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  • メリディオロゼイは舞衣の仲間

    これはMesaから入れたMammillaria meridiorosei RAR34です.故郷はアリゾナ州Madera Canyon,このFNは検索サイトでヒットしないのですが,Mesaのカタログでは使っています.かなりの大輪で,ピンクの細弁がスッキリ伸びてとてもよく目立ちます. 横から見ると長いカギ刺を持っていることが分かります.側刺は白いので全体として優しい雰囲気でもあります. このメリディオロゼイはM wrightii subsp. wilcoxiiとされたり, Kewは...

  • マミノミ

    春に咲いたマミラリアの実が見えるようになりました.少し繁殖しておこうと思ったものは積極的に手交配しますが,そんな意図とは関わりなく生まれた果実は眺めるだけに留めます. アルビコマは果実の様子を確かめたくてきちんと手交配をしました.記載では果実は赤いとされていたのですが,本当にそうだっけ?と不安になり,実際に見てみたかったのです.なるほど赤い果実でした.アルビコマはダラダラとずっと先続けるので,こ...

  • 夏マミの始動

    6月中旬には梅雨がどこかに行ったような日が続き,その後やっぱり梅雨だったのねと言った天気に戻りました.そして昨日,異例の速さで梅雨明け宣言.そんな天気の気まぐれに左右されず,夏マミたちが始動しました.全体としてマミたちの成長がひと段落して花も少なくなるこの時期にしっかりと主張してくる彼らの花を見るとおおっと思います. まずは舞衣ことライティーくん,小さいながらも立派な花をグンと広げています.仲間...

  • 黄色い花たち

    曇天の日は黄色い花を観賞するのに良い日です.黄色い花がとても綺麗に見えるとともに写真に撮ってもあまり違和感を感じない黄色に写ります.まずはロビビア(エキノプシス)オーレア(Echinopsis aurea var. quinesensis WR112).これまでなんとか咲いてくれましたが,やはり曇りの日が良いですよね. 次は旧トリコテレ金星(Mammillaria longimamma).子供の頃から馴染みのサボテンですが,今ウチにいるのはごく幼い株です...

  • 季節のお仕事接降ろし コピ編

    昨日アストロの接降ろしを話題にしたのですが,コピはどうやってんの?って聞かれたので,ご紹介しておきます.コピは基本キリンで育成するので,キリンの降ろし方そのものです.残すキリンの茎の長さは3cmほど.決して長くしません. カットした後は乾かすことなく6cmポリポットに普通の用土を入れてそこに挿して,最初の1−2週間ほどは新聞紙をかけておきます.用土が乾かないように水はきちんとやります.高温期なので腐る...

  • 季節のお仕事接降ろし アストロ編

    梅雨の中頃,季節のお仕事がやって来ます.いわゆる接降ろしです.柱類もキリンもこの高温の時期に一斉に接降ろしすることにしています.なぜこの時期なのかって聞かれるのですが,第一には作業の都合上そうなっているだけですが,高温期は勝負が早いというのも理由の一つです. アストロは基本もぎ取りで,台木を付けずに降ろします.もぎ取った面に台木の維管束が残っている時は彫刻刀などできれいに取り除きます.1週間ほど...

  • グリセオの繁殖

    あるサボテンに人気が出る,これは末端の趣味家にとってみると実に不思議な現象です.誰もが知ってはいるが,決してメジャーではなかったコピアポアが注目され始め,黒王丸,孤竜丸そして栗星玉(Copiapoa griseoviolacea)へと広がりました.サボテンを始めたばっかりの方からグリセオはありませんか?と聞かれ,何でそんなもんが欲しいの?と驚きました.それじゃ種子を蒔こうかと思っていたら,友人から実生苗をいただきまし...

  • 久しぶりに顔特集

    しばしば花を着けたサボテンが人の顔に見える事はいろんなサボテンの項で書いて来ました.あるところでサボテン話をした時に「Human-face cactus」としていろんな写真を見ていただいたのですが,面白いと喜んでいただきました.ヒトの脳にある顔認識機能は共通するようで,誰かからこれは顔に見える!と言われた瞬間に本当に顔に見えてくるのです.実に面白いことですね. さて,この春から撮った「顔」の写真を見ていただくこ...

  • カタツムリくんかな

    鬱陶しい天気が続きましたが,気温はそれなりにあるので,プシスの仲間は,色々と蕾を上げて来ます.レウカンサ(Echinopsis leucantha HUN409)が,まるでカタツムリのように2本の蕾をあげていました. お天気が不安定でいつ咲くのか気をもみましたが,なんとか無事開花しました.すっかりカタツムリの面影はなく,シャキッと目を見開く様は,何か別の生き物の顔のようでもあります. 梅雨時に花の写真を撮ろうと待ち構えてい...

  • 月影丸綴化の後代

    月影丸には古くから綴化が知られています.ウチにいる綴化株はすでに古参の仲間入りをするほど古株で,これまで素晴らしい開花を見せてくれたり,死にかけたりしましたが,今もなんとか生きています.その株と普通の月影丸を交配して得られた種子を何度か蒔いてみました.出てきた苗の大半は,こんな感じのごく普通の株です.大きくなってから綴れ出すのが理想です.なので我慢して待っていましたが,なかなかそんな風にはなりま...

  • ギムノは梅雨の花

    ウチには大してギムノはいませんが,梅雨時にハウスで何かしらが咲いているとすればギムノだったりします. このホルスティは,2012年に鶴仙園さんで手にしたものです.当時はまだ駒込の本店が自由に入れた時代でした.時を経てそれなりに大きくなったのですが,肌もやや汚れ歳をとった風体になりました.でも相変わらず大きな花をポツポツと咲かせます. 次は子供の頃から馴染みのバッテリー.最近やたら強刺のバッテリーが出...

  • 梅雨空の下のマグドガリー

    曇天の日は,黄色の花の写真を撮るのに最適な日です.明る過ぎる光条件ではカメラに収まった黄色の花は,人の見た目を大きく異なる色に写ります.後で画質調整はできるのですが,なにもする必要のない曇天での撮影がやはり最高です. このマグドガリーは随分前から居るのですが,上に伸びることもなく扁平な群生株に仕上がりつつあります.一昨年から交配相手ができ,開花時期がなかなか合わない中でもなんとか種子を得られるよ...

  • 緑花のマミ

    曇り空が続く中,ハウスのマミ棚では小さくもとても目につく緑の花が健気に咲いていました.M.heidiae L1154です.3年前にまだ本当に小さな株だった姿を紹介しています.あれから2回りほど大きくなり,元気に過ごしています. この黄色とも緑ともつかない花は,晴天下より曇天のもとで見た方が,幾分蛍光色のようにも見えて綺麗です.また写真を撮る際も晴天日より明るい曇天日の方が黄色の発色が良くなります. このヘイディ...

  • 梅雨に咲く風蓮

    鬱陶しい天気が続く中で,風蓮丸(M.fraileana = Cochemiea fraileana)など夏マミが咲き始めています.この個体はREP580で,カリフォルニア半島の先端ラパス付近が故郷です.毎年比較的早い時期から咲いてくるのですが,ウチに古くからいる国内実生の個体は完全に夏咲きです.開花特性においてかなりの系統間差があるようですね. バハ付近に分布するマミはいずれも先端が長く割れた特徴的な雌しべを持ちます.これを覗き込ん...

  • 梅雨空に緑花

    この時期フェロたちが花をあげて来ます.特に緑花とも言える黄花のフェロはとても目につきます.この紅裳竜は2011年サボテン趣味を再開した直後に西沢サボテン園さんから通販で手に入れたものです.小さな株でしたが,時間の経過とともに大きくなりました.でも小型のフェロなので場所を取ることもなく,それなりの刺ものらしい姿になり,花も咲かせるので良い種だと思います. もう一つは偉壮玉.これもまた2011年にヤフオクで...

  • 紅葉が収まる

    紅葉ヘキランを初めてご覧になった方は,たいていその派手な色合いに驚かれます.そしてこれが初夏になると色を失い緑のヘキランに戻るというとなお驚かれます.ただ,どうしてそうなるのかという原理についてはちゃんとした説明がなされていません.そして成長するに従い紅葉が現れにくくなるものが多いことも面白いことです. さて昨年接木した紅葉亀甲ヘキランの3月の様子はこんなでした.他ものも綺麗に紅葉しています. ...

  • ヘンテコな花芽

    これは御旗です.いつものようにこの時期に花を上げてきました.ふと見ると小さい方の蕾が何か変です. まるで体の中から突き出ているかのように見えます.下から覗いてみるとまさに表皮を突き破って蕾が出てきているようです.これはどうしたことでしょうか. 花は最初こそ楕円形でしたが,花弁は正常に開き,特に形態的異常は見られません. 花が終わり,花ガラをとって改めて観察してみました.取り出した花ガラは普通の花...

  • テレサエの優しい花

    テレサエ(Mammillaria theresae)というサボテンは,マミラリアの中でもかなり特異なサボテンです.大きな花で花弁の重なりが美しく,花弁の外側から花筒に向かってピンクから白への優しいグラデーションが素敵です.また開花した時の雌しべの位置が,花の中央にならず,必ず雄シベの輪に寄りかかるようになる様がユニークです. さらに柔らかい茎と柔らかい刺が特徴で,水をやりすぎると間延びしてだらしなくなります.実生で...

  • 外組の晴れ舞台

    今年の冬はとても寒かったことを以前に書きました.アロエが溶け,アガベが溶ける中,同じ露路の軒下でびくともせずに冬を乗り切った猛者たちが晴れ舞台を迎えています.まずはエビサボ,これはレイケンバッキー ミノール(Echinocereus reichenbachii var. minor)です.冬の間はかなり縮みますが,春になるとグッと水を上げてパンパンになります.今年もたくさん蕾がついたのですが,残念なことに株全体に着いた蕾が半分ずつ...

  • 今年も神金が咲く

    通称カミキン,神仙金鯱(神仙玉×金鯱)が今年も赤い花を咲かせています.両親に比べてずっとサイズが小さくても花を咲かせるという性質は,園芸品種としては貴重なものです.しかも赤い花はなかなか綺麗でもあります. 以前にも書いたようにこれは金鯱等同様自家受粉します.一応手で受粉させておくと確実に種子ができます.毎年種子を採って楽しみに蒔いています.発芽率は決して良くなく,生えてもアルビノとなるものが少なか...

  • 咲かない花も実を結ぶ

    フライレアを見るたびに「咲かない花でひと花咲かせる」と言っていた友人を思い出します.彼の博士号の研究テーマが,高温で花が咲かないランの開花生理でした.フライレアたちはしばしば花を開かずに種子を実らせます.このデンシスピナ(Frailea buenekeri var. densispina)も何が気に入らないのか,大きくなった蕾が一つも開かず,それでいて立派に実を膨らませます. デンシスピナは地味系フライレアの中では花のない時も...

  • 初夏の白花マミ

    流石に冬マミの花は終わり,この時期マミ棚の開花はやや少なめになって来ています.それでも連休が終わってから暑くなる手前の時期に咲いて来るマミがいくつか居ます.写真を撮ったもののうち白い花を紹介しておきましょう.まずはレンタ(Mammillaria lenta 白絹丸),成長の遅いマミですが,だんだんと頭数を増やして大きくなります.何度かまとまって咲くのでかなり長い間咲いている印象です. デュエイ(M. duwei)の刺なしタイ...

  • 親子鷹

    確かこんなタイトルの小説がありましたね.親子鷹とは父と子が共に優れた能力を持っていることを表す比喩としても使われる言葉です.この紅鷹はだいぶ以前に実生したものです.随分と苦労してようやく開花サイズまで育ってきました.育ちの良い兄弟たちは次々と貰われてゆき,一つだけ手元に残していたものです.特に優良個体という訳ではないのですが,ようやく咲いたなーと感慨深く眺めました. 上の紅鷹の片親は調子を崩しま...

  • 初夏の野生プシスたち

    この時期エキノプシスの原種たちも次々と開花してきます.原種とはいえ,その美しさは人が改良したものに引けをとりません.彼らの花を眺めながら,一体誰のためにこんな素敵な花を咲かせるのだろうかと不思議に思います.最初は青玉,実は多様な花色を持つLobivia pentlandii,この個体の花は清楚なピンクです. この綺麗なピンク花は,Echinopsis ancistrophora subsp. cardenasiana R498です.草姿は地味ですが,花は文句な...

  • 今年のフワフワくん

    痛くないよと言って触ってもらうと誰しもがそのフアフア感に驚きます.本当はなかなか厄介なカギ刺を有する種なのですが,この月光殿はそのカギ刺を欠くという実に優れた特性を持った変異株です.しかもこれが着実に実生で伝わるので,月光殿として品種が成立しています. 初夏にツンツンと蕾が伸びてくる姿にはワクワクします. 開花直前の姿は物凄い生命力を感じさせます. そして一斉に開花.この引き込まれるような花色に...

  • ネリーに見惚れる

    毎年これが咲くのを楽しみにしています.Escobaria minimaですが,Coryphantha nellieaeだった頃を反映して今でも通称ネリーだったりします.ボクはこの通称のネリーがなんとなく好きです.ミニマという名前はなんとなく味気ない.それが今,これはPelecyphora minimaなんて言われると,なんで精巧丸と一緒やねん,どーみてもエスバリヤやろ,うーんなんとかしてくれって気分です. 覗きこめば穏やかな花なのですが,これが群花...

  • 今年のグラウカムたち

    ここしばらくはもうすぐ梅雨入りを予感させる天気です.そんな中でアカントのグラウカムたちが次々と花を咲かせています.昨年も色々な花を比べて楽しみましたが,今年も順々に咲く彼らの花を堪能しました. まずはWR872,レモンイエローの花と白肌黒刺です. 次はFR970,すっきりした黄色です. そしてFL762,濃い黄色と黒く太い直刺が目立ちます. さらにはLF382,美しいオレンジ花.このFNでは花色のオレンジには濃淡が...

  • チゲリアナ兄弟

    チゲリアナといえば株径のごく小さなものだと思っていました.これはLobivia tiegeliana var. pusilla SL49b-96,確かにチゲリアナの花ですが,株径はそこそこあります.株径があるからでしょうか,極めて多花性です.下の写真のようにこれまで3回群花を楽しませてくれました.まだ蕾を出しており,まだまだ咲くようです. 調べてみるとチゲリアナにはたくさんのタイプがあり,それぞれ変種として記載されて来ましたが,Kewは全...

  • 豪刺のヒルホは何者なのか

    これはPyrrhocactus litoralis RK53としてチェコから入れた種子から生えたものです.かなり特異な姿をしているので,他との区別は容易だろうとタカを括っていました.ところがです,Eriosyce litoralisとしてKewはこれを認めていますが,そこにある写真は典型的なネオポルの花をつけており,その他色々なところで見るEriosyce subgibbosa var. litoralisもまた同じです.これはチェコの業者が種子を間違えよったか?と思いました...

  • 潜航するエリオシケなのですが

    Eriosyce occulta RS1958です.故郷はチリーのTaltalからLas Breas辺りです.GMで見るとほとんど草木が生えていない小高い丘のような風景がずっと続いています.いかにも乾燥していそうです.種小名のoccultaは隠れたという意味で,地面に潜るように生活している彼らの様子を示しています.でもこれはキリンで育成したので全然潜っていません.昨年に短いキリンの茎を付けて降ろしています.これからですかね,本領発揮は.花は...

  • アンディコーラの実と花

    これはMesaから入れたNeoporteria curvispina var. andicola (Pyrrhocactus andicola)の種子由来の株です.昨年の花時が終わったあとそれは素晴らしい果実を満載した姿を披露してくれました.どんだけ花を咲かせのかと驚くばかりです.これはこれで十分観賞価値があり,しかも長期間楽しめます. 今年も紅白(正確にはピンクと白,かつピンクの濃淡あり)の花を楽しませてくれました.かなり長期間次々と咲いて来ます. Kewは...

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