釈文>うらみわびほさぬそでだにあるものをこひにくちなむなこそをしけれ百人一首第65番=相模=<意味>恨み悲しんで、涙を乾かす暇もない袖さえあるのに、恋の浮き名のためにすたれてしまうかもしれない私の名、評判がなんともまぁ、惜しいことですよ。という意味です。<観賞>恋する相手の冷たいしうちに、突っ伏して嘆いている様子が目に浮かぶような和歌ではありませんか?「ふられたらしいよ」なんて噂が流れて、自分の評判が落ちることを心配しているのではないと思います。こんな風に言わなければならないくらい、相手のしうちを恨めしく哀しく思っているのだと思います。<作者について>相模は、いまから1000年ほど前の宮廷女官です。はじめ乙侍従(おとじじゅう)と呼ばれていましたが、相模守(さがみのかみ)大江公資(おおえのきんすけ)と結婚した後...書家・かな782/相模
<記事の内容抜粋>初年度、7万人入園目指す南伊豆町伊浜のニホンザル苑・波勝崎苑が4月24日に復活する。名称を「波勝崎モンキーベイ」と改め、河津町で爬虫類動物園「IZOO(イズー)」を運営するレップジャパン(白輸剛史社長)が運営を引き継ぐ。29日に南伊豆町役場で旧経営法人と協定を結び、経営権を引き継いだ。波勝崎苑は1957年開業で累計来園者数は1000万人超。2018年は年間入園者数2万人を割り、19年9月末から休業していた。伊豆新聞掲載=波勝崎苑4月に復活
ナスタジョ・デリ・オネスティーの物語●1484年頃。テンペラ・板。縦138X横83センチ。マドリード、プラド美術館。ある新婚夫婦の間のカッソーネの板絵で▶︎デカメロン◀︎にあるナスタジョの物語を描いた4連作のひとつ。恋人から愛されないナスタジョが、旅先で騎士が若い婦人を2匹の犬にむさぼり食わせているのを見る。この騎士の話を聞いて、彼は恋人や親類を食事に招待し、騎士の残酷な仕打ちの繰り返されるのを見せて、恋人を妻にする。1484年頃の工房の作。世界の名画/サンドロ・ボッティチェッリ(8)
<記事の内容抜粋>9日までライトアップ熱海市の中心市街地にある糸川遊歩道で、見頃を迎えた「あたみ桜」がライトアップされ、淡いピンク色の花が闇に浮かぶ幻想美を醸し、訪れる観光客や住民らを魅了している。ライトアップは2月9日までのあたみ桜・糸川桜まつりの期間中、毎日行なっている。時間は午後4時半〜11時。土、日曜日は桜茶の無料サービスや大道芸、バンド演奏などを実施する。問い合わせは市観光協会(電話0557-85-2222)へ。伊豆新聞掲載=闇に浮かぶ幻想美
<記事の内容抜粋>南伊豆町がモデル事業南伊豆町は来年度から、合法的"白タク"による高齢者移動支援のモデル事業を県と協力し実施する。運転ボランティアを活用した、3パターンの支援策を行う予定だ。移動困難な高齢者の買い物や通院を支える仕組みをつくり、将来の本格運用を目指す。講師の全国移動サービスネットワーク副理事長の河崎民子さんは「3つの支援策を考えた町は少なく南伊豆はすごい。具体的ルールづくりを進めてほしい」とした。伊豆新聞掲載=合法"白タク"で支援
ヴィーナスの誕生(部分)●テンペラ・板。縦175X横279センチ。フィレンツェ、ウフィツィ美術館。ロレンツォ・レイ・ピエルフランチェスコのために描かれた絶頂期の作。海から生まれた裸体のヴィーナスは、人々の凝視にたえかねてか、目は力なくうるみをおび、唇はかすかにおののき、あわてて胸に当てた手の指はふるえている。天真らんまんに裸体美を誇ったギリシャの女神とは異なり、裸体を意識した恥じらいを知る乙女の姿で、金髪の線的構成は見事である。世界の名画/サンドロ・ボッティチェッリ(7)
<記事の内容抜粋>ウオズラ「砂底に隠れる天文学者」海底すれすれを泳いでいるとメガネウオが飛び出してきて、びっくりしたことがある。砂中に潜っている魚の上を、私が知らずに泳いだので、彼の方が驚いたに違いない。普段は砂中に隠れていて、めったにお目にかかれない魚なので、カメラの角度を変えて、いろいろな姿を写すことができた。英名で「スターゲイザー(天文学者)」という。理由は、海底から空を見上げているように見えるから。目を取り巻く膜が太く、眼鏡のようだからメガネウオの名が付いた。カマボコの原料になっている。伊豆新聞掲載=魚の国の知恵くらべ
<記事の内容抜粋>豪華な内装、報道公開JR東日本(本社・東京都渋谷区)は27日、東京と伊豆を結ぶ新しい観光特急列車「サフィール踊り子」(E261系)の試乗会を、熱海駅ー横浜、品川駅間で行い、報道関係者らに豪華な車両の内部や、食事提供といったサービスの一部を公開した。同社営業部の小野正志次長は「踊り子としては30年ぶりの新車両。すべてがグリーン車ですべての車両に天窓が付いていて、伊豆のダイナミックな自然が満喫できる。カフェテリア(車両)では、こだわりのヌードルも楽しめる。3月14日にデビューするサフィールに期待してほしい」とアピールした。伊豆新聞掲載=青色の車両、熱海駅に登場
春●1476〜78年。テンペラ・板。縦203X横314センチ。フィレンツェ、ウフィッツイ美術館。この絵もロレンツォ・ディ・ピエルフランチェスコの別荘のために描かれたといわれる。ポリツィアーノの詩▶︎ラ・ジョストラ◀︎に鼓吹されて描いたとみるのが通説である。夕暮れの森の中で、ヴィーナスを中心にして、左には三美神とマルス、右には「春の女神」「花の女神」「風の神」が配され、静かな青みがかった色調の中に美しい線のリズムが奏でられる。世界の名画/サンドロ・ボッティチェッリ(6)
<記事の内容抜粋>「熱海城」熱海市曽我山、錦ヶ浦山頂にある観光施設「熱海城」は、1959年に建てられた。海抜160メートルにある天守閣展望台からは市街地、南熱海、相模湾に浮かぶ島々など360度のパノラマを楽しむことができる。春には城の周囲にある約200本のソメイヨシノが咲き誇る。市内屈指の花見の名所としても知られる。伊豆新聞掲載=空見たことか
<記事の内容抜粋>来月16日、伊豆の国で5ツアー<伊豆半島ジオガイド協会は2月16日、伊豆の国市で5本のジオツアーを開催する。ガイドの案内で、葛城山で絶景を楽しんだり、源頼朝や北条一族が活躍した中世の史跡を辿ったりとバラエティに富んだ内容となっている。長嶋茂雄ランニングロード、城山など狩野川周辺を散策する「豆州大仁ジオ散歩」は午前9時〜正午で1500円。最小随行人員は、豆州大仁ジオ散歩が3人。それ以外のツアーは2人。申し込みは同協会(電話0558-74-5423)へ。伊豆新聞掲載=葛城山、温泉、史跡、狩野川
パラスとケンタウロス(部分)●1478〜82年。テンペラ・板。縦207X横148センチ。フィレンツェ、ウフィッツイ美術館。メディチ家のロレンツォ・ディ・ピエルフランチェスコの別荘のために描かれた。暴力を象徴する半人半馬のケンタウロスを制御する女神パラスの上半身である。メディチ家を象徴する平和の女神が暴力を屈服させたとする政治的寓意説、理性が本能を抑制しているとみる道徳的寓意説、その他、プラトン主義の寓意とみる説などあり、制作年も1478〜82年の間で諸説がある。世界の名画/サンドロ・ボッティチェッリ(5)
<記事の内容抜粋>「雛のつるしまつり」が開幕。華やかな人形に埋もれモデルを務めた地元の園児=東伊豆町稲取=。伊豆新聞掲載=「雛のつるし飾りまつり」
<記事の内容抜粋>乗船49人に紅白餅東海汽船の高速ジェット旅客船が25日、東伊豆町の稲取港ー東京都の伊豆大島間で今年も季節運行を開始した。伊豆大島の第65回「椿まつり」(26〜3月22日)に合わせて就航する。初日、町内外の49人が乗船した。椿まつりは26日、「江戸みこしとあんこのパレード」で開幕。期間中、多彩なイベントを繰り広げる。見頃は2月下旬から3月中旬頃。問い合わせは同社お客様センター(電話03-5472-9999)へ。伊豆新聞掲載=高速船が季節運航開始
春の比喩(部分)●テンペラ・板。縦203X横314センチ。フィレンツェ、ウフィッツイ美術館。ボッティチェッリの傑作。▶︎春◀︎の中の「花の女神」の部分。古典世界への憧れと自然への愛情とを、独特の曲線の妙味を生かして、詩的にうたいあげている。救いを求めるかのように湾曲さえた両手のしぐさや、奔放に流動する金髪のとり扱いには、敏感な線の感覚が遺憾無く発揮されている。メディチ家中心に集まる新プラトン主義の人文詩人たちから鼓吹されて描いた。世界の名画/サンドロ・ボッティチェッリ(4)
フォトンベルト(フォトンバンド、フォトンリング、マナジックリング、ゴールデン・ネブラとも)とは、ニューエイジ運動の一部と深く関りのある霊的主張です。フォトンベルト説は、フォトンのベルト(輪)が地球を覆い、天変地異を起こし、霊的な変化をもたらすと主張する(意識のシフト、グレート・シフト、シフト・オブ・ザ・エイジ、ゼロ・ポイント、アセンション・ポイント)などと呼ばれます。また、フォトンベルトという発想は、地球外生命体や2012年人類滅亡説などの多くの主張と結びついています。神秘的な現象をモチーフに、墨象で描いてみました。ウィキぺディアより墨象・フォトンベルト
<記事の内容抜粋>「氷採取し病鎮める」南伊豆町の石廊崎区(渡辺二三夫区長)は24日、"おじぞうさん"の祭りを行った。地域を疫病から守るため、本瀬川沿いの山中にある念仏氷の地蔵を参拝する伝統行事で、7人が急坂を200メートルほど登り神酒や団子をささげた。参加した区民は前日の雨でぬかるんだ山道を慎重に登った。石を積んだ石塔が並ぶ参道を抜け、地蔵堂の前でお神酒を交わし乾杯した。渡辺区長は「今年も区民が健康であるようおじぞうさんに祈った」と話した。伊豆新聞掲載="おじぞうさん"参拝
メディチ家のメダルを持つ男●1473〜4頃。テンペラ・板。縦57X横44センチ。フィレンツェ、ウフィツィ美術館。肖像の主はわからないが、その力強い手でしっかりと持っている金メダルは、メディチ家のコシモ・イル・ヴェッキョが死後「国の父」の称号を贈られたときのものなので、メディチ家にゆかりのある人であろう。ポライウオロ的な線と明暗とで、顔面の異常な特徴を懸命に追求しているが、単なる写実に終始せず、独特の持ち味をみせている。1473、4年前後の作とされる。世界の名画/サンドロ・ボッティチェッリ(3)
<記事の内容抜粋>黄金崎(西伊豆町)火山が作り出す地熱地帯の地下では、温泉水によって岩石が変質する。夕日に照らされて黄金色に輝くこの岬の岩石の色も、このような変質作用によって染め上げられたものだ。同じ西伊豆地区の「宇久須のケイ石(ガラスの原料)」や「土肥金山」も熱水変質の恵み。黄金色に輝く黄金崎は落日の美しさで知られる景勝地なので、次は夕日に染まった黄金崎を撮りに行きたいと考えている。伊豆新聞掲載=神々のジオ
<記事の内容抜粋>伊豆市八木沢伊豆市八木沢の国道136号沿いで、菜の花が見頃になった。地元住民で組織する西豆地区地域づくり協議会(市川茂会長)が、良い景観で観光客を迎えようと、耕作放棄地を利用して毎年育てている。同協議会環境美化部会の潮木信部会長は「今年は一部でまき方を変えたのが成功し、今までより見応えがあると思う。土肥桜の鉢植えも置いてあるので合わせて楽しんでほしい」と話した。2月中旬頃まで楽しめそうだという。伊豆新聞掲載=国道沿いの菜の花見頃
聖セバスティアヌス●1473年。テンペラ・板。縦195X横75センチ。ベルリン国立美術館。16世紀の伝記家は、ボッティチェッリが1473年1月(現在の暦では1474年1月)に、フィレンツェのサンタ・マリア・マジョーレ聖堂のために▶︎セバスティアヌスの殉教◀︎を描いたことを伝えているが、おそらくその絵と同一であろうとされる。ポライウオロの影響による人体写実の成果を、筋骨の劇的な緊張にみせているが、そこにはボッティチェッリ独特の哀愁をおびた詩情をただよわせている。世界の名画/サンドロ・ボッティチェッリ(2)
昨年の展覧会の様子です
20191123日本書峯会展覧会昨年の湯けむりホールでの展覧会の様子です。20191123日本書峯会展覧会
<釈文>いまはただおもひたえなむとばかりをひとづてならでいうよしもがな百人一首第63番=左京大夫道雅=<意味>いまはもう、あなたのことをあきらめてしまおう、という気持ちを人づてではなく、あなたにお逢いして言う方法があればいいのに。という意味です。<鑑賞>伊勢の斎宮(さいぐう)だった当子内親王(とうしないしんのう)との関係が、内親王の父である三条天皇(さんじょうてんのう)の怒りに触れ、ふたりの仲が裂かれてしまったときに詠んだ和歌です。神に仕える斎宮はもちろん恋人をつくってはいけませんが、内親王は斎宮を降りていたので、天皇の行動は厳しすぎるという意見もあったようですが、天皇は内親王をことのほか愛していたので、怒りが収まらなかったようです。内親王16歳、道雅25歳のときのことです。悲嘆にくれた内親王は、出家した後、2...書家・かな781/左京大夫道雅
<記事の内容抜粋>岩地海岸で釣り中松崎町松崎の会社員樋口清亭さん(40)が19日夜、同町の岩地海岸で体長40センチほどの"透明な魚"を見つけた。下田海中水族館学芸員の都築信隆さんに夜と、貝の仲間である「ゾウクラゲ」の可能性が高く、「外洋を漂い生息しているため、この辺りではあまり見ることがない」という。樋口さんは「正体がわからずモヤモヤしていたので、すっきりした」と笑顔で語った。続けて「新種・珍種だったら面白いと思っていたので、そこは少し残念」と話した。伊豆新聞掲載="透明な魚"?発見
聖母子と天使たち●1470年頃。カンヴァス・油彩。縦100X横71センチ。ナポリ、国立ファボディモンテ美術館。この絵はローマのファルネーゼ宮から出たもので、1470年より少し前の初期の作とされる。多くの異説があったが、最近ではボッティチェッリに帰する説が強い。フィリッポ・リッピとヴェロッキョの影響による力強い表現をみせているが、頭髪の描写や人物のまとめ方には、ボッティチェッリ独特の繊細な線の感覚が通っていて、全体の調子は和らげられている。世界の名画/サンドロ・ボッティチェッリ(1)
<記事の内容抜粋>ウオズラ「海のタイガーマスク」彩色と模様が美しいのは、なんといってもトラウツボだ。濃赤地に白い虎模様が鮮やかで、その派手さは口の中まで続く。整った造形美のファッション性が素晴らしいと思うのです。正面顔は、プロレス最盛期の人気者だったタイガーマスクにそっくりなのも面白い。どうしてこのような美しいデザインと模様が海中に存在するのだろうか。潜水を重ねるたびに、海の自然は不思議と謎が秘められた玉手箱を開けるように、次々と新鮮な驚きを与えてくれるのです。だから私は海に取り憑かれているのだろうか。伊豆新聞掲載=魚の国の知恵くらべ
<記事の内容抜粋>スピーカーで放送南伊豆町の青野地区で、細く高い「コーン」という音が集落中に響いている。音の出所は高台に立つ観音山金剛院だ。西伊豆町仁科の竹内政治さん(75)が「水琴窟」を設置し、スピーカーをつないで放送している。寺から100メートル離れたところでも聞こえ、地域の名物になっている。伊東住職は「昨年4月に寺で開いた絵画展でBGMに水琴窟を使い、欲しいと話していたら竹内さんが協力してくれた。風に乗り届くちょうどいい音。私が寺にいるよという合図にもなる」と語った。伊豆新聞掲載=水琴窟の音、集落に響く
イサーク・アブラハムスゾーン・マッサの肖像●1626年。カンヴァス・油彩。縦80X横65センチ。トロント美術館。一瞬、おもてをよぎって過ぎた表情を捉える巧みさはハルスの独壇場である。明らかに視線の方向の異なる二つの目と、なかば開いた唇とからなる三角形が、この絵の運動を決定し、椅子にもたれる腕の重力さえもがそれとの函数で納得されるからのようだ。多くの美術史家は、背景の風景画を、ピーテル・デ・モレーンの筆とする。世界の名画/フランス・ハルス(15)
<記事の内容抜粋>伊豆半島型コース名物1964年開業で、天城連山を背に太平洋に向かって展開する丘隆コース。9ホールごと、海、山、島、森の4コース、計36ホールからなる。海コースには大きな池があり、池を中心に3ホールが配置されている。その中でも池を越えて伊豆半島型の島に向かってティーショットする、海コース6番ホールは名物となっている。伊豆新聞掲載=空見たことか
<記事の内容抜粋>新港活用へ"明るさ"「松崎新港の活用」が長年、松崎町の課題となっている中、今年8月に大型豪華客船「飛鳥2」の寄港が決まり、さらに川勝平太知事が駿河湾フェリーの寄港に言及するなど、町にとって明るい話題が続いている。観光関係者らの期待も高まっている。町観光協会も実現に期待を寄せる。「松崎町をはじめ、西伊豆地域は観光客が訪れる手段バス、車に限られている。新たな公共交通が生まれることは大きなプラス要素になる」と語る。伊豆新聞掲載=「フェリー寄港」知事発言に期待感
養老院の女理事たち●1664年。カンヴァス・油彩。縦170X349センチ。ハーレルム、フランス・ハルス美術館。かつての養老院はいまフランス・ハルス美術館となった。そして展示されたハルスの作品群と、同時代の画家の作品群のはてに、この▶︎女理事◀︎の画面に行き着いたとき、人は激しい衝撃を体験する。この世と宴界の境という空間があるなら、まさしくこの老人たちの占める不吉な場がそれだろう。そこに肉体だけではなく、魂が腐食・解体して発する燐光を見たのはフローデルである。世界の名画/フランス・ハルス(14)
<読み>どらどくとく<意味>ろ馬や子牛や牝牛は、みんな家畜である。という意味です。これは堀千江子さんの作品です。この方は書道教室に入られて1年ほどにになりますが、通信教育でお稽古されています。とめはねがとても良くでています。この調子でどんどん頑張ってください。</div書道教室の生徒の作品454/堀千江子
<記事の内容抜粋>10万人の来館願う日本三大つるし飾りの一つといわれる東伊豆町稲取の第23回「雛のつるし飾りまつり」(稲取温泉旅館組合主催)が20日、稲取地区で開幕する。神事が19日、文化公園雛の館で開かれ、関係者ら約20人が期間中(3月31日)の安全と来客増を願った。三大つるし飾りは稲取の他福岡県柳川市と「さげもん」、山形県酒田市の「傘福」。問い合わせは同組合(電話0557-95-2901)へ。伊豆新聞掲載=3万個展示、きょう開幕
つば広帽子の男●1660〜66年。カンヴァス・油彩。縦79X横65センチ。カッセル国立美術館。ハルス最晩年の肖像画。集団肖像にとって、かの▶︎養老院の理事ならびに女理事◀︎が持つ位置を、個人の肖像画としては、ここに見ることができる。虚ろな目、じっと何かを見ているようでもあり何も見ていないようでもある眼差し、たるんだ皮膚、皺、全身の緩み、要するに「老人」というものの肉体的顕現を容赦無く描く。死を前にした彼自身の肉的現存への問いかけででもあるかのように。世界の名画/フランス・ハルス(13)
<記事の内容抜粋>「身寄せ合って」最近、自然環境の変化にだんだんと気になることが、皆さんも多くなってきたのではないだろうか?特に自然災害の猛威は、目に見えてその異常さを焼き付ける。しかし、まだどこかで、来年は正常に戻り大丈夫だろうなんて考える人もいるだろうが、果たして、どうなることだろう?ある冬の日に、私は森へと霜を探しに行った。四辻を右に回り水場付近へと歩を進めると真っ白な霜に覆われた落ち葉やコケが出迎えてくれた。ちょうど西日が差しかかり、暖かさの恵みに顔がゆるみ、撮影の手が止まる。ちょっと見上げると、頭上の木には、おしくらまんじゅうをして寒さを凌ぐそんなほほ笑ましい光景が広がり、心に温もりを灯してくれた。本当にこんな小さな出会いでも、心を満たし充実させてくれる。やはり、何事も考え方次第で糧となるのだろう。伊豆新聞掲載=天城山からの手紙
<記事の内容抜粋>熱海梅園で足湯人気梅まつり開催中の熱海市梅園町の熱海梅園で園内の足湯が人気を集めている。来園客に咲き始めた梅を見ながら、ポカポカの湯を楽しんでいる。まつり会期中の3月8日まで無料開放している。午前10時〜午後4時。花の見頃は2月上旬〜中旬の見込み。問い合わせは同市観光協会(電話0557-85-2222)へ。伊豆新聞掲載=温泉ポカポカ梅と楽しむ
ヴィレム・クレースの肖像●1658〜60年。カンヴァス・油彩。縦47X横34センチ。ミュンヘン、アルテ・ピナコテーク。ハルス晩年の肖像画のひとつの典型。あの市民兵団の色彩の交響楽は、黒の色調に飲み込まれタッチは太く、粗く、しかも陰影を付ける腕の線は水墨画のそれを思わせる。人物の心理的陰影の深さも、描かれる対象の解体と描く主題の実存的解体というこの「移ろいの時」にあたって、絵筆とマチェールと画布とが絵画の存在を「強く」主張していることから来るのかも知れない。世界の名画/フランス・ハルス(12)
<釈文>たまのおよたえねばたえねながらえばしのぶることのよわりもぞする百人一首第89番=式子内親王=<意味>私の命よ、絶えるならばいっそ絶えてしまっておくれ。このまま生きながらえていると、じっと隠していることが弱り、恋心が外に現れてしまいそうである。という意味です。<観賞>優雅な生活を送る、その心の奥底にひっそりと秘められた激しい恋心に、息が詰まるような和歌ですね。伝えられない恋心を持つということは、どんなにか切ないことでしょう。みなさんの恋愛が、明るく楽しいものであることを祈っていますが、もし、人には言えない想いを抱えたときには、この和歌がきっとあなたの慰めになるでしょう。<作者>式子内親王は、後白河天皇(ごしらかわてんのう)の第三皇女です。11歳のときに賀茂神社に仕える賀茂斎院(かものさいいん)に任ぜられま...書道教室の生徒の作品453/深澤充徳
<記事の内容抜粋>「いってらっしゃい」と見送り南伊豆町商工会青年部(土屋善樹部長)は14〜17日、下賀茂の前原橋交差点であいさつ運動を行なった。毎日5人ほどが参加し、通学する小・中学性に明るく声を掛けた。青年部では明るく安全な地域づくりのため、小中学校の通学路で不定期にあいさつ運動を実施している。伊豆新聞掲載=子どもに明るく声掛け
ヴィンセント・ローレンスゾーン・ヴァン・デル・ヴィネの肖像●1655年。カンヴァス・油彩。縦65X横49センチ。トロント美術館。1629年生まれのこの画家は47年以後、ハルスの弟子であったが、ドイツ、スイス、フランスに3年間の旅をして1655年にハールレムに帰るので、セイモア・スライヴはこの画家も55年以降の作品とする。肖像画に内心の緊張の表現があらわれ、しかも技法はきわめて密度の高い省略法となる。ベラスケスとの近親性を認める評者の多いのも当然であろう。世界の名画/フランス・ハルス(11)
<読み>じんじいんそくは、ぞうじもはなれざれ<意味>いつくしみの心や、あわれみの心は、わずかな時間でも失うことのないようにしよう。という意味です。これは細井美峰さんの作品です。今回は早めに出品されました。この方は師範試験に合格されたので、三体文字もしっかり上手にできています。切磋琢磨して、これからも上を目指して頑張ってください。書道教室の生徒の作品452/細井美峰
<記事の内容抜粋>まつり、六分で開幕か今季の河津桜開花予測状況は、東伊豆町の県農林技術研究所伊豆農業研究センターによると2分咲きになるのは河津町が2月4日頃、南伊豆町が3日頃で、満開は河津町は16日南伊豆町が13日になる見込みという。河津町の「河津桜まつり」が開幕する2月10日は6分咲き程度を予測している。河津川沿いの河津桜は河口付近ですでにちらほらと咲き始めている。伊豆新聞掲載=満開、暖冬で2月中旬にも
ペーケルハーレン氏●1628〜30年。カンヴァス・油彩。縦74X横61センチ。カッセル国立美術館。この作品は、同年代に描かれた▶︎合いの子(黒人との混血男)◀︎によく似ており、ともに、一種の道役者をモデルにしていると考えられる。マーレ・バッべが「狂女」であったように、この「塩漬けにしんの旦那」(その名の意味)は、酒神に身も魂も売り渡した「狂人」なのであろう。道化じみた衣装と帽子は、「世界は芝居」の視点を、ハーレルムの小宇宙に導入する。世界の名画/フランス・ハルス(10)
孫娘は今年はお正月に休みがとれなくて、14、15、16と休みがとれたので、帰省しました。ワンちゃんが大喜びで、遊んではしゃぎまくっていました。きょう東京へ帰るので、写真を撮りました。今年はスカートもコートも長いのがトレンドらしく、アパレル会社に勤める孫娘は流行の最先端で来ました。ファッションは10年周期で繰り返すので、面白いです。何をしても楽しいお年頃でいいですね。孫娘の里帰り
<記事の内容抜粋>足湯改装「にぎわいを」下田旧町内の大横町通りは商店街の所々で無料開放されている足湯や手湯が散策客の人気を呼んでいる。このうち私設文庫「黒船社」の森秀樹さん(79)は、足湯を手湯にリニューアルし、通りに面した入り口に移設した。森さんは、通りから少し入った庭の一角に足湯を設置していたが、「手湯の方が気軽に利用できる」とリニューアルし、通り沿いに移設した。竹製の注ぎ口と、湯受けに大きな瓶を設置した利用者のため、タオルも用意した。伊豆新聞掲載=手湯、大横町通りに誕生
聖ハドリアヌス市民兵団の士官と下士官●1633年。カンヴァス・油彩。縦207X横337センチ。ハールレム、フランス・ハルス美術館。フロマンタンが、ヴァン・ダイクにもベラスケスにも比肩しそれを凌駕するとし、「かつてこれほどに描けた人はいないし、今後もいないだろう」と記した作品。フロマンタンノの趣好は別として市民兵団シリーズの中では、疑いもなくもっとも完璧な、集大成的な作品。左から3番目の人物の凝視する視線などに内心の神秘表現が読みとれる。世界の名画/フランス・ハルス(9)
<読み>がんせいひしょうかなり<意味>元日は山川すべて、見るからに気象がよい。という意味です。これは坂口忠純さんの作品です。この方は大きな会社にお勤めでお忙しいのに、ずっと続けられて感心です。今回は締め切りの作品を早々と提出なされました。お家が遠いので、通信教育でお稽古されています。とても上達なされました。これからも頑張って上を目指してください。書道教室の生徒の作品451/坂口忠純
<記事の内容抜粋>昨年誕生オウサマペンギン下田市三丁目の下田海中水族館は昨年7月に生まれたオウサマペンギンのヒナの名前を募集している。応募は31日まで。当選者には年間パスポートとオウサマペンギン特製缶バッジ、ぬいぐるみを贈呈する。選ばれた名前の応募者が多数の場合は抽選を行う。問い合わせは同館(電話0558-22-3567)へ。伊豆新聞掲載=ヒナに名前付けて
マーレ・バッべ●1630〜33年。カンヴァス・油彩。縦75X横64センチ。ベルリン、ダーレム国立美術館。ハルスのもっとも著名な作品の一つ。ハールレムの年老いた魔法使いの肖像である。巨大なビールのジョッキを片手に、肩には梟をとまらせ、白い頭巾の下にはほとんど性別不詳の陰惨な笑い。ハーレルムの町も小さな「世界演劇」の舞台だとすれば、まさしく、この魔女はハルスの晩年の闇を見通して笑っている。いや、闇に対して、ハルスの今なおおのが力を信じている嘲笑かもしれない。世界の名画/フランス・ハルス(8)
<釈文>たちわかれいなばのやまのみねにおふるまつとしきかばいまかへりこむ百人一首第16番=中納言行平=<意味>貴方とお別れして因幡の国に行っても、そのいなばの山の峰に生えている松という名のように、貴方が私を待っていてくれると聞いたならば、私はすぐにでも帰ってきましょう。という意味です。<観賞>行平が38歳のとき、因幡守(いなばのかみ)として、因幡国へ下向しました。守はいまでいう県知事のような役職です。和歌を贈った相手は都にいるのですから、遠距離恋愛になってしまうわけです。現在のように電話もメールも無く、馬が最速の交通手段の時代ですから、会いたくてもなかなか会えませんね。そんな事情をわかっていながら、「すぐに帰ってくるからね」と詠んだ行平の恋人への心細い気持ちがひしひしと伝わってはきませんか。<作者>中納言行平は...書家・かな780/中納言行平
<記事の内容抜粋>鮮やかなオレンジ「カエンカズラ」東伊豆町の熱川バナナワニ園(木村幸子園長)で「カエンカズラ」が満開となった。鮮やかなオレンジ色の花が滝のように垂れ下がり、来園者の目を楽しませている。同園学芸員の清水秀男さんは「満開は例年、2月頃が多い。昨季は1週間ほど早かったが今年はさらに1週間、早い。今まででもっとも早いのではないか」と話した。問い合わせは同園(電話0557-23-1105)へ。伊豆新聞掲載=「炎の滝」が満開
ジプシー女(部分)●1628〜30年。カンヴァス・油彩。縦58X横52センチ。パリ、ルーヴル美術館。フランス印象派によるハルス再認識の説明にしばしば引かれる作品。通常▶︎ジプシー女◀︎と称されているが、朝、起きたばかりの若い女の肖像と考えるべきだという。確実に光線の現象として立ち現れてくる美神は、確かに印象派の先駆でもあろう。しかしそこに描かれた対象も描く目も筆も、産業革命以後の貧血した肉体のそれではない。世界の名画/フランス・ハルス(7)
<記事の内容抜粋>伊豆「修善寺」807年に弘法大使により創建され、室町時代(1489年)、韮山城主北条早雲のときに曹洞宗に改宗。第43世住職は吉野真常さんで、例年、年明けをはじめ国内外から大勢が参拝に訪れる。伊豆新聞掲載=空見たことか
<記事の内容抜粋>華やかに成人式賀茂地区6市町で12日、2020年成人式が開かれた。令和最初となる新成人は華やかな振袖やスーツに身を包み、旧友らと新たな門出を祝った。対象者は663人。式典の前には新成人の渡辺さんがピアノ演奏、下田市出身のユーチューバーくろたんが講演をした。伊豆新聞掲載=令和初は663人
夫と妻の肖像●1622年頃。カンヴァス・油彩。縦140X横166.5センチ。アムステルダム王立美術館。画家自身とその2度目の妻リースベットの肖像とされている。しばしばルーベンスの、妻イサベラ・ブラントと並んだ自画像(1609年頃)に比較されるが、ハルスの絵ははるかに「庶民的」であり、典型的なハールレムの幸せな市民夫妻である。オランダ風の人物と、ヴェネツィア風の遠景とが巧みな「文化的」コントラストを作り、ハルスのこの種の絵としては最良のものであろう。世界の名画/フランス・ハルス(6)
<記事の内容抜粋>堂ヶ島(西伊豆町)海岸の崖には、海底火山の噴火に伴う水底土石流と、その上に降り積もった軽石・火山灰層が見られる。美しく折り重なる白い火山灰層が、特徴的な景観を作り出している。海岸の崖には、波がうがった洞窟(海食洞)の「天窓洞」=国指定天然記念物=があり、遊歩道や遊覧船から楽しむことができる。遊覧船乗り場の奥にある「堂ヶ島ピアドーム天窓」は、周辺のジオツアーのベースになっている。伊豆新聞掲載=神々のジオ
<記事の内容抜粋>全国から270人参加伊豆早春フラワーウォーキング「第22回下田水仙ツーデーマーチ」(実行委員会主催)が11日、下田市外ヶ丘の道の駅・開国下田港を集合地点に開幕した。初日は下田水仙コース(20キロと10キロの2コース)に全国から270人が参加し、見頃を迎えた爪木崎のスイセンや須崎半島の海岸美を堪能した。2日目は「開国コース」(6キロ、10キロ、20キロ)が行われる。道の駅で午前8時から受付、9時15分から出発式。当日参加もできる。下田・賀茂地区の住民は500円。伊豆新聞掲載=スイセン、海岸美堪能
陽気な酒呑み●1628〜30年。カンヴァス・油彩。縦81X横66.5センチ。アムステルダム王立美術館。黄金色の交響曲である。つばの広い帽子の黒も、頬や唇、そして右手の袖色にわずかにのぞく朱色も、とりいれの麦畑のような黄金の光にひたり、それをきわだたせている。コップと白ブドウ酒のプリズム、その下をしっかりとつまむ五本の指、それをとりまく白いレース、そして服の袖ータッチとはまさに視線と筆とマティエールによる世界との「触れあい」である。世界の名画/フランス・ハルス(5)
<読み>がんせいきしょうかなり<意味>元日は山川すべて、見るからに気象がよい。という意味です。これは齋藤峯津さんの作品です。この方は、自信を持って書かれるので、字が堂々としてとても良いと思います。もうすぐ師範の試験にも合格されることでしょう。ますます精進されて頑張ってください。書道教室の生徒の作品450/齋藤峯津
<記事の内容抜粋>テロ防止も訴える伊豆漁協(佐藤泰一組合長)は10日、新年恒例の「海上安全祈願祭」を下田市外ヶ丘の市魚市場岸壁で開いた。漁協をはじめ、国や県の出先機関、警察、海事、マリンレジャー関係者など約70人が出席し、今年一年間の安全と豊漁を願った。下田海上保安部の柳田誠治部長も「関係機関一丸となりワンチームで海の安全と海難防止に努めるとともに、テロ防止に協力を」と呼びかけた。伊豆新聞掲載=一年の安全、豊漁願う
ふたりの笑う子ども●1626〜28年。カンヴァス・油彩。縦69.5X横58センチ。ロッテルダム、ブイマンス・ヴァン・ボイニンヘン美術館。▶︎されこうべを持つ少年◀︎▶︎笛吹く少年◀︎▶︎リュートを弾く少年◀︎など、この時期のハルスには市井の少年をモデルにした、いわば風俗画が多い。輝く黄色の光線の用い方に、カラヴァッジョの影響をみる史家もある。大胆な粗いタッチでモデルの表情や皮膚・衣装・手に持つ「小道具」の質感を炸裂させるハルスの手腕は、彼の時代を越えている。世界の名画/フランス・ハルス(4)
<記事の内容抜粋>男女の縁や誓い表現南伊豆町上小野の書家木村松峯さん(83)の墨象が「縁(えにし)の誓い」が美術商アートワールドインターナショナル(本社・東京都豊島区)の「2019年度年間最優秀美術家世界芸術遺産至宝文化大賞」に選ばれた。受賞作は重なり合う大きな濃い円と薄い円に斜めの線が入り、所々に色を付けた。二つの円は男性、女性を描き、斜めの線で「誓い」を表現したという。木村さんは「2019年は縁にまつわる作品を多く作ってきて、他の作品同様、この作品も一つの賞に選ばれて驚いた」と話した。同賞は同社が日本画、洋画など様々な分野の中で目に止まった作品に送っているという。木村さんは同社が行なっている台風災害復興支援、飢餓に苦しむ子どもたちなどの支援活動に協賛費を送っていて、感謝状も受け取った。伊豆新聞掲載=書家木村さん(南伊豆)が受賞
<記事の内容抜粋>4月以降の利用目指す南伊豆町立自然公園・石廊崎オーシャンパークで、町による芝生広場の造成が進んでいる。すり鉢状のステージなどがあり、完成すればイベントスペースとしての活用が期待される。芝の根が落ち着く4月以降の利用開始を目指している。パークにはこれまで広いイベントスペースがなく、昨年10月の伊勢エビ大食い大会の際は駐車場の一部をつぶすことになった。町企画課は「様子を見ながらだが4月中にオープンできるといい」とした。伊豆新聞掲載=芝生広場造成しイベントスペースに
ピーテル・コルネーリスゾーン・ヴァン・デル・モルシュの肖像▶︎ピエロ◀︎または▶︎にしんを持つ男◀︎(部分)●1616年。カンヴァス・油彩。縦94X横72.5センチ。ピッツバーグ、カーネギー美術研究所。ライデンの町の「修辞学会」の人気役者で、1613年にハーレルムで催された競技会で優勝したという。ここには、すでに、中期以降の肖像画を支配する迫力のあるタッチが、たとえば手の描きかたなどにうかがえる。手に持つにしんは彼の辛辣な性格を暗示しているものであろうか。世界の名画/フランス・ハルス(3)
<読み>がんせいきしょうかなり<意味>元日は山川すべて、見るからに気象がよい。という意味です。これはご住職の小池大嶺さんの作品です。この方は今年も一番乗りで作品を提出されました。この作品は、お手本にはない篆書を自ら調べて書かれたようで、とても勉強熱心で感心します。今年も今まで以上に頑張って私を驚かしてください。書道教室の生徒の作品449/小池大嶺
<記事の内容抜粋>五輪、パラへの期待も下田市と下田商工会議所、市観光協会、JA伊豆太陽、伊豆漁協の市内経済4団体共催による新年賀詞交歓会が7日夕、下田東急ホテルで開かれた。各団体の役職員や市内事業者、市議など約140人が出席。今年1年の発展と飛躍を願い、和やかに懇談した。勝俣孝明衆議院議員、岩井茂樹参院議員らも新たな年に期待感を示した。伊豆新聞掲載=「着工近い、大きな声を」
聖ゲオルギウス市民兵団士官の饗宴(部分)●1616年。カンヴァス・油彩。縦175X横324センチ。ハールレム、フランス・ハルス美術館。大画面のほぼ中央部、斜めに担いだ旗が画面全体にダイナミックな運動を与えている。この若者に、もっとも鮮やかな光を当てられている。以後の集団肖像に比して、動きも少ないが、しかし、人物の皮膚や衣装、剣の柄や卓上の静物などに鳴り響く多様な赤・黒・茶・白の交響的諧調によって、「色彩家」ハルスの天分はすでに十分にあらわれている。世界の名画/フランス・ハルス(2)
<釈文>やまがはにかぜのかけたるしがらみはながれもあへぬもみじなりけり百人一首第32番=春道列樹=<意味>山のなかを流れる川に、風が架けた、川を堰き止めるように造られたしがらみは、川面にたくさん散って流れかねている紅葉なのだなぁ。という意味です。<鰥賞>山のなかを流れる清流に、紅葉が散っている様子が目に浮かびませんか?色合いの美しさとともに、山のなかの空気の清浄さも感じられるようです。<作者>春道列樹は、1100年ほど前の下級官僚です。和歌を詠むのが上手でしたが、その生涯は詳しくわかっていません。書家・かな779/春道列樹
<記事の内容抜粋>住民アンケを実施県賀茂地域局は、賀茂地域の将来像を探るため、住民アンケート調査を実施している。児童・生徒を対象とした「みんなの未来づくりアンケート」結果を踏まえ、地域をどのようにしていきたいかを問う内容。回答期限は17日。一人でも多くの協力を呼び掛けている。この児童・生徒アンケート結果を踏まえ、今回の住民アンケート調査では▼あなたは将来的にもっとたくさんの人に地元に住んでほしいと思いますか▼あなたのお子さんやお孫さんに地元に将来的に住んでほしいと思いますか(子や孫がいる場合)ーなど8点の質問を用意した。伊豆新聞掲載=賀茂地域の将来像探る
ヤコブス・ザフィウスの肖像●1611年。カンヴァス・油彩、縦54.6X横41.2センチ。ハーレム、フランス・ハルス美術館。ハスルの年代決定可能な最初の作品である。この小肖像画は、本来もっと大きい画面の一部をなすもので、ザフィウスの座像を表していたと考えられている。初期作品らしい厳密さと、若者の心を捉えた老年の神秘とがよくあらわれているが師のヴァン・マンデルの影響は皆無であり、むしろコルティウスの肖像画技法近いものがある。世界の名画/フランス・ハルス(1)
<記事の内容抜粋>ウオズラ「大ボス登場」コブダイの成長したオスは前頭部がコブ状に突き出て、下あごも厚くなる。コブは脂肪の塊だという。こんなにコブが大きくなると、体のバランスが悪いだろうと思うが、なんのその。ゆうゆうと泳ぐ姿を見ると、こんな体形に進化する不思議な理由をつくづく考えてしまう。サザエを頑丈な歯で噛み砕いて食う肉食性のつわものだ。体の割に目が小さいのが面白い。煮るとまずくて生臭いので、「鍋が腐る」ナベクサラシという。別名でカンダイとも呼んでいる。伊豆新聞掲載=魚の国の知恵くらべ
<記事の内容抜粋>「一歩踏み出す年」官公署などで新年の業務がスタートした6日、賀茂地区の町や企業でも仕事始め式が開かれた。首長や経営者らが年頭の訓示を述べ、職員・社員たちは新たな気持ちで2020年の業務をスタートした。その上で職員の負担軽減を考え、健康管理や「ライフワークバランス」を重視し、7月をめどに宿直制度を開始する方針を述べた。伊豆新聞掲載=町や企業で仕事始め式
たくらみ(部分)●1890年。カンヴァス・油彩。縦90X横150センチ。アントワープ王立美術館。色彩の微妙さ、異様な形態、軽薄な身振り、隠された不安の入りくんだ混合は、とらえどころのない熱量によって組み立てられ、架空のドラマのようである。アンソール的多様性を持った、魅惑的な有毒な光に照らしだされている。作者には、デリケートな人間は、ここに登場しているような人々から悪意のこもったたくらみによって迫害されているという実感があったのであろう。世界の名画/ジェームズ・アンソール(16)
<記事の内容抜粋>日野「菜の花畑」南伊豆町日野には、3ヘクタールもの菜の花畑がある。元はセイタカアワダチソウが茂る耕作放棄地だったが、農業振興会が町の入り口の広大な農地を何とかしようと毎年土を耕し種をまいている。本紙の記者がドローンを使って各地を撮影します。「ここを空から見てみたい」「あそこをドローンで撮ったら面白いのでは」などの意見があれば本社まで連絡してください。伊豆新聞掲載=空見たことか
<記事の内容抜粋>2町で消防出初め式河津、東伊豆の2町で5日、消防団出初め式が行われた。団長訓示や表彰などの式後、パレードや放水を繰り広げ、防災への誓いを新たにした。放水は漁港岸壁から全分団と消防車のはしご車が一斉に行った。伊豆新聞掲載=防災誓いパレード、放水
体を温めようとする骸骨●1889年。カンヴァス・油彩。縦75X横60センチ。テキサス、フォートワース、ロバート・F・ウィンドフォア夫人蔵。ストーブの横腹に「火がない。明日持ってきてくれる?」と書かれている。ぼろをまとった骸骨たちが、ヴァイオリン、ランプ、パレットなどをそばにして疲れ果てている。これは貧窮した芸術家たちが、今日はだめでも明日には訪れるかもしれぬ援助を求めている。みじめな姿を象徴的に表現したのであろう。世界の名画/ジェームズ・アンソール(15)
<釈文>ありあけのつれなくみえしわかれよりあかつきばかりうきものはなし百人一首第30番=壬生忠岑=<意味>夜明け前の有明の月が、明け方の空にそっけなく光っていたときの、あなたとの冷たくそっけない別れの日以来、夜明けの暁ほど、わたしにとって切なくて辛いものはありません。という意味です。<鑑賞>夜明け前の月が冴え冴えと光っている様子が目に浮かびませんか?なんとも静かで哀しくも美しい景色です。忠岑は、相手の女性との恋が終わってしまったのでしょうか。暁の月をみるたびに思い出すとは、切ないことです。<作者>壬生忠岑は、いまから1100年ほど前の下級官僚です。地位は高くありませんでしたが、歌人として名高く、宇多法皇(うだほうほう)のお出掛けにもお供をして、和歌を捧げました。第41番の歌人である壬生忠見(みぶのただみ)は息子...書家・かな778/壬生忠岑
<記事の内容抜粋>4市町で消防団出初め式下田、南伊豆、松崎、西伊豆の賀茂4市町で4日、消防団の出初め式が行われた。団長訓示や功労者表彰に続き、パレードや一斉放水などで勇姿を披露するとともに、防火や防災の誓いを新たにした。表彰では功労者が述べ68人に表彰状を手渡した。最後は宇久須川への一斉放水を行い、消防団活動への士気を高めて式典を締めくくった。伊豆新聞掲載=防火、防災への誓い新た
フランドル通りの楽隊●1891年。カンヴァス・油彩。縦24X横19センチ。アントワープ王立美術館。原画は寸法からいうと2号大であるからこの複製は実際より少し大きくなっている。画面は緊密で、喜びと新鮮さがあふれ、あたかも今世紀初めにフランスで生まれた野獣派の先駆的作品のようである。この絵のフォルムのリズムは、ミリタリー・マーチの段音奏の正確さを暗示し、これによって作者は、建物の壁からはねかえる音楽の爆発の響きをとらえている。世界の名画/ジェームズ・アンソール(14)
<記事の内容抜粋>「神降りる朝」元旦は、1年の始まりを初日の出とともにとスポットには、たくさんの人が押し寄せる。今年は、私もそんな1年を始めたくて前日の夜から頭を悩ます。なぜなら、年越し寒波なんてニュースで流れるものだから、天城の山がどんな朝を迎えるのか気になってしまったのだ。しかし、大晦日は、せっかくのホテル宿泊で温泉もお酒もある。何度やめるかやめないかと頭をよぎったことか。それでもなんとか、誘惑に負けずに目覚ましをセットして、「起きられたら行こう」と布団に入った。そして、何のこともない......。目覚ましの前にパッチリと目が覚めて静かなホテルのロビーを後ろ目に出発となったのだ。私の経験上、今日の雲は劇的に変わるぞと確信に近いものがあったのだが、まさか声に出して言えるわけもなく.......。程なくして、目...伊豆新聞掲載=天城山からの手紙
<記事の内容抜粋>初日の出などにぎわう石廊崎オーシャンパークが開園し初の新年を迎えた南伊豆町石廊崎で、元日の入り込み客数が例年を大幅に上回る2000人超だったとみられることが分かった。駐車場の新設によりアクセスが向上したことで、例年以上に初日の出・初詣客でにぎわった。パーク売店で働く地域おこし協力隊の堤亮介さんは「詳しい集計はまだだが港の駐車場からの客も合わせれば2000人入った。2日、3日は徐々に落ち着いてきた。元日のペースを毎日やられるとつらいなぁ」と嬉しい悲鳴を上げた。伊豆新聞掲載=元日、石廊崎に2000人超
変な仮面●1892年。カンヴァス・油彩。縦100X横80センチ。ブリュッセル王立美術館。街頭を歩きまわる酔っ払いたちの図であろうか。ヴァイオリンをすでに地面に投げ捨て身を横たえている人もいれば、酒瓶片手の者もいる。人びとが仮面をかぶっているのか実際の顔を仮面のように描いたのか。作者の人間に対する不信の念は、彼のとらえる人間のすがたにも、仮面にも、仮面のような顔つきにも、容赦なく突き刺すように鋭くあらわされている。世界の名画/ジェームズ・アンソール(13)
<記事の内容抜粋>西伊豆観光協が大会伊豆西海岸の各地区で2日、新春恒例の漁船乗り初めが行われた。餅まきなどを盛大に繰り広げ、地域住民や観光客でにぎわった。同協会の塩沢一志会長は「例年以上の参加者数になってよかった。この勢いに乗り、2020年のオリンピックイヤーを西伊豆町の活性化につなげたい」と話した。伊豆新聞掲載=豪快に8000個餅まく
<記事の内容抜粋>元旦29万人が参拝2020年がスタートした。令和になって初めての正月ということもあり、伊豆各地の神社や寺院は多くの初詣客が訪れ、にぎわっている。参拝者たちはそれぞれの思いを胸に、1年間の幸福や健康、高校・大学合格などを祈願したり、おみくじを引いて今年の運勢を占ったりしている。7日午後1時からは五穀豊穣を描く新年行事「お田打ち神事」が奉納される。伊豆新聞掲載=令和初の初詣にぎわう
吊された男の死体を奪い合う骸骨●1891年。カンヴァス・油彩。縦59X横74センチ。アントワープ王立美術館。悲惨な姿をした二人の骸骨が闘っている情景は、ただ空しさを感じさせるばかりだ。両脇に群がってこの争いを見物している仮面の人たちの表情の、いかにも低俗でグロテスクで、あくことない貪欲さを表していることか。アンソールは、このような漠然とした地獄の世界を描いて、絵画的霊感を人びとに呼びおこすことに成功した。世界の名画/ジェームズ・アンソール(12)
2020-01-0318:00:02
<記事の内容抜粋>伊豆各地からごあいさつ今年は「子(ね)年」。ネズミの仲間でもっとも大きいのは南米に住むカピバラ。愛らしい姿で人気を集めている。伊豆地区でもいくつかの施設でカピバラに会うことができる。伊東市の伊豆シャボテン動物公園、三島市立公園楽聚園、東伊豆町稲取の伊豆アニマルキングダムで飼育されている。伊豆新聞掲載=今年はカピバラの年
<記事の内容抜粋>水中音響システム科学研究所/水中文化遺産研究センター昨年、南伊豆町青市に誕生したこの施設は、水中音響システム科学研究所・水中文化遺産研究センター・海洋探査技術オフィス・海洋情報営業オフィス・海洋探査機器整備センター・海洋探査機器調整水槽・海洋探査機器ウエアハウス・海洋探査機器展示室などの機能を備えており、海洋探査・調査・計測・研究分野に関するすべてのご要望に対応できる拠点としてオープンいたしました。伊豆新聞掲載=全国トップレベルの海洋研究拠点を目指す
動物の音楽家、あるいは奇妙な音楽家●1891年。カンヴァス・油彩。縦16X横21センチ。ブリュッセル、ラ・ユルブ蔵。アンソールにとっては、奇妙なことが当たり前であった。彼はまったく種類の違ったへんてこな動物を並列させ、彼らの異様さを際立てて、衣服、楽器、目つき、すべてを生き生きと表現した。こうして彼は彼と同じくフランドル人であった16世紀のヒエロニムス・ボスやビーター・ブリューゲルのあとを受け継いだ、怪奇な画家としての手腕をみせている。世界の名画/ジェームズ・アンソール(10)
きょうは初詣に行ってきました。恒例の達磨大使への参拝です。今年は孫たちが来れなかったので、娘夫婦とワンちゃんとで行ってきました。朝から日本晴れでとても晴れやかなお正月でした。どうか本年も無事に過ごせますようにと、お祈りしてきました。新年の初詣に行ってきました
<記事の内容抜粋>世界へ魅力発信2020年は東京五輪・パラリンピック自転車競技が伊豆ベロドローム(伊豆市大野)で開かれるオリンピックイヤーだ。4年前から整備が続く伊豆中央道・江間交差点(伊豆の国市南江間)をはじめ、ベロドロームに至る県道伊東大仁線の拡幅工事など準備が大詰めを迎えている。節目となる今年は「伊豆新時代」への胎動が目に見える形となり、新たな幕開けの年となる。このほか、大会競技を開催するベロドロームにアクセスする県道伊東大仁線では、3月末をめどに大型バスなど要幹線道路では、案内標識もユニバーサルデザイン(グローバル表記)に改善し、3月末までに14カ所で英字を大きくして見やすくしたり、表記を統一化したりする方針だ。伊豆新聞掲載=伊豆新時代胎動の年
キリスト、ブリュッセル市に入る●1888〜89年。カンヴァス・油彩。縦258X横431センチ。アントワープ王立美術館。これは幻想的なシーンを描いたアンソールの代表作中の代表作である。物語と、鋭い風刺のセンスと、多様な色彩とが一体となって溶けあい、巨大なページェントを現出させた。横断幕には「社会主義共和国万歳」と書かれ、左手には「ブリュッセルの王、キリスト万歳」と小さく書かれている。これと同じ図が1898年、銅板でも作られた。世界の名画/ジェームズ・アンソール(9)
あけましおめでとうございます。昨年は大変お世話になりました。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。新年明けましておめでとうございます
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