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  • 「現在の真理」第三章 超自然的な生活 (4)

    聖霊のバプテスマは、私たちの生活における五番目の超自然的事実です。その効果は本質的にキリストの内住と同じであり、私たちがキリストとの合一にあずかるのは聖霊を通してであるのですが、それでもそれはクリスチャン生活における別個の特権であり経験です。預言者エゼキエルは、回心した魂の経験を描写するとき、主が彼らの内に置かれる新しい心と新しい霊について告げた後、次のようないっそう高度な約束を付け加えました、...

  • 「現在の真理」第三章 超自然的な生活 (3)

    クリスチャン生活における次の超自然的事実は子たる身分です。私たちは直ちに天の家族の一員になります。このこともまた、神の統治の先例に全く反する、きわめて驚くべきことです。天使たちはとても高度な存在でしたが、あえて神の家族に加わろうとはしませんでした。しかし、罪深い人が天の宮殿の敷居をまたぎ、放蕩者が御父の懐に戻って、大天使ですらあずかり知らない地位を要求したのです。「見よ、なんという愛を、御父は私...

  • 「現在の真理」第三章 超自然的な生活 (2)

    クリスチャン生活の二番目の超自然的事実は再生です。再生は義認とは全く異なるものです。後者は、私たちの神との関係を正しくします。前者は私たちの性質を正しくするものです。再生とは、神から直接伝達される、神ご自身の存在のように純粋で聖なる新しい命を、神が人間に分与されることです。これは道徳的向上、自己改善、より良いことをすること、より良くなることではなく、恵みの奇跡、新創造です。それはあまりにも驚異的...

  • 「現在の真理」第三章 超自然的な生活 (1)

    「私は生きています。しかし、私ではなく、キリストが私の内に生きておられるのです。」(ガラテヤ二・二〇) 聖書の最良の版は聖なる生活です。神はご自分の超自然的な書を、ご自分のすべての子供たちの生ける経験に翻訳することを願っておられます。 ある人がウォルター・スコット卿に「私は本を書こうと思います」と言ったところ、彼は「一冊の本であれ」と答えました。 使徒たちの敵どもは、癒された人が彼らのただ中に立っ...

  • 「現在の真理」第二章 超自然的な書物 (10)

    頭脳で聖書が理解できない時、それをあなたの胸にしまい、あなたの心に刻み込んで、あなたの悲しみ・罪・必要に適用しなさい。そうすれば、それが真実であることがわかります。聖書はあなたを探り、回心させ、満足させてくれるからです。 ある盲目の少女が瀕死の状態で横たわっていました。彼女の麻痺した指では、大切な聖書の点字を触って読めなくなりました。悲しい叫びと共に、彼女は聖書を落とし、「私の大切な聖書、あなた...

  • 「現在の真理」第二章 超自然的な書物 (9)

    この書が真実であることを知りたければ、この書を額面通り受け取りなさい。それを心に受け入れて、単純・率直に読み、従うことによって試しなさい。そうすれば、この書が主張するとおりのものであることがわかるでしょう。 かつて私が牧師をしていたある町に聡明な弁護士がいました。その弁護士には、私の牧会に参加している若い妻がいました。彼女は熱心なクリスチャンでした。彼は悪名高い懐疑論者であり、その地域の代表的な...

  • 「現在の真理」第二章 超自然的な書物 (8)

    この本の影響力。この本は人間社会を変革しました。受け入れた国々を文明化しました。プロテスタント諸国の偉大さと力の秘訣はこの本にあります。それが異教徒の集団の中に入り込むと、見よ、フィジー諸島の人食い族は優しいクリスチャンになり、野蛮なインド人は平穏なキリストの弟子となり、利己的な中国人は英雄的な殉教者となり、劣悪なアフリカ人はきわめて気高い大人になります。一夫多妻制の人は妻たちを手放し、魔術師は...

  • 「現在の真理」第二章 超自然的な書物 (7)

    主イエス・キリストの生涯と人物像。イエスの物語は福音書が真実であることの最も強力な証拠です。このような物語は、それが文字通り真実でないかぎり、全くなんの説明もつきません。このような人物像は私たちにとって奇跡です。それを思いつき、考え出し、このような記録というかたちで展開する精神の持ち主はだれでも、素晴らしい文学的業績のゆえに、神聖な者として不滅の栄誉を受けるに値するでしょう。 誰がこの素晴らしい...

  • 「現在の真理」第二章 超自然的な書物 (6)

    予言の二番目の区分はユダヤ人に関するものです。大昔のモーセの時代から旧約聖書全体にわたって、一連の明確な予言の系譜があります。それらの予言は、彼らの民族史的大事件、国々の間における彼らの優位性、彼らが異邦人征服者たちの力の下に陥ること、罪のために捕囚にされること、メシヤを拒絶すること、すべての国々の間に散らされること、他のすべての国民との区別が保たれること、最終的に彼ら自身の土地に回復されること...

  • 「現在の真理」第二章 超自然的な書物 (5)

    予言。人間の鋭い知性は、将来についてある程度の確度で推測することに成功するかもしれません。しかし、異教徒の神託や賢者・賢人のきわめて大胆で賢明な推測と、聖書の明確な決定的予言との間には、無限の隔たりがあります。 予言の基準はきわめて単純かつ明白です。 第一に、予測された出来事は十分遠い未来のことでなければなりません。 第二に、予測は明示的なものでなければなりませんし、地域、状況、名前など、間違い...

  • 「現在の真理」第二章 超自然的な書物 (4)

    しかし、満足いく証拠によって実証された事実こそ、それは神によってなされたという証しの正しさを示す決定的な印であり証拠なのです。キリストはご自身が行った業をご自身の神聖な性格とご自身の教えの正しさを示す証拠として明確に主張されました。もし神が聖なる神であるならば、その主張が真実でないのに、それに応じて、その証しを承認されるとは考えられません。 ストラスブール大聖堂の大時計の製作者兼管理者が、大聖堂...

  • 「現在の真理」第二章 超自然的な書物 (3)

    神の御言葉の超自然的性格と至高の権威を示す五人の証人を連れてくれば十分でしょう。 奇跡。この書は超自然的試練によって私たちに訴えかけます。その証人たちの超人的な力を証拠として主張します。この書は無限の創造主に対して、いかなる被造物の力も超えていることがわかるような御業によって、そのメッセージを証明するように訴えかけます。デイビッド・ヒュームの著作で有名になった奇跡に対する標準的な反論は、奇跡は自...

  • 「現在の真理」第二章 超自然的な書物 (2)

    この聖なる書物の擁護者・教師たるべき人々の多くが、この書物を完全に否定しないまでも、その至高性を損ない、その無誤謬の権威に疑問を呈する人々の仲間入りをして、少しでも安っぽい人気を得、高い教養を身につけようとしている傾向を見るのは、とても悲しく残念なことです。聖書は、すべてか無かのいずれかです。鎖の強さはその最も弱い箇所によって決まりますが、もし神の御言葉が絶対的かつ完全に真実でないなら、それは私...

  • 「現在の真理」第二章 超自然的な書物 (1)

    「あなたたちが再生されたのは、朽ちる種からではなく、朽ちない種から、すなわち、神の生きている、存続する言によるのです。なぜなら、『すべての肉は草のようで、人の栄光はすべて草の花のようだ。草はしおれ、花は散る。しかし、主の言葉は永遠に存続する』」(一ペテロ一・二三~二五)。 今日、神の御言葉の霊感性と最高の権威ほど、人の心に強く訴える必要のある証しはありません。悪意あるサタンと傲慢な人間文化は、かつ...

  • 「現在の真理」第一章 超自然的な神 (7)

    最後に、私たちの心と生活の中に啓示される神の啓示は、あの輝かしい神の出現――これを時代は待ち望んでいます――の前味わいにほかなりません。私たちはあの祝福された望み、偉大な神であり私たちの救い主であるイエス・キリストの輝かしい出現を待ち望んでいます。キリストは待ち望んでいる花嫁の心にご自身の性格を投影しておられます。ご自身をその人々に対して大いに現実的なものとしておられます。そして彼らのために、ある日...

  • 「現在の真理」第一章 超自然的な神 (6)

    結論として、神がご自身の至高性を強調されるのは、人間の無知で愚かな高ぶりのためなのです。私たちは、人間が自己満足している時代に、奢った人間が「さあ、行って、その頂が天に届く都と塔を建てよう」と言っている時代に生きています。それに対して神はあわれみとさげすみをもって、「さあ、下って行って、彼らの言葉を混乱させよう」と言っておられます。 しかし、神が常にご自身を主張されるのは、私たちとは違って、ちっ...

  • 「現在の真理」第一章 超自然的な神 (5)

    ハガイ書には美しい約束の数々があります。それらの約束の中で神は、ご自身の奮闘している小さな群れに向かって――彼らは困難な時にわずかな力しかないのに回復の偉大な働きを成し遂げようとしていました――「私はあなたたちと共にいる。私の霊があなたたちの間にとどまっている。あなたたちは恐れる必要はない。強くあれ、そして、成功を確信しつつ働きなさい」と告げておられます。この美しい段落では、預言者が「万軍の主はこう...

  • 「現在の真理」第一章 超自然的な神 (4)

    神のビジョンによってイザヤは務めに召されました。また、それによって強められて、同胞の拒絶に耐え、反抗的な民のただ中でただ神と共に立つことができました。 聖書の中で、エレミヤに対する神の壮大な約束ほど素晴らしいものはありません。「主はこう言われる、それを造った者、それを形造って確立した主、主がその名である。私を呼べ、そうすれば、私はあなたに答え、あなたが知らない大いなる素晴らしい事をあなたに示そう...

  • 「現在の真理」第一章 超自然的な神 (3)

    神がモーセのもとにやって来て、途方もない働きに送り出そうとされた時、神がモーセの心に一つだけ印象付けようとされたのは、ご自身の超自然的な臨在が彼と同行するということでした。モーセのすべての恐れと疑いに対して、神はただ「私は在りて在る者である」とお答えになりました。神はただご自身の大いなる小切手を振り出して、それに署名し、モーセがなんでも好きなことを書き込めるようそれに空欄を残されました。神はこう...

  • 「現在の真理」第一章 超自然的な神 (2)

    私たちは時々、その人の個性よりも、その人が帯びている神の臨在の方に強い印象を受ける人物に出会います。これがエノクの特徴でした。彼について一つだけ述べられている素晴らしい点は、彼が神の臨在の中を歩んだことです。サムエルやエリヤについては、各々、「神の人」と認められていたことが記されています。 私たちが人生で望んでいるのは、神を知ること、神と共に歩むこと、神の人となること、そして次に他の人々に神を供...

  • 「現在の真理」第一章 超自然的な神 (1)

    聖書の最初の文章は、私たちを人間や自然ではなく、神と向き合わせます――「初めに神」とあります。確かに、「創造された」という動詞がその後に続きますが、それに至るずっと前に強調のための間があり、無限の神が私たちの前に立って、無限の空間を満たし、ご自身の内に全被造物と、後に全能の御手から発することになる無数の存在とを抱かれます。聖書は神と共に始まります。すべての本、すべての人生のすべての章が、同じように...

  • 「現在の真理」序文

    「現在の真理」(二ペテロ一・十二)。 霊感された真理はすべて必要であり重要ですが、神がある時に強調されるある真理があります。神は常に時代と世代に語りかけておられますが、決して闇雲に語るのではなく、常に的を射たことを時代に即して語られます。 時代の思潮が一人の人間の至高性になびいて、主権者たる法王を天の総督また地上におけるキリストの直接的代理人と認めよという教えがなされた時、神はジャン・カルヴァンを...

  • 「現在の真理」目次

    現在の真理すなわち超自然についての真理A. B. シンプソン目次序文第一章 超自然的な神第二章 超自然的な書物第三章 超自然的な生活第四章 超自然的な教会第五章 超自然的な体第六章 超自然的な希望第七章 超自然的な働きオリーブ園クリスチャン古典ライブラリー 本館...

  • もっと効果的な武器の必要性? (5)

    今日、私たちは聖書を教えることに失敗していることに短く触れたので、決定的真理を生物学的観点から、公理的明確さをもって、また、聖書の科学的記述にしかるべく注意を払いつつ、教えることによって実現された成功について述べることにしましょう。この方法が用いられる所はどこでも、(1)生命の起源について、(2)命の諸々の水準について、(3)贖いの真理の全体像について、(4)神の御言葉の決定的真理を適用される聖...

  • もっと効果的な武器の必要性? (4)

    命の二つの水準 長年にわたる一定期間の調査により、ある事実が明らかになりました。その事実は、驚くほど少数のクリスチャンしか実際に知っておらず、再生の瞬間に人の霊の中に入る命の性質に関するものです。命よりも経験がクリスチャンたちの前に示されており、その結果、永遠の命の性質に関して彼らの心の中に多くの混乱が生じています。そのため、型への同形化はほとんど不可能になっています。この問題はさらにずっと深刻で...

  • もっと効果的な武器の必要性? (3)

    私たちが認識する必要があるもう一つの弱点は、聖書の科学的正確性を示すことに私たちが失敗していることです。それにより、近代主義者は進化論という巧妙な毒を人々の心に注入する絶好の機会を得ています。クリスチャンの教師たちが、「聖書は科学的であると期待してはいけないのでしょうか?」「聖書は科学の教科書ではありません」と言うのを、私たちは何度聞いてきたことでしょう。 このような話の結果は極めて悲惨です。そ...

  • もっと効果的な武器の必要性? (2)

    罪とは何か? クリスチャンの大多数に問いかけてみさえするなら、客観的真理に関する知的理解の大きな欠如がわかります。一つの例として、罪の問題を取り上げることにしましょう。大多数のクリスチャンは、罪の性質に関して、かなり不適切な認識を持っています。罪とは悪い行いを特にすることである、と彼らは思っているようです。しかし、行動を生じさせる姿勢について彼らは見落としています。有名な宣教士訓練施設を卒業したあ...

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