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  • エキナスの刺と花

    これはPyrrhocactus echinus FR537(Eriosyce taltalensis subsp. echinus)として入って来たものです. 昨年初めてちゃんと咲いた時に一度記事にしましたが今年は一層落ち着いて来ました.やはりエリオシケたちは株が大きくならないと良さは出てくないものだなと実感しました. 花の様子を具に観察すると,内側と外側の花被片の色合いが微妙に異なり,このことが柔らかな印象を醸し出している様です.若干の個体差はありますが...

  • 艶やかな花色

    ハウスに入ると遠くから朱赤の花が目に付きました.あれ,何が咲いたのかなと近づくと緑綺丸です.綺麗に咲くのは久しぶりのような気がします.Mediolobivia pectinata var.atravirensの学名が当てられていますが,ペクチナータの色々ある変種など含めて全てAylostera pygmaeaに統合されている様です. 独特の丸弁と艶やかな朱赤の花は,何ともいえない色気を感じます.なお色気とは,昔はセクシーな姿に対して使われる言葉でし...

  • 臨月のありよう

    交配をして果実が膨らみ始めるのを見るのは楽しいことです.そしていよいよ種子の収穫となりますが,そのプロセスは種によって大きく異なり,よく見ていないと種子を採り損なってしまうこともあります. 有星類は果実も大きく熟したサインがはっきりしているので失敗はありません.兜や瑞鳳系はみな果実が大きく膨れ色づいてきて最後は柔らかくなります.一方ランポー系は頂部が裂開します.この兜くん,果実はとても大きく膨...

  • 信州サボテンツアー

    先日KCCの仲間と信州西沢サボテン園さんと高木カクタスさんを訪問して来ました.早朝に高松を発ち,昼には塩尻に到着.まずは西沢さんです.ボク自身は2011年に訪問しており,本当に久しぶりの訪問です.駅からタクシーでしたが,そういえば昔来た時もこんな畑の道を行ったよなーと思い出しました. 園内は多様なサボテンが並んでいて,何遍も見回り,それでもまた見直して,午後の時間はあっという間に過ぎました.昔来た時は...

  • クルビスピナの仲間かな

    これは魁壮玉という名前で三河さんから来たものです.パッと見の草姿や刺の様子からはヒルホかなーという印象でした.初夏になり蕾を上げて来ましたが,やはりヒルホらしい花芽です. 咲いて来た花は,いかにも旧ヒルホらしい色合いの花です.エリオシケの中でも,この仲間は本当によく似た花を咲かせます. Neoporteria(Pyrrhocactus)tuberisulcatusという学名が当てられていましたが,カッターマンはこれをEriosyce curvis...

  • ちょっと信州へお出かけ

    もう5月も最終週です.To do listは盛りだくさんだった今月,ちゃんとミッション完遂できたのかどうか疑わしいのですが,ちょっと抜け出すことにしました.幸いハウスを開け放っていても問題ない季節になっており,播種したばかり実生床や挿し芽を始めたキリンなども短期間ならそれほど問題はないでしょう. 今回は信州へ1泊2日の弾丸サボテンツアーです.久しぶりの信州,良い出会いがあるといいなー.最近思うことは,行ける...

  • このウチワは何者か

    昔から紅花ウチワは花サボの台木として用いられて来ました.ウチワに接木されたものを見れば,なんの疑いもなくその台木は紅花ウチワだろうと思っていました. 10年以上前にこの紅花ウチワの花を記事にしましたが,その後あまり利用することもなかったので廃棄してしまっていました.一昨年にウチワ台のサボテンを頂き,その台木からこの写真のウチワを立ち上げました.正直,これは紅花ウチワなのかどうかも疑っていました. ...

  • 花袖は台になってもなおも咲く

    花袖はその由来がはっきりしない柱サボテン,観賞用に紹介されましたが,台木としても活躍しています.これまでの経験から,花袖は袖ヶ浦以上に穂木に花を咲かせる力が強いように思えます.穂木に花を咲かせながら,春には自ら盛んに花芽分化して来ます.すごいエネルギーだなと感心するばかりです. ひとつ咲かせてみました.花袖は夜咲きのタイプですが,朝のうちはまだ開いていることが多いので,この写真は朝.やはり自然光...

  • ウチワの美花バシラリス

    バシラリス(Opuntia basilaris)は,その花の美しさからサボテンの本では必ずと言って良いほど紹介されています.ボクもサボテン趣味を再開した時に手元で花を見たいと思い何度か入手しました.所詮ウチワだろうと思ってぞんざいに扱っていると機嫌が悪くいつの間にか消えてしまいます.何度か失敗して,これは強健が売り物の所謂ウチワとは違うのだと気づきました.それ以降亡くなることはありませんが,なかなか花が咲きません...

  • 初夏のディスコたち

    気温が上がり始めるとディスコたちの季節がやってきます. まずは仲の悪いウチのホルスティ.開花がシンクロすると良く言われるディスコですが,うちのホルスティは本当に仲が悪く,必ずと入って良いほど1,2日違いで開花します.特に種子を採る予定もないので、勝手にしろ!って感じです.気が付けば夕方に鉢を家に持ち込んで香りを楽しみながら仕事をします. 次はDiscocactus placentiformis subsp. multicolorispinus HU5...

  • 白花ニコリーの改良

    これまで何度か白花の太平丸について記事にしてきました.その端緒となったのがこのニコリー,信州から10年以上前にウチにきました.ウチに来て咲いて見て初めて白花と分かったものです.これを出発点として色々交配してみて,ウチの実生からも白花が出るようになりました. この白花は最初の白花ニコリーに黒刺雷帝をかけて,その後代を白花にバッククロスしたものの中から拾ったものです.刺の様子は随分と改良されました. ...

  • ウチワの芒刺は退治できるか

    台木に使う紅花ウチワ,こいつの刺と芒刺がなかなか厄介です.以前にボンニアエをウチワに接いだという記事で接木すると間も無く新しい茎節を次々出してくることを書きました.まずはこれをなんとかしたいと思い,以前キリンウチワの腋芽抑制に用いたタバコの腋芽抑制剤を使ってみました.先に報告した通り,小さな茎節の芽は萎縮して発達するのをやめ,期待通りの効果が得られました.それなら全ての腋芽に処理をしたら,芒刺も...

  • ディモルファの遍歴

    昨年の今頃まだキリンに乗ったままのこのディモルファを記事にしています.その後無事降ろされ,今年はそれなりの姿になってきました.この種小名は二型性という意味だと思うのですが,何を指しているのでしょうか.小さい時はあまり刺がないのにある程度までくるとグッと強い刺を出すことを指しているのでしょうか. 花はとても素敵で,たくさん咲くので長期間楽しませてくれます. この株はKK63というFNを持ち,検索サイトで...

  • 大きくなったレーイ

    このエスコ・レーイは2011年に西武の屋上で手にしました.小さな株で初めて開花したのが9年後の2020年.この間どんどんと分枝を繰り返し,随分と大きくなりました. 穏やかな色の小さな花は,覗き込むとなかなかの美しさです.エスコバリアはこのような色合いの花が多いのですが,なんと表現すれば良いのか難しい色です. このレーイは,Escobaria sneedii subsp.leeiとされたこともあり,スニーディの亜種,特にneotenic for...

  • 目立つ黄色の花

    初夏のハウスは様々な花が咲いています.そんな中で小さいながらも目をひく黄色がありました.メラレウカ(Mammillaria melaleuca)です.昨年も今頃記事にしています.この黄色という色は表現が難しい色です.1枚目は日陰で写したもの,2枚目は曇天のハウスで写したものです.随分と印象が違いますよね. 1年が過ぎでかなりしっかりとした株に成長しています.初めて見た時は,黄色の花に目が行ったのですが,黒い中とげと白...

  • 銀紐の種子繁殖

    昨年春に銀紐を交配してみました.簡単に着果し子房がぷっくり膨らんできました. 収穫して切ってみると,中は大変ジューシー,仄かな香りがします.果肉を舐めてみると甘酸っぱい味,ああこれはアリコチだねと思いました.このタイプの果実はシードクリーニングに手間が掛かります.果肉は大変滑り気があり,容易に洗い流せません.茶漉しで潰す,ガーゼで揉むいずれもイマイチです.仕方なくボクは,ガーゼに包んだ果実を中性...

  • 初夏のエビ

    先日ピローサスのことを書きましたが,実は次々とエビたちが咲いていおり,写真を撮ったものだけでも載せてあげないと申し訳ないと思いました. 凡家来(Echinocereus fasciculatus var. bonkerae)もピローサス同様、ぜひ生で花を見たくで種子を蒔き,いくつかをキリンに乗せて大きくしたものです.如何にもエビらしい花です. 次のダシアカンサ(E. pectinatus var. dasyacanthus)は,いくつか持っていたダシアカンサを交...

  • 今年のピーナッツたち

    カマロビ(Chamaelobivia)は,ちゃんと品種名を頂いたものから「名もなき」ものまで色々と流通しています. カマロビは,英名でピーナッツカクタスと呼ばれています.なるほど分枝仕立ての枝はずんぐりとしてピーナッツのようです.幾つも咲いたのですが,写真に収めたものをupしておきます.‘ペルラディヴェローナ’,‘ピーチ ブラッシュ’,‘トュルーディ’,‘ネリッサ’.それぞれ個性豊かな面々です. カマロビは熱心な愛好家...

  • 晩生の渋谷マルキュウ

    ウチにはキャンディダがいくつも居ます.その中でSB109というFNを持ったものがいます.まるでシブヤ109じゃないか,そう思って眺めていました. 花の時期になって気がついたのですが,このマルキュウくんはかなり開花が遅いタイプです.左からSB109 サンルイスポトシ州 Charco Blanco, SB827 サンルイスポトシ州 Guaxcama,SB440 ヌエボレオン州 Santa Anaです.マルキュウが咲く頃には,他のキャンディダはほぼ開花が終了し...

  • 池袋鶴仙園2025初夏

    いつものことですがせっかく東京に行ったのだからちょっと覗いてきました.もはや西武屋上とは呼べなくなったのですが,いつもの場所でいつものように営業されています. いつもながら多様な品揃えに感心します.今回全体を眺め回して思ったことは,サボテンたちの価格がそれほど東京価格ではない,つまり飛び抜けて高いわけではないといいうことです.1000円〜2000円の買い易いものも結構並んでいました. 丁度花サボの季節,...

  • プランツジャンキーからの贈り物

    2年前のプランツジャンキー7thでの抽選会でゲットしたゲオメトリクス.くじ運が良い方ではないと自認していましたが,この年の運を全て使い切っての当選でした.その時は団子2つの株でしたが,昨年はむくむくと茎節を出して3倍になりました. 3月も後半から赤いポッチリが見え始め,茎かな-花かな-と眺めていましたが,どうやら花のようです. 4月になり,出てきたポッチリは全て花芽のようです. うちでゲオメトが咲くのは...

  • 白鳥・白鷺の花色は微妙に違う

    白鳥・白鷺は春を代表するような白マミです.ウチにはいくつもの株があるのですが,開花期は株ごとにかなり違います.なので,彼らを置いてある一角全てが開花しているような写真を撮ることができません. 白鷺は名前の通り白花,学名もMammillaria albifloraです.小型のサボテンで単幹ですが,接木して多頭化した株での群花はとても印象的です. 幾つも白鷺を見ていると下の写真のように明かにピンクの中筋が入るものが出て...

  • ノドグロ咲く

    ただただ自分の手元で実際に花を見てみたい,その思いだけで種子を蒔くことがあります.栽培が容易でないことは分かっていますので,即キリンに乗せました.播種から2年,子供の頃,伊藤芳夫さんの本の写真を見てなんてすごい花なんだと思ったノドグロロビが開花しました. 4月も終わり,大きな蕾が膨らんできました.丸くて大きな蕾は,ちょっと他のロビにない迫力です. 朱赤に喉が黒い,まさに昔写真で見た花です.花弁の...

  • 円盤くんの今年の浮気相手

    春になると天城(Ferocactus macrodiscus)がたくさんの蕾をあげてきます.花の時の姿は文句なく強刺類最高の美しさです. 昨年,この天城とテロカクタス ラウセリーの交配を記事にしました.得られた種子は,発芽率も悪くなく,斑入りとなるわけでもなく順調に育っています.これに気をよくして,今年の浮気相手はこれです.フラウテンベルゲリ(Thelocactus rinconensis subsp. freudenbergeri)は,リンコネンシスの中では...

  • 紫野の花色変異幅

    ウチに古くからいる紫野(Lobivia winteriana)は,かなりはっきりと底白のピンク花です.とても綺麗なのですが,株の老化は段々と進んでいます.ちょっと違う系統も見てみたいなと思い,少し種子を蒔いてみました.3つだけキリンに乗せてみました.花の色の変化は,こんな具合です.紫野といえば底白のピンク花なのですが,ウインテリアナの底白の様相は色々だというのが実体なのかと思います. 下の写真は紫野とイエローキャ...

  • パピローサス兄弟

    華山(Echinocereus papillosus)が華やかな花を咲かせています.この株はキリン育成株ですが,最初メタボだったのがだいぶ落ち着いてきました.種小名のpapillosus は,「乳頭状の」という意味なのですが,エビにしてはアレオレ部分がイボ状に突起しており,それが目立つからでしょうか. もう一つは,E. papillosus var. angusticepsです. 基本種に比べて小型の変種と言うことです.確かにかなり小さいのですが,花は負けて...

  • モンスター花勢の子たち

    先日モンスターが豪華に咲いたことを一昨日記事にしました.モンスターが初めて咲いた2年前,横に咲いていいた花勢竜と交配してみました.その子達がたくさんできているのですが,5株だけキリンに乗せて花を見てみました.まず両親の花はこんな感じです. 子供達の花色と形はご覧の通り,写真ではサイズ感が分かりませんが,まさに中間サイズでした.花勢竜の倍ほどありますが,モンスターには遠く及びません.面白いもので,...

  • 変わった花形のプシス その2

    これは咲玉園(しょうぎょくえん)さんから入手した細弁咲きの花サボです.ペルギウス(23−67)という名前と系統番号が付いていました.かなりの小球だったのですが,ちゃんと蕾を上げて来ました.どうやら小球開花性を持っているようです.蕾がある程度まで大きくなるとすでに特徴がはっきりと出ています.細い花弁がぐるぐる巻きになっているのがみて取れます. 花の様子はこんな感じ.花被片はいずれも細くなっており,外側...

  • モンスターは夜咲きだった

    今年もトリコケレウス交配種モンスターが咲きました.初開花は一昨年でした.その翌年は2輪咲き,今年は植物自体がかなり大きくなったので,たくさんの蕾を着けました. 上の写真を撮った次の日,いよいよ明日には開花かなと夕方見にゆくと蕾の先が緩んでいます.もしかして夜咲なの?と半信半疑で夜の9時ごろ見にゆくと,なんと満開ではありませんか.闇の中にこんな鮮やかな花が咲いている様子は本当に不思議な感じでした....

  • 変わった花形のプシス その1

    天狼星と名付けられた小さな花サボ苗をネットで入手したのは一昨年のことです.草姿はいかにもプシスといった風貌,全然魅力的ではないのですが,ちょっと特異な花が咲くらしいというので我慢してハウスに並べていました.次の春には何度か蕾が出たのですが,発達が途中で止まって開花に至らなかったり,暑さで正常に花弁が開かなかったりしました.そしてようやく今年,まともな花を見ることができました. 蕾がある程度まで伸...

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