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  • 今年のキリン養成太平たちの鉢上げ

    6月下旬に太平丸たちをキリンから一斉に降ろしました.残したキリンの茎の長さは概ね3-4cmぐらいです.7.5cmポリポットに普通の培養土を入れ,そこに突き刺して,直後からハウスの中に置いて普通に水やりをして管理しました. あれから2ヶ月が過ぎ,約120本の太平たちは,ほぼ全てが良好な発根を示しました. 根はポリポットの縁に沿って伸びていった様子がよく分かります.このままさらに半年置くという手もあるのですが,ちゃ...

  • 晩夏の黒刺ネオポル

    これは残暑なのかまだ夏の続きなのかわからない日が続いています.そんな中に南米ものの棚で,黒いネオポルが蕾を上げてきました.Neoporteria rapifera KK120です.今は,Eriosyce subgibbosa subsp. clavataの1タイプという位置付けです. 昨年11月に記事にしているように本来は冬〜春咲きなのですが,旧ネオポルの中にはこうして夏にも咲いてくるものが結構います.写真を撮るために花殻を取ったのですが,昨年の秋冬にもの...

  • 小型カギ刺マミのインスラリス

    魅力的な小型マミだなと思っていたのですが,なかなか流通していないので,自分で蒔いてみることにしました.Mammillaria insularisです.峻美丸なる和名を頂いているのですが,サボテン屋さんでは見たことはありませんね.この株はFNのない種子由来ですが,元々はカリフォルニア半島の島が故郷です.いわゆるバハグループのマミ.今はCochemieaですね.ブーリーなんかに近いものとされます.可愛いピンクの花で、確かにブーリー...

  • レブかロビか

    Lobivia acchaensis EG134ということで入手した種子でした.小さな苗の時はなるほど野生のロビのような風貌でした.しかしキリンに接いだ2株が早々に蕾を上げてきたのですが,ロビらしからぬ形態です.これはレブチアじゃんと思って調べると,なんとSulcorebutia steinbachii v. krugerae EG134がヒット.同じFNでロビとレブチアがあるのです.FNあるあるなのですが,紛らわしいのでなんとかしてほしい. 気を取り直してLobivi...

  • 鉢上げしたエリオシケたち

    昨年には種,すぐにキリンに乗せ,1年経過したこの6月に接降ろししたものたちの中からいくつかのエリオシケを記録のために載せておきます.まずはPyrrhocactus kunzei RS2304,すなわちEriosyce kunzei.緻密な刺が魅力の種ですが,すでにその特徴をよく表しています. 次はPyrrhocactus litoralis RK53, これはEriosyce subgibbosa var. litoralis,今はサブギボッサに統合されています. これはPyrrhocactus marayesensis ZJ...

  • INDOOR JUNGLE 目覚めよパキプス、咲けよグラキリス

    ちょっと話題になっていたので買ってみました.これはビバリウムガイド9月号増刊です.この雑誌は元々季刊の爬虫類・両生類の飼育情報誌です.近年見られるようになったレプタイルズとビザールプランツのコラボの流れで,このような植物関係の増刊号ができたのでしょうね.この雑誌は,編集長の冨水明氏らが取材,写真撮影,イラストなど自前で作られている部分が多いとのことです. さて,中身はパキプス,グラキリスをこれで...

  • ようやく次世代メロに花が

    メロの雪冠雲を紹介したのは11年も前のことでした.この親株は数年前,不注意からダメにしてしまいました.この間何度か実生したのですが,途中で挫折したり,色々あってようやく二代目が出来てきました.この春から成長点付近がなんとなく花座の雰囲気を出してきていました.細かい刺が密集し始めるとそれは花座のサインです. そして遂に初花.今の刺を含まない株径は約13cmで,メロとしては中型〜大型のタイプです. メロカ...

  • マミラリア協会誌2024Aug号

    マミラリア協会誌2024年8月号が届いたので紹介しておきます.表紙のラピカクタスは写真ではなくイラストです.これはMarc Nevskyさんの絵で,今号に記事を寄せています.ボクはFaceBookで彼をフォローしていますが,いつみても素晴らしい絵だなと思います. マイナーなマミラリア金銀司(M.nivosa)についての記事は,大変興味深いものでした.これまでこの種が,カリブ海の小さな島のみに生育していることを恥かしながら知りませ...

  • 頂き物のギガンティア

    一昨年のこと,ギガンティアの種子を頂いたので,実生をキリンに乗せていくつか育成してみました.大体どれも良く似た顔つきになりました.稜の数は,14〜16と異なりましたが,その他は特筆すべき変異は見られませんでした.まあよくあるギガンティアの顔つきですね.彼らに花が来るにはまだしばらく時間がかかりそうです. ギガンティアと呼ばれているものは,Discocactus tricornis var. giganteus(トリコルニス変種ギガンテ...

  • 夏のイスラエンシス

    イスラエンシスが猛暑に負けずに素敵な花を咲かせています.近づいてそっと香りを確かめると,ほのかな甘い香りです.元々これは花輪王子(Islaya grandiflorens)として昔手にしたものですが,その後の学名の再編により,多くの種とともにEriosyce islayensis に統合されました.元々かなり色々あったので,今でもEriosyce islayensis complexと表記することもあります.とにかく季節を問わず次々と咲いてきます....

  • 二十歳過ぎればタダの人

    幼い時に特別な才能を示した子も,長ずるに従いその非凡さは影を潜め,普通の人になることは,古今東西古くから見られたことのようです.このヘキランは,なんのことはない顔をしています. 横から見るとこうなっています.つまりかつては,かなり強い亀甲の特徴を持っていました. 6年前の姿はこんな具合.N氏モンストとして結構な値段で売られていました.この2頭はそれぞれ分離したのですが,今は両方とも普通の顔になって...

  • ランポー錦の採種

    ウチには自慢できるようなランポー錦はいないのですが,良斑が出るのはまさにby chanceなので,毎年できるだけ交配して種子を採り,蒔いてみることにしています.でも,どうせなら少し変わった形態を持つものに斑入りが出ればより良いと,様々なタイプのランポーの花粉を乗せています. 普通のランポーの種子に比べて,斑入り株にどこか変わった形態の株の花粉をかけた種子は,シイナの割合が多いような気がします.なので,ど...

  • ギラウミニアナの成長

    7月にギラウミニアナ(Euphorbia guillauminiana)のタネを採取しているという記事を書きました.幸い結構な数の種子が得られたので,その一部を蒔いて見ました.外に置いていましたが,気温の高い時期でしたのであっという間に生え揃い,今ぐんぐんと成長しています.彼らの栽培には雨ざらしが適していますね,とは言え今年の夏は本当に雨が降らないので,乾かないように水やりをしています. 昨年同じように蒔いたものも,露...

  • 花籠の10年

    今ウチに居る花籠は共に10年ほど前に手にしたものです.サボテン趣味を再開して,懐かしさのあまりに手にしたのですが,当時ずいぶん高価なものだなと思ったのを思い出します.でも気に入ったものを手にした後は,いくらで買ったのかなんてすぐに忘れてしまうくらいどうでも良い事なのです.この株はだんだんと周りの仔が大きくなって主頭とのサイズ差がなくなりつつあります.この株の2013年の様子を見ると,ずいぶんと周りの仔...

  • マタンザヌスの普及を復活させたい

    マタンザヌスはボクにとって思い出いっぱいの特別なサボテンです.頭にちょこんと花座をつけるメロカクタスの姿は一度見たら忘れられないものです.サボテンから離れていた時も一株のマタンザヌスが手元にあり,そこから増やした小株を以前の職場のバザーで売ったり,いつの間にか大きくなった花座付きの株を大切な友人に貰ってもらったり.でも最近こんな活動が絶えていました.最近,FNのついたマタンザヌスを手にすることが出...

  • 大竜冠増殖へ少し前進

    夏になり,ウチにいる2株の大竜冠(Echinocactus polycephalus)が咲き始めました.今年も貯蔵花粉を準備して種採りを頑張ります.幸い昨年はある程度種子が採れて,協力いただいたカクタスクラブの方々にもお裾分けできました.それぞれこの春に種蒔きされ,ぽつぽつとはですが発芽し,それぞれ接木されたようです.少し恩返しが出来たかなとホッとしています. ウチでもこの春に,何段階かで硫酸処理して蒔いてみましたが,...

  • お盆休みに入ります

    今年もお盆がやって来ました.墓参りも盆踊りもないボクのお盆なのですが,唯一孫たちが帰ってきて,日常とは全く異なる暮らしが数日間やって来ます.こんな時間を持てることは,人生の余録のような日々を生きる身には最大の贅沢でしょうか.ブログもしばしの盆休みとします. このお盆休みが終われば,秋移植に向かって走り出します.今年の秋は色々と忙しいことが予想されていますので,きちんと予定をこなして行きたいと思い...

  • 大人なヒルホの花

    先日のパチャコエンシスの接木2年生に記事に続き,今度はヴィリクメンシス(Eriosyce(Pyrrhocactus) villicumensis)です.やや暗い濃緑の肌に白い粉がつき,カールした短い黒刺がいかにもヒルホカクタスらしい雰囲気を出しています.花は,蕾の時はほぼ橙色ですが,開くと茶色がかった黄色,大人な色合いです.この2個体はFNのない輸入種子由来です. 一方こちらはFNのある種子由来株,でもDJF362はFNの検索サイトでは該当...

  • 今年もキリンの園拡大中

    6月下旬から始めた今年のキリンウチワの実生接ですが,だいぶ接木したものが溜まって来ました.昨年も今頃同じようなことを報告しています.今年の改善点は,7.5cmポットを使用した結果,キリンの園の栽植密度が少し高くなっていることでしょうか. 接木後に腋芽抑制処理をして,ポットにIB化成を一粒置いて,このキリンの園に移しています.IB化成の効果はほぼ1ヶ月,この間にキリンの主軸は少し伸びて太くなり,葉は2倍ぐら...

  • パチャコエンシスの渋い花

    キリン接2年目のベッドで,ヒルホが渋い花を咲かせています.これはPyrrhocactus pachacoensis MS3026ということで種子を蒔いたものです.パチャコエンシスはEriosyce strausiana subsp. pachacoensisとされるようです.確かにこの個体は,webで見られるこの亜種に似ており,間違いではなさそうです. カッターマンの本では,亜種ではなくvar.扱いで,基本種よりやや小型, アルゼンチン西部のサンファン州Pachaco産の様です. ...

  • 首の皮一枚

    先月キリンウチワ接木を見に来られた方が,これで繋がっているんですか?と驚いた様子で尋ねられました.なるほど首の皮一枚で繋がっていますが,穂木の方はぷっくりと膨らんで,確かに繋がってはいるようです. 正確には繋がっているとは言えないのですが,とりあえずカルスは繋がり,水分のやり取りは僅かながらも出来ているようです.ただし下の写真に見るように,台木と穂木の維管束がある部分は完全に離れています. その...

  • 変わった太平

    昨年接木したキリンたちの中で不思議な形をしたものがいます.2257という交配番号を持つ3個体がいずれもなんか変です.芽生えの状態は覚えていませんが,多分普通だったと思います.そのうち2個体が成長点を失って団子になっています.うち一つは新たな成長点ができつつあります.これまでランポーで,恩塚の血の入った交配で,団子(ブラインドフォーム)になるものが出ることは何度が報告して来ましたが,そのうち普通の恩塚...

  • 白ランモンストの花

    白ランモンストを養成中という記事を5月に書きました.春から順調に生育して,随分と大きくなりました. この間幾つかの株が開花したのですが,いずれも雌しべを欠く不完全な花でした.こうした不完全な花はランポーに見られることは先に記事にしました.ただこうし不完全な花は固定したものではなく,株が大きくなって来ると,時には正常な完全な花をつけることもあります.それが期待できなくとも,その不完全な花の花粉はち...

  • 象牙の夏

    今年の梅雨明け以降の暑さは,かなり強烈です.温度記録を見てみるとこの時期のハウスの最高気温は1〜2℃高い感じです.昼間は多少暑くても夜に気温が下がれば,あまり問題ではありません.幸いハウスの中はまだギリギリ熱帯夜になっていません.それでも人様はぐったり,エアコンのない部屋で寝ているボクは,この時期だんだんと疲労が溜まります.そんな季節に俄然元気なのが象牙丸たちです.今年も季節を忘れず蕾を上げてきま...

  • 花を咲かす小さなツルビニ

    一昨年種子を頂き蒔いてみたTurbinicarpus swobodaeが,可愛い花を咲かせています.ツルビニは小さいサボテンですが,苗が若い時と老齢になった時では随分と印象が異なります.播種後1−2年で咲くので,その時点で十分成形だと思うのですが,ここからの変化が大きいのです. このT. swobodaeはイボが目立ちあたかもマミラリアのようですが,花は頂点部に咲き,イボの先端にあるアレオレに花が着いており,マミラリアではないこと...

  • 春咲きマミの種子採取

    この春に素晴らしい花を披露してくれたマミたちが次の世代を送り出す時期になりました. 白鷺(M.albiflora)は,大きな実を刺の間からニュっと出して来ます.このまま放置すればいずれは萎んでしまうのですが,そうなるとかえってほじくり出しにくくなります.フレッシュなうちに,これをすっぽり取り出した痕は大きな空間になり,大丈夫なの?とちょっと心配になります.この交配は,純白な白鷺を目指しての交配です.以前たく...

  • 魔法の卵とCOM WORK STUDIOポット

    エピテランサ 魔法の卵とCOM WORK STUDIOさんの信楽焼を合わせてみました.この姿はなかなかいいんじゃないかと気に入りました.日頃は他のサボテンの影に隠れるようにひっそりと過ごしている魔法の卵くんですが,たまには日の目をあびてもらっても良いかと. ボクは普通栽培する時は,ほぼ黒のプラポットを用いており,陶器の鉢に植っているサボテンはありません.これは栽培上の都合からそうなっており,晴れの舞台では,ど...

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